JPH04266839A - アルカリ土類金属アルコレートの粒度調整法 - Google Patents

アルカリ土類金属アルコレートの粒度調整法

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JPH04266839A
JPH04266839A JP3330244A JP33024491A JPH04266839A JP H04266839 A JPH04266839 A JP H04266839A JP 3330244 A JP3330244 A JP 3330244A JP 33024491 A JP33024491 A JP 33024491A JP H04266839 A JPH04266839 A JP H04266839A
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、均質溶液からの沈殿に
より、粒度1〜500μmの範囲の球状もしくは長球状
の粒子特性を有するアルカリ土類金属アルコレートを製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアルカリ土類金属屑及びアルコー
ルからのアルカリ土類金属アルコレートの技術合成の際
に、相当するアルコレートが不規則な粒子構造で生じる
。しかしながら、多くの使用で望まれるのは、既製の生
成物;例えば比較的単一形の粒度分布を有する球状粒子
である。チーグラー触媒を用いるポリオレフィン合成の
ためには、球状粒子特性及び平均粒径10〜20μmを
有するマグネシウムメチラートを基礎とする活性触媒担
持物質が適当であることが記載されている(欧州特許(
EP−OS)第0236082号、同第0159150
号明細書)。球状もしくは長球状アルカリ土類金属アル
コレートの製法は、工業的に経費がかかることが明らか
である;窒素流中で熱処理することによる連続的脱炭化
を用いる、炭化したエタノール性マグネシウムエチレー
ト溶液の噴霧乾燥(欧州特許(EP−OS)第0236
082号明細書)により、ほぼ球状の粒子特性を有する
が、著しく構造化された表面を有するマグネシウムエチ
レート粉末が得られ、これは、噴霧工程の際に生じた空
洞球の萎縮(干しブドウ構造)に起因する。噴霧乾燥は
不活性ガス条件下で行なわなくてはならないので、この
方法は、溶剤を噴霧乾燥に必要な多量の不活性ガス流か
ら再生すべき場合に、非常に経費がかかる。<10μm
の粒度は、この方法による工業噴霧装置中では、欧州特
許(EP−OS)第0241891号明細書による錯溶
剤混合物中での沈殿反応によるほど入手しやすくない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明により、均質沈殿
反応に基づき、粒度範囲0.5〜500μmの球状又は
長球状粒子特性を有する、一般式(1):M(OR1)
a(OR2)b(CO2)x          (1
)のアルカリ土類金属アルコレートが製造される。
【0004】式中、M=化学元素の周期表の第II主族
からの金属;R1及びR2=アルキル基(ここで場合に
よりR1=R2であってよい);a+b=2、0≦a≦
2、0≦b≦2、0≦x≦2である。
【0005】R1及びR2は、C−原子1〜8個、特に
1〜6個を有するアルキル基である。
【0006】本発明は、次の一般的工程法に基づいてい
る; 1.場合により、溶剤としてCO2の付加的作用により
、適当な溶剤L1中でアルカリ土類金属アルコレートを
溶解する。
【0007】2.1.で得られた均質溶液と溶剤L2(
この溶剤中に精製アルカリ土類金属アルコレート又は溶
剤とアルカリ土類金属アルコレートから得られる化合物
は不溶性又は難溶性であるが、この溶剤は、1.でアル
カリ土類金属アルコレートを溶解するための溶剤L1と
は混ざる)とを混合し、並びに1.及び2.で使用され
る溶剤L1及びL2を蒸留分離するが、これは、2.で
得られた均質混合物から1.で使用された溶剤L1を蒸
留分離後に、組成(1)を有する沈殿生成物が溶剤L2
中に分散されて残留する方法で可能となる。
【0008】3.L1の留去。その際、溶剤L2中に分
散された、組成(1)を有する粒子が形成される。
【0009】4.L2からの沈殿生成物の分離:a)濾
