JP2013156301A - 定着装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

定着装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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晋一 木下
Koji Ito
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Abstract

【課題】定着装置が記録媒体にトナーを定着させる場合において、トナーの定着が行われていないときの電力消費を抑制する
【解決手段】ステップS5において、電源制御部501は、通過時刻Tp(n)および到達時刻Ta(n+1)をRAMから読み出し、Tgap(n)を算出する。ステップS6において、電源制御部501は、Tgap(n)がTup以上であるか否かを判断する。電源制御部501は、Tgap(n)とTupとを読み出し、両者の大きさを比較する。Tgap(n)がTup以上である場合(ステップS6:YES)、電源制御部501は、通過時刻Tp(n)に電源500による電力の供給を停止させる(ステップS7)。
【選択図】図6

Description

本発明は、定着装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
画像形成装置において、定着装置は、熱エネルギーの放出による電力消費が大きいため、熱エネルギーの無駄な放出を抑制する技術が知られている。例えば、特許文献1には、画像領域と非画像領域とを判別し、非画像領域に対する定着装置の制御目標温度を画像領域に対する定着装置の制御目標温度よりも低く設定する技術が記載されている。
特開2003−307964号公報
本発明は、定着装置が記録媒体にトナーを定着させる場合において、トナーの定着が行われていないときの電力消費を抑制することを目的とする。
本発明の請求項1に係る定着装置は、決められた搬送方向に搬送される記録媒体に発熱部の熱によりトナーを定着させる定着手段と、前記定着手段を駆動するための電力を供給する電力供給手段と、前記定着手段との間に形成されたニップ領域において前記記録媒体を加圧する加圧手段と、複数の前記記録媒体が順次搬送された場合に、ある記録媒体の前記搬送方向における後端が前記ニップ領域を通り抜けてから次の記録媒体の前記搬送方向における先端が前記ニップ領域に到達するまでの第1の時間と、前記電力供給手段が電力の供給が停止した状態から電力の供給を開始するまでに要する第2の時間との関係に基づいて、前記電力供給手段による前記第1の時間の電力の供給を制御する制御手段とを有する。
本発明の請求項2に係る定着装置は、前記制御手段が、前記第1の時間が前記第2の時間以上である場合、前記第1の時間における電力の供給を停止させることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る定着装置は、前記制御手段が、前記第1の時間が前記第2の時間より短い場合、前記第1の時間における電力の供給を継続させることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る定着装置は、決められた搬送方向に搬送される記録媒体に発熱部の熱によりトナーを定着させる定着手段と、前記定着手段を駆動するための電力を供給する電力供給手段と、前記定着手段との間に形成されたニップ領域において前記記録媒体を加圧する加圧手段と、複数の前記記録媒体が順次搬送された場合に、ある記録媒体の前記搬送方向における後端が前記ニップ領域を通り抜けてから次の記録媒体の前記搬送方向における先端が前記ニップ領域に到達するまでの間に、トナーを定着させる処理以外の外部処理が行われる場合において、前記外部処理に要する第3の時間と、前記電力供給手段が電力の供給が停止した状態から電力の供給を開始するまでに要する第2の時間との関係に基づいて、前記電力供給手段による前記第3の時間の電力の供給を制御する制御手段とを有する。
本発明の請求項5に係る定着装置は、前記制御手段が、前記第3の時間が前記第2の時間以上である場合、前記第3の時間における電力の供給を停止させることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る定着装置は、前記制御手段が、前記第3の時間が前記第2の時間より短い場合、前記第3の時間における電力の供給を継続させることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る定着装置は、前記第1の時間または前記第3の時間に電力の供給が継続される場合、前記制御手段が、前記記録媒体にトナーを定着させるための電力よりも低くなるように、前記電力供給手段による電力の供給を制御することを特徴とする。
本発明の請求項8に係る定着装置は、筐体を有し、前記制御手段は、前記筐体内の温度が、決められた温度よりも高い場合、前記第1の時間または前記第3の時間における電力の供給を停止させることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る定着装置は、前記発熱部を電磁誘導により発熱させる交流磁界を生成する磁界生成手段を有し、前記電力供給手段は、前記磁界生成手段に電力を供給することを特徴とする。
本発明の請求項10に係る画像形成装置は、記録媒体にトナー像を転写する転写部と、前記転写部によりトナー像が転写された記録媒体にトナーを定着させる請求項1ないし9のいずれか一項に記載の定着装置とを有する。
本発明の請求項11に係るプログラムは、決められた搬送方向に搬送される記録媒体に発熱部の熱によりトナーを定着させる定着手段と、前記定着手段を駆動するための電力を供給する電力供給手段と、前記定着手段との間に形成されたニップ領域において前記記録媒体を加圧する加圧手段とを備える定着装置を制御するコンピュータに、複数の前記記録媒体が順次搬送された場合に、ある記録媒体の前記搬送方向における後端が前記ニップ領域を通り抜けてから次の記録媒体の前記搬送方向における先端が前記ニップ領域に到達するまでの第1の時間と、前記電力供給手段が電力の供給が停止した状態から電力の供給を開始するまでに要する第2の時間との関係に基づいて、前記電力供給手段による前記第1の時間の電力の供給を制御するステップを実行させる。
