JPH06341931A - 機器の運転状態監視装置 - Google Patents

機器の運転状態監視装置

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JPH06341931A
JPH06341931A JP12888293A JP12888293A JPH06341931A JP H06341931 A JPH06341931 A JP H06341931A JP 12888293 A JP12888293 A JP 12888293A JP 12888293 A JP12888293 A JP 12888293A JP H06341931 A JPH06341931 A JP H06341931A
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signal
state
waveform
equipment
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JP12888293A
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Hiroshi Tanaka
博司 田中
Masashi Omori
雅司 大森
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器の運転状態を常時監視して、異常を即時
検出することが可能な機器の運転状態監視装置を得る。 【構成】 半導体製造装置1より出力される毎回の処理
に伴うアナログ状態信号8の波形を、状態波形比較手段
15により基準波形記憶手段12に記憶される基準信号
14の波形と比較し、その比較結果が所定の範囲を超え
て異なる場合は、異常と判断して状態異常表示手段17
により表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機器の運転状態を監
視し、異常と判断された場合には表示して操作者に通報
する機器の運転状態監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、機器の運転状態が不安定な場
合は、正常な処理を施すことができずに不良品が発生す
る。したがって、常に機器の運転状態が不安定であるか
否かを監視しながら処理を行うことが重要となり、この
種の機器の運転状態監視装置の必要性は、特に半導体製
造装置等において大となってきている。尚、以下の説明
は運転状態を監視される機器として、半導体製造装置を
例に行うものとする。図11は従来の半導体製造装置の
運転状態監視装置の概略構成を示す図である。図におい
て、1は運転状態を監視される例えばプラズマCVD装
置等のような半導体製造装置、2はこの半導体製造装置
1内に設けられる処理室、3は搬送装置、4はこの搬送
装置3によって搬送される例えばウエハ等の被処理物、
5は処理室2に供給される原料ガス等の流量を計測する
ガス流量形、6は高周波電源、7はレコ−ダで、例えば
ガス流量形5の検出器から出力される電圧等のアナログ
状態信号8、および例えば高周波電源6のON/OFF
で出力される電圧等のデジタル状態信号9をそれぞれ入
力し記録用紙7aに記録する。
【0003】次に上記のように構成される従来の運転状
態監視装置の動作について説明する。まず、被処理物4
は搬送装置3によって処理室2内に搬入され、所望の処
理が施された後、再び搬送装置3によって処理室2外に
搬出され、図示しない次工程を担当する装置へ送出され
ている。そして、このように処理室2内で処理が行われ
ている間、処理室2内には電気、ガス、薬品、水等のよ
うな動力源および反応源が供給されており、これらの処
理条件を所望の状態にするための検出器も具備されてい
る。
【0004】このため、処理室2内の状態を示す一要因
としてのガス流量形5で検出される流量によるアナログ
状態信号8、および高周波電源6のON/OFFによる
デジタル状態信号9をそれぞれ取り出し、レコ−ダ7に
よって記録用紙7aに記録しておき、記録用紙7aに記
録されたアナログ状態信号8およびデジタル状態信号9
の各波形の変化を、短い周期で定期的にチェックするこ
とにより、半導体製造装置1の運転状態を監視するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体製造装置
の運転状態監視装置は以上のように構成されているの
で、短い周期で定期的にチェックするとは言うものの、
実際の運転上では不可能に等しく、せいぜい数時間毎の
チェックしか行われていないため、例えば数分間で処理
を完了するような製造機器においては、不良品が多発す
る恐れがあるという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、機器の運転状態を常時監視して
異常を即時検出することができる機器の運転状態監視装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の機器の運転状態監視装置は、機器の処理状態を表す状
態信号をデジタル化して順次入力する状態信号入力手段
と、入力起動信号をトリガにして状態信号の機器の処理
が正常な状態の波形を基準信号として記憶する基準波形
記憶手段と、状態信号の波形と基準信号の波形とを入力
起動信号をトリガにして順次比較する状態波形比較手段
とを備えたものである。
【0008】又、この発明に係る請求項2の機器の運転
状態監視装置は、機器の処理状態を表す状態信号をデジ
タル化して順次入力する状態信号入力手段と、予め設定
された基準値と状態信号の値とを比較して状態信号の値
が基準値を越えた場合に入力起動信号として送出する入
力起動信号送出手段と、入力起動信号をトリガにして状
態信号の機器の処理が正常な状態の波形を基準信号とし
て記憶する基準波形記憶手段と、状態信号の波形と基準
