JPH06348492A - データパイプライン装置及びデータエンコーディング方法 - Google Patents

データパイプライン装置及びデータエンコーディング方法

Info

Publication number
JPH06348492A
JPH06348492A JP5162051A JP16205193A JPH06348492A JP H06348492 A JPH06348492 A JP H06348492A JP 5162051 A JP5162051 A JP 5162051A JP 16205193 A JP16205193 A JP 16205193A JP H06348492 A JPH06348492 A JP H06348492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
pipeline
processing
stage
processing stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5162051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2834388B2 (ja
Inventor
Phillips Wise Adrian
フィリップ ワイズ エイドリアン
Phillips Robins William
フィリップ ロビンズ ウィリアム
Martin W Sotheran
ウィリアム サズラン マーティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Digital Design Centre Ltd
Original Assignee
Pioneer Digital Design Centre Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Digital Design Centre Ltd filed Critical Pioneer Digital Design Centre Ltd
Publication of JPH06348492A publication Critical patent/JPH06348492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2834388B2 publication Critical patent/JP2834388B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/38Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead
    • G06F9/3867Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead using instruction pipelines
    • G06F9/3871Asynchronous instruction pipeline, e.g. using handshake signals between stages
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/38Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead
    • G06F9/3867Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead using instruction pipelines
    • G06F9/3873Variable length pipelines, e.g. elastic pipeline
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/448Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms
    • G06F9/4494Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms data driven
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/42Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/13Adaptive entropy coding, e.g. adaptive variable length coding [AVLC] or context adaptive binary arithmetic coding [CABAC]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • H04N19/91Entropy coding, e.g. variable length coding [VLC] or arithmetic coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Advance Control (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】多段に構成されるパイプライン処理構造におい
て、ある一つのステージの動作遅延がパイプライン動作
の全動作を停止せしめない。 【構成】 パイプライン構造は連続する処理ステージ内
においてデータを処理する。隣接する処理ステージは有
効性ライン(IN−VALID、OUT−VALID)
及び受入れライン(IN−ACCEPT、OUT−AC
CEPT)を介して互いに接続されている。1つの処理
ステージから次の処理ステージへの入力データの転送
は、次の処理ステージからの受入れ信号が肯定状態にあ
るときにのみ、クロック信号の各サイクル期間内に条件
を満足する各ステージ一斉にになされる。復号回路はい
ずれかの処理ステージに設けられて、ブロックの最初に
おいて1又はそれ以上の所定のビットパターンが復号さ
れたときそのブロック内のデータを処理ステージが処理
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理ステージ及び記憶
素子からなるパイプライン及びパイプライン内でのデー
タエンコーディング(符号化)方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ほとんど全てのアナログ回路及びディジ
タル回路においてディジタルデータの処理速度の向上が
重要な狙いとなっている。データ処理回路の1例とし
て、いわゆる“パイプライン”回路が挙げられる。典型
的なパイプライン回路においては、第1処理ステーショ
ンすなわち処理ステージによってデータが受信され、所
定の順序にて次段の処理ステージに転送される。処理ス
テージの各々はデータを処理したりあるいは単純にデー
タ通路として作用したりして、データを次のクロックサ
イクルの間に転送する。
【0003】ところで、従来のパイプライン回路は、
“剛直(rigid)”であり、従って、1つの処理ステージ
において遅延が生ずると、パイプライン回路全体を停止
させることになっていた。そして、パイプライン回路全
体が、遅延が生じた処理ステージの仕事の終了を待たね
ばならなかった。パイプライン回路全体の停止の故に、
遅延中の当該処理ステージ以外の処理ステージは、デー
タ転送を要しない処理作業を越えたデータ処理動作をな
すことが出来ない。多くのパイプライン回路において
は、同時に処理動作をなし得ない複数のステージを有す
る故、かかる場合にはパイプライン全体の動作が停止す
る。その結果、パイプライン回路においては、異なるデ
ータを同時に処理するというよりデータ処理を各処理ス
テージにおいて繰り返す傾向にある。このことは、各処
理ステージが他のステージの処理を待つために多大な時
間を費すことになってパイプライン回路に与えられた潜
在的処理能力を無駄にすることになる。理想的には、全
ての処理ステージが、各々のデータ処理時間を費すこと
である。
【0004】多くのディジタルテレビジョン装置のうち
の例えばディジタル高品位テレビジョン(HDTV)
は、従来のアナログ技術に取って替るものと期待されて
おり、データ転送レートは冗長な情報の伝送を回避する
ことによって低減されている。これを達成するための方
法として多くの技術が活用されており、これらの技術の
1つがエントロピーコーディングとして良く知られてい
る。かかる装置において、テレビジョン画像が連続する
シンボルに変換され、これらのシンボルは、テレビジョ
ン受像機において適当なアルゴリズムを用いることによ
り画像に再構成されて受像機の表示装置によって表示さ
れる。これらのシンボルを送信器から受信器側に伝送す
るために、各シンボルについて識別のための特有のディ
ジタルコードを割り当てる。
【0005】エントロピーコーディング技術において
は、長さの異なるディジタルコードがシンボルに対応せ
しめられ、最も高い頻度にて現われるシンボルを最短の
長さのコードによって表わすことにしている。このよう
にして伝送されるべきシンボルの大部分は短くかつあま
り頻繁には伝送されない長いコードに比して短い時間長
のコードによって表わされる。
【0006】テレビジョン受像機においては、表示に先
立って、テレビジョン画像の再構成のために次々となさ
れるべき処理作業がなされる。例えばこれらの処理作業
の1つとして、シンボル列に変換されるエントロピーコ
ードデータの復号作業である。この復号データは、更な
る処理ステージを経た後にディジタルメモリ内に書き込
まれる。こうしてメモリに書き込まれたデータは復号ピ
クチャ(picture)を直接的に示すディジタルデータであ
ったり、あるいは、ピクチャが完全に復号されるために
更に処理さるべき1部復号データであることも考えられ
る。いずれにしても、そこにはパイプライン処理ステー
ジが存在し、その1つの処理ステージがエントロピーデ
コーダであり、このパイプラインの終端に達したデータ
がディジタルメモリに書き込まれるのである。
【0007】かかるパイプライン回路においては、パイ
プライン処理を停滞させる少なくとも2つのステージが
存在する。例えば、エントロピーデコーダはシンボルを
表わすディジタルコードの長さが異なる故にシンボルの
復号のために種々の時間長を必要とする。また、ディジ
タルメモリも、パイプラインから受け取ったデータを直
ちに書き込むことは必ずしも出来ない故に、パイプライ
ンデータを保留することがあり得る。メモリ装置は他の
プロセスとの共用資源であることが多い。また、少なく
とも、表示のため又は更なる処理のためにメモリ表示か
らデータを取り出さねばならないことがある。
【0008】“剛直”なパイプライン回路においては、
エントロピーデコーダが復号シンボルを次の処理ステー
ジに転送出来ないとき、次段以降のパイプラインステー
ジの全てが待機しなければならず、ディジタルメモリ
は、その前のステージからデータを受け取れないのでデ
ータを書き込むことが出来ない。同様に、ディジタルメ
モリ装置自体が、他の処理をしているが故に、受け取っ
たデータを書き込めない場合、パイプライン全体が停止
しなければならない。このような場合、エントロピーデ
コーダは、一旦シンボルの復号を完了したときには更な
る処理をなすことが出来ない。なんとなれば、このシン
ボルをパイプライン内の次のステージに送り出すことが
出来ないからである。
【0009】従来のパイプライン回路の他の欠点は、い
ずれかの処理ステージに遅延が生じたときには、その処
理ステージより先の処理ステージ全てに対応する信号を
伝えて、その処理ステージの作業が完了するまで処理を
停止せしめる必要があることである。もし、遅延の生じ
た処理ステージがパイプライン回路の終端近くにあった
場合、この対応する信号がほとんど全ての処理ステージ
に伝達されねばならない。そして、相当多くの段数の処
理ステージからなるパイプライン回路においては、かか
る信号伝達を所望の速度でなし得る回路とすることは非
常に困難である。更に剛直なパイプライン回路において
は、遅延の生じた処理ステージの後続のステージにもこ
れらを停止せしめる制御信号を伝達しなければならない
のである。
【0010】多くのパイプライン回路においては、各処
理ステージにおいて処理されるデータのタイプは単一で
ある。かかるパイプライン回路においては、各処理ステ
ージがその処理作業に対して正しいタイプのデータであ
るとして前段の処理ステージからそのデータを受け取る
のである。そして、そのデータを処理した後に次段の処
理ステージに転送すると、その処理ステージも正しいタ
イプのデータであるとみなすのである。多くの場合、種
々のタイプのデータが導入されるパイプライン回路にお
けるデータの単一の符号化方法を用いることが有利であ
る。例えば、データはいくつかの“パケット”に分割さ
れる。このパケット各々は他のパケットに含まれるデー
タの種類を記述する情報を含んでいる。
【0011】
【発明の概要】本発明によるデータ処理パイプライン
は、縦続接続された複数のパイプラインステージを含ん
でおり、各ステージはデータ入力及びデータ出力端を有
する。各処理ステージのデータ出力端は次の処理ステー
ジのデータ入力端に接続され、各処理ステージはデータ
及びその処理ステージに含まれるデータの有効性を示す
信号を記憶するための記憶ユニットを有する。この記憶
ユニットはローディングを可能にする手段を含んでい
る。この点に関する種々の実施例は各処理ステージから
次の処理ステージに転送されるデータ受入れ信号を生成
する受入れ回路を含んでいる。
【0012】少なくとも1つの実施例においては、この
受け入れ信号はデータ及び有効性信号のローディングを
禁止又は可能にするように用いられる。入力データは1
つの処理ステージから次の処理ステージに転送される受
け入れ信号が肯定的な状態にあるときに次の処理ステー
ジにローディングされる。同様に、1つの処理ステージ
から前のステージに転送される受入れ信号が肯定的状態
のときその処理ステージに有効性信号がローディングさ
れる。各処理ステージの受入れ信号はその処理ステージ
が有効なデータを含まないか次の処理ステージがデータ
受入れの準備が出来たことを示した場合にデータ受入れ
準備を示すようにセットされる。こうして、信号受入れ
準備を示す各処理ステージにデータが伝送される。
【0013】好ましい実施例においては、データと有効
性信号は各処理ステージに同時にローディングされる。
また、この実施例においては、各処理ステージが補助デ
ータ記憶ユニットを有している。処理ステージが有効な
データを含んでいるときは、次の処理ステージにその有
効なデータを伝送できることを予測して新しいデータの
ローディングの準備を前の処理ステージに示す。この時
もしデータを次の処理ステージに転送できないとき、前
の処理ステージから供給される新しいデータを補助デー
タ記憶ユニットにローディングするのである。そして、
前の処理ステージに対して更なる新しいデータのローデ
ィングはもはや不可能であることを通知するのである。
このような状態はもとの有効データが次の処理ステージ
に転送されて補助記憶ユニット内の新しいデータが主記
憶ユニットに転送されるまで継続する。このとき、補助
記憶ユニットはかかる状態が再び生じたときにデータを
ローディングできるのである。
【0014】少なくとも1つの好ましい実施例において
は各処理ステージは次の処理ステージから転送される受
入れ信号を記憶する記憶ユニットをも含む。この場合、
受入れ信号の転送は最も近い先行する処理ステージに限
定される。少なくとも1つの実施例においては、パイプ
ライン回路がマルチフェーズクロックを有し、主要及び
補助記憶ユニットのローディングが異なる位相において
なされる。
【0015】所定の処理回路はパイプラインの処理ステ
ージのいくつか又は全てに含まれる。この処理回路は前
の処理ステージから転送されたデータを処理するのみな
らず、有効性信号及び受入れ信号の処理もなす。またこ
の処理回路はデータの生成又は削除を行い、パイプライ
ン回路以外からデータ及び制御信号も受入れる。本発明
のある特定の実施例においては処理ステージのいくつか
又は全てにおける処理回路が次の処理ステージに単にデ
ータを転送するだけの不活性モードとデータ又は他の信
号を処理する1又はそれ以上の活性モードとを有する。
【0016】この実施例においては、所定の処理ステー
ジがデータ復号回路を有し、各処理ステージの処理回路
は復号回路に供給される入力データ及び/又は他の信号
が活性化パターンの1つを有するときに活性モードに入
る。本発明の他の実施例においては、各処理ステージが
データワードをデータブロックに群分けするための追加
ビットをデータワードに加えて転送する追加ビットライ
ンに接続している。各処理ステージはこの追加ビットの
現在値及び前回値のローディングの為のラッチ回路を有
し追加ビットの変化に基づいてデータを処理し転送する
状態処理回路として作用する。
【0017】本発明の他の特徴はデータをデータ列に符
号化する方法であり、データはデータワードにブロック
化され各ワードは対応する追加ビットを有する。又、ア
ドレスビットの領域が転送されたブロック内の第1デー
タワードに挿入される。この第1データワードはアドレ
スビットのパターンによって活性化された1又は2以上
の処理ステージによって処理されるべきデータに続くも
のである。このアドレス領域はハフマン(Huffman)コ
ードを用いてコード化されるのが好ましい。
【0018】本発明によるデータパイプライン回路は次
のいくつかの特徴を有している。すなわち、 1. このパイプライン回路は“弾性的(elastic)”
であり、1つの処理ステージにおいて生じた遅延が他の
処理ステージに対してほとんど影響を与えないのであ
る。後続の処理ステージは処理動作を継続することがで
き、遅延された処理ステージの後のデータの流れにおい
てギャップが生ずることを意味する。また、同様に、先
行する処理ステージは可能な限り動作を続け、この場
合、データの流れのギャップが除去され得る。
【0019】2. パイプライン回路を調整する制御信
号が生成され、これらの制御信号は最も近い隣接する処
理ステージに伝達される。データ流と同じ方向に制御信
号が流れる時は、この隣接する処理ステージはすぐ後の
処理ステージである。データ流と反対の方向に制御信号
が流れる場合は、この制御信号はすぐ直前の処理ステー
ジに伝達されるのである。
【0020】3. パイプライン回路内のデータはコー
ド化されて種々のタイプのデータが処理され得る。この
コード化は種々の大きさのデータパケットを含みパケッ
トの大きさは予め知る必要はない。 4. データのタイプを記述するオーバーヘッドは出来
るだけ小さく出来る。 5. 各処理ステージがその必要な動作に必要とされる
データのタイプの最少数だけ知るようにすることができ
る。しかしながら、データのタイプを認識しなくとも次
の処理ステージに全てのタイプのデータを転送すること
も出来る。このことは、隣接しない処理ステージ間のコ
ミュニケーションを可能にする。
【0021】本発明の理解を容易にすべく又本発明がど
のように実行されるかを示すために添付の図面によって
以下に説明する。
【0022】
【実施例】本発明の好ましい実施例において用いられる
特徴の説明のために図1は6つの処理ステージからなる
パイプライン回路の6つのサイクルを非常に単純化して
示している。以下に更に詳述するように本発明の好まし
い実施例は図1に示されない7つの有利な特徴を含むも
のである。
【0023】図1において各列のブロックすなわちボッ
クスはA乃至Fとラベル付けされた各処理ステージ及び
1サイクルを示している。各ハッチングのされたボック
スは有効なデータを保持している処理ステージを示し、
有効なデータとはパイプラインの処理ステージのいずれ
か1において処理さるべきデータを意味する。データの
処理なしに単純に転送することだけを含む処理作業が終
了した後に、有効データは有効出力データとして処理ス
テージから送出される。
【0024】実際のパイプライン回路は6つの処理ステ
ージより多いか又は少ない処理ステージを含み得ること
に注意すべきである。本発明はどのような数の処理ステ
ージを有するパイプライン回路にも適用できるのであ
る。さらにデータは複数の処理ステージにおいて処理さ
れ、その処理時間は処理ステージごとに異なるが必ずし
もこのことは必須ではない。
【0025】後述するクロック信号及びデータ信号に加
えてパイプライン回路は2つの制御信号“有効あるいは
有効性(Valid)”信号及び“受入れ(Accept)”信号
を転送してパイプライン回路内のデータの転送制御する
ようになっている。図示した如く隣接する処理ステージ
を接続する2つのラインの上側として示された有効信号
はフォワードすなわち下流に向う方向において各処理ス
テージから近接する装置すなわち他の処理ステージ又は
別のシステムに転送される。例えば、最後のパイプライ
ン処理ステージはそのデータを従属する処理回路に転送
する。“受入れ”信号は隣接処理ステージを接続する2
つのラインの下側に示されており、これは先行する処理
ステージに向うすなわち上流方向に転送されるのであ
る。
【0026】図1においては示されていないが、データ
バスを構成する単一のライン又は複数の平行ラインから
なるデータラインが各パイプライン処理ステージに入り
又出て行くのである。以下において詳しく説明するよう
に、データが処理ステージ間においてデータラインを介
して転送される。第1の処理ステージは、例えば、画像
伝送システム、他のパイプライン回路等の受信回路から
なる先行するステージからデータ及び制御信号を受入れ
るか又はそのパイプライン内で処理さるべきデータの全
て又は一部を自身で生成する。後述する如く、“ステー
ジ”なる術語は任意の処理回路を意味し、例えばデータ
を単に転送するだけの回路であることもあるし、複数段
の他のパイプライン回路であることもあり得る。そし
て、このステージすなわち処理ステージはデータを生成
し、変更し、又除去するのである。
【0027】パイプラインの処理ステージが次段に伝送
さるべき有効なデータを含んでいるときは、データの有
効性を示す有効性信号は直後の処理ステージ以外のステ
ージに転送される必要はない。従って、2ラインインタ
ーフェースが各処理ステージ間に設けられている。又、
第1のステージと先行する装置の間、最後の処理ステー
ジと後続の装置との間においても同様な2ラインインタ
ーフェースが設けられている。
【0028】これらの受入れ及び有効信号の各々はハイ
及びローの値を有しこれらの値は各々“H”及び“L”
として示される。本発明によるパイプラインの最も普通
の用い方はディジタル回路であり、ディジタル回路にお
いては高レベルは例えば論理“1”として示され、低レ
ベルは論理“0”として示される。しかしながら、本発
明はディジタル回路に限定されず、アナログ回路にも用
いられ得る。そして高レベルはある閾値よりも高い電圧
であり、低レベルはこれと同じか又は他の閾値よりも低
い電圧によって示される。ディジタル回路においては、
本発明はCMOS、又はバイポーラトランジスタを用い
る回路によって形成され得る。
【0029】本発明においてはディジタル回路において
も別な記憶装置及び有効信号の記憶のためのワイヤを必
要としない。必要なことはデータの有効性を示すものが
データと共に記憶されればよいのである。例えば国際規
格CCIR601において定められるディジタル値を表
わすディジタルテレビジョン画像データはある特定の値
をとることが許されていない。このシステムにおいて
は、8ビットバイナリ数値が用いられてピクチャサンプ
ル値を表わすが、0の値と255の値を用いることはで
きない。
【0030】かかる画像信号が本発明によるパイプライ
ン回路において処理される場合、これらの値の1つの例
えば0が特定のステージにおけるデータの非有効性を示
すために用いられる。そしてこの場合、0を含まないデ
ータは全て有効とみなされ得る。この例においては、関
連するデータの有効性を記憶する別のラッチを含まな
い。そしてデータの有効性はデータと共に記憶されるの
である。
【0031】図1において、有効性信号の状態は各ステ
ージにおいて右に向いた矢印すなわち上側ラインの
“H”又は“L”によって示される。ステージAからス
テージBへの有効性信号はこの場合“L”すなわちロー
である。ステージDからステージEへの有効性信号は
“H”すなわちハイである。各ステージに供給される受
入れ信号の状態は下側のライン即ち左向きの矢印におけ
る“H”又は“L”として示される。ステージEからス
テージDへの受入れ信号は従ってハイであり、ステージ
Fの下流に接続した装置からの受入れ信号はローであ
る。
【0032】下流の処理ステージから上流に隣接する処
理ステージへの受入れ信号がハイである限り後述する1
サイクルの間においてデータの伝送がなされる。もし受
入れ信号が2つの処理ステージ間においてローであるな
らば、2つの処理ステージ間のデータの転送はなされな
い。図1においてハッチングの付されたボックスは有効
な出力データを含むものとされ、その処理ステージから
次段の処理ステージへの有効性信号はハイである。図1
は処理ステージB、D及びEが有効なデータを含むもの
として示している。処理ステージA、C及びFは有効な
データを含んでいない。スタート時点において、処理ス
テージAへの有効性信号はハイであり、このパイプライ
ン回路に供給されるデータが有効であることを意味して
いる。
【0033】このとき、処理ステージFへの受入れ信号
はローであり、従って、データが有効であるや否やを問
わず、処理ステージFからデータは出力されない。な
お、有効なデータ及び有効でないデータの双方が処理指
定時間において伝送される。そして有効でないデータは
残しておく必要がないデータであり、重ね書きされてパ
イプライン回路から除去され、一方、有効データは次段
の装置において用いられたり処理されるために残さなけ
ればならないので重ね書きされてはならない。図1にお
