JPH0636552U - 伸縮自在なロッドの固定機構 - Google Patents

伸縮自在なロッドの固定機構

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JPH0636552U
JPH0636552U JP7320692U JP7320692U JPH0636552U JP H0636552 U JPH0636552 U JP H0636552U JP 7320692 U JP7320692 U JP 7320692U JP 7320692 U JP7320692 U JP 7320692U JP H0636552 U JPH0636552 U JP H0636552U
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JP
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locking ring
locking
holding groove
ring holding
circumferential direction
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Withdrawn
Application number
JP7320692U
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Inventor
剛弘 森本
Original Assignee
株式会社コジット
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より簡単な構造で多段の伸縮ロッドを無理な
く固定できる構成とされる伸縮自在なロッドの固定機
構。 【構成】 嵌め合わされる内外両管のうち、内管2の一
端に係止リング15を備える係止支持片11が固着され、こ
の係止支持片11の外周には周方向に底面の一箇所に係止
段部が設けられてその係止段部から所要区間で周方向に
次第に浅くなる係止リング保持溝12を形成され、前記係
止リング15は合成樹脂製で周方向の一部が欠如して、そ
の欠如部の一端が前記係止リング保持溝12内で係止段部
の端面に接する状態で被嵌外管3内に収まる外径にさ
れ、前記外管3を前記係止リング保持溝12の浅くなる方
向に回動させることによって前記係止リング15が係止リ
ング保持溝12と外管内周面3aとの間で楔の作用をさせて
内外両管2,3を固定させる構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は掃除器具,その他伸縮操作を伴う器具の柄,あるいは突っ張り棒な どに用いられる伸縮自在なロッドの固定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、伸縮固定が自在な杆体としては、例えば小型のモップの柄や掃除器にお ける吸引管の伸縮自在管などがある。これら伸縮固定が自在な杆体では、その杆 体を伸縮移動させて所要長さで固定させる必要があるので、この伸縮自在に組み 合わされる杆体部材を別途固定具を用いることなく固定できる機構が組み込まれ て簡単に手元で固定できるようにされている。このような伸縮自在な杆体の固定 手段としては、例えば実公昭60−35480号公報、実公昭63−7181号 公報などによって知られている。
【0003】 これら従来技術によれば、例えば前記前者の構成では、伸縮させる小径の柄杆 30の外周に図6で示されるように軸線方向に複数の突条31が形成され、外嵌され る太い径の柄杆40の鯉口41に前記小径の柄杆30に設けられる突条31と対応させて 一回転方向に次第に浅くなる斜面42が設けられ、前記鯉口41に形成される各斜面 42の深い位置に小径の柄杆30の突条31を合わせると軸方向に移動自在で、任意の 位置で鯉口41を斜面42の高くなる方向にいずれか一方の柄杆(30または40)を回 動させると、突条31が斜面42と強く接触されて摩擦力が高まることで軸線方向へ の移動が阻止されるように固定できる構成である。
【0004】 また、前記後者の構成では、二重に嵌め合わせる内管と外管との間に、内管側 で軸方向に移動自在に係合して外管側で周方向の回動により次第に接触圧が高め られるようにされた複数の楔片を介在させ、内外両管を相対的に伸縮させて任意 の位置で周方向に回動させると楔片の摩擦係合作用でロックできるようにされて いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような従来技術は、前者のような固定機構では小径の杆 体30の全長にわたり突条31を必要とするので、外観的に体裁が悪く、多段の伸縮 ロッドとする場合、鯉口41に前述の構造を形成するため各杆体30,40 の内径が大 きくなり、各部での内管外周と外管内周との間に大きな空隙ができ、結果的に最 大外径が過度に大きくなることが避けられない。また、後者のような固定機構で は構造が複雑化して高価につくことが避けられず、長尺の伸縮管ロッドを構成す るには無理が生じる。