過及び引き続くフィルターケーキの乾燥;b)沈殿生成
物からのL2の留去。
【0010】粒度調節は、方法工程3.において行なう
ことができる: a)剪断勾配による粒度調節:僅かな剪断勾配(例えば
僅かな回転数を有する羽根付き撹拌機(Fluegel
ruehrer)を使用)においては、500μmまで
の広い範囲の丸い粒子が得られる。ローター−スタータ
ー−基本法(Rotor−Stator−Prinzi
p)による「高剪断」分散器具、例えばウルトラ−チュ
ラックス(Ultra−Turrax:ジャンケ・ウン
ト・クンケル(Jahnke und Kunkel)
社)の使用により、粒度を2〜3μmまで低めることが
できる。それぞれの剪断勾配(分散器具及び調節された
周速に依存する)により、中程度の粒度も得られる。
【0011】b)乳化助剤の使用による小滴安定化:方
法工程3.で、均質反応混合物からL1蒸留除去時に、
堅い粒子が形成される前に、先ず、連続相としてのL2
、及びL1、L2及び乳化された相としての組成(1)
のアルカリ土類金属化合物から組成される均質粘質相か
らなるエマルジョンが生じる際に、剪断勾配により得ら
れる乳化された相の小滴を、連続相及び乳化された相間
の境界面で定着する適当なエマルジョン安定化剤をもち
いて安定化させることができる。方法工程3.で先ず形
成されるエマルジョンを助剤を用いて安定化することに
より、特に、ほぼ単一形の粒度分布を有する小さな粒子
(粒径0.5〜20μm)、すなわち狭い粒度分布及び
球形粒子特性を有する粒子の製造が促進される。 エマルジョン安定化剤としては、前記方法において、殊
に熱分解法ケイ酸(例えばCab−O−Sil TS 
720、Cab−O−Sil M5)が好適である。熱
分解法ケイ酸において、適当な固体−エマルジョン安定
化剤に関する次ぎの要求が充たされる:十分な分散性(
僅かなナノメーター範囲での1次粒度(Primaer
partikelgroessen)、L1及びL2中
に容易に分散性)及び溶剤L1及びL2中の組成(1)
を有するアルカリ土類金属化合物からなる不活性液体相
(乳化された相)を通る固体(ケイ酸)の不完全な湿潤
性。
【0012】透過型電子顕微鏡での試験及び超薄い引き
裂け(厚さ150nm)の試験により、このように安定
性の沈殿粒子SiO2−被覆アルカリ土類金属アルコレ
ート−球が存在することが分かる。ケイ酸層の厚さは、
40〜50nmである。不活性溶剤中でのこのような粒
子の分散及び超音波又は「高剪断」−分散機を用いる分
散液の処理により、ケイ酸被覆を、粒子表面から十分に
溶解することができる。引き続き、アルカリ土類金属ア
ルコレート及びケイ酸の分離を沈降により行なう。
【0013】方法工程1〜3の全作用により、組成(1
)を有するアルカリ土類金属アルコレートの、球形もし
くは長球形粒子を製造するという課題は解決される。「
球形」という概念が、球状特性を意味する一方、「長球
形」は、ほぼ球状の粒子特性と言い換えられる。
【0014】方法工程3.で、調節された、連続的に作
用する剪断勾配を使用することにより、殊に、凝結工程
に基づき一定の大きさを超える小滴から媒介的に形成さ
れるエマルジョン内で、連続的小滴分解がもたらされる
。得られたエマルジョン小滴の粒度は、第1近似におい
て、剪断勾配に反比例する(高い剪断勾配で小滴は生じ
ない)。僅かな剪断勾配は、従来の型の多くの撹拌機を
用いて達成される一方、殊に高い剪断力は、横置き円筒
形スターター及び選択可能な形の調整可能ローターを有
する、その周速が5〜25m/s、特に10〜21m/
sであるローター−スターター−構造により達成される
。溶剤L1を蒸留除去する間に、不活性相の粘度を著し
く高める場合には(L1を完全に除去する場合、不活性
相は固体とみなされる)、凝結工程は、方法工程2の終
わりでは何の意味もないので、固体からの溶剤L2の分
離は、剪断勾配の作用なしに、濾過又はL2の蒸留除去
により行なうことができる。この連続的に作用する高い
剪断勾配は、剪断作用により形成されるエマルジョン小
滴の凝結を妨げる範囲0.5〜20μmの範囲の小さな
粒子を製造する際に、省略することができる。ほぼ単一
形の粒子特性を有する、再生可能で、小さく、球形の粒
子が簡単に得られる。
