JPH07103325A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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Publication number
JPH07103325A
JPH07103325A JP25202393A JP25202393A JPH07103325A JP H07103325 A JPH07103325 A JP H07103325A JP 25202393 A JP25202393 A JP 25202393A JP 25202393 A JP25202393 A JP 25202393A JP H07103325 A JPH07103325 A JP H07103325A
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JP
Japan
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pressure
line
initial value
valve
control
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25202393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Kamata
真也 鎌田
Hiroaki Yokota
浩章 横田
Shigeru Nagayama
茂 長山
Yuji Nakahara
祐治 中原
Shin Nakano
紳 中野
Toshihisa Marusue
敏久 丸末
Mitsutoshi Abe
充俊 安部
Hiroyuki Matsumoto
裕之 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH07103325A publication Critical patent/JPH07103325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速時に、遠心力油圧の影響を受けることな
く、常に最適な棚圧の初期値を設定する。 【構成】 スロットル開度に対応して設定した棚圧の初
期値から摩擦要素の回転数に対応する遠心力油圧を減少
補正した補正値を、第1棚圧初期値補正手段200Cに
よって棚圧の初期値として設定する。これによって、変
速時に、遠心力油圧の影響を受けることなく、遠心力油
圧の影響を受けることなく、常に最適な棚圧の初期値を
設定することができる。この遠心力油圧補正に当たり、
第2棚圧初期値補正手段200Dによって、補正値が、
ドリフトオンボールの作動のための油圧低下下限値より
も低くならないようにし、ドリフトオンボールの作動を
確実とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速時に回転変化を生
じる摩擦要素の作動圧をリニア制御する制御手段を備え
た自動変速機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、変速時に係合され
る摩擦要素の作動圧(油圧)は、エンジントルクに応じ
て変化させる必要があるが、例えば特公平2−5213
9号公報に記載されるように、エンジントルクの代用と
して、エンジン回転数や負荷に応じて制御することが一
般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
変速時に係合される摩擦要素の作動圧を、負荷に応じた
値に制御するようにすると、締結する摩擦要素、例えば
クラッチが高回転する場合は、以下のような問題が生ず
る。
【0004】変速時の作動油圧を負荷だけで設定しよう
とすると、変速時において高回転するクラッチでは、そ
れによって生ずる遠心力によって大きな作動油圧(以下
遠心力油圧という)が発生するため、供給する作動油圧
はその分だけ低い作動油圧にする必要がある。
【0005】このように設定した場合、アクセル開度が
一定のままのスケジュールアップ変速では問題はない
が、アクセルペダルの踏込みを解除してシフトアップす
るバックアウト変速では、必要以上にクラッチピストン
に作動する油圧が大きくなり、変速ショックが悪化す
る。これは、バックアウト変速では、スケジュールアッ
プ変速と同一スロットル開度であっても、入力回転数が
高く、遠心力油圧が大きくなっているためである。
【0006】本発明は、変速時に、遠心力油圧の影響を
