JPH06348172A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06348172A
JPH06348172A JP5138290A JP13829093A JPH06348172A JP H06348172 A JPH06348172 A JP H06348172A JP 5138290 A JP5138290 A JP 5138290A JP 13829093 A JP13829093 A JP 13829093A JP H06348172 A JPH06348172 A JP H06348172A
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image forming
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heater
forming apparatus
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輝生 光井
Kazuki Miyamoto
一樹 宮本
Masao Watabe
昌雄 渡部
Atsushi Chagi
淳 茶木
Takahiro Atomichi
高廣 後路
Naoyuki Oki
尚之 大木
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    • G03G15/2042Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature specially for the axial heat partition
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 B4のコピー用紙を使う場合、コントローラ
CONTは、トランジスタQ3とQ4のベースにHIG
H信号を出力し、RL3とRL4のスイッチをONに
し、それにつながる分岐端部とAC−Nラインを接続す
る。そして、トライアック1をONする信号を与えるこ
とにより、端子T3とT4につながる抵抗体に通電す
る。ヒータの分岐端部の接点部は、その切り換え時に電
気ノイズを発生し、その電気ノイズは他の電気回路部へ
悪影響を及ぼす可能性がある。そこで本実施例では、そ
の電気ノイズを減らすために、ヒータの分岐端部の切り
換えを非通電時に行う。 【効果】 接点部における電気ノイズを減らすことがで
き、ヒータや他の回路に悪影響を与えることのない画像
形成動作をさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未定着トナー像を加熱
により定着させる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術1 従来、定着のための発熱手段として、分岐をもつセラミ
ックヒータを用いている画像形成装置においては、使用
される用紙サイズに応じて分岐ヒータの分岐を切り換え
ていた。その切り換えは、ヒータへの通電の有無に拘ら
ず行っていた。 従来技術2 従来、複数の分岐した発熱抵抗体からなる加熱体と、転
写材上の未定着トナー画像を前記加熱体に対抗圧接しつ
つ回転駆動する加圧搬送手段を用いて転写材の搬送速度
と同一速度で移動するフィルムを介して前記転写材を加
熱体に密着させ、加熱体へ電力を供給することによりト
ナーを転写材に密着させる定着器と、複数回の画像形成
動作を1回の操作で連続的に行う連続モードをもつ画像
形成装置においては、設定回数の画像形成動作が終了す
るまで、定着ヒータは同一温度で制御されていた。
【0003】従来技術3 従来、複数分岐した発熱抵抗体パターンを有するセラミ
ックヒータにより、現像剤を熱定着する画像形成装置に
おいては、ある決まった位置に置かれた1つの温度検出
素子により温度制御を行っていた。さらに、使用される
複写用紙サイズに応じてのみ、分岐通電を切り換えてい
た。
【0004】従来技術4 発熱抵抗体を有する加熱手段と、被記録材と共に移動す
る薄膜ベルトと、被記録材と共に移動する部材を介して
前記加熱手段からの熱によって被記録材上のトナー像を
加熱する定着器を有する画像形成装置において、従来の
いわゆるローラ定着器の温度制御は、所定温度に達する
までは、最大の電力を加え、所定温度以上になったのを
検知してヒータへの通電をOFFし、所定温度以下にな
ったとき再び最大の電力を供給するといった制御を行っ
ていた。
【0005】また、定着器のうち熱伝導率が大きい薄膜
ベルトと共に移動する部材および熱容量が小さいヒータ
を具備する定着器の開発が行われている。このような定
着器は、ファーストコピー時間内に、十分低い温度から
定着温度までに温度制御を行うことができる。ここで、
ヒータの温度制御を行う場合、ヒータの温度を所定の温
度に立ち上げる際、リプル(オーバーシュート)を抑え
ることが考えられている。そこで、従来は、ヒータ部に
取り付けられた温度検出素子により検出された温度と所
定温度との差に応じて加える電力(電圧)を変える制御
を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】課題1 しかしながら、従来技術1で述べたように通電中にヒー
タの分岐端部の切り換えを行うと、切り換えのスイッチ
接点部でスパークやノイズが入り、電気回路に悪影響を
及ぼすという欠点がみられた。
【0007】よって本発明の第1の目的は、定着用ヒー
タの通電切り換えに伴う接点部でのスパーク等を減少さ
せた画像形成装置を提供することにある。
【0008】課題2 従来技術2で述べたような構成の画像形成装置において
は、転写材が通過する時間と通紙しない時間では定着ヒ
ータの温度分布の変化が異なり、その変化によってフィ
ルムが移動してしまうという問題点があった。
【0009】そこで本発明の第2の目的は、連続画像形
成時の定着ヒータ温度分布変化をなくすことにより、フ
ィルム移動量を少なくすることを可能にした画像形成装
置を提供することにある。
【0010】課題3 しかしながら、上記従来技術3においては、発熱抵抗体
パターンのバラツキ(パターンの厚みや抵抗体材料のバ
ラツキ)により、発熱抵抗体の温度分布が一様でなく定
着不良やフィルム寄り制御に悪影響を与えてしまう場合
があった。
【0011】よって本発明の第3の目的は、発熱抵抗体
の温度分布のバラツキに依らず定着性を安定化させると
共に、フィルムの寄り制御を安定化させた画像形成装置
を提供することにある。
【0012】課題4 上記従来技術4で述べた通常のローラ定着の場合、熱ロ
ーラの熱容量が大きいため従来の方法で十分実用になっ
たが、定着器の温度が低い場合、通電後すぐには定着が
できないといった問題を有しており、また、そのような
特性に鑑み、定着動作をしていないにも拘らず、常に定
着器の温度制御を行うといった使用法が広く行われ、経
済性およびエコロジーの面から、広く問題提起をされて
きている。
【0013】また、上記従来技術4のうち、定着器のう
ち熱伝導率が大きい記録材とともに移動する部材および
熱容量が小さいヒータを具備する定着器の温度制御を行
う場合、ヒータ部に取り付けられた温度検出素子により
検出された温度に応じてのみ、加える電力(電圧)を変
える制御を行うだけでは、オーバーシュートを小さくす
ることはできても、ヒータの温度とは他の要因を考えに
いれた制御を行っていないので、主にヒータの熱容量が
小さいといった特性により、通電開始してから一枚目の
転写紙の定着性が悪くなることがあるという問題点があ
った。
【0014】逆に、定着性を大きくしようとしてヒータ
に加える電力を上げると、今度はオーバーシュートが大
きくなり、主にセラミックを用いた熱容量が小さいヒー
タにダメージを与え、所定枚数を定着できなくなってし
まうという欠点がある。
【0015】さらに、温度制御が良好に行われないた
め、定着性・耐久性はよくても、定着した転写紙がカー
ルし、ジャムを引き起こす要因となっていることが分か
っている。
【0016】また、定着性および耐久性に絡む要因とし
て、ヒータの温度,加圧ローラの温度,ヒータの温度セ
ンサの応答性,複写紙のサイズ,複写紙の厚さ,材質,
外気温,湿度,過去の本体の使用状況等があるが、上記
定着性および耐久性に関する問題点を解決するためにこ
れらを制御に取り入れていくとパラメータの数が増え、
全てのパラメータと制御量との関係を定式化しにくいと
いう欠点がある。
【0017】すなわち、最適なヒータの電力制御を行お
うとするため、ヒータ電力の制御量を決定するパラメー
タ(状態量)の数が多くなった場合や、パラメータのな
かに制御量との関係が曖昧であるようなパラメータが存
在するような場合、従来例ではパラメータと制御量との
関係を定式化することが困難である。
【0018】よって本発明の第4の目的は、種々のパラ
