JPH0635557U - 作業車のボンネット開閉構造 - Google Patents

作業車のボンネット開閉構造

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JPH0635557U
JPH0635557U JP7066992U JP7066992U JPH0635557U JP H0635557 U JPH0635557 U JP H0635557U JP 7066992 U JP7066992 U JP 7066992U JP 7066992 U JP7066992 U JP 7066992U JP H0635557 U JPH0635557 U JP H0635557U
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JP
Japan
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bonnet
hook member
closed
contact
fixed portion
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Pending
Application number
JP7066992U
Other languages
English (en)
Inventor
敏昭 加川
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンネット開閉操作を楽に行えるものを簡単
な構造改良で提供する。 【構成】 ボンネット1を後部支点周りで開閉揺動自在
に枢支するとともに、このボンネット1の揺動端部に、
ボンネット閉じ作動に伴って機体側の固定部15に案内
係合して自動的に閉ロックするフック部材16を、ボン
ネット外側に配備した操作具12によりロック解除操作
自在に設け、かつ、ボンネット閉じ状態において前記固
定部15に上方側から接当する接当部材22をボンネッ
トに取付け、前記フック部材16のロック解除状態にお
いて、前記接当部材22の接当箇所を下方に押圧して相
対的にボンネット1を僅かに上方揺動させるバネ23を
設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業車のボンネット開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記ボンネット開閉構造において、従来では、例えば実開昭63−51064 号公報に示されるように、固定側に形成した係止部に自動係止するフック部材を ボンネットの揺動端側に設け、このフック部材の係止状態をボンネット外方側に 設けた操作ノブにより解除操作自在に構成するとともに、ボンネット閉じ状態で 揺動端部を弾性的に受け止め支持する弾性体を介装するよう構成したものがあっ た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来構造においては、ボンネットを開き操作する際には、前記 操作ノブを操作してフック部材の係止ロックを解除した後、ボンネットを開放さ せるためにボンネットの下端縁と固定側との狭い隙間に手を突っ込んで持ち上げ 操作する必要があって操作が行い難いものであり、改善の余地があった。 本考案は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、ボンネットを後部支点周りで開閉揺動自在に枢支すると ともに、このボンネットの揺動端部に、ボンネット閉じ作動に伴って機体側の固 定部に案内係合して自動的に閉ロックするフック部材を、ボンネット外側に配備 した操作具によりロック解除操作自在に設け、かつ、ボンネット閉じ状態におい て前記固定部に上方側から接当する接当部材をボンネットに取付け、前記フック 部材のロック解除状態において、前記接当部材の接当箇所を下方に押圧して相対 的にボンネットを僅かに上方揺動させる付勢機構を設けてある点にある。
【0005】
【作用】
ボンネットを開放させる場合には、ボンネット外側の操作具を操作してフック 部材によるロック作動を解除させると、付勢機構の付勢力により接当部材が固定 部に上方側から接当押圧して相対的に接当部材の取付け部、即ちボンネットが僅 かに上方に開放揺動する。その結果、ボンネットの揺動端部が僅かに開き、手を 挿入するのに充分な隙間ができ、この隙間から手を添えてボンネットを容易に持 ち上げ開放させることができる。又、ボンネットを閉じ操作する場合には、ボン ネットを閉じ作動させるだけで自動的にフック部材が係止してロック状態に設定 でき、フック形状に構成してあるから、接当部材により固定部を下方側に向けて 押作動しても係止ロック状態が確実に維持できる。
【0006】
【考案の効果】
従って、簡単な機構を付加するだけの構造改良によって、ボンネットの開き操 作の際にボンネットの揺動端部の下側に手を差し込むことができ、持ち上げ操作 を楽に行えるものを提供できるに到った。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図6に作業車の一例としての農用トラクタを示している。この農用トラクタは 、機体前部のボンネット1内にエンジン2、ラジエータ3等の原動部4を備える とともに、前後車輪5,6の中央部上方に操縦部7を設けてある。 次にボンネット1の開閉構造について説明する。ボンネット1は機体後部の上 部横軸芯X1周りで開閉揺動自在に支持され、原動部4におけるメンテナンス作 業を容易に行えるよう構成してある。ボンネット1の回動支点部は、図4、図5 に示すように、ボンネット1に固設した支点軸8に対して回動自在に枢支される 同一形状の枢支部材9,9を重ね合わせて固定側ブラケット10にボルト連結す るよう構成してある。枢支部材9,9は取付け用板体9aに枢支ボス9bを溶接 固定して成り、各枢支ボス9b,9bを支点軸8に差し込み装着した状態で仮止 めしたアセンブル状態でボンネット1を機体に取付けることができるよう構成し てある。しかも、回動支点位置をボンネット1端部に近づけて後部固定カバー1 1との隙間Lができるだけ少なくなるよう構成してある。