請求項1、請求項10および請求項11に係る発明によれば、定着装置が記録媒体にトナーを定着させる場合において、トナーの定着が行われていないときの電力消費の抑制を、第1の時間と第2の時間との関係に基いて行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の時間が第2の時間以上である場合に電力の供給を続けたときと比べて、電力消費を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、第1の時間が前記第2の時間より短い場合において、次の記録媒体がニップ領域に到達するときに発熱部を発熱させた状態にすることができる。
請求項4に係る発明によれば、定着装置が記録媒体にトナーを定着させる場合において、トナーの定着が行われていないときの電力消費の抑制を、第3の時間と第2の時間との関係に基いて行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、第3の時間が第2の時間以上である場合に電力の供給を続けたときと比べて、電力消費を抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、第3の時間が前記第2の時間より短い場合において、次の記録媒体がニップ領域に到達するときに発熱部を発熱させた状態にすることができる。
請求項7に係る発明によれば、第1の時間または第3の時間に電力の供給が継続される場合に、記録媒体にトナーを定着させるための電力を供給したときと比べて、電力消費を抑制することができる。
請求項8に係る発明によれば、筐体内の温度が決められた温度よりも低い場合に電力の供給を停止させる場合と比べて、次の記録媒体がニップ領域に到達するときにトナーを定着させることができる。
請求項9に係る発明によれば、電磁誘導により発熱部を発熱させる定着装置が記録媒体にトナーを定着させる場合において、トナーの定着が行われていないときの電力消費の抑制を、第1の時間と第2の時間との関係に基いて行うことができる。
画像形成装置の内部構成の概略を示す図 定着部を搬送方向の上流側から見た断面図 定着部を幅方向の一方側から見た断面図 定着ベルトの断面図 定着部の構成を示すブロック図 定着部の動作を示すフローチャート 用紙pがニップ部Nを通る時間と電力との関係を示すタイミングチャート 変形例1に係る定着処理におけるタイミングチャート 変形例2に係る定着処理におけるタイミングチャート 変形例3に係る電力の供給を低下させる処理を示す図 変形例3に係る定着処理におけるタイミングチャート 変形例5に係る電力の供給を示す図
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構成の概略を示す図である。画像形成装置1は、複写機、プリンタ、スキャナ、及びファクシミリなどとして機能する装置である。画像形成装置1は、筐体100a内に、収容部10、供給ロール20、搬送ロール30、転写部40、定着部50、及び排出ロール60を有する。収容部10は、用紙p(記録媒体の一例)を収容する。供給ロール20は、収容部10に収容された用紙pの1枚と接触し、用紙pを搬送路(鎖線)に沿って供給する。搬送ロール30a、30bは、円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転し、供給ロール20により供給された用紙pを搬送する。用紙pは搬送ロール30によって搬送されて転写部40を通過する。搬送ロール30は、転写部40がトナー像を転写するタイミングに合わせて用紙pを搬送する。転写部40は、搬送ロール30により搬送された用紙pにトナー像を転写する。定着部50(定着装置の一例)は、転写部40により転写されたトナー像を加熱して用紙pに定着させる。排出ロール60は、トナー像が定着した用紙pを画像形成装置1から排出する。
転写部40は、感光体ドラム401、帯電器402、露光装置403、現像装置404、トナーカートリッジ405、中間転写ベルト406、回転ロール407、一次転写ロール408、二次転写ロール409、およびバックアップロール410を有する。感光体ドラム401は、外周面に光導電膜を積層した円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転するように支持される。感光体ドラム401は、中間転写ベルト406と接触するように配置され、中間転写ベルト406の移動に伴って、円筒の中心を軸として図中の矢印Aの方向に回転する。帯電器402は、例えばスコロトロン帯電器であり、感光体ドラム401の光導電膜を予め定められた電位に帯電させる。露光装置403は、帯電器402により帯電させられた感光体ドラム401を露光して、静電潜像を形成する。現像装置404は、Y,M,C,Kのいずれかの色のトナーと、フェライト粉などの磁性体キャリアとを含む二成分現像剤を収容する。現像装置404は、感光体ドラム401上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。現像装置404は、トナー補給路を介してトナーカートリッジ405に接続され、図示せぬディスペンスモータの回転駆動によりトナーカートリッジ405からトナーの補給を受ける。中間転写ベルト406は、無端のベルト状の部材であり、図中の矢印Bの方向に回転する。回転ロール407は、中間転写ベルト406の移動を支持する円筒状の部材であり、円筒の中心を軸として回転する。一次転写ロール408は、中間転写ベルト406を挟んで感光体ドラム401と対向する円筒状の部材である。一次転写ロール408は、図示せぬ電源から転写バイアスを印加され、感光体ドラム401との間に電位差を生じさせて、感光体ドラム401の表面のトナー像を中間転写ベルト406の表面に転写する。二次転写ロール409は、中間転写ベルト406を挟んでバックアップロール410と対向する円筒状の部材である。二次転写ロール409は、図示せぬ電源から転写バイアスを印加され、バックアップロール410との間に電位差を生じさせて、中間転写ベルト406の表面のトナー像を用紙pに転写する。
画像形成装置1は、また、図示せぬ制御部、通信部、記憶部及び電力供給部を有する。制御部は、上述した画像形成装置1の各部の動作を制御する。制御部は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを有する。通信部は、パーソナルコンピュータ又はファクシミリなどの外部装置と接続し、画像データの送受信を行う。記憶部は、制御部により用いられるデータ及びプログラムを記憶する装置、例えばHDD(Hard Disk Drive)を有する。電力供給部は、画像形成装置1の各部を動作させるのに必要な電力を供給する。以上の構成により、画像形成装置1は、搬送路に沿って用紙pを搬送する過程で用紙pへのトナー像の形成及び定着を行う。以下では、用紙pが搬送される方向を単に「搬送方向」といい、搬送方向に直交する方向を「幅方向」という。
