JP2567431Y2 - 戸車装置 - Google Patents

戸車装置

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JP2567431Y2
JP2567431Y2 JP7202392U JP7202392U JP2567431Y2 JP 2567431 Y2 JP2567431 Y2 JP 2567431Y2 JP 7202392 U JP7202392 U JP 7202392U JP 7202392 U JP7202392 U JP 7202392U JP 2567431 Y2 JP2567431 Y2 JP 2567431Y2
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直人 小泉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、障子、網戸などの建
具の上框に装備され、建具の外れ止め機能を具備した戸
車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の戸車装置としては、板バ
ネ杆の先端に戸車を取付け、戸車が上下框に対して揺動
可能な状態になるよう、板バネ杆を建具の上下框に装着
した戸車装置(実公昭44−11881号公報参照)が
知られている。
【0003】さらに、建具の上框に装着できるケーシン
グに、先端に戸車を取りつけたアームを起立方向にバネ
によって付勢して、起倒可能に枢支した戸車装置(実願
昭61−95035号(実開昭63−1179号)のマ
イクロフィルム参照)が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来公知である
戸車装置は、いずれも戸車を必要以上に框の内側に没入
することを規制する機構がないため、戸車が框内で変動
自在であるから、使用時に障子、網戸などの建具が簡単
に窓枠から外れてしまう弊害があった。
【0005】この考案は、上述の問題点を解消するため
考案されたもので、この考案の戸車装置は、戸車が必要
以上に框内に没入する動作を規制し、建具が窓枠から簡
単に外れるのを未然に防止するとともに、建具を窓枠か
ら意図して外そうとするときのみ、戸車を框内に没入で
きるように没入規制を解除し、建具の取り外しを容易に
し、かつ戸車の出没動作の規制および解除の操作が簡単
にできる戸車装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この考案の戸車装置は、戸車装置1の本体2におい
て、先端にローラー21、他端に係止突部23を備えた
アーム3を、ローラー21側が上方に付勢され、かつア
ーム3の擺動が自由にできるように軸支し、また一端に
係止部29を備えたロック部材4を、戸車装置1の本体
2内で摺動が自由にできるように嵌装し、前記係止突部
23と係止部29とが、係脱自在に対設し、アーム3の
擺動を規制することができるように形成した戸車装置を
主な構成としている。
【0007】また、ロック部材4には、上向の係合突部
28を先端に設け、かつ弾発性を備えた係合片27を突
設するとともに、ロック部材4を操作する操作部30を
ロック部材4に横設し、一方、本体2におけるロック部
材4の摺動面に、前記係合突部28と係合する係合凹部
20を二個所に設け、そのうえ操作部30が戸車装置1
の本体2から現出するように形成した戸車装置である。
【0008】さらに、戸車装置1におけるロック部材4
に配設した係止部29と、反対側の前面に戸当り部17
を突設した戸車装置でもある。
【0009】
【作用】この考案に於ける戸車装置の作用状態を説明す
ると、図6から図10に示すとおりであり、障子、網戸
などの建具を窓枠に建込む前の状態は、図6に示すよう
にロック部材4が操作部30の後退操作によって、係止
部29が後退しているので、アーム3の係止突部23と
の係合が解除された状態であるから、ローラー21を備
えたアーム3は最大限に起立し、上框から突出した状態
となり、アーム3の擺動動作は自由にできる。
【0010】この状態で建具を窓枠に建込むと、図7に
示すように、アーム3はスプリング25の弾力に抗して
最大限に倒伏し、建込み作業を容易にし、建込み後は図
8に示すようにスプリング25の弾力によって、アーム
3は必要量だけ起立し、建具の建付調整後は操作部30
を前進させ、図9に示すとおり、係止部29と係止部2
3とを係合させ、建具の建込み作業は完了する。
【0011】次に建具を窓枠から外そうとするときは、
図8に示すように操作部30を後退させ、係止部29と
係止突部23との係合を解除して、図7に示す状態で建
具を窓枠から外せばよい。
