JP2594423Y2 - 防音引戸のトリガー受け - Google Patents

防音引戸のトリガー受け

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JP2594423Y2
JP2594423Y2 JP1993072209U JP7220993U JP2594423Y2 JP 2594423 Y2 JP2594423 Y2 JP 2594423Y2 JP 1993072209 U JP1993072209 U JP 1993072209U JP 7220993 U JP7220993 U JP 7220993U JP 2594423 Y2 JP2594423 Y2 JP 2594423Y2
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勝敏 石田
山口  淳
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、防音引戸のトリガー受
け(以下単にトリガー受けという)の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】防音引戸は、例えば図1に示すように、
嵌め殺しの窓1に対し、可動の障子2が見付け方向に移
動可能に案内されており、図1に示す障子閉鎖時、例え
ば一対のハンドル3、3などの施錠部材を操作すること
により、障子2が見込方向(矢印a方向)で嵌め殺しの
窓1に近接する方向に引き寄せられるように構成されて
いる。
【0003】その為、上記防音引戸の施錠時、通常は障
子2の前後の竪框4、4に装着される錠箱から鈎形のカ
マと称される施錠部材(図示せず)が方立5、及び戸枠
の竪枠10方向に振り出され、方立や竪枠に開口したス
トライク孔と係合して障子2を錠止する。
【0004】このとき、上記一対のカマはしゃくるよう
に動き、障子2を相対的に戸枠側に引き寄せる。
【0005】すると、戸枠側に障子の框と接合する図示
しないパッキン条が装着されているので、このパッキン
条と障子2の框との接合により、障子の周囲が気密に封
止され、この引戸は防音引戸となる。
【0006】尚、図1のハンドル3は、図面を明瞭にす
るため、障子2に比較しての寸法を実際より大きく誇張
して示している。
【0007】しかして、障子2が開いているときにハン
ドル3の一方又は両方を施錠方向に操作すると、操作さ
れたハンドルに対応するカマが竪框4から振り出される
と共に、振り出たカマに対応する障子2の竪框が嵌め殺
しの窓1方向に引き寄せられる。
【0008】このときにも障子2は移動できるので、振
り出されたカマが方立その他の相手方の部材に激突し、
引戸が損傷される、という不都合が生じる。
【0009】上記した不都合を解消するため、防音引戸
に限らず、従来の引戸錠には安全装置が組込まれてお
り、この安全装置は、施錠時、ハンドル3の操作と連動
して、通常トリガーと称される探り杆6を矢印a方向に
突出させる。
【0010】障子2が閉鎖位置にあるときには、このト
リガー6は直に戸枠の方立5又は竪枠10に当接し、そ
れ以上突出しないから、この突出量の大小を検知した安
全装置がカマの振り出しを許容する。
【0011】一方、障子2が開いているときにハンドル
3を施錠方向に操作すると、トリガー6の突出を遮るも
のは無くトリガー6は最大限に突出するから、このトリ
ガー6の移動量を検出した安全装置は、施錠部材である
カマを振り出さないように作動する。
【0012】尚、かかる安全装置の構成は、例えば実公
昭58−30920号公報等に記載されていて公知であ
るし、又、本考案の要旨ではないので、更に詳細な説明
は省略する。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】上記した引戸錠の安全
装置は、勿論防音引戸にも適用可能であり、実用されて
いる。しかしながら、防音引戸の場合、その構造上、解
錠時には竪框4と方立5又は竪枠10との距離が長く、
障子が正規の閉鎖位置にあるときでも、トリガー6をか
なり長く突出させないと方立や竪枠を探り当てることが
できない。
【0014】換言すれば、安全装置の所謂感度が低く、
使い勝手が悪いばかりでなく、施錠部材であるハンドル
3等の動きの最初のかなりの部分をトリガー6を突出さ
せる為にのみ用い、カマ等を振り出させるための本来の
作動のストロークが小さくなるので、設計上不利であ
る、等の不都合が生じる。
【0015】又、トリガー6と当接する方立5又は竪枠
10は通常アルミのサッシ材であるから、長時間の使用
により方立や竪枠にトリガー6の接触痕が残る、という
不都合もある。
【0016】この考案は、上記の不都合を解消する新規
なトリガー受けを提供することを目的としている。
【0017】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の考案は、障子が閉鎖位置にあると
き、防音引戸の錠前に内蔵された安全装置のトリガーと
整合する戸枠の方立又は竪枠の部分に配設され、鉛直な
回転軸を有するローラーと、方立又は竪枠の竪框に対向
する表面付近において、見込方向に移動可能に案内さ
れ、上記ローラーを回動可能に担持すると共に、竪框に
近接する方向に付勢されたホルダーと、方立又は竪枠の
竪框に対向する表面からのローラーの突出量を規制する
係止手段とを有することを特徴とする。
【0018】
【作用】上記のように構成された請求項1に記載の考案
によるトリガー受けは、ローラーが戸枠の方立又は竪枠
の表面から竪框側に突出した状態で使用される。
【0019】通常、防音引戸の場合は方立或いは竪枠と
竪框との間隔を大きく取ってあるので、ローラーが突出
しても障子の開け閉めによって竪框がローラーに干渉す
ることはない。
【0020】上記ローラーと障子の竪框との間隔は、通
常の引き違いの引戸における一方の障子の竪框と、他方
の障子のそれとの間隔とほぼ同じに設定することができ
る。
【0021】万が一、製作誤差や建て付けの狂い等によ
り竪框がローラーに干渉しても、ローラーが回転し、