いて示したパイプライン回路においては処理ステージE
が有効データD1を含み処理ステージDは有効データD
2を含み処理ステージBは有効データD3を含みパイプ
ラインの上流に接続された図示しない装置はデータD4
を含みこのデータはこのパイプラインに転送されて処理
される。処理ステージB,D及びEは上流の装置と共に
有効データを含みこれらの処理ステージ又は装置から各
次段の処理ステージに供給される有効性信号はハイであ
る。処理ステージA,C及びFからの有効性信号は、し
かしながら、これらのステージが有効データを含まない
故にローである。ここでこのパイプラインの下流に接続
された装置がパイプライン回路からのデータを受入れる
準備をしてしないと仮定する。このことは処理ステージ
Fへの受入れ信号をローとすることによって示すことが
できる。しかしながら、処理ステージF自身は有効デー
タを含まず従って前の処理ステージEからのデータを受
入れることができる。従って、処理ステージFから処理
ステージEへの受入れ信号はハイの値をとる。
【0034】同様に処理ステージEは有効なデータを含
んでおらず、処理ステージFはこのデータを受入れるこ
とができる故、有効データD1がまず処理ステージFに
転送される限り処理ステージEは新しいデータを受入れ
ることができる。換言すれば、処理ステージFが次段へ
データを転送出来ないものの他の処理ステージは全て重
ね書きされたり消失したりする有効データがないのでデ
ータの受入れをなすことができる。サイクル1の終りに
おいて、データは右側に1ステップシフトする。この状
態がサイクル2として示されている。
【0035】図1に示した例においてはステージFの下
流の装置はまだ新しいデータを受入れる準備が出来てい
ないのでサイクル2においては処理ステージFへの受入
れ信号がいまだローである。したがって、処理ステージ
Fは有効データD1が重ね書きされて消失する虞れがあ
る故新しいデータの受入れが出来ない。従って、処理ス
テージFから処理ステージEへの受入れ信号はローの状
態である。また処理ステージEから処理ステージDへの
受入れ信号は処理ステージEが有効データDを含んでい
る故ローである。しかしながら、処理ステージA乃至D
の全てのステージはそれらが有効なデータを含まないか
その有効データを下流側にシフトさせることができる
故、新しいデータを受入れることができ、このことを受
入れ信号をハイとすることによって、直前の前段のステ
ージにこの状態を通知する。
【0036】図1のパイプライン回路のサイクル2の後
の状態がサイクル3の列において図示されている。例え
ば処理ステージFの下流の装置がいまだ新データを受入
れる準備が出来ていないとすれば、ステージFへの受入
れ信号はローのままである。処理ステージE及びFは従
ってブロックされているもののサイクル3においては処
理ステージDが有効データD3を受入れてその処理ステ
ージに既にあった有効でないデータの上に重ね書きされ
る。処理ステージDはサイクル3においてデータD3を
転送することができないので、新しいデータを受入れる
ことができず、処理ステージCの受入れ信号をローに維
持する。しかしながら処理ステージA乃至Cは新しいデ
ータを受入れる準備ができ、このことを対応する受入れ
信号をハイとすることによって示す。なお、データD4
は処理ステージAから処理ステージBにシフトされる。
【0037】サイクル4において、処理ステージFの下
流の装置が新しいデータを受入れる用意ができたとして
いる。この場合処理ステージFへの受入れ信号がハイと
なって受入れ準備が出来たことを示す。処理ステージC
ないしFが有効なデータを有しこれらのステージは下流
にデータをシフトできる故新データを受入れることがで
きる。従ってこれらの各ステージはその受入れ信号をハ
イとして出力する。
【0038】パイプライン回路の最終ステージすなわち
処理ステージFへの受入れ信号がハイである限り、図1
に示すパイプライン回路は剛直なパイプラインとして作
用し単純に各サイクルにおいて1ステップだけ下流にデ
ータをシフトする。従って、サイクル4において処理ス
テージFに含まれていたデータD1はサイクル5におい
てパイプラインの次段の装置にシフトして送出され他の
データも1ステップだけ下流にシフトされるのである。
【0039】ここで、処理ステージFへの受入れ信号が
サイクル5においてローになるとしている。このことは
処理ステージDないしFが再び新しいデータを受入れる
ことができないことを意味し、これらのステージから直
前のステージへの受入れ信号がローとなるのである。し
たがって、データD5はシフトされるものの、データD
2、D3及びD4は下流にシフトされ得ない。サイクル
5の後のパイプライン回路の状態が図1のサイクル6と
して示されている。
【0040】本発明による実施例のパイプライン回路の
次段の空の処理ステージを充填する機能は非常に有効で
ある。なんとなれば、処理ステージの相互間を切離すこ
とができるからである。換言すれば、1つの処理ステー
ジがデータを受入れる準備ができていなくともパイプラ
イン全体が停止する必要がなくまた遅延した処理ステー
ジを待つ必要もないからである。さらに、1つの処理ス
テージが有効データを受入れることが出来ない時パイプ
ライン内に一時的な“壁”を形成するのでありこの
“壁”の下流の処理ステージは有効データをシフトする
ことを続けることができ、そして壁の処理ステージの左
側のステージはデータを受入れることができ、さらに有
効データを下流に転送することができるのである。ま
た、パイプラインの処理ステージのいくつかが一時的に
新しいデータを受入れることがなくとも他の処理ステー
ジが普通に動作を続けることができるのである。特に、
本発明によるパイプライン回路はステージAが次のステ
ージのデータ受入れ準備が出来ていない故に転送されな
い有効データを含まない限りステージAへのデータ受入
れを続けることが出来るのである。この例に示すように
1又はそれ以上の処理ステージがブロックされていると
きであってもデータはステージ間において伝送されかつ
パイプライン回路へ供給され得るのである。
【0041】図1に示した本発明による実施例において
は次段のステージから受け取る受入れ信号を各ステージ
において記憶するようにはなっておらず、下流のステー
ジへの受入れ信号がローになったときはいつでも、この
ロー信号が隣接するステージが有効データを含まない限
り上流に転送されるようになっている。たとえば、図1
において、ステージFへの受入れ信号がサイクル1にお
いてローであるとして、サイクル2においてステージF
からのロー信号がステージDに転送されるのである。
【0042】サイクル3においてデータD3が処理ステ
ージDにラッチされたとき4ステージ上流のステージC
に受入れ信号を転送するのである。サイクル4において
ステージFへの受入れ信号がハイになった時この受入れ
信号はステージCに達するのである。換言すれば、受入
れ信号の変化は4ステージの上流に伝搬するのである。
しかしながら図1に示した実施例においては、もし中間
のステージが新データを受入れることができるならばパ
イプラインの始め(頭のステージ)まで全て受入れ信号
を伝搬させる必要はない。
【0043】図1に示された実施例においては、各処理
ステージは別々の入力及び出力データラッチを必要とし
ステージ間のデータ伝送を意図しない重ね書きをなくす
ようになっている。また図1に示されたパイプライン回
路が下流の処理ステージがブロックされてデータを転送
することができないとき“圧縮(compress)”
をなすことが出来るものの、このパイプラインは“伸長
(expand)”してステージ間に有効データを含ま
ないステージを生成することはしない。むしろ有効なデ
ータが第1の処理ステージに供給されない間のサイクル
に圧縮能力が依存している。
【0044】例えばサイクル4において、ステージFへ
の受入れ信号がローのままでありステージA及びBに有
効なデータが充填されたとすると、ステージAに有効デ
ータが供給され続ける限りこのパイプライン回路は更に
圧縮動作をすることは出来ず有効な入力データは消失し
てしまう。図1に示したパイプライン回路は有効データ
を含まないステージがある限り圧縮動作をする故データ
の消失のリスクを減少させている。
【0045】図2及び3は本発明の他の実施例を示し、
この実施例は論理態様における圧縮及び伸長動作をなす
ことができ、直前の先行ステージの受入れ信号の伝搬を
制限する回路を含んでいる。この実施例を実現する回路
が以下に詳細に説明されるものの図2及び3は動作原理
を示すのである。比較を容易にするために入力データ及
び受入れ信号は図2及び3において図1の実施例と同様
に示してある。従って、処理ステージE,D及びBは有
効データD1,D2及びD3を各々含んでいる。ステー
ジFへの受入れ信号はローでありデータD4が最初の処
理ステージAに供給される。図2及び3においては、隣
接する処理ステージの館を接続する3つのラインが示さ
れている。これらの3つのラインのうち一番上のライン
はバスデータラインであり、中間のラインは有効信号が
転送されるラインであり、一番下のラインは受入れ信号
が転送されるラインである。前の実施例と同様にサイク
ル4以外においてはステージFへの受入れ信号はローと
なっている。更に追加データD5がサイクル4において
パイプライン回路に供給される。
【0046】図2及び3において、各処理ステージは2
つに分割されたブロックによって示されており、これは
各ステージが一次及び二次データ記憶素子を含むことを
示している。図2及び3において、一次データ記憶は各
ステージの右半分によって示されているが、これは単に
図示のための目的である。図2及び3に示すように、あ
るステージへの受入れ信号がハイである限り所与のサイ
クルにおいてそのステージの一次記憶素子から次段のス
テージの二次記憶素子へデータが転送される。従って、
処理ステージFへの受入れ信号がローであるものの他の
ステージへの受入れ信号はハイである故サイクル2にお
いて、データD1,D2及びD3が1つのステージだけ
図の右方向すなわちフォワード方向にシフトされデータ
D4が第1の処理ステージAに供給される。この時点ま
では、図2及び3に示した実施例のパイプライン回路は
図1に示した実施例のパイプライン回路と同様に動作す
る。しかしながら、ステージFへの受入れ信号がローで
あるもののステージFからEへの受入れ信号はハイであ
る。二次記憶素子の故に、以下に述べるごとく、ローの
受入れ信号をステージFを越えてさらに上流に伝搬させ
る必要はない。ステージEへの受入れ信号をハイに維持
したままにすることによってステージFは新しいデータ
の受入れ準備を通知する。ステージFは、サイクル3に
おいて、一次記憶素子内のデータD1を下流に転送する
ことが出来ない(ステージFへの受入れ信号がローであ
る)故に、ステージEはデータD2をステージFの二次
記憶素子に転送する。ステージFの一次及び二次記憶素
子の双方が転送され得ない有効データを含む故、ステー
ジFからステージEへの受入れ信号はローにセットされ
る。これはサイクル2に対して1つのステージだけロー
の受入れ信号が上流に伝搬されることを示している。と
ころで、この受入れ信号は図1の実施例においてはステ
ージCまで上流に伝搬されねばならなかったのである。
【0047】ステージA乃至Eはそれらのデータを転送
することができる故、これらのステージからの直前のス
テージへの受入れ信号はハイにセットされる。従って、
データD3及びD4は右方向に1つのステージだけシフ
トされてサイクル4においてこれらのデータはステージ
E及びステージCの一次データ記憶素子にそれぞれロー
ディングされる。ステージEはその一次記憶素子内に有
効なデータD3を含んでいるもののその二次記憶素子は
有効なデータの重ね書きの危険なく他のデータを記憶す
るために用いることができる。
【0048】前の実施例と同様にサイクル4においてス
テージFへの受入れ信号がハイになると仮定する。この
ことはこのパイプラインがデータを送出する次段の装置
がデータを受入れる準備が出来たことを示す。しかしな
がら、処理ステージFはその受入れ信号をローにセット
しステージEに対してはステージFが新しいデータを受
入れる準備が出来ていないことを示す。各サイクルにお
ける受入れ信号が次のサイクルにおいて何が生ずるか即
ち、データが転送されるか又はデータがその位置に止ま
るべきかを示すことに注目されたい。サイクル4から5
に移行した時データD1はステージFから次段の装置に
転送されデータD2がステージFの二次記憶素子から一
次記憶素子にシフトせしめられる一方、ステージE内の
データD3はステージFに転送されない。データD4及
びD5は次のステージの受入れ信号がハイである故通常
の如く次のステージに転送されるのである。
【0049】サイクル4及び5におけるパイプライン回
路の状態を比較すると、二次記憶素子を設けたことによ
って図2及び3のパイプライン回路が拡張し有効データ
が供給されるべきデータ記憶素子の自由度を増すのであ
る。例えば、サイクル4において、データブロックD
1,D2及びD3がステージFへの受入れ信号がハイに
なるまで転送されない故に“堅い壁”を形成する。一旦
この受入れ信号がハイになると、データD1がパイプラ
イン回路から送出され、データD2がステージFの一次
記憶素子にシフトされ、ステージFの二次記憶素子が次
段の装置のデータD2の受入れが不能であってパイプラ
イン回路が再び圧縮をしなければならないとき新しいデ
ータを受入れることができるのである。このことがサイ
クル6において示されている。すなわち、データD3が
ステージFの二次記憶素子にシフトされてデータD4が
ステージDからステージEに通常の如く転送されるので
ある。
【0050】図4、5、6及び7(全体として図4と称
する)は、本発明による好ましいパイプライン回路の実
施例を示している。この実施例のパイプライン回路は位
相φ0及びφ1の互いに重なり合わない2位相クロック
を用いて図2及び3の回路構成を活用している。2位相
クロックが好ましいものの、3以上の位相のクロックを
用いて本発明による実施例を駆動することも可能であ
る。
【0051】図4において、各処理ステージは一次及び
二次記憶素子を示す2分割ボックスによって示されてい
る。有効性信号及びデータラインによって各ステージが
結合されているものの図示の容易のために受入れ信号の
みが図4においては示されている。受入れ信号のいずれ
かのクロック位相中における状態変化がローからハイへ
の変化を示すために上向きの矢印を用い又ハイからロー
への変化を示す為に下向きの矢印を用いることによって
示されている。1つの記憶素子から他の記憶素子へのデ
ータの転送は大なる白抜きの矢印によって示されてい
る。あるステージの一次又は二次記憶素子からの有効性
信号は記憶素子が有効データを含む限りハイとなってい
る。
【0052】図4においては、各サイクルがクロック位
相φ0及びφ1の全期間を含むように示されている。以
下に詳細に説明する如くデータは各ステージの左側のボ
ックスとして示されている二次記憶素子から各ステージ
における右側のボックスとして示されている一次記憶素
子にクロックサイクルφ1の間に転送され、あるステー
ジの一次記憶素子から次段のステージの二次記憶素子に
データがクロックサイクルφ0の間に転送される。図4
の回路においては各ステージの一次及び二次記憶素子が
内部受入れラインによって接続されて受入れ信号が処理
ステージから処理ステージへ転送されるのと同様な態様
にて受入れ信号が転送される。
【0053】図4に示す如くサイクル1の位相φ1にお
いては、ステージE、D及びBの二次記憶素子にシフト
されたデータD1,D2及びD3が各ステージの一次記
憶素子にシフトされる。サイクル1の位相φ1におい
て、パイプライン回路は図2及び3のサイクル1に示さ
れたと同様な構成を呈するのである。前と同様にステー
ジFへの受入れ信号はローであると仮定される。しかし
ながら、図4に示したように、ステージFの一次記憶素
子への受入れ信号はローである一方、この記憶素子は有
効なデータを含まない故二次記憶素子への受入れ信号は
ハイにセットされる。
【0054】ステージFの二次記憶素子は有効なデータ
を含まない故、ステージFの二次記憶素子からステージ
Eの一次記憶素子への受入れ信号はハイにセットされ
る。前と同様に、ステージFの一次記憶素子はデータを
受入れることができる故全ての上流の一次及び二次記憶
素子のデータは有効データへの重ね書きなく下流にシフ
トされ得る。1つのステージからの次のステージへのデ
ータのシフトはサイクル2の次の位相φ0において生ず
る。例えば、ステージEの一次記憶素子に含まれる有効
データD1はステージFの二次記憶素子にシフトされ、
データD4はこのパイプライン回路すなわちステージA
の二次記憶素子に供給されるのである。
【0055】サイクル2の位相φ0においてはステージ
Fの一次記憶素子はいまだ有効なデータを含まない故ス
テージFの一次記憶素子から二次記憶素子への受入れ信
号はハイにとどまっている。サイクル2の位相φ1にお
いて、データは右方にシフトされ、すなわち、各ステー
ジにおいて二次記憶素子から一次記憶素子へデータがシ
フトせしめられる。
【0056】しかしながら、ステージFの一次記憶素子
に有効データがローディングされて、なお、ステージF
への下流の装置からの受入れ信号がいまだローである場
合有効データD1に対して重ね書きあるいは消滅なしに
ステージFの二次記憶素子にデータをシフトすることは
できない。故に、ステージFの一次記憶素子から二次記
憶素子への受入れ信号はローとなる。しかしながら、デ
ータDには、なおステージFの二次記憶素子にシフトさ
れ得る。なんとなればこの二次記憶素子は有効なデータ
を含まず、その受入れ出力がハイであるからである。
【0057】サイクル3の位相φ1において先行するス
テージの全てにおいてデータのシフトが可能であるにも
拘らずステージFの一次記憶素子へのデータD2のシフ
トが不可能である。しかしながら、ステージFの二次記
憶素子への有効データのローディングが一旦なされる
と、ステージFはこのデータを転送することができずそ
の受入れ出力をローとする。ステージFへの受入れ信号
がローであるとすると、ステージFの上流のデータは、
ステージEの一次記憶素子に次の有効なデータブロック
D3が達するまで各クロック位相においてステージ間及
びステージ内でのシフトが継続してなされる。図示した
如くこの状態はサイクル4の位相φ1の間に生ずる。
【0058】サイクル5の位相φ5の間においてデータ
D3がステージEの一次記憶素子にローディングされ
る。このデータは更にシフトされることが出来ないの
で、ステージEの一次記憶素子の出力の受入れ信号はE
の一次記憶素子の出力の受入れ信号はローにセットされ
る。上流のデータは通常の如くシフトされ得る。図2及
び3のサイクル5においてパイプライン回路の下流に接
続された装置がパイプラインの出力データを受入れるこ
とができると仮定する。そうするとこの下流の装置はサ
イクル4の位相をφ1の間においてステージFへの受入
れ信号をハイにセットする。ステージFの一次記憶素子
はこのとき右方にデータをシフトすることができ、新し
いデータを受入れることができる。サイクル5の位相φ
1の間においてデータD1が出力された場合ステージF
の一次記憶素子は保持さるべきデータをもはや含まな
い。サイクル5の位相φ1の間において、データD2が
ステージFにおいて二次記憶素子が一次記憶素子にシフ
トせしめられる。ステージFの二次記憶素子はこうして
新しいデータを受入れることができ、ステージEの一次
記憶素子への受入れ信号をハイにセットする。あるステ
ージ内におけるデータの転送はすなわちその二次記憶素
子から一次記憶素子へのデータの転送は記憶素子の双方
が同じデータを含み、しかしながら、二次記憶素子内の
データは重ね書きされることがなくデータロスが生じな
い。なんとなればこのデータは一次記憶素子内にもある
からである。このことは1のステージの一次記憶素子か
ら次のステージの二次記憶素子へのデータ転送について
も言える。
【0059】ステージFの一次記憶素子への受入れ信号
がサイクル5の位相φ1においてローとなる。このこと
はステージFがデータD2をパイプライン回路の外に出
力することが出来ないことを意味する。従って、ステー
ジFはその一次記憶素子から二次記憶素子への受入れ信
号をローにして有効データD2に対する重ね書きを禁止
する。しかしながら、ステージFの二次記憶素子に記憶
されたデータD2はデータロスなく重ね書きされ得る。
そしてデータD3がサイクル6の位相φ0の間にステー
ジFの二次記憶素子に転送される。データD4及びD5
は通常の如く下流にシフトされ得る。一旦有効データD
3がデータD2とともにステージFに記憶されるとステ
ージFの一次記憶素子への受入れ信号がローである限り
二次記憶素子は新しいデータを受入れることができず、
ステージEへの受入れ信号をローにセットする。
【0060】パイプラインの下流にある装置からの受入
れ信号がローからハイ又その逆に変化するとき、この変
化はパイプライン内において上流に伝搬される必要はな
く、同じステージの中又は先行するステージの中の先行
する記憶素子に伝搬されればよい。そしてこの変化はク
ロック位相毎に1つの記憶素子ブロックだけ上流に伝搬
する。
【0061】この例が示すように、図4に示すパイプラ
イン構造における“ステージ”のコンセプトはある程度
感覚の問題である。上流のステージの一次記憶素子から
下流のステージの二次記憶素子へのデータの転送の如く
ステージ間のデータ転送と同様にステージ内で二次記憶
素子から一次記憶素子へのデータの転送がなされる故、
パイプライン回路の処理ステージは図4に示されるのと
は異なり二次記憶素子が縦続する一次記憶素子からなる
と考えられる。この一次及び二次記憶素子のコンセプト
はラベルの付け方の問題である。図4において、一次記
憶素子は出力記憶素子ということができる。なんとなれ
ば、これ等の記憶素子はそこからデータが次のステージ
又は装置に出力されるからである。又、二次記憶素子は
同じステージの入力記憶素子ということができる。
【0062】図1ないし4に示された本発明の実施例の
説明においては、受入れ信号及び有効信号の制御のもと
でのデータの転送が述べられている。ところで、その内
部記憶素子間でのデータ転送または次のステージへのデ
ータ転送の前に各処理ステージはそのデータを処理する
ことがあることを理解すべきである。図4を再び参照す
れば、各処理ステージは入力及び出力記憶素子を含むパ
イプライン回路の一部として定義されその記憶素子に記
憶したデータを処理するものとして定義されている。
【0063】パイプライン回路の処理ステージFからの
下流の装置は別なタイプのハードウエア回路である必要
はなく同様な他のパイプライン回路の一部であってもよ
い。以下に示すように、下流の記憶素子が有効データに
よって全て充填されたときのみならずデータの処理の完
了のために1クロック位相以上を必要とするとき又はそ
の記憶素子の一方又は双方において有効データを生成す
るときにパイプライン回路の処理ステージはその受入れ
信号をローにセットすることができる。又、あるステー
ジがその下流の記憶素子が転送できない有効データを含
むや否やに基づく受入れ信号を単純に転送することを必
ずしも必要としない。むしろ、受入れ信号それ自身がス
テージ内にて変更させられたり、ステージの外部の回路
によって変更されて隣接する記憶素子の間のデータ転送
を制御する。又、有効信号はアナログ態様にて処理する
こともできる。
【0064】2ラインインターフェース(有効性及び受
入れ信号の各々に対応したライン)の有利な点は制御信
号を最初のステージまで伝搬させる必要なくパイプライ
ン回路を制御できる点にある。図1に示した実施例にお
いて、例えば、サイクル3においてステージFがステー
ジEにデータ受入れ不能を通知し、ステージEはこれを
ステージDに通知しステージDはこれをステージCに通
知する。もし有効なデータを含むステージが他にあるな
らばこの受入れ信号はさらにパイプライン回路内を上流
に伝搬せしめられる。図4の実施例において、サイクル
3においては、ローの受入れ信号がステージEより上流
には伝搬されずその一次記憶素子にまでである。
【0065】以下に述べる如く、この実施例は設計上必
要とされるシリコン基板の領域を大きく増加させること
なくこの柔軟性を達成することができるのである。すな
わちデータ記憶のために用いられるパイプライン回路の
各ラッチは1つのトランジスタによって形成されるので
ある。このトランジスタはシリコン基板上に効率良くレ
イアウトされる。更に2つのラッチと少数のゲートが追
加されて受入れ信号及び有効性信号を処理するのであ
る。これらの信号は各処理ステージに設けられるデータ
ラッチにラッチされる。
【0066】図8は図4に示される処理ステージを実現
するハードウエア構造を示す。例えば8ビットデータが
パイプラインに沿って転送される。本発明による2ライ
ンインターフェースはどのような大きさのデータバスに
も用いられるが必要な時は1つのステージから次のステ
ージにおいてデータバスの幅を変えることができる。
又、かかるインターフェースはアナログ信号を処理する
ためにも用いられ得る。
【0067】このインターフェースは2位相の互いに重
なり合わないクロックによって制御されるのが好ましい
が他の通常のタイミング回路を用いることも出来る。図
8乃至14においてこれらのクロック信号はPH0及び
PH1として示されている。図8において各クロック信
号毎にラインが示されている入力データは複数ビットデ
ータバスIN−DATAを介してパイプライン回路に供
給され出力データバスOUT−DATAを介して次のパ
イプラインステージ又は受信回路に転送される。入力デ
ータはまず以下に述べる態様にて連続する入力ラッチL
DINにローディングされる。このラッチは上記した二
次記憶素子を構成する。図8の実施例においては、全て
のラッチのQ出力はそのD入力に従う。すなわちクロッ
ク入力がハイ即ち論理“1”レベルのときにラッチはロ
ーディングされる。又、Q出力はその値を保持する。換
