JP2001020576A - 自動車用ドアロックの連結装置 - Google Patents

自動車用ドアロックの連結装置

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JP2001020576A
JP2001020576A JP18965299A JP18965299A JP2001020576A JP 2001020576 A JP2001020576 A JP 2001020576A JP 18965299 A JP18965299 A JP 18965299A JP 18965299 A JP18965299 A JP 18965299A JP 2001020576 A JP2001020576 A JP 2001020576A
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Hirotaka Nishijima
広隆 西島
Koji Takai
浩次 高井
Takuya Kuriyama
卓也 栗山
Shigeru Nakamura
茂 中村
Katsuyuki Ando
勝之 安藤
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアに作業孔を要することなく、ドアロック
本体とハンドルとを簡単に連結できるようにする。 【解決手段】 ドアロック本体1に設けた仮保持部11
と、アウトサイドレバー7の一端に枢着され、かつハン
ドル5に設けたハンドル連結部5dに係合可能なレバー
連結部14と、仮保持部11に係脱可能な係合部9aと
を有するリンクレバー9とを備え、リンクレバー9は、
係合部9aが仮保持部11に係合して、レバー連結部1
4がハンドル連結部5dに係合しない仮保持位置から、
アウトサイドレバー7の作動に連動して、係合部9aが
仮保持部11から離脱して、付勢手段10によりレバー
連結部14がハンドル連結部5dに係合可能な連結位置
に移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアの内部に装着
されるドアロック本体のレバーと、ドアの外側に装着さ
れるハンドルとを連結する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアの内部に装着されるドアロック本体
のレバーと、ドアの外側に装着されるハンドルとは、従
来は、車両組立ラインのドア組み付け部において、ドア
のインナーパネルに設けた作業孔から、ドア内に作業者
が手を差し入れて、互いをロッドまたはケーブル等の連
結部材により連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のドアロックの連結装置においては、ドアのインナーパ
ネルの作業孔から、作業者がドア内部に手を差し入れて
連結作業をするため、その作業は甚だ面倒であった。
【0004】また、ドアのインナーパネルに開口部を設
け、この開口部を塞ぐようにしてインナーパネルに取り
付けたベースプレートに、ドアロック本体、及びその他
のドア機能部品を予め取り付けおくようにしたモジュー
ルドアにおいては、ドアの内部に手を差し入れるための
作業孔が閉塞されるため、連結作業を行うことは非常に
困難であった。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、ドアに作業孔を設けることなく、ドア
ロック本体とハンドルとを簡単に連結できるようにした
自動車用ドアロックの連結装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) ドア内部に装着されたドアロック本体におけるア
ウトサイドレバーと、前記ドアの車外側に装着されるハ
ンドルとを連結する自動車用ドアロックの連結装置であ
って、前記ドアロック本体に設けた仮保持部と、前記ア
ウトサイドレバーの一端に枢着され、かつ前記ハンドル
に設けたハンドル連結部に係合可能なレバー連結部と、
前記仮保持部に係脱可能な係合部とを有するリンクレバ
ーとを備え、前記リンクレバーを、前記係合部が前記仮
保持部に係合して、前記レバー連結部が前記ハンドル連
結部に係合しない仮保持位置から、前記アウトサイドレ
バーの作動に連動して前記係合部が前記仮保持部から離
脱し、付勢手段により前記レバー連結部が前記ハンドル
連結部に係合可能な連結位置に、移動可能とする。
【0007】(2) 上記(1)項において、リンクレバー
のレバー連結部が、仮保持位置から連結位置に移動する
ときに、ハンドル連結部に当接可能な延長片と、前記ハ
ンドル連結部に係合可能なスロットとを有するものとす
る。
【0008】(3) 上記(1)または(2)項において、ド
