JPH06341529A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH06341529A
JPH06341529A JP5154203A JP15420393A JPH06341529A JP H06341529 A JPH06341529 A JP H06341529A JP 5154203 A JP5154203 A JP 5154203A JP 15420393 A JP15420393 A JP 15420393A JP H06341529 A JPH06341529 A JP H06341529A
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pressure
control
line
valve
port
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Toshihisa Marusue
敏久 丸末
Takuji Fujiwara
卓治 藤原
Kazunori Enokido
一典 榎戸
Tatsutoshi Mizobe
龍利 溝部
Hiroaki Yokota
浩章 横田
Shinya Kamata
真也 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速用の摩擦要素の締結用油路に調圧バルブ
が設置された自動変速機において、変速時における摩擦
要素の締結力を、専用の可変圧ソレノイドバルブを設け
ることなく調圧バルブを用いて制御することを目的とす
る。 【構成】 制御圧ライン138上に設置した第1デュー
ティソレノイドバルブ90で生成されたデューティ制御
圧を、ロックアップコントロールバルブ85の制御ポー
トと、3−4コントロールバルブ77に供給する制御圧
を調整するモデュレータバルブ93の制御ポートと、上
記コントロールバルブ77の調圧阻止ポートに通じる調
圧阻止ライン147が接続された切換バルブ94の制御
ポート94aとにそれぞれ供給する。そして、この切換
バルブ94を、上記第1デューティソレノイドバルブ9
0で生成される制御圧が所定値よりも大きいときに、調
圧阻止ライン177をメインライン110に通じるライ
ン146に連通させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速機の制御装
置、特にエンジン出力を変速機構に伝達するトルクコン
バータにロックアップクラッチが備えられていると共
に、変速用摩擦要素の締結用油路に締結圧を調整する調
圧バルブが設置された自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータと変速機構とを組み合
わせ、この変速機構の動力伝達経路をクラッチやブレー
キなどの複数の摩擦要素の選択的作動により切り換える
ことにより、当該自動車の運転状態に応じて変速段を自
動的に切り換えるようにした自動変速機においては、上
記トルクコンバータにおける駆動損失を低減して燃費性
能を向上させるために、トルク増大作用や変速ショック
の吸収作用などを要しない運転領域で、該トルクコンバ
ータの入、出力側を直結させるロックアップクラッチが
備えられることがある。その場合に、例えば特開平4−
140569号公報に開示されているように、この種の
自動変速機の油圧制御回路に、ロックアップクラッチに
締結圧を作用させる締結室と締結状態を解放させる解放
室との差圧を調整する調圧バルブを設置すると共に、デ
ューティソレノイドバルブなどの可変圧ソレノイドバル
ブの作動によって上記調圧バルブの制御ポートに供給さ
れる制御圧を変化させることにより、ロックアップクラ
ッチを半ば締結させたスリップ状態に制御するようにし
たものがある。
【0003】一方、この種の自動変速機においては、変
速用摩擦要素に供給する締結圧を調圧バルブを用いて制
御するようにしたものがある。例えば特開平1−150
055号公報には、変速用摩擦要素の締結用油路に調圧
バルブを設置すると共に、この調圧バルブに供給される
制御圧を可変圧ソレノイドバルブによって可変制御する
構成が開示されている。これによれば、当該摩擦要素に
供給される締結圧を自由に制御することが可能となり、
例えば変速時における該摩擦要素の解放動作あるいは締
結動作を良好に行わせて変速ショックを低減することが
可能になる一方において、変速後には当該摩擦要素のト
ルク伝達容量を該摩擦要素への入力トルクに適合させる
ことにより、トルク伝達容量を不必要に高くすることに
よるオイルポンプの駆動損失などを回避しながら、所要
のトルクを確実に伝達させることも可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術のように、摩擦要素の締結用油路に設
置された調圧バルブの制御圧を調整するのに専用の可変
圧ソレノイドバルブを使用すると、その分だけ部品点数
が増加するという問題がある。
【0005】そこで、この発明は、変速用の摩擦要素の
締結用油路に調圧バルブが設置された自動変速機におい
て、ロックアップクラッチの締結力を制御するための可
変圧ソレノイドバルブに着目して、当該摩擦要素が関与
する変速時において該摩擦要素に供給される締結圧を、
専用の可変圧ソレノイドバルブを設けることなく調圧バ
ルブを用いて適切に制御することを可能とし、もって不
必要に部品点数を増加させることなく多様な制御を行い
得るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1の発明(以下、第1発明という)に係る自動変速機の
制御装置は、トルクコンバータの入、出力側を直結させ
るロックアップクラッチの締結力を制御する可変圧ソレ
ノイドバルブが備えられた自動変速機において、変速用
摩擦要素の締結用油路に設置されて、制御用元圧を制御
ポートに供給される制御圧に応じた圧力に調圧して出力
する調圧バルブと、上記可変圧ソレノイドバルブで調整
された圧力を上記調圧バルブの制御ポートに供給する制
御圧供給手段とを設けたことを特徴とする。
【0007】また、本願の請求項2の発明(以下、第2
発明という)に係る自動変速機の制御装置は、トルクコ
ンバータの入、出力側を直結させるロックアップクラッ
チの締結力を制御する可変圧ソレノイドバルブが備えら
れた自動変速機において、変速用摩擦要素の締結用油路
に設置されて、制御用元圧を制御ポートに供給される制
御圧に応じた圧力に調圧して出力する調圧バルブと、上
記可変圧ソレノイドバルブで調整された圧力を上記調圧
バルブの制御ポートに供給する制御圧供給手段と、同じ
く上記可変圧ソレノイドバルブで調整された圧力が制御
圧として供給される切換バルブとを設けると共に、この
切換バルブを、その制御ポートに供給される制御圧が所
定値以上のときに作動して、上記調圧バルブの調圧阻止
ポートに該調圧バルブの減圧方向の調圧動作を阻止する
調圧阻止圧を供給するように構成したことを特徴とす
る。
【0008】そして、本願の請求項3の発明(以下、第
3発明という)に係る自動変速機の制御装置は、上記第
1、第2発明の構成に加えて、可変圧ソレノイドバルブ
を用いたロックアップクラッチの締結力制御状態におい
