JPH06346499A - 真空弁制御装置 - Google Patents

真空弁制御装置

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JPH06346499A
JPH06346499A JP13576493A JP13576493A JPH06346499A JP H06346499 A JPH06346499 A JP H06346499A JP 13576493 A JP13576493 A JP 13576493A JP 13576493 A JP13576493 A JP 13576493A JP H06346499 A JPH06346499 A JP H06346499A
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valve
pressure
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chamber
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Yasuo Yamabe
泰男 山部
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】真空によって駆動される真空弁が駆動された後
に、元の状態に迅速に復帰させる。 【構成】液位検出管部56の内部が急激に減圧される
と、圧力調整室102内の圧力が、制振ダイヤフラム5
9と支持部112との間隙を通して迅速に逃がされる。
圧力調整室102は上部加圧室81とは連通孔103に
よって連通状態になっており、圧力調整室102内が迅
速に減圧されることによって上部加圧室81内も迅速に
減圧される。これにより、液位検知ダイヤフラム60の
弾性変形が迅速に解消されて、プランジャー65による
検知弁68の押圧が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空式汚水収集システ
ム、真空式薬液輸送装置等に装備されて真空と大気との
差圧によって弁体が駆動される真空弁に設けられた真空
弁制御装置に関し、さらに詳述すれば、弁体を開閉する
ために使用される真空を制御する真空弁制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各家庭内等から排出される汚水は、通
常、自然流下によって下水処理場に送給されるようにな
っている。しかし、このような自然流下式の下水収集シ
ステムでは、地形や地盤の状態によって下水管の敷設が
制約を受け、しかも、管内が詰まりやすいという問題が
ある。このために、最近では、各家庭から排出される汚
水を、真空圧を利用して強制的に搬送する真空式汚水収
集システムが注目されている。
【0003】このような真空式の汚水収集システムで
は、各家庭から排出される汚水が自然流下によって貯留
される真空弁ユニット、およびこの真空弁ユニットから
真空配管を通って汚水が収集される真空ステーションに
よって構成されている。
【0004】真空弁ユニットは、例えば、特公表平2−
503128号公報に開示されている。この公報に開示
された真空弁ユニットは、汚水タンク内の汚水に一方の
端部が浸漬された吸い込み管と、この吸い込み管の他方
の端部に管状の連絡部が連結された真空弁と、さらに、
その連絡部に連結された真空排出管とを有しており、真
空排出管が、真空ステーションに配置された真空ポンプ
に真空配管を介して連結されている。真空弁は、管状の
連絡部内に配置された弁体を動作させることにより、そ
の連絡部を開閉するようになっている。真空排出管は、
真空配管を介して連結された真空ポンプによって、常
時、真空状態になっている。そして、汚水タンク内に所
定量の汚水が貯留されると、真空排出管の内部の真空圧
と大気との差圧によって真空弁の弁体が開動作して、管
状の連絡部が開放される。これにより、真空状態の真空
排出管と吸い込み管とが連通状態になり、汚水タンク内
の汚水が、真空圧によって真空排出管内に吸引され、真
空配管を通って真空ステーションに搬送される。
【0005】真空弁における連絡部内に配置された弁体
は、通常は、この連絡部を閉塞しており、弁作動室内が
真空にされることにより弁体が牽引されて連絡部を開放
状態とする。弁作動室内の真空状態は、真空弁制御装置
によって制御される。
【0006】この真空弁制御装置には、汚水タンク内の
汚水に下端部が浸漬された液位検知管が連結されてお
り、汚水の液位の昇降によるこの液位検知管内の圧力変
動によって、真空弁制御装置の内部に配置された液位検
知ダイヤフラムが弾性変形する。この液位検知ダイヤフ
ラムの変形によって真空弁制御装置の内部に真空を導入
する検知弁が動作して、真空弁制御装置の内部に配置さ
れた切り換え弁に真空を作用させる。これにより、切り
換え弁が切り換えられて、真空排出管内と真空弁におけ
る弁作動室とが連通状態になり、この弁作動室内が真空
状態になる。そして、弁作動室内が真空状態になること