受けることなく、常に最適な棚圧の初期値を設定するこ
とができる自動変速機の油圧制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、変速時に回転
変化を生じる摩擦要素の作動圧をリニア制御する制御手
段を備えた自動変速機の油圧制御装置を前提とする。
【0008】請求項1の発明は、エンジン負荷を検出す
るエンジン負荷検出手段と、該エンジン負荷検出手段の
出力を受け、上記摩擦要素を作動させる変速時に、エン
ジン負荷に対応して変速時の棚圧の初期値を設定する棚
圧初期値設定手段と、上記摩擦要素の回転数を検出する
回転数検出手段と、該回転数検出手段の出力を受け上記
摩擦要素の回転数に対応する遠心力油圧を検出する遠心
力油圧検出手段と、上記棚圧初期値設定手段及び遠心力
油圧検出手段の出力を受けエンジン負荷に対応して設定
された棚圧の初期値から摩擦要素の回転数に対応する遠
心力油圧を減少補正した補正値を棚圧の初期値とする第
1棚圧初期値補正手段とを備える構成とする。
【0009】請求項2の発明は、第1棚圧初期値補正手
段よりの出力を受け、補正値が、ドリフトオンボールの
作動のための油圧低下下限値より低くなる場合には、油
圧低下下限値を棚圧の初期値とする第2棚圧初期値補正
手段を備える。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、摩擦要素を作動させ
る変速時には、摩擦要素に回転変化が生じ、それによっ
て生ずる遠心力によって大きな油圧が発生しており、そ
の分だけ作動油圧が高められている。そのため、エンジ
ン負荷に対応して棚圧初期値設定手段によって設定した
棚圧の初期値から摩擦要素の回転数に対応する遠心力油
圧を減少補正した補正値が第1棚圧初期値補正手段によ
って棚圧の初期値として設定される。よって、摩擦要素
が変速時に回転変化を生ずる場合であっても、変速時
に、遠心力油圧の影響を受けることなく、常に最適な棚
圧の初期値が設定される。
【0011】請求項2の発明によれば、第1棚圧初期値
補正手段による遠心力油圧補正に当たり、補正値がドリ
フトオンボールの作動のための油圧低下下限値より低く
なる場合には、第2棚圧初期値補正手段によって油圧低
下下限値に設定され、ドリフトオンボールの作動が確実
とされる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0013】まず、図1により自動変速機10の機械的
構成を説明すると、この自動変速機10は、主たる構成
要素として、トルクコンバータ20と、該トルクコンバ
ータ20の出力により駆動される変速機構30と、該変
速機構30の動力伝達経路を切り換えるクラッチやブレ
ーキ等の複数の摩擦要素41〜46及びワンウェイクラ
ッチ51,52とを有し、これらにより走行レンジとし
てのD,S,L,Rの各レンジと、Dレンジでの1〜4
速、Sレンジでの1〜3速及びLレンジでの1,2速と
が得られるようになっている。
【0014】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ変速機
ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持され
てトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース2
1とタービン23との間に設けられ、該ケース21を介
してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロッ
クアップクラッチ26とで構成されている。そして、上
記タービン23の回転がタービンシャフト27を介して
変速機構30側に出力されるようになっている。ここ
で、上記エンジン出力軸1にはタービンシャフト27内
を貫通するポンプシャフト12が連結され、該シャフト
12により変速機構端部に設けられたオイルポンプ13
が駆動されるように構成されている。
【0015】一方、上記変速機構30はラビニョ型プラ
ネタリギヤ装置で構成され、上記タービンシャフト27
上に遊嵌合された小径のスモールサンギヤ31と、該サ
ンギヤ31の後方において同じくタービンシャフト27
上に遊嵌合された大径のラージサンギヤ32と、上記ス
モールサンギヤ31に噛合された複数個のショートピニ
オンギヤ33と、前半部が該ショートピニオンギヤ33
に噛合されかつ後半部が上記ラージサンギヤ32に噛合
されたロングピニオンギヤ34と、該ロングピニオンギ