言すれば、各クロック信号の後縁にてQ出力がラッチさ
れるのである。各ラッチはそのクロックとしてクロック
信号PH0又はPH1の一方を有する(図9参照)。或
いはクロックPH0、PH1の一方及び1つの論理信号
の論理積の場合も考えられる。本発明による装置はクロ
ック信号の立ち上りエッジをラッチするラッチを設ける
か又は適当なラッチ動作のタイミングが確保される限り
他のラッチ回路を用いることが出来る。
【0068】入力データラッチLDINからの出力デー
タは任意の組合せロジック回路B1に供給される。この
組合せロジック回路は入力ラッチLDINからの出力デ
ータを中間データに変換し、この中間データは出力デー
タラッチLDOUTにローディングされる。出力データ
ラッチLDOUTは上記した一次記憶素子を含んでい
る。出力データラッチLDOUTからの出力は任意の組
合せロジック回路B2に供給される。そして、データは
次の下流の装置に出力データOUT−DATAとして転
送される。この下流の装置は他のパイプラインの処理ス
テージ又はこのパイプライン回路に接続される他の装置
である。
【0069】パイプライン回路の各処理ステージは有効
(評価)入力ラッチLVIN、有効出力ラッチLVOU
T、受入れ入力ラッチLAIN及び受入れ出力ラッチL
AOUTを含む。これらの4つのラッチ各々は、好まし
くは、単純な単一ステージラッチである。ラッチLVI
N、LVOUT、LAIN及びLAOUTの出力は、各
々、QVIN、QVOUT、QAIN、QAOUTであ
る。有効入力ラッチからの出力信号QVINは有効出力
ラッチLVOUTへの入力として又は信号変換用中間論
理回路を介して転送される。
【0070】同様に、ある処理ステージの有効出力信号
QVOUTは次の処理ステージの有効入力ラッチQVI
Nの入力に直接供給されるかまたは有効信号を変換する
中間回路又はロジック回路を経て転送される。この出力
QVINはロジックゲート(後述)に転送される。この
ロジックゲートの出力は受入れ入力ラッチLAINの入
力に接続されている。受入れ出力ラッチLAOUTの出
力QAOUTは他のロジックゲートを介する等して同様
なロジックゲート(後述)に供給される。
【0071】図8に示す如く、出力有効信号QVOUT
はOUT−VALID信号を形成し、この信号は次段の
処理ステージによってIN−VALID信号として受信
されるか又はパイプライン回路の次段に接続される回路
に対して有効データの存在を単順に示す。次段の処理ス
テージのデータ受入れ準備完了は信号OUT−ACCE
PTとして各ステージに示されてこの信号は好ましくは
後述するロジック回路を経て受入れ出力ラッチLAOU
Tの入力として転送される。同様に、受入れ出力ラッチ
LAOUTの出力QAOUTは好ましくは後述するロジ
ック回路を経て受入れ入力ラッチLAINに入力として
供給される。
【0072】有効性ラッチLVIN、LVOUTからの
出力信号QVIN、QVOUTは受入れ信号QAOU
T、OUT−ACCEPTと各々組合わされて受入れラ
ッチLAIN、LAOUTへの入力となる。図8に示さ
れた回路においてこれらの入力信号は各有効性信号QV
IN、QVOUTと各受入れ出力信号QAOUT、OU
T−ACCEPTの逆論理とのNANDロジックとして
形成される。通常のロジックゲートNAND1及びNA
ND2がNAND動作をなし、インバータINV1、I
NV2が、各受入れ信号の反転ロジックを形成する。
【0073】ディジタル回路設計の分野においてよく知
られているようにNANDゲートからの出力は、その入
力信号のいずれか又は全てが論理“0”状態のとき論理
“1”となる。よって、NANDゲートからの出力はそ
の入力の全てが論理“1”状態のときのみ論理“0”と
なる。又よく知られているように、INV1の如きディ
ジタルインバータの出力は、その入力信号が“0”のと
き論理“1”であり、入力信号は論理“1”であるとき
は出力が論理“0”となる。
【0074】よって、NANDゲートD1の入力はQV
IN及びNOT(QAOUT)である。ここで、“NO
T”は論理否定を示す。公知の技術を用いて、受入れラ
ッチLAINの入力は以下のように分解される。すなわ
ち、 NAND(QVIN、NOT(QAOUT))=NOT
(QVIN)又はQAOUT となる。
【0075】換言すれば、信号QVINが“0”又は信
号QAOUTが“1”又は両方のQVIN及びQAOU
Tが0及び1のときインバータINV1及びNANDゲ
ートNAND1が論理“1”である。ゲートNAND1
及びインバータINV1はその一方の入力が受入れラッ
チLAOUTのQAOUTの出力に直接接続し、他方の
入力が有効性入力ラッチLVINの出力信号をQVIN
の反転に接続した単一のORゲートによって形成され
る。ディジタル回路の分野においてよく知られているよ
うに、有効性ラッチ及び受入れラッチとしてラッチはQ
及びNOT(Q)すなわちQ及びその論理反転の2つの
出力を有する。もしかかるラッチが選択されたならば、
ORゲートの1つの入力は有効性ラッチLVINの出力
NOT(Q)に直接接続される。ゲートNAND1及び
インバータINV1は通常の良く知られた技術を用いる
ことによって形成され得る。しかしながら、用いられる
ラッチ回路によっては、反転出力のないラッチを用い、
ゲートNAND1及びインバータINV1を提供するこ
とがより効率的である。これらのラッチがシリコン基板
上に効率良く設けられ得る。その他公知の回路を用いて
Q信号及び/又はその反転を生成することができる。
【0076】データ及び有効性ラッチLDIN、LDO
UT及びLVIN及びLVOUTはそのクロック信号
(入力側のPH0及び出力側のPH1)及び受入れラッ
チの同じ側の出力が論理“1”であるときにその各々の
データ入力をローディングする。よって、クロック信号
(ラッチLDIN及びLVINの入力に対してはPH0
及び各受入れラッチ(この場合LAIN)の出力が論理
積の態様にて用いられる。このとき、双方の信号が共に
論理“1”の時にローディングされる。
【0077】CMOS回路のラッチの応用においては、
CK端子又はイネーブル入力を経たローディングを制御
する論理積動作は各々のイネーブル入力信号(例えばラ
ッチLVIN及びLDINに対してはPH0及びQAI
N)を結合することにより従来の方法で容易に形成でき
る。このローディングはラッチの入力ラインに直列に接
続したMOSトランジスタのゲートへのローディングで
ある。そして、高速動作における伝搬遅延によるタイミ
ングの問題を生じ得るANDゲートを用いる必要がな
い。従って図示されたANDゲートは種々のラッチのイ
ネーブル信号を生成するためになされる論理動作を示す
だけである。
【0078】データラッチLDINはPH0及びQAI
Nが共に“1”の時にのみ入力データをローディングす
る。そしてこれらの2つの信号の一方が“0”になると
きにこのデータをラッチする。クロック位相信号PH0
及びPH1の一方のみがパイプラインステージの入力
(及び出力)のデータ及び有効性ラッチのクロックのた
めに用いられ、これらのクロック位相信号の他方は直接
同じ側の受入れラッチのクロックのために用いられる。
換言すればパイプラインステージの一方の側(入力又は
出力)の受入れラッチは同じ側のデータラッチ及び有効
性ラッチに対して位相が異なるようにクロックされるの
が好ましい。例えば、PH1は受入れ入力ラッチをクロ
ックするために用いられる一方、PH0はデータラッチ
LDIN及び有効性ラッチLVINのためのクロック信
号をCKの生成のために用いられる。
【0079】本発明による2つのラインの有効性及び受
入れ回路によって拡大されたパイプライン回路の動作の
例としてパイプライン回路の先行するパイプライン又は
伝送装置からパイプライン回路への入力において有効な
データが最初存在しないとする。換言すれば、システム
は直前にリセットされている故図示された処理ステージ
への有効性入力信号IN−VALIDは“1”に変化し
ないとする。さらに又、システムが直前にリセットされ
ている故、いくつかのクロックサイクルが生じ、そし
て、回路が安定状態に達するのである。有効性ラッチL
VINからの有効性入力信号QVINは、従って、クロ
ックPH0の次の正の期間において“0”としてローデ
ィングされる。ゲートNAND1又は他の等価なゲート
を経て供給される受入れ入力ラッチLAINへの入力
は、従って、クロック信号をPH1の次の正の期間にお
いて“1”としてローディングされる。換言すればデー
タ入力ラッチLDINのデータが有効でない故に、その
処理ステージは入力データを受け入れる準備が出来たこ
とを通知する。なんとなればその処理データは保護する
に値するデータを保持していないからである。この実施
例において、信号IN−ACCEPTはデータラッチ及
び有効性ラッチLDIN及びLVINをイネーブルする
ために用いられる。このとき、信号IN−ACCEPT
は“1”である故、これらのラッチは通常の透過性ラッ
チとして作用し、クロック信号PH0が“1”になるや
否やIN−DATAバス状のデータが全て単純にデータ
ラッチLDINにローディングされる。勿論、この有効
でないデータは受入れラッチからの出力QAOUTが
“1”になるや否や次の処理ステージの次のデータラッ
チLDOUTにローディングされる。
【0080】換言すれば、データラッチが有効なデータ
を含まない限りそのクロック信号の次の正の期間におい
て供給されたいかなるデータも受入れる即ちローディン
グする。他方、かかる有効でないデータは、対応する受
入れラッチからの受入れ信号がロー即ち“0”であるど
の処理ステージにもローディングされない。さらに有効
性ラッチ(次の有効性ラッチに対する有効性入力信号を
形成する)からの出力信号は対応する有効性ラッチへの
信号IN−VALID(すなわちQVIN)がローであ
る限り“0”にとどまる。
【0081】データラッチへの入力データが有効である
とき、有効信号IN−VALIDは“1”に上昇するこ
とによってこのことを示す。対応する有効性ラッチの出
力はクロック位相信号の次の立ち上りエッジのとき
“1”に立ち上がる。例えばLVINの有効性入力信号
QVINがクロック位相信号PH0の次の立ち上りエッ
ジにおいてその対応するIN−VALID信号がハイに
なったとき、ラッチLVINの有効性入力信号QVIN
が“1”となる。
【0082】ここで、データ入力ラッチLDINが有効
データを含むものとする。もし、出力ラッチLDOUT
が新しいデータを受入れ可能であるとき、その受入れ信
号QAOUTは“1”である。この場合、クロック信号
PH1の次の正の期間において、データラッチLDOU
T及び有効性ラッチLVOUTが共にイネーブルされ、
データラッチLDOUTはその入力にあるデータをロー
ディングする。このことは他方のクロック信号をPH0
の次の立上りエッジの前に生ずる。なんとなればクロッ
ク信号同士は互いに重なり合わないからである。PH0
の次の立上りエッジにおいて、次段のデータラッチ(L
DIN)はデータ出力ラッチLDOUTがラッチLDI
Nから供給されたデータを安全にラッチするまでは先行
する処理ステージからの新たな入力データをラッチしな
い。
【0083】同様なシーケンスがデータを受け入れ得る
隣接するデータラッチの対(1つのステージ内又は隣接
ステージ間において)によってなされる。なんとなれば
これらのラッチは1つおきの位相のクロックに基づいて
動作しているからである。下流に転送できない有効なデ
ータを含んでいるが故に新しいデータを受け入れること
ができないデータラッチは出力受入れ信号(受入れラッ
チLAのQA出力)をローにし、そのデータラッチLD
IN又はLDOUTがローディングされない。換言すれ
ば、ある処理ステージ又はあるステージの入力又は出力
側の受入れ信号(受入れラッチの出力)がローである限
り対応するデータラッチはローディングされない。
【0084】図8は本発明の好ましい実施例に含まれる
リセットの様子を示している。図示された例においては
リセット信号NOTRESET0が有効性出力ラッチL
VOUTの反転リセット入力R(この場合反転は小さい
円によって示される)に供給される。よく知られている
ようにこれは有効性ラッチLVOUTがリセット信号N
OTRESET0が“0”になったときは必ず“0”を
出力することを意味する。リセット信号がローすなわち
“0”になったときラッチをリセットする利点は伝送の
停止がラッチをリセットすることになるからである。よ
って有効な伝送が始まったときはそれらは全て“(NU
LL)”すなわちリセット状態でありリセット信号はハ
イとなる。よって、リセット信号NOTRESET0は
ディジタルオン・オフスイッチとして作用しパイプライ
ン回路を活性化するためにはリセット信号はハイでなけ
ればならない。
【0085】ここで、パイプライン回路内の有効データ
を保持するラッチ全てをリセットする必要がないことに
注意すべきである。図8において有効性入力ラッチLV
INはリセット信号NOTRESET0によって直接リ
セットされず間接的にリセットされている。ここで、リ
セット信号NOTRESET0は“0”に低下するもの
とする。そうすると有効性出力信号QVOUTも前の状
態に拘らず“0”に低下し、受入れ出力ラッチLAOU
Tへの入力(ゲートNAND2)がハイとなる。受入れ
信号QAOUTは“1”となる。この“1”の信号QA
OUTは有効性入力信号QVINの状態に拘らず受入れ
入力ラッチLAINの入力に“1”として転送される。
受入れ信号QAINは、そこで、クロック信号PH1の
次の立上りエッジにて“1”に立上る。一方、有効性信
号IN−VALIDが正しく“0”にリセットされたと
すれば、クロック信号PH0の次の立上りエッジにおい
て有効性ラッチLVINの出力は“0”となる。これは
有効性ラッチLVINが直接にリセットされた如くであ
る。
【0086】図示した例においては、全ての有効性ラッ
チをリセットするために、各処理ステージ(最終処理ス
テージを含む)の一方の側のみにおける有効性ラッチの
リセットが必要なだけである。事実、種々の応用におい
て、全ての有効ラッチをリセットする必要がない。もし
リセット信号NOTRESET0が双方のクロックPH
0及びPH1の完全な1サイクル以上に亘ってローであ
ることが保証されれば、“自動リセット”(リセット信
号の上流側への伝搬)が上流側の処理ステージの有効性
ラッチに対して生ずるのである。実際、リセット信号が
処理ステージの数だけのクロック位相のサイクル分だけ
ローに維持されるならば、最終処理ステージの有効性出
力ラッチのみを直接的にリセットすれば足りるのであ
る。
【0087】図9及び10(以下図9と総称する)は、
互いに重なり合わないクロック信号PH0及びPH1の
間の関係、リセット信号の効果及び図8に示したパイプ
ライン回路の2つのサイド間の有効性信号及び受入れ信
号の異なる配列に対するデータの保持及び伝送を示すタ
イミング図である。図9のタイミングチャートに示され
た例においては、データラッチLDIN及びLDOUT
からの出力が介在する論理ブロックB1及びB2によっ
て更に処理されることなく転送されるものと仮定する。
これは単なる例示のためであり、いかなる形の論理回路
が連続する処理ステージのデータラッチ間又は単一の処
理ステージの出力及び入力側の間に設けられてもよいこ
とを理解すべきである。入力データとして実際に示され
た値例えばHEXデータワード“aa”又は“04”は
単なる例示である。上記した如く、データラッチ又は他
の記憶装置が入力ワードのビット又は全体を受入れ又ラ
ッチ若しくは記憶できる限り入力データバスはどのよう
な大きさでもよくアナログであってもよい。
【0088】好ましいデータ構造−“トークン(tok
en)” 図8に示した簡単な応用において、各ステージは全ての
入力データにおいて処理を行う。なんとなれば、入力デ
ータがその組合せロジックブロックB1、B2等を通過
することを禁止する制御回路が存在しないからである。
より大きなフレキシビリティを与えるためにこの実施例
は“トークン”を用いるデータ構造を含みデータをシス
テム全体に分布させる。各トークンは連続するバイナリ
ービットからなり、これらのバイナリービットは1又は
それ以上のトークンワードのブロックに分割されかつア
ドレスビット(A)、データビット(D)及び付加ビッ
ト(E)の3つのタイプのいずれかになっている。例示
のために、1ビット付加ビットラインを伴った8ビット
バスを介してデータがワードとして転送されることとす
ると、伝送の為の4つのワードのトークンの例は、以下
の通りである。
【0089】 第1ワード: E A A A D D D D D 第2ワード: E D D D D D D D D 第3ワード: E D D D D D D D D 第4ワード: E D D D D D D D D ここで付加ビットEは各データワードに対する追加ビッ
トとして用いられ且つアドレス領域は種々の長さが認め
られ且つ第1ワードの付加ビットの直後に転送されるの
が好ましいことを理解すべきである。
【0090】従って、トークンは、(バイナリー)ディ
ジタルデータの1又はそれ以上のワードからなってい
る。これらのワードは手順にかつ好ましくは並列に伝送
される。最もこの伝送方法は必須ではなく直列データ伝
送が公知の技術を用いて可能である。例において示した
如く各トークンは好ましくは最初においてトークンに含
まれるデータのタイプを示すアドレス領域(Aビットの
列)を有する。多くの応用例において、単一のワード又
はワードの一部がアドレス領域を伝送するには十分であ
るが、本発明においては、全部のアドレス領域を受け取
ってこれを復号する処理ステージに対して十分長いアド
レス領域の部分を代表する部分を記憶することが出来る
ロジック回路が対応する処理ステージに含まれている限
りこのことは必須ではない。
【0091】このアドレス領域を伝送するためのワイヤ
ーやレジスタが必要ないことに注意すべきである。この
アドレス領域はデータビットを用いることによって伝送
される。以下に説明するように、このアドレス領域によ
って活性化されることが意図されない限り処理ステージ
はスローダウンされることはない。この処理ステージは
遅延なしにトークンを転送することができる。
【0092】トークン内のアドレス領域の後の残りのデ
ータがトークンを用いることによって抑制されることは
ない。これらのデータビットDはいかなる値も取入れこ
れらのビットに与えられる意味はここでは重要ではな
い。アドレス領域の後に付加されるデータビットDの数
は必要なだけ長く又は短くすることができ、異なるトー
クンのデータワードの数は大きく異なることが考えられ
る。アドレス領域及び付加ビットは処理ステージへ制御
信号を伝送するために用いられる。データフィールド内
の情報によってデータフィールド(Dビットの列)のワ
ードの数が任意に変えられる。よって以下の説明はアド
レス及び付加ビットの用い方についてである。
【0093】トークンは多数の回路ブロックが比較的単
純な構造において互いに接続されている場合に特に有用
なデータ構造である。最も単純な構造は例えば図1に示
すようなパイプライン処理ステップである。しかしなが
らこのトークンはパイプライン構造にだけ用いられるも
のではない。ここで、各ブロックは完全なパイプライン
ステージを意味すると仮定する。図1のパイプライン回
路においてデータは図の左から右に流れる。そして、入
力データは処理ステージAに供給される。このステージ
Aは入力データを変形することができ、そして変形した
データ又は変形しないデータをステージBに伝送する。
この変形あるいは変調は複雑な場合もあり、全体として
各ステージに流入するデータの数は流出する数と等しく
ないこともあり得る。
【0094】他方、処理ステージAが処理ステージCに
対してこれらのステージが直接接続されていなくステー
ジBを介して接続されているにも拘らず情報を伝送でき
れば望ましいのである。トークンの1つの利点はかかる
情報伝達をなし得ることである。トークンを認識できな
い処理ステージはいずれもそれを変更なしに次のブロッ
クに転送するのである。この例によれば、付加ビットが
アドレス及びデータ領域と共に各トークンにおいて伝送
され、従って、処理ステージはトークン(任意の長さと
することができる)をそのアドレス符号化なしに転送す
ることができる。この例によれば、付加ビットがハイ
(論理1)のトークンには同じトークンの一部となって
いる従属ワードが追随する。このワードは付加ビットを
有し、この付加ビットはトークンの中のさらなるトーク
ンワードがあることを示す。ある処理ステージがローの
付加ビットを含むトークンワードを受取ったときそのス
テージはトークンの最終ワードであることがわかる。次
のワードは新しいトークンの最初のワードであると推定
される。
【0095】単純な構造のパイプラインステージが特に
有用ではあるもののこのトークンはより複雑な構造の処
理回路にも適用できることに注意すべきである。かかる
より複雑な処理回路の例を以下に示す。この実施例によ
れば付加ビットの状態を用いて、この付加ビット“0”
とすることによって所与のトークンの最終ワードを示す
ことは必ずしも必要ではない。望ましい変形例は付加ビ
ットを取除いて符号化のためのハードウエアを適当に変
形することによって最終ワードではなくトークンの最初
のワードを示すのである。付加ビットを用いてトークン
の最初のワードではなく最終ワードを示すことの有利さ
はトークンが付加ビットを有するや否やに応じて回路ブ
ロックの動作を変形するのに有用であることである。こ
のことの例は量子化テーブル(通常はメモリー装置)に
おいて記憶されたビデオ量子化値を処理する処理ステー
ジを活性化するトークンである。例えばこの量子化テー
ブルは64個の8ビットバイナリ数値を含むものであ
る。
【0096】パイプライン回路の量子化ステージに新し
い量子化テーブルをローディングするために、“QUA
NT−TABLE”がこの量子化ステージに供給され
る。この場合、トークンは例えば65個のトークンワー
ドからなっている。トークンワードの最初はコード“Q
UANT−TABLE”を含みこのコードに量子化テー
ブルの整数値である64ワードが続くのである。ビデオ
データをコード化する際には、かかる量子化テーブルを
伝送する必要がある。これをなすために、QUANT−
TABLEトークンが付加ワードなしに量子化ステージ
に供給されるのである。このトークンを受取ったとき、
付加ビットの最初のワードがローであるときに、量子化
ステージはその量子化テーブルを読取ることができ、6
4個の量子化テーブル値を含むQUANT−TABLE
トークンを形成することができる。第1ワードの付加ビ
ット(ローであった)が変化してハイになると付加ビッ
トのハイ状態をこのトークンは継続し64個の量子化テ
ーブル値上のローの付加ビットによって新しいトークン
の終りが示されるまでこの状態が継続する。これは通常
の対応で処理が進みそしてビット流にコード化される。
【0097】この例においては、量子化ステージは新し
い量子化テーブルをそれ自身のメモリーにローディング
するか又はQUANT−TABLEトークンの第1ワー
ドがセットされた付加ビットを有するや否やに応じてそ
のテーブルを読取る。付加ビットを用いてトークンの内
の最初又は最終ワードを示すや否やの選択はパイプライ
ン回路が用いられるシステムによっている。いずれにし
ても本発明によれば両方の選択が可能である。
【0098】好ましい付加ビットに対する他の選択はト
ークンの頭の部分に長さカウントを含ませることであ
る。例えばかかる構成はトークンが非常に長い場合は有
効である。例えば、典型的なトークンの長さが1000ワー
ドであるとすると、付加ビット構成を用いた時はトーク
ンは全ての付加ビットを含ませるために1000の付加ビッ
トを必要とする。しかしながらトークンの長さをバイナ
リ形式でコード化すればわずかに10ビットが必要なだ
けである。
【0099】長いトークンを用いることがあるものの経
験によれば殆どの場合短いトークンを用いている。ここ
で好ましい付加ビット構成が有利である。もしトークン
が単一ワード長であればこれを示すためには単一ビット
が必要である。しかしながらカウント構成は同じ10ビ
ットを必要とするのである。長さカウント構成の不利な
点は以下のとおりである。
【0100】(1) 短いトークンの場合効率的ではないこ
と: (2) トークンについての最大の長さの制限があること
(10ビットの場合1023ワード以上はカウントできな
い): (3)トークンの長さがカウントをなす前に知られなけれ
ばならないこと(トークンの頭において知ることが必要
である。): (4) トークンを取扱う回路の各ブロックがワードカウン
トするハードウエアを持たなければならないこと:及び (5) もしカウントが乱れたとき(データ伝送エラー等に
よって)回復がなし得るや否や明らかではないこと、以
上である。
【0101】本発明による付加ビット構成の有利な点は
以下の通りである。 (1)パイプラインの処理ステージが全てのトークンを復
号する回路を含む必要がなく認知しないトークンが付加
ビットを考慮するだけで正しく転送されること: (2)付加ビットの符号化が全てのトークンについて同一
であること: (3)トークンの長さについて制限がないこと: (4)短いトークンに対して付加ビット構成が効率的であ
ること(トークンの長さを示す部分に関して):及び (5)エラー回復が自然になされること、である。
【0102】もし付加ビットが乱れたとき、1つのラン
ダムなトークンが形成される。これは付加ビットが
“1”から“0”に乱れた場合である。また付加ビット
が“0”から“1”に乱れたときはトークンは消滅せし
められる。さらにトークンに関する問題は局在化され
る。従ってこの後正しい動作が自動的に行われる。アド
レス領域の長さも変化され得る。このことは非常に有利
である。なんとなれば、このことが非常に共通なトーク
ンを非常に数の少ないワードの中に押し込むことができ
るからである。このことはビデオデータパイプライン回
路においては非常に重要である。なんとなればこのこと
が全ての処理ステージが継続的に全ての帯域において動
作を続けることを確実にするからである。