により弁体が牽引されて、連絡部が開放状態とされる。
【0007】その結果、真空状態になった真空排出管と
吸い込み管とが連通状態になり、吸い込み管の内部も真
空状態になって、汚水タンク内の汚水が迅速に吸い込み
管および真空排出管内に吸引され、真空配管を通って真
空ステーションの集水タンクへと搬送される。
【0008】真空によって汚水タンク内の汚水が瞬時に
吸引されると、真空弁制御装置の液位検知ダイヤフラム
が徐々に元の状態に復帰する。これにより、検知弁の動
作が解除されて、真空弁制御装置の内部と真空排出管と
の連通が遮断されるとともに真空弁制御装置内に大気が
導入される。そして、切り換え弁が切り換えられて、真
空弁の弁作動室には大気が導入される。
【0009】前述の特公表平2−503128号公報に
は、汚水タンク内の真空排出管によって排出されて、液
位検知ダイヤフラムの弾性変形が解消される際に、この
液位検知ダイヤフラムが再度、弾性変形しないような制
振機構が設けられている。この制振機構には、液位検知
管と液位検知ダイヤフラムとの間に設けられた圧力調整
室と、この圧力調整室と液位検知ダイヤフラムとの間に
設けられた制振ダイヤフラムとが設けられている。
【0010】この制振ダイヤフラムには、液位検知管内
のゆるやかな圧力上昇によって制振ダイヤフラムが変形
しないように、微小な透孔が設けられており、汚水タン
ク内に汚水が貯留される際の液位検知管内の圧力上昇に
よっては、制振ダイヤフラムは弾性変形しないようにな
っている。これに対して、汚水タンク内の汚水が排出さ
れて液位変位ダイヤフラムの弾性変形が解消されている
間に、液位検知ダイヤフラムが再度、弾性変形する場合
には、制振ダイヤフラムが弾性変形して、圧力調整室と
液位検知ダイヤフラムとの間が遮断状態になる。その結
果、液位検知ダイヤフラムは、再度、弾性変形すること
が防止されて、検知弁が再度動作するおそれがなく、従
って、真空弁が開状態になるおそれがない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような真空汚水収
集装置では、真空によって汚水タンク内の汚水が瞬時に
吸引されて排出される。このために、汚水タンク内の液
位は急激に減少し、その結果、液位検知管内の圧力も急
激に減少する。しかしながら、前述したように、液位検
知管と圧力調整室との間には制振ダイヤフラムが設けら
れているために、液位検知管内の減圧により、圧力調整
室内の圧力は、微小な透孔を通ってしか逃げることがで
きず、そのために、液位検知ダイヤフラムの弾性変形が
解消されるために時間がかかるという問題がある。その
結果、汚水タンク内の汚水が排出されているにもかかわ
らず、過剰の空気を吸い込みすぎて真空度が低下すると
いう悪影響がでる。
【0012】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、タンク内の液体が真空によって排
出された後にも迅速に真空弁を閉状態にすることができ
る真空弁制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の真空弁制御装置
は、真空状態になった真空排出管とタンク内の液体を吸
い込む吸い込み管とを連結する管状の連絡部を真空にて
開閉する真空弁に設けられて、該真空弁の開閉を制御す
る真空制御装置であって、タンク内の液位の変動によっ
て内部の圧力が変動する液位検出管部と、該液位検出管
部と連通状態になった圧力調整室と、該圧力調整室内の
圧力が連通孔を通って作用することにより弾性変形する
液位検知ダイヤフラムと、前記真空弁に対して真空およ
び大気を選択的に供給するように、真空によって切り換
えられる切り換え弁と、該切り換え弁に対する真空の供
給および停止を制御する検知弁と、前記液位検知ダイヤ
フラムの弾性変形によって駆動されて該検知弁を切り換
え動作させるプランジャーと、前記液位検出管部と圧力
調整室との間に配置されており、液位検出管部内の圧力
のゆるやかな上昇によっては弾性変形しないように少な
くとも1個の小径の透孔が設けられるとともに、圧力調
整室内の減圧によって該圧力調整室と液位検知ダイヤフ
ラムとの間の連通孔を閉塞するように弾性変形し、さら
に、圧力調整室内の急激な圧力上昇によって周縁部から
圧力を液位検出管内に逃がすことができる制振ダイヤフ
ラムと、を具備するものであり、そのことにより、上記
目的が達成される。
【0014】
【作用】本発明の真空弁制御装置では、タンク内の液位
の上昇によって液位検出管部内の圧力が上昇すると、制
振ダイヤフラムは弾性変形することなく圧力調整室内の
圧力が上昇し、液位検知ダイヤフラムが弾性変形する。
液位検知ダイヤフラムの弾性変形によって、プランジャ
ーが駆動されて、検知弁が動作し、切り換え弁に真空が
与えられる。切り換え弁に真空が与えられると、切り換
え弁が切り換えられて、真空弁の内部は真空状態になり
真空弁は開動作する。その結果、タンク内の吸い込み管
と真空排出管とを連結する連絡部が開放され、吸い込み
管内が真空状態になり、タンク内の液体が真空によって
