JPH0635488B2 - 塩素化ポリオレフィンの製造方法 - Google Patents

塩素化ポリオレフィンの製造方法

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JPH0635488B2 JP2300510A JP30051090A JPH0635488B2 JP H0635488 B2 JPH0635488 B2 JP H0635488B2 JP 2300510 A JP2300510 A JP 2300510A JP 30051090 A JP30051090 A JP 30051090A JP H0635488 B2 JPH0635488 B2 JP H0635488B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主に屋外建造物などの重防食塗料や、印刷用イ
ンキ,プラスチック用コーティング剤等に、広く使われ
ている溶剤可溶型塩素化ポリオレフィンの新規な製造方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
塩素化ポリオレフィンは、ポリエチンやポリプロピレン
などを塩素含有率が数%から数10%まで塩素化した樹脂
で、有機溶剤に溶解し、密着性に優れ、また耐候性に優
れることから重防食塗料や印刷用インキ,プラスチック
用コーティング剤等に使用され工業的に大量に製造され
ている。現在、工業的に塩素化ポリオレフィンを製造す
るには、ポリエチレンやポリプロピレンなどの原料を四
塩化炭素等の塩素に不活性な塩素系溶剤に溶解させ、こ
の溶液に塩素ガスを通じて塩素化を行うという方法(溶
液法)で行っている。また本発明者らは別に塩素化ゴム
の製造方法(特願平02−172145)を提案しているが、こ
れら2重結合を有するもののみならず、塩素と水素の置
換反応によって塩素化される塩素化方法も必要とされて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
溶液法で塩素化を行う場合には高価な塩素系有機溶剤を
多量に使用せねばならず不経済であるばかりか、生成物
から四塩化炭素などの塩素系溶剤を完全に分離回収する
ことが困難で製品中に混入したり揮発して大気中に逃げ
出したりしていた。四塩化炭素に代表される塩素系有機
溶剤は人体に有害であるのみならず、オゾン層を破壊す
る恐れが指摘されており、今後使用できなくなる可能性
が高い。従来から行われてきた溶液法での塩素化方法に
は以上のような重大な問題点がある。また溶液法とまっ
たく異なった塩素化方法として特公昭62−60401,特公
昭58−84805等にポリオレフィンを水中に分散させて塩
素化する方法が開示されている。しかしこれらの方法で
は、粒子径によって塩素化速度や塩素化の均一性が制限
されてしまう。一般に、ポリオレフィンの粒子径は、均
一で小さいほうが望ましく、粒子径が大きくまた広い粒
度分布を有すると、粒子によって塩素化度のばらつきが
生じたり、ある一定以上の粒径を有するものは内部まで
塩素化されず溶剤にとけないといった現象を生じる。そ
れ故、予めポリオレフィンを粉砕することが有効ではあ
るが、一般にポリオレフィンを粉砕するに、脆性破壊を
起こす約−120℃以下で粉砕しなければならないことを
考慮した場合、工業的に機械的粉砕を行うことは困難で
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は上記の問題点を解決するために鋭意検討の
結果、乳化されたポリエチレン,ポリプロピレン,プロ
ピレン−α−オレフィン共重合体,またはその誘導体
を、塩素ガスで第1段階までは40℃以下で塩素化し、そ
の後温度を40〜13℃に昇温し2段階塩素化することで、
