JP3268027B2 - オレフィン重合触媒用担体の製造方法 - Google Patents

オレフィン重合触媒用担体の製造方法

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JP3268027B2 JP26455892A JP26455892A JP3268027B2 JP 3268027 B2 JP3268027 B2 JP 3268027B2 JP 26455892 A JP26455892 A JP 26455892A JP 26455892 A JP26455892 A JP 26455892A JP 3268027 B2 JP3268027 B2 JP 3268027B2
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオレフィン重合触媒用担
体の製造方法に関する。さらに詳しくは、粒径が大きく
球形のオレフィン重合触媒用担体を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オレフィン重合用触媒としては、一般的
にはチーグラー・ナッタ系触媒が用いられている。この
触媒系の一つとして、マグネシウム化合物を担体とする
担持型触媒が公知であり、重合活性に優れた性能を示す
数多くの特許が報告されている。このような担持型触媒
においては、触媒粒子の形状を制御することが望まし
く、そのような方法もいくつか知られてはいるが、粒径
が大きく球形な固体触媒成分を得る方法としては不充分
なものが多い。
【0003】そのような方法の一つとして、スプレー乾
燥法とスプレー冷却法が公知である。スプレー乾燥法で
は、マグネシウム化合物の水あるいはアルコール溶液
を、加熱窒素気流中にスプレーし、生成した液滴から水
あるいはアルコールを加熱窒素により蒸発させて、球形
の固体担体粒子を得るものである。また、スプレー冷却
法は一般式MgCl2 ・xLOH・ySKYのマグネシ
ウム化合物を溶融状態で、冷却不活性流体で冷却したチ
ャンバー中にスプレーし、溶剤の蒸発なしに球形の固体
担体粒子を得るものである。
【0004】さらに、別な方法としては、界面活性剤の
存在下、固体成分の溶融物を適当な油中に乳化して急速
に固化させる融体急冷法がある。この融体急冷法では、
一般に、MgCl2 のアルコール付加物が球状粒子の形
態で得られるが、これをそのままオレフィン重合用担体
として用いた場合には、触媒化段階及び重合段階での破
壊が起こり、良好な形状のポリマーが得られてこない。
この破壊を防ぐ方法として、得られた固体をアルミニウ
ム化合物で処理する方法(特開昭55−135102号
公報)、得られた固体を微量の水で処理する方法(特開
昭58−215408号公報)、得られた固体を窒素気
流下でアルコール含量を低下させた後触媒化する方法
(特開平3−140308号公報)が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウム化合物で処理する方法や微量の水分で処理する方
法においては、処理する事により触媒活性及び/または
得られるポリマーの立体規則性が低下するという問題点
があった。また、得られた固体を窒素気流下でアルコー
ル含量を低下させた後触媒化する方法においては固体粒
子同士の凝集が起こりやすい。
【0006】さらに、形状を制御するために界面活性剤
を用いる方法においては、界面活性剤が触媒中に残存す
るために、プロピレン等の立体特異性重合においてその
立体規則性の低下を招くという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく研究を重ねた結果、塩化マグネシウムと
エタノールの混合物を、特定の炭化水素混合物中、加熱
溶融させ、懸濁させた溶液を急冷して球状固体を得た
後、その固体を炭化水素媒体(C)中減圧加熱すること
により特定のエタノール/Mg比まで脱エタノールする
ことにより、遷移金属化合物処理時に粒子の破壊がな
く、しかも触媒活性の優れた粒径が大きく球形の触媒成
分が得られ、さらに立体特異性重合においては立体規則
性の高い触媒成分が得られることを見出し、本発明に到
達した。