【0015】この方法の温度は、粒子の特性及び大きさ
に実際的には影響を及ぼさない。しかしながら、方法工
程1.からの溶液及びL2とのその混合物は、それぞれ
の溶液が高い濃度であるかぎり、高めた温度で製造する
のが有利である。蒸留時の温度は、常法で、低めた圧力
により低めることができる、それぞれの溶剤の沸点に左
右される。
【0016】アルカリ土類金属は、有利にはMg、場合
によりCa、Sr又はBaを意味する。
【0017】溶剤L1は、極性プロトン性溶剤、殊にC
−原子1〜6個を有するアルコール(非分枝鎖状又は分
枝鎖状)、特にメタノールからブタノールまでである。 同様に、前記溶剤の混合物を使用することができる。
【0018】溶剤L1の量は、溶剤L1中のアルコレー
トもしくは溶剤L1中の炭化したアルコレートの溶解性
に左右され、その際、飽和アルコレート溶液を使用する
ことは、非常に有利である。
【0019】溶剤L2は、次のものである:極性又は非
極性非プロトン性溶剤、殊に炭化水素(非分枝鎖状、分
枝鎖状、芳香族又はその混合物)、エーテル又はテトラ
アルコキシシラン、場合によりケトン、カルボン酸エス
テル又はL1より高い沸点及びL1中よりもL2中で僅
かな溶解性を有するアルキルアルコキシシラン。場合に
より前記の溶剤L2の混合物も使用することができる。
【0020】溶剤L2の量は、広い範囲で変化すること
ができる。それというのも、それぞれの場合にL1と等
しい量で生じる沈殿を除去するからである。方法工程3
の終わりの固体濃度y%を用いて操作するのが有利であ
る;0<y≦70、有利には1≦y≦10。
【0021】アルカリ土類金属アルコレートを溶かすた
めに、溶解すべきアルカリ土類金属アルコレートのアル
コレート基に相当するものとは異なるアルコールを使用
するか又はL1及びL2として、反応の間にこのような
アルコールを分離することができる溶剤、例えばカルボ
ン酸エステル、ケイ酸エステル、チタンエステル等を使
用する場合に、アルカリ土類金属化合物の部分的アルコ
ール変換が起こる。次いで、一般組成(1)の混合アル
コールが単離される。
【0022】特異な既製アルカリ土類金属アルコレート
の基礎使用は、ポリオレフィン合成における活性触媒担
体物質としての使用である。活性触媒担持物質としての
マグネシウムアルコレートを基礎とする、例えばプロペ
ン重合用高活性触媒の製法は、公知である。本発明方法
における形態学及び分布幅は、技術水準(例えば炭化マ
グネシウムアルコレート溶液の噴霧乾燥)より優れてい
るので、これは、ポリマー粉末の特性に有利な作用を及
ぼす。イソタクチックプロペン重合の際に、ポリマー粒
子構造は、正確だが容量分析的には拡大した、触媒粒子
構造の複写である。本発明方法により製造されるマグネ
シウムエチレートをイソタクチックプロペン重合の際の
活性触媒担持物質として使用することにより、ポリマー
中に狭い粒度分布がもたらされ(不所望の過大−及び過
少粒子が減少)、並びに平らな粒子表面がもたらされる
【0023】
【実施例】例1 僅かな剪断勾配の使用下での均質媒体からの沈殿:ガス
導入装置及び蒸留ブリッジを備えた撹拌反応器中で、乾
燥窒素雰囲気下にエタノール1836g及びマグネシウ
ムエチレート292g(平均的粒子、市販製品HUEL
S AG)を加える。撹拌下に、2時間かかってCO2
194gを導入する。エタノール中の炭化されたマグネ
シウムエチレートの肉色溶液が生じる。この溶液にジエ
チレングリコールジメチルエーテル2829gを加える
。反応容器中で同時に均質溶液が認められる。86℃〜
130℃に高めた缶温度で、2時間かかって全エタノー
ル量を撹拌下に羽根付き撹拌機を用いて留去する。その
際、牛乳様の白色濁り(均質媒体から沈殿)が生じる。 引き続き、乾燥窒素下で、G4−フリットを介してフィ
ルターにかけ、かつアセトンを用いて数回洗浄する。濾
液は、ジエチレングリコールジメチルエーテルからなる
。フィルターケーキから、90℃(圧力<1mバール)
で乾燥後に、生成物(固形、炭化されたマグネシウムエ
チレート)210gを単離することができる。粒径50
〜200μmを有する粒子が得られる。生成物(マグネ
シウムエチレート及び炭化されたマグネシウムエチレー
トからの混合物)は、CO2約14%を含有する。CO
