JPH0635454U - 戸車装置 - Google Patents

戸車装置

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JPH0635454U
JPH0635454U JP7202392U JP7202392U JPH0635454U JP H0635454 U JPH0635454 U JP H0635454U JP 7202392 U JP7202392 U JP 7202392U JP 7202392 U JP7202392 U JP 7202392U JP H0635454 U JPH0635454 U JP H0635454U
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JP7202392U
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直人 小泉
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 戸車が自由に建具の上框内から出没でき、ま
た戸車の出没を規制、解除する操作ができ、建具の建込
み、取外しが意図的にできる。 【構成】 戸車装置1は、本体2、アーム3、ロック部
材4とから形成され、本体2には、先端にローラー2
1、他端に係止突部23とを備えたアーム3を軸支し、
アーム3はスプリング25によって常時アーム3先端が
上方に付勢され、ローラー21が上框に対し出没自在に
形成されている。また本体2内には、ロック部材4が前
後に摺動できるよう内装され、ロック部材4には、一端
に係止部29が突設され、この係止部29と前記係止突
部23とが係脱自在に対設され、さらにロック部材4に
は摺動操作のための操作部30が横設され、上面には、
先端に係合突部28を備えた係合片27が設けられ、本
体2に設けた係合凹部と係合し、ロック部材4が勝手に
動かないように形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、障子、網戸などの建具の上框に装備され、建具の外れ止め機能を 具備した戸車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の戸車装置としては、板バネ杆の先端に戸車を取付け、戸車が上 下框に対して揺動可能な状態になるよう、板バネ杆を建具の上下框に装着した戸 車装置(実公昭44−11881号公報参照)が知られている。
【0003】 さらに、建具の上框に装着できるケーシングに、先端に戸車を取りつけたアー ムを起立方向にバネによって付勢して、起倒可能に枢支した戸車装置(実願昭6 1−95035号(実開昭63−1179号)のマイクロフィルム参照)が知ら れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来公知である戸車装置は、いずれも戸車を必要以上に框の内側に没入 することを規制する機構がないため、戸車が框内で変動自在であるから、使用時 に障子、網戸などの建具が簡単に窓枠から外れてしまう弊害があった。
【0005】 この考案は、上述の問題点を解消するため考案されたもので、この考案の戸車 装置は、戸車が必要以上に框内に没入する動作を規制し、建具が窓枠から簡単に 外れるのを未然に防止するとともに、建具を窓枠から意図して外そうとするとき のみ、戸車を框内に没入できるように没入規制を解除し、建具の取り外しを容易 にし、かつ戸車の出没動作の規制および解除の操作が簡単にできる戸車装置を提 供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前記の目的を達成するため、この考案の戸車装置は、戸車装置1の本体2にお いて、先端にローラー21、他端に係止突部23を備えたアーム3を、ローラー 21側が上方に付勢され、かつアーム3の擺動が自由にできるように軸支し、ま た一端に係止部29を備えたロック部材4を、戸車装置1の本体2内で摺動が自 由にできるように嵌装し、前記係止突部23と係止部29とが、係脱自在に対設 し、アーム3の擺動を規制することができるように形成した戸車装置を主な構成 としている。
【0007】 また、ロック部材4には、上向の係合突部28を先端に設け、かつ弾発性を備 えた係合片27を突設するとともに、ロック部材4を操作する操作部30をロッ ク部材4に横設し、一方、本体2におけるロック部材4の摺動面に、前記係合突 部28と係合する係合凹部20を二個所に設け、そのうえ操作部30が戸車装置 1の本体2から現出するように形成した戸車装置である。
【0008】 さらに、戸車装置1におけるロック部材4に配設した係止部29と、反対側の 前面に戸当り部17を突設した戸車装置でもある。
【0009】
【作用】