吸い込み管および真空排出管を通って排出される。
【0015】タンク内の液位が低下すると、液位検出管
部内の圧力が減少し、圧力調整室内の圧力は制振ダイヤ
フラムの周囲を通って迅速に逃され、液位検知ダイヤフ
ラムの弾性変形は迅速に解消される。これにより、プラ
ンジャーによる検知弁の動作が解消され、切り換え弁は
真空弁に大気を導入するように切り換えられ、真空弁は
その大気によって閉動作する。
【0016】このような液位検知ダイヤフラムの弾性変
形を解消するに際して、液位検知ダイヤフラムが再度弾
性変形すると、圧力調整室内が減圧状態になり、制振ダ
イヤフラムが弾性変形して液位検知ダイヤフラムとの連
通部を閉塞する。これにより、液位検知ダイヤフラムの
弾性変形が防止され、検知弁が再度動作するおそれがな
い。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は、本発明の真空弁制御装置が装備さ
れている真空弁を使用した真空式汚水収集装置の概略断
面図である。この真空式汚水収集装置10は、各家庭か
ら自然流下によって排出される汚水を収集するために設
けられており、この真空式汚水収集装置10は、汚水タ
ンク11内に収集された汚水が所定量になることによ
り、汚水が真空ポンプ等が設けられた真空ステーション
の集水タンクに真空によって送給される。集水タンクに
送給された汚水は、集水タンクから圧送ポンプによって
下水処理場等に送給される。
【0019】この真空式汚水収集装置10は、各家庭等
からの汚水が自然流下で流入する汚水流入管12が汚水
タンク11に接続されている。汚水タンク11の内部に
は、この汚水タンク11内に貯留された汚水を吸い込む
吸い込み管13が鉛直状態で配置されており、この吸い
込み管13の上端部には、真空弁15の弁体24を内部
に有する管状をした連絡部28の一方の端部が水平状態
で連結されている。この連絡部28の他方の端部には、
真空排出管14が水平状態で連結されている。連絡部2
8は、内部に配置された真空弁15の弁体24によって
開閉されるようになっている。
【0020】真空排出管14は、真空ステーションまで
真空配管によって連結されており、真空排出管および真
空配管の内部は、この真空ステーションに配置された真
空ポンプによって、常時、真空状態にされている。従っ
て、連絡部28が開放状態にされると、真空排出管14
内と吸い込み管13とが連通状態になり、汚水タンク1
1内の汚水が、吸い込み管13内に吸引されて、連絡部
28および真空排出管14内の真空圧によって迅速に真
空ステーションの集水タンクに搬送される。
【0021】汚水タンク11内には、汚水タンク11内
に貯留された汚水内に下端部が浸漬された液位検知管3
7が鉛直状態で配置されている。この液位検知管37
は、フレキシブルホース38によって、真空弁15に設
けられた真空弁制御装置27の内部に連通しており、汚
水タンク11内の液位の変動に基づく圧力変化がこの真
空弁制御装置27内に伝達されるようになっている。真
空弁制御装置27は、液位検知管37によって検出され
る汚水タンク11内の汚水の液位変動に基づいて、真空
弁15の弁作動室25に対する真空圧を制御するように
なっている。
【0022】また、真空排出管14の内部は真空弁制御
装置27にフレキシブルホース41によって連通してお
り、真空排出管14内の真空状態が真空弁制御装置27
に与えられる。さらに、真空弁制御装置27には、フレ
キシブルホース44を介して大気連通管43が連結され
ている。この大気連通管43は、上端部が地表の大気圧
に開放された状態になっており、大気連通管43から導
入される大気が、フレキシブルホース44を通って真空
弁制御装置27の内部に導入される。この大気連通管4
3は、また、フレキシブルホース46によって真空弁1
5の弁作動室25内にも連通している。
【0023】図2は真空弁15の縦断面図である。この
真空弁15は、弁体24が配置された連絡部28とは一
体に構成されてこの連絡部28の内部に連通している円
筒状の第1ハウジング21と、この第1ハウジング21
の上側にバンドクランプ23によって連結された同様に
円筒状をした第2ハウジング22とを有している。第1
ハウジング21は、水平状態になった連絡部28に対し
てほぼ45度の傾斜状態になっている。第1ハウジング
21の内部は隔壁部21aによって上下に分割されてお
り、この隔壁部21aよりも上側が弁作動室25になっ
ている。
【0024】隔壁部21aの中央部には弁棒29が貫通
しており、この弁棒29の下端部に連絡部28を開閉す
る弁体24が取り付けられている。弁作動室25内に配
置された弁棒29の上端部は、上面が開放された円筒状
のプランジャー30の底面に取り付けられている。この
プランジャー30は、弁作動室25内にスライド可能に
配置されており、弁作動室25内に配置された押しバネ
26によって弁体24が連絡部28を閉塞するように付
勢されている。
【0025】第1ハウジング21と第2ハウジング22
との間には、弾性を有する転動ダイヤフラム31が設け
られている。この転動ダイヤフラム31は、外周縁部を