信号の波形とを入力起動信号をトリガにして順次比較す
る状態波形比較手段とを備えたものである。
【0009】又、この発明に係る請求項3の機器の運転
状態監視装置は、機器の処理状態を表す状態信号をデジ
タル化して順次入力する状態信号入力手段と、予め設定
された基準値と状態信号の値とを比較して状態信号の値
が基準値を越え且つその状態が所定の時間継続した場合
に入力起動信号として送出する入力起動信号送出手段
と、入力起動信号をトリガにして状態信号の機器の処理
が正常な状態の波形を基準信号として記憶する基準波形
記憶手段と、状態信号の波形と基準信号の波形とを入力
起動信号をトリガにして順次比較する状態波形比較手段
とを備えたものである。
【0010】又、この発明に係る請求項4の機器の運転
状態監視装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに
おいて、状態波形比較手段では 基準信号の波形の時間
軸上で所定の時間枠を設定し、時間枠内の基準信号の波
形と、時間枠に対応する時間内の状態信号の波形とを比
較するようにしたものである。
【0011】又、この発明に係る請求項5の機器の運転
状態監視装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに
おいて、状態波形比較手段では基準信号の波形の時間軸
上で所定の時間枠を設定するとともにこの時間枠内の所
望の値を基準値と設定し、入力起動信号のトリガ時点か
ら基準値になるまでの時間と、時間枠に対応する時間内
で状態信号が基準値になるまでの時間とを比較するよう
にしたものである。
【0012】又、この発明に係る請求項6の機器の運転
状態監視装置は請求項1ないし請求項5のいずれかにお
いて、状態波形比較手段による比較結果が所定の範囲を
越えて異なる場合に、異常と判断して表示するようにし
たものである。
【0013】又、この発明に係る請求項7の機器の運転
状態監視装置は、機器の複数の処理状態を表す複数状態
信号をデジタル化して順次入力する状態信号入力手段
と、入力起動信号をトリガにして複数の状態信号の機器
の処理が正常な状態の各波形を各基準信号として記憶す
る基準波形記憶手段と、各状態信号の波形を各基準信号
の波形に対してそれぞれ入力起動信号をトリガにして順
次比較を行い、各比較の結果の全てが所定の範囲を越え
て異なる状態信号が存在する場合に異常と判断する状態
波形比較手段とを備えたものである。
【0014】
【作用】この発明における機器の運転状態監視装置は、
毎回の処理に伴う状態波形を正常な処理時の基準波形と
順次比較し、その比較結果が所定の範囲を越えて異なる
場合に異常と判断する。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概略構成を示す図である。図にお
いて、図11に示す従来装置と同様な部分は同一符号を
付して説明を省略する。10はアナログ状態信号8をデ
ジタル化して入力するとともに、デジタル状態信号9は
そのまま若しくは倍率変換を施して入力し入力起動信号
11を送出する状態信号入力手段である。
【0016】12は入力起動信号11をトリガにして半
導体製造装置1が正常な状態で運転されている場合の状
態信号13を、状態信号入力手段10を介して入力し基
準信号14として記憶する基準波形記憶手段、15は状
態信号入力手段10によりデジタル化されて順次入力さ
れた状態信号16の波形と、基準波形記憶手段12によ
って記憶される基準信号14の波形とを比較する状態波
形比較手段、17はこの状態波形比較手段15の比較結
果が所定の範囲を越えて異なっている場合は、例えばラ
ンプ18等で表示する状態異常表示手段である。そし
て、これら10、12、15、17、18で運転状態監
視装置20を構成している。
【0017】次に、上記のように構成された実施例1に
おける半導体製造装置の運転状態監視装置の動作につい
て説明する。まず、半導体製造装置を運転させて被処理
物4を正常な状態で処理し、この状態において状態信号
入力手段で入力されデジタル化された状態信号13を、
入力起動信号11をトリガにして基準波形記憶手段12
に予め基準信号14として記憶させる。次いで半導体製
造装置1の運転を本格的に開始させ、状態波形比較手段
15により状態信号入力手段10で順次入力されデジタ
ル化された状態信号16と、基準波形記憶手段12で記
憶されている基準信号14との比較を行う。そして、こ
の比較の結果が所定の範囲を越えて異なっている場合に
は、状態異常表示手段17によりランプ18を点滅させ
て作業者に異常を通報するとともに、半導体製造装置1
にフイ−ドバックして運転を一旦停止させる。
【0018】上記のように実施例1によれば、基準波形
記憶手段12に予め記憶されている基準信号14と、処
理に伴って状態信号入力手段10で順次入力されデジタ
ル化された状態信号16とを状態波形比較手段15で比
較し、比較結果が所定の範囲を越えて異なる場合は、状
態異常表示手段17によりランプ18を点滅させるとと
もに、半導体製造装置1にフイ−ドバックして運転を一
旦停止させるようにしているので、作業者に速やかに通
報することができ、又、作業者が半導体製造装置1に到
着するまでの間の不良品の発生を防止することもでき
る。
【0019】実施例2.図2はこの発明の実施例2にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の概略構成を示
す図である。図において、図1に示す実施例1と同様な
部分は同一符号を付して説明を省略する。19は例えば
高周波電源6からの実際の高周波出力を平滑処理した電
圧出力等のアナログ状態信号、21は予め設定された基
準値とアナログ状態信号19の値とを順次比較し、アナ
ログ状態信号19の値が基準値を越えた場合に、入力起
動信号22として送出する入力起動信号送出手段であ
る。そして、これら10、12、15、17、18、2