【0008】すなわち、本発明は、A.塩化マグネシウ
ム、B.エタノール、C.エタノールより高い沸点を有
しかつエタノール溶解性の炭化水素、D.エタノールよ
り高い沸点を有しかつエタノール難解性の炭化水素から
なる混合物を急冷固化することにより得られた固体を、
炭化水素溶媒(C)中にて減圧加熱することにより、一
部脱エタノールし、担体のエタノール/Mg比が1.0
〜2.5であることを特徴とするオレフィン重合触媒用
担体の製造方法である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて使用される塩化マグネシウムは無水塩化マグネシ
ウムであり、市販品に含まれる程度の微量の水分を含む
ものであってもよい。また使用するエタノールは、少量
の他のアルコールを含んでいてもよい。塩化マグネシウ
ムに対するエタノールの使用量としては、エタノール/
塩化マグネシウムのモル比で表した場合、2〜10の範
囲であることが好ましい。
【0010】次に、本発明に使用する炭化水素(C)に
ついて説明する。炭化水素(C)としては、エタノール
より高い沸点を有しかつエタノール溶解性であり、具体
的には、溶解度が20g/リットルを超えるものであれ
ばよく、例えば、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン
及びケロシン等が挙げられる。炭化水素(C)の使用量
としては、塩化マグネシウム1g当り0.01〜1リッ
トル、好ましくは0.03〜0.5リットルである。
【0011】次に、本発明に使用する炭化水素(D)に
ついて説明する。炭化水素(D)としては、エタノール
より高い沸点を有しかつエタノール難溶性であり、具体
的には、溶解度が0〜20g/リットルであればよく、
なかでも飽和環状炭化水素化合物が好ましく、ナフテン
類が挙げられる。またこれを一部含む混合物でもよく、
具体的には流動パラフィンが挙げられる。炭化水素
(D)の使用量は、炭化水素(C)に対する容積比とし
て炭化水素(C)100に対し1〜100、好ましくは
5〜80の範囲である。
【0012】次に、塩化マグネシウム、エタノール、炭
化水素(C)及び炭化水素(D)の混合方法について説
明する。これら塩化マグネシウム、エタノール、炭化水
素(C)及び炭化水素(D)の混合方法としては、任意
の二者及び三者を事前に混合しておいてもよいし、また
四者を同時に混合してもよい。この混合時において、塩
化マグネシウムとエタノールの錯体が形成される。
【0013】本発明においては、上記混合物を加熱し、
該錯体粒子を溶融状態で含有する懸濁液を形成すること
ができる。加熱温度は錯体が溶融する温度以上であれば
特に制限はないが、好ましくは70℃以上が用いられ
る。上記加熱された懸濁液を急速に冷却して、エタノー
ルの実質的な蒸発なしに球形固体を得る。急冷する方法
としては、該錯体粒子を固化させるに充分なほど低温に
冷却された炭化水素溶媒と、該懸濁液とを速やかに接触
させる方法が好んで用いられる。ここで用いる炭化水素
溶媒としては上述の炭化水素(C)及び炭化水素(D)
が利用できる。この溶媒の温度は、溶融状態にある該錯
体粒子を固化させるに充分なほど低温に冷却されていれ
ば特に制限はないが、好ましくは0℃以下に冷却して使
用する。
【0014】固化した粒子は、ろ過、遠心分離等の方法
によって分離採取することもできるし、デカンテーショ
ンによってヘキサン、デカン等のスラリーとして得るこ
ともできる。次に脱エタノール方法について説明する。
本発明において使用される上述の脱エタノール方法は、
炭化水素溶媒中、該固体を撹拌し減圧下で加熱すること
により行なわれる。
【0015】炭化水素溶媒としては、上述の炭化水素
(C)が利用できる。加熱温度は、該固体の融点以下で
あればよいが、好ましくは室温〜100℃、より好まし
くは室温〜80℃であればよい。なお、一部脱エタノー
ル後のエタノール/Mg比が1.0〜2.5になるよう
に時間、減圧度等の条件を選定する必要がある。一部脱
エタノール後のエタノール/Mg比が2.5より大きく
なると固体粒子は触媒化段階において破壊され、粒子は
不定形の微粉になる。また、エタノール/Mg比が1.