アロック本体を、ドアのインナーパネルに形成した開口
部を塞ぐベースプレートに取り付ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、添
付図面を参照して説明する。図1における(1)は、アウ
ターパネル(1a)とインナーパネル(図示略)とから成る自
動車のドアを示し、インナーパネルには、所定の大きさ
の開口部(1b)が形成されている。(2)は、複数のボルト
によりインナーパネルに固定されて開口部(1b)を塞ぐモ
ジュールドア用のベースプレートで、ドアロック本体
(3)及び窓ガラス昇降用のウィンドウレギューレータ
(4)が装着されている。ベースプレート(2)をインナー
パネルに固定することにより、ドアロック本体(3)及び
ウィンドウレギュレータ(4)は、ドア(1)の所定位置に
固定される。
【0010】(5)は、アウターパネル(1a)に設けた取付
孔(1c)に固定される枠体(5a)に、軸(5b)により枢着され
たロック解除用のアウトサイドハンドルで、ドア(1)の
内部に配置されるそのアーム部(5c)には、軸状のハンド
ル連結部(5d)が設けられている。
【0011】ドアロック本体(3)は、図2に示すよう
に、車体側に固定されるストライカ(図示略)に係合し
て、ドア(1)を閉止状態にロックする噛合機構を内蔵し
たボディ(3a)と、一端がボディ(3a)に軸(6)により枢着
され、他端がドア(1)の室内側に装着されたロック解除
用のインサイドハンドル(図示略)に連結される短寸の水
平のアウトサイドレバー(7)と、下端がアウトサイドレ
バー(7)の一端に軸(8)により枢着され、上端がアウト
サイドハンドル(5)のハンドル連結部(5d)に連結される
短寸のほぼ垂直のリンクレバー(9)と、軸(8)に巻装さ
れて、リンクレバー(9)をアウターパネル(1a)側に向け
て付勢するばね(10)と、ボディ(3a)のガイドブラケット
(12)に固着されたピン状の仮保持部(11)と、その他の各
種レバー(図示略)とを備えている。
【0012】アウトサイドレバー(7)は、図3に示すよ
うに、ばね(13)により付勢された実線で示す不作動位置
(7A)と、ばね(13)の付勢力に抗して作動した2点鎖線で
示すロック解除位置の作動位置(7B)とに移動可能であ
る。
【0013】リンクレバー(9)は、上端に形成されたレ
バー連結部(14)と、上下方向のほぼ中央部一側に形成さ
れた鈎型の係合部(9a)とを有し、図3に実線で示すよう
に、係合部(9a)が仮保持部(11)に係合した仮保持位置(9
A)と、係合部(9a)が仮保持部(11)から離脱してばね(10)
の付勢力により移動した連結位置(9B)とに移動可能であ
る。なおレバー連結部(14)は、上方が開口するスロット
(14a)と、スロット(14a)の車室内側側に形成されて、上
方に延びる延長片(14b)とを有している。
【0014】ドアロック本体(3)は、車両アッセンブリ
ラインに入る前のサブアッセンブリラインにおいて、予
めベースプレート(2)に取り付けられ、リンクレバー
(9)は、係合部(9a)が仮保持部(11)に係合した仮保持位
置(9A)に保持されている。
【0015】車両アッセンブリラインにおいて、ベース
プレート(2)をドア(1)のインナーパネルに固定して、
インナーパネルの開口部(1b)を塞ぎ、かつ、リンクレバ
ー(9)を仮保持位置に保持したドアロック本体(3)を、
ドア(1)の所定位置にボルト(15)により固定する。
【0016】ベースプレート(2)をインナーパネルに固
定した後は、インナーパネルの開口部(1b)が塞がれてし
まうため、ドア(1)内部でのドアロック本体(3)とアウ
トサイドハンドル(5)との連結作業が困難になる。しか
し、本発明の上記実施形態においては、インサイドハン
ドルをロック解除操作して、アウトサイドレバー(7)を
不作動位置(7A)から作動位置(7B)に移動させることによ
り、ドア(1)の外部から、簡単にドアロック本体(3)と
アウトサイドハンドル(5)とを連結することができる。
【0017】すなわち、アウトサイドレバー(7)の作動
位置(7B)への移動により、リンクレバー(9)は、図3に
2点鎖線で示すように移動して、係合部(9a)が仮保持部
(11)から離脱する。
【0018】リンクレバー(9)は、ばね(10)の付勢力に
より時計方向に回動して、ハンドル連結部(5d)に延長片
(14b)が当接することにより、スロット(14a)がハンドル
連結部(5d)に係合可能な連結位置(9B)に停止する。その
後、インサイドハンドルのロック解除操作を解除して、
アウトサイドレバー(7)を不作動位置(7A)に戻すことに
より、図4に示すように、リンクレバー(9)は、上方に