【0103】この実施例によれば、アドレス領域の長さ
を可変とするためにアドレスが選択されてランダムデー
タに続く短いアドレスは長いアドレスと決して混同され
ない。アドレス領域(所望のパイプライン処理ステージ
を活性化するコードとしても作用する)のコード化のた
めの好ましい技術はハフマン(Huffman)によっ
て最初に述べられた周知の技術であり、“ハフマンコー
ド”として呼ばれる。ディジタル設計の分野においては
ハフマン符号化技術はよく知られているが次の例が全体
的な背景を提供する。
【0104】ハフマンコードはシンボルの列からなる複
数のワードからなっている。(本発明の如きディジタル
装置においてはシンボルは通常バイナリディジットであ
る)このコードワードは種々の長さを有し、ハフマンコ
ードワードの特別な特性はより長いコードワードがより
短いコードワードを形成するシンボルによって開始する
ことはないというように選択される。本発明によれば、
トークンのアドレス領域は好ましくは(必ずしも必須で
はない)公知のハフマンコード化技術を用いるように選
ばれる。
【0105】また、この実施例によれば、アドレス領域
はトークンの第1ワードのMSBにおいて開始する。
(ここでMSBの指定は任意でありこの構成はMSBの
種々の指定を含むように変更され得るのである。)アド
レス領域は下位の連続するビットの中で継続する。もし
トークンのアドレスが1のトークンより大なる必要があ
れば、アドレス領域のあるワードの最下位のビットが次
のワードの最上位ビットすなわちMSBに続く。アドレ
ス領域の最小長さは1ビットである。
【0106】この例において用いられるトークンを生成
するために公知なハードウエア構成が用いられる。かか
るハードウエア構成はマイクロプログラムステートマシ
ーンであり、勿論、公知のマイクロプロセッサ等の装置
も用いられ得る。本例によるトークン構成の基本的な利
点は予期されないニーズに対する適応性である。例え
ば、もし新しいトークンが導入されたとすると、これは
ごくわずかの数のパイプラインの処理ステージに影響を
与えるだけである。すなわち、最も起りやすいケースは
次のとおりである。すなわち、2つの処理ステージすな
わちブロックに対して影響があるとき、一方のブロック
がまずトークンを生成し新しく変形された他方のブロッ
クがこの新しいトークンを処理するのである。即ち、他
のパイプラインの処理ステージを変形する必要がないの
である。さらには、これらの他の処理ステージはなんら
の設計変更なく新しいトークンを取扱うことができる。
なんとなればれらの回路はトークンを認識せずトークン
をなんらの変形をさせずに通過させるからである。
【0107】この実施例における既存の処理ステージに
何等の影響を与えないという点は明らかに有利な点であ
る。すなわち、チップセットにおける設計の改良によっ
ていくつかのチップに対しては全く影響を与えないよう
にすることができるのである。このことはユーザの観点
及びチップメーカの観点から共に有利である。また、例
え全てのチップに設計変更の必要がある場合であっても
なお従来に比してマーケットへのより短い時間という点
でかなり有利である。なんとなれば同じ回路デザインが
再利用できるからである。このような状態は集積度が増
してシステムドロップ内のチップの数が増すに従って生
じやすい。
【0108】ここで、トークンのセットを2ワードアド
レスとする必要が生じた場合を考える。なお、このよう
な場合でも、従来の設計を変形する必要はない。パイプ
ラインの処理ステージにおけるトークンデコーダはトー
クンの第1ワードを復号せんとし、その処理ステージは
トークンを認識しないこととする。そして、その処理ス
テージはトークンになんらの処理を加えずして付加ビッ
トを用いてこれを転送するのである。そして、この処理
ステージは第2ワードの復号も行わない(例えこれがア
ドレスビットを含んでも)。なんとなればこの処理ステ
ージはその第2ワードが認識しなかったトークンのデー
タ領域の一部であると“想定”するからである。多くの
場合パイプラインの処理ステージ又は結合した回路ブロ
ックはトークンを変形する。これは通常、必ずしも必須
ではない、トークンのデータ領域の変形をなすのであ
る。さらにトークンの多数のデータワードについてある
データワードを除去したりあるいは新しいデータワード
を加えたりして変形されることも多い。また、ある場合
には、トークンがそのトークンの列の中から完全に除去
されることもある。
【0109】殆どの応用例においては、パイプラインの
処理ステージはいくつかのトークンによって活性化され
てこれらを復号する。そして、その処理ステージは他の
トークンを認識せずになんらの変形を加えずに通過させ
るのである。多くの場合ただ1つのトークンが復号され
る。これはデータトークンワードである。多くの応用例
において、ある処理ステージの動作はその過去の動作結
果に依存している。ある処理ステージの“状態”はその
前の状態に依存している。換言すればその処理ステージ
は記憶した状態情報に依存している。さらに換言すれ
ば、処理ステージはその1又はそれ以上のクロックサイ
クル前の歴史についての情報を保持しなければならな
い。よって、本発明はかかる“状態マシーン”の処理ス
テージを含むパイプラインに用いて有効であり、さらに
データ経路のラッチが簡単なパイプラインラッチである
場合にも有用である。
【0110】かかる“状態マシーン”を含む回路におけ
るこの例による2ラインインターフェースの適用性はこ
の例の重大な有利性である。特に状態マシーンによって
データ通路が制御される場合には上記した2ラインイン
ターフェース技術が装置の“現在状態”パイプラインに
おいて制御しているデータに伴うステップにとどまるこ
とを確実にするように用いられるのである。
【0111】図11はトークンアドレス領域を復号する
ためのパイプライン処理ステージに含まれる回路例の単
純化したブロック図である。このブロック図は“状態マ
シーン”の特性を有するパイプライン処理ステージを示
している。トークンの各ワードは付加ビットを有し、こ
の付加ビットはトークン内にまだワードがあるときはハ
イであり、これがトークン内の最終ワードの時はローで
ある。もしこれがトークンの最終ワードであるときは次
の有効なデータワードは新しいトークンのスタートであ
り、従って、そのアドレスは復号されねばならない。与
えられたワードのトークンアドレスを復号すなわちデコ
ーディングするか否かの決定は前の付加ビットの値を知
ることによってなされる。
【0112】単純化のために、この2ラインインターフ
ェース(受入れ信号及び有効性信号及びラッチを含む)
は図示されておらず回路のリセットをなす全ての詳細は
省略されている。前と同様に8ビットデータワードが励
磁のために用いられている。この励磁されたパイプライ
ン処理ステージは1つのパイプラインステージ分データ
ビット及び付加ビットを遅らせる。この処理ステージ
は、DATAトークンを復号し、回路の出力にDATA
トークンの第1ワードが表れた時点で信号“DATA−
ADDR”が生成されハイにセットされる。ラッチLD
IN及びLAOUTによってデータビットが遅延せしめ
られ、これらの各々はこの例(8−インプット、8−ア
ウトプットラッチに対応する)において用いられる8デ
ータビットのために8回繰返される。同様に付加ビット
は付加ビットラッチLEIN及びLEOUTによって遅
延せしめられる。
【0113】この例においては、ラッチLEPREVが
設けられ付加ビットの直前の状態を記憶する。付加ビッ
トの値がラッチLEINにローディングされクロック位
相信号PH1の次の立上りエッジにおいてラッチLEO
UTにローディングされる。ラッチLEOUTは、よっ
て、現在の付加ビットの値を含み、しかしながら、これ
は2位相クロックの第2の半分の間だけである。しかし
ながら、ラッチLEPREVはクロック信号PH0の次
の立上りエッジにてこの付加ビットの値をローディング
する。この付加ビットの値は付加ビット入力ラッチLE
INをイネーブルする信号と同じである。LEPREV
の出力QEPREVは前のクロック位相PH0の間付加
ビットの値を保持する。
【0114】ラッチLDINの反転Q出力からの5ビッ
トのデータワード出力及び非反転出力MD「2」はロジ
ックゲートNAND1、NAND2及びNOR1によっ
て付加ビットの前回値QEPREVに組合わされる。
尚、これらのゲートの動作はディジタル回路の分野でよ
く知られている。ここで、N−MD「m」の表示は中間
データワードMD「7:0」のビットmの論理反転を示
す。公知のブール代数技術を用いて、次のことが示され
る。すなわち、ロジックブロックからの出力信号SA
(NOR1の出力)は付加ビットの前回値が“0”(Q
REV=“0”)であってラッチLDINの非反転出力
Qの出力(原入力ワード)“000001xx”の構造
を有し、すなわち、5つの上位ビットMD「7−MD
「3」ビットが全て“0”でありビットMD「2」が
“1”であり1及び0位のビットが任意の値を取る場合
にハイ(“1”)となる。
【0115】従って、SA及びSAが入力として供給さ
れるアドレス信号ラッチLADDRの出力をハイとする
4つのデータワードが存在する(“xx”の4つの置換
が存在する。)換言すればこの処理ステージが、4つの
可能なトークンの1つが供給されたとき、及び付加ビッ
トの前回値が0であったことすなわち前回のデータワー
ドはトークンの前の列の中での最終ワードであったこと
すなわち今回のトークンが今回の最初のワードであると
きに活性化信号(DATA−ADDR=“1”)を生成
する。
【0116】ラッチLEPREVからの信号QPREV
がローであるとき、ラッチLDINの出力端の値が新し
いトークンの第1ワードである。ゲートNAND1、N
AND2及びNOR1はDATAトークン(00000
1xx)を復号する。このアドレス復号信号SAは、し
かしながら、ラッチLADDRによって遅延せしめら
れ、信号DATA−ADDRは出力データOUT−DA
TA及びOUT−EXTNと同じタイミングを有する。
【0117】図12は状態依存パイプライン処理ステー
ジの他の例を示しており、これは出力付加ビットOUT
−EXTNの前回値を示す信号LAST−OUT−EX
TNを生成する。現在付加ビットラッチ及び前回付加ビ
ットラッチLEOUT及びLEPREVのCK入力に供
給される2つのイネーブル信号の1つがゲートAND1
から抽出される。これらのラッチはデータが有効であっ
て、且つ受入れられたとき新しい値をローディングす
る。すなわち、有効性ラッチLVOUT及び受入れラッ
チLAOUTの出力が共にハイであるときである。この
ようにしてそれらは有効な付加ビットを保持し有効でな
いデータによる疑わしい値のローディングをしないので
ある。
【0118】図12に示した回路においては、2ライン
の有効/受入れロジックがゲートOR1及びOR2を含
み、これらのゲートは下流受入れ信号及び有効性ラッチ
LVIN及びLVOUTの反転出力からなる入力信号を
受ける。かかる構成はラッチが反転出力を有するならば
図8のゲートNAND1/2及びINV1/2が置換さ
れ得ることを示している。この回路は“状態依存”パイ
プライン処理ステージの単純な例を示すものであるが、
これが単一ビットのみの状態に依存するが故に、この例
においては次のことが言える。すなわち、状態情報を保
持する全てのラッチがパイプライン処理ステージ間を実
際に転送されたときすなわちデータが有効であって且つ
次のステージが受け入れた時にのみ更新されるのであ
る。勿論、このようなラッチが正しくリセットされるこ
とを確実にしなければならない。
【0119】この実施例によって形成され用いられるト
ークンは従来のパイプラインを介するデータ伝送の符号
化技術に対していくつかの有利な点を有する。その第1
は、上記したトークンが種々の長さのアドレス領域を許
容し(ハフマンコーディングを利用でき)共通のトーク
ンを効率良く供給することを可能にすことである。
【0120】第2の点は、例えトークンが与えられたパ
イプラインの処理ステージのデコーダにおいて認識され
なかったとしてもトークンの長さの符号化によってトー
クンの最後(すなわち次のトークンの最初)が正しく処
理されることである。(この処理には単純な伝送も含
む。) 第3の点は、認識されないトークン(すなわち変形され
ずにそのまま通過される)の処理の規則及びハードウエ
ア構造が1の処理ステージと隣接しない離れた下流の処
理ステージとの間の情報交換を可能にすることである。
このことはパイプライン回路の拡張性及び効率的な応用
性を増すのである。なんとなれば既存のパイプラインス
テージの大幅な設計変更を必要としないで将来の変更を
可能にするからである。このトークンは上述し又以下に
述べる2ラインインターフェースと共に用いて特に有用
である。
【0121】図13及び14(以下においては図13と
総称する)は次のような機能を有するパイプライン処理
ステージのブロック図である。もしこのステージか所定
のトークン(この例においてDATAトークンとして知
られている)を処理する場合、DATAトークンのアド
レス領域を含む第1の場合を例外としてこのトークンの
各ワードを複製(duplicate)する。他方もし
このステージが他のタイプのトークンを処理する場合、
この処理ステージは各ワードを削除する。この効果は出
力においてDATAトークンのみが表われこれらのトー
クン内の各ワードが二度繰返されることである。
【0122】ここに示された回路の各部は図8,11及
び12に示された単純な構造のものと同じである。この
例は次の有利な点を示している。すなわちより複雑なパ
イプライン回路であっても、同様な柔軟性の利益を享受
することができる。なんとなれば、同じ2ラインインタ
ーフェースがほとんど変更なしに用いられるからであ
る。
【0123】図13に示したデータ複製(duplic
ation)ステージはパイプライン処理ステージが実
行できる種々のタイプの動作の一例を示すにすぎない。
この“複製ステージ(duplication sta
ge)”は、しかしながら、“ボトルネック(bott
leneck)”を形成する処理ステージを示してお
り、この実施例によるパイプライン回路は合体(pac
k together)する。
【0124】上記した“ボトルネック”ステージは動作
時間に比較的長い時間を要し受入れデータよりも多いデ
ータを生成する処理ステージであり得る。この例におい
ては2ライン受入れ/有効インターフェースが種々の応
用において極めて容易に適用できることを示している。
図13における複製ステージは2つのラッチREIN及
びREOUTを含んでいる。これらのラッチは図11に
示した例と同様に処理ステージのの入力端及び出力端に
おける付加ビットの状態を各々ラッチする。図13に示
すように、入力付加ラッチLEINは入力データラッチ
LDIN及び有効性信号IN−VALIDと同期してク
ロックされる。
【0125】理解を容易にするために複製ステージに含
まれる種々のラッチが以下の表においてそれらの出力と
組合せて示されている。 Latch Output Labels Latch Output LDIN MID_DATA LDOUT OUT_DATA LEIN QIN LEOUT OUTEXTN LAIN QAIN LAOUT QAOUT LI1 QI1 LO1 QO1 LI2 QI2 LO2 QO2 = DATA_TOKEN LI3 QI3 LO3 QO3 = NOT DPULICATE 複製ステージにおいてはデータラッチLDINからの出
力は中間データを形成し、これはMID−DATAとし
て参照される。この中間データワードは、中間受入れ信
号(図13においてMID−ACCEPTと示される)
がハイにセットされたときのみデータ出力ラッチLDO
UTにローディングされる。
【0126】図13において、受入れラッチLAIN及
びLAOUTの下に示される回路部分はデータを繰返す
為に用いられる種々の内部制御信号を生成するためにパ
イプライン構造に付加される回路を示している。これら
の回路は現在有効データトークンを回路が処理している
ことを示すDATA−TOKEN信号及びデータの複製
制御のために用いられるNOT−DUPLICATE信
号を含んでいる。いま、回路がデータトークンを処理し
ているとき、上記したNOT−DUPLICATE信号
がハイ及びローの状態の間を変化してトークン内の各ワ
ードが一度繰返されるようにする(一度以上はない)。
もし、回路が有効データトークンを処理していないとき
は、信号NOT−DUPLICATEはハイ状態に保持
されて、トークンワードが複製されないことを意味す
る。
【0127】図13において、8ビットの中間データワ
ードの上位6ビット及びラッチLI1からの出力信号Q
I1はロジックゲート群NOR1、NOR2、NAND
18の入力を形成する。ゲートNAND18からの出力
信号はS1とラベル付されている。公知のブール代数を
用いて、次の場合にのみ信号S1が“0”となることを
示すことができる。すなわち、出力信号QI1が“1”
であってMID−DATAワードが“000001x
x”なる構造を有する場合である。すなわち、かかる構
造は上位5ビットが全て“0”であり、ビットMID−
DATA「2」が“1”であり、MID−DATA
「1」及びMID−DATA「0」のビットが任意の値
を有する。信号S1は、よって、トークン識別信号とし
て作用し、信号MID−DATAが所定の構造を有しか
つラッチLI1の出力が“1”であるときにのみローと
なる。ラッチLI1及びその出力QI1の特性は以下に
説明する。
【0128】ラッチLO1は中間付加ビット(“MID
−EXTN”及び信号S4としてラベル付けされてい
る)の最終値をラッチする機能をなす。そして、このラ
ッチLO1はこの値をクロック位相PH0の次の立上り
エッジにおいてラッチLI1にローディングする。ラッ
チLI1の出力は信号S1を形成するトークン復号ロジ
ック群への入力の1つであるビットQI1である。上記
した信号S1は信号QI1が“1”であって、(さらに
信号MID−DATAが所定の構造を有する)場合にの
み“0”になる。よって、信号S1は前のトークンが終
了したことを示す最終付加ビットの“0”状態のときに
“0”になる。よって、MID−DATAワードは新し
いトークンの最初のデータワードである。
【0129】ラッチLO2及びLI2はナンドゲートN
AND20及びNAND22と共に信号DATA−TO
KENの為の記憶手段を形成する。通常の状態におい
て、NAND20の入力端における信号QI1及びNA
ND22の入力端における信号S1は共に論理“1”で
ある。ブール代数によれば、次のことが示される。すな
わち、この状態においてこれらのナンドゲートはインバ
ータとして作用する。すなわち、ラッチLI2の出力か
らの信号QI2はNAND20において反転せしめら
れ、更に、NAND22によって再び反転せしめられて
信号S2を形成する。この場合、この通路において2つ
の論理反転がなされる故、信号SにはQI2と同じ値を
有する。
【0130】又、ラッチLO2の出力端における信号D
ATA−TOKENはラッチLI2の入力を形成する。
その結果、QI1及びS1の双方がハイである状態が継
続する限り信号DATA−TOKENはその状態を維持
する(“0”又は“1”のいずれかである)。クロック
信号PH0及びPH1がラッチLI2及びLI2をそれ
ぞれクロックしているけれどもこのことは正しい。DA
TA−TOKENの値は信号QI1及びS1の一方また
は双方が“0”であるときにのみ変化することができ
る。
【0131】上記した如く、前回の付加ビットが“0”
であったとき信号QI1は“0”となる。よって、MI
D−DATAの値がトークンの第1ワードであるときす
なわちトークンのアドレス領域を含むときはいつでも信
号QI1は“0”である。この状態において、信号S1
は“0”又は“1”のいずれかである。上記した如く、
もしMID−DATAワードがこの例においては“DA
TA”トークンを示す所定の構造を有する場合は、信号
S1は“0”である。もし、MID−DATAワードが
他の構造を有するとき、すなわち、トークンがDATA
トークンでなく他のトークンであることを示すとき、S
1は“1”である。
【0132】QI1が“0”でありかつS1が“1”で
あってデータトークン以外のトークンであることを示し
ているときは、ディジタル回路の分野でよく知られてい
るように、NAND20の出力は“1”である。ナンド
ゲートNAND22はこれを反転し、信号S2は、従っ
て、“0”である。この結果、この“0”の値は次のク
ロック位相PH1の開始時点においてラッチLO2にロ
ーディングされDATA−TOKEN信号は“0”とな
って、回路がデータトークンを処理していないことを示
す。
【0133】もし、QI1が“0”であり、かつS0が
“0”であってデータトークンであることを示す場合は
信号S2は“1”である(NAND20の出力からのN
AND22への他の入力の値に無関係)。この結果、こ
の“1”の値は次のクロック位相PH1の開始時点にお
いてラッチLO2へローディングされ、DATA−TO
KEN信号は“1”となって、回路がデータトークンを
処理していることを示す。
【0134】NOT−DUPLICATE信号(出力信
号QO3)は同様にクロックPH0の次の立上りエッジ
においてラッチLI3にローディングされる。ラッチL
I3からの出力信号QI3はゲートNAND24の出力
信号QI2と組合わされて信号S3を形成する。前と同
様に、ブール代数によれば、信号QI2及びQI3が共
に“1”の値を有する時のみ信号S3が“0”となるの
である。もし、信号QI2が“0”になり、すなわち、
DATA−TOKEN信号が“0”の場合、信号S3は
“1”になる。換言すれば、もし、有効なデータトーク
ンがない場合(QI2=0)又はデータワードが複製
(duplicate)でない場合(QI3=0)、信
号S3はハイになる。
【0135】ここで、データトークン信号が1クロック
以上の間に亘ってハイであり続ける場合を想定する。N
OT−DUPLCATE信号(QO3)がラッチLI3
に“帰還”されてゲートNAND24によって反転せし
められる(他の入力QI2がハイに維持されているの
で)故、出力信号QO3は“0”及び“1”の間を変化
する。しかしながら、もし有効なデータトークンがない
場合、信号QI2は“0”であり、信号S3及び出力Q
O3はDETA−TOKEN信号がもう一度“1”にな
るまでハイに維持される。
【0136】出力QO3(NOT−DUPLICATE
信号)はまた帰還されて、信号QA1及びQO3が共に
“1”の値をとるときにのみ出力を“1”とするロジッ
クゲート群NAND16及びINV16(アンドゲート
を形成する)の受入れラッチLAINからの出力QA1
に組合わされる。図13はゲートNAND16及びゲー
トINV16のアンドゲートからの出力が2ワイヤイン
ターフェース構造において用いられる受入れ信号IN−
ACCEPTを形成している。
【0137】受入れ信号IN−ACCEPTはまたラッ
チLDIN、LEIN及びLVINへのイネーブルとし
て用いられる。この結果、NOT−DUPLICATE
信号がローであって、受入れ信号IN−ACCEPTも
又ローであり、これらの3つの全てが不能化されてそれ
等の出力で記憶される値を保持する。NOT−DUPL
ICATE信号がハイになり、受入れ信号LAINの出
力がハイになる上記した要件が充足されるまで処理ステ
ージは新しいデータを受入れない。
【0138】有効なデータトークンがある限り(DAT
A−TOKEN信号QO2が“1”である限り)、信号
QO3はハイ及びロー状態の間を行き来し、従って、入
力ラッチは活性化されてクロック位相PH0及びPH1
の双方の完全なサイクル毎にデータを受入れることがで
きる。勿論、OUT−ACCEPT信号がハイであるこ
とによって示される。次の処理ステージのデータ受入れ
準備完了の条件も充足されなければならない。従って、
出力ラッチLDOUTは少なくとも2つのクロックサイ
クルの間に出力バスOUT−DATA上に同じデータワ
ードを供給する。OUT−VALED信号は、有効なデ
ータトークンが存在し(QO2がハイである)かつ有効
性信号QVOUTがハイであるときにのみ“1”であ
る。
【0139】MID−DATAに対応する付加ビットで
ある信号QEINは信号S4を形成するロジックゲート
群INV10及びNAND10において信号S3と組合
わされる。1つのデータトークンの間、各データワード
MID−DATAは、これをラッチLDOUTに二度ロ
ーディングすることによって繰返される。これらの最初
の間において、信号S4はNAND10の作用によって
“1”にせしめられる。信号S4はラッチLEOUTに
ローディングされてMID−DATAがLDOUTにロ
ーディングされてOUT−DATA「7:0」を形成す
ると同時にOUTEXTNを形成する。
【0140】よって、最初に、あるMID−DATAが
LEOUTにローディングされたとき対応するOUTE
XTNがハイにせしめられる。一方、次の状態におい
て、OUTEXTNは信号QEINと同じになる。ここ
で、QEINがローであることが分っている場合のトー
クンの最終ワードの間の状態を考える。最初の帰還にお
いて、MID−DATAがLDOUTにローディングさ
れると、OUTEXTNは“1”であり、次の帰還にお
いてOUTEXTNは“0”となって、トークンの真の
終りを示す。
【0141】有効ラッチLVINからの出力信号QVI
Nはゲート群INV12及びNAND12において信号
QI3と組合わされて信号S5を生成する。周知のブー
ル代数を用いれば、有効性信号QVINがハイのときか
又は信号QI3がロー(データが複製であることを示
す)の時に信号S5がハイであることがわかる。信号S
5は、MID−DATAがLDOUTにローディングさ
れ中間付加ビット(信号S4)がLEOUTにローディ
ングされると同時に有効性出力ラッチLVOUTにロー
ディングされる。信号S5は、又、信号QO2(データ
トークン信号とロジックゲートNAND30及びINV
30によって組合されて出力有効性信号OUT−VAL