0より小さくなると触媒活性は大きく低下する。
【0016】本発明により得られた担体に遷移金属化合
物を担持することによりオレフィン重合用触媒とするこ
とができる。使用する遷移金属化合物としては、チタ
ン、ジルコニウム、バナジウム、クロム等の化合物が例
示でき、特に好ましくはチタン化合物であり、さらに好
ましくはハロゲン化チタン、もっとも好ましくは四塩化
チタンが用いられる。上記遷移金属化合物は、炭化水素
溶媒で希釈して用いてもよい。
【0017】担体に遷移金属化合物を担持させる際に、
電子供与性化合物を共存させてもよい。使用する電子供
与性化合物は、カルボン酸類、エーテル類、エステル
類、ケトン類、アルデヒド類、酸無水物、アミン類、ニ
トリル類、ホスフィン類等である。これらの中では、エ
ステル類が好んで用いられる。具体的には、安息香酸メ
チル、安息香酸エチル、トルイル酸メチル、トルイル酸
エチル、アニス酸メチル、アニス酸エチル、アニス酸フ
ェニル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル
酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−i−ブチル等を挙げる
ことができる。好ましくは、フタル酸ジ−n−ブチル、
フタル酸ジ−i−ブチルを用いることができる。
【0018】本発明により得られた担体に遷移金属化合
物を担持する反応においては、遷移金属化合物中の遷移
金属と担体中の塩化マグネシウムのモル比が1〜10
0、好ましくは3〜50である。また、電子供与性化合
物を用いる場合、電子供与性化合物の担体中の塩化マグ
ネシウムに対するモル比は、0.01〜2、好ましくは
0.05〜1である。反応温度は、−20〜200℃、
好ましくは0〜150℃であり、反応時間は、0.1〜
6時間、好ましくは0.2〜4時間である。この反応
は、上記の反応条件内なら何回繰返してもよい。
【0019】反応後、ろ過またはデカンテーションによ
り固体を分離後、炭化水素溶媒で洗浄し、未反応物ある
いは副生成物等を除去する。使用する炭化水素溶媒とし
ては、具体的には、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノ
ナン、デカン及びケロシンのような脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン及びクメンのような芳香族
炭化水素、1,2−ジクロルエタン、クロルベンゼン及
びジクロルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素等が挙
げられる。なかでもヘキサン、ヘプタンが好ましい。
【0020】上記で得られた固体触媒成分(x)は、有
機アルミニウム化合物(y)及び有機ケイ素化合物
(z)と組み合せることによりオレフィン重合用触媒と
することができる。有機アルミニウム化合物(y)とし
ては、トリアルキルアルミニウム化合物が挙げられ、具
体的には、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリ−is
o−プロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニ
ウム、トリ−iso−ブチルアルミニウム、トリ−n−
ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウ
ム、トリ−n−デシルアルミニウム、トリ−n−ドデシ
ルアルミニウム、トリ−n−ヘキサデシルアルミニウム
等及びその混合物が挙げられる。
【0021】有機ケイ素化合物(z)は一般式(R1
S Si(OR2 4-S (式中R、は炭素数1〜20の炭化水素基であり、sは
0≦s<4の関係を満たす数である)で表わすことがで
きる。まず、Si(OR2 4 としては、Si(OCH
3 4 、Si(OC2 5 4 、Si(O−n−C3
7 4 、Si(O−iso−C3 7 4 、Si(O−
n−C4 9 4 、Si(O−sec−C4 9 4
が挙げられる。
【0022】R1 Si(OR2 3 としては、CH3
i(OCH3 3 、C2 5 Si(OCH3 3 、n−
4 9 Si(OCH3 3 、n−C5 11Si(OC
3 3 、C6 5 Si(OCH3 3 、C6 5 CH
2 Si(OCH3 3 、CH2 =CHSi(OCH3
3 、CH[Si(OCH3 3 3 、( CH3 O)3Si
CH2 Si(OCH3 3 、( CH3 O)3SiCH2
