JP3807876B2 - 自動車用ドアロックの連結装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアの内部に装着されるドアロック本体のレバーと、ドアの外側に装着されるハンドルとを連結する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドアの内部に装着されるドアロック本体のレバーと、ドアの外側に装着されるハンドルとは、従来は、車両組立ラインのドア組み付け部において、ドアのインナーパネルに設けた作業孔から、ドア内に作業者が手を差し入れて、互いをロッドまたはケーブル等の連結部材により連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のドアロックの連結装置においては、ドアのインナーパネルの作業孔から、作業者がドア内部に手を差し入れて連結作業をするため、その作業は甚だ面倒であった。
【0004】
また、ドアのインナーパネルに開口部を設け、この開口部を塞ぐようにしてインナーパネルに取り付けたベースプレートに、ドアロック本体、及びその他のドア機能部品を予め取り付けおくようにしたモジュールドアにおいては、ドアの内部に手を差し入れるための作業孔が閉塞されるため、連結作業を行うことは非常に困難であった。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ドアに作業孔を設けることなく、ドアロック本体とハンドルとを簡単に連結できるようにした自動車用ドアロックの連結装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) ドア内部に装着されたドアロック本体におけるアウトサイドレバーと、前記ドアの車外側に装着されるハンドルとを連結する自動車用ドアロックの連結装置であって、前記ドアロック本体に設けた仮保持部と、前記アウトサイドレバーの一端に枢着され、かつ前記ハンドルに設けたハンドル連結部に係合可能なレバー連結部と、前記仮保持部に係脱可能な係合部とを有するリンクレバーとを備え、前記リンクレバーを、前記係合部が前記仮保持部に係合して、前記レバー連結部が前記ハンドル連結部に係合しない仮保持位置から、前記アウトサイドレバーの作動に連動して前記係合部が前記仮保持部から離脱し、付勢手段により前記レバー連結部が前記ハンドル連結部に係合可能な連結位置に、移動可能とする。
【0007】
(2) 上記(1)項において、リンクレバーのレバー連結部が、仮保持位置から連結位置に移動するときに、ハンドル連結部に当接可能な延長片と、前記ハンドル連結部に係合可能なスロットとを有するものとする。
【0008】
(3) 上記(1)または(2)項において、ドアロック本体を、ドアのインナーパネルに形成した開口部を塞ぐベースプレートに取り付ける。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1における(1)は、アウターパネル(1a)とインナーパネル(図示略)とから成る自動車のドアを示し、インナーパネルには、所定の大きさの開口部(1b)が形成されている。(2)は、複数のボルトによりインナーパネルに固定されて開口部(1b)を塞ぐモジュールドア用のベースプレートで、ドアロック本体(3)及び窓ガラス昇降用のウィンドウレギューレータ(4)が装着されている。ベースプレート(2)をインナーパネルに固定することにより、ドアロック本体(3)及びウィンドウレギュレータ(4)は、ドア(1)の所定位置に固定される。
【0010】
(5)は、アウターパネル(1a)に設けた取付孔(1c)に固定される枠体(5a)に、軸(5b)により枢着されたロック解除用のアウトサイドハンドルで、ドア(1)の内部に配置されるそのアーム部(5c)には、軸状のハンドル連結部(5d)が設けられている。
【0011】
ドアロック本体(3)は、図2に示すように、車体側に固定されるストライカ(図示略)に係合して、ドア(1)を閉止状態にロックする噛合機構を内蔵したボディ(3a)と、一端がボディ(3a)に軸(6)により枢着され、他端がドア(1)の室内側に装着されたロック解除用のインサイドハンドル(図示略)に連結される短寸の水平のアウトサイドレバー(7)と、下端がアウトサイドレバー(7)の一端に軸(8)により枢着され、上端がアウトサイドハンドル(5)のハンドル連結部(5d)に連結される短寸のほぼ垂直のリンクレバー(9)と、軸(8)に巻装されて、リンクレバー(9)をアウターパネル(1a)側に向けて付勢するばね(10)と、ボディ(3a)のガイドブラケット(12)に固着されたピン状の仮保持部(11)と、その他の各種レバー(図示略)とを備えている。
【0012】
アウトサイドレバー(7)は、図3に示すように、ばね(13)により付勢された実線で示す不作動位置(7A)と、ばね(13)の付勢力に抗して作動した2点鎖線で示すロック解除位置の作動位置(7B)とに移動可能である。
【0013】
リンクレバー(9)は、上端に形成されたレバー連結部(14)と、上下方向のほぼ中央部一側に形成された鈎型の係合部(9a)とを有し、図3に実線で示すように、係合部(9a)が仮保持部(11)に係合した仮保持位置(9A)と、係合部(9a)が仮保持部(11)から離脱してばね(10)の付勢力により移動した連結位置(9B)とに移動可能である。なおレバー連結部(14)は、上方が開口するスロット(14a)と、スロット(14a)の車室内側側に形成されて、上方に延びる延長片(14b)とを有している。
