JPH0635757Y2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JPH0635757Y2
JPH0635757Y2 JP6896488U JP6896488U JPH0635757Y2 JP H0635757 Y2 JPH0635757 Y2 JP H0635757Y2 JP 6896488 U JP6896488 U JP 6896488U JP 6896488 U JP6896488 U JP 6896488U JP H0635757 Y2 JPH0635757 Y2 JP H0635757Y2
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JP
Japan
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side frame
engine
crankshaft
crank pulley
body structure
Prior art date
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Application number
JP6896488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01175925U (ja
Inventor
秀樹 三田
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Publication date
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、横置型エンジンを搭載した自動車の前部車体
構造に係り、特に、大型エンジンを搭載した車両、ある
いは幅広タイヤを装着した車両の車体前部構造に関する
ものである。
【従来の技術】
従来、横置型エンジンを搭載した自動車の車体前部構造
は、第3図に示すように、図示されてない複数の補機類
を駆動するため、エンジン本体1のクランクシャフトに
2段掛けのエンジン側クランクプーリ2aおよび外側クラ
ンクプーリ2bを取付け、フロントエプロン3に沿って配
置されたサイドフレーム4との間で、それぞれVベルト
等を介して駆動していた(例えば、実公昭62−8327号公
報参照)。この場合、サイドフレーム4は、エンジンル
ーム囲り車体構造の重要な骨格構造であるが、エンジン
1とタイヤ包絡線Tとの間に挟まれ、しかも外側クラン
クプーリ2bに巻掛けられたVベルト5bとの間に最小限必
要な隙間bを確保しなければならないので、必然的にサ
イドフレーム4の幅寸法a′すなわち断面積が小さくな
り、車体の強度、剛性を確保するためサイドフレーム4
内に補強材4aを入れて補強していた。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成された車体前部構造では、
特に大型エンジンを搭載したり、あるいは幅広タイヤを
装着した車の場合、サイドフレームの断面積をより小さ
くせざるをえず、たとえ補強材を入れたとしても十分な
強度、剛性を確保することが困難であった。 本考案は、上記のような課題を解決するためになされた
もので、サイドフレーム内に特別な補強材を設けること
なく、前部車体構造の強度、剛性を向上させることがで
きるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による自動車の前部車
体構造は、複数の補機類をエンジンのクランクシャフト
に取付けられた2段掛けのクランクプーリによって駆動
する横置型エンジンを搭載する自動車において、複数の
補機類をサイドフレームの上下に分けてエンジンルーム
内に配置し、上記サイドフレームよりも上方位置の補機
類を駆動するクランクプーリをクランクシャフトのエン
ジン側に、上記サイドフレームよりも下方位置の補機類
を駆動するクランクプーリをクランクシャフトの車体寄
りの外側に配置したことを特徴とするものである。
【作用】
上記のような構成により、クランクシャフトの外側クラ
ンクプーリに巻掛けられて、サイドフレームよりも下方
位置の補機類を駆動するVベルトの通しは、サイドフレ
ームの下方位置となって干渉しないので、その分だけサ
イドフレームの断面積を大きくとれ、補強材を内挿しな
くても強度、剛性を十分に確保することができる。
【実施例】
第1図は本考案による自動車の前部車体構造の一実施例
を示す側面図、第2図はそのA−A断面図で、従来例の
第3図に対応するものである。 符号1は、車体前部に配置されたエンジンルーム内に搭
載される横置型エンジンで、そのクランクシャフトの一
端に2段にクランクプーリ2a,2bを取付け、フロントエ