ヤ34及び上記ショートピニオンギヤ33を回転自在に
支持するキャリヤ35と、ロングピニオンギヤ34に噛
合されたリングギヤ36とで構成されている。
【0016】そして、上記タービンシャフト27とスモ
ールサンギヤ31との間に、フォワードクラッチ41と
第1ワンウェイクラッチ51とが直列に介設され、また
これらのクラッチ41,51に並列にコーストクラッチ
42が介設されていると共に、タービンシャフト27と
キャリヤ35との間には3ー4クラッチ43が介設さ
れ、さらに該タービンシャフト27とラージサンギヤ3
2との間にリバースクラッチ44が介設されている。ま
た、上記ラージサンギヤ32とリバースクラッチ44と
の間には、ラージサンギヤ32を固定するバンドブレー
キでなる2ー4ブレーキ45が設けられていると共に、
上記キャリヤ35と変速機ケース11との間には、該キ
ャリヤ35の反力を受け止める第2ワンウェイクラッチ
52と、キャリヤ35を固定するローリバースブレーキ
46とが並列に設けられている。そして、上記リングギ
ヤ36が出力ギヤ14に連結され、該出力ギヤ14から
作動装置を介して左右の車輪(図示せず)に回転が伝達
されるようになっている。
【0017】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦要素41〜46及びワンウェイクラッチ51,52の
作動状態と変速段との関係を説明すると、まず、1速に
おいては、フォワードクラッチ41が締結され、かつ第
1、第2ワンウェイクラッチ51,52がロック状態と
なる。そのため、トルクコンバータ20の出力回転はタ
ービンシャフト27から上記フォワードクラッチ41及
び第1ワンウェイクラッチ51を介して変速機構30の
スモールサンギヤ31に入力される。この場合、第2ワ
ンウェイクラッチ52の作用でキャリヤ35が固定され
るため、変速機構30は、上記スモールサンギヤ31か
らショートピニオンギヤ33及びロングピニオンギヤ3
4を介してリングギヤ36に回転を伝達する差動動作を
行わない固定的なギヤ列として作動する。その結果、上
記スモールサンギヤ31とリングギヤ36との径の比に
対応する大きな減速比の1速状態が得られる。
【0018】次に、2速においては、上記の1速の状態
に加えて、2ー4ブレーキ45が締結され、変速機構3
0におけるラージサンギヤ32が固定されると共に、第
2ワンウェイクラッチ52が空転状態となる。そのた
め、上記タービンシャフト27からスモールサンギヤ3
1に伝達された回転がショートピニオンギヤ33を介し
てロングピニオンギヤ34に伝達されると共に、該ロン
グピニオンギヤ34は、これに噛み合うラージサンギヤ
32が固定されているためラージサンギヤ32上を公転
し、これに伴ってキャリヤ35が回転する。その結果、
1速状態に比較してキャリヤ35の回転分(ロングピニ
オンギヤ34の公転分)だけリングギヤ36の回転が増
速され、1速時よりも減速比が小さい2速状態が得られ
る。ここで、2ー4ブレーキ45は、その制動力が変速
機構30を構成する回転要素のリーディング方向に作用
するように構成されている。
【0019】さらに、3速においては、上記2速の状態
から2ー4ブレーキ45が解放されると同時に、3ー4
クラッチ43が締結される。そのため、タービンシャフ
ト27の回転は、上記フォワードクラッチ41及び第1
ワンェイクラッチ51を介してスモールサンギヤ31に
入力されると同時に、3ー4クラッチ43を介してキャ
リヤ35にも入力されることになる。その結果、変速機
構30の全体が一体回転し、リングギヤ36がタービン
シャフト27と同じ速度で回転する3速状態が得られ
る。
【0020】また、4速においては、上記の3速で一旦
解放された2ー4ブレーキ45が再び連結される。その
ため、タービンシャフト27の回転は3ー4クラッチ4
3から変速機構30のキャリヤ35に入力され、ロング
ピニオンギヤ34が公転されることになるが、該ロング
ピニオンギヤ34と噛合しているラージサンギヤ32が
上記2ー4ブレーキ45によって固定されているため、
ロングピニオンギヤ34はキャリヤ35と共に公転しな
がら自転することになる。その結果、ロングピニオンギ
ヤ34に噛み合うリングギヤ36はキャリヤ35の回転
(タービンシャフト27の回転)にロングピニオンギヤ
34の自転分だけ増速されて回転されることになり、こ
れによりオーバードライブ状態の4速が得られる。尚、
この場合、フォワードクラッチ41は締結された状態に
あるが、これに直列の第1ワンウェイクラッチ51が空