メータに基づいて適切なヒータ電力制御を可能とした画
像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】手段1 本発明の第1の目的を達成するために、複数の分岐した
発熱抵抗体を有する加熱手段と、前記発熱抵抗体の分岐
端部における通電切り換えを行う通電切り換え手段と、
前記発熱抵抗体の両端の電圧を制御する制御手段と、使
用する用紙サイズを検知する検知手段とを備え、検知さ
れた用紙サイズに応じて前記分岐端部の通電切り換え
を、前記発熱抵抗体への非通電時に行う。
【0020】手段2 本発明の第2の目的を達成するために、複数の分岐した
発熱抵抗体からなる加熱体と、転写材上の未定着トナー
画像を前記加熱体に対向圧接しつつ回転駆動する加圧搬
送手段を用いて前記転写材の搬送速度と同一速度で移動
するフィルムを介して前記転写材を前記加熱体に密着さ
せ、前記加熱体へ電力を供給することにより前記未定着
トナーを前記転写材に密着させる定着器と、連続複写時
に前記加熱体上を前記転写材が通過する状態と、それ以
外の状態に応じて、前記加熱体の温度を制御する制御手
段を備え、複数回の画像形成動作を1回の操作で連続的
に行う連続モードを有する。
【0021】また、画像を露光する露光手段,該露光手
段によって露光された画像を感光体上に潜像しトナーに
よって可視像化する画像形成手段,該画像形成手段に転
写材を給送する給送手段,前記露光手段により露光され
た画像の先端を示す画先信号を発生する画先信号発生手
段,該画先信号発生手段により発生された画先信号に基
づいて転写材上の所定の位置に画像を転写するために前
記給送手段を駆動する駆動手段を有する画像形成装置に
おいて、前記駆動手段を駆動する信号に基づいて、未定
着トナーを転写材に密着させるための加熱体に印加する
電力を供給するタイミングを決定する手段を備える。
【0022】手段3 本発明の第3の目的を達成するために、複数の分岐した
発熱抵抗体を有する加熱手段と、前記発熱抵抗体の分岐
端部における通電切り換えを行う通電切り換え手段と、
前記発熱抵抗体の両端の電圧を制御する制御手段と、前
記発熱抵抗体の温度を検出する複数の温度検出手段と、
使用する用紙サイズを検知する検知手段とを備え、前記
検知手段により検知された用紙サイズに応じて前記分岐
端部への通電を行うと共に、通紙部分における前記温度
検出手段の中で最も低い値を示す温度検出手段により前
記発熱抵抗体の温度制御を行う。
【0023】手段4 本発明の第4の目的を達成するために、発熱抵抗体を有
する加熱手段と、被記録材と共に移動する薄膜ベルト
と、前記薄膜ベルトを介して前記加熱手段からの熱によ
って前記被記録材上のトナー像を加熱する定着器とを備
えた画像形成装置において、前記定着器は、前記加熱手
段へ供給すべき電力の制御に関連した状態量を検知また
は入力する状態量検知手段と、前記状態量と、前記加熱
手段への電力制御を行う際の操作量との関係を定性的な
規則として関係付ける規則手段と、前記規則手段から出
力された規則に従い、前記状態量が所定の集合に属する
度合いに基づいて、前記操作量を推論する推論手段とを
具備したものである。
【0024】また、発熱抵抗体を有する加熱手段と、被
記録材と共に移動する薄膜ベルトと、前記薄膜ベルトを
介して前記加熱手段からの熱によって前記被記録材上の
トナー像を加熱する定着器とを備えた画像形成装置にお
いて、前記定着器は、前記加熱手段へ供給すべき電力の
制御に関連した状態量を検知または入力する状態量検知
手段と、該状態量から新たな状態量を算出する状態量算
出手段と、該状態量および操作量をそれぞれファジー集
合で表現したメンバーシップ関数を記憶するメンバーシ
ップ関数記憶手段と、該状態量および該操作量をファジ
ー命題の形で表現した規則を記憶する規則記憶手段と、
前記状態量検知手段により検知された状態量の適合度を
前記メンバーシップ関数記憶手段に記憶されている状態
量のメンバーシップ関数に基づき算出する適合度算出手
段と、前記適合度算出手段により算出された適合度に基
づき所定の演算により前記規則記憶手段に記憶されてい
る各規則の推論結果を求める演算手段と、前記演算手段
により求められた各規則の推論結果に基づき操作量を算
出する算出手段と、前記算出手段により算出された操作
量に基づき供給電力制御系の操作量を制御する制御手段
とを具備したものである。
【0025】
【作用】作用1 本発明(手段1)によれば、ヒータ分岐端部での切り換
えを、ヒータへの非通電時に行うことにより、スイッチ
接点部のスパーク等を減らすことができ、電気回路への
悪影響を減らすことができる。
【0026】作用2 上記手段2の構成を採ることにより、連続画像形成時に
おけるフィルムの移動を少なくすることができる。
【0027】作用3 本発明(手段3)では、複数の温度検出手段のなかで使
用用紙が通過するヒータの部分にある温度検出手段のな
かで最も温度の低いものにより温度制御を行うように
し、さらに通紙部の中で温度が規定値以上になっている
場合、これまで複写用紙サイズに応じて行っていた分岐
通電を規定値以上になっている部分の温度を下げるよう
に切り換えるようにした。
【0028】かかる本発明により、発熱抵抗体の温度分
布のバラツキによる定着性の不良とフィルムの寄り制御
を安定させることができる。また、ヒータ製造過程にお
けるバラツキをある程度許すことができるため、ヒータ
製造の歩留まりを良くすることができる。
【0029】作用4 本発明(手段4)では、ヒータの温度,加圧ローラの温
度,複写紙のサイズ,複写紙の厚さ,材質,外気温,湿
度のうち、少なくとも一つを直接検知する手段を備え、
かつそれらにより定着性を保つためにヒータに加える電
力をファジー制御を用いて行なう。
【0030】すなわち、ヒータ電力を制御するにあた
り、上記手段4で述べた構成を備えることにより、複写
機のヒータ電力の制御において、パラメータ(状態量)
の数が多く、すべてのパラメータと制御量との関係が定
式化しにくかったり、あるいはパラメータと制御量との
関係があいまいであるような場合、これらのあいまいな
関係をファジー推論し、制御量を決定することが可能と
なる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0032】実施例1 図1は、本発明の一実施例による画像形成装置の断面構
成図である。本図において、駆動系は、給紙部,搬送
部,感光体,定着部を駆動するメイン駆動系と、負荷と
なる光学系を駆動する光学駆動系に分離されている。メ
イン駆動源にはACシンクロナスモータ25,光学駆動
源(画像を読み取るための機構を含む)にはステッピン
グモータ(PM)26を採用している。CONTはコン
トローラ部であり、後述するマイクロコンピュータQ
1,拡張IC部Q2等を含む駆動回路を備えている。
【0033】なお、マイクロコンピュータQ1の拡張I
C部Q2により励磁駆動方式が選択的に指定されると、
ステッピングモータPMの各相A,A*,B,B*に印
加する相励磁信号を出力する。また、本実施例では励磁
駆動方式は負荷に設定される速度情報により、ステッピ
ングモータPMを2相励磁方式、1−2相励磁方式の2
種類に切り替えている。
【0034】給紙方式はカセット23からの給紙とマル
チ手差し24からの給紙が選択できる。カセット23か
ら給紙の場合、カセット23の有無を検知するスイッチ
およびカセット23のサイズを検知するスイッチ群31
とカセット23内の紙の有無を検知するスイッチ37に
より状態が管理されており、上記スイッチで異常を検出
した場合に、後述する表示部に表示する。
【0035】マルチ手差しの場合、手差し部24の状態
を検知するスイッチ32によって状態を管理し、異常を
検出すると後述する表示部に表示する。
【0036】感光体12は向かって時計方向に回転す
る。一次帯電器13によって感光体12上に帯電された
電位は、後で詳細に説明する感光位置において感光され
現像ユニット15にて現像され、転写ユニット部14で
給紙部より送られてきた転写紙に画像を転写する。転写
後の感光体12はクリーニングユニット38によって残
留トナーを取り除かれ、また、前露光ランプ16により
残留電位が除電され、再び画像形成が行われると言うプ
ロセスが繰り返される。
【0037】画像が転写された転写紙は搬送ユニット2
0の搬送ベルト上に乗って、定着ユニット21に送られ
る。定着ユニット21は、駆動ローラ35,テンション
ローラ45,加圧ローラ44の3個のローラから構成さ
れている。ヒータにはセラミック基板上に抵抗体を印刷
したヒータ43を用い、このヒータ43は耐熱性のプラ
スチックサポータ42にサポートされている。さらにプ
ラスチックサポータ42には金属のステーを取り付け、
強固にしている。
【0038】また、駆動ローラ35,テンションローラ