2 Si(OCH3 3 、CF3 CH2 CH2 Si(O
CH3 3 、CCl3 Si(OCH3 3 、CH3 CH
ClSi(OCH3 3 、CH2 ClCH2 Si(OC
3 3 、CH3 Si(OC2 5 3 、C2 5 Si
(OC2 5 3 、n−C3 7 Si(OC
2 5 3 、n−C4 9 Si(OC2 5 3 、n−
5 11Si(OC2 5 3 、cyclo−C6 11
Si(OC2 5 3 、C6 5 Si(OC
2 5 3 、CH2 =CHSi(OC2 5 3 、CH
3 CH=CHSi(OC2 5 3 、CH2 =CHCH
2 Si(OC2 5 3 、(C2 5 O)2 SiCH2
Si(OC2 5 3 、CH[Si(OC2 5 3
3 、CF3 6 4 Si(OC2 5 3 、CH2 Cl
Si(OC2 5 3 、CCl3 Si(OC
2 5 3 、CH2 ClCH2 Si(OC2 5 3
CH2 ClCHClSi(OC2 5 3 、CH2 =C
HSi(O−iso−C3 7 3 、(iso−C3
7 O)SiCH2 Si(O−iso−C3 7 3 、C
3 CHClSi(O−iso−C3 7 3 、CH2
ClCH2 Si(O−iso−C3 7 3 、CH3
i(O−n−C4 9 3 、C2 5 Si(O−n−C
4 9 3 、C6 5 Si(O−n−C4 9 3 、C
2 =CHSi(O−n−C4 9 3 、( n−C4
9 O)3SiCH2 Si(O−n−C4 9 3 、CH3
CHClSi(O−n−C4 9 3 、CH2 =CCl
Si(O−n−C4 9 3 、CH3 Si(O−iso
−C4 9 3 、CH2 =CHSi(O−iso−C4
9 3 、( iso−C4 9 O)3SiCH2 Si(O
−iso−C4 9 3 、CH3 CHClSi(O−i
so−C4 9 3 、CH2 =CClSi(O−iso
−C4 9 3 、CH3 Si(O−sec−C4 9
3 、C6 5 Si(O−sec−C4 9 3CH2
CHSi(O−sec−C4 9 3 、( sec−C4
9 O)3SiCH2 Si(O−sec−C4 9 3
CH3 CHClSi(O−sec−C4 9 3 、CH
2 =CClSi(O−sec−C4 9 3 、CH3
i(O−tert−C4 9 3 、C6 5 Si(O−
tert−C4 9 3等が挙げられる。
【0023】(R1 2 Si(OR2 2 としては、
(CH3 2 Si(OCH3 2 、(C2 5 2 Si
(OCH3 2 、(n−C3 7 2 Si(OCH3
2 、(n−C4 9 2 Si(OCH3 2 、(C6
5 2 Si(OCH3 2 、(CH3 2 Si(OC2
5 2 、(CH3 )(C2 5 )Si(OC2 5
2 、(C2 5 2 Si(OC2 5 2 、(CH3
(C6 5 )Si(OC2 5 2 、(C6 5 2
i(OC2 5 2 、(iso−C3 7 )(iso−
4 9 2 Si(OCH3 2 、(C2 5 )SiH
(OC2 5 2等が挙げられる。
【0024】(R1 3 Si(OR2 )としては、(C
3 3 SiOCH3 、(C2 5 3 SiOCH3
(CH3 3 SiOC2 5 、(CH3 2 (n−C3
7 )SiOC2 5 、(CH3 2 (C6 5 )Si
OC2 5 、(CH3 2 SiO−n−C3 7、(C
3 3 SiO−n−C4 9等が挙げられるが、好ま
しいものとしては、CH3 Si(OC2 5 3 、C2
5 Si(OC2 5 36 5 Si(OCH3 3 、C6 5 Si(OC2
5 3 n−C3 7 Si(OC2 5 3 、n−C4 9 Si
(OC2 5 3 、(iso−C3 7 )(iso−C
4 9 )Si(OCH3 2 、(C6 5 2 Si(O
CH3 2 、Si(OC2 5 4 である。
【0025】これらのアルコキシシランは単独でも、ま
た混合物としても利用でき、さらに有機アルミニウム化
合物との反応物ないしは付加物の形でもよく、あるいは
エーテル、エステル、アミン等の錯化合物を併用しても
差し支えない。本発明における触媒成分(x)、
(y)、及び(z)の使用比率は固体成分(x)1gに
対して、(y)は(y)中のアルミニウム原子に換算し
て1〜3000ミリモル、好ましくは5〜1000ミリ
モルの範囲であり、また(z)は(z)中のケイ素原子
に換算して0.01〜1000ミリモル用いることが好
ましい。
【0026】これら触媒成分(x)、(y)及び(z)
は重合時に三者を接触させて用いてもよいし、また重合
前にあらかじめ接触させて用いてもよく、三者とも、ま