【0014】
ドアロック本体(3)は、車両アッセンブリラインに入る前のサブアッセンブリラインにおいて、予めベースプレート(2)に取り付けられ、リンクレバー(9)は、係合部(9a)が仮保持部(11)に係合した仮保持位置(9A)に保持されている。
【0015】
車両アッセンブリラインにおいて、ベースプレート(2)をドア(1)のインナーパネルに固定して、インナーパネルの開口部(1b)を塞ぎ、かつ、リンクレバー(9)を仮保持位置に保持したドアロック本体(3)を、ドア(1)の所定位置にボルト(15)により固定する。
【0016】
ベースプレート(2)をインナーパネルに固定した後は、インナーパネルの開口部(1b)が塞がれてしまうため、ドア(1)内部でのドアロック本体(3)とアウトサイドハンドル(5)との連結作業が困難になる。しかし、本発明の上記実施形態においては、インサイドハンドルをロック解除操作して、アウトサイドレバー(7)を不作動位置(7A)から作動位置(7B)に移動させることにより、ドア(1)の外部から、簡単にドアロック本体(3)とアウトサイドハンドル(5)とを連結することができる。
【0017】
すなわち、アウトサイドレバー(7)の作動位置(7B)への移動により、リンクレバー(9)は、図3に2点鎖線で示すように移動して、係合部(9a)が仮保持部(11)から離脱する。
【0018】
リンクレバー(9)は、ばね(10)の付勢力により時計方向に回動して、ハンドル連結部(5d)に延長片(14b)が当接することにより、スロット(14a)がハンドル連結部(5d)に係合可能な連結位置(9B)に停止する。その後、インサイドハンドルのロック解除操作を解除して、アウトサイドレバー(7)を不作動位置(7A)に戻すことにより、図4に示すように、リンクレバー(9)は、上方に移動して、ハンドル連結部(5d)にレバー連結部(14)のスロット(14a)が係合し、アウトサイドハンドル(5)に連結される。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1の発明によると、ドアに作業孔を設けることなく、ドアの車外側に装着されるハンドルと、ドア内部に装着されるドアロック本体のレバーとを、簡単に連結することができる。
【0020】
(b) 請求項2の発明によると、リンクレバーが仮保持位置から連結位置に移動するとき、延長片がハンドル連結部に当接して、リンクレバーが連結位置に停止するので、レバー連結部をハンドル連結部に確実に係合させて連結することができる。
【0021】
(c) 請求項3の発明によると、ドアのインナーパネルに開口部を形成し、この開口部を閉塞するベースプレートにドアロック本体を装着したモジュールドアにおいても、ドアロック本体とハンドルとを簡単に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したモジュールドアを外側より見た分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態のドアロック本体の斜視図である。
【図3】同じくアウトサイドハンドルとドアロック本体との連結前の正面図である。
【図4】同じくアウトサイドハンドルとドアロック本体の連結後の図2と類似の正面図である。
【符号の説明】
(1)ドア
(1a)アウターパネル
(1b)開口部
(1c)取付孔
(2)ベースプレート
(3)ドアロック本体
(5)アウトサイドハンドル
(5c)アーム部
(5d)ハンドル連結部
(7)アウトサイドレバー
(8)軸
(9)リンクレバー
(9a)係合部
(10)ばね(付勢手段)
(11)仮保持部
(14)レバー連結部
(14a)スロット
(14b)延長片
(15)ボルト
Claims (3)
- ドア内部に装着されたドアロック本体におけるアウトサイドレバーと、前記ドアの車外側に装着されるハンドルとを連結する自動車用ドアロックの連結装置であって、
前記ドアロック本体に設けた仮保持部と、前記アウトサイドレバーの一端に枢着され、かつ前記ハンドルに設けたハンドル連結部に係合可能なレバー連結部と、前記仮保持部に係脱可能な係合部とを有するリンクレバーとを備え、前記リンクレバーを、前記係合部が前記仮保持部に係合して、前記レバー連結部が前記ハンドル連結部に係合しない仮保持位置から、前記アウトサイドレバーの作動に連動して前記係合部が前記仮保持部から離脱し、付勢手段により前記レバー連結部が前記ハンドル連結部に係合可能な連結位置に、移動可能としたことを特徴とする自動車用ドアロックの連結装置。 - リンクレバーのレバー連結部が、仮保持位置から連結位置に移動するときに、ハンドル連結部に当接可能な延長片と、前記ハンドル連結部に係合可能なスロットとを有する、請求項1記載の自動車用ドアロックの連結装置。
- ドアロック本体を、ドアのインナーパネルに形成した開口部を塞ぐベースプレートに取り付けた、請求項1または2記載の自動車用ドアロックの連結装置。
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