45,ヒータ43,エンドレスのフィルム47がかけら
れている。前記金属ステーには温度検出素子(サーミス
タ)41が取り付けてあり、温度検出素子41は直接ヒ
ータ43の裏面に接触させてある。もう一つの温度検出
素子48も、温度検出素子41と同様に金属ステーに取
り付けてある。ヒータ43,プラスチックサポータ4
2,金属ステーで構成されているヒータ部とエンドレス
フィルム47が加圧ローラ44に加圧している。
【0039】定着ユニット21を通過した紙は排紙ロー
ラ22によって定着ユニット21から排出され、排紙ト
レー39上に納められる。
【0040】また、排紙センサ34は転写紙が定着ユニ
ット21を正常に通過したか否かを検知するセンサであ
る。
【0041】図9にセラミック・ヒータの外形図を示
す。この図からも分かるように、このヒータは複数の分
岐を有している。分岐の位置はそれぞれ紙サイズに応じ
てB4,A4R,B5R,A5Rに対応している。カセ
ットサイズ検知31によりサイズがわかると、サイズに
応じてヒータの分岐を切り換える。
【0042】光学駆動系の駆動源は前述したようにステ
ッピングモータ26である。この駆動源は、後に図6で
詳細に説明するが、ステッピングモータ26は駆動切り
替えソレイノイド27の操作によって全く別の負荷を駆
動する構成になっている。一つの負荷は露光ランプ4お
よび第1ミラー5,第2ミラー6,第3ミラー7を構成
するユニットであり、もう一つの負荷はズームレンズ8
を構成するユニットである。これら同期した駆動の必要
がない負荷は、共通の駆動源で駆動することが可能であ
る。
【0043】本装置は光学駆動部のステッピングモータ
26によって、ズームレンズ8の位置制御、およびラン
プ系4〜7の速度制御による多段階の倍率選択機能、ま
た原稿ガラス3面に置かれた原稿の反射光を検知する光
センサ40によって自動的に濃度選択を行う機能、外部
装置(図示しない)との接続による(通信手段を有す
る)複写倍率の自動選択機能、また、万が一紙詰まりな
どの異常が発生した時の各種状態、例えば残り枚数,倍
率値,異常情報等を記憶するメモリバックアップ機能、
さらにはステッピングモータ26によって露光ランプ4
の位置を制御することによるページ連写機能、さらには
現像ユニット15を交換することにより複数の色画像が
形成可能で、現像ユニット15の交換を検知するスイッ
チ36を設けることにより、この状態によって制御を切
り替える機能等を有している。
【0044】次に、本装置の動作を説明する。
【0045】本装置の電源コード(図示しない)は所定
の電源に接続される。図2は本装置の操作パネルであ
り、図1の上面に配置される。電源スイッチ51の1側
を押すと、本装置に電源が供給されると同時に電源表示
ランプ52が点灯表示される。
【0046】電源投入時、操作パネルの表示は標準モー
ドとして以下のように設定されている。枚数表示器59
は1を表示、倍率表示器67は等倍率表示,自動濃度調
整表示器76のAが点灯する。
【0047】また、スタートキー56の表示部は電源投
入時の初期設定(レンズを等倍位置に移動させる等)の
時、およびコピー中に赤色表示となっており、通常緑色
表示で複写動作可能であることを示す。
【0048】なお、定着ユニット21の温調温度は、現
像ユニット15の種類によって異なり、現像ユニット1
5に設けたスイッチ36により現像ユニット15の種類
を判別して設定温度を切り換える。
【0049】次に、電源投入後の光学駆動系の動作に関
して説明する。露光ランプ系4〜7は原稿ガラス3上の
原稿を図1の左端から右方向に走査移動し、原稿画像を
第1ミラー5,第2ミラー6,第3ミラー7,ズームレ
ンズ8,第4ミラー9,第5ミラー10,第6ミラー1
1を介して感光体12への原稿露光を実行する。つま
り、移動の開始点を左端に設定する。この位置をホーム
ポジション(H.P.)と呼ぶ。H.P.を検出するた
めにH.P.センサ29が設けられている。
【0050】電源投入時において、H.P.センサが露
光ランプ4の位置を検出していない場合、図3に示すワ
ンチップマイクロコンピュータによる制御部は、ステッ
ピングモータ26を回転制御して露光ランプユニットを
H.P.側に移動する。
【0051】上記回転制御の開始を図6で説明すると、
まず駆動切り換えソレノイド27がオフ状態(b′の力
はない)のとき切り換えギヤはバネ圧によってA方向
に移動する。これによりステッピングモータ26の出力
は切り換えギヤを介してランプ駆動用ギヤに連結さ
れ、露光ランプユニット4〜7が駆動される。このギヤ
連結時において、切り換えギヤとランプ駆動用ギヤ
の嵌合時は充分ステッピングモータ26の回転数を下げ
るように制御する。
【0052】露光ランプユニット4〜7がH.Pに位置
している場合には、ステッピングモータ26はズームレ
ンズユニット8を移動する。前述したように電源投入時
は標準モードとして等倍率値が選択される。またズーム
レンズのホームポジション(Z.H.P.)は等倍位置
に設定してあるので、電源投入時ズームレンズ8の位置
がZ.H.P.に対してどちら側にあるのか不明であ
る。そこで、電源が切られる前に、ズームレンズ8の位
置がZ.H.P.に対してどちらにあるのかを記憶する
不揮発性メモリに格納しておく。
【0053】図6によりその動作説明する。まず、駆動
切り換えソレノイド27をオンする。それによりソレノ
イドのプランジャーがb方向に移動する。このため、
b′の力により切り換えギヤはバネ力に逆らってB方
向に移動する。この移動により切り換えギヤとランプ
駆動ギヤの嵌合は外れる。さらにB方向に移動するこ
とにより、切り換えギヤはレンズ駆動ギヤと嵌合す
ることになる。ギヤの嵌合時の回転制御は前述と同様で
ある。
【0054】ズームレンズ8はZ.H.P.センサを基
準位置としてレンズ位置がZ.H.P.センサの位置に
ある場合は等倍で、Z.H.P.より光学系H.P.側
にある場合は拡大であり、逆にある場合は縮小である。
拡大率200%から縮小率50%の範囲内において位置
制御を行っている。
【0055】ズームレンズ駆動開始時においてはZ.
H.P.の状態によって以下のように動作が分かれる。
【0056】1) Z.H.P.センサによってズーム
レンズ8の位置が検知されている場合 一度ズームレンズ8を光学系H.P.側に移動し、Z.
H.P.センサが検知しない範囲に出して停止。
【0057】右側に移動しZ.H.P.センサが検知し
た時点から所定の距離移動して停止。
【0058】2) Z.H.P.センサによってズーム
レンズ8の位置が検知されていない場合 不揮発性メモリに記憶してあるズームレンズ8の位置に
よりズームレンズの移動方向(Z.H.P.センサ側)
を決定し、ズームレンズを移動させる。
【0059】右側に移動させる場合 Z.H.P.センサが検知した時点から所定の距離移動
して停止。
【0060】左側に移動させる場合 一度ズームレンズ8を光学系H.P.側に移動し、Z.
H.P.センサが検知しない範囲に出して停止。
【0061】右側に移動しZ.H.P.センサが検知し
た時点から所定の距離移動して停止。
【0062】上記動作はギヤ類のバッククラッシュによ
る設定位置誤差を防ぐために必要な制御である。
【0063】この後、駆動切り換えソレノイド27をオ
フする。このことにより、前述したように切り換えギヤ
は、ランプ駆動ギヤと嵌合する方向に移動する。し
かし、スムーズに嵌合するためには既に述べたように、
切り換えギヤを回転させる必要がある。この時点で露
光ランプユニット4〜7はH.P.29に位置してい
る。
【0064】そこで、ステッピングモータ26は露光ラ
ンプユニット4〜7を右方向に移動させる方向に回転さ
せる。この結果、露光ランプユニット4〜7がH.P.
センサ29から外れた時点(切り換えギヤとランプ駆
動ギヤとの嵌合は終了)で回転を停止し、再度逆方向
に回転させH.P.センサ29を検知後に所定位置で停
止する。
【0065】以上説明した光学駆動系の初期動作の終了
によって、本装置の複写動作準備は完了する。
【0066】次に、カセット23からの給紙による複写
動作を説明する。
【0067】コピースタートキー56が押されると、カ
セットサイズを検知するスイッチ群31の入力信号によ
る転写紙サイズデータ、置数キー56によって設定され
る枚数データ、倍率選択キー61,62,64,65,
66による倍率データ、その他各種のモード選択手段に
よるデータに基づいて複写動作がスタートする。
【0068】コピースタートキー56を受け付けると、
表示は緑色から赤色に切り変わり、置数キー54、倍率
キー61,62,64,65,66等のモード切り替え
キーは入力禁止される。メイン駆動モータ25が回転開
始し、給紙送りローラ18、感光体12、搬送ユニット
20、定着ユニット21等へ駆動力が伝達される。
【0069】メイン駆動モータ25の回転開始から0.