たは任意の二者のみを自由に選択して接触させてもよ
い。接触においては不活性ガス雰囲気下あるいはオレフ
ィン雰囲気下であってもよい。本発明は、α−オレフィ
ン、例えばプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4
−メチル−ペンテン−1、3−メチル−ブテン−1等の
オレフィン、特にプロピレンを立体規則性重合させる場
合に適する。更には重合時間の経過に伴う活性の低下も
極めて少なく、該α−オレフィンをエチレンもしくは他
のオレフィンと共重合させるような比較的重合機内滞留
時間の長い、いわゆるブロック重合にも適するものであ
る。
【0027】また、ポリマーの分子量調節の為、水素、
ハロゲン化炭化水素あるいは連鎖移動を起こしやすい有
機金属化合物を添加することも可能である。重合方法と
しては通常の懸濁重合、液体モノマー中での重合、気相
重合が可能である。特に本発明での重合においては比較
的高い重合温度にて実施される液体モノマー中での重合
及び気相重合に好んで採用できる。
【0028】懸濁重合は触媒を重合溶媒、例えばヘキサ
ン、ヘプタンのごとき脂肪族炭化水素などとともに反応
器に導入し、不活性ガス雰囲気下にプロピレン等のオレ
フィンを1〜20Kg/cm2 に圧入して、室温ないし
150℃の温度で重合を行うことができる。液体モノマ
ー中での重合では、触媒をプロピレン等のオレフィンが
液体である条件下で、液体のオレフィンを重合溶媒とし
てオレフィンの重合を行うことができる。例えばプロピ
レンの場合、室温ないし90℃の温度で、10〜45K
g/cm2 の圧力下で液体プロピレン中で重合を行うこ
とができる。
【0029】一方、気相重合はプロピレン等のオレフィ
ンが気体である条件下で、溶媒の不存在下に1〜50K
g/cm2 の圧力で、室温ないし120℃の温度条件に
おいて、プロピレン等のオレフィンと触媒の接触が良好
となるような、例えば流動床、移動床あるいは攪拌機に
よって混合を行う等の手段を講じて重合を行うことがで
きる。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、これらは、本発明の範囲を制限するものではな
い。なお、実施例中で用いる球形率の割合とは、粒子を
光学顕微鏡で観察した時の任意の粒子100個中の球状
粒子の割合を意味するものであり、表中では3割未満を
×、3〜6割を△、6割を超えるものを○として示し
た。ここで、球状とは真球状のみならず楕円球あるいは
これに類似の形状であって、粒子の投影像の長径と短径
の比が3以下のものをいう。
【0031】粒子の大きさは担体及び触媒については島
津レーザー回折式粒度分布測定器を用いて、ポリマーに
ついては標準ふるいを用いて測定した。また、沸騰n−
ヘプタン抽出残分とは、ポリマーを沸騰n−ヘプタンに
より6時間抽出した後の抽出残渣の抽出前ポリマーの重
量に対する百分率を意味するものである。
【0032】すべての結果を表1にまとめた。
【0033】
【実施例1】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 内容積1.5リットルのオートクレーブを充分窒素置換
した後、n−デカン(エタノール1リットル中に50g
いれても溶解した)300cc、流動パラフィン(エタ
ノール1リットル中に5gいれたものに未溶解のものが
あった)150cc、市販の塩化マグネシウム4gおよ
びエタノール12.4ccを入れ、系を撹拌下に昇温
し、120℃にて600rpmで30分撹拌した。系内
圧を窒素ガスにて2kg/cm2 とし、オートクレーブ
に直結され120℃に保温されたsus製チューブのコ
ックを開き、あらかじめ−20℃に冷却されたn−デカ
ン900ccを仕込んである1.5リットルオートクレ
ーブに移し、生成固体(a−1)をろ過により採集し
た。分析結果からこの生成固体の組成は、MgCl2
3.3EtOHであった。
【0034】この生成固体をn−デカンで充分に洗浄し
た後、n−デカン中で撹拌により流動させ、40〜60
℃にゆっくり昇温しながら3時間減圧加熱することによ
り脱エタノールを行なった(b−1)。分析結果からこ
の固体成分の組成は、MgCl2 ・2.0EtOHであ
った。 (II)Ti含有触媒成分の調製 200ccのガラスフラスコを充分に窒素置換した後、
四塩化チタン99ccを入れた。撹拌しながら0℃で、
n−デカン20ccに懸濁した上記固体成分(b−1)
4gを加えた後、1時間で100℃まで加熱し、温度が
100℃になったところでジイソブチルフタレート0.