図2および図3は、本発明の一実施形態に係る定着部50の内部構成を示す断面図である。図2は、用紙pの搬送方向の上流側から定着部50を見た図であり、図3は、用紙pの幅方向の一方側から定着部50を見た図である。図2および図3に示すように、定着部50は、支持体57の内部に、定着ベルト51(定着手段の一例)と、加圧ロール52(加圧手段の一例)と、IH(Induction Heating)ヒータ53(磁界生成手段の一例)とを有する。
図4は、定着ベルト51の断面図である。定着ベルト51は、原形が円筒形状の無端のベルト部材で構成され、例えば円筒形状の直径が30mm、幅方向の長さが380mmに形成されている。定着ベルト51は、基材層511と、導電発熱層512と、弾性層513と、表面離型層514とからなる多層構造を有する。基材層511は、薄層の導電発熱層512を支持するとともに、定着ベルト51全体としての機械的強度を形成する耐熱性のシート状部材で構成される。また、基材層511は、磁界を通す物性(比透磁率、固有抵抗)を持った材質および厚さで形成される。すなわち、基材層511は、磁界の作用により発熱しないか、または発熱し難く構成される。具体的には、基材層511は、例えば、厚さ30μm以上200μm以下の非磁性ステンレス鋼等の非磁性金属材料や、厚さ60μm以上200μm以下の樹脂材料等で構成される。導電発熱層512(発熱部の一例)は、IHヒータ53にて生成される交流磁界によって電磁誘導加熱される層である。導電発熱層512は、交流磁界が厚さ方向に通ることにより、渦電流が流れる層である。交流磁界は、周波数が20kHz以上100kHz以下のものが用いられる。導電発熱層512は、周波数20kHz以上100kHz以下の交流磁界が侵入して通る特性を有する。導電発熱層512を構成する材料としては、例えば、Au,Ag,Al,Cu,Zn,Sn,Pb,Bi,Be,Sb等の単体金属や、これらの合金が用いられる。具体的には、導電発熱層512として、厚さ2μm以上20μm以下、固有抵抗2.7×10−8Ω・m以下のCu等の非磁性金属(比透磁率が概ね1の常磁性体)が用いられる。定着ベルト51を、トナーを用紙pに定着させるのに必要な温度(以下、定着温度という)まで加熱するのに要する時間(以下、ウォームアップタイムという)を短縮する観点から、導電発熱層512を薄層にして熱容量を小さくしている。弾性層513は、シリコーンゴム等の耐熱性の弾性体で構成される。弾性層513は、用紙pに転写されたトナー像に対して均一に熱を供給するために、トナー像の凹凸に倣って変形する。例えば、弾性層513は、厚みが100μm以上600μm以下、硬度が10°以上30°以下(JISA)のシリコーンゴムが用いられる。表面離型層514は、用紙p上に保持された未定着トナー像と直接接触するため、トナーに対する離型性の高い材質が使用される。例えば、表面離型層514としては、PFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、シリコーン共重合体、またはこれらの複合層等が用いられる。表面離型層514の厚さとしては、薄すぎると、耐摩耗性の面で充分でなく、定着ベルト51の寿命を短くする。その一方で、厚すぎると、定着ベルト51の熱容量が大きくなりすぎ、定着に必要な温度に達するまでの時間が長くなる。そこで、表面離型層514の厚さは、耐摩耗性と熱容量とのバランスを考慮し、例えば、1μm以上50μm以下に設定される。
再び図3を参照する。定着ベルト51は、導電発熱層512から発せられる熱により、決められた搬送方向に搬送される用紙pにトナーを定着させる。加圧ロール52は、定着ベルト51との間に形成されたニップ領域Nにおいて用紙pを加圧する。加圧ロール52は、定着ベルト51に対向するように配置されている。IHヒータ53は、定着ベルト51の導電発熱層512を電磁誘導により発熱させる交流磁界を生成する。定着ベルト51の円筒形状の内部には、押圧パッド56が含まれる。押圧パッド56は、シリコーンゴム等やフッ素ゴム等の弾性体で構成され、加圧ロール52と対向する位置にてホルダ55に支持される。押圧パッド56は、定着ベルト51を介して加圧ロール52から押圧される状態で配置され、加圧ロール52との間でニップ部Nを形成する。また、押圧パッド56は、ニップ部Nの入口側(用紙pの搬送方向上流側)のプレニップ領域56aと、ニップ部Nの出口側(用紙pの搬送方向下流側)の剥離ニップ領域56bとを有する。プレニップ領域56aと剥離ニップ領域56bとは互いに異なるニップ圧が設定されている。プレニップ領域56aは、加圧ロール52の外周面に倣う円弧形状に形成される。剥離ニップ領域56bは、剥離ニップ領域56bを通る定着ベルト51の曲率半径が小さくなるように、加圧ロール52の表面から局所的に大きなニップ圧で押圧されるように形成される。剥離ニップ領域56bは、ニップ部Nを通過する用紙pに定着ベルト51の表面から離れる方向のカール(ダウンカール)を形成して、用紙pに対する定着ベルト51の表面からの剥離を促進させている。
また図2に示すように、定着ベルト51において、ホルダ55の幅方向両端部は、支持体57により回転するようにに支持されている。図示せぬ駆動機構により定着ベルト51と加圧ロール52とが接すると、加圧ロール52は定着ベルト51を全幅にわたり加圧する。定着ベルト51は、加圧ロール52との摩擦力によって、加圧ロール52に従って回転する。駆動機構により定着ベルト51から加圧ロール52が離間すると、定着ベルト51は駆動力を失い回転を停止する。
再び図3に示すように、加圧ロール52は、弾性体層521と離型層522とで構成された円筒状の部材である。弾性体層521は、耐熱性と弾性を有し、例えば発泡させたシリコーンゴム等からなる。離型層522は、用紙pと接触する層であり、用紙pとの離型性の高い材質が使用される。離型層522は、例えば、カーボン配合のPFA等の耐熱性樹脂被覆または耐熱性ゴム被覆からなる。離型層522の厚さは、例えば50μmである。加圧ロール52は、例えば、直径が28mm、幅方向の長さが390mmに形成されている。加圧ロール52は、定着ベルト51のホルダ55に沿って配置され、図示せぬ駆動機構により定着ベルト51に対して矢印a方向に移動して、定着ベルト51と接触または離間する。
また図2に示すように、加圧ロール52には、加圧ロール52の回転中心を貫通するように回転軸54が設けられている。回転軸54の両端は、支持体57により回転するようにに支持されている。回転軸54の両端は、また、定着ベルト51が支持されている方向へ、予め定められた範囲内で移動するように支持されている。回転軸54の一方の端部側には、ギヤ58が固定されており、駆動モータ70からの駆動力を回転軸54に伝達する。加圧ロール52は、駆動力を受けると、図3の矢印bの方向に回転する。このとき、加圧ロール52の回転に伴って、定着ベルト51も矢印cの方向に回転する。定着ベルト51と加圧ロール52が回転する際、加圧ロール52は、定着ベルト51を押圧し、定着ベルト51と接触する位置にニップ部Nを形成する。ニップ部Nをトナー像が転写された用紙pが通ると、熱と圧力によりトナー像が用紙pに定着する。