5sec後に給紙ソレノイド(図示せず)が動作し、そ
れに伴なって給紙ローラ17が回転し、カセット23内
の転写紙を給紙送りローラ18方向に送り出す。給紙ロ
ーラ17の転写紙送り量はカセットサイズデータによっ
て制御される。つまり転写紙が所定値より大きい場合、
送り量を多くする。転写紙が給紙送りローラ18に達す
ると転写紙は、この給紙送りローラ18によってレジス
トローラ19まで送られ到達した時点で停止している。
給紙送りローラ18とレジストローラ19との間に設置
されている手差しスイッチ33は転写紙の送り状態を検
知する。
【0070】転写紙が給紙路上を送られてレジストロー
ラ19に到達するまでの所定のタイミングにおいて、露
光ランプユニット4〜7の原稿走査開始が許可される。
この時、露光ランプはH.P.センサ29によって検知
される位置にある。さらに詳しく述べると、初期動作時
ないしはコピー動作の後進時において、H.P.センサ
を検知した位置から、その時点での選択倍率に応じた距
離だけ後進した位置で停止している。
【0071】原稿走査の開始により、光学系駆動源であ
るパルスモータ26は、露光ユニット4〜7が前進する
方向(右方向)に、選択された倍率値に応じた駆動パル
スレートに到達するまで、パルスレートは漸増する(ス
ローアップ制御と呼ぶ)。つまり、移動速度は徐々に加
速され目標速度に到達することになる。特に図示しない
が本装置のパルスモータ駆動回路は、定電流制御方式を
採用し、かつ駆動電流値を複数段階(実施例は2段階)
に切り換え可能な構成を採っている(図3に示す光学駆
動用パルスモータ制御信号のうちのPB4出力信号によ
り選択している)。
【0072】一般にパルスモータの特性は、高パルスレ
ートになるに従いプルイントトルクは低下していく。こ
のため、定電流設定値を切り替える手段を設け、必要に
応じて電流値を切り換える。
【0073】本装置では、移動開始から比較的低パルス
レートの間は、設定電流を下げておき、速度が所定値を
超える時点から設定電流値を上げるように制御し、目標
速度に達した後、所定時間の経過により再び設定電流値
を下げる制御を実施している。これは主にパルスモータ
の騒音、昇温および脱調現象の防止を目的としている。
【0074】次に、画像先端部の余白形成方法と転写紙
との先端合わせ方法を図7に基づき説明する。
【0075】非画像域でのトナー付着を防止する手段と
して、LEDランプ,ヒューズランプ等の光源による除
電手段が一般に使われているが、本装置では一次帯電ユ
ニット13に設けたグリッド13aの電圧値をコントロ
ールすることによって同様の効果を実現している。これ
は装置の小型化によって感光体回りに複数の部材の配置
が困難になっている現状において重要な方法である。
【0076】露光点とグリッド間の距離ホが、H.P.
センサ29と原稿突き当て位置間の距離ロに比較して十
分短く配置できないために、原稿の先端余白2mmを形
成するために露光ランプ4の移動開始時点から倍率選択
値に応じた所定時間後にグリッドをLレベルから所定の
電圧に切り換える。つまりグリッド電圧がLレベルの時
は感光体に電位が帯電しないためにトナー像が形成され
ず、上記の所定電圧に切り変わったタイミングから画像
が形成されることになり、このことにより画像先端部に
余白を形成している。
【0077】次に、転写紙との画像先端合わせに関し
て、露光点と転写部間の距離は、レジストローラ19と
転写部間の距離ニに比較して短くしている。このために
実際に原稿先端の画像が感光体12上に露光される以前
に前述したレジストローラ19部に待機している転写紙
を再給紙して転写部方向に送り込む必要がある。
【0078】本装置では露光ランプ4が移動開始して露
光ランプ4が目標速度に到達する時点では、まだH.
P.センサ29に検知されている。H.P.センサ29
を通過したタイミングから距離ロ+2mmの値を選択し
ている倍率による速度で割った値が、H.P.センサ2
9を通過してから白板端部に露光ランプ4が到達するの
に要す時間であり、この時間をxとする。
【0079】また、レジストローラ19による再給紙開
始から転写紙が転写部へ到達するまでの時間から、感光
体12の露光点での像が転写部まで到達するのに要する
時間を引いた値をyとし、このyに転写紙を2mm送る
のに要する時間(2mm÷100mm/s=0.02s
ec…搬送速度=100mm/s)を加える。以上の数
値を次の式により計算する。
【0080】
【数1】 x−(y+0.02) =Z(sec) …(1) つまり、H.P.センサ29を通過した時点から上式値
Zを経過したタイミングでレジストローラ19を動作さ
せ、再給紙を実行すれば、選択された倍率に応じて余白
を2mm形成した転写紙画像が得られる。
【0081】露光ユニット4〜7の走査距離はカセット
サイズデータ,倍率データ等に応じて所定の距離を移動
し、目標位置に達した時点でパルスレートを漸減し(ス
ローダウン制御と呼ぶ)停止後、再びH.P.センサ2
9方向にスローアップ制御および低速制御し後進させ
る。そしてH.P.センサ29を検知した時点で、選択
されている倍率に応じた位置に停止させるためのスロー
ダウン制御が行われ露光ユニット4〜7は停止する。
【0082】上記転写紙の後端信号により原稿走査距離
の制御も実行する。以上説明した制御動作は図3に示さ
れたワンチップマイクロコンピュータにより制御され
る。図3のQ1 はROM,RAM内蔵のワンチップマイ
クロコンピュータを示している。図8はこのマイクロコ
ンピュータプログラムの基本構成である。なお、図8の
詳細な説明は省略する。
【0083】次に、図4を参照して、露光ランプの制御
について説明する。露光ランプにはハロゲンランプを使
用し、ハロゲンランプの点灯電圧が一定になるようにA
C電源を位相制御する(ランプ・レギュレータ(図示せ
ず))。このランプ・レギュレータは、AC入力電圧が
変化したとしても、また、電源周波数が変化してもラン
プ点灯電圧Vcが一定になるように制御している。そこ
で、このランプ・レギュレータから位相制御のための露
光ランプのトリガ信号を出力し、コントローラに入力し
ている。この露光ランプのトリガ信号は、ランプの点灯
するしないに拘わらず常に出力されている。
【0084】さらに、ゼロクロス発生回路にて作成した
ゼロクロス信号をコントローラに入力し、マイクロコン
ピュータに接続する。ゼロクロス信号から露光ランプの
トリガ信号までの時間Tcを監視することで入力電圧の
変化を読み取ることが可能となる。
【0085】この画像形成装置は、装置ごとに感光ドラ
ム面上の照度が一定になるようにランプ点灯電圧Vcが
調整され、ランプ点灯電圧Vcを不揮発性メモリに記憶
させている。記憶したランプ点灯電圧Vcとゼロクロス
信号から露光ランプのトリガ信号までの時間Tcにより
下式から、AC入力電圧Emaxを求めることが可能で
ある。
【0086】
【数2】
【0087】ここでEmaxは、AC入力電圧のピーク
電圧である。
【0088】
【数3】
【0089】2つの式(2),(3)より
【0090】
【数4】 Erms2/Vc2 =1/{1−2 ×Tc/T+ SIN(4πTC・T)・ 2π} …(4) 式(4)によりゼロクロス信号から露光ランプのトリガ
信号までの時間Tcを入力することによって、Erms
/Vc2 を求め、不揮発性メモリに記憶したランプ
点灯電圧VcからAC入力電圧Ermsを求めることが
できる。
【0091】本実施例ではROMに格納したテーブルに
よりTcからErms2 /Vc2 を求めている。
【0092】次に、ヒータの制御について説明する。こ
のヒータは前述したようにセラミック基板上に抵抗体を
印刷したヒータであり、熱応答性に大変優れている。そ
のため、通常のON/OFF制御では温調温度に対して
リップルが大きくなったり、ヒータに電力がかかりすぎ
たりしてヒータにダメージを与えてしまう。そのためこ
の制御には、一定な電力がかかるような電力制御をして
いる。また、リップルを小さくするため、サーミスタで
検知した温度に応じて電力を切り替えるという制御も行
っている。
【0093】ここで、図5を参照して、ヒータの電力制
御について説明する。ヒータの電力制御も露光ランプの
制御と同様に、位相制御で行っている。ヒータは純粋に
抵抗負荷であるので電力Wは
【0094】
【数5】 W=VH 2/R …(5) VH:ヒータに与える電圧 R :ヒータの抵抗値 で求めることができる。
【0095】ヒータの抵抗値Rは個々の画像形成装置ご
とに不揮発性メモリに格納してあり、ヒータに供給する
電力も予めわかっているので、ヒータに印加する電圧V
H は上式より
【0096】
【数6】 VH 2= R×W …(6) また実効電圧の式からヒータに与える電圧VH は、
【0097】
【数7】
【0098】
【数8】
【0099】
【数9】 Erm2/VH 2=1/{1− 2×TH/T+SIN( 4π TH/T)/2π} …(9) 式(6)からVH 2を計算し、式(4)からErms2
求め、Erms2 /VH 2を計算することによって、式
(9)よりゼロクロス信号からヒータへのトリガ信号ま
での時間TH を求めることができる。
【0100】なお、本実施例ではテーブルを用いてEr
ms2 /VH 2からTH を求めている。
【0101】以上、説明したようなアルゴリズムによっ
てヒータの電力制御を行っている。このヒータの電力制
御は、コピー期間中常に行い、ヒータの温度が一定にな
るようにしている。
【0102】次に、定着ユニット21のヒータの制御に
ついて述べる。ヒータ部43は、図9に示したように、