IDを生成する。上述した如く、有効トークンが存在し
有効性信号QVOUTがハイのときに限ってOUT−V
ALIDがハイである。
【0142】MID−ACCEPT信号は、よく知られ
た論理積機能を果たすロジックゲートNAND26及び
INV26によって信号S5と組合わされて、信号S6
を生成し、この信号S6はラッチLO1、LO2及びL
O3への2つのイネーブルの1つとして用いられる。信
号MID−ACCEPTがハイであり、有効性信号QV
INがハイか又はトークンが複製であるとき(QI3が
“0”)、信号S6は“1”になる。もし、MID−A
CCEPTがハイであれば、処理ステージの入力に有効
な入力データが供給されるか又はラッチされたデータが
複製であるときにはクロック信号PH1がハイとなった
ときラッチLO1ないしLO3がイネーブルされる。
【0143】上記したことから明らかなように図13及
び14に示された処理ステージは上記した実施例と同様
に有効性信号及び受入れ信号の制御のもとに処理ステー
ジ間のデータの受信及び伝送をなすのである。ただし、
例外として受入れラッチLAINの入力側の出力信号が
変化する複製信号と組合されて新しいワードが受入れら
れる前に2回データワードが出力される。
【0144】勿論、NAND16及びINV16の如き
種々のロジックゲートは均等なロジック回路(この場合
単一のアンドゲート)によって置き換えられ得る。同様
に、例えば、ラッチLEIN及びLVINが反転出力を
有するならば、インバータINV10及びINV12は
不要である。そして、ゲートNAND10及びNAND
12の対応する入力はこれらのラッチの反転出力に直接
接続される。適当な論理動作がなされる限り処理ステー
ジは同じ対応にて動作する。データワード及び付加ビッ
トはなお複製される。
【0145】ここで注意すべきことは図示された処理ス
テージが行なう複製機能は、トークンの第1データワー
ドがその第3ビットが“1”を有しかつ5つの上位ビッ
トが“0”を有さない限り実行されないことである。
(勿論所望のパターンは容易に変更でき他のロジックゲ
ートを選択しゲートNOR1、NOR2及びNAND1
8の接続関係を選択することによって容易に変更でき
る。) さらに、図13に示すようにOUT−VALID信号
は、第1のデータワードが上記した構造を有しない限り
トークンの全体の間に亘ってローに維持される。このこ
とにより、複製処理をなす1つのトークン以外のトーク
ンは全てトークンの列から除去される。なんとなれば、
出力端子OUTDATA、OUTEXTN及びOUTV
ALIDに接続された装置がこれらのトークンワードを
有効なデータとして認識しないからである。
【0146】前と同様に、処理ステージ内の有効性ラッ
チLVIN及びLVOUTは単一の信号NOT−RES
ET0によってリセットされてさらに上流方向に伝搬さ
れたリセット信号により下流のラッチLVOUTの単一
のリセット入力Rによってリセットされて上流の有効性
ラッチを次のクロックサイクルにおいてローとするので
ある。
【0147】図13において示された例において、デー
タトークン内のデータの複製は受入れ及び有効性信号を
処理する回路の一例となるものであり、入力データより
多いデータがパイプライン処理ステージに生成されるの
である。同様に、図13に示された例は、全ての非デー
タトークンを除去し、これは有効性信号を処理してデー
タ列からデータを除く回路の例として示したものであ
る。しかしながら、多くの典型的な応用においてはパイ
プライン処理ステージは認識できないトークンは変形な
しに単に通過し他の処理ステージがもし必要であるなら
ばこれらについて処理を行う。
【0148】図15及び16は共に図13及び14に示
されたデータ複製回路のタイミングチャートの例を示し
ている。前と同様にタイミングチャートは2つの位相ク
ロックの関係、種々の内部及び外部制御信号、及び処理
ステージの入力及び出力側の間のデータの同期及び複製
の対応を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2つの内部制御信号の異なる組合せのもとで
の6つの処理ステージからなるパイプライン回路の6つ
のサイクルにおける状態を示す図である。
【図2】 各処理ステージが補助データ記憶手段を有す
るパイプラインを示し、さらに、パイプライン回路にお
ける遅延に応答して処理ステージが“圧縮”及び“伸
長”をなし得る態様を示している。
【図3】各処理ステージが補助データ記憶手段を有する
パイプラインを示し、さらに、パイプライン回路におけ
る遅延に応答して処理ステージが“圧縮”及び“伸長”
をなし得る態様を示している。
【図4】 2ラインインターフェース及び多相クロック
を用いたパイプライン回路の好ましい実施例における処
理ステージ間のデータ伝送の制御を示す。
【図5】 2ラインインターフェース及び多相クロック
を用いたパイプライン回路の好ましい実施例における処
理ステージ間のデータ伝送の制御を示す。
【図6】 2ラインインターフェース及び多相クロック
を用いたパイプライン回路の好ましい実施例における処
理ステージ間のデータ伝送の制御を示す。
【図7】 2ラインインターフェース及び多相クロック
を用いたパイプライン回路の好ましい実施例における処
理ステージ間のデータ伝送の制御を示す。
【図8】 本発明による2ライン伝送制御を用いたパイ
プライン回路の基本的な実施例及び連続する2つのパイ
プラインの処理ステージ及び2ライン伝送制御を示すブ
ロック図である。
【図9】 図8に示したパイプライン処理ステージに用
いられるタイミング信号、入力及び出力データ、及び内
部制御信号の関係を示すタイミングチャートである。
【図10】 図8に示したパイプライン処理ステージに用
いられるタイミング信号、入力及び出力データ、及び内
部制御信号の関係を示すタイミングチャートである。
【図11】 本発明によるパイプライン回路であって付加
ビットの制御のもとにその状態を保持するパイプライン
回路の処理ステージの例を示すブロック図である。
【図12】 ステージ活性化データワードを復号するパイ
プライン処理ステージのブロック図である。
【図13】 “データ複製”パイプライン処理ステージに
おける本発明による2ライン伝送制御の用い方を示すブ
ロック図である。
【図14】 “データ複製”パイプライン処理ステージに
おける本発明による2ライン伝送制御の用い方を示すブ
ロック図である。
【図15】 図13及び14に示された実施例において用
いられる2相クロック、2ライン伝送制御信号及び他の
内部データ及び制御信号を示すタイミングチャートであ
る。
【図16】 図13及び14に示された実施例において用
いられる2相クロック、2ライン伝送制御信号及び他の
内部データ及び制御信号を示すタイミングチャートであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム フィリップ ロビンズ イギリス国 ブリストル BS3 4PN ベッドミンスター ダンフォードロード 7 (72)発明者 マーティン ウィリアム サズラン イギリス国 グロウセスターシャー GL 11 6BD ダーズリー スティンチコー ム ウィックレーン ザリディングズ(番 地なし)

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縦続接続されたパイプライン処理
    ステージであって、各々が入力信号(IN−DATA)
    を受信する入力端、次段の処理ステージの入力端に出力
    信号(OUT−DATA)を送出する出力端及び少なく
    とも1つのデータ記憶手段(LDOUT)を有するパイ
    プライン処理ステージからなってデータを処理するデー
    タパイプライン装置であって、 各パイプライン処理ステージにおいて記憶されたデータ
    が有効であるとき第1の状態をとり前記データが無効で
    あるときに第2の状態をとる有効性信号(OUT−VA
    LID)を生成する有効性回路(LVIN、LVOU
    T)が設けられ、 前記パイプライン処理ステージの隣接するもの同士が受
    入れラインによって互いに接続されて、1つのパイプラ
    イン処理ステージに記憶されたデータを次のパイプライ
    ン処理ステージがローディングできる能力を示す受入れ
    信号(IN−ACCEPT、OUT−ACCEPT)を
    伝送し、 前記有効性信号(OUT−VALID)及び前記受入れ
    信号(IN−ACCEPT、OUT−ACCEPT)に
    応答して前記記憶手段にデータをローディングすること
    を可能にするイネーブル信号を生成するイネーブル回路
    が設けられていることを特徴とするデータパイプライン
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたデータパイプライ
    ン装置であって、 出力データ記憶手段(LDOUT)と、前記有効性信号
    を記憶し前記有効性回路に含まれる少なくとも1つの有
    効性記憶回路(LVOUT)と、を有することを特徴と
    するデータパイプライン装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータパイプライン装置
    であって、前記有効性記憶回路(LVOUT)が前記イ
    ネーブル回路に接続されていることを特徴とするデータ
    パイプライン装置。
  4. 【請求項4】 先行する請求項のいずれか1に記載され
    たデータパイプライン装置であって、前記受入れ信号
    (IN−ACCEPT、OUT−ACCEPT)が前記
    データ記憶手段のためのイネーブル信号及び前記有効性
    信号を形成することを特徴とするデータパイプライン装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3、又は請求項2に従属す
    る請求項4に記載されたデータパイプライン装置であっ
    て、 前記データ記憶手段は一次データ記憶手段及び二次デー
    タ記憶手段からなり、 データが前記一次データ記憶手段にローディングされる
    と同時に前記有効性信号が前記一次有効性記憶手段にロ
    ーディングされ、 前記受入れ信号が受入れ可能状態を示す時データが前記
    一次データ記憶手段にローディングされることを特徴と
    するデータパイプライン装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータパイプライン装
    置であって、直後のデータ記憶手段に対応する受入れ信
    号が受入れ可能状態であって前記データ記憶手段内のデ
    ータが無効である時のみ前記受入れ信号は受入れ可能状
    態を示すことを特徴とするデータパイプライン装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載のデータパイプライ
    ン装置であって、受入れ処理回路を有することを特徴と
    するデータパイプライン装置。
  8. 【請求項8】 先行する請求項のいずれか1に記載のデ
    ータパイプライン装置であって、 各処理ステージの入力データ記憶手段(LDIN)は二
    次データ記憶手段を形成しかつ各処理ステージに二次有
    効性記憶手段(LVIN)が含まれており、 直後の処理ステージの受入れ信号(OUT−ACCEP
    T)の状態を記憶する一次受入れ記憶手段(LAOU
    T)が各処理ステージに含まれていることを特徴とする
    データパイプライン装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデータパイプライン回路
    であって、前記一次データ出力信号及び有効性出力信号
    は単一の一次記憶ユニットから抽出され、前記二次デー
    タ出力信号及び有効性出力信号は単一の二次記憶ユニッ
    トの部分として形成されることを特徴とするデータパイ
    プライン回路。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載のデータパイプライ
    ン装置であって、 二次受入れ信号記憶手段(LAIN)が前記処理ステー
    ジの各々に含まれ、 前記処理ステージの各々が多相かつ重複しないクロック
    (PH0、PH1)に接続されていることを特徴とする
    データパイプライン装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のデータパイプライン装
    置であって、 前記一次データ記憶手段(LDOUT)、前記一次有効
    性信号記憶手段(LVOUT)及び前記二次受入れ信号
    記憶手段(LAIN)が第1のクロック位相信号(PH
    1)によってイネーブルされ、 前記二次データ記憶手段(LDOUT)、前記二次有効
    性信号記憶手段(LVOUT)及び前記一次受入れ信号
    記憶手段(LAIN)が第2のクロック位相信号(PH
    0)によってイネーブルされるようになされていること
    を特徴とするデータパイプライン装置。
  12. 【請求項12】 先行する請求項のいずれか1に記載のデ
    ータパイプライン装置であって、 前記処理ステージの各々は所定の処理回路を含み、 前記二次データ記憶手段(LDIN)からの出力が対応
    する処理ステージの一次データ記憶手段(LDOUT)
    への入力として任意の論理回路を介して供給されること
    を特徴とするデータパイプライン装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のデータパイプライン装
    置であって、前記所定処理回路は少なくとも活性モード
    及び非活性モードを有することを特徴とするデータパイ
    プライン装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または13記載のデータパイ
    プライン装置であって、 前記パイプライン処理ステージのいずれかは前記データ
    記憶手段のいずれかの出力に接続した復号回路を含み、
    前記パイプライン処理ステージの各々の処理回路は前記
    パイプライン処理ステージが所定のステージ活性化信号
    パターンを含むときだけ活性化状態となり、前記パイプ
    ライン処理ステージが所定の非活性信号パターンを含む
    までその活性化状態を維持することを特徴とするデータ
    パイプライン装置。
  15. 【請求項15】 請求項10又は14記載のデータパイプ
    ラインであって、 前記パイプライン処理ステージの各々は現在付加ビット
    入力ラッチ(LEIN)及び第1のクロック位相信号
    (PH0)の制御のもとに付加ビットをローディングす
    る付加ビット出力ラッチ(LEOUT)を有し、前記付
    加ビットは先行する装置から付加ビットライン(IN−
    EXTN、OUT−EXTN)を介して伝達され、 前記現在付加ビット入力ラッチ(LEIN)からの出力
    が前記付加ビット出力ラッチ(LEOUT)の入力とな
    り、 前記現在付加ビット入力ラッチ(LEIN)への付加ビ
    ットのローディングが前記第1のクロック信号(PH
    0)によってイネーブルされ、前記付加ビット出力ラッ
    チへの付加ビットのローディングが前記第2のクロック
    信号(PH1)によってイネーブルされ、従って、前記
    付加ビット入力ラッチにローディングされた付加ビット
    の値を前記付加ビット出力ラッチがローディングし、 前記パイプライン処理ステージの各々が前記第1のクロ
    ック信号(PH0)の制御のもとで前記付加ビット出力
    ラッチ(LEOUT)の出力をローディングする前回付
    加ビットラッチ(LEPREV)を含み、 前記付加ビットが先行する回路から付加ビットを伝送ラ
    イン(IN−EXTN、OUT−EXTN)を介して前
    記現在付加ビットラッチ(LEIN)に伝送され、 前記パイプライン処理ステージの各々の処理回路が前記
    前回付加ビットラッチ(LEPREV)にローディング
    された前回付加ビットが2つの論理状態の所定の一方の
    状態にあるときのみ活性状態を呈することを特徴とする
    データパイプライン回路。
  16. 【請求項16】 複数の縦続接続されたパイプライン処理
    ステージを有し、前記パイプライン処理ステージの各々
    が入力データ記憶手段(LDIN)及び出力データ記憶
    手段(LDOUT)を有し、前記出力データ記憶手段が
    次の入力データ記憶手段に接続しているデータパイプラ
    イン装置であって、 前記パイプライン処理ステージの各々は、直前のパイプ
    ライン処理ステージに受入れ信号を供給するようになっ
    ており、前記受入れ信号はそのパイプライン処理ステー
    ジが有効なデータを含まないとき及び次のデータ記憶手
    段に伝送され得る有効データを含むときに第1の状態を
    とり、そのパイプライン処理ステージが次のデータ記憶
    手段に伝送され得ない有効なデータを含むときに第2の
    状態をとることを特徴とするデータパイプライン装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のデータパイプライン装
    置であって、前記処理ステージの各々はそれが既に記憶
    された有効データの消滅なしにデータを受入れることが
    できる非ブロック(非阻止)状態と対応するデータ記憶
    手段から伝送され得ない有効データを含むブロック(阻
    止)状態とを有し、1つのパイプライン処理ステージに
    続く少なくとも1つのパイプライン処理ステージがブロ
    ック状態にあるときでもデータが前記1つのパイプライ
    ン処理ステージに入力され得るのであり、前記パイプラ
    イン処理ステージの各々が供給されるデータが所定の活
    性化パターンを有するとき活性状態を呈し、なんらの処
    理を施すことなく次のパイプライン処理ステージにデー
    タを通過する非活性状態を有する所定の処理回路を含む
    ことを特徴とするデータパイプライン装置。
  18. 【請求項18】 複数の縦続接続したパイプライン処理ス
    テージを有し、前記パイプライン処理ステージが入力デ
    ータ記憶手段(LDIN)及び出力データ記憶手段(L
    DOUT)を含み、前記パイプライン処理ステージの各
    々の出力データ記憶手段が次段の入力データ記憶手段に
    接続してデータを処理するデータパイプライン装置であ
    って、 前記パイプライン処理ステージの各々が既に記憶した有
    効データの消滅なしにデータを受入れることができる非
    ブロック状態と、対応するデータ記憶手段から有効なデ
    ータを受入れることができないブロック状態とを有し、
    1つのパイプライン処理ステージに続く少なくとも1つ
    の他のパイプライン処理ステージがブロック状態にある
    場合でも前記1つのパイプライン処理ステージにデータ
    が供給され得ることを特徴とするデータパイプライン装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のデータパイプライン装
    置であって、 前記パイプライン処理ステージの各々は直前のパイプラ
    イン処理ステージに対して受入れ信号を供給し、前記受
    入れ信号はそのパイプライン処理ステージが有効なデー
    タを含んでいないとき及び次段のデータ記憶手段に伝送
    され得る有効データを含むときに第1状態をとり、その
    パイプライン処理ステージが次段のデータ記憶手段伝送
    され得ない有効データを含むときに第2の状態を取り、 前記パイプライン処理ステージの各々は供給されるデー
    タが所定の活性化パターンを有するときはデータを受入
    れる活性状態と何等の処理なしに次段のパイプライン処
    理ステージにデータを転送する非活性状態とを取る所定
    の処理回路を有することを特徴とするデータパイプライ
    ン装置。
  20. 【請求項20】 複数の縦続接続されたパイプライン処理
    ステージを有し、前記パイプライン処理ステージは入力
    データ記憶手段(LDIN)及び出力データ記憶手段
    (LDOUT)を有し、前記出力データ記憶手段は次の
    データ記憶手段に接続されてデータを処理するデータパ
    イプライン装置であって、前記パイプライン処理ステー
    ジの各々は供給されるデータが所定の活性化パターンを
    有するときはこれを受入れる活性化状態と、なんらの処
    理なしに次段のパイプライン処理ステージにデータを転
    送する非活性状態と、を有する所定の処理回路を含むこ
    とを特徴とするデータパイプライン装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のデータパイプライン装
    置であって、前記パイプライン処理ステージの各々は、
    既に記憶された有効データの消滅なしにデータを受入れ
    ることができる非ブロック状態と対応するデータ記憶手
    段から伝送され得ない有効データを含むブロック状態と
    を有し、 1つのパイプライン処理ステージに続く少なくとも1つ
    の他のパイプライン処理ステージがブロック状態にある
    ときであっても前記1つのパイプライン処理ステージに
    データが供給されて、前記パイプライン処理ステージの
    各々は直後のパイプライン処理ステージに受入れ信号を
    供給し、前記受入れ信号はそのパイプライン処理ステー
    ジが有効なデータを含まないとき及びそのパイプライン
    処理回路が次のデータ記憶手段に転送され得る有効デー
    タを含むときに第1の状態をとり、次のデータ記憶手段
    に転送され得ない有効データを含むときには第2の状態
    をとることを特徴とするデータパイプライン装置。
  22. 【請求項22】 各々が対応するワークデータを変換する
    活性モードと受身モードとを有する複数の処理ステージ
    からなるパイプライン装置におけるディジタルデータの
    符号化方法であって、 (a) 前記処理ステージの最初の1つにディジタル信号形
    式のデータ列としてのデータワード列を供給するステッ
    プと、 (b) 前記処理ステージのいずれかに所定のデータ活性化
    ワードを供給し、対応するデータ活性化ワードを受取っ
    た前記処理ステージのいずれかを活性化状態にするステ
    ップと、 (c) 複数の入力データブロックについて、一連のアドレ
    ス信号を前記データ列に含ませ、前記データワードの各
    々に付加ビット、アドレスビット列およびデータビット
    を含ませて前記付加ビットに対して第1の論理状態及び
    第2の論理状態を与えるステップと、 (d)前記データブロックの各々において選択された境界
    ワードに対して前記付加ビットに前記第1の論理状態を
    セットし、前記データブロックの1つおきのデータワー
    ドに前記第2の論理状態をセットするステップと、 (e) 前記処理ステージに対しては活性化コードの対応す
    るビットに等しいアドレスビットをセットし、対応する
    処理ステージに対しては同じデータブロック内のデータ
    ビットをワークデータとするステップと、からなること
    を特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 データの通過を制御する装置であって、 互いにパイプライン構造にて結合した複数の処理ステー
    ジと、 前記処理ステージの各々に設けられて各処理ステージが
    次の処理ステージにデータを転送し得るや否やを示す第
    1手段と、 前記処理ステージの各々の設けられて各処理ステージが
    先行する処理ステージからデータを受入れることができ
    るや否やを示す第2手段と、 前記第1手段及び前記第2手段による信号に応答してか
    かる信号に従ってデータをある処理ステージから次の処
    理ステージに転送する手段と、を有することを特徴とす
    る装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載された装置であって、
    クロック信号を供給する第4手段と、前記処理ステージ
    の各々に設けられて1つの処理ステージから次の処理ス
    テージにデータを転送する際に前記第3手段の動作を前
    記クロック信号に同期させる第5手段とを有することを
    特徴とする装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載された装置であって、 前記処理ステージの各々に設けられた前記第1手段は第
    1ラッチ手段を含み、前記処理ステージの各々に設けら
    れた第2手段は第2ラッチ手段を含み、前記処理ステー
    ジの各々に設けられた第3手段は第3ラッチ手段を含む
    ことを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載された装置であって、
    前記第4手段は第1及び第2位相を有するブロック信号
    を生成し、 前記第1ラッチ手段は前記クロック信号の第1位相に応
    答してラッチ動作をなし、 前記第3ラッチ手段は前記クロック信号の第1位相に応
    答してラッチ動作をなし、 前記第2ラッチ手段は前記クロック信号の前記第2位相
    に応答してラッチ動作をなすことを特徴とする装置。
  27. 【請求項27】 データの通過を制御する装置であって、 パイプライン構成にて互いに接続した複数の処理ステー
    ジと、 前記処理ステージの各々に設けられてデータを記憶する