て、変速用摩擦要素に通じる締結圧油路に設置された調
圧バルブによる減圧方向の調圧動作を阻止する調圧動作
阻止手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
【0010】すなわち、第1〜第3発明のいずれにおい
ても、トルクコンバータのロックアップクラッチの締結
力の制御用に用いる可変圧ソレノイドバルブで調整され
た圧力を、変速用摩擦要素の締結用油路に設置された調
圧バルブの制御ポートに供給するようにしているので、
当該摩擦要素が関与する変速時において該摩擦要素に供
給される締結圧を、専用の可変圧ソレノイドバルブを設
けることなく調圧バルブを用いて制御することができ、
これによって不必要に部品点数を増加させることなくロ
ックアップクラッチの締結力と変速時における摩擦要素
の締結力とを有効に制御することが可能となる。
【0011】特に、第2発明によれば、可変圧ソレノイ
ドバルブによって調整された圧力が制御圧として供給さ
れる切換バルブを設けると共に、この切換バルブを、そ
の制御ポートに供給される制御圧が所定値以上のとき
に、摩擦要素の締結用油路に設置された調圧バルブの調
圧阻止ポートに減圧方向の調圧動作を阻止する調圧阻止
圧を供給させるように構成しているので、締結圧の調整
範囲を小さく設定することが可能となり、これによって
変速時における締結圧を運転状態を反映して緻密に制御
することができると共に、変速後には当該摩擦要素が確
実に締結された状態に保持されることになる。
【0012】また、第3発明によれば、可変圧ソレノイ
ドバルブを用いたロックアップクラッチの締結力制御状
態において、変速用摩擦要素に通じる締結圧油路に設置
された調圧バルブによる減圧方向の調圧動作を阻止する
調圧動作阻止手段を設けているので、当該摩擦要素が締
結された状態でロックアップクラッチをスリップ制御さ
せたとしても、該摩擦要素が確実に締結された状態で保
持されることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0014】まず、図1により実施例に係る自動変速機
10の機械的構成を説明すると、この自動変速機10
は、主たる構成要素として、トルクコンバータ20と、
該コンバータ20の出力により駆動される変速機構30
と、該機構30の動力伝達経路を切り換えるクラッチや
ブレーキなどの複数の摩擦要素41〜46及びワンウェ
イクラッチ51,52とを有し、これらにより走行レン
ジとしてのD,S,L,Rの各レンジと、Dレンジでの
1〜4速、Sレンジでの1〜3速及びLレンジでの1,
2速とが得られるようになっている。
【0015】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ変速機
ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持され
てトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース2
1とタービン23との間に設けられ、該ケース21を介
してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロッ
クアップクラッチ26とで構成されている。そして、上
記タービン23の回転がタービンシャフト27を介して
変速機構30側に出力されるようになっている。ここ
で、上記エンジン出力軸1にはタービンシャフト27内
を貫通するポンプシャフト12が連結され、該シャフト
12により変速機後端部に備えられたオイルポンプ13
が駆動されるようになっている。
【0016】一方、上記変速機構30はラビニョ型プラ
ネタリギヤ装置で構成され、上記タービンシャフト27
上に遊嵌合された小径のスモールサンギヤ31と、該サ
ンギヤ31の後方において同じくタービンシャフト27
上に遊嵌合された大径のラージサンギヤ32と、上記ス
モールサンギヤ31に噛合された複数個のショートピニ
オンギヤ33と、前半部が該ショートピニオンギヤ33
に噛合され、かつ後半部が上記ラージサンギヤ32に噛
合されたロングピニオンギヤ34と、該ロングピニオン
ギヤ34及び上記ショートピニオンギヤ33を回転自在
に支持するキャリヤ35と、ロングピニオンギヤ34に
噛合されたリングギヤ36とで構成されている。
【0017】そして、上記タービンシャフト27とスモ
ールサンギヤ31との間に、フォワードクラッチ41と
第1ワンウェイクラッチ51とが直列に介設され、また
これらのクラッチ41,51に並列にコーストクラッチ
42が介設されていると共に、タービンシャフト27と
キャリヤ35との間には3−4クラッチ43が介設さ
れ、さらに該タービンシャフト27とラージサンギヤ3
2との間にリバースクラッチ44が介設されている。ま
た、上記ラージサンギヤ32とリバースクラッチ44と
の間には、ラージサンギヤ32を固定するバンドブレー
キでなる2−4ブレーキ45が設けられていると共に、
上記キャリヤ35と変速機ケース11との間には、該キ
ャリヤ35の反力を受け止める第2ワンウェイクラッチ
52と、キャリヤ35を固定するローリバースブレーキ
46とが並列に設けられている。そして、上記リングギ
ヤ36が出力ギヤ14に連結され、該出力ギヤ14から
差動装置を介して左右の車輪(図示せず)に回転が伝達
されるようになっている。
【0018】ここで、上記各クラッチやブレーキなどの
摩擦要素41〜46及びワンウェイクラッチ51,52
の作動状態と変速段との関係を説明すると、まず1速に
おいては、フォワードクラッチ41が締結され、かつ第
1、第2ワンウェイクラッチ51,52がロック状態と
なる。そのため、トルクコンバータ20の出力回転はタ
ービンシャフト27から上記フォワードクラッチ41及
び第1ワンウェイクラッチ51を介して変速機構30の
スモールサンギヤ31に入力される。この場合、第2ワ
ンウェイクラッチ52の作用でキャリヤ35が固定され
るため、変速機構30は、上記スモールサンギヤ31か
らショートピニオンギヤ33及びロングピニオンギヤ3
4を介してリングギヤ36に回転を伝達する差動動作を
行わない固定的なギヤ列として作動する。その結果、上
記スモールサンギヤ31とリングギヤ36との径の比に
対応する大きな減速比の1速状態が得られる。
【0019】次に、2速においては、上記の1速の状態
に加えて2−4ブレーキ45が締結され、変速機構30
におけるラージサンギヤ32が固定されると共に、第2
ワンウェイクラッチ52が空転状態となる。そのため、
上記タービンシャフト27からスモールサンギヤ31に
伝達された回転がショートピニオンギヤ33を介してロ
ングピニオンギヤ34に伝達されると共に、該ロングピ
ニオンギヤ34は、これに噛み合うラージサンギヤ32
が固定されているためラージサンギヤ32上を公転し、
これに伴ってキャリヤ35が回転する。その結果、1速
状態に比較してキャリヤ35の回転分(ロングピニオン
ギヤ34の公転分)だけリングギヤ36の回転が増速さ
れ、1速時よりも減速比が小さい2速状態が得られる。
ここで、2−4ブレーキ45は、その制動力が変速機構
30を構成する回転要素のリーディング方向に作用する
ように構成されている。
【0020】さらに、3速においては、上記の2速の状