この考案に於ける戸車装置の作用状態を説明すると、図6から図10に示すと おりであり、障子、網戸などの建具を窓枠に建込む前の状態は、図6に示すよう にロック部材4が操作部30の後退操作によって、係止部29が後退しているの で、アーム3の係止突部23との係合が解除された状態であるから、ローラー2 1を備えたアーム3は最大限に起立し、上框から突出した状態となり、アーム3 の擺動動作は自由にできる。
【0010】 この状態で建具を窓枠に建込むと、図7に示すように、アーム3はスプリング 25の弾力に抗して最大限に倒伏し、建込み作業を容易にし、建込み後は図8に 示すようにスプリング25の弾力によって、アーム3は必要量だけ起立し、建具 の建付調整後は操作部30を前進させ、図9に示すとおり、係止部29と係止部 23とを係合させ、建具の建込み作業は完了する。
【0011】 次に建具を窓枠から外そうとするときは、図8に示すように操作部30を後退 させ、係止部29と係止突部23との係合を解除して、図7に示す状態で建具を 窓枠から外せばよい。
【0012】 さらに、建具の使用中に、建具を意図せずに外そうとしても、図10に示すよ うに係止部29と係止突部23とが係合しており、アーム3の擺動範囲を規制し ている結果、アーム3の倒伏はそれ以上不可能であり、戸車装置1はレールから 脱却させることができず、建具を窓枠から外すことはできない。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の戸車装置の実施例について、図面を参照しながら具体的に説 明する。
【0014】 この考案の戸車装置は、合成樹脂から成形され、本体2、アーム3、ロック部 材4とから形成された戸車装置1であり、本体2は、全体が鍵形で、基底部5の 前方部分に大小二条の溝部6、7が凹設され、一方の溝部6には、アーム3の係 止突部23の底面部が、また他方の溝部7には、アーム3を起立方向に付勢する ためのスプリング25の一端を、それぞれ収納できるように形成されている。
【0015】 溝部6、7の内側に立設されている両壁部8には、透孔9が穿設され、アーム 3を擺動自在に軸支しており、また壁部8の内方には空隙部10が設けられてお り、ロック部材4が摺動できるように形成され、空隙部10の上方および起立片 11にかけて凹溝12が設けられ、上枠のレールが嵌通されるように形成されて いる。
【0016】 基底部5における起立片11側の底部外面に、凸形突状の取付部13が突設さ れ、この取付部13は上框14の中間連結板15の切欠部16に嵌挿される。ま た基底部5の起立片11側の外側面に戸当り部17が突設され竪框18内に突出 するように形成されており、さらに空隙部10を横切るように開口部19が設け られ、開口部19の一側上縁に係合凹部20が二個所に凹設されている。
【0017】 一方、アーム3には先端にローラー21を回動自在に軸着し、その反対側に細 巾状の突出杆22が形成され、その先端に断面杓子状の係止突部23が突設され ており、この係止突部23の基部にピン24が突出しており、このピン24の一 端にスプリング25を嵌挿して、本体2の壁部8に設けた透孔9に軸支し、アー ム3を擺動自在に形成し、係止突部23の底面部は上述のとおり、溝部6に嵌入 され、スプリング25の一端は溝部7に、また他端は突出杆22の基部に係止さ れ、アーム3を上方へ付勢している。
【0018】 さらに、本体2の基底部5に設けた空隙部10内を摺動するロック部材4は、 長方体26の上面に鍵形で弾発性を備えた係合片27を突設し、その先端に上向 の係合突部28を設けて、前記開口部19の係合凹部20に係止できるように形 成されている。
【0019】 また、長方体26の前面には突起状の係止部29が突設され、前記アーム3の 突出杆22先端に設けた係止突部23と係脱可能な形態に形成され、長方体26 の側面には、ロック部材4を操作する操作部30を突出状に設け、前記開口部1 9から現出するように形成され、かつ操作部30の先端上下に開口部19の縁部 に係止できる係止突起31が設けられている。
【0020】 戸車装置1の組立は、本体2に設けられた空隙部10内に、ロック部材4を嵌 装するとともに、操作部30の先端上下面に配設されている係止突起31を開口 部19にスナップ式に係合させ、また本体2の壁部8に設けた透孔9にアーム3 の一端を軸支し、アーム3に設けた係止突部23と、ロック部材4に設けた係止 部29とが係脱可能に対設されている。
【0021】 戸車装置1の障子、網戸などの建具への取付け手段は、図4に示すように、上 框14の中間連結板15に設けた切欠部16へ、本体2の取付部13を嵌挿させ るとともに、戸当り部17が竪框18内に突出するように配設し、戸車装置1が 建具から脱落しないよう竪框18で封止し、上框14と竪框18とをビス32で 固定し、戸車装置1を建具に取付ける。
【0022】 次に、図5に示した戸車装置の実施例は、図1に示した戸車装置の実施例と異 なり、たとえば戸車装置1の本体2における空隙部10、さらに空隙部10内を 摺動するロック部材4において、その形態を異にするが、その他の形態は第一実 施例と全く同一構成である。