56ccを加えた。2時間撹拌後、撹拌を止め上澄み部
をデカンテーションにより除去し、新たに四塩化チタン
87ccを加え120℃で1時間撹拌した。これを静置
し上澄み部をデカンテーションにより除去し、n−ヘキ
サンで充分洗浄し、n−ヘキサンスラリーとして固体触
媒成分を得た(c−1)。
【0035】得られた固体触媒成分は球形粒子の割合が
8割程度であり、その粒径は10〜50μであった。 (III)液体プロピレン中での重合 充分に窒素置換及び真空乾燥した1.5リットルのオー
トクレーブに生成ポリマーのMFIが5にあうように水
素ガスを導入し、さらに液化プロピレン350gを導入
した後、トリエチルアルミニウム2.0ミリモルおよび
フェニルトリエトキシシラン0.2ミリモル、固体触媒
成分(c−1)を含むn−ヘキサンスラリーを固体触媒
成分換算で10mgの順でオートクレーブに加え、すぐ
に撹拌下70℃に昇温して1時間重合を行ない、ポリマ
ー186gを得た。固体触媒成分1g当りの活性は18
600g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は97.8%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.40g/ccであっ
た。得られたポリマーは球形で、平均粒径は1300μ
であった。
【0036】
【実施例2】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において、使用溶媒としてn−デカン
360cc、流動パラフィン90ccを用いた以外は同
様な方法で錯体を合成した。 (II)Ti含有触媒成分の調製 上記で得た生成固体を用いた以外は、実施例1の(I
I)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−2)。得
られた固体触媒成分の球形粒子の割合は7割程度であっ
た。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン197gが得られ、触媒活性は19
700g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は97.9%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.41g/ccであっ
た。得られたポリマーは球形で、平均粒径は1400μ
であった。
【0037】
【実施例3】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において、流動パラフィンの代りにデ
カヒドロナフタリンを用いた以外は同様な方法で錯体を
合成した。 (II)Ti含有触媒成分の調製 上記で得た固体成分を用いた以外は、実施例1の(I
I)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−3)。得
られた固体触媒成分の球形粒子の割合は8割程度であっ
た。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン204gが得られ、触媒活性は20
400g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は97.7%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.41g/ccであっ
た。得られたポリマーは球形で、平均粒径は1400μ
であった。
【0038】
【実施例4】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において、エタノールの使用量を1
8.6ccとし、さらに減圧加熱時間を3時間から6時
間に変更することにより脱エタノールを行なった(b−
4)。分析結果からこの固体成分の組成は、MgCl2
・1.5EtOHであった。 (II)Ti含有触媒成分の調製 上記で得た固体成分を用いた以外は、実施例1の(I
I)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−4)。得
られた固体触媒成分の球形粒子の割合は8割程度であっ
た。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン146gが得られ、触媒活性は14
600g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は97.5%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.40g/ccであっ
た。得られたポリマーは球形で、平均粒径は1100μ
であった。
【0039】
【比較例1】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において、使用溶媒としてn−デカン
のみ450ccを用い、さらに形状を制御するために界
面活性剤としてソルビタンジステアレート1.2gを用
いた以外は同様な方法で生成固体(a−5)を得た。
【0040】この生成固体5g及びn−デカン100c
cを200ccガラスフラスコに入れ、撹拌下、5℃で
トリエチルアルミニウム10.6ccを滴下した後、2
5℃で1時間撹拌し、更に80℃で3時間撹拌した。固
体部をろ過により採取しヘキサンで十分洗浄することに
より固体成分(b−5)を得た。 (II)Ti含有触媒成分の調製 上記で得た固体成分を用いた以外は、実施例1の(I
I)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−5)。こ
の場合、得られた固体触媒成分の球形粒子の割合は8割
程度であった。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン137gが得られ、触媒活性は13
700g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は96.0%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.41g/ccであっ