第1ハウジング21と第2ハウジング22との間に挟ま
れた状態で固定されている。その外周縁部の近傍部分
は、第2ハウジング22の内周面に密着された状態にな
っており、さらに、第2ハウジング22の内周面に密着
した部分の内側に近接した中心側部分が360度にわた
って屈曲されている。そして、その屈曲部分の内側に近
接する部分が、プランジャー30の底面に密着されてお
り、さらに、その部分の内側の中心部分がプランジャー
30の底面に密着されている。弁棒29は、プランジャ
ー30の底面を覆う転動ダイヤフラム31の中心部を貫
通している。
【0026】第2ハウジング22の上端部内には、本発
明の真空弁制御装置27が配置されている。この真空弁
制御装置27は、第2ハウジング22の上端部内に嵌合
されて、バンドクランプ36によって連結されている。
この真空弁制御装置27は、汚水タンク11内の汚水量
が増加して液位検知管37内の圧力が上昇すると、弁作
動室25内を真空状態とし、弁体24が連絡部28を開
放するようにプランジャー30を押しバネ26の付勢力
に抗して牽引する。弁体24が牽引されることによって
連絡部28が開放されると、真空排出管14と吸い込み
管13とが連通状態になり、真空排出管14内に作用す
る真空圧によって汚水タンク11内の汚水が真空排出管
14内を通って搬送される。
【0027】図3は真空弁制御装置27の縦断面図であ
る。この真空弁制御装置27は、円筒状をした5つの第
1ケース部51〜第5ケース部55によって形成された
ケーシングを有している。第1ケース部51〜第5ケー
ス部55は、それぞれが上側から順番に配置されてお
り、ボルトによって一体化されている。そして、通常、
第4ケース部54が真空弁15の第2ハウジング22の
上端部内に嵌合されて、バンドクランプ36(図2参
照)によって取り付けられている。
【0028】最上側の第1ケース部51の上面には、液
位検知管37に接続されたフレキシブルホース38が接
続された液位検出管部56が取り付けられており、ま
た、第3ケース部53には、大気連通管43に接続され
たフレキシブルホース44が接続される大気圧接続管部
58が第3ケース部53と一体に設けられている。従っ
て、大気圧接続管部58の内部は大気圧に等しい圧力に
なっている。また、この第3ケース部53には、真空排
出管14に連通するフレキシブルホース41が接続され
た真空圧接続管部57が第3ケース53と一体に設けら
れており、従って、この真空圧接続管部57の内部は、
真空排出管14と同様の真空状態になっている。さら
に、最下側の第5ケース部55には、真空弁15におけ
る第2ハウジング22内の弁作動室25に連通する連通
管部93が下方へ突出した状態で第5ケース部55と一
体に設けられている。
【0029】最上部に位置する第1ケース部51の下面
には、下方に開口した上部加圧室81が設けられてい
る。この上部加圧室81の開口は第1ケース部51とそ
の下側の第2ケース52部との間に配置された液位検知
ダイヤフラム60によって気密に覆われている。第2ケ
ース部52の上部は上方に開口した下部減圧室82にな
っており、この下部減圧室82の開口が液位検知ダイヤ
フラム60によって覆われている。従って、液位検知ダ
イヤフラム60は上部加圧室81と下部減圧室82とを
隔絶している。
【0030】第2ケース部52内の下部減圧室82は、
下面部52aによって覆われており、この下面部52a
には、上下方向に貫通する貫通孔94が設けられてい
る。この貫通孔94は、第3ケース部53内に設けられ
た大気圧接続管部58とは直交状態で連通する連通路5
3cに連通しており、従って、下部減圧室82は大気圧
接続管部58に連通している。
【0031】第2ケース部52の下方に配置された第3
ケース部53は、上面中央部に上方へ開口した圧力制御
室83を有しており、この圧力制御室83の下方には、
隔壁部53aによって隔絶された上部減圧室84が設け
られている。この上部減圧室84は下方に開口した状態
になっており、その開口が、第3ケース部53と第4ケ
ース部54との間に設けられた弁駆動用ダイヤフラム7
0によって気密に覆われている。第4ケース部54の上
面中央には、上方に開口する下部減圧室85が設けられ
ており、この下減圧圧室85の開口が弁駆動用ダイヤフ
ラム70によって気密に覆われている。従って、弁駆動
用ダイヤフラム70は、上部加圧室84と下部減圧室8
5を気密に隔絶している。第4ケース部54の下部中央
には、下部加圧室85とは隔壁部54aによって隔絶さ
れた吸引室86が形成されている。この吸引室86は、
下方に開口しており、その開口が最下側に配置された第
5ケース部55によって覆われている。そして、この吸
引室86が真空弁15の弁作動室25に連通する連通管
部93に連通している。
【0032】第1ケース部51の側部上面には、上方に
開口する圧力調整室102が設けられている。図4はそ
の圧力調整室102の拡大断面図である。この圧力調整
室102の上面の開口部の周囲には、この開口部内周面
とは適当な間隔をあけて環状の溝部111が形成されて