2−含有率は、180℃(圧力<1mバール)で2時間
熱処理することにより、2%より低く下げることができ
る。
【0024】例2 中程度の剪断勾配の使用下での均質媒体からの沈殿:ガ
ス導入装置及び蒸留ブリッジを備えた撹拌反応器(撹拌
機=ウルトラ−チュウラックス T 50、ジャンケ・
ウント・クンケル社)中に、乾燥窒素雰囲気下で、エタ
ノール1896g及びマグネシウムエチレート(平均的
粒子、市販製品HUELS AG)292gを加える。 撹拌下に、2時間かかってCO2194gを導入する。 エタノール中の炭化されたマグネシウムエチレートの肉
色溶液が生じる。この均質溶液に、撹拌下にキシロール
5803gを加える。引き続き、エタノールを3時間か
かって、分散機の回転数4000U/minで、完全に
留去する(最大缶温度90℃、最低圧力200mバール
)。分散液が生じ、これから、回転蒸発器中でキシロー
ルを除く。引き続き、この残留する可溶性白色粉末を1
80℃の温度(1mバールより低い圧力で)で回転蒸発
器で、2時間乾燥させる。マグネシウムエチレート(C
O2−含有率<2%)233gが単離される。粒度分析
により、平均粒径約20μmを有する丸みを帯びた粒子
であることが分かる。
【0025】例3 高剪断勾配の使用下での均質媒体からの沈殿:方法実施
は、例2に相当するが、分散機の回転数を最大出力(1
0000U/min)まで変速するという違いを有する
。回転蒸発器中での乾燥後に、可溶性マグネシウムエチ
レート(CO2−含有率<2%)230gが単離される
。粒度分析により、平均粒径約3μmを有する丸みを帯
びた粒子であることが分かる。
【0026】例4 均質媒体からの沈殿、疎水性熱分解法ケイ酸による粒子
安定化:ガス導入装置及び蒸留ブリッジを備えた撹拌反
応器中に、乾燥窒素雰囲気下で、エタノール1836g
及びマグネシウムエチレート(平均的粒子、市販製品H
UELS AG)292gを加える。撹拌下に、2時間
かかってCO2194gを導入する。エタノール中の炭
化されたマグネシウムエチレートの肉色溶液が生じる。 第2フラスコ中で、キシロール5803g中の疎水性熱
分解法ケイ酸(Cab−O−SilTS720)173
gをウルトラ−チュウラックス(T50、ジャンケ・ウ
ント・クンケル社)を用いて分散して、軽く乳濁した懸
濁液が生じる。引き続き、ケイ酸分散液を撹拌下に、炭
化したマグネシウムエチレートの溶液中に加える。6時
間かかって、常圧下に集めたエタノールを留去する(最
大缶温度125℃)。 その際、最初は軽く乳濁しているだけの液体がはっきり
と濁る。生じた分散液をキシロールの除去下に回転蒸発
器中に入れる(Tmaxw=180℃、Pmin.<1
mバール)。CO2−含有率<2%を有する可溶性の微
粒マグネシウムエチレート粉末380gが生じる。光−
及び電子顕微鏡分析により、生じる沈殿生成物が平均約
5μmと測定される、約50nmの堅いケイ酸被覆を有
する球形マグネシウムエチレート−粒子からなることが
分かる。
【0027】例5 均質媒体からの沈殿、疎水性熱分解法ケイ酸による粒子
安定化:ガス導入装置及び蒸留ブリッジを備えた撹拌反
応器中に、乾燥窒素雰囲気下で、エタノール1836g
及びマグネシウムエチレート(平均的粒子、市販製品H
UELS AG)292gを加える。撹拌下に、2時間
かかってCO2194gを導入する。エタノール中の炭
化されたマグネシウムエチレートの肉色溶液が生じる。
【0028】第2フラスコ中で、n−ヘプタン3571
g中の熱分解法ケイ酸(Cab−O−SilM5)21
4gをウルトラ−チュウラックス(T50、ジャンケ・
ウント・クンケル社)を用いて分散させ、軽く乳濁した
懸濁液が生じる。引き続き、ケイ酸分散液を撹拌下に、
炭化させたマグネシウムエチレートの溶液中に加える。 3時間かかって常圧下で、集めたエタノール(n−ヘプ
タンとの共沸混合物中の)を留去する(83℃から89
℃まで高めた缶温度)。その際、最初は軽く乳濁してい
るだけの液体がはっきりと濁る。生じた分散液を残留す
るn−ヘプタンの除去下に、回転蒸発器中に入れ(Tm
ax.=180℃、Pmin.<1mバール)、完全に
乾燥させる。CO2−含有率<2%を有する可溶性の微
粒マグネシウムエチレート粉末380gが生じる。光−