た。
【0041】
【比較例2】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において、使用溶媒としてn−デカン
のみ450ccを用いた以外は同様な方法で錯体を合成
した。 (II)Ti含有触媒成分の調製 上記で得た固体成分を用いた以外は、実施例1の(I
I)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−6)。こ
の場合、得られた固体触媒成分の球形粒子の割合は1割
程度であった。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン213gが得られ、触媒活性は21
300g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は97.5%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.35g/ccであっ
た。得られたポリマーは不定形で、平均粒径は1100
μであった。
【0042】
【比較例3】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において、脱エタノールを行なわかっ
た以外は同様な方法で錯体を合成した(a−1)。 (II)Ti含有触媒成分の調製 固体成分(a−1)をそのまま用いた以外は、実施例1
の(II)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−
7)。この場合、得られた固体触媒成分の球形粒子の割
合は3割程度であった。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン224gが得られ、触媒活性は22
400g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は97.0%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.34g/ccであっ
た。得られたポリマーの球形粒子の割合は低く、微粉が
多く認められた。
【0043】
【比較例4】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において、減圧加熱時間を3時間から
24時間に変更することにより脱エタノールを行なった
(b−8)。分析結果からこの固体成分の組成は、Mg
Cl2 ・0.4EtOHであった。 (II)Ti含有触媒成分の調製 上記で得た固体成分を用いた以外は、実施例1の(I
I)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−8)。得
られた固体触媒成分の球形粒子の割合は8割程度であっ
た。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン52gが得られ、触媒活性は520
0g−PP/g−solid/hであった。このポリマ
ーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は97.6%であり、重
合パウダーの嵩密度は0.34g/ccであった。得ら
れたポリマーは球形で、平均粒径は700μであった。
【0044】
【比較例5】 (I)MgCl2 ・nEtOH錯体の合成 実施例1の(I)において固体成分(a−1)をろ過し
た後、そのまま減圧下乾燥した。これを室温で、150
時間、2リットル/minの窒素を用いて通気乾燥した
(b−9)。分析結果からこの固体成分の組成は、Mg
Cl2 ・1.6EtOHであった。 (II)Ti含有触媒成分の調製 上記で得た固体成分を用いた以外は、実施例1の(I
I)と同様な方法で固体触媒成分を得た(c−9)。得
られた固体触媒成分の球形粒子の割合は1割程度であっ
た。 (III)液体プロピレン中での重合 上記で得た固体触媒成分を用いた以外は、実施例1の
(III)と同様な方法でプロピレンの重合を行なっ
た。ポリプロピレン173gが得られ、触媒活性は17
300g−PP/g−solid/hであった。このポ
リマーの沸騰n−ヘプタン抽出残分は96.5%であ
り、重合パウダーの嵩密度は0.34g/ccであっ
た。得られたポリマーは不定形で、粗大粒子が多数認め
られた。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の方法を用いれば、遷移金属化合
物処理時にも、固体成分の粒子形状は破壊されることな
く触媒活性の優れた粒径の大きな球状の固体触媒成分が
得られる。そしてこの固体触媒成分をオレフィンの重合
に使用することにより、粒径が大きく形状の優れたポリ
オレフィンが得られる。さらに、立体特異性重合に用い
た場合、立体規則性の高いポリオレフィンが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 10/00 - 10/14 C08F 110/00 - 110/14 C08F 210/00 - 210/18 C08F 4/00 - 4/82

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.塩化マグネシウム、B.エタノー
    ル、C.エタノールより高い沸点を有しかつ溶解度が2
    0g/リットルを超えるエタノール溶解性の炭化水素、
    D.エタノールより高い沸点を有しかつ溶解度が0〜2
    0g/リットルのエタノール難解性の炭化水素からなる
    混合物を急冷固化することにより得られた個体を、炭化
    水素溶媒(C)中にて減圧加熱することにより、一部脱
    エタノールし、担体のエタノール/Mg比が1.0〜
    2.5であることを特徴とするオレフィン重合触媒用担
    体の製造方法。
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