態から2−4ブレーキ45が解放されると同時に、3−
4クラッチ43が締結される。そのため、タービンシャ
フト27の回転は、上記フォワードクラッチ41及び第
1ワンウェイクラッチ51を介してスモールサンギヤ3
1に入力されると同時に、3−4クラッチ43を介して
キャリヤ35にも入力されることになる。その結果、変
速機構30の全体が一体回転し、リングギヤ36がター
ビンシャフト27と同じ速度で回転する3速状態が得ら
れる。
【0021】また、4速においては、上記の3速で一旦
解放された2−4ブレーキ45が再び締結される。その
ため、タービンシャフト27の回転は3−4クラッチ4
3から変速機構30のキャリヤ35に入力され、ロング
ピニオンギヤ34が公転されることになるが、該ロング
ピニオンギヤ34と噛合しているラージサンギヤ32が
上記2−4ブレーキ45によって固定されているため、
ロングピニオンギヤ34はキャリヤ35と共に公転しな
がら自転することになる。その結果、ロングピニオンギ
ヤ34に噛み合うリングギヤ36は、キャリヤ35の回
転(タービンシャフト27の回転)にロングピニオンギ
ヤ34の自転分だけ増速されて回転されることになり、
これによりオーバードライブ状態の4速が得られる。な
お、この場合、フォワードクラッチ41は締結された状
態にあるが、これに直列の第1ワンウェイクラッチ51
が空転するので、タービンシャフト27の回転がスモー
ルサンギヤ31に入力されることはない。
【0022】さらに、後退速においては、リバースクラ
ッチ44とローリバースブレーキ46とが締結され、タ
ービンシャフト27の回転が変速機構30のラージサン
ギヤ32に入力されると共に、該機構30のキャリヤ3
5が固定される。そのため、上記ラージサンギヤ32か
らロングピニオンギヤ34を介してリングギヤ36に至
る固定的なギヤ列を介して回転が伝達されることにな
り、ラージサンギヤ34とリングギヤ36との径の比に
対応した減速比が得られるが、その場合にリングギヤ3
6の回転方向がタービンシャフト27ないしラージサン
ギヤ32の回転方向の反対となる。
【0023】なお、1〜3速時に回転を伝達する第1ワ
ンウェイクラッチ51及び1速時に反力を受け止める第
2ワンウェイクラッチ52はコースティング時に空転す
るため、これらの変速段ではエンジンブレーキが作動し
ないことになるが、Dレンジの3速、Lレンジの2,3
速及びLレンジの1,2速では、第1ワンウェイクラッ
チ51に並列のコーストクラッチ42が締結され、また
Lレンジの1速では第2ワンウェイクラッチ52に並列
のローリバースブレーキ46が締結されるので、これら
の変速段でエンジンブレーキが得られることになる。
【0024】ここで、上記各クラッチやブレーキなどの
摩擦要素41〜46及びワンウェイクラッチ51,52
の作動状態と変速段との関係をまとめると、次の表1に
示すようになる。
【0025】
【表1】 次に、上記各摩擦要素41〜46のアクチュエータに対
して油圧を給排する油圧制御回路について説明すると、
この自動変速機10には、図2に示すような油圧制御回
路60が備えられている。ここで、上記各アクチュエー
タのうち、2−4ブレーキ45の油圧アクチュエータ4
5aはアプライポート45bとリリースポート45cと
を有するサーボピストンで構成され、アプライポート4
5bのみに油圧が供給されているときに2−4ブレーキ
45を締結し、両ポート45b,45cとも油圧が供給
されていないとき及び両ポート45b,45cとも油圧
が供給されているときに、2−4ブレーキ45を解放す
るようになっている。また、その他の摩擦要素41〜4
4,46のアクチュエータは通常の油圧ピストンで構成
され、油圧が供給されたときに当該摩擦要素を締結す
る。
【0026】この油圧制御回路60には、主たる構成要
素として、図1に示すオイルポンプ13からメインライ
ン110に吐出された作動油の圧力を所定のライン圧に
調整するレギュレータバルブ61と、手動操作によって
レンジの選択を行うマニュアルバルブ62と、変速段に
応じて作動して各摩擦要素(アクチュエータ)41〜4
6に対する油圧の給排を行う第1、第2、第3シフトバ
ルブ63,64,65とが備えられている。
【0027】上記マニュアルバルブ62は、D,S,L
の各前進レンジと、Rレンジと、Nレンジと、Pレンジ
の設定が可能とされており、前進レンジでは、上記メイ
ンライン110を前進ライン111に、Rレンジでは後
退ライン112にそれぞれ接続させるようになってい
る。
【0028】また、上記第1、第2、第3シフトバルブ
63,64,65には、いずれも一端に制御ポート63
a,64a,65aが設けられている。そして,第1、
第2シフトバルブ63,64の各制御ポート63a,6
4aには、それぞれ上記前進ライン111から分岐され
た第1、第2制御圧ライン113,114が接続され、
また第3シフトバルブ65の制御ポート65aには、上
記メインライン110から分岐された第3制御圧ライン
115が接続されていると共に、これらの制御圧ライン
113,114,115には、それぞれ変速用の第1、
第2、第3ソレノイドバルブ66,67,68が設けら
れている。このうち第1、第2ソレノイドバルブ66,
67は、それぞれONのときに対応する制御ポート63
a,64aの制御圧を排圧して、第1、第2シフトバル
ブ63,64のスプールを図面上の左側に位置させ、ま
たOFFのときに上記制御ポート63a,64aに第
1、第2制御圧ライン113,114から制御圧を導入
して、スプールをそれぞれスプリングの付勢力に抗して
右側に位置させるようになっている。また、第3ソレノ
イドバルブ68については、ONのときに対応する制御
ポート65aの制御圧を排圧して、第3シフトバルブ6
5のスプールを図面上の右側に位置させ、またOFFの
ときに上記制御ポート65aに第3制御圧ライン115
から制御圧を導入して、この場合においてもスプリング
の付勢力に抗してスプールを左側に位置させるようにな
っている。
【0029】ここで、これらのソレノイドバルブ66〜
68は、後述するコントローラからの信号により、当該
自動車の車速とエンジンのスロットル開度とに応じて予
め設定されたマップに基づいてON,OFF制御され、
それに伴って各シフトバルブ63〜65のスプールの位
置が切り換わって各摩擦要素41〜46に通じる油路が
切り換わることにより、これらの摩擦要素41〜46が
上記表1に示す組合せで締結され、これにより変速段が
運転状態に応じて切り換えられるようになっている。そ
の場合に、D,S,Lの前進レンジにおける各変速段と
各ソレノイドバルブ66〜68のON,OFFの組合せ
パターンとの関係は、次の表2に示すように設定されて
いる。
【0030】
【表2】 一方、上記マニュアルバルブ62のスプールをD,S,
Lの各前進レンジに設定したときにメインライン110
に連通される前進ライン111からはライン116が分
岐され、このライン116がフォワードクラッチライン
とされて、オリフィス69及びワンウェイオリフィス7
0を介してフォワードクラッチ41に導かれている。し
たがって、D,S,Lレンジで、フォワードクラッチ4
1が常に締結されることになる。なお、上記フォワード
クラッチライン116には、上記ワンウェイオリフィス