43aが印刷された抵抗体の部分であり、途中から5つ
に分岐している。そして、用紙サイズに応じて、各分枝
への通電を制御する。すなわち、ヒータにおいて、通紙
部(紙の通る部分)の温度に比べて非通紙部(紙の通ら
ない部分)の温度が高くなりすぎるため非通紙部の部分
から抵抗体を分岐させ、その分岐部分から先(非通紙
部)に加わるトータルの電力を減らし、温度を下げるた
めである。勿論、分岐通電した場合、通紙部の温度が一
定になるように加える全体の電力を制御する。
【0103】次に、用紙サイズに応じた各分岐への通電
制御を図10を用いて説明する。
【0104】図10は、定着器のヒータ部の電気配線を
表す図である。ここでT1〜T6は、ヒータの端子であ
る。そして、端子T1〜T5はコントローラCONTか
らの信号に応じてリレーRL1〜RL5によりAC電源
のニュートラル側Nに接続される。トライアック1は、
コントローラCONTからの信号により、端子T6とA
C電源のホット側Hとの間のスイッチの役目を行う。
【0105】実際の動作としては、例えばB4のコピー
用紙を使う場合、コントローラCONTは、トランジス
タQ3とQ4のベースにHIGH信号を出力し、RL3
とRL4のスイッチをONにし、それにつながる分岐端
部とAC−Nラインを接続する。そして、トライアック
1をONする信号を与えることにより、端子T3とT4
につながる抵抗体に通電する。
【0106】コントローラCONTは、ヒータへ印加す
る電圧(実効値電圧)を、決められた一定電圧になるよ
うにトライアック1をON/OFFする(位相制御)。
また、ヒータ部に取り付けられた温度検出素子41から
の信号をもとに、ヒータ部の温度を所定の温度になるよ
うに通電を制御する。
【0107】図11は、各コピー用紙サイズに応じた分
岐端部の通電状態を示したものである。
【0108】次に、ヒータの温度を所定の温度に保つ
際、リプル(オーバーシュート)を抑えることについて
説明する。これまでの説明では、所定温度に達するまで
は、最大の電力を加え、所定温度以上に達したのを検知
してヒータへの通電をOFFし、所定温度以下になった
とき再び最大の電力を供給していた。このため、オーバ
ーシュートによる温度のバラツキが大きくなる。そこ
で、ヒータ部に取り付けられた温度検出素子41(図1
0参照)により検出された温度と所定温度との差に応じ
て、加える電力(電圧)Pを以下のように変えていく。
【0109】
【数10】 P =KP(TG−TR)[W] …(10) KP: 比例定数[W/℃] TG: 目標温度[℃] TR: 検出温度[℃] 従って、上記KP を変えることにより、様々な制御を行
う事ができる。例えばKP を小さくすれば、オーバーシ
ュートの少ない温度制御を行う事ができる反面、応答速
度が遅くなる。これとは逆に、KP を大きくすれば応答
速度は速くなるが、オーバーシュートが大きくなる。ま
た電力Pは、用紙サイズ(すなわち分岐の仕方)に応じ
て変えるので、それぞれ予め試験をすることによりKP
の最適な値を求める。
【0110】なお、加える電力を前もって計算してお
き、図12に示すように温度範囲と用紙サイズに応じた
電力をテーブルとし、このデータをマイクロコンピュー
タのROMに入れ、検出温度に応じて、加える電力をテ
ーブルから引き出すようにすれば、マイクロコンピュー
タのCPUにおける計算時間を軽減することができる。
【0111】最後に、この定着ヒータの動作を表すフロ
ーチャートを図13に示す。コピーボタンが押され、コ
ピーがスタート(S1301)すると、まず使用される
コピー用紙のサイズをサイズ検出手段(図示せず)によ
り検知する(S1302)。次に、検出された用紙サイ
ズに応じた通電切り換えを図11に従って行う(S13
03)。その後、ヒータに通電を開始し(S130
4)、本実施例の温度に応じた電力制御をコピー動作終
了まで行う(S1305〜S1308)。
【0112】次に、ヒータ分岐端部の切り換えについて
述べる。
【0113】ヒータの分岐端部の接点部は、その切り換
え時に電気ノイズを発生し、その電気ノイズは他の電気
回路へ悪影響を及ぼす可能性がある。
【0114】そこで本実施例では、その電気ノイズを減
らすために、ヒータの分岐端部の切り換えを非通電時に
行う。その制御について図14に示す。
【0115】図14において、(A)は、入力電圧とヒ
ータへ供給する電圧を表す図であり、(B)は入力電圧
がゼロになる点を検出したゼロクロス信号であり、
(C)は、ヒータへの通電を制御するために用いるトリ
ガ信号である。(D)はヒータへ通電されているか否か
を示す通電信号であり、(B)および(C)の信号から
形成される。(E)は制御部CONT(図10参照)か
ら出力される分岐Tn (n=1〜5)における通電のO
N/OFF要求信号であり、(F)はその分岐への通電
・非通電を制御するトランジスタQn (n=1〜5)へ
の信号である。
【0116】時刻t1 においては(E)の制御部CON
Tからの分岐Tn へのON信号に同期してTn への印加
信号をONしている。時刻t3 においては、制御部CO
NTからのOFF信号に対して、Δt3 後にTn への印
加信号をONしている。これは、時刻t1 においては、
(E)のON信号に対して(D)におけるヒータへの通
電信号がL(OFF)であるので、Tn への印加電圧を
直ちにONしているが、時刻t3 においては、(E)の
ON信号に対して(D)の信号がH(ON)であるの
で、OFFになる時間Δt3 後に、Tn への印加電圧を
ONする。
【0117】Tn への印加電圧をONからOFFする場
合も同様であり、時刻t2 において、(D)の通電信号
がH(ON)なので(D)の通電信号がOFFする時間
Δt2 後に、Tn への印加電圧をOFFする。
【0118】以上のように分岐Tn への通電を制御する
ことにより、分岐接点部の電気ノイズを無くすことがで
きる。
【0119】実施例2 図15は、本発明の一実施例における定着器ユニットの
外観図である。この図15において43は複数に分岐し
た発熱抵抗対を有するヒータである(以下、分岐ヒータ
と呼ぶ)。分岐ヒータ43の通電部の配置の仕方は図9
に示したとおりである。この分岐ヒータ43は定着器ユ
ニットを通過する用紙のサイズにより通電部分を選択す
るために設けられたものである。
【0120】用紙サイズに応じて分岐ヒータ43の通電
部分を選択するのは用紙がヒータ43を通過する際、用
紙に熱を奪われヒータ43表面の温度分布が不均一にな
るのを防ぐためのものであり、ヒータ43表面温度が不
均一になるとフィルム47は温度の高い方に移動してフ
ィルム寄りが発生してしまうからである。
【0121】分岐ヒータ43の通電部分の選択は以下の
通りである。用紙がA3、およびA4の場合はO点と
(1)点を選択通電する。用紙がB5とB4の場合はO
点と(1)点と(2)点を通電する。用紙がA4RとA
5の場合はO点と(1)点と(3)点を通電する。用紙
がB5Rの場合はO点と(1)点と(4)点を通電す
る。A5Rおよびそれ以下の用紙サイズの場合はO点と
(1)点と(5)点を通電する。
【0122】定着器ユニットのエンドレスフィルム47
の展開図を図16に示す。本図のようにエンドレスフィ
ルム47の片側は、後で説明するフィルム寄りを検知す
るために斜めにカットされている。
【0123】定着器ユニットのフィルム47を斜めに切
った側には、図15に示すようにフィルム47の位置を
検出するためのフォトインタラプタ46が設けられてい
る。本構成では発光部からの光を受光部が検知するとロ
ーレベルを出力し、発光部からの光が遮られるとハイレ
ベルを出力するようなフォトインタラプタ46を使用し
ている。
【0124】またヒータ43は図17に示すように複数
の温度検出手段(以下、サーミスタと呼ぶ)41,48
を持つものである。サーミスタ41はヒータ43通電部
背面からヒータ43内部に挿入されており、サーミスタ
48は金属ステーに取り付けられている。サーミスタ4
1は通紙部、サーミスタ48は非通紙部に取り付けられ
ている。非通紙時においてこれら2つのサーミスタから
の検出結果は同じであるが通紙が開始されると用紙に熱
を奪われるため、通紙部の温度が下がる。2つのサーミ
スタはこの通紙部と非通紙部の温度差を求めるために取
付けられたものである。
【0125】次にエンドレスフィルム47の寄りとフォ
トインタラプタ46からの出力について説明する。フィ
ルム47の片側が斜めにカットされていることから、フ
ィルム47がフォトインタラプタ46内の発光部からの
光を遮るとハイレベルを出力し、フィルム47が遮らな
い部分ではローレベルを出力する。フィルム47がまっ
たく同じ位置で回転していて寄りがまったくない場合
は、フォトインタラプタ46からの出力のデューティ比
は常に一定である。しかし、フィルム47の位置がロー
ラ軸方向に移動した場合はフィルム47の寄りに対応し
てフォトインタラプタ46出力のデューティ比が変わ
る。
【0126】具体的にはフィルム47がフォトインタラ
プタ46側に近づけばフォトインタラプタ46からのハ
イレベル出力時間が長くなり、フィルム47がフォトイ
ンタラプタ46から遠ざかればハイレベルの時間が短く
なるわけである。図3に示したマイクロコンピュータQ
1はこのフォトインタラプタ46からのハイレベル出力
時間を計時しており、設定時間以上のハイレベル出力が
何周期も続くと、フィルム47の寄りを戻すためテンシ
ョンローラ45のテンションを変えるようにソレノイド
(図示せず)を駆動する。
【0127】以上が定着器ユニットにおける、基本的な
