JPH09207212A - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

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JPH09207212A
JPH09207212A JP4543596A JP4543596A JPH09207212A JP H09207212 A JPH09207212 A JP H09207212A JP 4543596 A JP4543596 A JP 4543596A JP 4543596 A JP4543596 A JP 4543596A JP H09207212 A JPH09207212 A JP H09207212A
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JP
Japan
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rod
pipe
inclined surface
expanding member
pipe expanding
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JP4543596A
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Takanori Yamanami
隆徳 山南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡管部分を寸長にできる摩擦抵抗の少ない拡
管装置を提供する。 【解決手段】 ラム1によって稼働するピストン2に突
設され先端方向へ広がる傾斜面5を有する円錐台を備え
たロッド3と、ロッド3の周面を囲んで配設され内側に
先端方向へ開く傾斜面18を有する複数の駒10からな
る拡管部材11と、拡管部材11の外周にかけられて各
駒10を径方向へ拡張可能に集束する伸縮自在なリング
部材25,26とからなり、ピストン2を稼働させてロ
ッド3を拡管部材11の基端面12をラム1の先端面1
bに圧接させながら基端方向へ引き込むことにより、拡
管部材11をロッド3に形成した傾斜面5により拡張さ
せて拡管する構成としたことで前記課題の解決手段とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガス管や
水道管の配管において、管と継ぎ手、又は、管と管とを
接続する際に管の接続端部を拡張する為に用いられる拡
管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管や鉛管、ポリエチレン管等の接続端
部を拡張する拡管装置の従来としては、図5に示すよう
に、保持筒30によって抜け出し不能に等分輪状に配置
された複数の駒31と、この駒31の軸心にある円錐頭
32を有するロッド33とからなる拡管装置がよく知ら
れている。
【0003】この拡管装置は、管35の端部に保持筒3
0を挿入し、ロッド33を図示しない油圧装置により押
し出して円錐頭32の傾斜面で駒31を径方向へ拡張す
ることにより拡管するものである。しかしながら、この
装置は保持筒30によって等分配置された駒31同士の
間隔が広く、従って、拡管された管の接続端部が強い段
径となったり、特にポリエチレン管では駒30のエッジ
による傷や変形が生じやすい欠点を有している。
【0004】また、この従来の拡管装置は、駒31の軸
方向の寸法が短く、従って、管の接続端部を寸長に拡管
できない不満がある。
【0005】図6に示す拡管装置は、上記欠点の解消を
試みたもので、ロッド40の先端に設けられ前方から後
方にかけて拡径された円錐杆41と、この円錐杆41の
周面を囲んで配置され基端にフランジ42を有する径方
向に等分割された寸長の駒43と、これらの駒43を抜
け出し不能に、且つ径方向に拡張可能にフランジ42部
分で係止する係止筒44とから構成されている。
【0006】この従来の拡管装置は、既述した拡管装置
に比較して、駒43同士の間隔が狭く、従って、円錐杆
41を押し出して駒43を拡張させても拡管部分が顕著
な段径にはならない。また、駒43を軸方向に寸長にし
たことにより拡管部分を長くすることができ、従来の欠
点を一応は解決している。
【0007】しかしながら、この拡管装置は、ロッド4
0により円錐杆41を前方に押し出す構造であるので、
駒43が円錐杆41と共に前方に移動しないようにラム
45の先端部に係止させる係止筒44が必要ある。従っ
て、駒43や円錐杆41を交換するときには、係止筒4
4を取り外して行うので取り扱いが面倒であり、メンテ
ナンスや取り扱いが簡単ではなかった。また、この従来
の装置は、寸長の拡管が可能ではあるが、円錐杆41と
駒43との摺動面積が大きく、従って、摩擦抵抗が大き
いという欠点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みてなされたもので、装置のメンテナンスや取り扱い
を容易にするとともに、管の接続端部を寸長に拡管でき
る摩擦抵抗の少ない拡管装置にすることを課題としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ラムによって稼働するピストンに突設さ