1で運転状態監視装置30を構成している。
【0020】上記のように実施例2によれば、入力起動
信号送出手段21により、予め設定された基準値とアナ
ログ状態信号19の値とを順次比較し、アナログ状態信
号19の値が基準値を越えた場合に、入力起動信号22
として送出するようにしているので、上記実施例1の場
合と同様の効果を得ることは勿論のこと、実施例1にお
けるデジタル状態信号9が取り出せない装置にも適用可
能であるという実用上優れた効果を発揮することができ
る。
【0021】実施例3.図3はこの発明の実施例3にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の概略構成を示
す図である。図において、図2に示す実施例2と同様な
部分は同一符号を付して説明を省略する。23は予め設
定された基準値とアナログ状態信号19の値とを順次比
較し、アナログ状態信号19の値が基準値を越え、且つ
その状態が所定の時間継続した場合に、入力起動信号2
4として送出する入力起動信号送出手段である。そし
て、これら10、12、15、17、18、23で運転
状態監視装置40を構成している。
【0022】上記のように実施例3によれば、入力起動
信号手段23により、予め設定された基準値とアナログ
状態信号19の値とを順次比較し、アナログ状態信号1
9の値が基準値を越え、且つその状態が所定の時間継続
した場合に、入力起動信号24として送出するようにし
ているので、上記各実施例の場合と同様の効果を得るこ
とは勿論のこと、アナログ状態信号19の初期の不安定
な波形や不要の波形を無視できるので、状態波形比較手
段15における比較が処理上容易になるという実用上優
れた効果を発揮することができる。なお、基準値や時間
経過の設定は、ソフトウエアプログラムで変数値として
取り扱うことにより容易に変更でき、状況に応じた取扱
いが可能となる。
【0023】実施例4.図4はこの発明の実施例4にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の要部の概略構
成を示す図である。図において、図1に示す実施例1と
同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。29は
状態波形比較手段で、まず図5に示すように基準信号1
4の波形に対して、時間軸上で所定の範囲を限定する時
間枠25を設定するとともに、この時間枠25内におけ
る基準信号14の値に対して上限、下限を決めて許容範
囲27を設定する。次いで状態信号16の波形に対し
て、時間軸上で上記時間枠25に対応する第2の時間枠
26を設定し、この第2の時間枠26内で状態信号16
の値が上記許容範囲27内に入っているか否かを判定
し、例えば図に示すように許容範囲をはみ出す異常部2
8が検出されると、状態異常表示手段17へ異常信号が
出力される。なお、10、12、17、18、29で運
転状態監視装置50は構成されている。
【0024】上記のように実施例4によれば、基準信号
14の波形および状態信号16の波形に対して、時間軸
上でそれぞれ対応して所定の範囲を限定する時間枠25
および第2の時間枠26を設定し、これら両時間枠2
5、26内で両信号14、16の値を比較するようにし
ているので、上記各実施例の場合と同様の効果を得るこ
とは勿論のこと、比較する範囲を必要な部分、すなわち
両時間枠25、26に絞ることができるので、状態波形
比較手段29における比較が処理上容易となり、実用上
優れた効果を発揮する。
【0025】実施例5.図6はこの発明の実施例5にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の要部の概略構
成を示す図である。図において、図1に示す実施例1と
同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。31は
状態波形比較手段で、まず図7に示すように基準信号1
4の波形に対して、時間軸上で所定の範囲を限定する時
間枠32を設定するとともに、この時間枠32内の基準
信号14の所望の値を基準値33と設定し、入力起動信
号11をトリガとして基準値33になるまでの時間t1
を測定する。
【0026】そして、状態信号16の波形に対しても、
時間軸上で時間枠32と対応する範囲に第2の時間枠3
4を設定し、入力起動信号11をトリガとして第2の時
間枠34内の状態信号16の値が、基準値33と同じ値
になるまでの時間t2を測定する。そして両時間t1、t
2を比較して、時間t2が時間t1に対して予め設定され
た時間の許容範囲t0を越えた異常部35が検出される
と、状態異常表示手段17へ異常信号が出力される。な
お、10、12、17、18、31で運転状態監視装置
60は構成されている。
【0027】上記のように実施例5によれば、基準信号
14の波形および状態信号16の波形に対して、時間軸
上でそれぞれ対応して所定の範囲を限定する時間枠32
および第2の時間枠34を設定し、入力起動信号11を
トリガにして、時間枠32内に設定される基準値33に
なるまでの時間と、第2の時間枠34内の状態信号16
の値が基準値33と同じ値になるまでの時間とを比較し
て、運転状態の異常を検出するようにしているので、上
記実施例4と同様の効果を発揮することができる。
【0028】実施例6.図8はこの発明の実施例6にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の概念を説明す
るための図である。図において、36a、36b、36
c、36dは例えば図1に示すアナログ状態信号8と同
様に、半導体製造装置1から出力される複数の要因の異
なるアナログ状態信号、37a、37b、37c、37
dは半導体製造装置1が正常に運転されている場合に出
力される各アナログ状態信号36a〜36dを基に設定
される各基準信号の波形、38a、38b、38c、3