【0012】さらに、建具の使用中に、建具を意図せず
に外そうとしても、図10に示すように係止部29と係
止突部23とが係合しており、アーム3の擺動範囲を規
制している結果、アーム3の倒伏はそれ以上不可能であ
り、戸車装置1はレールから脱却させることができず、
建具を窓枠から外すことはできない。
【0013】
【実施例】以下、この考案の戸車装置の実施例につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0014】この考案の戸車装置は、合成樹脂から成形
され、本体2、アーム3、ロック部材4とから形成され
た戸車装置1であり、本体2は、全体が鍵形で、基底部
5の前方部分に大小二条の溝部6、7が凹設され、一方
の溝部6には、アーム3の係止突部23の底面部が、ま
た他方の溝部7には、アーム3を起立方向に付勢するた
めのスプリング25の一端を、それぞれ収納できるよう
に形成されている。
【0015】溝部6、7の内側に立設されている両壁部
8には、透孔9が穿設され、アーム3を擺動自在に軸支
しており、また壁部8の内方には空隙部10が設けられ
ており、ロック部材4が摺動できるように形成され、空
隙部10の上方および起立片11にかけて凹溝12が設
けられ、上枠のレールが嵌通されるように形成されてい
る。
【0016】基底部5における起立片11側の底部外面
に、凸形突状の取付部13が突設され、この取付部13
は上框14の中間連結板15の切欠部16に嵌挿され
る。また基底部5の起立片11側の外側面に戸当り部1
7が突設され竪框18内に突出するように形成されてお
り、さらに空隙部10を横切るように開口部19が設け
られ、開口部19の一側上縁に係合凹部20が二個所に
凹設されている。
【0017】一方、アーム3には先端にローラー21を
回動自在に軸着し、その反対側に細巾状の突出杆22が
形成され、その先端に断面杓子状の係止突部23が突設
されており、この係止突部23の基部にピン24が突出
しており、このピン24の一端にスプリング25を嵌挿
して、本体2の壁部8に設けた透孔9に軸支し、アーム
3を擺動自在に形成し、係止突部23の底面部は上述の
とおり、溝部6に嵌入され、スプリング25の一端は溝
部7に、また他端は突出杆22の基部に係止され、アー
ム3を上方へ付勢している。
【0018】さらに、本体2の基底部5に設けた空隙部
10内を摺動するロック部材4は、長方体26の上面に
鍵形で弾発性を備えた係合片27を突設し、その先端に
上向の係合突部28を設けて、前記開口部19の係合凹
部20に係止できるように形成されている。
【0019】また、長方体26の前面には突起状の係止
部29が突設され、前記アーム3の突出杆22先端に設
けた係止突部23と係脱可能な形態に形成され、長方体
26の側面には、ロック部材4を操作する操作部30を
突出状に設け、前記開口部19から現出するように形成
され、かつ操作部30の先端上下に開口部19の縁部に
係止できる係止突起31が設けられている。
【0020】戸車装置1の組立は、本体2に設けられた
空隙部10内に、ロック部材4を嵌装するとともに、操
作部30の先端上下面に配設されている係止突起31を
開口部19にスナップ式に係合させ、また本体2の壁部
8に設けた透孔9にアーム3の一端を軸支し、アーム3
に設けた係止突部23と、ロック部材4に設けた係止部
29とが係脱可能に対設されている。
【0021】戸車装置1の障子、網戸などの建具への取
付け手段は、図4に示すように、上框14の中間連結板
15に設けた切欠部16へ、本体2の取付部13を嵌挿
させるとともに、戸当り部17が竪框18内に突出する
ように配設し、戸車装置1が建具から脱落しないよう竪
框18で封止し、上框14と竪框18とをビス32で固
定し、戸車装置1を建具に取付ける。
【0022】次に、図5に示した戸車装置の実施例は、
図1に示した戸車装置の実施例と異なり、たとえば戸車
装置1の本体2における空隙部10、さらに空隙部10
内を摺動するロック部材4において、その形態を異にす
るが、その他の形態は第一実施例と全く同一構成であ
る。
【0023】具体的に説明すると、本体2の後端面に設
けた戸当り部17の配設位置に、空隙部10に連通する
通路33が連設されており、ロック部材4の長方体26
における係止部29の設置面と反対面に、戸当り部17
が直接長方体26に連結するため連結杆34が一体に成
形された戸車装置1であり、本体2の空隙部10にロッ
ク部材4の長方体26を摺動可能に嵌挿させるととも
に、通路33に連結杆34を挿通し、ロック部材4の摺
動によって戸当り部17も進退可能に形成されている。
【0024】
【考案の効果】この考案の戸車装置は、以上説明したと