おり、この溝部111と開口部内周面との間に上方へ突
出する環状の支持部112が開口部の全周にわたって設
けられている。そして、その支持部112上に円板状の
制振ダイヤフラム59の外周部分が載置された状態で支
持されている。この制振ダイヤフラム59の外周縁部
は、全周にわたって溝部111上に位置している。
【0033】圧力調整室102の上方には、液位検出管
部56が配置されている。この液位検出管部56は、一
方の端部にフランジ部56aを有しており、そのフラン
ジ部56aが圧力調整室102の上面の開口を覆うよう
に第1ケース部51に取り付けられている。フランジ部
56aには、制振ダイヤフラム59の上面とは適当な間
隙が形成されるように、環状の溝部111を取り囲む凹
部56bが設けられている。従って、制振ダイヤフラム
59は凹部56bの内部に対向しており、その外周縁部
は、固定されずに支持部111上に単に載置されている
にすぎない。
【0034】この液位検出管部56には、汚水タンク1
1の汚水内に浸漬された液位検知管37に連通している
フレキシブルホース38(いずれも図2参照)が接続さ
れている。
【0035】圧力調整室102内には、液位検出管部5
6の端部開口部に対向する弁座部101が、液位検出管
部56に接近するように突出した状態で設けられてい
る。この弁座部101内には、圧力調整室102と上部
加圧室81とを連通する連通孔103が上下方向に貫通
している。この連通孔103は、一定の内径を有してい
る。
【0036】制振ダイヤフラム59には、液位検出管部
56内のゆるやかな圧力上昇によっては弾性変形しない
ように、微小口径の1個の透孔59aが設けられてい
る。この透孔59aは、連通孔103の端面開口部より
も外側に位置しており、液位検出管部56の開口部より
も十分に小さく、しかも、弁座部101の連通孔103
よりもさらに小さな0.4mm以下、好ましくは0.3
mm程度の直径になっている。このような制振ダイヤフ
ラム59は、汚水タンク11内に流入する汚水のゆるや
かな上昇による液位検出管部56内の圧力が上昇する
と、その圧力が微小な透孔59aを通って圧力調整室1
02内に逃れるためにほとんど弾性変形しない。
【0037】これに対して、圧力調整室102内が減圧
されると、制振ダイヤフラム59は、図4に二点鎖線で
示すように、弁座101の上面に当接して、弁座101
の連通孔103を、透孔59aが設けられていない部分
によって気密に閉塞するようになっている。
【0038】また、圧力調整室102内の圧力が上昇し
た場合には、支持部111上に載置された状態の制振ダ
イヤフラム59の外周部分は、支持部111とは間隙が
形成された状態になり、その間隙を通って圧力調整室1
02内の圧力が逃がされる。ようになっている。
【0039】第1ケース部51の上面中央部には、真空
弁制御装置27を手動にて動作させるためのプッシュボ
タン64が設けられている。このプッシュボタン64
は、第1ケース部51の上面中央部に設けられた貫通孔
51b内を挿通するプランジャー61を有している。こ
のプランジャー61は、貫通孔51b内にスライド可能
に支持されている。このプランジャー61は、押しバネ
63によって上方へと付勢された状態になっており、こ
のプランジャー61が弾性カバー62によって覆われて
いる。このような構成のプッシュボタン64を押圧する
ことにより、プランジャー64が押しバネ63の付勢力
に抗して下降して、液位検知ダイヤフラム60の中央部
を下方へと押圧し、この液位検知ダイヤフラム60を弾
性変形させる。
【0040】第1ケース部51内の上部加圧室81と第
2ケース部52内の下部減圧室82との間に配置された
液位検知ダイヤフラム60の中央部には、下部減圧室8
2内を上下方向に挿通するプランジャー65が取り付け
られている。このプランジャー65は、下部減圧室82
の下方に位置する第2ケース部51の下面部52a中央
部を貫通して、第3ケース部53内に形成された圧力制
御室83内に進入している。プランジャー65には、下
面部52aと液位検知ダイヤフラム60との間において
押しバネ66が嵌合されており、この押しバネ66によ
ってプランジャー65および液位検知ダイヤフラム60
が上方へ付勢されている。また、下面部52aの下面に
は、圧力調整室83内に進入したプランジャー65に嵌
合するOリング67が取り付けられており、このOリン
グ67によってプランジャー65と圧力制御室83との
間がシールされている。
【0041】圧力制御室83が設けられた第3ケース部
53には、この圧力制御室83と真空圧接続管部57と
を連通する連通路57aが設けられている。また、第3
ケース部53には、上端部が真空圧接続管部57に連通
する上下方向に延びる連通路53bが設けられており、
さらに、この連通路53bが第4ケース部54内を上下
方向に貫通する連通路54bに連通している。この連通
路54bは、最下側の第5ケース部55内に水平状態で
設けられた吸引路87に連通している。
【0042】第3ケース部53の真空圧接続管部57に