8dは半導体製造装置1の運転に伴って順次出力される
各アナログ状態信号36a〜36dの波形である。
【0029】上記のように実施例6によれば、半導体製
造装置1からそれぞれ要因の異なる複数のアナログ状態
信号36a〜36dを取り出し、これら各アナログ状態
信号36a〜36d毎に各実施例で説明したような方法
で比較し、運転状態を監視するようにしているので運転
状態をあらゆる観点から監視することができ、より正確
な監視が可能になる。
【0030】実施例7.尚、上記各実施例では、半導体
製造装置1および各運転状態監視装置20、30、4
0、50、60が1対1で対応している場合について説
明したが、図9に示すように複数の半導体製造装置39
a、39b、39c、39dを、これら各半導体製造装
置39a〜39dにそれぞれ対応し、独立した入力信号
42a、42b、42c、42dを有するチャンネル4
1a、41b、41c、41dを備えた1台の運転状態
監視装置70で監視するようにしても良く、上記各実施
例と同様の効果を発揮することができる。
【0031】実施例8.又、上記各実施例では、半導体
製造装置1における処理の識別ができる場合について説
明したが、図10に示すように、予め複数の処理に対応
してそれぞれ基準波形43a、43b、を設定してお
き、半導体製造装置1から順次入力される状態信号波形
44a、44b、44cを、例えば図5で示した実施例
4におけるような比較方法で各基準波形43a、43b
とそれぞれ比較し図中○、×印で示す比較結果が、すべ
ての基準波形43a、43bに対しても所定の範囲を越
えて異なる(図中×印で示す)場合、すなわち図8にお
いては状態信号波形44cを異常と判断するようにすれ
ば、処理の識別が得られない場合にも、運転状態の監視
を支障なく行うことが可能になり、実用上優れた効果を
発揮する。
【0032】実施例9.又、上記各実施例では、被監視
機器として半導体製造装置1を例に説明したが、これに
限定されるものではなく、どのような機器に適用しても
上記各実施例と同様な効果を得ることは言うまでもな
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば毎回の
処理に伴う状態波形を正常な処理時の基準波形と順次比
較し、その比較結果が所定の範囲を越えて異なる場合に
異常と判断するようにしたので、機器の運転状態を常時
監視して異常を即時検出することが可能な機器の運転状
態監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における半導体製造装置の
運転状態監視装置の概略構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例2における半導体製造装置の
運転状態監視装置の概略構成を示す図である。
【図3】この発明の実施例3における半導体製造装置の
運転状態監視装置の概略構成を示す図である。
【図4】この発明の実施例4における半導体製造装置の
運転状態監視装置の要部の概略構成を示す図である。
【図5】図4に示される状態波形比較手段の比較動作を
説明するための波形図である。
【図6】この発明の実施例5における半導体製造装置の
運転状態監視装置の要部の概略構成を示す図である。
【図7】図6に示される状態波形比較手段の比較動作を
説明するための波形図である。
【図8】この発明の実施例6における半導体製造装置の
運転状態監視装置の概念を説明するための図である。
【図9】この発明の実施例7における半導体製造装置の
運転状態監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施例8における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概念を説明するための図である。
【図11】従来の半導体製造装置の運転状態監視装置の
概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体製造装置(機器) 2 処理室 3 搬送装置 4 被処理物 8 アナログ状態信号 9 デジタル状態信号 10 状態信号入力手段 11、22、24 入力起動信号 12 基準波形記憶手段 14 基準信号 15、29、31 状態波形比較手段 17 状態異常表示手段 18 ランプ 20、30、40、50、60、70 運転状態監視装
置 21、23 入力起動信号送出手段 25、32 時間枠 26、34 第2の時間枠 27 許容範囲 28、35 異常部 33 基準値 36a〜36d アナログ状態信号 37a〜37d 基準信号の波形 38a〜38d アナログ状態信号の波形 39a〜39d 半導体製造装置 41a〜41d チャンネル 42a〜42d 入力起動信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 機器の運転状態監視装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機器の運転状態を監
視し、異常を検出した場合に作業者や機器に対して異常
通報する機器の運転状態監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、機器の運転状態が不安定な場
合は、正常な処理を施すことができずに不良品が発生す
る。したがって、常に機器の運転状態が不安定であるか
否かを監視しながら処理を行うことが重要となり、この
種の機器の運転状態監視装置の必要性は、特に半導体製
造装置等において大となってきている。尚、以下の説明
は運転状態を監視される機器として、半導体製造装置を
例に行うものとする。図11は従来の半導体製造装置の
運転状態監視装置の概略構成を示す図である。図におい
て、1は運転状態を監視される例えばプラズマCVD装
置等のような半導体製造装置、2はこの半導体製造装置