又、ローラーを担持したホルダーがその付勢力に抗して
方立内に引込むように移動するので、ほとんど問題は生
じない。
【0022】障子が閉鎖位置にあり、ハンドル等の施錠
部材を施錠方向に操作すると、引戸錠に内蔵された安全
装置のトリガーが方立方向に突出し、直にローラーに当
接する。
【0023】すると、安全装置本来の機能により、施錠
機構にカマを振り出して施錠することを許容し、障子が
錠止されると同時に、防音引戸の機能により、障子が戸
枠側に引き寄せられる。
【0024】このとき、竪框と方立或いは竪枠とが相互
に接合するので、竪框の表面に押圧されて、ローラー及
びこれと一体のホルダーは、その付勢力に抗して、方立
又は竪枠内に引込む方向に移動する。
【0025】引戸錠が解錠されれば、方立と戸枠との間
隔が開き、且つトリガーが竪框内に引込むから、ローラ
ー及びこれと一体のホルダーは、その付勢力により方立
表面又は竪枠の表面から竪框に向かって突出する常態位
置に復帰する。
【0026】
【実施例】以下、本考案の実施例を図2及至図5を参照
して説明する。尚、この実施例はこの考案によるトリガ
ー受けを戸枠の方立に装着する場合を示すが、戸枠の竪
枠に装着する場合も全く同様である。
【0027】図2及至図4において符号7はケースを示
し、このケース7は、例えば細長いブロック体で、その
上下に開口した一対のねじ穴8、8を挿通する図示しな
い皿ねじにより、表面(図3に表われる面)が方立の竪
框と対向する面と同一面になるように装着される。
【0028】その為、方立内には、上記皿ねじと螺合す
る雌ねじ孔を有する取付け台が内蔵されているが、具体
的な方立の構成は、本考案の要旨ではないので、更に詳
細な説明は省略する。
【0029】上記ケース7には、断面形状が例えば図3
に示すように括れ部付の細長い矩形である案内孔9がケ
ースの見込方向(図2の左右方向)に貫通している。
【0030】この案内孔9には、正面から見た外形が案
内孔とほぼ同形で、横断面形状が略U字形のホルダー1
1が、そのU字の底部となる前部を竪框に向けて、見込
方向に移動可能に案内されている。
【0031】このホルダー11の前部中央部は、図2及
び図5に示すように切り欠かれており、この切り欠き部
に、鉛直な回転軸を有するローラー12が収納されてい
る。
【0032】尚、図示のローラーのようにその外側面に
溝を切ることは、本考案の必須の構成要件ではない。
【0033】一方、ホルダー11の前部を鉛直に貫通す
る有底のピン孔(付番せず)にローラーピン13が打込
まれており、上記ローラー12はこのローラーピン13
と回動可能に嵌合している。
【0034】他方、ローラー12をローラーピン13を
介して回動可能に担持したホルダー11は、ケース7の
裏面側にねじ止めされた裏板14との間に弾装された圧
縮コイルばね15、15の弾力により、前方、即ち竪框
に近接する方向に付勢されている。
【0035】又、図3に示すケースの案内孔9の四隅の
括れ部の裏面側は、適切な厚みを残して肉を盗まれてお
り、このようにして案内孔9の開口部の四隅には係止突
起16、16が形成されている。
【0036】更に又、図6に示すように、ホルダー11
の上、下端部の両側面は、裏面側の一部を残して、適当
な深さで切り欠かれており、その結果この切り欠きの裏
面側に係止段部17、17が形成されている。
【0037】そして、上記係止突起16及び係止段部1
7の係合によって構成される係止手段により、圧縮コイ
ルばね15、15の弾力によって前方に突出し、ケース
7外に抜け出ようとするホルダー11は、図2に示す規
定の突出位置に係止される。
【0038】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によるトリガー受けは、戸枠の方立又は竪枠からトリガ
ー側に突出しているので、引戸の施錠操作開始後直にト
リガーがトリガー受けに当接し、その為引戸錠の安全装
置の感度が良くなって使い勝手が向上する。
【0039】又、施錠部材のストロークの大部分を施錠
操作に使用できるので、引戸錠の設計が容易になる。
【0040】更に又、万が一ローラーと竪框との間に干
渉が生じても、ローラーの回転或いはホルダーの移動に
よりその干渉による悪影響を吸収することができる、等
種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】防音引戸の構成の一例を示す線図的平面図。
【図2】本考案の一実施例によるトリガー受けの縦断側
面図。
【図3】その正面図。
【図4】その平面図。
【図5】ホルダーの中央部の横断面図。
【図6】ホルダーの平面図。
【符号の説明】
2 障子 3 ハンドル 4 竪框 5 方立 6 トリガー 7 ケース 10 竪枠 11 ホルダー 12 ローラー 15 圧縮コイルばね 16 係止突起、 17 係止段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05F 7/00 E05B 65/08 E05C 3/04 E06B 5/20 E05D 15/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子が閉鎖位置にあるとき、防音引戸の
    錠前に内蔵された安全装置のトリガーと整合する戸枠の
    方立又は竪枠の部分に配設され、鉛直な回転軸を有する
    ローラーと、方立又は竪枠の竪框に対向する表面付近に
    おいて、見込方向に移動可能に案内され、上記ローラー
    を回動可能に担持すると共に、竪框に近接する方向に付
    勢されたホルダーと、方立又は竪枠の竪框に対向する表
    面からのローラーの突出量を規制する係止手段とを有す
    ることを特徴とする防音引戸のトリガー受け。
JP1993072209U 1993-12-14 1993-12-14 防音引戸のトリガー受け Expired - Fee Related JP2594423Y2 (ja)

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