及び電子顕微鏡分析により、生じる沈殿生成物が約1μ
mと測定される、ケイ酸により被覆される球形マグネシ
ウムエチレート−粒子からなることが分かる。
【0029】例6 マグネシウムエチレート−メチレート−混合アルコレー
トの沈殿:ウルトラ−チュウラックスT50(ジャンケ
・ウント・クンケル社、撹拌数4000U/min)及
び30cm蒸留塔を備えた加熱可能2l−フラスコ中で
、マグネシウムメチレート−溶液(メタノール500m
l中マグネシウム金属18gの溶液により製造される)
500mlにテトラエトキシシラン763.6gを加え
る。引き続き、室温から150℃まで高めた缶温度で、
メタノール、エタノール、テトラエトキシシラン、トリ
エトキシメトキシシラン、ジエトキシジメトキシシラン
、エトキシトリメトキシシラン及びテトラメトキシシラ
ンからの混合物を留去する(組成(GC表面積%):メ
タノール37%、エタノール40%、シラン23%)。 残った分散液を保護ガス下に、還流蒸発器のフラスコ中
に移し、かつ<1mバールまで下げた周囲圧下で、並び
に170℃の最大温度で濃縮させて乾燥させる。平均粒
度約10μmを有する(光学顕微鏡分析)、組成  M
g(OC2H5)1.22(CH3)0.78の可溶性
マグネシウムアルコレート粉末38gが得られる。
【0030】例7 マグネシウムメチレートの沈殿:羽根付き撹拌機及び3
0cm蒸留塔を備えた加熱可能2l−フラスコ中で、マ
グネシウムメチレート−溶液(メタノール500ml中
のマグネシウム金属18gの溶液により製造される)5
00mlにテトラエトキシシラン750gを加える。引
き続き、室温から150℃まで高めた缶温度で、メタノ
ール及びテトラメトキシシランからの混合物を留去する
(組成(GC表面積%):メタノール55%、テトラメ
トキシシラン45%)。残った分散液を保護ガス下に、
還流蒸発器のフラスコ中に移し、かつ<1mバールまで
下げた周囲圧下で、並びに170℃の最大温度で、濃縮
して乾燥させる。平均粒度約50μmを有する(光学顕
微鏡分析)、可溶性マグネシウムメチレート粉末30g
が得られる。
【0031】例8 プロペン重合用触媒担体としての使用:例4により得ら
れたマグネシウムエチレート20gを、乾燥窒素雰囲気
下に、高剪断分散機を用いて、無水エタノール200m
l中に分散する。この際生じる剪断力の作用により、ケ
イ酸被覆が大部分溶ける。沈殿の2時間後に、上澄が軽
く濁った乳白色相をデカンテーションにより除去する。 この相は、大部分のシリカゲルを含有している。球状マ
グネシウムエチレートからなる沈殿物(平均粒径5μm
)をエタノールから蒸留除去し、かつ公知の方法(欧州
特許(EP)第0236082号明細書)により反応さ
せて、プロペン重合に好適な触媒にする。この触媒は、
プロペン重合の際、活性及び立体特異性に関して、技術
水準に相当することが明らかである。
【0032】ポリマー粒子は、触媒担体粒子のように、
平らな表面を有するほとんど正確な球構造を有する。粒
度分析(レーザー測定)は、狭い粒度分布を示す:平均
粒径が152μmの場合、>1000μm粒子成分は0
.1%(過大粒子)及び<100μm粒子成分は5.8
%である。
【0033】例9 比較例 炭化マグネシウムエチレート溶液の噴霧乾燥及びプロペ
ン重合用触媒担体としての使用;発明の目的ではないガ
ス導入装置及び蒸留ブリッジを備えた撹拌反応器中に、
乾燥窒素雰囲気下で、エタノール1836g及びマグネ
シウムエチレート(平均的粒子、市販製品HUELS 
AG)292gを加える。撹拌下に、2時間かかってC
O2194gを導入する。エタノール中の炭化されたマ
グネシウムエチレートの肉色溶液が生じる。実験室噴霧
乾燥機(Buechi社)中で、この溶液を通過量30
7ml/h、噴霧ノズルの温度190℃及び窒素通過量
約600l/hで噴霧乾燥させる。単離した、流動性粉
末は、炭化されたマグネシウムエチレートからなる。脱
炭及び残留湿気(エタノール)の除去のために、粉末を
180℃及び<1ミリバールの圧力で、2時間熱処理す
る。激しく構造化された表面(干しブドウ構造)である
場合に、平均粒径は、約5μmである。公知の方法(欧
州特許(EP)第0236082号明細書)により、粉