れ先端方向へ広がる傾斜面を有する円錐台を備えたロッ
ドと、前記ロッドの周面を囲んで配設され内側に先端方
向へ開く傾斜面を有する複数の駒からなる拡管部材と、
前記拡管部材の外周にかけられて前記各駒を径方向へ拡
張可能に集束する伸縮自在なリング部材とからなり、前
記ピストンを稼働させて前記ロッドを前記拡管部材の基
端面を前記ラムの先端面に圧接させながら基端方向へ引
き込むことにより、前記拡管部材をロッドに形成した傾
斜面により拡張させて拡管する構成としたことで前記課
題の解決手段とした。
【0010】また、ロッドに形成された円錐の傾斜面と
駒の傾斜面との傾斜角度を変えることにより傾斜面にお
ける摩擦抵抗を小さくできる。
【0011】更に、ロッドに、その先端方向へ広がる第
一の傾斜面に続いて径大部を形成するとともに前記径大
部に続いて第二の傾斜面を設け、一方、駒の内側に、そ
の先端方向へ開く第一の傾斜面に続いて前記ロッドの径
大部に摺接する摺接面を形成するとともに前記摺接面の
先端部に開く第二の傾斜面を設けることにより、駒を寸
長にすることが可能となり、拡管部分を長くすることが
できる。
【0012】また、ラムの先端面外周に拡管部材の広が
りを規制する規制枠を突設して拡管部材の広がりを規制
するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1乃至図4は、本発明の拡管装置の実施
の形態を示すものであり、図1および図2に示すよう
に、ラム1によって稼働するビストン2の端面2aに突
設されたロッド3と、前記ロッド3の周面を囲んで配設
された複数の駒10からなる拡管部材11と、前記拡管
部材11の外周に輪状にかけられて前記拡管部材11の
駒10を集束するリング部材25,26とから構成され
ている。
【0015】ラム1は、シリンダー1a内のピストン2
を油圧により稼働させる油圧式ものであるが、これに限
られるものではなく、バネやスクリュウを用いてピスト
ンを稼働させるようにしてもよい(図示省略)。
【0016】ロッド3は、ピストン2の端面2a中央に
突設された鋼棒であり、径小の軸部4に続いて先端方向
に広がる第一の傾斜面5を有する円錐台が形成され、こ
の第一の傾斜面5に続いて径大部6が形成され、この径
大部6に続いて第二の傾斜面7を有する円錐台が形成さ
れ、続いて最も径大な頭部8が形成されている。
【0017】拡管部材11は、ロッド3を中心にその周
面を八つ割に囲んで配設された駒10(図2)から構成
されているもので、L字状の各駒10がロッド3の周り
に集束されて水平な筒状部14に続いて鍔状部13が形
成されている。
【0018】拡管部材11の筒状部14と鍔状部13の
各外周面には溝15,16が周設されており、この溝1
5,16にはそれぞれ伸縮自在なリング部材25,26
がかけられて各駒10を集束している。従って、拡管部
材1はリング部材25,26の伸縮により径方向に拡張
可能となっている。
【0019】また、駒10の内面は、丸いロッド3の軸
部4外周面に摺接する軸接面17に続いて、前記ロッド
3の第一の傾斜面5とは異なる角度の先端方向へ開く第
一の傾斜面18が形成され、続いて前記ロッド3の径大
部6に摺接する摺接面19が形成され、この摺接面19
の先端部には、距離が短く前記ロッド3の第二の傾斜面
と同角度の第二の傾斜面20が開設されている。
【0020】そして、駒10の軸接面17と摺接面19
とがロッド3の軸部4と径大部6とにそれぞれ当接した
拡管装置の未稼動状態(図1)状態にあっては、拡管部
材11の筒状部14外周面とロッド3の頭部8外周面と
は水平状態にあり、拡管作業をするとき、この筒状部1
4と頭部8とが管27端部の開口からその内側へ挿入さ
れる挿入部9となっている。
【0021】リング部材25,26は、コイルバネや金
属バネ、ゴム等の弾性体をリング状に形成し、拡管部材
11の溝15,16内にかけ外し自在に設けたものであ
る。
【0022】以上にように、構成された拡管装置を用い
て拡管するには、図3に示すように、拡管装置の挿入部
9を管27に挿入し、ラム1を稼動させてロッド3の軸
部4をシリンダー1aに引き込むことにより、拡管部材
11の基端面12をラム1の先端面1bに引きつけて圧
接させる。更にロッド3を引き込むと、駒10の第一の
傾斜面18の角度(25度)よりも大きい角度(30
度)を有するロッド3の第一の傾斜面5の上端角部5a
が駒10の第一の傾斜面10に点接触して摺動するとと
もに、ロッド3の第二の傾斜面7と駒10先端にある距
離の短い第二の傾斜面20とが互いに面接触して摺動す
る。
【0023】従って、拡管部材11は、その基端面12
でラム1の先端面1bに圧接されて圧接面で径方向に摺
動しながら拡張され、挿入部9に被された管27の接続
端部27aを拡管する。
【0024】拡管が済むと、ロッド3を突き出して拡管
部材11の拡張力を解放する。管27が塑性変形する材
料からなる場合は、拡管部材11はリング部材25,2
6による駒10を集束する力によってロッド3の二つの
傾斜面5,7を滑って収縮する。また、管27が合成樹
脂などの弾性変形する材料からなる場合でも、管27の
拡管部分の弾性復帰力が加わり、同様に収縮する。従っ