図5は、定着部50の構成を示すブロック図である。定着部50は、定着ベルト51、加圧ロール52、およびIHヒータ53の他に、電源500(電力供給手段の一例)および電源制御部501(制御手段の一例)を有する。電源500は、定着ベルト51を駆動するための電力を供給する。電源制御部501は、CPUと、ROMと、RAMとを有し、電源500による電力の供給を制御するコンピュータである。電源制御部501は、搬送ロール30から複数の用紙pが順次搬送された場合に、ある用紙pの搬送方向における後端がニップ部Nを通り抜けてから次の用紙pの搬送方向における先端がニップ部Nに到達するまでの第1の時間(以下、Tgapという)と、電源500が、電力の供給が停止した状態から電力の供給を開始する(オンにする)までに要する第2の時間(以下、Tupという)との関係に基いて、電力の供給を制御する。ここでいう用紙pの「後端」または「先端」とは、用紙pの後端側の辺または先端側の辺を指す。本発明において、電源500により供給される電力の大きさが、用紙pにトナーを定着させるしきい値となる電力を超えたとき、「電力の供給が開始された」という。
図6は、本発明に係る定着部50の動作を示すフローチャートである。図6に示す処理を開始する前提として、電源制御部501は、TupをROMに記憶している。以下では、用紙pの搬送方向の先端側の辺がニップ部Nの入口に到達する時刻を「到達時刻」と表現する。また、用紙pの搬送方向の後端側の辺がニップ部Nの出口を通り抜ける時刻を「通過時刻」と表現する。
ステップS1において、電源制御部501は、一枚の用紙pにトナーを定着させる処理(以下、定着処理という)が発生したか否かを判断する。なお、本実施形態では、定着処理が複数回発生した例を説明する。以下では、複数回の定着処理のうち先の定着処理を「n番目」の定着処理、n番目の定着処理の次の定着処理を「n+1番目」の定着処理と表現する。また、n番目の定着処理またはn+1番目の定着処理でトナーを定着される用紙pを、それぞれ「n番目」の用紙pまたは「n+1」番目の用紙pと表現する。定着処理が発生したことは、画像形成装置1のCPUから出力される信号により示される。定着処理が発生したと判断された場合(ステップS1:YES)、電源制御部501は、処理をステップS2に移行する。定着処理が発生していないと判断された場合(ステップS1:NO)、電源制御部501は、定着処理が発生するまで処理を待機する。
ステップS2において、電源制御部501は、n番目の用紙pの到達時刻Ta(n)を予測する。電源制御部501は、位置センサ(図示略)から、n番目の用紙pが搬送路上のある点に到達した時刻Tb(n)を取得する。位置センサは、例えば搬送ロール30aに設けられており、用紙pが搬送ロール30aに到達した時刻Tbを測定する。位置センサは、また、時刻の測定をしたときにおける搬送ロール30aの回転の回転速度Vb(n)を測定する。この回転速度Vは、用紙pが搬送される速度である。電源制御部501は、時刻Tb(n)および回転速度Vb(n)に基いて、予め定められた式から到達時刻Ta(n)を予測する。
ステップS3において、電源制御部501は、電源500による電力の供給をオンにする動作を開始させる。電源制御部501は、到達時刻Ta(n)に電力の供給がオンになるように動作を開始する。具体的には、電源制御部501は、電源500が到達時刻Ta(n)よりもTup前に電力の供給をオンにする動作を開始するように電源500を制御する。
ステップS4において、電源制御部501は、n番目の用紙pの通過時刻Tp(n)および(n+1)番目の用紙pの到達時刻Ta(n+1)を予測する。電源制御部501は、位置センサから、n番目の用紙pの搬送方向における後端が搬送ロール30bを通り抜けた時刻Tq(n)と回転速度Vq(n)、および(n+1)番目の用紙pの前記搬送方向における先端が搬送ロール30bに到達した時刻Tb(n+1)と回転速度Vb(n+1)を取得する。電源制御部501は、時刻Tq(n)と回転速度Vq(n)に基いて、予め定められた式から通過時刻Tp(n)を予測する。電源制御部501は、また、時刻Tb(n+1)と回転速度Vb(n+1)に基いて、予め定められた式から到達時刻Ta(n+1)を予測する。電源制御部501は、予測した通過時刻Tp(n)および到達時刻Ta(n+1)をRAMに記憶する。
ステップS5において、電源制御部501は、Tgap(n)を算出する。電源制御部501は、ステップS4で予測した通過時刻Tp(n)および到達時刻Ta(n+1)をRAMから読み出し、以下の式(1)によりTgap(n)を算出する。
Figure 2013156301
式(1)において、nは、用紙pの番号(n=1,2,3…)である。n番目の用紙pのTgapとは、n番目の用紙pの搬送方向における後端がニップ部Nの出口を通り抜けてから(n+1)番目の用紙pの搬送方向における先端がニップ部Nの入口に到達するまでの時間を表す。電源制御部501は、算出したTgap(n)をRAMに記憶する。
ステップS6において、電源制御部501は、Tgap(n)がTup以上であるか否かを判断する。電源制御部501は、Tgap(n)とTupとを読み出し、両者の大きさを比較する。Tgap(n)がTup以上である場合(ステップS6:YES)、電源制御部501は、処理をステップS7に移行する。Tgap(n)がTupよりも小さい場合(ステップS6:NO)、電源制御部501は、処理を終了し、再び次の定着処理を行う。
ステップS7において、電源制御部501は、電源500による電力の供給を停止させる。本実施形態では、電源500が、電力の供給がオンの状態から電力の供給を停止する(オフにする)までに要する時間(以下、Tdownという)は、Tupと比べて小さく、ゼロと近似できる場合を例に説明する。この場合、電源制御部501は、通過時刻Tp(n)に電力の供給をオフにする。
なお、定着処理の残り回数が1回の場合、電源制御部501は、到達時刻Ta(n)に電力の供給がオンになるように電源500を制御する。電源制御部501は、また、通過時刻Tp(n)に電力の供給をオフにする。この場合、ステップS4における到達時刻Ta(n+1)の予測、ステップS5およびステップS6の処理は行われない。