70の下流側においてライン117を介してN−Dアキ
ュムレータ71が接続されている。
【0031】また、前進ライン111は、上記第1シフ
トバルブ63に導かれ、第1ソレノイドバルブ66がO
Nとなって該シフトバルブ63のスプールが左側に位置
したときにサーボアプライライン118に連通し、オリ
フィス72を介してサーボピストン45aのアプライポ
ート45bに至る。したがって、D,S,Lレンジで第
1ソレノイドバルブ66がONのとき、すなわちDレン
ジでの2,3,4速、Sレンジの2,3速及びLレンジ
の2速で、上記アプライポート45bに油圧(サーボア
プライ圧)が導入され、リリースポート45cに油圧
(サーボリリース圧)が導入されていないときに2−4
ブレーキ45が締結されることになる。なお、上記アプ
ライポート45bにはライン119及びアキュームカッ
トバルブ73を介して1−2アキュムレータ74が接続
されている。
【0032】また、上記前進ライン111は、第3シフ
トバルブ65にも導かれ、第3ソレノイドバルブ68が
OFFで、該シフトバルブ65のスプールが左側に位置
するときにコーストクラッチライン120に連通する。
このコーストクラッチライン120は、コーストレデュ
ーシングバルブ75及びワンウェイオリフィス76を介
してコーストクラッチ42に至る。したがって、D,
S,Lレンジで第3ソレノイドバルブ68がOFFのと
き、すなわちD,Sレンジの3速、S,Lレンジの2速
及びLレンジの1速でコーストクラッチ42が締結され
る。
【0033】さらに、前進ライン111は、第2シフト
バルブ64にも導かれている。そして、該ライン111
は、第2ソレノイドバルブ67がOFFで、第2シフト
バルブ64のスプールが右側に位置するときに3−4ク
ラッチライン121に連通する。このライン121は、
さらに3−4コントロールバルブ77を介して3−4ク
ラッチ43に至っている。したがって、D,S,Lレン
ジで第2ソレノイドバルブ67がOFFのとき、すなわ
ちDレンジの3,4速及びSレンジの3速で3−4クラ
ッチ43が締結されることになる。
【0034】ここで、上記3−4クラッチライン121
から分岐されたライン122は第3シフトバルブ65に
導かれ、第3ソレノイドバルブ68がOFFで、該シフ
トバルブ65のスプールが左側に位置するときにサーボ
ピストン45aのリリースポート45cに通じるサーボ
リリースライン123に連通する。したがって、D,
S,Lレンジで第2,第3ソレノイドバルブ67,68
が共にOFFのとき、すなわちDレンジの3速及びSレ
ンジの3速で、サーボピストン45aのリリースポート
45cにサーボリリース圧が導入され、2−4ブレーキ
45が解放される。
【0035】また、上記前進ライン111からはライン
124が分岐されており、このライン124も第1シフ
トバルブ63に導かれている。このライン124は、第
1ソレノイドバルブ66がOFFで、第1シフトバルブ
63のスプールが右側に位置するときに第2シフトバル
ブ64に通じるライン125に連通する。一方、第2シ
フトバルブ64には、第2ソレノイドバルブ67がON
で、該バルブ64のスプールが左側に位置するときに上
記ライン125に連通するライン126が接続され、こ
のライン126はボールバルブ79及びライン128を
介して第3ソレノイドバルブ68に導かれている。そし
て、このライン128が、第3ソレノイドバルブ68が
OFFで、第3シフトバルブ65のスプールが左側に位
置するときに、ローレデューシングバルブ79を介して
ローリバースブレーキ46に通じるローリバースブレー
キライン128に連通する。したがって、D,S,Lレ
ンジで第1、第2、第3ソレノイドバルブ66〜68
が、それぞれOFF,ON,OFFのとき、すなわちL
レンジの1速でローリバースブレーキ46が締結され
る。
【0036】さらに、Rレンジでメインライン110に
連通する後退ライン112は、該ライン112から分岐
されたライン129、オリフィス80、ワンウェイオリ
フィス81、上記ボールバルブ78及びライン127を
介して第3シフトバルブ65に導かれ、第3ソレノイド
バルブ68がOFFで該バルブ63のスプールが左側に
位置するときに上記ローリバースブレーキライン128
に連通する。また、この後退ライン112は、リバース
クラッチライン130とされて、作動油の排出方向の通
過を阻止するワンウェイバルブ82を介してリバースク
ラッチ44に至っている。したがって、Rレンジでは、
第3ソレノイドバルブ68がOFFのときにローリバー
スブレーキ46が締結される一方、リバースクラッチ4
4が常に締結されることになる。なお、上記ワンウェイ
オリフィス81とボールバルブ78との間において上記
ライン129から分岐されたライン131には、N−R
アキュムレータ83が接続されている。
【0037】また、この油圧制御回路60には、図1に
示すトルクコンバータ20内のロックアップクラッチ2
6を制御するための第4シフトバルブ84と、ロックア
ップコントロールバルブ85とが備えられている。
【0038】そして、第4シフトバルブ84とロックア
ップコントロールバルブ85とには、レギュレータバル
ブ61からコンバータリリーフバルブ86を介して導か
れたコンバータライン132が接続されていると共に、
第4シフトバルブ84の一端に設けられた制御ポート8
4aには、ライン133を介してメインライン110に
通じる制御圧ライン134が接続されている。このライ
ン134にロックアップ用の第4ソレノイドバルブ87
が設けられ、該ソレノイドバルブ87がOFFのときに
第4シフトバルブ84のスプールが左側に位置すること
により、上記コンバータライン132がトルクコンバー
タ20内のロックアップ解放室26aに通じる解放ライ
ン135に連通し、これによってロックアップクラッチ
26が解放されてコンバータ状態となる。
【0039】一方、上記第4ソレノイドバルブ87がO
Nとなって、第4シフトバルブ84の制御ポート84a
から制御圧が排圧されることにより、該バルブ84のス
プールが図面上の右側に移動すると、上記コンバータラ
イン132がトルクコンバータ20内のロックアップ締
結室26bに通じる締結ライン136に連通し、これに
よってロックアップクラッチ26が締結される。そし
て、このとき、上記解放ライン135が第4シフトバル
ブ84及び中間ライン137を介してロックアップコン
トロールバルブ85に連通し、該コントロールバルブ8
5で調整された作動圧が、ロックアップ解放圧としてロ
ックアップクラッチ26のロックアップ解放室26aに
供給される。
【0040】つまり、上記ロックアップコントロールバ
ルブ85の一端の制御ポート85aには、メインライン
110からソレノイドレデューシングバルブ88を介し
て導かれた制御圧ライン138が接続されていると共
に、他端側の調圧阻止ポート85bには前進ライン11
1に通じる調圧阻止ライン139が接続されている。そ
して、上記制御圧ライン138に設けられたオリフィス
89の下流側には、第1デューティソレノイドバルブ9
0が設置され、この第1デューティソレノイドバルブ9
0に与えられるデューティ率に応じて、上記ロックアッ
プコントロールバルブ85の制御ポート85aに供給さ