四塩化炭素などの塩素系有機溶剤をまったく使用せず塩
素化ポリオレフィンを製造することを見出した。
即ち本発明の要旨とする所は (1)水で乳化されたポリエチレン、またはその誘導体
を、塩素ガスで塩素含有率30〜35%までは40℃以下で塩
素化し、その后温度を40〜130℃に昇温し60〜70%まで
塩素化する、インキ,塗料,接着剤などに適した溶剤可
溶型塩素化ポリオレフィンの製造方法。
(2)水で乳化されたポリプロピレン、またはその誘導体
を、塩素ガスで塩素含有率20〜25%までは40℃以下で塩
素化し、その後温度を40〜130℃に昇温し塩素ガスで塩
素含有率27〜40%まで塩素化する、インキ,塗料,接着
剤などに適した溶剤可溶型塩素化ポリプロピレンの製造
方法。
(3)水で乳化されたポリプロピレン、またはその誘導体
を、塩素ガスで塩素含有率20〜25%までは40℃以下で塩
素化し、その後温度を40〜130℃に昇温し塩素ガスで塩
素含有率60〜70%まで塩素化するインキ,塗料,接着剤
などに適した溶剤可溶型塩素化ポリプロピレンの製造方
法。
(4)水で乳化されたプロピレン−α−オレフィン共重合
体、またはその誘導体を、塩素ガスで塩素含有率20〜25
%までは40%以下で塩素化し、その後温度を40〜130℃
に昇温し27〜40%まで塩素化する、インキ,塗料,接着
剤などに適した溶剤可溶型塩素化プロピレン−α−オレ
フィン共重合体の製造方法。
(5)水で乳化されたプロピレン−α−オレフィン共重合
体、またはその誘導体を、塩素ガスで塩素含有率20〜25
%までは40℃以下で塩素化し、その後温度を40〜130℃
に昇温し60〜70%まで塩素化する、インキ,塗料,接着
剤などに適した溶剤可溶型塩素化プロピレン−α−オレ
フィン共重合体の製造方法。
に存するものである。本発明によれば乳化されたポリオ
レフィンは平均粒子径が数ミクロン以下と非常に微粒子
であり、粒径分布が均一であるために均一塩素化でき溶
剤可溶型の塩素化ポリオレフィンを製造することが可能
である。
本発明に於けるポリオレフィンとは、ポリエチレン,ポ
リプロピレン,プロピレン−α−オレフィン共重合体、
またはこれらの誘導体をいう。乳化されたポリオレフィ
ンの製造方法は種々の方法が可能であるが、例えばポリ
オレフィンを融点以上の温度にし加圧状態において適当
な乳化剤の存在下強力な剪断力を生じさせる攪拌機で攪
拌しながら水の中に投入するなどの方法で製造すること
が可能である。これらの乳化されたポリオレフィンに使
用されている乳化剤がノニオン系またはカチオン系であ
る場合は、酸性側で安定であるために直接塩素ガスを導
入して差し支えないが、アニオン系の乳化剤が使用され
ている場合は、ノニオン系またはカチオン系の乳化剤を
加え安定化させることが望ましい。ノニオン系またはカ
チオン系の乳化剤を加えずに塩素ガスを導入した場合エ
マルションが破壊され団塊状態となり塩素化できない場
合がある。ノニオン系またはカチオン系乳化剤の量はエ
マルションの固形分に対し0.5〜10%が望ましく、0.5%
以下ではエマルションの凝固を防ぐことが出来ず、、10
%以上では不経済である。さらに好ましくは2〜5%で
ある。ノニオン系界面活性剤としてはポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルエステル,
ソルビタンアルキルエステル,ポリオキシエチレンソル
ビタンエステル等が、カチオン系界面活性剤としては脂
肪属アミン塩またはその4級アンモニュウム塩,などが
あげられる。この際界面活性剤の中に芳香環を有するも
のは、それらが塩素化された場合、悪臭を発する場合が
あり望ましくない。また界面活性剤が存在するために、
塩素化反応中エマルション溶液が発泡し塩素化が困難に
なる場合がある。
この様な場合は、カチオン系よりはノニオン系界面活性