連通する連通路57aにおける圧力制御室83内の開口
部は、圧力制御室83内に配置された検知弁68によっ
て開閉されるようになっている。検知弁68は、本実施
例では、スナップアクション弁が使用されており、プラ
ンジャー65が下降した際にこのプランジャー65に当
接する板バネと、この板バネの付勢力によって連通路5
7aの開口部を閉塞するように板バネの先端部に設けら
れた舌片とを有しており、プランジャー65が下降して
板バネに当接すると、舌片が連通路57aの開口部を開
放するように上方へと跳ね上がるようになっている。こ
れにより、圧力制御室83と真空圧接続管部57とが連
通路57aを介して連通状態になる。
【0043】圧力制御室83が設けられた第3ケース部
53には、圧力制御室83と、この圧力制御室83の上
方の第2ケース部52における下部減圧室82内とを連
通する連通路が設けられており、この連通路内にニード
ル弁74が配置されている。このニードル弁74は、下
部減圧室82内に導入された大気が圧力制御室83内に
導入される際に、その流量を調整するようになってい
る。従って、ニードル弁74によって、圧力制御室83
内への大気の導入時間が調整される。
【0044】圧力制御室83とその下方の上部減圧室8
4とを隔絶する第3ケース部53の隔壁部53aの中央
部には、圧力制御室83と上部減圧室84とを連通する
連通孔88が上下方向に貫通している。上部減圧室84
内には、この上部減圧室84とその下方の下部加圧室8
5とを隔絶する弁駆動用ダイヤフラム70を下方に押圧
する押しバネ69が配置されている。弁駆動用ダイヤフ
ラム70の下面中央部には、下部加圧室85内を上下方
向に挿通するロッド状の切り換え弁71が取り付けられ
ている。
【0045】この切り換え弁71は、第4ケース部54
にそれぞれ設けられた下部加圧室85と吸引室86とを
隔絶する第4ケース部54の隔壁部54aに設けられた
貫通孔内を、間隙を有した状態で貫通しており、その下
端部が吸引室86内に位置している。切り換え弁71の
吸引室86内に位置する下端部には弁体71aが取り付
けられており、切り換え弁71が貫通する隔壁部54a
の貫通孔には、この弁体71aが上方へ移動した際に嵌
入してその貫通孔を閉塞する弁座72が設けられてい
る。また、第5ケース部55における吸引室86の下方
の隔壁部55aには、この吸引室86と、その下方に水
平状態で設けられた吸引路87とを連通する貫通孔が設
けられており、この貫通孔内に、弁体71aが下降した
際に嵌合してその貫通孔を閉塞する弁座73が設けられ
ている。
【0046】下部加圧室85が設けられた第4ケース部
54には、この下部加圧室85内に一方の端部が連通す
る連通路54cが設けられている。この連通路54cの
他方の端部は、第4ケース部54の上方の第3ケース部
53に上下方向に設けられた連通路92の下端部に連通
しており、この連通路92の上端部が大気圧接続管部5
8に連通している。従って、大気圧接続管部58に大気
が導入されると、その大気が、連通路92および54c
を通って下部加圧室85内に導入される。
【0047】このような構成の真空弁15の動作は次の
通りである。真空弁制御装置27における真空圧接続管
部57は、真空排出管14とは連通状態になっているた
めに、その内部は真空状態になっている。このような状
態で、汚水タンク11内の汚水量が徐々に増加して、汚
水内に下端部が浸漬された液位検知管37内の圧力が徐
々に上昇すると、この液位検知管37にフレキシブルホ
ース38を介して連通する真空弁制御装置27の液位検
出管部56内の圧力が徐々に上昇する。これにより、液
位検出管部56の開口部を覆う制振ダイヤフラム59の
微小な透孔59aを通して、圧力調整室102内の圧力
が徐々に上昇する。このとき、制振ダイヤフラム59は
弾性変形することがなく、弁座部101の連通孔103
は閉塞されない。圧力調整室102内の圧力が徐々に上
昇すると、この圧力調整室102に弁座部101の連通
孔103を通して連通する上部加圧室81内の圧力が徐
々に上昇する。
【0048】上部加圧室81内の圧力が徐々に上昇する
と、液位検知ダイヤフラム60は徐々に下方へと弾性変
形する。液位検知ダイヤフラム60の下方に設けられた
下部減圧室82は、貫通孔94および連通路53cを介
して大気圧接続管部58に連通しており、しかも、この
大気圧接続管部58がフレキシブルホース44を介して
大気連通管43に連通しているために、液位検知ダイヤ
フラム60が下方へと徐々に弾性変形すると、下部減圧
室82内の空気が排出される。これにより、この液位検
知ダイヤフラム60に取り付けられたプランジャー65
が下方へと移動する。
【0049】プランジャー65が下方へと移動すると、
圧力制御室83内に設けられた検知弁68がプランジャ
ー65によって押圧されて、圧力制御室83内に位置す
る連通路57aの開口部が開放される。これにより、真
空圧接続管部57に連通して真空状態になった連通路5
7aを通して圧力制御室83が真空状態にされる。圧力
制御室83内が真空状態になると、圧力制御室83の下