れる制御圧を調整することにより、他端側の調圧阻止ポ
ート85bに調圧阻止ライン139を介してライン圧が
供給されていないことを条件として、コンバータインラ
イン132及び締結ライン136を介してロックアップ
締結室26aに供給される締結圧と、中間ライン137
及び解放ライン135を介してロックアップ解放室26
bに供給される解放圧との差圧が調整されて、ロックア
ップクラッチ26が所定のスリップ状態に制御される。
【0041】一方、ロックアップコントロールバルブ8
5の調圧阻止ポート85bに上記調圧阻止ライン139
を介してライン圧が供給されているときには、該コント
ロールバルブ85のスプールが左側に位置した状態で固
定される。したがって、ロックアップクラッチ26にお
けるロックアップ解放室26aの作動圧が、解放ライン
135、第4シフトバルブ84及び中間ライン137を
介してロックアップコントロールバルブ85aのドレン
ポートから排圧されることになり、ロックアップクラッ
チ26が完全に締結されたロックアップ状態となる。そ
の場合に、上記ドレンポートには、径が適切に設定され
たオリフィスが設けられており、これによって締結ライ
ン136を介してロックアップクラッチ26の締結室2
6bに供給されている作動油が連通状態の解放室26a
に流入したとしても過剰に排出されることはない。
【0042】ここで、上記第1デューティソレノイドバ
ルブ90の動作特性は、デューティ率Dの増大に伴って
デューティ制御圧が減少する特性に設定されている。つ
まり、デューティ率Dが100%のときには、そのドレ
ンポートが常時開放された状態となり、オリフィス89
よりも下流側の制御圧ライン132の圧力レベルが0と
なる。これに対して、デューティ率Dが0のときには、
ドレンポートが常時遮断された状態となって上記圧力レ
ベルが最大圧に保持されることになる。
【0043】さらに、この油圧制御回路60には、上記
レギュレータバルブ61によって調整されるライン圧の
制御用として、スロットルモデュレータバルブ91及び
該バルブ作動用の第2デューティソレノイドバルブ92
が備えられている。
【0044】上記スロットルモデュレータバルブ91に
は、上記ソレノイドレデューシングバルブ88を介して
メインライン110に通じるライン140が導かれてい
ると共に、一端側の制御ポート91aには周期的に開閉
する第2デューティソレノイドバルブ92によって調整
されたデューティ制御圧が導入され、このデューティソ
レノイドバルブ92のデューティ率Dに応じたスロット
ルモデュレータ圧を生成するようになっている。その場
合に、上記デューティ率Dは例えばエンジンのスロット
ル開度などに応じて設定されるようになっており、これ
に対応するスロットルモデュレータ圧がライン141を
介してレギュレータバルブ61の第1増圧ポート61a
に導入されることにより、該バルブ61で調整されるラ
イン圧がスロットル開度の増大に応じて増圧されるよう
になっている。一方、レギュレータバルブ61に設けら
れた第2増圧ポート61bには後退ライン112から分
岐されたライン142が接続されている。これにより、
Rレンジではライン圧が更に増圧されることになる。
【0045】そして、この実施例においては、ロックア
ップクラッチ26の締結力調整用の第1デューティソレ
ノイドバルブ90で生成されたデューティ制御圧が、ア
キュムレータ用モデュレータバルブ93の制御ポート9
3aにも供給されるようになっている。このモデュレー
タバルブ93は、メインライン110からライン143
を介して供給されるライン圧を上記第1ソレノイドバル
ブ66からのデューティ制御圧に応じて調整することに
よりモデュレータ圧を生成して、そのモデュレータ圧を
ライン144を介してN−Rアキュムレータ83の背圧
室83aなどに供給するようになっている。
【0046】ここで、3−4クラッチライン121上の
3−4コントロールバルブ77の制御ポート77aに
は、上記ライン144から分岐されたライン145が接
続されている。したがって、第1デューティソレノイド
バルブ90をデューティ制御すれば、そのデューティ率
Dに応じたモデュレータ圧が上記アキュムレータ用モデ
ュレータバルブ93で生成されて、上記3−4コントロ
ールバルブ77の制御ポート77aに導入されることに
なり、これによって該コントロールバルブ77によって
調整される油圧(3−4クラッチ圧)も上記デューティ
率Dに対応した値に調整される。
【0047】一方、この3−4コントロールバルブ77
には、その一端側に調圧(減圧)動作を阻止する調圧阻
止ポート77bが設けられていると共に、この調圧阻止
ポート77bに切換バルブ94及びライン146を介し
てメインライン110に通じる調圧阻止ライン147が
接続されている。そして、この調圧阻止ライン147が
切換バルブ94を介して上記ライン146に連通してい
るときに、メインライン110のライン圧が3−4コン
トロールバルブ77の調圧阻止ポート77bに供給され
て、該コントロールバルブ77の調圧動作を阻止するよ
うになっている。
【0048】つまり、上記切換バルブ94の一端側の制
御ポート94aには、上記制御圧ライン138における
オリフィス89と第1デューティソレノイドバルブ90
との間から分岐されたライン148が接続されると共
に、他端側のバランスポート94bには、上記オリフィ
ス89の上流側で制御圧ライン138から分岐されたラ
イン149が接続されている。そして、第1デューティ
ソレノイドバルブ90で生成されるデューティ制御圧が
所定値以上のときに、上記切換バルブ94におけるスプ
ールが図面上の左側に位置することになって調圧阻止ラ
イン147がメインライン110に通じるライン146
に連通し、該ライン146を介してメインライン110
のライン圧が上記3−4コントロールバルブ77の調圧
阻止ポート77bに供給されることにより、該コントロ
ールバルブ77の調圧動作が阻止されるのである。一
方、第1デューティソレノイドバルブ90で生成される
デューティ制御圧が所定値よりも低下したときには、上
記切換バルブ94のスプールがスプリング力などに打ち
勝って右側に移動し、これによって調圧阻止ライン17
7が上記ライン146から切り離される。
【0049】ここで、切換バルブ94には、スプールが
右側に位置したときに上記調圧阻止ライン177に連通
されるライン150が接続されている。このライン15
0はロックアップ制御用の第4シフトバルブ84に導か
れて、該シフトバルブ84のスプールが右側に位置する
ときに、ライン133を介してメインライン110に通
じるライン151に連通するようになっている。つま
り、第4ソレノイドバルブ87がONとされて、ロック
アップクラッチ26の締結力が制御可能なときには、メ
インライン110のライン圧が、ライン133、ライン
151、第4シフトバルブ84及びライン150を介し
て調圧阻止ライン177に導かれることになる。なお、
第4シフトバルブ84のスプールが左側に位置するコン
バータ状態においては、該シフトバルブ84に設けられ
たドレンポートに対して上記ライン150が連通するよ
うになっている。
【0050】また、上記切換バルブ94には、第1シフ
トバルブ63のスプールが右側に位置した状態のときに