剤のほうが発泡が少ない。またノニオン系界面活性剤に
おいても、親油基が枝別れした構造や側鎖を持つ構造、
または親油基の中央に親水基のある構造がより泡立ちを
押さえることが可能である。
乳化状態のポリオレフィンを、光またはラジカル発生剤
を触媒とし塩素化する場合第1段階までは40℃以下の温
度で塩素化を行う事が望ましい。このとき、温度を40℃
以上にすることは、エマルションが破壊し、団塊状態と
なるために望しくない。分子量が高く融点の比較的高い
高密度ポリエチレンなどは団塊化が比較的起こりにくい
が、塗料用途に使用される酸変性された低密度ポリエチ
レンをエマルション状態で塩素化する場合、この2段階
反応を行わなければブロッキングを起こし塩素化不可能
である。塩素化反応は発熱反応であり、系内の温度が上
昇するために冷却しながら塩素化するのが望ましい。こ
の際触媒としては、光を用いることが最も効率がよい。
塩素分子が励起する波長は450nm以下であることか
ら、使用する光源としては近紫外線を多く放射する光
源、例えば水銀ランプ,炭素アーク灯,希ガスの放電管
などを例示することができる。樹脂によって異なるが塩
素含有率が20〜35%以上になれば安定なスラリー状態に
なるために温度を上げても差し支えない。得られた塩素
化物は、遠心分離,フィルタープレス,吸引濾過等の方
法により簡単に分離できる。得られた塩素化物は白色,
粉末状の製品である。また反応の途中で酸素の吹込み、
温度や紫外線の光量を調節することで分子量をコントロ
ールすることも可能である。このようにして得られた塩
素化ポリオレフィンは溶液法で得られたものと同等の性
能を有しており塩素化度40%までの低塩素化物はトルエ
ン,キシレン、塩素化度50%以上の高塩素化物はトルエ
ン,キシレン,酢酸エチル,メチルエチルケトン等の有
機溶剤に容易に溶解し塗料用途,印刷用インキ,プラス
チック用コーティング剤に使用できる。
〔実施例〕
以下、実施例に基ずいて本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 ポリエチレンエマルション(PoligenWE分子量6000 BASF
製)500gにノニオン系界面活性剤(エマノーン3299、
花王製)15gと水5を加えてよく攪拌した。これを内
容積10の攪拌機、紫外線ランプを入れたパイレックス
ガラス管,温度計,排ガス排出口を備えたジャケット付
4つ口セパラブルフラスコに仕込んだ。窒素ガスでパー
ジした後、反応液温度が30℃以下になるようジャケット
に冷却水を流し、フラスコの底部に設けた口から塩素ガ
スを吹き込んだ。
4時間後サンプリングした塩素化度を測定すると32%
(重量%以下同じ)であった。ジャケットに温水を循環
し5℃/時間の速度で80℃まで昇温した。このまま、2
時間塩素化を継続した後に、塩素化を終了した。反応液
を濾過,水洗,乾燥すると白色の粉末が得られた。塩素
含有率は65%でありトルエンに容易に溶解した。
得られた塩素化ポリエチレン20重量%,塩素化パラフィ
ン9重量%,二酸化チタン30重量%,エポキシ樹脂1重
量%,キシレン40重量%からなる上塗り塗料を調製し、
磨き銅板上に塗工した。乾燥後塗膜面に素地に達する切
れ目を入れ100個の碁盤目を付し、セロテープを密着さ
せて180度方向に引き剥がした後、残った碁盤目数を数
えたところ、一つとして剥がれず完全密着を示した。ま
た、上塗り塗料を磨き銅板上に塗工した後、サンシャイ
ン型ウエザーメーターで500時間試験した後の光択保持
率90%であった。
実施例2 アタクチックポリプロピレン(分子量約20000)100g,
ノニオン性界面活性剤8g,水1を加圧ニーダーに仕
込み、130℃で30分間攪拌した後、室温まで冷却した。
得られたエマルションは平均粒径3ミクロンであった。
この得られたエマルションを内容積が10の攪拌機,紫