1内に設けられる処理室、3は搬送装置、4はこの搬送
装置3によって搬送される例えばウエハ等の被処理物、
5は処理室2に供給される原料ガス等の流量を計測する
ガス流量、6は高周波電源、7はレコ−ダで、例えば
ガス流量5の検出器から出力される電圧等のアナログ
状態信号8、および例えば高周波電源6のON/OFF
で出力される電圧等のデジタル状態信号9をそれぞれ入
力し記録用紙7aに記録する。
【0003】次に上記のように構成される従来の運転状
態監視装置の動作について説明する。まず、被処理物4
は搬送装置3によって処理室2内に搬入され、所望の処
理が施された後、再び搬送装置3によって処理室2外に
搬出され、図示しない次工程を担当する装置へ送出され
ている。そして、このように処理室2内で処理が行われ
ている間、処理室2内には電気、ガス、薬品、水等のよ
うな動力源および反応源が供給されており、これらの処
理条件を所望の状態にするための検出器も具備されてい
る。
【0004】このため、処理室2内の状態を示す一要因
としてのガス流量5で検出される流量によるアナログ
状態信号8、および高周波電源6のON/OFFによる
デジタル状態信号9をそれぞれ取り出し、レコ−ダ7に
よって記録用紙7aに記録しておき、記録用紙7aに記
録されたアナログ状態信号8およびデジタル状態信号9
の各波形の変化を、短い周期で作業者が定期的にチェッ
クすることにより、半導体製造装置1の運転状態を監視
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体製造装置
の運転状態監視装置は以上のように構成されているの
で、短い周期で定期的にチェックするとは言うものの、
実際の運転上では作業者が常時貼り付くわけにもいか
、せいぜい数時間毎のチェックしか行われていないた
め、例えば数分間で処理を完了するような製造機器にお
いては、不良品が多発する恐れがあるという問題点があ
った。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、機器の運転状態を常時監視して
異常を即時検出することができる機器の運転状態監視装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の機器の運転状態監視装置は、機器の処理状態を表す状
態信号をデジタル化して順次入力する状態信号入力手段
と、入力起動信号をトリガにして状態信号の機器の処理
が正常な状態の波形を基準信号として記憶する基準波形
記憶手段と、状態信号の波形と基準信号の波形とを入力
起動信号をトリガにして順次比較する状態波形比較手段
とを備えたものである。
【0008】又、この発明に係る請求項2の機器の運転
状態監視装置は、機器の処理状態を表す状態信号をデジ
タル化して順次入力する状態信号入力手段と、予め設定
された基準値と状態信号の値とを比較して入力起動信号
送出する入力起動信号送出手段と、入力起動信号をト
リガにして状態信号の機器の処理が正常な状態の波形を
基準信号として記憶する基準波形記憶手段と、状態信号
の波形と基準信号の波形とを入力起動信号をトリガにし
て順次比較する状態波形比較手段とを備えたものであ
る。
【0009】又、この発明に係る請求項3の機器の運転
状態監視装置は、機器の処理状態を表す状態信号をデジ
タル化して順次入力する状態信号入力手段と、予め設定
された基準値と状態信号の値とを比較して所定の状態
所定の時間継続した場合に入力起動信号として送出する
入力起動信号送出手段と、入力起動信号をトリガにして
状態信号の機器の処理が正常な状態の波形を基準信号と
して記憶する基準波形記憶手段と、状態信号の波形と基
準信号の波形とを入力起動信号をトリガにして順次比較
する状態波形比較手段とを備えたものである。
【0010】又、この発明に係る請求項4の機器の運転
状態監視装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに
おいて、状態波形比較手段では 基準信号の波形の時間
軸上で所定の時間枠を設定し、時間枠内の基準信号の波
形と、時間枠に対応する時間内の状態信号の波形とを比
較するようにしたものである。
【0011】又、この発明に係る請求項5の機器の運転
状態監視装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに
おいて、状態波形比較手段では基準信号の波形の時間軸
上で所定の時間枠を設定するとともにこの時間枠内の所
望の値を基準値と設定し、入力起動信号のトリガ時点か
ら基準値になるまでの時間と、状態信号が基準値になる
までの時間とを比較するようにしたものである。
【0012】又、この発明に係る請求項6の機器の運転
状態監視装置は請求項1ないし請求項5のいずれかにお
いて、状態波形比較手段による比較結果が所定の範囲を
越えて異なる場合に、異常と判断して表示するようにし
たものである。
【0013】又、この発明に係る請求項7の機器の運転
状態監視装置は、機器の処理状態を表す状態信号複数
の処理状態についてデジタル化して順次入力する状態信
号入力手段と、入力起動信号をトリガにして状態信号の
機器の処理が正常な状態の波形を基準信号として複数の
処理状態について記憶する基準波形記憶手段と、状態信
号の波形を各処理状態毎に記憶された各基準信号の波形
に対してそれぞれ入力起動信号をトリガにして順次比較
を行い、各比較の結果の全てについて所定の範囲を越え
て異なる状態信号が存在する場合に異常と判断する状態
波形比較手段とを備えたものである。
【0014】
【作用】この発明における機器の運転状態監視装置は、
毎回の処理に伴う状態波形を正常な処理時の基準波形と
順次比較し、その比較結果が所定の範囲を越えて異なる
場合に異常と判断する。
【0015】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概略構成を示す図である。図にお