サーボアプライライン118に連通するドレンライン1
51が接続されている。そして、このドレンライン15
1が絞り量の異なる2つのドレンポートに対して選択的
に連通されるようになっている。なお、この実施例にお
いては、図面上の右側に位置するドレンポートの方が左
側のものよりも小さな絞り量とされている。
【0051】ここで、第1シフトバルブ63には、3−
4コントロールバルブ用の調圧阻止ライン147から分
岐されたライン152が接続されていると共に、第1ソ
レノイドバルブ66がONして第1シフトバルブ63の
スプールが左側に位置したときに、第1背圧室74aか
らメインライン110のライン圧が常時導入されている
1−2アキュムレータ74の第2背圧ポート74bに通
じるライン153と、上記ライン152とが連通するよ
うに構成されている。したがって、調圧阻止ライン14
7にライン圧が供給されているときには、第1シフトバ
ルブ63のスプールが左側に位置しているときに限り、
このライン圧がライン152及びライン153を介して
上記1−2アキュムレータ74の第2背圧室74bに導
入されることになる。
【0052】また、サーボピストン45aにおけるアプ
ライポート45bに通じるサーボアプライライン118
から分岐されて、上記1−2アキュムレータ74に通じ
るライン119上に設置されたアキュームカットバルブ
73には、その一端側の制御ポート73aに、3−4コ
ントロールバルブ77の下流側で3−4クラッチライン
121から分岐されたライン154が接続されていると
共に、他端側に設けられたアキュームカット阻止ポート
73bには、ボールバルブ95及びライン155を介し
て上記ロックアップコントロールバルブ85の調圧阻止
用の調圧阻止ライン139に通じるライン156が接続
されている。そして、このアキュームカットバルブ73
の中間部分に設けられた中間ポート73cには、第2シ
フトバルブ64に接続されたライン126から分岐され
たライン157が接続されている。
【0053】なお、アキュームカットバルブ73のアキ
ュームカット阻止ポート73bに通じるライン156が
接続された上記ボールバルブ95には、上記切換バルブ
94と第4シフトバルブ84との間に介設されたライン
150から分岐されたライン158も接続されている。
【0054】以上の構成に加えて、この油圧制御回路6
0には、主として変速タイミングの調整用に使用される
第5シフトバルブ96が備えられている。この第5シフ
トバルブ96は、サーボアプライライン118上のオリ
フィス72をバイパスする第1バイパスライン160
と、リバースクラッチライン130上のワンウェイバル
ブ82をバイパスする第2バイパスライン161と、ロ
ックアップコントロールバルブ85の調圧阻止ポート8
5bに導かれるロックアップ用調圧阻止ライン139と
に跨がって設置されていると共に、一端側の制御ポート
96aにはメインライン110から分岐された制御圧ラ
イン162が導かれている。そして、この制御圧ライン
162に設置された第5ソレノイドバルブ97をON,
OFFすることにより、上記第5ソレノイドバルブ97
のスプールの位置が切り換わって、上記第1、第2バイ
パスライン160,161及び調圧阻止ライン139が
開通もしくは遮断されるようになっている。
【0055】つまり、上記第5ソレノイドバルブ97が
OFFで、第5シフトバルブ96のスプールが図面上の
右側に位置するときには、第1バイパスライン160及
び調圧阻止ライン139がそれぞれ開通される一方にお
いて、第2バイパスライン161が遮断される。このと
き、第2バイパスライン161の下流部分はオリフィス
80及びワンウェイオリフィス81が設けられたライン
129に連通して、該ライン129を介してリバースク
ラッチライン130ないし後退ライン112に連通され
る。一方、第5ソレノイドバルブ97がONして、第5
シフトバルブ96のスプールが図面上の左側に移動した
ときには、第1バイパスライン160及び調圧阻止ライ
ン139がそれぞれ遮断され、また第2バイパスライン
160が開通される。
【0056】また、上記第1バイパスライン160に
は、第5シフトバルブ96よりも下流側に位置して、作
動油の供給方向に絞り作用を行うワンウェイオリフィス
98が設けられていると共に、第5シフトバルブ96よ
りも上流側には通常のオリフィス99が設けられてい
る。そして、このオリフィス99の上流側で上記第1バ
イパスライン160から分岐された分岐ライン163に
は、該オリフィス99よりも小さな絞り量に設定された
オリフィス100と、作動油の供給方向の通過を阻止す
るワンウェイバルブ101とが設けられている。そし
て、この分岐ライン163が、第5ソレノイドバルブ9
7がONして、第5シフトバルブ96のスプールが左側
に位置したときに、該バルブ96よりも下流側で第1バ
イパスライン160に合流されるようになっている。
【0057】そして、この自動変速機10には、図3に
示すように、変速制御用の第1〜第3ソレノイドバルブ
66〜68、ロックアップ用の第4ソレノイドバルブ8
7及び第1デューティソレノイドバルブ90、ライン圧
調整用の第2デューティソレノイドバルブ92並びに第
5ソレノイドバルブ97の作動を制御するコントローラ
200が備えられている。このコントローラ200は、
当該自動車の車速を検出する車速センサ201からの信
号、エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開
度センサ202からの信号、当該自動変速機10に備え
られたシフトレバーの位置(レンジ)を検出するシフト
位置センサ203からの信号、エンジン回転数を検出す
るエンジン回転数センサ204からの信号、トルクコン
バータ20のタービン回転数を検出するタービン回転数
センサ205からの信号、作動油の油温を検出する油温
センサ206からの信号などを入力し、これらの信号に
よって示される運転状態や運転者の要求に応じて上記各
ソレノイドバルブの作動を制御する。
【0058】この実施例に係る自動変速機10は以上の
構成であるが、例えば3−4コントロールバルブ77に
よって締結圧が調整される3−4クラッチ43が変速動
作に関与する変速時においては、ロックアップ制御用の
第1デューティソレノイドバルブ90により、次のよう
にして3−4クラッチ43に供給される締結圧が制御さ
れるようになっている。
【0059】今、当該自動車の2速において、ロックア
ップクラッチ26の動作モードがコンバータモードに設
定されているものとすると、ロックアップ用の第4シフ
トバルブ84の作動を制御する第4ソレノイドバルブ8
7がOFFとされ、これに伴って図4に示すように、該
シフトバルブ84のスプール84bが図面上の左側に位
置することになる。この状態では、切換バルブ94から
第4シフトバルブ84に導かれたライン150が、該シ
フトバルブ84に設けられたドレンポート84cに連通
される。
【0060】このとき、第1デューティソレノイドバル
ブ90が休止しているものとすると、制御圧ライン13
8の圧力レベルが最大圧に保持された状態となり、切換
バルブ94のスプール94cに図面上の右側から作用す
るスプリング力に制御ポート94aから導入される油圧