    第1手段と、 前記処理ステージの各々に設けられてある時間帯におけ
    る次段の処理ステージが前段の処理ステージに記憶され
    たデータの転送を受け得るや否やを判定する第2手段
    と、 前記処理ステージの各々に設けられてある時間帯におい
    て次段の処理ステージにデータを転送することができる
    や否やを判定する第3手段と、 前記処理ステージの各々に設けられて前記第3手段によ
    る前記時間帯における判定及び前記第2手段による前記
    時間帯における判定に応じて前記時間帯において記憶さ
    れたデータを転送する第4手段とからなり、 各処理ステージの第4手段の動作は各時間帯において他
    の処理ステージの前記第4手段の動作とは独立であり、
    前記処理ステージの各々から各時間帯においてデータを
    次の処理ステージに転送し、一方で他の処理ステージか
    ら前記他の処理ステージに続く処理ステージにはデータ
    を転送しないように動作することを特徴とする装置。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の装置であって、 少なくとも前記処理ステージを交互にリセットして先行
    する処理ステージから各処理ステージへの情報の転送を
    なす手段を有することを特徴とする装置。
  29. 【請求項29】 請求項27記載の装置であって、 クロック信号を生成する第5手段を有し、 前記第1手段は第1ラッチ手段を含み、 前記第2手段は第2ラッチ手段を含み、 前記第3手段は第3ラッチ手段を含み、 前記第1,第2及び第3ラッチ手段は前記第5手段から
    のクロック信号に応じて同期した動作をなすことを特徴
    とする装置。
  30. 【請求項30】 請求項27記載の装置であって、 前記処理装置の各々に対する独立のアドレスを提供する
    第5手段を含み、前記アドレスの各々は、前記処理ステ
    ージの1つについて他の処理ステージについてのものと
    は異なる数のバイナリビット列からなり、1つの処理ス
    テージについてのバイナリビット列の各番号の組合せは
    他の処理ステージのそれとは異なり、 更に、前記処理ステージの各々に設けられて前記各アド
    レスに応答する手段と、 前記アドレスの各々を順に前記処理ステージを通して、
    各アドレスに応答するステージに転送する手段とを有す
    ることを特徴とする装置。
  31. 【請求項31】 データの通過を制御する装置であって、 パイプライン構成にて互いに接続した複数の処理ステー
    ジと、 前記処理ステージの各々に固有のアドレスを与える第1
    手段とからなり、前記固有のアドレスの各々はバイナリ
    ビット列からなり、そのバイナリビット列のバイナリビ
    ットの数は対応する処理ステージ毎に異なり、バイナリ
    ビット列の番号についてのバイナリビットの組合せが前
    記処理ステージ毎に異なり、 さらに、前記処理ステージの各々に設けられて前記固有
    のアドレスに応答する第2手段と、 前記アドレスの各々を前記処理ステージの順にその固有
    のアドレスに応答する処理ステージまで転送する第3の
    手段とを有することを特徴とする装置。
  32. 【請求項32】 請求項31記載の装置であって、 前記固有のアドレスの各々はトークン内において各アド
    レスに対応するデータと組合わされ、さらに前記処理ス
    テージの各々において各処理ステージに固有のアドレス
    に応答してその固有のアドレスに組合わされたデータを
    処理する手段を有することを特徴とする装置。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の装置であって、前記ア
    ドレスの各々がトークン内に含まれ、 前記トークンの各々が所定数のワードからなり、前記ト
    ークン内の前記ワードの各々は所定位置にトークンの終
    了位置又は次のワードまでの前記トークンの長さを示す
    付加ビットを含み、 前記処理ステージの各々に設けられて各処理ステージに
    よって識別されるアドレスを有するトークンのための各
    ワード内の付加ビットに応答して各トークン内の各ワー
    ドにおける前記付加ビットの特性に応じて前記トークン
    の終了又は延長をなす手段と、を有することを特徴とす
    る装置。
  34. 【請求項34】 請求項23記載の装置であって、前記ト
    ークンの各々の中の少なくとも1つのワードがデータを
    有し、更に前記処理ステージの各々に設けられて前記処
    理ステージによって識別されるアドレスを有するトーク
    ンに応答してかかるトークン内のデータを処理する手段
    を有することを特徴とする装置。
  35. 【請求項35】 請求項34記載の装置であって、 前記処理ステージの各々に設けられて各処理ステージか
    ら次の処理ステージへのデータ転送の準備完了を示す第
    1の表示信号及び先行する処理ステージからデータを受
    け取る準備完了を示す第2の表示信号を生成する手段
    と、 前記処理ステージの各々に設けられて前記処理ステージ
    から次の処理ステージへのデータ転送の準備完了を示す
    表示信号及び前記次の処理ステージにおけるデータの受
    信準備完了を示す表示信号に応じてデータを前記処理ス
    テージに転送する手段と、を有することを特徴とする装
    置。
  36. 【請求項36】 データ処理装置であって、 パイプライン構造にて接続された複数の処理ステージ
    と、 各々が1及び1より大なる数の間の数のワードからなる
    トークンを生成する第1手段を有し、前記トークンの各
    々のうちの各ワードは付加ビットと、アドレス及びデー
    タを含むワードを含む少なくとも1のワードからなり、
    前記トークンの各々のアドレスは前記処理ステージの各
    々を識別し、前記ワードの各々の付加ビットはトークン
    の始まりを示す第1の特徴及び対応するトークンの長さ
    を示す第2の特徴を有し、 さらに、 前記トークンがそのアドレスによって識別される処理ス
    テージに達するまで前記トークンの各々を前記処理ステ
    ージ内を順に転送せしめる第2手段と、 前記処理ステージの各々に設けられて前記ステージに固
    有のアドレスを識別する第3手段と、 前記処理ステージの各々に設けられて前記処理ステージ
    に対応するアドレスのステージによって識別されたとき
    前記トークンの各々の中のデータを処理する第4手段と
    を有することを特徴とする装置。
  37. 【請求項37】 請求項36の記載の装置であって、 前記処理ステージの各々における前記第4手段は前記処
    理ステージによって識別されたトークン内のワード内の
    データを次のトークンの始まりを示す付加ビットの発生
    まで前記データを処理する手段を含むことを特徴とする
    装置。
  38. 【請求項38】 請求項37記載の装置であって、 前記処理ステージの各々の為の固有のアドレスを生成す
    る第5手段を有し、前記アドレスの各々は前記処理ステ
    ージの各々について異なる数のバイナリビットによって
    形成され、前記処理ステージの各々に対して前記バイナ
    リビットの各番号に対するバイナリビットの組合せが互
    いに異なり、さらに、 前記処理ステージの各々に設けられて供給されるトーク
    ンのアドレスが識別されなかった場合に次の処理ステー
    ジに前記トークンを転送する第6手段を有することを特
    徴とする装置。
  39. 【請求項39】 請求項37記載の装置であって、 前記処理ステージの各々に設けられて各時間帯におい
    て、次の処理ステージが各処理ステージに記憶されたデ
    ータの転送を受け得るや否やを判定する第5の手段と、 前記処理ステージの各々に設けられて、各時間帯におい
    て、次の処理ステージに対してデータを転送し得るや否
    やを判定する第6の手段と、 前記処理ステージの各々に設けられて、1つの処理ステ
    ージについての第6の手段による判定と次の処理ステー
    ジについての前記第5の手段による判定とに従って、前
    記1の処理ステージから前記次の処理ステージへのデー
    タの転送をなす第7の手段と、を有することを特徴とす
    る装置。
JP5162051A 1992-06-30 1993-06-30 データパイプライン装置及びデータエンコーディング方法 Expired - Lifetime JP2834388B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP92306038A EP0576749B1 (en) 1992-06-30 1992-06-30 Data pipeline system
GB923060388 1992-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06348492A true JPH06348492A (ja) 1994-12-22
JP2834388B2 JP2834388B2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=8211419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5162051A Expired - Lifetime JP2834388B2 (ja) 1992-06-30 1993-06-30 データパイプライン装置及びデータエンコーディング方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5907692A (ja)
EP (1) EP0576749B1 (ja)
JP (1) JP2834388B2 (ja)
CA (1) CA2099172C (ja)
DE (1) DE69229338T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252440A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Fujitsu Ltd 再構成可能演算処理装置

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2288957B (en) * 1994-03-24 1998-09-23 Discovision Ass Start code detector
GB9405914D0 (en) * 1994-03-24 1994-05-11 Discovision Ass Video decompression
EP0576749B1 (en) 1992-06-30 1999-06-02 Discovision Associates Data pipeline system
US5768561A (en) 1992-06-30 1998-06-16 Discovision Associates Tokens-based adaptive video processing arrangement
US6112017A (en) 1992-06-30 2000-08-29 Discovision Associates Pipeline processing machine having a plurality of reconfigurable processing stages interconnected by a two-wire interface bus
GB2288521B (en) * 1994-03-24 1998-10-14 Discovision Ass Reconfigurable process stage
US6330665B1 (en) 1992-06-30 2001-12-11 Discovision Associates Video parser
US6417859B1 (en) 1992-06-30 2002-07-09 Discovision Associates Method and apparatus for displaying video data
US5835740A (en) 1992-06-30 1998-11-10 Discovision Associates Data pipeline system and data encoding method
US6047112A (en) 1992-06-30 2000-04-04 Discovision Associates Technique for initiating processing of a data stream of encoded video information
GB2288520B (en) * 1994-03-24 1998-10-14 Discovision Ass Pipeline
US6034674A (en) 1992-06-30 2000-03-07 Discovision Associates Buffer manager
US5809270A (en) 1992-06-30 1998-09-15 Discovision Associates Inverse quantizer
US5821885A (en) 1994-07-29 1998-10-13 Discovision Associates Video decompression
US6067417A (en) 1992-06-30 2000-05-23 Discovision Associates Picture start token
US5842033A (en) 1992-06-30 1998-11-24 Discovision Associates Padding apparatus for passing an arbitrary number of bits through a buffer in a pipeline system
US6079009A (en) 1992-06-30 2000-06-20 Discovision Associates Coding standard token in a system compromising a plurality of pipeline stages
US6357047B1 (en) 1997-06-30 2002-03-12 Avid Technology, Inc. Media pipeline with multichannel video processing and playback
US5805914A (en) 1993-06-24 1998-09-08 Discovision Associates Data pipeline system and data encoding method
GB2318661B (en) * 1993-09-28 1998-06-17 Namco Ltd Pipeline processing device
CA2145361C (en) 1994-03-24 1999-09-07 Martin William Sotheran Buffer manager
CA2145365C (en) 1994-03-24 1999-04-27 Anthony M. Jones Method for accessing banks of dram
EP0895161A3 (en) * 1994-03-24 1999-02-10 Discovision Associates Method for addressing variable width memory data
GB9417138D0 (en) 1994-08-23 1994-10-12 Discovision Ass Data rate conversion
US5635864A (en) * 1995-06-07 1997-06-03 Discovision Associates Comparator circuit
US6105083A (en) 1997-06-20 2000-08-15 Avid Technology, Inc. Apparatus and method for controlling transfer of data between and processing of data by interconnected data processing elements
US6502180B1 (en) * 1997-09-12 2002-12-31 California Institute Of Technology Asynchronous circuits with pipelined completion process
US6381704B1 (en) * 1998-01-29 2002-04-30 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for altering timing relationships of non-overlapping clock signals in a microprocessor
US6658634B1 (en) * 1998-05-07 2003-12-02 International Business Machines Corporation Logic power optimization algorithm
US6459738B1 (en) * 2000-01-28 2002-10-01 Njr Corporation Method and apparatus for bitstream decoding
FR2812500A1 (fr) * 2000-07-31 2002-02-01 Koninkl Philips Electronics Nv Traitement d'un ensemble de donnees
US6665795B1 (en) * 2000-10-06 2003-12-16 Intel Corporation Resetting a programmable processor
RU2006100275A (ru) * 2003-06-18 2006-07-10 Амбрик, Инк. (Us) Система разработки интегральной схемы
US20070186076A1 (en) * 2003-06-18 2007-08-09 Jones Anthony M Data pipeline transport system
PT1940166E (pt) * 2003-07-03 2011-02-07 Panasonic Corp Meio de gravação, instrumento de reprodução, método de gravação, circuito integrado, programa, e método de reprodução
US7091982B2 (en) * 2004-05-14 2006-08-15 Nvidia Corporation Low power programmable processor
US7389006B2 (en) * 2004-05-14 2008-06-17 Nvidia Corporation Auto software configurable register address space for low power programmable processor
US7250953B2 (en) * 2004-05-14 2007-07-31 Nvidia Corporation Statistics instrumentation for low power programmable processor
TWI305479B (en) * 2006-02-13 2009-01-11 Advanced Semiconductor Eng Method of fabricating substrate with embedded component therein
KR102461599B1 (ko) * 2014-06-20 2022-11-03 소니그룹주식회사 수신 장치, 수신 방법, 송신 장치, 및, 송신 방법
CN109863413B (zh) * 2016-05-20 2022-03-25 默升科技集团有限公司 Serdes应用中基于扫描的测试设计
US11409904B2 (en) * 2019-04-18 2022-08-09 Microsoft Technology Licensing, Llc User interface for building a data privacy pipeline and contractual agreement to share data
US11361106B2 (en) 2020-09-01 2022-06-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Chaining, triggering, and enforcing entitlements
US11922145B2 (en) 2022-03-01 2024-03-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Initiating data privacy pipelines using reusable templates

Family Cites Families (231)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US33632A (en) * 1861-11-05 Improved water-closet
EP0576749B1 (en) 1992-06-30 1999-06-02 Discovision Associates Data pipeline system
US3875391A (en) * 1973-11-02 1975-04-01 Raytheon Co Pipeline signal processor
US3893042A (en) * 1973-12-12 1975-07-01 Us Navy Lock indicator for phase-locked loops
US3962685A (en) * 1974-06-03 1976-06-08 General Electric Company Data processing system having pyramidal hierarchy control flow
GB1532275A (en) * 1976-01-28 1978-11-15 Nat Res Dev Apparatus for controlling raster-scan displays
US4142205A (en) * 1976-07-21 1979-02-27 Nippon Electric Co., Ltd. Interframe CODEC for composite color TV signals comprising means for inverting the polarity of carrier chrominance signals in every other frame or line
US4149242A (en) * 1977-05-06 1979-04-10 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Data interface apparatus for multiple sequential processors
US4228497A (en) * 1977-11-17 1980-10-14 Burroughs Corporation Template micromemory structure for a pipelined microprogrammable data processing system
US4215369A (en) * 1977-12-20 1980-07-29 Nippon Electric Company, Ltd. Digital transmission system for television video signals
US4196448A (en) * 1978-05-15 1980-04-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy TV bandwidth reduction system using a hybrid discrete cosine DPCM
US4225920A (en) * 1978-09-11 1980-09-30 Burroughs Corporation Operator independent template control architecture
US4302775A (en) * 1978-12-15 1981-11-24 Compression Labs, Inc. Digital video compression system and methods utilizing scene adaptive coding with rate buffer feedback
JPS6046585B2 (ja) 1979-03-06 1985-10-16 株式会社リコー シリアル・デ−タ伝送方式
US4307447A (en) * 1979-06-19 1981-12-22 Gould Inc. Programmable controller
JPS6010458B2 (ja) * 1979-08-23 1985-03-18 富士通株式会社 フエ−ズ・ロツクド・ル−プ回路
GB2059724B (en) 1979-09-28 1984-04-04 Racal Datacom Ltd Data transmission systems
US4334246A (en) * 1980-05-16 1982-06-08 Xerox Corporation Data decompressor circuit
