JP2531936Y2 - 用心錠 - Google Patents

用心錠

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JP2531936Y2
JP2531936Y2 JP1990089672U JP8967290U JP2531936Y2 JP 2531936 Y2 JP2531936 Y2 JP 2531936Y2 JP 1990089672 U JP1990089672 U JP 1990089672U JP 8967290 U JP8967290 U JP 8967290U JP 2531936 Y2 JP2531936 Y2 JP 2531936Y2
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JP
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正善 山本
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昭和ロック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、主として玄関扉に使用される扉錠で、本
締り用のデッドボルトを有するとともに、扉の全開を規
制できる用心レバーを有する用心錠に関するもので、特
に、用心レバーのジョイントピンを受け入れる受部材側
の改良に関するものである。
[従来の技術] このような用心錠は既に公知であり、特開昭62−5057
3号、実開昭63−201169号、実開平1−142773号等にお
いて提供されている。概略構成としては、サムターンの
回動に連動してフロントより出没する用心レバーを有す
る錠本体と、突出した用心レバー端部に設けられたジョ
イントピンの嵌入孔と、これに連動する縦長孔をフロン
ト板に形成した受部材とからなっており、扉の閉塞時、
サムターンを回動すれば用心レバーの一端部に設けたジ
ョイントピンが受部材の嵌入孔に嵌入する構造となって
いる。しかして、この状態で扉を開放すると、ジョイン
トピンを縦長孔に沿って移動させながら用心レバーが他
端部の軸支点を中心に回動し、用心レバーの長さ分だけ
扉の開放を可能とするものである。
第7図は、このような用心錠の一例を示す要部概略断
面図で、22は一端部において回動・揺動可能に錠本体に
設けられた用心レバーで、フロント23から出没可能であ
り、他端部にはジョイントピン24が設けられている。25
はジョイントピン24の嵌入孔26と、これに連続する縦長
孔27を形成したフロント板28を有する受部材である。第
8図は用心レバー22のジョイントピン24が嵌入孔26に嵌
入した状態で扉を開放することによって、ジョイントピ
ン24を縦長孔27に沿って摺動させながら用心レバーが回
動し、用心レバーの長さ分だけ扉の開放を許容した状態
を示している。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記従来の用心錠においては、扉開放後に
おいてジョイントピンを縦長孔内において止定する手段
がなく、扉の開放状態を保っておくことができなかっ
た。
そのため、例えば実開平1−142775号では、縦長孔の
上端部に屈曲孔を設け、この屈曲孔に係合する突起とジ
ョイントピンを受け入れる凹部を有するストッパーを受
部材に摺動可能に設けた用心錠を提供している。
この考案は、扉の開放状態を保ち得るさらに他の簡易
な構成を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] すなわち、この考案は、サムターンの回動に連動して
フロントより出没する用心レバーを有する錠本体と、突
出した用心レバー端部に設けられたジョイントピンの嵌
入孔と、これに連動する縦長孔をフロント板に形成した
受部材とからなる用心錠を対象とし、受部材を改良する
ことによって、扉の開放状態を保ち得る用心錠としたも
ので、受部材が、縦長孔の背面においてジョイントピン
を軸方向に押圧する当て板を有し、この当て板の少なく
とも一部にジョイントピン頭部を受け入れる凹陥部を設
けたことを特徴としている。
上記凹陥部は、扉のジョイントピンの最終摺動位置に
おいて当て板に設ける場合のみならず、中間摺動位置に
も設けることができる。
また、上記構成において、当て板の一部に受部材のフ
ロント板に形成した透孔から露出する押圧部を設け、ジ
ョイントピンに対する押圧力を解除可能とすれば、扉の
閉塞時において、嵌入孔側へのジョイントピンの移動を
容易にすることができる。
また、上記においては、ジョイントピン頭部の凹陥部
を当て板側に設けているが、受部材側に設けることもで
きる。すなわち、当て板はジョイントピンを軸方向に押
圧する部材とし、ジョイントピンが嵌入孔側に摺動する
のを阻止する係止部をフロント板に設ける構成とすれば
良い。この係止部は、フロント板に凹陥部あるいは段部
を設けることによって構成される。
[作用] この考案の用心錠は、扉の開放時、ジョイントピンが
当て板によって軸方向に押圧されており、かつジョイン
トピン頭部が当て板に設けた凹陥部に嵌まることによ
り、あるいは受部材のフロント板に設けた係止部によっ
て嵌入孔側への移動を阻止されることにより、自由移動
を阻止されるので、扉はその開放状態を保持されること
になる。
扉を閉塞する場合は、そのまま閉塞方向に移動する
か、ジョイントピン近傍の用心レバーを押圧するか、あ
るいはまた当て板に設けた押圧部を押圧してジョイント
ピンに対する押圧を解除しながら閉塞方向に移動すれば
簡単に再閉塞が可能である。
[実施例] 以下、添付図面に示した実施例について説明する。
第1図および第2図では、当て板に2か所の凹陥部を
設けた実施例を示している。
すなわち、図において1は受部材で、ボックス部2
と、このボックス部の底部から立設したスタッド3に取
付ネジ4で固着されるフロント板5とで構成され、扉端
面が対向する受けかまちの凹部にボックス部2を収納し
た上、フロント板5の上下に穿設した透孔6を挿通した