による押付力が重畳されることにより、該スプール94
cが図面上の左側から作用する油圧による押付力に抗し
て左側に位置した状態に保持されることになる。この状
態では、3−4コントロールバルブ77の調圧阻止ポー
ト77bに通じる調圧阻止ライン147が、メインライ
ン110に通じるライン146が連通していることか
ら、メインライン110のライン圧が、ライン146及
び調圧阻止ライン147を介して上記調圧阻止ポート7
7bに導入される。そして、このライン圧によって3−
4コントロールバルブ77に内蔵されたプラグ77cが
図面上の左側に押圧され、スプール77dもプラグ77
cで押されて、図面上の左側に位置した状態で保持され
ることになる。これにより、3−4コントロールバルブ
77の入力ポート77eと出力ポート77fとが完全に
連通した状態となる。
【0061】このような状態において、運転状態が変化
して変速段を2速から3速にシフトアップさせる2−3
変速指令が発生したとすると、第2シフトバルブ64の
作動を制御する第2ソレノイドバルブ67が、前述の表
2に示すところに従ってONからOFFに切り換えら
れ、それに伴って第2シフトバルブ64のスプール64
bが図の状態から左側に移動することになるのである
が、その際に第1デューティソレノイドバルブ90のデ
ューティ制御圧が、所定値Poよりも小さくなるような
デューティ制御信号がコントローラ200から第1デュ
ーティソレノイドバルブ90に対して出力される。これ
により、切換バルブ94におけるバランスポート94b
から導入される圧力が、制御ポート94bから導入され
る圧力よりも相対的に大きくなり、該切換バルブ94の
スプール94cが右側から作用するスプリング力などに
よる押付力に抗して右側に移動することになる。
【0062】したがって、図5に示すように、上記3−
4コントロールバルブ77の調圧阻止ポート77bに通
じる調圧阻止ライン147が、メインライン110に通
じるライン146から切り離されて、第4シフトバルブ
84に通じるライン150に連通することになる。この
ため、3−4コントロールバルブ77の調圧阻止ポート
77bに供給されていたライン圧が、調圧阻止ライン1
47及びライン150を介して第4シフトバルブ84の
ドレンポート84cから排圧されることになり、これに
よって3−4コントロールバルブ77のプラグ77d
が、スプール77dとの間に配置したスプリング77g
によって押し戻されて右側に移動し、該3−4コントロ
ールバルブ77の調圧(減圧)動作が可能となる。そし
て、第1デューティソレノイドバルブ90を所定のデュ
ーティ率Dでデューティ制御すれば、そのデューティ率
Dに応じたモデュレータ圧が上記アキュムレータ用モデ
ュレータバルブ93で生成されて、上記3−4コントロ
ールバルブ77の制御ポート77aに導入されると共
に、該バルブ77の入力ポート77eに供給されるライ
ン圧が上記モデュレータ圧に応じた圧力に調整された上
で、3−4クラッチ圧として3−4クラッチ43に供給
されることになるのである。その場合に、該3−4クラ
ッチ圧が所定の棚圧状態となるようなデューティ率Dで
第1デューティソレノイドバルブ90を駆動させるよう
にすれば、3−4クラッチ43が過度の締結ショックを
生じることなく短時間の間に完全締結状態となる。
【0063】そして、3−4クラッチ43が完全に締結
し、先行して解放動作が進行する2−4ブレーキ45が
完全に解放されることにより、3速への変速動作が完了
したときには、第1デューティソレノイドバルブ90に
対してデューティ制御圧が所定値Po以上となるような
デューティ制御信号が出力される。したがって、図面上
の右側に位置している切換バルブ94のスプール94c
が左側に移動し、これに伴ってメインライン110に通
じるライン146が再び調圧阻止ライン147に連通す
る。このため、メインライン110のライン圧が、ライ
ン146及び調圧阻止ライン147を介して3−4コン
トロールバルブ77の調圧阻止ポート77aに供給され
ることになり、これによって該バルブ77のプラグ77
cが左側に移動すると共に、前述のように入力ポート7
7eと出力ポート77fとが完全に連通させた状態とな
るようにスプール77dを保持することになる。これに
より、第2シフトバルブ64から3−4クラッチライン
121を介して3−4コントロールバルブ77に供給さ
れる前進ライン111からのライン圧が、減圧されるこ
となく3−4クラッチ43に供給されることになって、
該クラッチ43が確実に締結されることになる。
【0064】このように、3−4コントロールバルブ7
7の調圧阻止ポート77bに通じる調圧阻止ライン14
7と、メインライン110に通じるライン146との間
に介設した切換バルブ94を、その制御ポート94aに
導入される第1デューティソレノイドバルブ90からの
デューティ制御圧が所定値Poの以上のときに上記調圧
阻止ライン147とライン147とが連通するように構
成したことにより、3−4クラッチ43の締結圧が、第
1デューティソレノイドバルブ90によって調整される
デューティ制御圧に対して、図6に示すような特性で変
化することになる。つまり、デューティ制御圧が所定値
Poよりも小さい領域Xの範囲で変速時における締結圧
が可変制御されると共に、該制御圧が所定値Poを超え
る領域Yにおいては、3−4コントロールバルブ77の
調圧動作が阻止されることにより、ライン圧と等しい最
大締結圧が得られることになる。したがって、デューテ
ィ制御圧が所定値Poよりも小さい領域Xにおける制御
レンジRを小さく設定することができ、変速時における
締結圧を運転状態を反映させて緻密に制御することが可
能となる。
【0065】一方、上記のように3−4クラッチ43が
締結されている状態において、ロックアップクラッチの
制御モードがコンバータモードからスリップモードに切
り換えられたとすると、第4、第5ソレノイドバルブ8
7,97がそれぞれONとされて、図2の油圧制御回路
60における第4シフトバルブ84及び第5シフトバル
ブ96の各スプールが、それぞれ右側、左側に移動する
ことになる。したがって、図7に示すように、第4シフ
トバルブ84に導かれているコンバータライン132
が、ロックアップクラッチ26の締結室26bに通じる
締結ライン136に連通される一方において、ロックア
ップコントロールバルブ85に通じる中間ライン137
が、ロックアップクラッチ26の解放室26aに通じる
解放ライン135に連通される。このとき、ロックアッ
プコンバータ85の調圧阻止ポート85bに前進ライン
111のライン圧を供給している調圧阻止ライン139
が上記第5シフトバルブ96で遮断されて、下流側の作
動油が該シフトバルブ96のドレンポートから排出され
ることになる。したがって、上記調圧阻止ポート85b
に対してスプール85cを挟んで反対側に位置する制御
ポート85aに供給する制御圧を第1デューティソレノ
イドバルブ90を用いてデューティ制御することによ
り、このロックアップコントロールバルブ85に導かれ
ているコンバータライン132の作動圧が、デューティ
制御圧に対応した圧力に調整された上で中間ライン13
7に出力され、その出力圧が中間ライン137、第4シ
フトバルブ84及び解放ライン135を介してロックア