US4467409A (en) * 1980-08-05 1984-08-21 Burroughs Corporation Flexible computer architecture using arrays of standardized microprocessors customized for pipeline and parallel operations
JPS6228086Y2 (ja) * 1980-12-08 1987-07-18
JPS59126368A (ja) * 1983-01-10 1984-07-20 Hitachi Ltd 符号化復号化装置
US4495629A (en) * 1983-01-25 1985-01-22 Storage Technology Partners CMOS scannable latch
JPS59146345A (ja) * 1983-02-10 1984-08-22 Masahiro Sowa コントロ−ルフロ−並列計算機方式
US4799677A (en) * 1983-09-02 1989-01-24 Bally Manufacturing Corporation Video game having video disk read only memory
US4710866A (en) * 1983-09-12 1987-12-01 Motorola, Inc. Method and apparatus for validating prefetched instruction
US4540903A (en) * 1983-10-17 1985-09-10 Storage Technology Partners Scannable asynchronous/synchronous CMOS latch
US4598372A (en) * 1983-12-28 1986-07-01 Motorola, Inc. Apparatus and method of smoothing MAPS compressed image data
US4747070A (en) * 1984-01-09 1988-05-24 Wang Laboratories, Inc. Reconfigurable memory system
US4630198A (en) * 1984-02-21 1986-12-16 Yuan Houng I Intelligent stand-alone printfile buffer with paging control
FR2561011B1 (fr) * 1984-03-09 1986-09-12 Cit Alcatel Processeur de calcul d'une transformee discrete inverse du cosinus
US4580066A (en) * 1984-03-22 1986-04-01 Sperry Corporation Fast scan/set testable latch using two levels of series gating with two current sources
US4885786A (en) * 1984-10-24 1989-12-05 International Business Machines Corporation Method for enlarging an image stored in run representation form
CA1220830A (en) * 1984-12-28 1987-04-21 David S. Drynan Transmitting sequence numbers of information in a packet data transmission system
US4646151A (en) * 1985-02-01 1987-02-24 General Electric Company Television frame synchronizer with independently controllable input/output rates
JPS61194989A (ja) 1985-02-22 1986-08-29 Mitsubishi Electric Corp 静止画伝送装置
US4680581A (en) 1985-03-28 1987-07-14 Honeywell Inc. Local area network special function frames
US5233420A (en) 1985-04-10 1993-08-03 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Solid state time base corrector (TBC)
JPS61276032A (ja) * 1985-05-31 1986-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JPH0632056B2 (ja) * 1985-05-31 1994-04-27 松下電器産業株式会社 デ−タ処理装置
DE3525898A1 (de) * 1985-07-19 1987-01-29 Reinhard Lidzba Verfahren zum komprimieren und dekomprimieren mehrerer strukturverwandter datenfolgen sowie einrichtungen zur durchfuehrung des verfahrens
JP2564805B2 (ja) * 1985-08-08 1996-12-18 日本電気株式会社 情報処理装置
US4720780A (en) * 1985-09-17 1988-01-19 The Johns Hopkins University Memory-linked wavefront array processor
US5021947A (en) * 1986-03-31 1991-06-04 Hughes Aircraft Company Data-flow multiprocessor architecture with three dimensional multistage interconnection network for efficient signal and data processing
US4789927A (en) * 1986-04-07 1988-12-06 Silicon Graphics, Inc. Interleaved pipeline parallel processing architecture
US4843632A (en) * 1986-05-09 1989-06-27 Prodigy Systems Corporation Compressed image expansion system
FR2599872B1 (fr) * 1986-06-06 1988-07-29 Thomson Csf Dispositifs de calcul de transformees cosinus mono-dimensionnelles, et dispositif de codage et dispositif de decodage d'images comportant de tels dispositifs de calcul
US4829465A (en) * 1986-06-19 1989-05-09 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories High speed cosine transform
US4814978A (en) * 1986-07-15 1989-03-21 Dataflow Computer Corporation Dataflow processing element, multiprocessor, and processes
GB8618060D0 (en) 1986-07-24 1986-12-17 Gec Avionics Data processing apparatus
US4837739A (en) * 1986-07-25 1989-06-06 Ford Aerospace & Communications Corporation Telemetry data processor
EP0255767A3 (en) 1986-07-31 1990-04-04 AT&T Corp. Selective broadcasting arrangement for local area networks
US4887224A (en) * 1986-08-28 1989-12-12 Canon Kabushiki Kaisha Image data processing apparatus capable of high-speed data encoding and/or decoding
US4811214A (en) * 1986-11-14 1989-03-07 Princeton University Multinode reconfigurable pipeline computer
CA1309519C (en) * 1987-03-17 1992-10-27 Antonio Cantoni Transfer of messages in a multiplexed system
NL8700843A (nl) * 1987-04-10 1988-11-01 Philips Nv Televisie-overdrachtsysteem met transformcoding.
US4855947A (en) * 1987-05-27 1989-08-08 Amdahl Corporation Microprogrammable pipeline interlocks based on the validity of pipeline states
DE3718521A1 (de) * 1987-06-03 1988-12-22 Du Pont Deutschland Verfahren zum aufzeichnen von quasihalbtonbildern und vorrichtung zur umwandlung von bildpunkt-tonwertdaten
US4975595A (en) * 1987-06-12 1990-12-04 National Semiconductor Corporation Scannable register/latch circuit
US5297263A (en) 1987-07-17 1994-03-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Microprocessor with pipeline system having exception processing features
JPS6477391A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Victor Company Of Japan System and device for predictive coding
GB8722394D0 (en) * 1987-09-23 1987-10-28 British Telecomm Video coder
DE3877105D1 (ja) * 1987-09-30 1993-02-11 Siemens Ag, 8000 Muenchen, De
US4785349A (en) * 1987-10-05 1988-11-15 Technology Inc. 64 Digital video decompression system
US5122873A (en) * 1987-10-05 1992-06-16 Intel Corporation Method and apparatus for selectively encoding and decoding a digital motion video signal at multiple resolution levels
US4811413A (en) * 1987-10-22 1989-03-07 International Business Machines Corp. System of reconfigurable pipelines of generalized neighborhood function morphic image processors
US4866637A (en) * 1987-10-30 1989-09-12 International Business Machines Corporation Pipelined lighting model processing system for a graphics workstation's shading function
US5134697A (en) * 1987-11-16 1992-07-28 Prime Computer Remote memory-mapped display with interactivity determination
US4823201A (en) * 1987-11-16 1989-04-18 Technology, Inc. 64 Processor for expanding a compressed video signal
US4897803A (en) * 1987-11-23 1990-01-30 Xerox Corporation Address token based image manipulation
FR2625340B1 (fr) * 1987-12-23 1990-05-04 Labo Electronique Physique Systeme graphique avec controleur graphique et controleur de dram
US4891784A (en) * 1988-01-08 1990-01-02 Hewlett-Packard Company High capacity tape drive transparently writes and reads large packets of blocked data between interblock gaps
JPH01188951A (ja) * 1988-01-23 1989-07-28 Sharp Corp データフロープログラムの実行制御方式
GB8805742D0 (en) * 1988-03-10 1988-04-07 Emi Plc Thorn Bandwidth reduction system for television signals
US5214770A (en) 1988-04-01 1993-05-25 Digital Equipment Corporation System for flushing instruction-cache only when instruction-cache address and data-cache address are matched and the execution of a return-from-exception-or-interrupt command
US4989138A (en) * 1988-09-02 1991-01-29 Tektronix, Inc. Single bus graphics data processing pipeline with decentralized bus arbitration
US5046190A (en) * 1988-09-06 1991-09-03 Allen-Bradley Company, Inc. Pipeline image processor
US4991110A (en) * 1988-09-13 1991-02-05 Silicon Graphics, Inc. Graphics processor with staggered memory timing
US4866510A (en) * 1988-09-30 1989-09-12 American Telephone And Telegraph Company Digital video encoder
US5163149A (en) * 1988-11-02 1992-11-10 International Business Machines Corporation Combining switch for reducing accesses to memory and for synchronizing parallel processes
US5241635A (en) 1988-11-18 1993-08-31 Massachusetts Institute Of Technology Tagged token data processing system with operand matching in activation frames
US5148524A (en) * 1988-11-29 1992-09-15 Solbourne Computer, Inc. Dynamic video RAM incorporating on chip vector/image mode line modification
US5091721A (en) * 1988-12-22 1992-02-25 Hughes Aircraft Company Acoustic display generator
SG126671A1 (en) 1989-02-10 2006-11-29 Canon Kk Apparatus for image reading or processing
US5060242A (en) * 1989-02-24 1991-10-22 General Electric Company Non-destructive lossless image coder
JP2925157B2 (ja) * 1989-02-28 1999-07-28 キヤノン株式会社 データ記憶装置
JPH02280462A (ja) * 1989-04-20 1990-11-16 Fuji Photo Film Co Ltd 画像データ圧縮方法
AU612543B2 (en) * 1989-05-11 1991-07-11 Panasonic Corporation Moving image signal encoding apparatus and decoding apparatus
US5172011A (en) * 1989-06-30 1992-12-15 Digital Equipment Corporation Latch circuit and method with complementary clocking and level sensitive scan capability
US5233690A (en) 1989-07-28 1993-08-03 Texas Instruments Incorporated Video graphics display memory swizzle logic and expansion circuit and method
US5257350A (en) 1989-08-10 1993-10-26 Apple Computer, Inc. Computer with self configuring video circuitry
US5233545A (en) 1989-09-19 1993-08-03 Hewlett-Packard Company Time interval triggering and hardware histogram generation
US5299025A (en) 1989-10-18 1994-03-29 Ricoh Company, Ltd. Method of coding two-dimensional data by fast cosine transform and method of decoding compressed data by inverse fast cosine transform
US5053985A (en) * 1989-10-19 1991-10-01 Zoran Corporation Recycling dct/idct integrated circuit apparatus using a single multiplier/accumulator and a single random access memory
US5142380A (en) * 1989-10-23 1992-08-25 Ricoh Company, Ltd. Image data processing apparatus
US5134487A (en) * 1989-11-06 1992-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Using common circuitry for different signals
US5057793A (en) * 1989-11-13 1991-10-15 Cowley Nicholas P Frequency synthesizer PLL having digital and analog phase detectors
US5227863A (en) 1989-11-14 1993-07-13 Intelligent Resources Integrated Systems, Inc. Programmable digital video processing system
US5146326A (en) * 1989-11-14 1992-09-08 Fujitsu Limited Coded picture information decoding apparatus having means for improving picture distortion
US5109304A (en) * 1989-12-04 1992-04-28 Maxtor Corporation Method of apparatus for detecting defects in data apparatus such as magnetic storage apparatus
US5027212A (en) * 1989-12-06 1991-06-25 Videologic Limited Computer based video/graphics display system
US5003204A (en) * 1989-12-19 1991-03-26 Bull Hn Information Systems Inc. Edge triggered D-type flip-flop scan latch cell with recirculation capability
US5226131A (en) 1989-12-27 1993-07-06 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Sequencing and fan-out mechanism for causing a set of at least two sequential instructions to be performed in a dataflow processing computer
JP2881886B2 (ja) * 1989-12-30 1999-04-12 ソニー株式会社 映像信号符号化方法及びその装置
JP2842913B2 (ja) 1990-01-24 1999-01-06 株式会社日立製作所 ワイドテレビジョン信号処理回路
JP2728760B2 (ja) 1990-02-13 1998-03-18 株式会社東芝 データ伝送装置並びに受信データ処理方法
US5107345A (en) * 1990-02-27 1992-04-21 Qualcomm Incorporated Adaptive block size image compression method and system
US5081450A (en) * 1990-03-09 1992-01-14 International Business Machines Corporation Apparatus and method for compressing and expanding multibit digital pixel data
US5253078A (en) 1990-03-14 1993-10-12 C-Cube Microsystems, Inc. System for compression and decompression of video data using discrete cosine transform and coding techniques
US5191548A (en) 1990-03-14 1993-03-02 C-Cube Microsystems System for compression and decompression of video data using discrete cosine transform and coding techniques
US5136371A (en) * 1990-03-15 1992-08-04 Thomson Consumer Electronics, Inc. Digital image coding using random scanning
US5151875A (en) * 1990-03-16 1992-09-29 C-Cube Microsystems, Inc. MOS array multiplier cell
FR2660138B1 (fr) 1990-03-26 1992-06-12 France Telecom Cnet Dispositif de codage/decodage de signaux d'image.