いて、図11に示す従来装置と同様な部分は同一符号を
付して説明を省略する。10はアナログ状態信号8を
のまま若しくは倍率変換を施してデジタル化して入力す
状態信号入力手段である。デジタル状態信号9は入力
起動信号11として利用する。
【0016】12は入力起動信号11をトリガにして半
導体製造装置1が正常な状態で運転されている場合に、
状態信号入力手段10によりデジタル化されて順次入力
された状態信号13を、基準信号14として記憶する基
準波形記憶手段、15は状態信号入力手段10によりデ
ジタル化されて順次入力された状態信号16の波形と、
基準波形記憶手段12によって記憶される基準信号14
の波形とを比較する状態波形比較手段、17はこの状態
波形比較手段15の比較結果が所定の範囲を越えて異な
っている場合は、例えばランプ18等で表示する状態異
常表示手段である。そして、これら10、12、15、
17、18で運転状態監視装置20を構成している。
【0017】次に、上記のように構成された実施例1に
おける半導体製造装置の運転状態監視装置の動作につい
て説明する。まず、半導体製造装置を運転させて被処理
物4を正常な状態で処理し、この状態において状態信号
入力手段で入力されデジタル化された状態信号13を、
入力起動信号11をトリガにして基準波形記憶手段12
に予め基準信号14として記憶させる。次いで半導体製
造装置1の運転を本格的に開始させ、状態波形比較手段
15により状態信号入力手段10で順次入力されデジタ
ル化された状態信号16と、基準波形記憶手段12で記
憶されている基準信号14との比較を行う。そして、こ
の比較の結果が所定の範囲を越えて異なっている場合に
は、状態異常表示手段17によりランプ18を点滅させ
て作業者に異常を通報するとともに、半導体製造装置1
にフイ−ドバックして運転を一旦停止させる。
【0018】上記のように実施例1によれば、基準波形
記憶手段12に予め記憶されている基準信号14と、処
理に伴って状態信号入力手段10で順次入力されデジタ
ル化された状態信号16とを状態波形比較手段15で比
較し、比較結果が所定の範囲を越えて異なる場合は、状
態異常表示手段17によりランプ18を点滅させるとと
もに、半導体製造装置1にフイ−ドバックして運転を一
旦停止させるようにしているので、作業者に速やかに通
報することができ、又、作業者が半導体製造装置1に到
着するまでの間の不良品の発生を防止することもでき
る。
【0019】実施例2.図2はこの発明の実施例2にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の概略構成を示
す図である。図において、図1に示す実施例1と同様な
部分は同一符号を付して説明を省略する。19は例えば
高周波電源6からの実際の高周波出力を平滑処理した電
圧出力等のアナログ状態信号、21は予め設定された基
準値とアナログ状態信号19の値とを順次比較し、入力
起動信号22を送出する入力起動信号送出手段である。
そして、これら10、12、15、17、18、21で
運転状態監視装置30を構成している。
【0020】上記のように実施例2によれば、入力起動
信号送出手段21により、予め設定された基準値とアナ
ログ状態信号19の値とを順次比較し、入力起動信号2
2を送出するようにしているので、上記実施例1の場合
と同様の効果を得ることは勿論のこと、実施例1におけ
るデジタル状態信号9が取り出せない装置や、取り出す
ための改造に多額の費用がかかる装置等にも適用可能で
あるという実用上優れた効果を発揮することができる。
【0021】実施例3.図3はこの発明の実施例3にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の概略構成を示
す図である。図において、図2に示す実施例2と同様な
部分は同一符号を付して説明を省略する。23は予め設
定された基準値とアナログ状態信号19の値とを順次比
較し、所定の状態が所定の時間継続した場合に、入力起
動信号24として送出する入力起動信号送出手段であ
る。そして、これら10、12、15、17、18、2
3で運転状態監視装置40を構成している。
【0022】上記のように実施例3によれば、入力起動
信号手段23により、予め設定された基準値とアナログ
状態信号19の値とを順次比較し、所定の状態が所定の
時間継続した場合に、入力起動信号24として送出する
ようにしているので、上記各実施例の場合と同様の効果
を得ることは勿論のこと、アナログ状態信号19の初期
の不安定な波形や不要の波形を無視できるので、状態波
形比較手段15における比較が処理上容易になるという
実用上優れた効果を発揮することができる。なお、基準
値や時間経過の設定は、ソフトウエアプログラムで変数
値として取り扱うことにより容易に変更でき、状況に応
じた取扱いが可能となる。
【0023】実施例4.図4はこの発明の実施例4にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の要部の概略構
成を示す図である。図において、図1に示す実施例1と
同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。29は
状態波形比較手段で、まず図5に示すように基準信号1
4の波形に対して、時間軸上で所定の範囲を限定する時
間枠25を設定するとともに、この時間枠25内におけ
る基準信号14の値に対して上限、下限を決めて許容範
囲27を設定する。次いで状態信号16の波形に対し
て、時間枠25内で状態信号16の値が上記許容範囲2
7内に入っているか否かを判定し、例えば図に示すよう
に許容範囲をはみ出す異常部28が検出されると、状態
異常表示手段17へ異常信号が出力される。なお、1
0、12、17、18、29で運転状態監視装置50は
構成されている。
【0024】上記のように実施例4によれば、基準信号