ップクラッチ26の解放室26aに解放圧として供給さ
れるのである。これに対して、ロックアップクラッチ2
6の締結室26bには、第4シフトバルブ84に導かれ
たコンバータライン132の作動圧が、締結圧として締
結ライン136を介してダイレクトに供給されることに
なる。したがって、両者の差圧(締結圧−解放圧)に応
じてロックアップクラッチ26がスリップ制御されるこ
とになる。
【0066】このとき、第4シフトバルブ84のスプー
ル84bが右側に位置しているので、ライン133を介
してメインライン110に通じるライン151が、切換
バルブ94に通じるライン150に連通することにな
る。したがって、スリップ制御のために第1デューティ
ソレノイドバルブ90のデューティ制御圧が所定値Po
よりも低下し、図のように切換バルブ94のスプール9
4cが右側に位置したとしても、上記ライン151に供
給されているメインライン110のライン圧が、ライン
150、切換バルブ94及び調圧阻止ライン147を介
して3−4コントロールバルブ77の調圧阻止ポート7
7cに供給されることとなり、スプール77dの移動に
よる減圧動作が阻止される。これにより、3−4クラッ
チ43が確実に締結された状態で保持されることにな
る。
【0067】なお、本発明は実施例に限定されるもので
はない。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トルクコ
ンバータのロックアップクラッチの締結力の制御用に用
いる可変圧ソレノイドバルブで調整された圧力を、変速
用摩擦要素の締結用油路に設置された調圧バルブの制御
ポートに供給するようにしているので、当該摩擦要素が
関与する変速時において該摩擦要素に供給される締結圧
を、専用の可変圧ソレノイドバルブを設けることなく調
圧バルブを用いて制御することができ、これによって不
必要に部品点数を増加させることなくロックアップクラ
ッチの締結力と変速時における摩擦要素の締結力とを有
効に制御することが可能となる。
【0069】特に、第2発明によれば、可変圧ソレノイ
ドバルブによって調整された圧力が制御圧として供給さ
れる切換バルブを設けると共に、この切換バルブを、そ
の制御ポートに供給される制御圧が所定値以上のとき
に、摩擦要素の締結用油路に設置された調圧バルブの調
圧阻止ポートに減圧方向の調圧動作を阻止する調圧阻止
圧を供給させるように構成しているので、締結圧の調整
範囲を小さく設定することが可能となり、これによって
変速時における締結圧を運転状態を反映して緻密に制御
することができると共に、変速後には当該摩擦要素が確
実に締結された状態に保持することが可能となる。
【0070】また、第3発明によれば、可変圧ソレノイ
ドバルブを用いたロックアップクラッチの締結力制御状
態において、変速用摩擦要素に通じる締結圧油路に設置
された調圧バルブによる減圧方向の調圧動作を阻止する
調圧動作阻止手段を設けているので、当該摩擦要素が締
結された状態でロックアップクラッチをスリップ制御さ
せたとしても、該摩擦要素が確実に締結された状態で保
持されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る自動変速機の骨子図である。
【図2】 実施例における自動変速機の油圧制御回路を
示す回路図である。
【図3】 図2の油圧制御回路における各バルブに対す
る制御システム図である。
【図4】 2速状態における油圧制御回路の要部の拡大
図である。
【図5】 2−3変速中における油圧制御回路の要部の
拡大図である。
【図6】 第1デューティソレノイドバルブによるデュ
ーティ制御圧と3−4クラッチ圧との関係を示す特性図
である。
【図7】 ロックアップクラッチのスリップ制御状態に
おける油圧制御回路の要部の拡大図である。
【符号の説明】
10 自動変速機 20 トルクコンバータ 26 ロックアップクラッチ 43 3−4クラッチ 64 第2シフトバルブ 77 3−4コントロールバルブ 84 第4シフトバルブ 85 ロックアップコントロールバルブ 87 第4ソレノイドバルブ 90 第1デューティソレノイドバルブ 93 アキュムレータ用モデュレータバルブ 94 切換バルブ 110 メインライン 121 3−4クラッチライン 143 ライン 144 ライン 145 ライン 146 ライン 147 調圧阻止ライン 150 ライン 151 ライン 200 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝部 龍利 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 横田 浩章 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 鎌田 真也 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータの入、出力側を直結さ
    せるロックアップクラッチの締結力を制御する可変圧ソ
    レノイドバルブが備えられた自動変速機の制御装置であ
    って、変速用摩擦要素の締結用油路に設置されて、制御
    用元圧を制御ポートに供給される制御圧に応じた圧力に
    調圧して出力する調圧バルブと、上記可変圧ソレノイド
    バルブで調整された圧力を上記調圧バルブの制御ポート
    に供給する制御圧供給手段とが設けられていることを特
    徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 トルクコンバータの入、出力側を直結さ
    せるロックアップクラッチの締結力を制御する可変圧ソ
    レノイドバルブが備えられた自動変速機の制御装置であ
    って、変速用摩擦要素の締結用油路に設置されて、制御
    用元圧を制御ポートに供給される制御圧に応じた圧力に
    調圧して出力する調圧バルブと、上記可変圧ソレノイド
    バルブで調整された圧力を上記調圧バルブの制御ポート
    に供給する制御圧供給手段と、同じく上記可変圧ソレノ
    イドバルブで調整された圧力が制御圧として供給される
    切換バルブとが設けられていると共に、この切換バルブ
    が、その制御ポートに供給される制御圧が所定値以上の
    ときに作動して、上記調圧バルブの調圧阻止ポートに該
    調圧バルブの減圧方向の調圧動作を阻止する調圧阻止圧
    を供給するように構成されていることを特徴とする自動
    変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 可変圧ソレノイドバルブを用いたロック
    アップクラッチの締結力制御状態において、変速用摩擦
    要素に通じる締結圧油路に設置された調圧バルブによる
    減圧方向の調圧動作を阻止する調圧動作阻止手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2
    のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
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