図7は、定着処理において、用紙pがニップ部Nを通る時間と電源500から供給される電力との関係を示すタイミングチャートである。図7では、4回の定着処理が行われる様子を示している。位置センサにおける矢印は、4枚の用紙p(p1〜p4)のそれぞれが、搬送ロール30bを通る時間を表す。用紙pは時刻Tbに搬送ロール30bに到達し、時刻Tqに搬送ロール30bを通り抜ける。ニップ部Nにおける矢印は、4枚の用紙pのそれぞれがニップ部Nを通る時刻を表す。各用紙pの到達時刻Taおよび通過時刻Tpは、各用紙pに対応する時刻Tbと回転速度Vb、および時刻Tqと回転速度Vqに基いて予測される。図7では、例えば、時刻Tb(1)に搬送ロール30bに到達し、時刻Tq(1)に搬送ロール30bを通り抜けた用紙p1は、到達時刻がTa(1)、通過時刻がTp(1)であると予測される。
図7において、Tgapは、通過時刻Tp(n)から、到達時刻Ta(n+1)までの時間である。例えば、Tgap(1)は、通過時刻Tp(1)から到達時刻Ta(2)までの時間である。図7の例では、4回の定着処理が行われるので、Tgapは3つ存在する。Tgapの長さは、用紙の種類に応じて異なる。例えば、用紙の種類として、普通紙(64g/m2以上98g/m2未満)と、厚紙(98g/m2以上169g/m2未満)とが用いられる場合、画像形成装置1の制御部は、厚紙がニップ部Nを通る時間は、普通紙がニップ部Nを通る時間よりも長くなるように制御する。したがって、厚紙がある用紙p(n番目の用紙p)または次の用紙p((n+1)番目の用紙p)である場合におけるTgapの長さは、普通紙がある用紙pおよび次の用紙pである場合におけるTgapの長さよりも長くなる。図7では、用紙p1、p3、およびp4は普通紙、用紙p2は厚紙であるものとして説明する。この場合、Tgap(1)とTgap(2)の長さは、Tgap(3)の長さよりも長くなる。
電力Pは、電源500から供給される電力の大きさを示している。電源500から供給される電力は、オンとオフとが切り替わる。電力の供給がオンの場合に供給される電力の大きさは、用紙の種類に応じて異なるように設定されている。具体的には、厚紙がニップ部Nを通るときの電力の大きさは、普通紙がニップ部Nを通るときの電力の大きさよりも大きくなるように設定されている。電源制御部501は、画像形成装置1のCPUから用紙の種類を示す情報を取得し、用紙の種類に応じて電源500から供給される電力の大きさを調整する。図7において、モードLは、普通紙がニップ部Nを通るときの電力モードを、モードHは厚紙がニップ部Nを通るときの電力モードを表す。Tupは、電源500が、電力の供給がオフの状態からモードLまたはモードHにするまでに要する時間である。ここでは、電力の供給がオフの状態からモードLにするまでに要する時間と、モードHにするまでに要する時間とは同じであるものとして説明する。
1回目の定着処理において、電力制御部501は、電源500を制御して、到達時刻Ta(1)よりもTup前に電力の供給をオンにする動作を開始する。用紙p1は普通紙であるため、電力制御部501は、電源500をモードLにする。到達時刻Ta(1)に電力はモードLに切り替わる。本実施形態においては、定着ベルト51の熱容量がゼロであって、ウォームアップタイムがゼロであるという理想的な状態を仮定する。Tgap(1)≧Tupであるため(ステップS6:YES)、電源制御部501は、通過時刻Tp(1)に電力の供給をオフにする。
2回目の定着処理において、電力制御部501は、電源500を制御して、到達時刻Ta(2)よりもTup前に電力の供給をオンにする動作を開始する。用紙p2は厚紙であるため、電力制御部501は、電源500をモードHにする。到達時刻Ta(2)に電力はモードHに切り替わる。Tgap(2)≧Tupであるため(ステップS6:YES)、電源制御部501は、通過時刻Tp(2)に電力の供給をオフにする。
3回目の定着処理において、用紙p3は普通紙であるため、電力制御部501は、電源500をモードLにする。到達時刻Ta(3)に電力はモードLに切り替わる。Tgap(3)<Tupであるため(ステップS6:NO)、電源制御部501は、電力の供給をモードLの状態で継続する。
4回目の定着処理において、用紙p4は普通紙であるため、電力制御部501は、電源500をモードLにする。3回目の定着処理が終了した時点で電源500はモードLであるため、電力制御部501はモードLの状態を継続させる。定着処理の残り回数は1回であるため、電源制御部501は、通過時刻Tp(4)に電力の供給をオフにする。このように、TgapがTup以上である場合に、電源500からの電力の供給は一時的にオフになる。したがって、定着部50による電力の消費は、定着処理どうしの間で電力の供給を続ける場合と比べて低減される。
(変形例)
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下で説明する変形例のうち、2つ以上のものが組み合わされて用いられてもよい。
(1)変形例1
実施形態において、Tdownは、Tupと比べて小さく、ゼロと近似できるものと仮定した。この点について、Tdownはゼロと近似できる場合に限られない。この場合、図6で示したステップS6において、電源制御部501は、Tgap(n)がTupとTdownとの和以上であるか否か(Tgap(n)≧Tup+Tdown)を判断してもよい。この場合、図6に示す処理を開始する前提として、電源制御部501は、TupとTdownとをROMに記憶している。
図8は、変形例1に係る定着処理におけるタイミングチャートである。図8において、Tdownは、電源500が、電力の供給をモードLまたはモードHからオフの状態にするまでに要する時間である。ここでは、電力の供給がモードLからオフの状態にするまでに要する時間と、モードHからオフの状態にするまでに要する時間とは同じであるものとして説明する。以下、変形例1に係る定着部50の動作について、実施形態と異なる部分を中心に説明する。
1回目の定着処理において、Tgap(1)≧Tup+Tdownであるため(ステップS6:YES)、電源制御部501は、電源500を制御して通過時刻Tp(1)に電力の供給をオフにする動作を開始する。通過時刻Tp(1)よりもTdown後に電力の供給はオフになる。2回目の定着処理においても、Tgap(2)≧Tup+Tdownであるため(ステップS6:YES)、電源制御部501は、1回目の定着処理と同様の処理を行う。3回目の定着処理において、Tgap(3)<Tup+Tdownであるため(ステップS6:NO)、電源制御部501はモードLの状態を継続させる。TgapがTup以上であっても、電力の供給が継続される場合がある点が、実施形態と異なる。
(2)変形例2