エンドレスフィルムより制御である。
【0128】次に、本実施例における連続コピー時の定
着器ヒータ通電制御について述べる。
【0129】図18(A)は本実施例による紙間ワッテ
ージ制御によるヒータ温度のタイミングチャート、図1
8(B)は従来の連続コピー時のヒータ温度を示すタイ
ミングチャート、図18(C)における信号Φ1は本実
施例のヒータオンオフ制御のタイミングチャート、図1
8(C)における信号Φ2はレジストローラ駆動用の信
号である。
【0130】図18(A)において、実線は紙間でヒー
タ通電をオフしたときの温度変化の様子、点線は紙間で
ヒータにかけるワッテージを低くしたときの温度変化の
様子を示したものである。
【0131】図18(C)の信号Φ1において、ハイレ
ベルはレジストローラを駆動している時間、ローレベル
はレジストローラを停止している時間である。また図1
8(C)の信号Φ2において、ハイレベルの時間はヒー
タに定着温度のワッテージを印加している時間、ローレ
ベルはヒータの通電オフまたはローワッテージを印加し
ている時間である。
【0132】なお図18(C)の信号Φ2は、画像形成
を行う画先信号からマイクロコンピュータQ1内のカウ
ンタで計数して発生させているものであるが、説明は省
略する。
【0133】図18(C)に示すように、レジストロー
ラ駆動信号Φ1の立ち上がりから一定時間t1 経過後、
ヒータに定着温度用のワッテージを印加する。そして次
に、レジストローラ駆動信号Φ1の立ち下がりから一定
時間t2 経過後、ヒータを通電オフまたはローワッテー
ジに切り換える。
【0134】レジストローラは用紙が通過している間は
動作しているものであるから、レジストローラ駆動信号
Φ1に基づいてヒータ通電を行うことにより、用紙が定
着器を通過しているときのみに限り、連続コピー時でも
用紙1枚1枚に応じてヒータのオンオフ、またはワッテ
ージ制御を行うものである。
【0135】次に、紙間でヒータの通電をオフまたは低
いワッテージで制御する方法について説明する。前述の
サーミスタ41,48でまずスタンバイ時の周囲温度を
記憶しておく。周囲温度が高い場合は連続複写時に非通
紙時にヒータ通電をオフし、周囲温度が低い場合は定着
温度より低い温度で設定された電力をヒータに印加する
ものである。その場合、定着温度と、低ワッテージ制御
温度との差は常に一定になるように設定しておく。定着
温度と非通紙時低ワッテージ制御温度との差を一定にし
ておけば、周囲温度に拘らずヒータの立ち上がり時間を
一定にしておくことができる。
【0136】図19に本実施例のフローチャートを示
す。なお、本フローチャートの詳細についての説明は省
略する。
【0137】実施例3 次に、本発明における他の実施例について説明する。
【0138】図20は実施例3の断面構成図である。こ
の実施例3においては、フォトインタラプタからの出力
をもとに定着器ヒータのオンオフを行うものである。
【0139】図21は実施例2の構成を示す模式図、図
22は実施例3のタイミングチャートである。
【0140】図20に示すように定着器の入り口と出口
には紙の有無を検出するフォトインタラプタ101,1
02が設けられており、それぞれ紙を検出するとハイレ
ベルを出力する。
【0141】図22のΦ3はフォトインタラプタ101
からの出力、Φ4はフォトインタラプタ102からの出
力である。図21に示すように、フォトインタラプタ1
01および102からの出力は論理回路Lで演算されて
定着ヒータのオンオフタイミングとなる。すなわち論理
回路出力Φ5のハイレベル時間が定着温度用電力の通電
時間である。そして、ローレベル時間が定着ヒータ通電
オフまたは低い温度での通電時間である。
【0142】このように、この実施例3では、定着ヒー
タ定着温度通電時間を定着器入り口および出口に設けた
フォトインタラプタからの出力に応じて行い、紙間での
通電オフまたは低い温度での制御を行うものである。
【0143】実施例4 次に、第4の実施例について説明する。
【0144】図23は、本実施例によるヒータ駆動制御
部を示す(先に説明した図10に相当する)。また図2
4は、各コピー用紙サイズに応じた分岐端部の通電状態
を示す(先に説明した図11に相当する)。さらに図2
5は、温度範囲と用紙サイズに応じた電力を示すテーブ
ルである(先に説明した図12に相当する)。
【0145】発熱抵抗体には製造過程における様々の要
因により、温度分布が一様とならないものもできる。例
えば、分岐無しの通電における温度分布が図26のよう
なヒータができたとする。本図では、位置がAからBへ
向かうに従がって、温度が高くなっている。
【0146】このようなヒータをこれまでのように1つ
の温度検出素子(図27に示した41bの位置)で温度
検出を行おうとすると、その素子より左側の部分では温
度が低くなり、未定着となる可能性がある。これとは逆
に、その素子の右側の部分は温度が高くなりすぎ、高温
オフセットが発生する可能性がある。
【0147】そこで、本実施例においては、図27に示
すように複数の温度検出素子41a〜41gを用意し、
図26に示すような温度分布のヒータの場合、温度検出
素子41aの温度が最も小さくなるので、この温度検出
素子により温度制御を行う。さらにこの場合、温度検出
素子41bより右の部分の温度が高くなるので、用紙サ
イズに依らず必要に応じて分岐通電を切り換える。
【0148】例えば、用紙サイズがA4で温度検出素子
41aの温度が最も低く温度検出素子41aに依る温度
制御を行った場合、温度検出素子41gの温度が規定温
度以上になったとすると、B4の分岐通電を行い、温度
検出素子41gの部分の温度を下げる。そして、その分
岐通電を続け、ある温度以下になった場合、B4の分岐
通電を止め、A4の通電を行う。
【0149】この動作を繰り返すことにより、高温にな
る部分の温度制御を行う。この様子を図28に示す。図
28の縦軸に示したT2 ′は、温度検出素子41aによ
る制御(制御温度はTc )に切り換わった際の最高到達
温度であり、TMAX は許容最大温度である。
【0150】最後に、本実施例による制御を、図29に
示したフローチャートに従って説明する。
【0151】まず、コピーがスタートする(S290
2)と複写用紙に応じた分岐通電を行い(S290
3)、通紙部の中で最も低い温度を示す温度検出素子に
よる温度制御及び温度に応じた電力制御をスタートする
(S2904)。
【0152】通紙部の中の温度検出素子の検出する温度
が全て規定値内であれば、コピー終了までそのまま温調
を続ける(S2905,S2906,S2907,S2
908)。
【0153】ステップS2905において規定値以上の
ものが有った場合、その温度検出素子の部分の温度を下
げる分岐通電に切り換え(S2909)、その部分の温
度が下がったか否かを判断し(S2910)、下がった
場合には、逆に下がり過ぎていないか否かを判断し(S
2911)、下がった場合は元の複写用紙サイズに応じ
た分岐通電に切り換え(S2916)、ステップS29
05の前のステップに飛び、前記制御を繰り返す。
【0154】ステップS2910において、注目の温度
検出素子の部分の温度が下がらない場合は、ヒータへの
通電をオフし、表示部59(図2参照)に異常表示を行
う(S2914)。
【0155】実施例5 先の実施例1においても説明したとおり、式(1)〜
(9)に関して述べたアルゴリズムによって、ヒータの
電力制御を行うことができる。従って、現在どの位の電
力を加えればよいかが分かれば、上記のアルゴリズムに
よって、その電力を供給する事ができる。
【0156】次に、上記ヒータの電力値を求める手法に
ついて説明する。
【0157】いまヒータの設定温度をT0 、現在のヒー
タの温度をT、ヒータの温度の単位時間当たりの変動率
をΔT、供給電力の変化分をΔWとし、次のファジール
ールを設定する。
【0158】 R1 :(T−T0 )=NB、ΔT=ZR→ΔW=PB R2 :(T−T0 )=NM、ΔT=ZR→ΔW=PM R3 :(T−T0 )=NS、ΔT=ZR→ΔW=PS R4 :(T−T0 )=PS、ΔT=ZR→ΔW=NS R5 :(T−T0 )=PM、ΔT=ZR→ΔW=NM R6 :(T−T0 )=PB、ΔT=ZR→ΔW=NB 以上は、温度変化がほぼゼロの時に、現在のヒータの温
度が目標温度とどの位ずれているかによって、加える電
力をどの程度変えるかに関するファジールールである。
【0159】また、 R7 :(T−T0 )=ZR、ΔT=NB→ΔW=PB R8 :(T−T0 )=ZR、ΔT=NM→ΔW=PM R9 :(T−T0 )=ZR、ΔT=NS→ΔW=PS RA :(T−T0 )=ZR、ΔT=PS→ΔW=NS RB :(T−T0 )=ZR、ΔT=PM→ΔW=NM RC :(T−T0 )=ZR、ΔT=PB→ΔW=NB は、現在のヒータの温度が目標温度とほぼ等しいとき
に、現在単位時間当たりどの程度温度が変化しているか
に応じて、加える電力をどの程度変えるかに関するファ
ジールールである。
【0160】さらに、現在のヒータの温度が目標温度と
ほぼ等しく、単位時間当たりの温度変化も余りないとき
は、 RD :(T−T0 )=ZR、ΔT=ZR→ΔW=ZR といったファジールールが適用される。これらのメンバ
ーシップ関数の例、および、ファジールールを図30お
よび図31に示す。
【0161】これらのルールおよびメンバーシップ関数
は、実験の繰り返しなどにより、よりヒータ制御の精度
が高くなるように変更ができる。
【0162】他にも、いろいろな要因をヒータ制御に取