14の波形および状態信号16の波形に対して、時間軸
上で所定の範囲を限定する時間枠25を設定し、この時
間枠25内で両信号14、16の値を比較するようにし
ているので、上記各実施例の場合と同様の効果を得るこ
とは勿論のこと、比較する範囲を必要な部分、すなわち
時間枠25に絞ることができるので、状態波形比較手段
29における比較が処理上容易となり、実用上優れた効
果を発揮する。
【0025】実施例5.図6はこの発明の実施例5にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の要部の概略構
成を示す図である。図において、図1に示す実施例1と
同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。31は
状態波形比較手段で、まず図7に示すように基準信号1
4の波形に対して、時間軸上で所定の範囲を限定する時
間枠32を設定するとともに、この時間枠32内の基準
信号14の所望の値を基準値33と設定し、入力起動信
号11をトリガとして基準値33になるまでの時間t1
に対して時間t1の変動の許容範囲t0を設定する。
【0026】そして、状態信号16の波形に対して入力
起動信号11をトリガとして許容範囲t0での状態信号
16の値に、基準値33と同じ値が存在するかを判定す
る。例えば、図に示すように状態信号16の値が、基準
値33と同じ値になるまでの時間t2予め設定された
時間の許容範囲t0越えていると、異常部35として
状態異常表示手段17へ異常信号が出力される。なお、
10、12、17、18、31で運転状態監視装置60
は構成されている。
【0027】上記のように実施例5によれば、基準信号
14の波形および状態信号16の波形に対して、時間軸
上で所定の範囲を限定する時間枠32を設定し、入力起
動信号11をトリガにして、時間枠32内に設定される
基準値33になるまでの時間に対する許容範囲を設定
し、この許容範囲内で状態信号16の値基準値33と
同じ値が存在するかを判定して、運転状態の異常を検出
するようにしているので、上記実施例4と同様の効果を
発揮することができる。
【0028】実施例6.図8はこの発明の実施例6にお
ける半導体製造装置の運転状態監視装置の概念を説明す
るための図である。図において、36a、36b、36
c、36dは例えば図1に示すアナログ状態信号8と同
様に、半導体製造装置1から出力される複数の要因の異
なるアナログ状態信号、37a、37b、37c、37
dは半導体製造装置1が正常に運転されている場合に出
力される各アナログ状態信号36a〜36dを基に設定
される各基準信号の波形、38a、38b、38c、3
8dは半導体製造装置1の運転に伴って順次出力される
各アナログ状態信号36a〜36dの波形である。
【0029】上記のように実施例6によれば、半導体製
造装置1からそれぞれ要因の異なる複数のアナログ状態
信号36a〜36dを取り出し、これら各アナログ状態
信号36a〜36d毎に各実施例で説明したような方法
で比較し、運転状態を監視するようにしているので運転
状態をあらゆる観点から監視することができ、より正確
な監視が可能になる。
【0030】実施例7.尚、上記各実施例では、半導体
製造装置1および各運転状態監視装置20、30、4
0、50、60が1対1で対応している場合について説
明したが、図9に示すように複数の半導体製造装置39
a、39b、39c、39dを、これら各半導体製造装
置39a〜39dにそれぞれ対応し、独立した入力信号
42a、42b、42c、42dを有するチャンネル4
1a、41b、41c、41dを備えた1台の運転状態
監視装置70で監視するようにしても良く、上記各実施
例と同様の効果を発揮することができる。
【0031】実施例8.又、上記各実施例では、半導体
製造装置1における処理の識別ができる場合について説
明したが、図10に示すように、予め複数の処理に対応
してそれぞれ基準波形43a、43b、を設定してお
き、半導体製造装置1から順次入力される状態信号波形
44a、44b、44cを、例えば図5で示した実施例
4におけるような比較方法で各基準波形43a、43b
とそれぞれ比較し図中○、×印で示す比較結果が、すべ
ての基準波形43a、43bに対しても所定の範囲を越
えて異なる(図中×印で示す)場合、すなわち図8にお
いては状態信号波形44cを異常と判断するようにすれ
ば、処理の識別が得られない場合にも、運転状態の監視
を支障なく行うことが可能になり、実用上優れた効果を
発揮する。
【0032】実施例9.又、上記各実施例では、被監視
機器として半導体製造装置1を例に説明したが、これに
限定されるものではなく、どのような機器に適用しても
上記各実施例と同様な効果を得ることは言うまでもな
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば毎回の
処理に伴う状態波形を正常な処理時の基準波形と順次比
較し、その比較結果が所定の範囲を越えて異なる場合に
異常と判断するようにしたので、機器の運転状態を常時
監視して異常を即時検出することが可能な機器の運転状
態監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概略構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施例2における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概略構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施例3における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概略構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施例4における半導体製造装置