定着処理中に電源500からの電力の供給を一時的にオフにするかどうかの判断は、Tgapの長さに基くものに限らない。例えば、画像形成装置1を維持または管理するための処理(以下、セットアップ処理という)が行われ、セットアップ処理に要する時間の長さ(以下、Tsetupという)だけTgapが長くなる場合に、Tsetupに基いて電力の供給を一時的にオフにするかどうかの判断がされてもよい。セットアップ処理としては、例えば、感光体ドラム401の電位の調整を行う電位セットアップ処理、感光体ドラム401に形成されるトナー像の濃度や階調の補正を行う濃度セットアップ処理、または感光体ドラム401に形成されるトナー像のむらの補正を行うむら補正セットアップ処理などがある。これらのセットアップ処理はあくまで例示であり、感光体ドラム401以外で行われる処理であっても構わない。セットアップ処理が行われている時間は、ニップ部Nを用紙Pが通らない。Tsetupは、セットアップ処理の種類ごとに予め決まっている。変形例2では、図6に示す処理を開始する前提として、電源制御部501は、TupとTsetupとをROMに記憶している。Tsetupは、セットアップ処理の種類毎に記憶される。ステップS6において、電源制御部501は、Tgap(n)に含まれるTsetup(n)がTup以上であるか否かを判断する。電源制御部501は、セットアップ処理の種類に対応するTsetupとTupとを読み出し、両者の大きさを比較する。
図9は、変形例2に係る定着処理におけるタイミングチャートである。図9では、3枚の用紙p(p1、p2、p3)(いずれも普通紙)について定着処理が行われる様子を示している。通過時刻Tp(1)と到達時刻Ta(2)、通過時刻Tp(2)と到達時刻Ta(3)との間で、セットアップ処理が行われている。すなわち、Tsetup(1)だけ、到達時刻Ta(2)は遅れ、Tsetup(2)だけ到達時刻Ta(3)は遅れることになる。セットアップ処理は、定着部50で行われる処理とは限らないが、図9では、説明の便宜上、Tsetupも矢印で示す。
1回目の定着処理において、Tsetup(1)≧Tupである(ステップS6:YES)。したがって、電源制御部501は、電源500を制御して通過時刻Tp(1)に電力の供給をオフにする。2回目の定着処理において、Tsetup(2)<Tupである(ステップS6:NO)。したがって、電源制御部501は、通過時刻Tp(2)を過ぎても電力の供給をモードLの状態で継続する。このように、TsetupがTup以上である場合に、電源500からの電力の供給は一時的にオフになる。したがって、定着部50による電力の消費は、セットアップ処理中に電力の供給を続ける場合と比べて低減される。
別の例で、Tsetupは、Tgapに算入されてもよい。この場合、電源制御部501は、Tsetupを加味して到達時刻Taおよび通過時刻Tpを予測する。
(3)変形例3
Tgap<Tup+Tdownであり(ステップS6:NO)、Tgapに電力の供給が継続される場合において、供給される電力の大きさは、用紙pにトナーを定着させるために必要な電力の大きさに満たなくてもよい。すなわち、Tgap<Tup+Tdownである場合に、Tgapに供給される電力の大きさは、用紙pがニップ部Nを通るとき(以下、トナー定着時という)に比べて低くてもよい。この場合、電源制御部501は、Tgap(n)に供給する電力を一時的に低下させ、到達時刻Ta(n+1)までに電力をモードLまたはモードHにに復帰させる。以下、Tgap<Tup+Tdown(ステップS6:NO)のときに、電力の供給を低下させる例を説明する。ここでは、TupとTdownが等しいものとして説明する。
図10は、変形例3に係る電力の供給を低下させる処理を示す図である。図10(A)は、電力の供給がオフになる状態を示す図である。この例で、用紙pにトナーを定着させるために必要な電力は100Wであり、電力の供給を100Wからオフ(0W)にするのに要する時間は0.1msecである。したがって、電源500が電力の供給を100Wからオフにし、オフから再び100Wに切り換えるのに要する時間は、0.2msecである。
図10(B)は、比較例としてTgap≧Tup+Tdownの場合を示す図である。図10(B)において、Tgapは0.5msecであり、Tup+Tdownの0.2msec以上である(ステップS6:YES)。この場合、通過時刻Tp(n)を過ぎると電力の供給はオフになり、到達時刻Ta(n+1)に電力の供給はオンになる。電力の供給がオフの時間は、0.3msecである。図10(C)および(D)は、変形例3を説明する図としてTgap<Tup+Tdownの場合を示す図である。図10(C)において、Tgapは0.1msecであり、Tup+Tdownの0.2msecより小さい(ステップS6:NO)。したがって、電源制御部501が、Tgapに電力の供給をオフの状態にしてから、再びオンにすると、電力の供給をオンにする動作が到達時刻Ta(n+1)に間に合わない。変形例3では、図10(D)に示すように電源制御部501が、Tgap(n)に、電力の供給を100Wから一時的に50Wに低下させ、到達時刻Ta(n+1)までに100Wに復帰させる。Tgap(n)に供給される電力の値は、Tgapの長さと、電源500が電力の大きさを変化させる速度Vcとに基いて、電源制御部501により算出される。
再び図10(A)を参照する。電力の供給の傾きから、電源500は、供給する電力の大きさを単位ミリ秒あたり1kWの速度で変化させている。電源制御部501は、例えば、以下の式(2)によりTgap(n)の間に供給される電力の値Pgを算出する。
Figure 2013156301
図11は、変形例3に係る定着処理におけるタイミングチャートである。上述の実施形態では、Tgap(3)に供給される電力の大きさはトナー定着時に供給される電力の大きさと等しかった。図11に示すように、変形例3では、Tgap(3)に供給される電力の大きさはトナー定着時に供給される電力の大きさよりも低くなる。このように、Tgap<Tup+Tdownであっても、定着部50による電力の消費は、供給される電力がトナー定着時とTgapとで一定である場合と比べて低減される。
(4)変形例4
上述の実施形態においては、定着ベルト51の熱容量がゼロであって、ウォームアップタイムがゼロであるという理想的な状態を仮定して説明した。この点について、定着ベルト51の熱容量はゼロではなく、必ずしも電力の供給と同時に定着ベルト51の温度が定着温度に到達しなくてもよい。この場合、電源制御部501は、電力の供給をオンにしてから定着ベルト51が定着温度に到達するまでに要する遅延時間を考慮して、電力の供給の制御を行ってもよい。例えば、電源制御部501は、上述の実施形態において電力の供給をオンにする動作を開始させるタイミングよりも遅延時間だけ前の時刻に電力の供給をオンにする動作を開始させる制御をしてもよい。