おりの構成であり、この構成によって下記の効果を奏す
る。
【0025】この考案の戸車装置は、戸車装置1の本体
2において、先端にローラー21、他端に係止突部23
を備えたアーム3を、ローラー21側が上方に付勢さ
れ、かつアーム3の擺動が自由にできるように軸支し、
また一端に係止部29を備えたロック部材4を、本体2
内で摺動が自由にできるように嵌装し、前記係止突部2
3と係止部29とが係脱自在に対設し、アーム3の擺動
を規制することができるように形成したから、ローラー
21を配したアーム3の擺動が自由であり、いかなる建
具に対しても戸車取付調整をしなくても使用することが
でき、また一旦取付けられればアーム3の擺動範囲を規
制することができるので、むやみに建具が外れることも
なく、また建具を外すこともできない。しかし建具を外
そうとすればアーム3の擺動規制を解除し、簡単に建具
を外すことができる効果がある。
【0026】また、ロック部材4には、上向の係止突部
28を先端に設け、かつ弾発性を備えた係合片27を突
設するとともに、ロック部材4を操作する操作部30を
ロック部材4に横設し、一方、本体2におけるロック部
材4の摺動面に前記係合突部28と係合する係合凹部2
0を2個所に設け、そのうえ操作部30が本体2から現
出するように形成したから、ロック部材4の移動が意図
的に規制することができ、その結果アーム3の擺動動作
の規制、ならびに解除を確実に行うことができる効果が
ある。
【0027】さらに、ロック部材4において、係止部2
9と反対側の前面に戸当り部17を突設したから、たと
えロック部材4による規制操作を忘れたときでも、建具
が開閉され一度戸当り部17が、窓枠の竪枠に当接され
れば、それによって戸当り部17が後退し、同時にロッ
ク部材4も移動して係止部29と係止突部23とが係合
し、アーム3の擺動動作を自動的に規制するので、手動
による規制操作が必要でなく、操作を簡略化することが
でき、またむやみに建具が外れることもないなど、効果
は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】戸車装置の分解斜視図である。
【図2】図1における反対側の戸車装置の分解斜視図で
ある。
【図3】戸車装置における本体の縦断面図である。
【図4】戸車装置の取付形態を示した断面図である。
【図5】他の実施例の戸車装置の分解斜視図である。
【図6】戸車装置の作動状態を示した一部断面図であ
る。
【図7】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面図
である。
【図8】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面図
である。
【図9】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面図
である。
【図10】同じく戸車装置の作動状態を示した一部断面
図である。
【符号の説明】
1 戸車装置 2 本体 3 アーム 4 ロック部材 17 戸当り部 20 係合凹部 21 ローラー 23 係止突部 27 係合片 28 係合突部 29 係止部 30 操作部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体2には、先端にローラー21、他端
    に係止突部23を備えたアーム3を、ローラー21側が
    上方に付勢され、かつ擺動自在に軸支し、また一端に係
    止部29を備えたロック部材4を本体2内で摺動自在に
    嵌装し、前記係止突部23と係止部29とを係脱自在に
    対設し、アーム3の擺動を規制するように形成したこと
    を特徴とする戸車装置。
  2. 【請求項2】 ロック部材4には、上向の係合突部28
    を先端に設け、かつ弾発性を備えた係合片27を突設す
    るとともに、ロック部材4を操作する操作部30を横設
    し、一方本体2におけるロック部材4の摺動面に前記係
    合突部28と係合する係合凹部20を二個所に設け、か
    つ操作部30が現出する状態に形成した請求項1記載の
    戸車装置。
  3. 【請求項3】 ロック部材4において、係止部29を設
    置した反対側の前面に戸当り部17を突設した請求項1
    または2記載の戸車装置。
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JP2007182673A (ja) * 2005-12-29 2007-07-19 Tostem Corp 網戸の外れ止め装置

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