【0023】 具体的に説明すると、本体2の後端面に設けた戸当り部17の配設位置に、空 隙部10に連通する通路33が連設されており、ロック部材4の長方体26にお ける係止部29の設置面と反対面に、戸当り部17が直接長方体26に連結する ため連結杆34が一体に成形された戸車装置1であり、本体2の空隙部10にロ ック部材4の長方体26を摺動可能に嵌挿させるとともに、通路33に連結杆3 4を挿通し、ロック部材4の摺動によって戸当り部17も進退可能に形成されて いる。
【0024】
【考案の効果】
この考案の戸車装置は、以上説明したとおりの構成であり、この構成によって 下記の効果を奏する。
【0025】 この考案の戸車装置は、戸車装置1の本体2において、先端にローラー21、 他端に係止突部23を備えたアーム3を、ローラー21側が上方に付勢され、か つアーム3の擺動が自由にできるように軸支し、また一端に係止部29を備えた ロック部材4を、本体2内で摺動が自由にできるように嵌装し、前記係止突部2 3と係止部29とが係脱自在に対設し、アーム3の擺動を規制することができる ように形成したから、ローラー21を配したアーム3の擺動が自由であり、いか なる建具に対しても戸車取付調整をしなくても使用することができ、また一旦取 付けられればアーム3の擺動範囲を規制することができるので、むやみに建具が 外れることもなく、また建具を外すこともできない。しかし建具を外そうとすれ ばアーム3の擺動規制を解除し、簡単に建具を外すことができる効果がある。
【0026】 また、ロック部材4には、上向の係止突部28を先端に設け、かつ弾発性を備 えた係合片27を突設するとともに、ロック部材4を操作する操作部30をロッ ク部材4に横設し、一方、本体2におけるロック部材4の摺動面に前記係合突部 28と係合する係合凹部20を2個所に設け、そのうえ操作部30が本体2から 現出するように形成したから、ロック部材4の移動が意図的に規制することがで き、その結果アーム3の擺動動作の規制、ならびに解除を確実に行うことができ る効果がある。
【0027】 さらに、ロック部材4において、係止部29と反対側の前面に戸当り部17を 突設したから、たとえロック部材4による規制操作を忘れたときでも、建具が開 閉され一度戸当り部17が、窓枠の竪枠に当接されれば、それによって戸当り部 17が後退し、同時にロック部材4も移動して係止部29と係止突部23とが係 合し、アーム3の擺動動作を自動的に規制するので、手動による規制操作が必要 でなく、操作を簡略化することができ、またむやみに建具が外れることもないな ど、効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】戸車装置の分解斜視図である。
【図2】図1における反対側の戸車装置の分解斜視図で
ある。
【図3】戸車装置における本体の縦断面図である。
【図4】戸車装置の取付形態を示した断面図である。
【図5】他の実施例の戸車装置の分解斜視図である。
【図6】戸車装置の作動状態を示した一部断面図であ
る。
【図7】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面図
である。
【図8】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面図
である。
【図9】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面図
である。
【図10】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面
図である。
【符号の説明】
1 戸車装置 2 本体 3 アーム 4 ロック部材 17 戸当り部 20 係合凹部 21 ローラー 23 係止突部 27 係合片 28 係合突部 29 係止部 30 操作部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体2には、先端にローラー21、他端
    に係止突部23を備えたアーム3を、ローラー21側が
    上方に付勢され、かつ擺動自在に軸支し、また一端に係
    止部29を備えたロック部材4を本体2内で摺動自在に
    嵌装し、前記係止突部23と係止部29とを係脱自在に
    対設し、アーム3の擺動を規制するように形成したこと
    を特徴とする戸車装置。
  2. 【請求項2】 ロック部材4には、上向の係合突部28
    を先端に設け、かつ弾発性を備えた係合片27を突設す
    るとともに、ロック部材4を操作する操作部30を横設
    し、一方本体2におけるロック部材4の摺動面に前記係
    合突部28と係合する係合凹部20を二個所に設け、か
    つ操作部30が現出する状態に形成した請求項1記載の
    戸車装置。
  3. 【請求項3】 ロック部材4において、係止部29を設
    置した反対側の前面に戸当り部17を突設した請求項1
    または2記載の戸車装置。
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