(5)変形例5
定着処理中のTgapに電源500からの電力の供給を一時的にオフにするかどうかの判断において、筐体100aの内部の温度が考慮されてもよい。定着ベルト51の温度変化の割合は、筐体100aの内部温度に応じて変化する。電力の供給が同じであっても、筐体100aの内部温度が高いほど定着ベルト51の温度が上昇する速度は速くなり、筐体100aの内部温度が低いほど定着ベルト51の温度が上昇する速度は遅くなる。そこで、筐体100aの内部温度が決められた温度(例えば、10℃)より低い場合には、Tgap(n)がTup以上であるか否かにかかわらず、Tgap(n)に電力の供給を継続しても良い。この場合、筐体100aの内部温度は、温度センサによって測定される。温度センサは、例えば、回転ロール407の付近に設けられる。
図12は、変形例5に係る電力の供給を示す図である。図12では、定着温度を100℃として説明する。図12(A)から(C)において、曲線は、定着ベルト51の温度変化を示す。図12(A)において、筐体100aの内部温度は30℃であり決められた温度よりも高い。Tgap(n)に電源500からの電力の供給をオフにする動作が開始されると、定着ベルト51の温度も100℃から低下していく。Tgapの始まりから0.4msec後に、再び電源500からの電力の供給をオンにする動作が開始されると、定着ベルト51の温度は再び上昇する。定着ベルト51の温度は、到達時刻Ta(n+1)に再び100℃に戻る。このように、筐体100aの内部温度が決められた温度よりも大きい場合、Tgap(n)に電力の供給が一時的にオフにされても、定着ベルト51の温度は、到達時刻Ta(n+1)までに再び100℃に戻る。図12(B)において、筐体100aの内部温度は0℃であり決められた温度よりも低い。Tgapに電源500からの電力の供給をオフにする動作が開始されたとき、定着ベルト51の温度低下の速度は、図12(A)に示した内部温度が30℃である場合に比べて大きい。また、再び電源500からの電力の供給をオンにする動作が開始されたとき、定着ベルト51の温度上昇の速度は、図12(A)に示した内部温度が30℃である場合に比べて小さい。図12(B)に示すように、筐体100aの内部温度が決められた温度よりも小さい場合、Tgap(n)に電力の供給が一時的にオフにされると、定着ベルト51の温度は、到達時刻Ta(n+1)までに再び100℃に戻らない。このように、筐体100aの内部温度が決められた温度より低い場合、図12(C)に示すように、電源制御部501は、電力の供給を継続してもよい。この場合、電源制御部501は、Tgapに供給される電力の大きさをトナー定着時に比べて低くしてもよい。図12(C)では、電源制御部501は、Tgap(n)に、電力の供給を100Wから一時的に70Wに低下させ、到達時刻Ta(n+1)までに100Wに復帰させている。Tgap(n)に供給される電力の大きさは、筐体100aの内部温度と電源500が電力の大きさを変化させる速度Vcに応じて、到達時刻Ta(n+1)までに定着ベルト51の温度が定着温度に達するように調整される。
(6)変形例6
電源制御部501が、電力の供給を一時的にオフにする制御を行うタイミングは、Tgapに限らない。電源制御部501が、電力の供給を一時的にオフにする制御を行うタイミングは、例えば、トナー像が転写されているイメージ領域どうしの間であってもよい。この場合、電源制御部501は、到達時刻Taとして用紙pのイメージ領域がニップ部Nに到達する時刻を、通過時刻Tpとして用紙pのイメージ領域がニップ部Nを通り抜ける時刻を取得する。電源制御部501は、Tgap(n)として、用紙pのイメージ領域のうちあるイメージ領域がニップ部Nを通り抜けた時刻Tp(n)から次のイメージ領域がニップ部Nに到達する時刻Ta(n+1)までの時間を算出する。なお、用紙pが複数のイメージ領域を有しており、当該イメージ領域どうしの間で電力の供給が一時的にオフにされてもよい。
(7)変形例7
電源500が電力の供給をオフにする動作を開始するタイミングは、通過時刻Tpと同時刻でなくてもよい。電源500は、Tgapのいかなるときに電力の供給をオフにする動作を開始してもよい。また、電力の供給がオンになるタイミングは到達時刻Taと同時刻でなくてもよい。電源500は、電力の供給を到達時刻Taまでにオンにすれば、Tgapのいかなるときにオンにする動作を開始してもよい。
(8)変形例8
Tgapの長さは、用紙の種類以外の要因により変わってもよい。Tgapの長さは、例えば、搬送ロール30の回転速度に応じて異なってもよい。また、別の例で、用紙の種類は普通紙と厚紙に限らない。例えば、用紙の種類として、薄紙(55g/m2以上64/m2未満)が用いられてもよい。この場合、薄紙がn番目の用紙pまたは(n+1)番目の用紙pである場合におけるTgapの長さは、普通紙がn番目の用紙pまたは(n+1)番目の用紙pである場合におけるTgapの長さよりも短くなる。さらに、別の例で、用紙の種類は、重さにより区別されるものに限らない。
(9)変形例9
モードLおよびモードHは、供給される電力の大きさの一例であり、電力モードはこれに限定されない。また、TupとTdownは、電力モードに応じて異なっていてもよい。
(10)変形例10
本発明は、画像形成装置や、前述の定着装置のコンピュータに図6で示した処理を実行させるためのプログラムとしても把握されてもよい。かかるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリ(フラッシュROMなど)などのコンピュータ読取り用の記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネット等のネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
(11)変形例11
定着手段は、定着ベルト51に限定されない。定着手段は、高生産性を実現するために、例えば電磁誘導により加熱される蓄熱板を有する構成であってもよい。蓄熱板とは、感温磁性合金部材を材料に用いて、定着ベルト51の内周面に沿うように接触配置された部材である。蓄熱板は、IHヒータ53が生成する交流磁界における電磁誘導により熱を発生するように厚さや材質が調整されている。蓄熱板で発生した熱は、定着ベルト51に供給される。このように、蓄熱板が設けられることで、定着ベルト51が発生した熱に加えて蓄熱板が発生した熱で定着ベルト51を暖めるため、IHヒータ53による電磁誘導加熱の効率を高めながら定着ベルト51の温度低下を抑制し、高生産性を実現する定着装置が提供できる。
別の例で、定着手段は、ベルト状ではなくロール状であってもよい。