外線ランプを入れたパイレックスガラス管,温度計,排
ガス排出口を備えたジャケット付4つ口セパラブルフラ
スコに仕込んだ。窒素ガスで系内をパージした後、反応
液温度が30℃以下になるようジャケットに冷却水を流
し、フラスコの底部に設けた口から塩素ガスを吹き込ん
だ。3時間後サンプリングし塩素化度を測定すると23%
(重量%以下同じ)であった。ジャケットに温水を循環
し5℃/時間の速度で80℃まで昇温した。このまま、1
時間塩素化を継続した後に、塩素化を終了した。これに
3倍量のメタノールを投入し樹脂を沈殿させ分離し乾燥
させた。得られた生成物の塩素化度は32%であり容易に
トルエンに溶解した。
得られた塩素化アタクチックポリプロピレン20重量%,
トルエン79重量%,エポキシ樹脂1重量%からなるワニ
スを調製しフィルム厚20μmのポリプロピレンフィルム
にコーティングロッドNo.5で塗工した。24時間室温で乾
燥後、セロテープを密着させて180度方向に引き剥がし
たところ完全密着を示した。
実施例3 アタクチックポリプロピレン(分子量約20000)100g,
ノニオン性界面活性剤8g,水1を加圧ニーダーに仕
込み、130℃で30分間攪拌した後、室温まで冷却した。
得られたエマルション平均粒径3ミクロンであった。
これを内容積が10の攪拌機,紫外線ランプを入れたパ
イレックスガラス管,温度計,排ガス排出口を備えたジ
ャケット付4つ口セパラブルフラスコに仕込んだ。窒素
ガスで系内をパージした後、反応液温度が30℃以下にな
るようジャケットに冷却水を流し、フラスコの底部に設
けた口から塩素ガスを吹き込んだ。4時間後サンプリン
グし塩素化度を測定すると30%(重量%以下同じ)であ
った。ジャケットに温水を循環し5℃/時間の速度で80
℃まで昇温した。このまま、2時間塩素化を継続した後
に、塩素化を終了した。反応液を濾過,水洗,乾燥する
と白色の粉末が得られた。塩素含有率は65%でありトル
エン容易に溶解した。
得られた塩素化ポリプロピレン20重量%,塩素化パラフ
ィン9重量%,二酸化チタン30重量%,エポキシ樹脂1
重量%,キシレン40重量%からなる上塗り塗料を調製
し、磨き銅板上に塗工した。乾燥後塗膜面に素地に達す
る切れ目を入れ100個の碁盤目を付しセロテープを密着
させて180度方向に引き剥がした後残った碁盤目数を数
えたところ、一つとして剥がれず完全密着を示した。ま
た、上塗り塗料を磨き銅板上に塗工した後、サンシャイ
ン型ウエザーメータで500時間試験した後の光択保持率
は90%であった。
実施例4 プロピレン−α−オレフィン共重合体(分子量 約1700
0)100g,ノニオン性界面活性剤8g,水1を加圧ニ
ーダー仕込み、130℃で30分間攪拌した後、室温まで冷
却した。得られたエマルション平均粒径3ミクロンであ
った。乳化されたプロピレン−α−オレフィン共重合体
を内容積が10の攪拌機,紫外線ランプを入れたパイレ
ックスガラス管,温度計,排ガス排出口を備えたジャケ
ット付4つ口セパラブルフラスコに仕込んだ。窒素ガス
で系内をパージした後、反応液温度が30℃以下になるよ
うジャケットに冷却水を流し、フラスコの底部に設けた
口から塩素ガスを吹き込んだ。3時間後サンプリングし
塩素化度を測定すると23%(重量%以下同じ)であっ
た。ジャケットに温水を循環し5℃/時間の速度で80℃
まで昇温した。このまま、1時間塩素化を継続した後
に、塩素化を終了した。塩素化度を測定すると32%であ
った。メタノールを3倍量投入し樹脂を沈殿させ分離し
乾燥させた。得られた生成物は容易にトルエンに溶液し
た。
得られた塩素化プロピレン−α−オレフィン共重合体20
重量%,トルエン79重量%,エポキシ樹脂1重量%から
なるワニスを調製しフィルム厚20μmのポリプロピレン