取付ネジで固定される。フロント板5には、用心レバー
の端部に設けたジョイントピン7を受け入れる嵌入孔8
と、これに連続して形成された縦長孔9が形成されてい
る。すなわち、サムターンの回動に連動して錠本体のフ
ロントより用心レバーおよびジョイントピン7が突出す
ると、ジョイントピン7は嵌入孔8に嵌入する。この状
態で扉を開放するとジョイントピン7が縦長孔9を摺動
しながら用心レバーが回動してその伸長分だけ扉が開放
される。なおジョイントピン7の頭部7aは嵌入孔8には
嵌入可能であるが、縦長孔9からは離脱できない大きさ
となっている。
10がこの考案の要部をなす当て板で、両端部にスタッ
ド3に遊嵌される透孔11を有し、コイルスプリング12に
よって常時フロント板5方向に押圧されている。嵌入孔
8の背面では嵌入したジョイントピン7に押圧力を与え
ないように深い凹陥部13が形成され、縦長孔9の背面で
はジョイントピン7を軸方向に押圧しながらジョイント
ピン頭部7aを受け入れる凹陥部14,15を形成している。
したがって、ジョイントピン7が嵌入孔8に嵌入し、
扉が開放されると、ジョイントピン7は縦長孔9を摺動
して先ず凹陥部14に嵌入する。したがってこの状態で扉
の開放を中止すればこの位置で保持される。さらに開放
を続けると第2の凹陥部15に頭部7aが嵌入し、再度扉は
その開放位置を保持される。
扉を閉塞方向に移動させれば、コイルスプリング12の
バネ力に抗して当て板10を押し戻しながら凹陥部13の位
置までジョイントピン7が復帰して扉は閉塞される。
第3図および第4図では、当て板10にフロント板5の
前面から押圧可能な押圧部を設けた実施例で、図面にお
いて上記と同一符号で示した部分は同等部分を示してい
る。この例では凹陥部16を有する当て板10が上部にのみ
設けられている。この当て板10にはフロント板5に形成
した透孔17から露出する押圧部18が設けられ、扉閉塞時
においてこの押圧部を押圧することによりジョイントピ
ンに対する当て板の押圧力を解除可能としたものであ
る。
第5図および第6図は、さらに他の実施例を示すもの
で、受部材1のフロント板5にジョイントピン頭部の係
止部を設けている。すなわち、当て板10は、この例では
ボックス部2内で回動可能に軸支されたレバー式に構成
されており、ねじりバネ19によって押圧力を付与されて
いる。20がジョイントピン頭部7aの係止部で、この例で
は縦長孔9の両側においてフロント板5の一部をボック
ス部内部に切り起こして構成しているが、もちろんこれ
に限らず、要するに嵌入孔側への摺動を阻止するジョイ
ントピン頭部の係止部をフロント板に形成すれば良く、
例えばフロント板に凹陥部を形成しても良い。
なお、図面中のその他の符号において21はフロント板
5に形成されたデッドボルトの受穴である。
[考案の効果] 以上の通り、この考案に係る用心錠は、ジョイントピ
ンを軸方向に押圧する当て板と、ジョイントピン頭部を
受け入れる凹陥部あるいはジョイントピン頭部を係止す
る係止部とを受部材に設けたので、扉の開放時、必要に
応じてその開放状態を保持し得る用心錠を提供し得たの
である。なお、受部材に摺動可能なストッパーを設けた
従来例に比し、構成並びに操作が簡単で動作状態にも確
実性を期し得る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案に係る用心錠に用いた
受部材の一実施例を示す正面図と、縦断面図、 第3図および第4図は、受部材の他実施例を示す一部正
面図と一部縦断面図、 第5図および第6図は、受部材のさらに他の実施例を示
す正面図と縦断面図、 第7図は、従来の用心錠の一例を示す要部概略断面図、 第8図は、扉の開放状態における用心レバーの作動状態
を示す概略図である。 1……受部材、5……フロント板 7……ジョイントピン、7a……頭部 8……嵌入孔、9……縦長孔 10……当て板 14、15、16……凹陥部 17……透孔、18……押圧部 20……係止部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サムターンの回動に連動してフロントより
    出没する用心レバーを有する錠本体と、突出した用心レ
    バー端部に設けられたジョイントピンの嵌入孔と、これ
    に連続する縦長孔をフロント板に形成した受部材とから
    なる用心錠において、受部材が、縦長孔の背面において
    ジョイントピンを軸方向に押圧する当て板を有し、この
    当て板の少なくとも一部にジョイントピン頭部を受け入
    れる凹陥部を設けたことを特徴とする用心錠。
  2. 【請求項2】当て板の一部に受部材のフロント板に形成
    した透孔から露出する押圧部を設け、ジョイントピンに
    対する押圧力を解除可能とした請求項1記載の用心錠。
  3. 【請求項3】サムターンの回動に連動してフロントより
    出没する用心レバーを有する錠本体と、突出した用心レ
    バー端部に設けられたジョイントピンの嵌入孔と、これ
    に連続する縦長孔をフロント板に形成した受部材とから
    なる用心錠において、受部材が、縦長孔の背面において
    ジョイントピンを軸方向に押圧する当て板を有し、かつ
    嵌入孔側へのジョイントピン頭部の摺動を阻止する係止
    部をフロント板に設けたことを特徴とする用心錠。
JP1990089672U 1990-08-27 1990-08-27 用心錠 Expired - Lifetime JP2531936Y2 (ja)

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JPH0447077U JPH0447077U (ja) 1992-04-21
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JPH02105472U (ja) * 1989-02-10 1990-08-22

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