末を反応させて、プロペン重合に適当な触媒にする。こ
の触媒は、プロペン重合の際、活性及び立体特異性に関
して、技術水準に相当することが明らかである。このポ
リマー粒子は、触媒粒子と同様に、非常に不規則な表面
構造を有する。粒度分析(レーザー測定、ふるい分析)
は、比較的広い粒度分布を示す;平均粒径が140μm
の場合、>1000μm粒子成分は4.7%であり、か
つ<100μmの粒子成分は、23.5%である。その
際、比較可能な噴霧乾燥法の際の触媒担体粒子及びポリ
マー粒子の比較可能な平均粒度において、過大−及び過
少粒子の成分は、本発明によるポリマー粒子よりも著し
く多い。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  球状もしくは長球状の粒子特性を有す
    る、 M(OR1)a(OR2)b(CO2)x      
        (1)[式中、M=化学元素の周期表の第II
    主族からの金属;R1及びR2=炭素原子1〜6個を有
    する同じ又は異なるアルキル基;a+b=2、0≦a≦
    2、0≦b≦2、0≦x≦2]のアルカリ土類金属化合
    物の製法において、溶剤L1中に溶かされ、アルカリ土
    類金属アルコレートの溶液と混合可能である特性を有す
    るが、アルカリ土類金属アルコレート又はその炭化形を
    溶かさないか又は溶かしにくい第2溶剤L2を加えた、
    アルカリ土類金属アルコレート又はその炭化形からなる
    均質溶液から、溶剤L1を留去することにより、この粒
    子を生ぜしめることを特徴とする、アルカリ土類金属化
    合物の製法。
  2. 【請求項2】  L1が極性プロトン性溶剤であり、か
    つL2が極性非プロトン性溶剤又は非極性非プロトン性
    溶剤である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  L1がC−原子1〜6個を有する非分
    枝鎖状又は分枝鎖状アルコールである、請求項1又は2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】  L2がエーテル、殊にエチレングリコ
    ールのエーテル、脂肪族−、環状−、芳香族炭化水素、
    これらの炭化水素の塩素化生成物、テトラアルコキシシ
    ラン、殊にテトラエトキシ−又はテトラメトキシシラン
    、アルキル−、ジアルキル−又はトリアルキルアルコキ
    シシランである、請求項1又は2記載の方法。
  5. 【請求項5】  L1としてエタノール、メタノール、
    プロパノール、イソプロパノール又はブタノール、L2
    としてキシロール、ジエチレングリコールジメチルエー
    テル、テトラエトキシシラン又はテトラメトキシシラン
    を使用する、請求項1から4までのいずれか1項記載の
    方法。
  6. 【請求項6】  アルカリ土類金属アルコレートとして
    マグネシウムメチレート又はマグネシウムエチレートを
    使用する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】  溶剤L1中でのアルカリ土類金属アル
    コレートの溶解性を高めるためにCO2を使用する、請
    求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】  沈殿の際に使用される剪断勾配の制御
    により又は沈殿反応の間に熱分解法ケイ酸を添加するこ
    とによる粒子安定化により粒度調節を実施する、請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】  請求項1から8項記載により製造され
    たアルカリ土類金属アルコレートを基礎とする球状又は
    長球状粒子を、ポリオレフィン合成における活性触媒担
    持物質として使用する、請求項1から5までのいずれか
    1項記載の方法。
  10. 【請求項10】  アルカリ土類金属アルコレートはマ
    グネシウムアルコレートである、請求項9記載の方法。
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