【0008】 そして、ボンネット1の揺動端部はボンネット1の閉じ作動により自動的にロ ック状態に設定されるとともに、ボンネット1外方側に設けた操作ノブ12〔操 作具の一例〕を操作することで、ボンネット1の揺動端部を少し持ち上げて手を 差し込むことができるよう構成してある。詳述すると、図1〜図3に示すように 、ボンネット1の揺動端部の左右下端縁に亘り所定幅をもって横方向に架設した 補強板13の後部端を屈曲させた立ち上げ部13aに、切り抜き加工により一部 を側面視逆L字形に形成した支持部材14を固定取付けしてあり、この支持部材 14の中央側立ち上げ部14aに機体側に設けた固定ピン15〔固定部の一例〕 に引っ掛け係止してボンネット1を閉じロックするフック部材16を前後軸芯Y 1周りで回動自在に枢支してある。又、前記支持部材14の下端部には、ボンネ ット1の閉じ作動に伴って前記固定ピン15を所定ロック位置に案内する傾斜ガ イド部17を形成してある。 前記フック部材16は、固定ピン15に対するロック作用位置に向けて回動付 勢するとともに、ボンネット1外側の操作ノブ12の操作によりロック解除操作 自在に構成してある。つまり、ボンネット1の上部外面に設けたセンターマスコ ットを兼ねる操作ノブ12に側面視L字形の操作ロッド18を一体連結し、この 操作ロッド18の縦部18aを、支持部材14の屈曲水平部14bの後端縁に形 成した係合凹部19に入り込み係合させ、かつ、操作ロッド18の横部18bを フック部材16及び支持部材14を挿通して前方側に突出させ、その先端部をコ イルバネ20により斜め前方に向けて引っ張り付勢してある。前記支持部材14 のロッド挿通孔21は横方向に所定長の長孔に形成して、フック部材16がロッ ク作用位置とロック解除位置に回動操作できるよう構成し、コイルバネ20は、 フック部材16がロック作用位置に向けて回動付勢される方向で、かつ、操作ロ ッド18の縦部18aが係合凹部19に係入する方向に押圧付勢されるようにそ の引き方向を設定してある。
【0009】 そして、前記支持部材14の傾斜ガイド部17の横側に、ボンネット1の閉じ 作動によりガイド部17に案内された固定ピン15に対して上方側から接当する 揺動部材22〔接当部材の一例〕を天秤揺動自在に枢支してある。又、この揺動 部材22の固定ピン15に対する接当箇所が固定ピン15を下方側に押し下げ付 勢するようコイルバネ23〔付勢機構の一例〕を張設してある。つまり、コイル バネ23は揺動部材22における接当箇所の反対側揺動端と補強板13に形成し た係止孔24とに亘って張設してあり、ボンネット1の閉じ作動の際には、ボン ネット1の自重落下により、コイルバネ23のバネ力に抗して固定ピン15によ り接当揺動してボンネット1が閉じ姿勢に至るようコイルバネ23のバネ力を設 定してある。
【0010】 ボンネット1が閉じ作動する際に固定ピン15が接当するフック部材16の下 端縁は斜め姿勢に形成してあり、ボンネット1の閉じ作動に伴って固定ピン15 との接当押圧作用により、バネ付勢力に抗して揺動作動して自動的に係止ロック 状態に設定されるよう構成するとともに、フック部材16が係止ロック状態に至 った後は、前記揺動部材22による押し力が固定ピン15とフック部材16との 係止状態が深くなる方向に作用して確実なロック保持が可能となるよう構成して ある。そして、ボンネット1閉じ状態からメンテナンス作業のためにボンネット 1を開放させる場合には、前記操作ノブ12を前記バネ20の付勢力に抗して回 動操作して、それに連動してフック部材16が揺動して固定ピン15との係止ロ ック状態が解除されると、前記コイルバネ23の付勢力により揺動部材22が固 定ピン15を下方側に押し下げようとする。その結果、相対的に揺動部材22が 揺動支点22aを介してボンネット1全体を少し上方に持ち上げ揺動することに なり、ボンネット1の揺動端と機体固定部との間に手を差し込むことができる隙 間が形成されるので、作業者はこの隙間に手を差し込んでボンネット1を容易に 持ち上げ開放することができる〔図1(ロ)参照〕。
【0011】 前記コイルバネ23に代えて、つる巻きバネあるいは板バネ等の各種バネを用 いてもよく、バネに代えてエアーシリンダ等の他の付勢機構を用いてもよい。
【0012】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボンネット固定部の一部切欠正面図
【図2】ボンネット固定部の一部切欠側面図
【図3】ボンネット固定部の分解斜視図
【図4】ボンネット支点部の一部切欠側面図
【図5】ボンネット支点部の分解斜視図
【図6】農用トラクタの全体側面図
【符号の説明】
1 ボンネット 12 操作具 15 固定部 16 フック部材 22 接当部材 23 バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンネット(1)を後部支点周りで開閉
    揺動自在に枢支するとともに、このボンネット(1)の
    揺動端部に、ボンネット閉じ作動に伴って機体側の固定
    部(15)に案内係合して自動的に閉ロックするフック
    部材(16)を、ボンネット外側に配備した操作具(1
    2)によりロック解除操作自在に設け、かつ、ボンネッ
    ト閉じ状態において前記固定部(15)に上方側から接
    当する接当部材(22)をボンネットに取付け、前記フ
    ック部材(16)のロック解除状態において、前記接当
    部材(22)の接当箇所を下方に押圧して相対的にボン
    ネット(1)を僅かに上方揺動させる付勢機構(23)
    を設けてある作業車のボンネット開閉構造。
JP7066992U 1992-10-12 1992-10-12 作業車のボンネット開閉構造 Pending JPH0635557U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241848A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Johnan Seisakusho Co Ltd フードロック装置
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US20210404225A1 (en) * 2020-06-25 2021-12-30 Kubota Corporation Work vehicle

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