り入れていくことにより、より適切なヒータ制御が可能
となるが、ここではその一例として、転写紙の暖め良さ
を採り入れた制御を図32と共に説明する。
【0163】転写紙の暖め良さとは、ファジーな定義で
あるが、おもに転写紙の温度、含水率、厚さ、材質、転
写紙上のトナー面積の占有率等により、ファジールール
を用いてファジー数の形で決定される。これをMとす
る。
【0164】次に、通常の上質紙、もしくは、再生紙な
どの暖め良さを、ファジー数として記憶しておく。これ
をNとする。
【0165】以上二つのファジー数をファジー演算によ
って引き算し、それによって生じたファジー数(M−
N)を基にファジー推論によって、設定温度を基準より
ΔT0だけ変位させる。
【0166】ここで、図33を基に、Wを求める手法に
ついてもう一度説明する。
【0167】まず、ヒータの電力制御に関する状態量を
検出する(S3301)。次に、ΔT等、制御に関する
状態量を算出する(S3302)。そして、推論を実行
する(S3303)。次に、操作量ΔWを算出し(S3
304)、操作量ΔWに従い、Wを変化させる(S33
05)。
【0168】実施例6 ここで述べる実施例では、先の実施例5で示したヒータ
の温度の他に、加圧ローラの温度を考慮にいれる。これ
は、加圧ローラとヒータの温度の差が余りにも激しい場
合、定着された転写紙がカールをひきおこすということ
によるものである。すなわち、これは特にヒータの温度
が十分に低いとき、ファーストコピーを行うときに生じ
易い。
【0169】このことに鑑み、次のファジールールを設
定する。
【0170】R21:コピーが始まる時の加圧ローラの温
度がとても小さい →設定温度をとても大きくする。
【0171】R22:定着器に紙が通っているとき、加圧
ローラと、ヒータとの温度差がとても大きい →ヒータの温度を、加圧ローラの温度に近づける。
【0172】R23:R22の推論の結果得られた温度によ
って、定着性が悪くなる →定着性が悪くならないように設定温度を補正する。
【0173】ここでR21は、加圧ローラの温度が低いと
きに、ヒータの温度を高く設定することにより十分な熱
量を加圧ローラに加え、加圧ローラの温度を少しでも高
くしておく必要性によるものである。
【0174】またR22は、通紙時になされるファジール
ールで、加圧ローラと、ヒータの温度の差を検知し、そ
れらの温度差がとても大きいときは、ヒータの温度を加
圧ローラに近づけ、カールが起きづらくするためのもの
である。
【0175】しかしながら、R22のルールだけでは、定
着性が悪くなるまで温度を下げるおそれがある。よっ
て、R23により、補正をかける・定着性が悪いか・良い
かということは、加圧ローラの温度や、実施例5でもあ
げた転写紙の暖め良さ、外気温や湿度までが影響を及ぼ
す。
【0176】これらの要因を加味し、ヒータはどの程度
の温度が必要かをファジー推論により求め、もしその温
度が、R22の推論によって求めた温度よりも大きい場合
は、補正を加え、ある程度転写紙がカールしてたとして
も、定着性を優先する。この場合、必要に応じてカール
警告を出すことが可能であり、排紙部においてアンチカ
ール機構を作動させることもできる。
【0177】なお、上述した実施例5および6に示した
定着器は、現在の所、熱によって非常に壊れ易い、たと
えばセラミックなどの材質によって構成されている。こ
のようなヒータを用いて耐久性を持たせ、しかも定着性
を損なわないようにするためには、必要かつ十分な印加
電力制御を行わなければならない。
【0178】かくして、定着器、もしくはヒータの温度
だけではなく、定着性に絡むその他の要因までも考慮し
て制御を行うことにより、特にファーストコピー時の定
着性の向上を図ることができる。
【0179】また、本実施例に示したような定着器の性
能が向上し、定着器としての技術として確立する一端を
担うものである。そして、定着器としての機能を果たす
上で必要なときのみに通電を行うことができるこの優れ
た技術が、より速い画像形成装置の定着器としての機能
を果たすことができるようにするものである。
【0180】さらに、現在このような定着器が用いられ
ている画像形成装置に用いることにより、より単純な構
造にすることが可能になる。
【0181】
【発明の効果】効果1 本発明によれば、ヒータ分岐端部の通電切り換えを、非
通電時に行うように構成してあるので、接点部における
電気ノイズを減らすことができ、ヒータや他の回路に悪
影響を与えることのない画像形成動作をさせることがで
きる。
【0182】効果2 本発明では、定着ヒータ(加熱体)に用紙が接している
時間以外の時間で定着ヒータ通電をオフまたは低い温度
で制御する構成としてあるので、連続複写時におけるエ
ンドレスフィルムの寄りを少なくするという効果が得ら
れる。
【0183】効果3 本発明によれば、発熱抵抗体の温度分布のバラツキに依
らず、定着性を安定させることができる。また、フィル
ムの寄り制御を安定に行うことができる。
【0184】効果4 本発明によれば、ヒータの電力制御において、パラメー
タ(状態量)の数が多く、すべてのパラメータと制御量
との関係が定式化しにくかったり、あるいはパラメータ
と制御量との関係があいまいであるような場合であって
も、これらのあいまいな関係をファジー推論し、制御量
を決定することが可能となるので、ヒータの温度だけで
はなく、定着性に絡むその他の要因までも考慮して制御
を行うことにより、特にファーストコピー時の定着性の
向上を図ることができる。
【0185】また、定着器としての機能を果たす上で必
要なときのみに通電を行うことができる本発明によれ
ば、より速い画像形成装置の定着器を実現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像形成装置の断面構
成図である。
【図2】本実施例の操作パネルを示す図である。
【図3】本実施例を制御するマイクロコンピュータの構
成図である。
【図4】露光ランプの点灯タイミングを示す図である。
【図5】定着ヒータの駆動タイミングを示す図である。
【図6】画像露光系の構成を示す図である。
【図7】画像先端部の余白形成法を示す図である。
【図8】図3に示したマイクロコンピュータの基本動作
を示すフローチャートである。
【図9】分岐ヒータのヒータ面を示す図である。
【図10】ヒータ駆動制御部を示す回路図である。
【図11】用紙サイズに応じたヒータ分岐端部のオン・
オフを示す図である。
【図12】温度およびコピー用紙サイズに応じた電力を
示す図である。
【図13】実施例1における制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】実施例1における通電切り換えを示すタイミ
ング図である。
【図15】実施例2における定着器ユニットを示す図で
ある。
【図16】図15に示した定着ユニットにおけるエンド
レスフィルムの展開図である。
【図17】定着ヒータの外観図である。
【図18】実施例2における連続画像形成時のヒータ温
度変化(A)と、従来の連続複写時のヒータ表面の温度
変化(B)と、本実施例によるヒータに定着温度の電力
を印加する時間(C)を示す図である。
【図19】実施例2における制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図20】本発明における実施例3の断面構成図であ
る。
【図21】実施例3の構成を示す模式図である。
【図22】実施例3の動作を示すタイミング図である。
【図23】実施例4におけるヒータ駆動制御部を示す回
路図である。
【図24】実施例4において用紙サイズに応じたヒータ
分岐端部のオン・オフを示す図である。
【図25】実施例4において温度およびコピー用紙サイ
ズに応じた入力電力を示す図である。
【図26】実施例4の動作を説明するための線図であ
る。
【図27】実施例4における温度検出素子とヒータとの
位置関係を示す図である。
【図28】実施例4の動作を説明するための線図であ
る。
【図29】実施例4の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図30】実施例5におけるメンバーシップ関数を示す
図である。
【図31】実施例5におけるファジールールを示す図で
ある。
【図32】実施例5において転写紙の暖め良さを採り入
れた制御を示す説明図である。
【図33】実施例5の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 画像読み取り部 3 プラテンガラス 8 レンズユニット 12 感光ドラム 13 一次高圧ワイヤ 13a グリッド 14 転写帯電器 15 現像器ユニット 25 メイン駆動用ACシンクロナスモータ 26 光学系ステッピングモータ 35 定着器ユニット駆動ローラ 44 加圧ローラ 45 テンションローラ 46 フィルム寄りセンサフォトインタラプタ 51 メインスイッチ Q1 マイクロコンピュータ 101,102 フォトインタラプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶木 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後路 高廣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大木 尚之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分岐した発熱抵抗体を有する加熱