て、拡管装置から管27を容易に引き外すことができ、
拡管作業は完了する。
【0025】図4は、ラム1の先端面1b外周に規制枠
1cを突設した実施の形態を示すもので、拡管装置を作
動させたとき、引きつけた拡管部材11の鍔部13を規
制枠1cにより拡管部材11の広がりを所定寸法に規制
するようにしたものである。
【0026】拡管部材11の広がりを規制することによ
り、ロッド3の過度の引き込みも抑制し、拡管寸法を正
確にするとともに、駒10の先端部がロッド3の頭部8
に乗り上げて管27内に過度に入り込み、駒10の先端
部が管27とロッド3の頭部8に強く挟まれて、拡管部
材11の収縮が阻まれないようにしたものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施される本
発明の拡管装置は、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0028】駒を伸縮自在なリング部材で集束して拡管
部材を径方向に拡縮自在に設けるとともに、ロッドを基
端方向に引き込んで拡管部材の基端面をラムの先端面に
圧接して拡管部材を拡張するように構成したので、拡管
部材を装置に保持係止する係止部材を必要とせず、簡単
に扱えるリング部材を操作するだけで拡管部材の交換が
できるので、装置のメンテナンスや拡管部材の交換が容
易になるとともに、装置の重量も軽減されて、取り扱い
が容易となっている。
【0029】また、ロッドの傾斜面と対面する駒の傾斜
面の角度を異なる角度としたので、装置の作動時に於い
てロッドの傾斜面と駒の傾斜面とは面接触することがな
く、点接触で摺動するので、拡管部材を拡張させる摩擦
抵抗が小さくなり、装置の動きが軽快になる。
【0030】更に、上記効果に加え、装置の作動時に於
けるロッドと駒の接触箇所を前後二カ所に分けて拡管部
材を寸長したので、拡管部材を均一に拡張することがで
き、管の接続端部を歪みのない寸長に拡管形成できる。
【0031】また、ラムの先端面外周に規制枠を突設し
拡管部材の広がりを規制するようにしたので、正確な寸
法に拡管形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の拡管装置を示す断面図。
【図2】図1のAーA矢視断面図。
【図3】図1の拡管装置の作動状態を示す断面図。
【図4】別の実施の形態の拡管装置の作動状態を示す断
面図。
【図5】従来の拡管装置を示す断面図。
【図6】別の従来の拡管装置を示す、(A)は断面図、
(B)は装置の先端面を示す。
【符号の説明】
1 ラム,1b 先端面,1c 規制枠,2 ピスト
ン,2a 端面,3 ロッド,5 傾斜面,6 径大
部,7 第二の傾斜面,10 駒,11 拡管部材,1
2 基端面,18 第一の傾斜面,19 摺接面,20
第二の傾斜面,25 ,26 リング部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラムによって稼働するピストンに突設さ
    れ先端方向へ広がる傾斜面を有する円錐台を備えたロッ
    ドと、前記ロッドの周面を囲んで配設され内側に先端方
    向へ開く傾斜面を有する複数の駒からなる拡管部材と、
    前記拡管部材の外周にかけられて前記各駒を径方向へ拡
    張可能に集束する伸縮自在なリング部材とからなり、前
    記ピストンを稼働させて前記ロッドを前記拡管部材の基
    端面を前記ラムの先端面に圧接させながら基端方向へ引
    き込むことにより、前記拡管部材をロッドに形成した傾
    斜面により拡張させて拡管する構成としたことを特徴と
    する拡管装置。
  2. 【請求項2】 ロッドに形成された円錐の傾斜面と駒の
    傾斜面とは互いにその角度が異なることを特徴とする請
    求項1記載の拡管装置。
  3. 【請求項3】 ロッドに、その先端方向へ広がる第一の
    傾斜面に続いて径大部を形成するとともに前記径大部に
    続いて第二の傾斜面を設け、一方、駒の内側に、その先
    端方向へ開く第一の傾斜面に続いて前記ロッドの径大部
    に摺接する摺接面を形成するとともに前記摺接面の先端
    部に開く第二の傾斜面を設けたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の拡管装置。
  4. 【請求項4】 ラムの先端面外周に拡管部材の広がりを
    規制する規制枠を突設したことを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の拡管装置。
JP4543596A 1996-02-07 1996-02-07 拡管装置 Withdrawn JPH09207212A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838584B1 (ko) * 2007-10-08 2008-06-19 김화순 호스와 연결구를 고정하기 위한 확관척 및 확관장치
CN117680960A (zh) * 2024-02-02 2024-03-12 万向钱潮股份公司 一种万向节防尘部件压装装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506