転するので、タービンシャフト27の回転がスモールサ
ンギヤ31に入力されることはない。
【0021】さらに、後退速においては、リバースクラ
ッチ44とローリバースブレーキ46とが締結され、タ
ービンシャフト27の回転が変速機構30のラージサン
ギヤ32に入力されると共に、該機構30のキャリヤ3
5が固定される。そのため、上記ラージサンギヤ32か
らロングピニオンギヤ34を介してリングギヤ36に至
る固定的なギヤ列を介して回転が伝達されることにな
り、ラージサンギヤ34とリングギヤ36との径の比に
対応した減速比が得られるが、その場合にリングギヤ3
6の回転方向がタービンシャフト27ないしラージサン
ギヤ32の回転方向の反対となる。
【0022】尚、1〜3速時に回転を伝達する第1ワン
ウェイクラッチ51及び1速時に反力を受け止める第2
ワンウェイクラッチ52はコースティング時に空転する
ため、これらの変速段ではエンジンブレーキが作動しな
いことになるが、Dレンジの3速、Sレンジの2,3速
及びLレンジの1,2速では、第1ワンウェイクラッチ
51に並列のコーストクラッチ42が締結され、またL
レンジの1速では第2ワンウェイクラッチ52の並列の
ローリバースブレーキ46が締結されるので、これらの
変速段でエンジンブレーキが得られることになる。
【0023】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦要素41〜46及びワンウェイクラッチ51,52の
作動状態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示
すようになる。
【0024】
【表1】 次に、上記各摩擦要素41〜46のアクチュエータに対
して油圧を給排する油圧制御回路について説明すると、
この自動変速機10には、図2〜図4に示すような油圧
制御回路60が設けられている。ここで、上記各アクチ
ュエータのうち、2ー4ブレーキ45の油圧アクチュエ
ータ45aはアプライポート45bとリリースポート4
5cとを有するサーボピストンで構成され、アプライポ
ート45bのみに油圧が供給されているときに2ー4ブ
レーキ45を締結し、両ポート45b,45c共に油圧
が供給されていないとき及び両ポート45b,45c共
に油圧が供給されているときに、2ー4ブレーキ45を
解放するようになっている。また、その他の摩擦要素4
1〜44,46のアクチュエータは通常の油圧ピストン
で構成され、油圧が供給されたときに当該摩擦要素を締
結するようになっている。
【0025】この油圧制御回路60には、主たる構成要
素として、図1にも示すオイルポンプ13からメインラ
イン110に吐出された作動油の圧力を所定のライン圧
に調整するレギュレータバルブ61と、手動操作によっ
てレンジの選択を行うマニュアルバルブ62と、変速段
に応じて作動して各摩擦要素(アクチュエータ)41〜
46に対する油圧の給排を行う第1、第2及び第3シフ
トバルブ63,64,65とが設けられている。
【0026】上記マニュアルバルブ62は、D,S,L
の各前進レンジと、Rレンジと、Nレンジと、Pレンジ
との設定が可能に構成されており、各前進レンジでは、
上記メインライン110を前進ライン111に、Rレン
ジでは、上記メインライン110を後退ライン112に
それぞれ接続させるようになっている。
【0027】また、上記第1、第2及び第3シフトバル
ブ63,64,65には、いずれも一端に制御ポート6
3a,64a,65aが設けられている。そして、第1
及び第2シフトバルブ63,64の各制御ポート63
a,64aには、それぞれ上記前進ライン111から分
岐された第1及び第2制御圧ライン113,114が接
続され、また、第3シフトバルブ65の制御ポート65
aには、上記メインライン110から分岐された第3制
御圧ライン115が接続されると共に、これらの制御圧
ライン113,114,115には、それぞれ変速用の
第1、第2及び第3ソレノイドバルブ66,67,68
が設けられている。このうち、第1及び第2ソレノイド
バルブ66,67は、それぞれONのときには対応する
制御ポート63a,64aの制御圧を排圧して、第1及
び第2シフトバルブ63,64のスプールを図面上の左
側に位置させ、また、OFFのときに上記制御ポート6
3a,64aに第1及び第2制御圧ライン113,11
4から制御圧を導入して、スプールをそれぞれスプリン
グの付勢力に抗して右側に位置させるようになってい
る。また、第3ソレノイドバルブ68については、ON