の運転状態監視装置の要部の概略構成を示す図である。
【図5】 図4に示される状態波形比較手段の比較動作
を説明するための波形図である。
【図6】 この発明の実施例5における半導体製造装置
の運転状態監視装置の要部の概略構成を示す図である。
【図7】 図6に示される状態波形比較手段の比較動作
を説明するための波形図である。
【図8】 この発明の実施例6における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概念を説明するための図である。
【図9】 この発明の実施例7における半導体製造装置
の運転状態監視装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 この発明の実施例8における半導体製造装
置の運転状態監視装置の概念を説明するための図であ
る。
【図11】 従来の半導体製造装置の運転状態監視装置
の概略構成を示す図である。
【符号の説明】 1 半導体製造装置(機器)、2 処理室、3 搬送装
置、4 被処理物、8 アナログ状態信号、9 デジタ
ル状態信号、10 状態信号入力手段、11,22,2
4 入力起動信号、12 基準波形記憶手段、14 基
準信号、15,29,31 状態波形比較手段、17
状態異常表示手段、18 ランプ、20,30,40,
50,60,70 運転状態監視装置、21,23 入
力起動信号送出手段、25,32 時間枠、26,34
第2の時間枠、27 許容範囲、28,35 異常
部、33 基準値、36a〜36d アナログ状態信
号、37a〜37d 基準信号の波形、38a〜38d
アナログ状態信号の波形、39a〜39d 半導体製
造装置、41a〜41d チャンネル、42a〜42d
入力起動信号。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の処理状態を表す状態信号をデジタ
    ル化して順次入力する状態信号入力手段と、入力起動信
    号をトリガにして上記状態信号の上記機器の処理が正常
    な状態の波形を基準信号として記憶する基準波形記憶手
    段と、上記状態信号の波形と上記基準信号の波形とを上
    記入力起動信号をトリガにして順次比較する状態波形比
    較手段とを備えたことを特徴とする機器の運転状態監視
    装置。
  2. 【請求項2】 機器の処理状態を表す状態信号をデジタ
    ル化して順次入力する状態信号入力手段と、予め設定さ
    れた基準値と上記状態信号の値とを比較して上記状態信
    号の値が上記基準値を越えた場合に入力起動信号として
    送出する入力起動信号送出手段と、上記入力起動信号を
    トリガにして上記状態信号の上記機器の処理が正常な状
    態の波形を基準信号として記憶する基準波形記憶手段
    と、上記状態信号の波形と上記基準信号の波形とを上記
    入力起動信号をトリガにして順次比較する状態波形比較
    手段とを備えたことを特徴とする機器の運転状態監視装
    置。
  3. 【請求項3】 機器の処理状態を表す状態信号をデジタ
    ル化して順次入力する状態信号入力手段と、予め設定さ
    れた基準値と上記状態信号の値が上記基準値を越え且つ
    その状態が所定の時間継続した場合に入力起動信号とし
    て送出する入力起動送出手段と、上記入力起動信号をト
    リガにして上記状態信号の上記機器の処理が正常な状態
    の波形を基準信号として記憶する基準波形記憶手段と、
    上記状態信号の波形と上記基準信号の波形とを上記入力
    起動信号をトリガにして順次比較する状態波形比較手段
    とを備えたことを特徴とする機器の運転状態監視装置。
  4. 【請求項4】 状態波形比較手段は、基準信号の波形の
    時間軸上で所定の時間枠を設定し、上記時間枠内の上記
    基準信号の波形と、上記時間枠に対応する時間内の状態
    信号の波形とを比較するようにしたことを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の機器の運転状
    態監視装置。
  5. 【請求項5】 状態波形比較手段は、基準信号の波形の
    時間軸上で所定の時間枠を設定するとともに上記時間枠
    内の所望の値を基準値と設定し、入力起動信号のトリガ
    時点から上記基準値になるまでの時間と、上記時間枠に
    対応する時間内で状態信号が上記基準値になるまでの時
    間とを比較するようにしたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の機器の運転状態監視装
    置。
  6. 【請求項6】 状態波形比較手段による比較結果が所定
    の範囲を越えて異なる場合に、異常と判断して表示する
    ようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    いずれかに記載の機器の運転状態監視装置。
  7. 【請求項7】 機器の複数の処理状態を表す信号をデジ
    タル化して順次入力する状態信号入力手段と、入力起動
    信号をトリガにして上記複数の状態信号の上記機器の処
    理が正常な状態の各波形を各基準信号として記憶する基
    準波形記憶手段と、上記各状態信号の波形を上記各基準
    信号の波形に対してそれぞれ上記入力起動信号をトリガ
    にして順次比較を行い、各比較の結果の全てが所定の範
    囲を越えて異なる状態信号が存在する場合に異常と判断
    する状態波形比較手段とを備えたことを特徴とする機器
    の運転状態監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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