【0006】 この考案では、このような従来技術の問題点を解決して、より簡単な構造で多 段の伸縮ロッドを無理なく固定できる構成の伸縮自在なロッドの固定機構の提供 を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するためにこの考案は、嵌め合わされる内外両管のうち、内 管の一端に係止リングを備える係止支持片が固着され、この係止支持片の外周に は周方向に底面の一箇所に係止段部が設けられてその係止段部から所要区間で周 方向に次第に浅くなる係止リング保持溝を形成され、前記係止リングは合成樹脂 製で周方向の一部が欠如して、その欠如部の一端が前記係止リング保持溝内で係 止段部の端面に接する状態で被嵌外管内に収まる外径にされ、前記外管を前記係 止リング保持溝の浅くなる方向に回動させることによって前記係止リングが係止 リング保持溝と外管内周面との間で楔の作用をさせて内外両管を固定させる構成 であることを特徴とする。
【0008】
【作用】
このように構成されるこの考案によれば、多段に組み合わされる管状のロッド を軸線方向に移動させて所要長さで固定するには、固定しようとする位置で外管 を所定の周方向に回動させて内管端の係止支持片に備える係止リングを、被嵌さ れる外管の内周面との接触摩擦によって係止リング保持溝内で次第に浅くなる方 向に回動させると、この係止リングの厚肉部分がその係止リング保持溝底面と外 管の内周面との間で楔の作用をして、外管と内管とが固定される。したがって、 伸縮できる内外両管の軸線方向の伸縮をいわゆるワンタッチで固定されて所要長 さに設定することができる。外管を逆方向に回動させると前記固定が緩められ、 内外両管は係止リングによる楔の作用を解除されて軸線方向に移動自在となる。
【0009】
【実施例】
次に、この考案の伸縮自在なロッドの固定機構について、その一実施例を図面 を参照しつつ説明する。図1は掃除具の柄として用いられる多段伸縮ロッドの一 例を示す斜視図であり、図2は要部の拡大断面図であり、図3は図2のA−A視 断面図である。
【0010】 これらの図において、多段伸縮ロッド1は複数の管状ロッドを入れ子式に組合 わされて構成されている。そして、その各組合せ管状ロッドで、内側の管状ロッ ド(以下内管2と言う)と外側の管状ロッド(以下外管3と言う)との固定機構 10は、図2及び図3で示されるように、内管2の後端部に係止リング15を備える 係止支持片11が固着され、その係止リング15が外管3の内周面3aに強く接触して 両者の摩擦力で固定されるように構成されている。なお、前記内管2及び外管3 はいずれも剛性を有するパイプ(たとえばアルミニウム管,硬質の合成樹脂管な ど用途に応じた材料)で形成される。
【0011】 前記係止支持片11は内管嵌合部分11a で内管2と例えば外部からのポンチによ る打刻あるいは接着剤などで一体的に固定され、その内管2端から突き出されて いる部分11b の周面に係止リング保持溝12が設けられている。この係止リング保 持溝12は図3によって具体的に示されるように、一箇所に係止段部13を設けて、 この係止段部13の下側位置12a からその反対の上位置12b までの適宜区間を底面 が次第に浅くなる形状の溝に形成されている。
【0012】 このような係止リング保持溝12には一部が欠如された係止リング15が回動自在 に嵌め込まれている。この係止リング15は弾性を有する合成樹脂製で、図3で示 されるように、常態で前記係止リング保持溝12の係止段部13の段部端面13a に一 端が接触される位置に収まっている場合外径が外管3の内径より僅かに小さい外 径で、内径側が係止リング保持溝12の次第に浅くなる形状に近似する形状とされ る。なお、この係止リング15の外周面は断続的に切込み部を形成されて、全周面 が係止時外管3の内周面3aと接触しない形状にされている。
【0013】 そして、外管3はその端部に前記内管2の内端部に固着される係止支持片11付 属の係止リング15外周と内管2の外周面との間に形成される空隙相当の厚みを有 する鍔付きのリング状の案内片21が嵌合付着されている。なお、この外管3の端 部に取り付く案内片21は、その内端22が前記内管2側の係止支持片11の端縁部14 と接触すると外管3の抜け止めとなり、最大伸長位置を設定できるストッパーの 役目を兼ねるようにされている。
【0014】 この考案では、伸縮自在なロッドの固定機構として前述のような構成にされて いるので、各嵌め合わせ内外両管2,3の組合せ部において外管3側を図3で示 される状態に保たれているときは、係止リング15の外周面と外管3の内周面3aと が摺動自在な状態にあるので伸縮操作は自在である。したがって、例えば図1に て示されるように粘着層を有するローラ5'を備える回転掃除具5の伸縮柄として この多段伸縮ロッド1を採用し、柄を長くするには前述のように内外両管(固定 機構部において対応)が摺動自在な状態で所要長さに伸長させる。その後におい て、一方のロッド(内管2または外管3、好ましくは外管3)を例えば図4で矢 印aにて示す方向(係止リング保持溝12が次第に浅くなる方向)に回動させると 、軸線方向の摺動に対しては自在であるその係止リング15と外管3の内周面3aと の接触抵抗に対して周方向の接触抵抗が高くなって、その係止リング15が外管3 の内周面3aとの接触抵抗で共に回動することになる。この共に回動することでも ってその係止リング15が係止リング保持溝12内を周方向に移動されると、この係 止リング保持溝12が次第に浅くされているのに対して係止リング15の厚みが次第 に厚くなる形状になっているので、その係止リング15が移動によって係止リング 保持溝12の底面と外管3の内周面3aとの間で楔の作用をなすことになる。その結 果、この係止リング15によって外管3が固定維持される。