移動して、ハンドル連結部(5d)にレバー連結部(14)のス
ロット(14a)が係合し、アウトサイドハンドル(5)に連
結される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 請求項1の発明によると、ドアに作業孔を設ける
ことなく、ドアの車外側に装着されるハンドルと、ドア
内部に装着されるドアロック本体のレバーとを、簡単に
連結することができる。
【0020】(b) 請求項2の発明によると、リンクレ
バーが仮保持位置から連結位置に移動するとき、延長片
がハンドル連結部に当接して、リンクレバーが連結位置
に停止するので、レバー連結部をハンドル連結部に確実
に係合させて連結することができる。
【0021】(c) 請求項3の発明によると、ドアのイ
ンナーパネルに開口部を形成し、この開口部を閉塞する
ベースプレートにドアロック本体を装着したモジュール
ドアにおいても、ドアロック本体とハンドルとを簡単に
連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したモジュールドアを外側より見
た分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態のドアロック本体の斜視図
である。
【図3】同じくアウトサイドハンドルとドアロック本体
との連結前の正面図である。
【図4】同じくアウトサイドハンドルとドアロック本体
の連結後の図2と類似の正面図である。
【符号の説明】
(1)ドア (1a)アウターパネル (1b)開口部 (1c)取付孔 (2)ベースプレート (3)ドアロック本体 (5)アウトサイドハンドル (5c)アーム部 (5d)ハンドル連結部 (7)アウトサイドレバー (8)軸 (9)リンクレバー (9a)係合部 (10)ばね(付勢手段) (11)仮保持部 (14)レバー連結部 (14a)スロット (14b)延長片 (15)ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 浩次 神奈川県横浜市磯子区丸山一丁目14番7号 株式会社大井製作所内 (72)発明者 栗山 卓也 神奈川県横浜市磯子区丸山一丁目14番7号 株式会社大井製作所内 (72)発明者 中村 茂 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 安藤 勝之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ00 LL01 PP01 PP12 QQ03 QQ09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア内部に装着されたドアロック本体に
    おけるアウトサイドレバーと、前記ドアの車外側に装着
    されるハンドルとを連結する自動車用ドアロックの連結
    装置であって、 前記ドアロック本体に設けた仮保持部と、前記アウトサ
    イドレバーの一端に枢着され、かつ前記ハンドルに設け
    たハンドル連結部に係合可能なレバー連結部と、前記仮
    保持部に係脱可能な係合部とを有するリンクレバーとを
    備え、前記リンクレバーを、前記係合部が前記仮保持部
    に係合して、前記レバー連結部が前記ハンドル連結部に
    係合しない仮保持位置から、前記アウトサイドレバーの
    作動に連動して前記係合部が前記仮保持部から離脱し、
    付勢手段により前記レバー連結部が前記ハンドル連結部
    に係合可能な連結位置に、移動可能としたことを特徴と
    する自動車用ドアロックの連結装置。
  2. 【請求項2】 リンクレバーのレバー連結部が、仮保持
    位置から連結位置に移動するときに、ハンドル連結部に
    当接可能な延長片と、前記ハンドル連結部に係合可能な
    スロットとを有する、請求項1記載の自動車用ドアロッ
    クの連結装置。
  3. 【請求項3】 ドアロック本体を、ドアのインナーパネ
    ルに形成した開口部を塞ぐベースプレートに取り付け
    た、請求項1または2記載の自動車用ドアロックの連結
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007138537A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Aisin Seiki Co Ltd 自動車用ドアロック装置
CN114980628A (zh) * 2022-06-08 2022-08-30 句容市东升汽车附件有限公司 一种用于汽车门锁的安全控制结构

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