フィルムにコーティングロッドNo.5で塗工した。24時間
室温乾燥後、セロテープを密着させて180度方向に引き
剥がしたところ完全密着を示した。
実施例5 プロピレン−α−オレフィン共重合体(分子量 約1700
0)100g,ノニオン性界面活性剤8g,水1を加圧ニ
ーダーに仕込み、130℃で30分間攪拌した後、室温まで
冷却した。得られたエマルションは平均粒径3ミクロン
であった。乳化されたプロピレン−α−オレフィン共重
合体を内容積が10の攪拌機,紫外線ランプを入れたパ
イレックスガラス管,温度計,排ガス排出口を備えたジ
ャケット付4つ口セパラブルフラスコに仕込んだ。窒素
ガスで系内をパージした後、反応液温度が30℃以下にな
るようジャケットに冷却水を流し、フラスコの底部に設
けた口から塩素ガスを吹き込んだ。4時間後サンプリン
グし塩素化度を測定すると30%(重量%以下同じ)であ
った。ジャケットに温水を循環し5℃/時間の速度で80
℃まで昇温した。このまま、2時間塩素化を継続した後
に、塩素化を終了した。反応液を濾過,水洗,乾燥する
と白色の粉末が得られた。塩素含有率は65%でありトル
エンに容易に溶解した。
得られた塩素化ポリプロピレン20重量%,塩素化パラフ
ィン9重量%,二酸化チタン30重量%,エポキシ樹脂1
重量%,キシレン40重量%からなる上上塗り塗料を調製
し、磨き銅板上に塗工した。乾燥後塗膜面に素地に達す
る切れ目を入れ100個の碁盤目を付しセロテープを密着
させて180度方向に引き剥がした後、残った碁盤目数を
数えたところ、一つとして剥がれず完全密着を示した。
また、上塗り塗料を磨き銅板上に塗工した後、サンシャ
イン型ウエザーメータで500時間試験した後の光択保持
率は90%以上であった。
〔発明の効果〕
本発明の方法によって、乳化されたポリオレフィンを塩
素化する場合、ノニオン系またはカチオン系界面活性剤
を加えてから塩素ガスを導入するために酸性状態でも安
定でエマルションは凝固しない。そのうえ第1段階に於
いては冷却しながら塩素化を行うのでエマルションの凝
固が起こらない。塩素化の第2段階では温度を上げて塩
素化するために高塩素化物を得ることが可能である。ま
た、乳化されたポリオレフィンは、その平均粒子径が均
一で数ミクロン以下であるために、従来の水系懸濁法に
比較して、均一に塩素化でき溶剤可溶型の塩素化物を得
ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水で乳化されたポリオレフィンまたはその
    誘導体を、塩素ガスで塩素含有率20〜35%までは40℃以
    下で塩素化し、その后温度を40〜130℃に昇温し塩素ガ
    スで塩素含有率60〜70%まで塩素化する、インキ,塗
    料,接着剤などに適した溶剤可溶型塩素化ポリオレフィ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】ポリオレフィンがポリエチン,ポリプロピ
    レン,またはプロピレン−α−オレフィン共重合体のい
    ずれかである請求項(1)記載の塩素化ポリオレフィンの
    製造方法。
  3. 【請求項3】水で乳化されたポリオレフィンまたはその
    誘導体を、塩素ガスで塩素含有率20〜25%までは40℃以
    下で塩素化し、その后温度を40〜130℃に昇温し塩素ガ
    スで塩素含有率27〜40%まで塩素化するインキ,接着剤
    などに適した溶剤可溶型塩素化ポリオレフィンの製造方
    法。
  4. 【請求項4】ポリオレフィンがポリプロピレンまたはプ
    ロピレン−αオレフィン共重合体のいずれかである請求
    項(3)記載の塩素化ポリオレフィンの製造方法。
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