方の隔壁部53aに設けられた連通孔88を通して、隔
壁部53aの下方の上部減圧室84が真空状態とされ
る。上部減圧室84の下方に弁駆動用ダイヤフラム70
を介して配置された下部加圧室85は、連通路54c、
連通路92を介して大気圧接続管部58に連通して大気
に開放された状態になっているために、弁駆動用ダイヤ
フラム70は、上部減圧室84が減圧されることにより
押しバネ69に抗して上方へと弾性変形する。
【0050】弁駆動用ダイヤフラム70が上方へと弾性
変形すると、この弁駆動用ダイヤフラム70に取り付け
られた切り換え弁71が上方へと移動して、切り換え弁
71の下端部に取り付けられた弁体71aが吸引室86
の下部に設けられた弁座73を開放するとともに、吸引
室86の上部に設けられた弁座72を閉塞する。このよ
うな状態になると、吸引室86は、下部の弁座73を通
して吸引路87に連通し、連通路54bおよび53bを
介して真空圧接続管部57に連通する吸引路87内の真
空状態によって吸引室86内が真空状態になり、この吸
引室86とは連通状態になった連通管部93内が真空状
態になる。これにより、連通管部93が連通した真空弁
15の弁作動室25内が真空状態になる。
【0051】真空弁15の弁作動室25内が真空状態に
なると、プランジャー30が押しバネ26の付勢力に抗
して引き上げられて、このプランジャー30に弁棒29
によって連結された弁体24が上方へと移動する。その
結果、連絡部28が開放された状態になり、真空排出管
14と吸い込み管13とが連絡部28を介して連通状態
になって、真空排出管14内の真空状態によって吸い込
み管13内に汚水タンク11内の汚水が吸引される。汚
水タンク11内の汚水は、瞬時に吸い込み管13内に吸
い込まれて連絡部28から真空排出管14内に吸引され
て、真空状態になった真空配管を通って集水タンクに集
められる。
【0052】このようにして、汚水タンク11内の汚水
が瞬時に排出されると、液位検知管37内の圧力が急速
に低下し、液位検出管部56の内部の圧力が急速に低下
する。これにより、圧力調整室102内の制振ダイヤフ
ラム59は、液位検出管部56内に吸引される。このと
き、制振ダイヤフラム59の外周部が圧力調整室102
の周囲の支持部112に固定されることなく載置されて
支持されているために、この支持部112と制振ダイヤ
フラム59との間に間隙が形成され、その間隙から圧力
調整室102内の圧力が液位検出管部56内へと迅速に
逃がされる。
【0053】圧力調整室102は、連通孔103によっ
て上部加圧室81内に連通しているために、上部加圧室
81内の空気も、圧力調整室102を通って迅速に液位
検出管部56内に排出される。これにより、液位検知ダ
イヤフラム60は、下方への弾性変形を解消する。
【0054】液位検知ダイヤフラム60の下方の下部減
圧室82は、長い大気連通管43を通して大気圧に開放
された状態になっているために、下部減圧室82内には
大気連通管43を通しては大気は迅速に流入しない。し
かし、液位検知ダイヤフラム60の上方の上部加圧室8
1内の空気は、液位検出管部56内の急激な減圧状態に
よって、制振ダイヤフラム60の周囲を通って迅速に液
位検出管部56内に流出するために、液位検知ダイヤフ
ラム60はその弾性変形を迅速にかつ円滑に解消する。
【0055】このようにして、液位検知ダイヤフラム6
0の弾性変形が、制振ダイヤフラム59の周囲から流出
する空気によって迅速に解消すると、液位検知ダイヤフ
ラム60の下面に取り付けられたプランジャー65が上
方へと移動する。そして、プランジャー65による検知
弁68の押圧が解除されて、検知弁68は、真空圧接続
管部57に連通する連通路57aを閉塞する。これによ
り、圧力制御室83内は真空状態の真空圧接続管部57
との連通状態が遮断される。
【0056】このとき、圧力制御室83内は真空状態に
なっているが、その真空状態は、大気圧接続管部58か
ら連通路53cおよび貫通孔94を通って下部減圧室8
2に流入する大気が、ニードル弁74を通って圧力制御
室83内に徐々に流入することにより、若干の時間遅れ
の後に解消される。
【0057】圧力制御室83の真空状態が解消される
と、この圧力制御室83とは連通孔88と連通する上部
減圧室84の真空状態も解消されて、押しバネ69にて
下方へ付勢された弁駆動用ダイヤフラム70は、上方へ
の弾性変形が解消される。これにより、弁駆動用ダイヤ
フラム70に取り付けられた切り換え弁71が下方へと
移動して、その下端部に取り付けられた弁体71aは、
上側の弁座72を開放するとともに下側の弁座73を閉
塞する。その結果、真空弁15の弁作動室25に連通す
る連通管部93が、吸引室86、その上方の下部加圧室
85、連通路54aおよび92を通して、大気圧接続管
部58に連通し、大気圧接続管部58内の大気がこの連
通管部93内に導入される。これにより、真空弁15に
おける弁作動室25内の真空状態が解消され、真空弁1
5のプランジャー30が押しバネ26の付勢力によって
下方へと移動して、弁体24は連絡部28を閉塞した状