DE69126565T2 (de) * 1990-04-17 1998-01-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Verfahren zur Übertragung von Kodes mit variabler Länge
US5201056A (en) 1990-05-02 1993-04-06 Motorola, Inc. RISC microprocessor architecture with multi-bit tag extended instructions for selectively attaching tag from either instruction or input data to arithmetic operation output
US5311309A (en) 1990-06-01 1994-05-10 Thomson Consumer Electronics, Inc. Luminance processing system for compressing and expanding video data
US5179372A (en) 1990-06-19 1993-01-12 International Business Machines Corporation Video Random Access Memory serial port access
US5057917A (en) * 1990-06-20 1991-10-15 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Real-time data compression of broadcast video signals
US5122948A (en) * 1990-06-28 1992-06-16 Allen-Bradley Company, Inc. Remote terminal industrial control communication system
CA2045798A1 (en) 1990-06-29 1991-12-30 Rebecca L. Stamm Conversion of internal processor register commands to i/o space addresses
US5247612A (en) 1990-06-29 1993-09-21 Radius Inc. Pixel display apparatus and method using a first-in, first-out buffer
US5173695A (en) 1990-06-29 1992-12-22 Bell Communications Research, Inc. High-speed flexible variable-length-code decoder
IL98700A (en) 1990-07-13 1994-04-12 Minnesota Mining & Mfg A method and device for building a composite figure from several data types
KR100214435B1 (ko) 1990-07-25 1999-08-02 사와무라 시코 동기식 버스트 엑세스 메모리
US5174641A (en) 1990-07-25 1992-12-29 Massachusetts Institute Of Technology Video encoding method for television applications
US5202847A (en) 1990-07-31 1993-04-13 Inmos Limited Digital signal processing
US5241658A (en) 1990-08-21 1993-08-31 Apple Computer, Inc. Apparatus for storing information in and deriving information from a frame buffer
US5189526A (en) 1990-09-21 1993-02-23 Eastman Kodak Company Method and apparatus for performing image compression using discrete cosine transform
US5367636A (en) 1990-09-24 1994-11-22 Ncube Corporation Hypercube processor network in which the processor indentification numbers of two processors connected to each other through port number n, vary only in the nth bit
US5038209A (en) * 1990-09-27 1991-08-06 At&T Bell Laboratories Adaptive buffer/quantizer control for transform video coders
WO1992006436A2 (en) 1990-10-03 1992-04-16 Thinking Machines Corporation Parallel computer system
JPH04142812A (ja) 1990-10-04 1992-05-15 Toshiba Corp 位相同期回路
US5130568A (en) * 1990-11-05 1992-07-14 Vertex Semiconductor Corporation Scannable latch system and method
US5229863A (en) 1990-12-24 1993-07-20 Xerox Corporation High speed CCITT decompressor
JPH04242860A (ja) 1990-12-28 1992-08-31 Sony Corp 演算装置
US5184124A (en) 1991-01-02 1993-02-02 Next Computer, Inc. Method and apparatus for compressing and storing pixels
GB2252002B (en) 1991-01-11 1995-01-04 Sony Broadcast & Communication Compression of video signals
JPH04236664A (ja) 1991-01-18 1992-08-25 Sony Corp 演算回路
US5301344A (en) 1991-01-29 1994-04-05 Analogic Corporation Multibus sequential processor to perform in parallel a plurality of reconfigurable logic operations on a plurality of data sets
US5055841A (en) * 1991-02-01 1991-10-08 Bell Communications Research, Inc. High-speed feedforward variable word length decoder
US5257213A (en) 1991-02-20 1993-10-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and circuit for two-dimensional discrete cosine transform
US5111292A (en) * 1991-02-27 1992-05-05 General Electric Company Priority selection apparatus as for a video signal processor
US5168356A (en) * 1991-02-27 1992-12-01 General Electric Company Apparatus for segmenting encoded video signal for transmission
US5122875A (en) * 1991-02-27 1992-06-16 General Electric Company An HDTV compression system
US5333212A (en) 1991-03-04 1994-07-26 Storm Technology Image compression technique with regionally selective compression ratio
CA2062200A1 (en) 1991-03-15 1992-09-16 Stephen C. Purcell Decompression processor for video applications
US5870497A (en) 1991-03-15 1999-02-09 C-Cube Microsystems Decoder for compressed video signals
US5421028A (en) 1991-03-15 1995-05-30 Hewlett-Packard Company Processing commands and data in a common pipeline path in a high-speed computer graphics system
JP2866754B2 (ja) 1991-03-27 1999-03-08 三菱電機株式会社 演算処理装置
US5203003A (en) 1991-03-28 1993-04-13 Echelon Corporation Computer architecture for conserving power by using shared resources and method for suspending processor execution in pipeline
US5164819A (en) * 1991-04-03 1992-11-17 Music John D Method and system for coding and compressing color video signals
US5287193A (en) 1991-04-10 1994-02-15 Industrial Technology Research Institute Parallel processing architecture of run-length codes
US5457780A (en) 1991-04-17 1995-10-10 Shaw; Venson M. System for producing a video-instruction set utilizing a real-time frame differential bit map and microblock subimages
US5182642A (en) 1991-04-19 1993-01-26 General Dynamics Lands Systems Inc. Apparatus and method for the compression and transmission of multiformat data
JP3109854B2 (ja) 1991-04-23 2000-11-20 キヤノン株式会社 画像符号化方法及び装置
US5146325A (en) * 1991-04-29 1992-09-08 Rca Thomson Licensing Corporation Video signal decompression apparatus for independently compressed even and odd field data
US5212549A (en) 1991-04-29 1993-05-18 Rca Thomson Licensing Corporation Error concealment apparatus for a compressed video signal processing system
US5185819A (en) 1991-04-29 1993-02-09 General Electric Company Video signal compression apparatus for independently compressing odd and even fields
US5263136A (en) 1991-04-30 1993-11-16 Optigraphics Corporation System for managing tiled images using multiple resolutions
AU657510B2 (en) 1991-05-24 1995-03-16 Apple Inc. Improved image encoding/decoding method and apparatus
US5212742A (en) 1991-05-24 1993-05-18 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for encoding/decoding image data
EP0514663A3 (en) 1991-05-24 1993-07-14 International Business Machines Corporation An apparatus and method for motion video encoding employing an adaptive quantizer
CA2109799A1 (en) 1991-05-24 1992-12-10 Daniel Mark Nosenchuck Optimizing compiler for computers
US5228098A (en) 1991-06-14 1993-07-13 Tektronix, Inc. Adaptive spatio-temporal compression/decompression of video image signals
US5184347A (en) 1991-07-09 1993-02-02 At&T Bell Laboratories Adaptive synchronization arrangement
US5404550A (en) 1991-07-25 1995-04-04 Tandem Computers Incorporated Method and apparatus for executing tasks by following a linked list of memory packets
GB2258781B (en) 1991-08-13 1995-05-03 Sony Broadcast & Communication Data compression
JP2507204B2 (ja) 1991-08-30 1996-06-12 松下電器産業株式会社 映像信号符号化装置
US5309563A (en) 1991-09-09 1994-05-03 Compaq Computer Corporation Computer implemented method for transferring command messages between a system manager for a computer system and a network operating system associated therewith
US5168375A (en) * 1991-09-18 1992-12-01 Polaroid Corporation Image reconstruction by use of discrete cosine and related transforms
US5261047A (en) 1991-10-29 1993-11-09 Xerox Corporation Bus arbitration scheme for facilitating operation of a printing apparatus
US5214507A (en) 1991-11-08 1993-05-25 At&T Bell Laboratories Video signal quantization for an mpeg like coding environment
US5231484A (en) 1991-11-08 1993-07-27 International Business Machines Corporation Motion video compression system with adaptive bit allocation and quantization
US5257223A (en) 1991-11-13 1993-10-26 Hewlett-Packard Company Flip-flop circuit with controllable copying between slave and scan latches
US5227878A (en) 1991-11-15 1993-07-13 At&T Bell Laboratories Adaptive coding and decoding of frames and fields of video
US5237413A (en) 1991-11-19 1993-08-17 Scientific-Atlanta, Inc. Motion filter for digital television system
US5175617A (en) 1991-12-04 1992-12-29 Vision Applications, Inc. Telephone line picture transmission
US5517603A (en) 1991-12-20 1996-05-14 Apple Computer, Inc. Scanline rendering device for generating pixel values for displaying three-dimensional graphical images
US5307449A (en) 1991-12-20 1994-04-26 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for simultaneously rendering multiple scanlines
US5241222A (en) 1991-12-20 1993-08-31 Eastman Kodak Company Dram interface adapter circuit
US5159449A (en) * 1991-12-26 1992-10-27 Workstation Technologies, Inc. Method and apparatus for data reduction in a video image data reduction system
US5446866A (en) 1992-01-30 1995-08-29 Apple Computer, Inc. Architecture for transferring pixel streams, without control information, in a plurality of formats utilizing addressable source and destination channels associated with the source and destination components
US5262854A (en) 1992-02-21 1993-11-16 Rca Thomson Licensing Corporation Lower resolution HDTV receivers
JP3323950B2 (ja) 1992-03-17 2002-09-09 サン・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド デジタル画像処理システムでidctを実施する方法及びそのためのidctプロセッサ
US5333266A (en) 1992-03-27 1994-07-26 International Business Machines Corporation Method and apparatus for message handling in computer systems
US5293229A (en) 1992-03-27 1994-03-08 Matsushita Electric Corporation Of America Apparatus and method for processing groups of fields in a video data compression system
US5253058A (en) 1992-04-01 1993-10-12 Bell Communications Research, Inc. Efficient coding scheme for multilevel video transmission
US5329313A (en) 1992-04-01 1994-07-12 Intel Corporation Method and apparatus for real time compression and decompression of a digital motion video signal using a fixed Huffman table
KR0160610B1 (ko) 1992-04-07 1999-01-15 강진구 가변장부호화에 의한 영상압축방법과 신장방법 및 그 장치
US5287420A (en) 1992-04-08 1994-02-15 Supermac Technology Method for image compression on a personal computer
US5283646A (en) 1992-04-09 1994-02-01 Picturetel Corporation Quantizer control method and apparatus
US5471626A (en) 1992-05-06 1995-11-28 International Business Machines Corporation Variable stage entry/exit instruction pipeline
US5241383A (en) 1992-05-13 1993-08-31 Bell Communications Research, Inc. Pseudo-constant bit rate video coding with quantization parameter adjustment
US5305438A (en) 1992-05-19 1994-04-19 Sony Electronics Inc. Video storage, processing, and distribution system using recording format independent hierarchical storages and processors
CA2096584A1 (en) 1992-05-28 1993-11-29 Frank H. Liao Variable length code decoder for video decompression operations
US5289577A (en) 1992-06-04 1994-02-22 International Business Machines Incorporated Process-pipeline architecture for image/video processing
US5450599A (en) 1992-06-04 1995-09-12 International Business Machines Corporation Sequential pipelined processing for the compression and decompression of image data
US5276513A (en) 1992-06-10 1994-01-04 Rca Thomson Licensing Corporation Implementation architecture for performing hierarchical motion analysis of video images in real time
US5289276A (en) 1992-06-19 1994-02-22 General Electric Company Method and apparatus for conveying compressed video data over a noisy communication channel
JPH0695986A (ja) 1992-06-19 1994-04-08 Westinghouse Electric Corp <We> リアルタイムデータ・イメージングネットワークシステム及びその操作方法
US5276681A (en) 1992-06-25 1994-01-04 Starlight Networks Process for fair and prioritized access to limited output buffers in a multi-port switch
US5412782A (en) 1992-07-02 1995-05-02 3Com Corporation Programmed I/O ethernet adapter with early interrupts for accelerating data transfer
US5253055A (en) 1992-07-02 1993-10-12 At&T Bell Laboratories Efficient frequency scalable video encoding with coefficient selection
US5287178A (en) 1992-07-06 1994-02-15 General Electric Company Reset control network for a video signal encoder
US5325092A (en) 1992-07-07 1994-06-28 Ricoh Company, Ltd. Huffman decoder architecture for high speed operation and reduced memory
US5231486A (en) 1992-07-27 1993-07-27 General Electric Company Data separation processing in a dual channel digital high definition television system
US5278647A (en) 1992-08-05 1994-01-11 At&T Bell Laboratories Video decoder using adaptive macroblock leak signals
FR2695278B1 (fr) 1992-08-26 1994-10-14 Euro Cp Sarl Procédé d'échange d'informations, en particulier entre équipements d'un local, et unité fonctionnelle et installation s'y rapportant.
US5406279A (en) 1992-09-02 1995-04-11 Cirrus Logic, Inc. General purpose, hash-based technique for single-pass lossless data compression
US5301019A (en) 1992-09-17 1994-04-05 Zenith Electronics Corp. Data compression system having perceptually weighted motion vectors
US5351047A (en) 1992-09-21 1994-09-27 Laboratory Automation, Inc. Data decoding method and apparatus
US5294894A (en) 1992-10-02 1994-03-15 Compaq Computer Corporation Method of and apparatus for startup of a digital computer system clock
US5298992A (en) 1992-10-08 1994-03-29 International Business Machines Corporation System and method for frame-differencing based video compression/decompression with forward and reverse playback capability
US5300949A (en) 1992-10-22 1994-04-05 International Business Machines Corporation Scalable digital video decompressor
US5278520A (en) 1992-10-26 1994-01-11 Codex, Corp. Phase lock detection in a phase lock loop
US5329619A (en) 1992-10-30 1994-07-12 Software Ag Cooperative processing interface and communication broker for heterogeneous computing environments
US5497498A (en) 1992-11-05 1996-03-05 Giga Operations Corporation Video processing module using a second programmable logic device which reconfigures a first programmable logic device for data transformation
US5301272A (en) 1992-11-25 1994-04-05 Intel Corporation Method and apparatus for address space aliasing to identify pixel types
US5517670A (en) 1992-12-30 1996-05-14 International Business Machines Corporation Adaptive data transfer channel employing extended data block capability
AU672070B2 (en) 1993-02-26 1996-09-19 Sony Corporation Synchronization of audio/video information
US5298896A (en) 1993-03-15 1994-03-29 Bell Communications Research, Inc. Method and system for high order conditional entropy coding
US5448310A (en) 1993-04-27 1995-09-05 Array Microsystems, Inc. Motion estimation coprocessor
FR2705805B1 (fr) 1993-05-27 1996-06-28 Sgs Thomson Microelectronics Système de traitement d'images.
US5304953A (en) 1993-06-01 1994-04-19 Motorola, Inc. Lock recovery circuit for a phase locked loop
DE69330675T2 (de) 1993-06-03 2002-06-13 Ibm Verbesserte Paketstruktur für Netzschicht
JP2560988B2 (ja) 1993-07-16 1996-12-04 日本電気株式会社 情報処理装置および処理方法
US5598514A (en) 1993-08-09 1997-01-28 C-Cube Microsystems Structure and method for a multistandard video encoder/decoder
JP3247804B2 (ja) 1993-08-17 2002-01-21 株式会社リコー データ圧縮方法、データ圧縮/伸長方法、符号語データ数制限装置
US5452006A (en) 1993-10-25 1995-09-19 Lsi Logic Corporation Two-part synchronization scheme for digital video decoders
US5490247A (en) 1993-11-24 1996-02-06 Intel Corporation Video subsystem for computer-based conferencing system
US5495291A (en) 1994-07-22 1996-02-27 Hewlett-Packard Company Decompression system for compressed video data for providing uninterrupted decompressed video data output
US5566089A (en) 1994-10-26 1996-10-15 General Instrument Corporation Of Delaware Syntax parser for a video decompression processor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252440A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Fujitsu Ltd 再構成可能演算処理装置
US7743236B2 (en) 2005-03-14 2010-06-22 Fujitsu Limited Reconfigurable processor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2834388B2 (ja) 1998-12-09
DE69229338T2 (de) 1999-12-16
US5907692A (en) 1999-05-25
DE69229338D1 (de) 1999-07-08
CA2099172A1 (en) 1993-12-31
EP0576749A1 (en) 1994-01-05
CA2099172C (en) 2001-08-14
US6122726A (en) 2000-09-19
EP0576749B1 (en) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06348492A (ja) データパイプライン装置及びデータエンコーディング方法
JP3136796B2 (ja) 可変長符号デコーダ
NL1001317C2 (nl) Werkwijze en inrichting voor het coderen en decoderen van data.
JP3294026B2 (ja) 高速可変長復号化装置
US20050152609A1 (en) Video decoder
JPH08251586A (ja) ランレングス復号化装置
JP3032134B2 (ja) 映像信号のための可変長復号器
US5781135A (en) High speed variable length code decoder
US6865668B1 (en) Variable-length, high-speed asynchronous decoder circuit
JPS62230164A (ja) デジタル信号符号化/復号化回路
US6621428B1 (en) Entropy codec for fast data compression and decompression
EP0802681A2 (en) Variable length code decoder
JPH08223055A (ja) 可変長コードデコーダ
JPH09247466A (ja) 符号化装置
KR100845062B1 (ko) 복수의 데이터 스트림에 대한 부호화/복호화 엔진
US5798717A (en) One-hot overflow matrix with enhanced architecture and one-hot variable length decoder incorporating the same
JP2000514588A (ja) 高速のデコード操作を有するメモリ
JP3032161B2 (ja) 可変長復号化器のメモリインタフェース回路
JP3014999B2 (ja) ハフマン復号化装置
JPH08316847A (ja) 可変長符号の復号装置
JP3136573B2 (ja) 可変長符号の復号装置及び処理装置
JP4227441B2 (ja) データ圧縮方法およびプロセッサ
JP3054787B2 (ja) 可変長符号の復号装置
JPH11163736A (ja) プロセッサ
JP2556160B2 (ja) 圧縮符号伸長装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081002

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081002

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091002

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091002

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101002

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term