【0015】 なお、外管3の端部に嵌合付着される案内片21は係止リング15による係止位置 から離れた位置で外管3と内管2との空隙によるぐらつきを阻止して内管2に対 して外管3を安定保持させる役目を果たす。そして、外管3を前述と逆の方向に 回動させると、係止リング15による楔の作用力が緩められて係止摩擦力を除かれ 、収縮移動が自在に行える。
【0016】 また、前述の外管3と内管2との嵌め合い部においては、両者の嵌め合いが維 持できるように鍔付きのリング状案内片21を外管3端3cに嵌合付着させる方式に 代えて、図5で示されるように、外管3端3cを内管2が摺動可能な程度に絞ると ともに、この端3cから適宜寸法離れた位置で外管3を絞縮させた係止部31を設け て、この係止部31が内管2側の係止支持片11の端縁部14と接触すると外管3の抜 け止めとなるストッパーの役目を兼ねるようにすれば、別途部品を用いずに外管 3と内管2との空隙によるぐらつきを阻止して内管2に対し外管3を安定保持さ せることができる。
【0017】 前述の係止リング15では、その外周面に断続的に切込み部を形成されて外管3 の内周面3aとの接触面積を少なくして単位面積当りの摩擦力を大きくされている が、必要に応じて全周面で接触できるようにすることもできる。また、この実施 例では掃除具の柄について説明されているが、この考案の多段伸縮ロッドの固定 機構は、前述のような物品以外の物品の柄について、あるいは例えば伸縮させる ことによって突っ張り長さの調整を行って一時的に支柱として使用されるロッド や横向きに突っ張って他の軽量な物品の吊掛けに使用される横棒などに採用でき る。
【0018】
【考案の効果】 上述のように、この考案では至極簡単な構成でもって嵌め合わせ式(入れ子式 )の管状ロッドを伸縮固定できるので、従来の形式の伸縮ロッドにおける固定手 段に比べて取り扱いが簡単で、固定機構が複雑にならず、また外観上も一方のロ ッドを特別な形状にする必要がないので安価で体裁のよい伸縮ロッドとして提供 できる実用的効果の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】掃除具の柄として用いられる多段伸縮ロッドの
一例を示す斜視図である。
【図2】この考案の伸縮ロッドの固定機構の要部拡大断
面図である。
【図3】図2のA−A視断面図である。
【図4】固定操作時の固定機構の作動態様を示す断面図
である。
【図5】この考案の他の実施例の要部拡大断面図であ
る。
【図6】従来技術の一具体例の要部断面図である。
【符号の説明】
1 多段伸縮ロッド 2 内管 3 外管 3a 外管の内周面 3c 外管の端 10 固定機構 11 係止支持片 12 係止リング保持溝 12a 係止段部の下側位置 12b 係止段部の上位置 13 係止段部 15 係止リング 21 案内片 31 外管に設けられる係止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌め合わされる内外両管のうち、内管の
    一端に係止リングを備える係止支持片が固着され、この
    係止支持片の外周には周方向に底面の一箇所に係止段部
    が設けられてその係止段部から所要区間で周方向に次第
    に浅くなる係止リング保持溝を形成され、前記係止リン
    グは合成樹脂製で周方向の一部が欠如して、その欠如部
    の一端が前記係止リング保持溝内で係止段部の端面に接
    する状態で被嵌外管内に収まる外径にされ、前記外管を
    前記係止リング保持溝の浅くなる方向に回動させること
    によって前記係止リングが係止リング保持溝と外管内周
    との間で楔の作用をさせて内外両管を固定させる構成で
    あることを特徴とする伸縮自在なロッドの固定機構。
JP7320692U 1992-10-20 1992-10-20 伸縮自在なロッドの固定機構 Withdrawn JPH0636552U (ja)

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JP7320692U JPH0636552U (ja) 1992-10-20 1992-10-20 伸縮自在なロッドの固定機構

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JPH0636552U true JPH0636552U (ja) 1994-05-17

Family

ID=13511450

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JP7320692U Withdrawn JPH0636552U (ja) 1992-10-20 1992-10-20 伸縮自在なロッドの固定機構

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JP (1) JPH0636552U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013244249A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Nitomuzu:Kk 伸縮シャフトおよび清掃具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013244249A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Nitomuzu:Kk 伸縮シャフトおよび清掃具

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306