態にする。
【0058】弁作動室25に連通する連通管部93の真
空状態は、大気圧接続管部58から連通路92を通って
下部加圧室85内に導入される大気によって解消される
が、大気圧接続管部58は、上方に延びる連通路53c
および貫通孔94を介して下部減圧室82にも連通して
いる。真空弁15の弁作動室25は容積が大きく、連通
管部93を通して多量の大気が流入するようになってい
るために、大気圧接続管部58に連通路53cおよび貫
通孔94を介して連通する下部減圧室82が減圧状態に
なるおそれがある。下部減圧室82が減圧状態になる
と、液位検知ダイヤフラム60が下方へと吸引されて、
若干弾性変形し、上部加圧室81が減圧状態になる。こ
れにより、連通孔103を介して連通状態になった圧力
調整室102内が減圧される。圧力調整室102を覆う
制振ダイヤフラム59には微小な透孔59aが設けられ
ているが、弁座部101に設けられた連通孔103の直
径よりも十分に小さいために、圧力調整室102内の減
圧によって、制振ダイヤフラム59は下方へと弾性変形
する。これにより、制振ダイヤフラム59は、透孔59
aが設けられていない部分が弁座部101の上面に密着
して連通孔103の上面の開口部を閉塞する。その結
果、圧力調整室102内の空気が連通孔103を通って
上部加圧室81内には流入せず、液位検知ダイヤフラム
60が下方に弾性変形することが防止される。これによ
り、プランジャー65が下方へ移動して検知弁68に当
接することが防止されて、再度、真空弁15の弁体24
が連絡部28を開放することが防止される。
【0059】
【発明の効果】本発明の真空弁制御装置は、このよう
に、液位検知ダイヤフラムの弾性変形が迅速に解消され
るために、真空弁を開放状態から閉塞状態に迅速に復帰
させることが可能になり、システム全体の円滑な動作が
補償される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空弁制御装置を有する真空弁の使用
状態を示す真空下水収集装置の断面図である。
【図2】その真空弁の縦断面図である。
【図3】その真空弁に設けられた本発明の真空弁制御装
置の一例を示す縦断面図である。
【図4】その真空弁制御装置の要部野拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 真空下水収集装置 11 汚水タンク 13 吸い込み管 14 真空排出管 15 真空弁 24 弁体 25 弁作動室 27 真空弁制御装置 28 連絡部 56 液位検出管部 57 真空圧接続管部 58 大気圧接続管部 59 制振ダイヤフラム 60 液位検知ダイヤフラム 65 プランジャー 68 検知弁 70 弁駆動用ダイヤフラム 71 切り換え弁 101 弁座 102 圧力調整室 103 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 16/00 A 8610−3H 16/06 K 8610−3H L 8610−3H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空状態になった真空排出管とタンク内
    の液体を吸い込む吸い込み管とを連結する管状の連絡部
    を真空にて開閉する真空弁に設けられて、該真空弁の開
    閉を制御する真空弁制御装置であって、 タンク内の液位の変動によって内部の圧力が変動する液
    位検出管部と、 該液位検出管部と連通状態になった圧力調整室と、 該圧力調整室内の圧力が連通孔を通って作用することに
    より弾性変形する液位検知ダイヤフラムと、 前記真空弁に対して真空および大気を選択的に供給する
    ように、真空によって切り換えられる切り換え弁と、 該切り換え弁に対する真空の供給および停止を制御する
    検知弁と、 前記液位検知ダイヤフラムの弾性変形によって駆動され
    て該検知弁を切り換え動作させるプランジャーと、 前記液位検出管部と圧力調整室との間に配置されてお
    り、液位検出管部内の圧力のゆるやかな上昇によっては
    弾性変形しないように少なくとも1個の小径の透孔が設
    けられるとともに、圧力調整室内の減圧によって該圧力
    調整室と液位検知ダイヤフラムとの間の連通孔を閉塞す
    るように弾性変形し、さらに、圧力調整室内の急激な圧
    力上昇によって周縁部から圧力を液位検出管部内に逃が
    すことができる制振ダイヤフラムと、 を具備する真空弁制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制振ダイヤフラムには少なくとも1
    個の透孔が設けられており、その直径が、前記圧力調整
    室と液位ダイヤフラムとの間の連通孔の断面積の1/8
    以下である請求項1に記載の真空弁制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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