    手段と、 前記発熱抵抗体の分岐端部における通電切り換えを行う
    通電切り換え手段と、 前記発熱抵抗体の両端の電圧を制御する制御手段と、 使用する用紙サイズを検知する検知手段とを備え、 検知された用紙サイズに応じて前記分岐端部の通電切り
    換えを、前記発熱抵抗体への非通電時に行うことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記発熱抵抗体への
    通電を複写動作の開始時に行うことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 複数の分岐した発熱抵抗体からなる加熱
    体と、 転写材上の未定着トナー画像を前記加熱体に対向圧接し
    つつ回転駆動する加圧搬送手段を用いて前記転写材の搬
    送速度と同一速度で移動するフィルムを介して前記転写
    材を前記加熱体に密着させ、前記加熱体へ電力を供給す
    ることにより前記未定着トナーを前記転写材に密着させ
    る定着器と、 連続複写時に前記加熱体上を前記転写材が通過する状態
    と、それ以外の状態に応じて、前記加熱体の温度を制御
    する制御手段を備え、複数回の画像形成動作を1回の操
    作で連続的に行う連続モードを有することを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において前記加熱体上を前記転
    写材が通過する時間以外は、前記加熱体への電力の供給
    を停止する手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記加熱体上を前記
    転写材が通過する時間以外は、前記未定着トナーを転写
    材に密着させる温度よりも低い温度に制御する制御手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、周囲温度を検出する
    検出手段と、該検出手段に基づき前記加熱体を前記転写
    材が通過する時間以外の温度制御を行う制御手段を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像を露光する露光手段,該露光手段に
    よって露光された画像を感光体上に潜像しトナーによっ
    て可視像化する画像形成手段,該画像形成手段に転写材
    を給送する給送手段,前記露光手段により露光された画
    像の先端を示す画先信号を発生する画先信号発生手段,
    該画先信号発生手段により発生された画先信号に基づい
    て転写材上の所定の位置に画像を転写するために前記給
    送手段を駆動する駆動手段を有する画像形成装置におい
    て、 前記駆動手段を駆動する信号に基づいて、未定着トナー
    を転写材に密着させるための加熱体に印加する電力を供
    給するタイミングを決定する手段を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、転写材通路の定着器
    入り口で転写材の有無を検出する第1の転写材検出手段
    と、転写材通路の定着器出口で転写材の有無を検出する
    第2の転写材検出手段と、該第1および第2の検出手段
    の検出結果に基づき、前記発熱体に印加する電力の供給
    タイミングを決定する手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 複数の分岐した発熱抵抗体を有する加熱
    手段と、 前記発熱抵抗体の分岐端部における通電切り換えを行う
    通電切り換え手段と、 前記発熱抵抗体の両端の電圧を制御する制御手段と、 前記発熱抵抗体の温度を検出する複数の温度検出手段
    と、 使用する用紙サイズを検知する検知手段とを備え、 前記検知手段により検知された用紙サイズに応じて前記
    分岐端部への通電を行うと共に、通紙部分における前記
    温度検出手段の中で最も低い値を示す温度検出手段によ
    り前記発熱抵抗体の温度制御を行うことを特徴とする画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、通紙部分における
    複数の前記温度検出手段のなかで規定の温度以上のもの
    がある場合、使用用紙サイズに拘らず当該温度検出手段
    の該部分の温度および非通紙部分の温度を下げる分岐通
    電に切り換えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、通紙部分における
    複数の前記温度検出手段のなかで規定の温度以上のもの
    がある場合、当該温度検出手段の該部分の温度および非
    通紙部分の温度を下げる分岐通電に切り換え、また逆
    に、当該温度検出手段の該部分の温度が所定の規定値以
    下になった場合には元の用紙サイズによる分岐通電に切
    り換える通電切り換え動作を複写終了まで繰り返すこと
    を特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、分岐通電を切り
    換えたにも拘らず当該部分の温度が規定値以下にならな
    い場合、前記発熱抵抗体への通電を停止することを特徴
    とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 発熱抵抗体を有する加熱手段と、被記
    録材と共に移動する薄膜ベルトと、前記薄膜ベルトを介
    して前記加熱手段からの熱によって前記被記録材上のト
    ナー像を加熱する定着器とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記定着器は、前記加熱手段へ供給すべき電力の制御に
    関連した状態量を検知または入力する状態量検知手段
    と、 前記状態量と、前記加熱手段への電力制御を行う際の操
    作量との関係を定性的な規則として関係付ける規則手段
    と、 前記規則手段から出力された規則に従い、前記状態量が
    所定の集合に属する度合いに基づいて、前記操作量を推
    論する推論手段とを具備したことを特徴とする画像形成
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記状態量検知
    手段は状態量として、前記発熱抵抗体の温度,加圧ロー
    ラの温度,前記被記録材と共に移動する部材の温度,セ
    ンサの応答性,複写紙のサイズ,複写紙の種類,入力電
    圧,外気温,湿度,過去の本体の使用状況のうち少なく
    とも一つを検知することを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、前記操作量は、
    前記発熱抵抗体の電力調整信号,前記発熱抵抗体の電力
    調整信号の変化率,電力調整信号の補正値のうち、少な
    くとも一つであることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 発熱抵抗体を有する加熱手段と、被記
    録材と共に移動する薄膜ベルトと、前記薄膜ベルトを介
    して前記加熱手段からの熱によって前記被記録材上のト
    ナー像を加熱する定着器とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記定着器は、 前記加熱手段へ供給すべき電力の制御に関連した状態量
    を検知または入力する状態量検知手段と、 該状態量から新たな状態量を算出する状態量算出手段
    と、 該状態量および操作量をそれぞれファジー集合で表現し
    たメンバーシップ関数を記憶するメンバーシップ関数記
    憶手段と、 該状態量および該操作量をファジー命題の形で表現した
    規則を記憶する規則記憶手段と、 前記状態量検知手段により検知された状態量の適合度を
    前記メンバーシップ関数記憶手段に記憶されている状態
    量のメンバーシップ関数に基づき算出する適合度算出手
    段と、 前記適合度算出手段により算出された適合度に基づき所
    定の演算により前記規則記憶手段に記憶されている各規
    則の推論結果を求める演算手段と、 前記演算手段により求められた各規則の推論結果に基づ
    き操作量を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された操作量に基づき供給電力
    制御系の操作量を制御する制御手段とを具備したことを
    特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記状態量検知
    手段は状態量として、前記発熱抵抗体の温度,加圧ロー
    ラの温度,前記被記録材と共に移動する部材の温度,セ
    ンサの応答性,複写紙のサイズ,複写紙の種類,入力電
    圧,外気温,湿度,過去の本体の使用状況のうち少なく
    とも一つを検知することを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項16において、前記操作量は、
    前記発熱抵抗体の電力調整信号,前記発熱抵抗体の電力
    調整信号の変化率,電力調整信号の補正値のうち、少な
    くとも一つであることを特徴とする画像形成装置。
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