のときに対応する制御ポート65aの制御圧を排圧し
て、第3シフトバルブ65のスプールを図面上の右側に
位置させ、またOFFのときに上記制御ポート65aに
第3制御ライン115から制御圧を導入して、この場合
においてもスプリングの付勢力に抗してスプールを左側
に位置させるようになっている。
【0028】ここで、これらのソレノイドバルブ66〜
68は、後述するコントローラからの信号により、当該
自動車の車速とエンジンのスロットル開度とに応じて予
め設定されたマップに基づいてON,OFF制御され、
それに伴って各シフトバルブ63〜65のスプールの位
置が切り替わって各摩擦要素41〜46に通じる油路が
切り替わることにより、これらの摩擦要素41〜46が
上記表1に示す組合わせで締結され、これにより変速段
が運転状態に応じて切り替えられるようになっている。
その場合に、D,S,Lの前進レンジにおける各変速段
と各ソレノイドバルブ66〜68のON,OFFの組合
わせパターンとの関係は、次の表2に示すように設定さ
れている。
【0029】
【表2】 一方、上記マニュアルバルブ62のスプールD,S,L
の各前進レンジに設定したときにメインライン110に
連通される前進ライン111からはライン116が分岐
され、このライン116がフォワードクラッチラインと
されて、オリフィス69及びワンウェイオリフィス70
を介してフォワードクラッチ41に導かれている。従っ
て、D,S,Lレンジで、フォワードクラッチ41が常
に締結されることになる。尚、上記フォワードクラッチ
ライン16には、上記ワンウェイオリフィス70の下流
側においてライン117を介してNーDアキュムレータ
71が接続されている。
【0030】また、前進ライン111は、上記第1シフ
トバルブ63に導かれ、第1ソレノイドバルブ66がO
Nとなって該シフトバルブ63のスプールが左側に位置
したときにサーボアプライライン118に連通し、オリ
フィス72を介して油圧アクチュエータ45aのアプラ
イポート45bに至る。従って、D,S,Lレンジで第
1ソレノイドバルブ66がONのとき、即ちDレンジで
の2速、3速、4速、Sレンジでの2速、3速及びLレ
ンジでの2速で、上記アプライポート45bに油圧(サ
ーボアプライ圧)が導入され、リリースポート45cに
油圧(サーボリリース圧)が導入されていないときに2
ー4ブレーキ45が締結されることになる。尚、上記ア
プライポート45b(サーボアプライライン118)に
はライン119及びアキュームカットバルブ73を介し
て1ー2アキュムレータ74が接続されている。
【0031】また、上記前進ライン111は、第3シフ
トバルブ65にも導かれ、第3ソレノイドバルブ68が
OFFで、該シフトバルブ65のスプールが左側に位置
するときにコーストクラッチライン120に連通する。
このコーストクラッチライン120は、コーストレデュ
ーシングバルブ75及びワンウェイオリフィス76を介
してコーストクラッチ42に至る。従って、D,S,L
レンジで第3ソレノイドバルブ68がOFFのとき、即
ちD,Sレンジの3速、S,Lレンジの2速及びLレン
ジの1速でコーストクラッチ42が締結される。
【0032】さらに、前進ライン111は、第2シフト
バルブ64にも導かれている。そして、該ライン111
は、第2ソレノイドバルブ67がOFFで、第2シフト
バルブ64のスプールが右側に位置するときに3ー4ク
ラッチライン121に連通する。このライン121は、
さらに3ー4コントロールバルブ77を介して3ー4ク
ラッチ43に至っている。従って、D,S,Lレンジで
第2ソレノイドバルブ67がOFFのとき、即ちDレン
ジの3,4速及びSレンジの3速で3ー4クラッチ43
が締結されることになる。
【0033】ここで、上記3ー4クラッチライン121
から分岐されたライン122は第3シフトバルブ65に
導かれ、第3ソレノイドバルブ68がOFFで、該シフ
トバルブ65のスプールが左側に位置するときにサポー
トピストン45aのリリースポート45cに通じるサポ
ートリリースライン123に連通する。従って、D,
S,Lレンジで第2及び第3ソレノイドバルブ67,6
8が共にOFFのとき、即ちDレンジの3速及びSレン
ジの3速で、サーボピストン45aのリリースポート4
5cにサポートリリース圧が導入され、2ー4ブレーキ
45が解放される。
【0034】また、上記前進ライン111からはライン
124が分岐されており、このライン124も第1シフ
トバルブ63に導かれている。このライン124は、第
1ソレノイドバルブ66がOFFで、第1シフトバルブ