さらに別の例で、定着ベルト51は、単一の材質からなる一層構成としてもよい。例えば、定着ベルト51を50μm程度の厚さのNi等の金属からなる一層として構成としてもよい。
(12)変形例12
上述の実施形態においては、電源制御部501が位置センサから取得した時刻と、その時刻における搬送ロール30aの回転速度とに基いて、到達時刻Taおよび通過時刻Tpを予測した。この点について、到達時刻Taおよび通過時刻Tpの予測は、位置センサによるものに限らない。例えば、画像形成装置1がトナー像の定着した用紙pを排出する生産性が決まっており、Tgapが予め決まる場合には、電源制御部501は、画像形成装置1の生産性に基いて、到達時刻Taおよび通過時刻Tpを予測してもよい。
(13)その他の変形例
導電発熱層512を誘導加熱させる構成は図5に示したものに限定されない。例えば、電源制御部501の機能の全部または一部は、画像形成装置1の制御部が行ってもよい。
定着ベルト51は、単一の材質からなる一層構成としてもよい。例えば、定着ベルト51を50μm程度の厚さのNi等の金属からなる一層として構成としてもよい。
電源制御部501により行われる処理の一部または全部は、画像形成装置1の制御部により行われてもよい。
1…画像形成装置、10…収容部、20…供給ロール、30…搬送ロール、40…転写部、401…感光体ドラム、402…帯電器、403…露光装置、404…現像装置、405…トナーカートリッジ、406…中間転写ベルト、407…回転ロール、408…一次転写ロール、409…二次転写ロール、410…バックアップロール、42…転写ロール、50…定着部、60…排出ロール、70…駆動モータ、100a…筐体、51…定着ベルト、511…基材層、512…導電発熱層、513…弾性層、514…表面離型層、52…加圧ロール、521…弾性体層、522…離型層、53…IHヒータ、54…回転軸、55…ホルダ、56…押圧パッド、57…支持体、58…ギヤ、500…電源、501…電源制御部

Claims (11)

  1. 決められた搬送方向に搬送される記録媒体に発熱部の熱によりトナーを定着させる定着手段と、
    前記定着手段を駆動するための電力を供給する電力供給手段と、
    前記定着手段との間に形成されたニップ領域において前記記録媒体を加圧する加圧手段と、
    複数の前記記録媒体が順次搬送された場合に、ある記録媒体の前記搬送方向における後端が前記ニップ領域を通り抜けてから次の記録媒体の前記搬送方向における先端が前記ニップ領域に到達するまでの第1の時間と、前記電力供給手段が電力の供給が停止した状態から電力の供給を開始するまでに要する第2の時間との関係に基づいて、前記電力供給手段による前記第1の時間の電力の供給を制御する制御手段と
    を有する定着装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の時間が前記第2の時間以上である場合、前記第1の時間における電力の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の時間が前記第2の時間より短い場合、前記第1の時間における電力の供給を継続させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 決められた搬送方向に搬送される記録媒体に発熱部の熱によりトナーを定着させる定着手段と、
    前記定着手段を駆動するための電力を供給する電力供給手段と、
    前記定着手段との間に形成されたニップ領域において前記記録媒体を加圧する加圧手段と、
    複数の前記記録媒体が順次搬送された場合に、ある記録媒体の前記搬送方向における後端が前記ニップ領域を通り抜けてから次の記録媒体の前記搬送方向における先端が前記ニップ領域に到達するまでの間に、トナーを定着させる処理以外の外部処理が行われる場合において、前記外部処理に要する第3の時間と、前記電力供給手段が電力の供給が停止した状態から電力の供給を開始するまでに要する第2の時間との関係に基づいて、前記電力供給手段による前記第3の時間の電力の供給を制御する制御手段と
    を有する定着装置。
  5. 前記制御手段は、前記第3の時間が前記第2の時間以上である場合、前記第3の時間における電力の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記制御手段は、前記第3の時間が前記第2の時間より短い場合、前記第3の時間における電力の供給を継続させる
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の定着装置。
  7. 前記第1の時間または前記第3の時間に電力の供給が継続される場合、前記制御手段は、前記記録媒体にトナーを定着させるための電力よりも低くなるように、前記電力供給手段による電力の供給を制御する
    ことを特徴とする請求項3または6に記載の定着装置。
  8. 筐体を有し、
    前記制御手段は、前記筐体内の温度が、決められた温度よりも高い場合、前記第1の時間または前記第3の時間における電力の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項2または5に記載の定着装置。
  9. 前記発熱部を電磁誘導により発熱させる交流磁界を生成する磁界生成手段を有し、
    前記電力供給手段は、前記磁界生成手段に電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の定着装置。
  10. 記録媒体にトナー像を転写する転写部と、
    前記転写部によりトナー像が転写された記録媒体にトナーを定着させる請求項1ないし9のいずれか一項に記載の定着装置と
    を有する画像形成装置。
  11. 決められた搬送方向に搬送される記録媒体に発熱部の熱によりトナーを定着させる定着手段と、
    前記定着手段を駆動するための電力を供給する電力供給手段と、
    前記定着手段との間に形成されたニップ領域において前記記録媒体を加圧する加圧手段とを備える定着装置を制御するコンピュータに、
    複数の前記記録媒体が順次搬送された場合に、ある記録媒体の前記搬送方向における後端が前記ニップ領域を通り抜けてから次の記録媒体の前記搬送方向における先端が前記ニップ領域に到達するまでの第1の時間と、前記電力供給手段が電力の供給が停止した状態から電力の供給を開始するまでに要する第2の時間との関係に基づいて、前記電力供給手段による前記第1の時間の電力の供給を制御するステップ
    を実行させるためのプログラム。
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