プロン3に沿って配設されたサイドフレーム4との間で
間隙bを有して、クランクシャフトのエンジン側クラン
クプーリ2aに巻掛けられたVベルト5aを通し、さらにオ
ルタネータプーリ6,パワーステアリング用ポンププーリ
7に巻掛け、オルタネータおよびパワーステアリング用
ポンプを回転駆動する。一方、クランクシャフトの車体
寄り外側クランクプーリ2bに巻掛けられたVベルト5b
は、フロントエプロン3の側方でかつサイドフレーム4
の下方を通され、エアコン用コンプレッサプーリ8に巻
掛けられてエアコン用コンプレッサを駆動する。 このように、複数の補機類を、前端をラジエータパネル
・クロスメンバ9で連結され、後方にタイロッド貫通孔
10を有し、トーボード・クロスメンバ11を結合したサイ
ドフレーム4の上方および下方に分けて、例えば、オル
タネータおよびパワーステアリング用ポンプを上方に、
またエンジン1と直接的に関係がない補機であるエアコ
ン用コンプレッサを下方に配置したので、サイドフレー
ム4の側面はクランクシャフトのエンジン側クランクプ
ーリ2aに巻掛けられたVベルト5aと対向し、従来のよう
にクランクシャフトの車体寄り外側クランクプーリ2bに
巻掛けられたVベルト5bとは対向しないので、Vベルト
走行に必要な間隙bを十分に確保しても、サイドフレー
ムの幅方向寸法aを従来のa′に比べてクランクシャフ
トの車体寄り外側クランクプーリ2b分だけ大きくとれ、
サイドフレームの閉断面構造の面積が増大し、特に補強
材を設けることなくサイドフレーム4の強度,剛性を十
分に確保することができる。一方、クランクシャフトの
車体寄り外側クランクプーリ2bに巻掛けられたVベルト
5bは、被回転駆動側のエアコン用コンプレッサプーリ8
がサイドフレーム4の下方に配置されているので、サイ
ドフレーム4の下面との間隙、およびフロントエプロン
3との間の間隙を十分に得られ、例え大型エンジンが搭
載されたり、あるいは幅広タイヤが装着されるような自
動車の場合でも、その回走に支障が生じることはない。 なお、この場合、各補機類のレイアウト変更、およびク
ランクプーリ2a,2bの真上にスペースを設けてそこにサ
イドフレーム4をレイアウトするなどの変更が必要とな
るが、特に車体構造上問題となる点はない。
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、クランクシャフト
に取付けられた2段掛けのクランクプーリのうち、クラ
ンクシャフトの車体寄り外側クランクプーリに巻掛けら
れたVベルトをサイドフレームの下方を通すようにした
ので、サイドフレームの幅寸法を十分に確保でき、特
に、横置大型エンジン搭載や幅広タイヤ装着の場合に
も、強固なサイドフレーム断面が得られ、強度,剛性,
振動,騒音,衝突などあらゆる要件に対応できる車体構
造を構築できる。また、従来必要としていたサイドフレ
ーム内の補強材を廃止できるので、原価低減や軽量化も
可能となるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す前部車体構造の側面
図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は
従来例を示す断面図である。 1…横置型エンジン、2a…エンジン側クランクプーリ、
2b…外側クランクプーリ、4…サイドフレーム、5a,5b
…Vベルト、6…オルタネータプーリ、7…パワーステ
アリング用ポンププーリ、8…エアコン用コンプレッサ
プーリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の補機類をエンジンのクランクシャフ
    トに取付けられた2段掛けのクランクプーリによって駆
    動する横置型エンジンを搭載する自動車において、 複数の補機類をサイドフレームの上下に分けてエンジン
    ルーム内に配置し、上記サイドフレームよりも上方位置
    の補機類を駆動するクランクプーリをクランクシャフト
    のエンジン側に、上記サイドフレームよりも下方位置の
    補機類を駆動するクランクプーリをクランクシャフトの
    車体寄りの外側に配置したことを特徴とする自動車の前
    部車体構造。
JP6896488U 1988-05-25 1988-05-25 自動車の前部車体構造 Expired - Lifetime JPH0635757Y2 (ja)

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JPH01175925U JPH01175925U (ja) 1989-12-14
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