63のスプールが右側に位置するときに第2シフトバル
ブ64に通じるライン125に連通する。一方、第2シ
フトバルブ64には、第2ソレノドバルブ67がON
で、該バルブ64のスプールが左側に位置するときに上
記ライン125に連通するライン126が接続され、こ
のライン126はボールバルブ78及びライン127を
介して第3シフトバルブ65に導かれている。そして、
このライン127が、第3ソレノイドバルブ68がOF
Fで、第3シフトバルブ65のスプールが左側に位置す
るときに、ライン128即ち、ローレデューシングバル
ブ79を介してローリバースブレーキ46に通じるロー
リバースブレーキライン128に接続される。従って、
D,S,Lレンジで第1、第2及び第3ソレノイドバル
ブ66,67,68がそれぞれOFF、ON、OFFの
とき、即ちLレンジの1速で、ローリバースブレーキ4
6が締結される。
【0035】Rレンジではメインライン110と連通す
る後退ライン112は、該ライン112から分岐された
ライン129、オリフィス80、ワンウェイオリフィス
81、上記ボールバルブ78及びライン127を介して
第3シフトバルブ65に導かれ、第3ソレノイドバルブ
68がOFFで該バルブ63のスプールが左側に位置す
るときに上記ローリバースブレーキライン128に連通
する。また、この後退ライン112は、リバースクラッ
チライン130とされて、作動油の排出方向の通過を阻
止するワンウェイバルブ82を介してリバースクラッチ
44に至っている。従って、Rレンジでは、第3ソレノ
イドバルブ68がOFFのときにローリバースブレーキ
46が締結される一方、リバースクラッチ44が常に締
結されることになる。尚、上記ワンウェイオリフィス8
1とボールバルブ78との間において上記ライン129
から分岐されたライン131には、NーRアキュムレー
タ83が接続されている。
【0036】また、この油圧制御回路60には、図1に
示すトルクコンバータ20内のロックアップクラッチ2
6を制御するための第4シフトバルブ84と、ロックア
ップコントロールバルブ85とが設けられている。
【0037】そして、第4シフトバルブ84とロックア
ップコントロールバルブ85とには、レギュレータ61
からコンバータリリーフバルブ86を介して導かれたコ
ンバータライン132が接続されていると共に、第4シ
フトバルブ84の一端に設けられた制御ポート84aに
は、ライン133を介してメインライン110に通じる
制御圧ライン134が接続されている。この制御圧ライ
ン134にロックアップ用の第4ソレノイドバルブ87
が設けられ、該第4ソレノイドバルブ87がOFFのと
きに第4シフトバルブ84のスプールが左側に位置する
ことにより、上記コンバータライン132がトルクコン
バータ20内のロックアップ解放室26aに通じる解放
ライン135に連通し、これによってロックアップクラ
ッチ26が解放されてコンバータ状態となる。
【0038】一方、上記第4ソレノイドバルブ87がO
Nとなって、第4シフトバルブ84の制御ポート84a
から制御圧が排圧されることにより、該バルブ84のス
プールが図面上の右側に移動すると、上記コンバータラ
イン132がトルクコンバータ20内のロックアップ締
結室26bに通じる締結ライン136に連通し、これに
よってロックアップクラッチ26が締結される。そし
て、このとき、上記解放ライン135が第4シフトバル
ブ84及び中間ライン137を介してロックアップコン
トロールバルブ85に連通し、該ロックアップコントロ
ールバルブ85で調整された作動圧が、ロックアップ解
放圧としてロックアップクラッチ26のロックアップ解
放室26aに供給される。
【0039】つまり、上記ロックアップコントロールバ
ルブ85の一端の制御ポート85aには、メインライン
110からソレノイドデューシングバルブ88を介して
導かれた制御圧ライン138が接続されていると共に、
他端側の調圧阻止ポート85bには前進ライン111に
通じる調圧阻止ライン139が接続されている。そし
て、上記制御圧ライン138に設けられたオリフィス8
9の下流側には、第1デューティソレノイドバルブ90
が設置され、この第1デューティソレノイドバルブ90
に与えられるデューティ率に応じて、上記ロックアップ
コントロールバルブ85の制御ポート85aに供給され
る制御圧を調整することにより、他端側の調圧阻止ポー
ト85bに調圧阻止ライン139を介してライン圧が供
給されていないことを条件として、コンバータライン1
32及び締結ライン136を介してロックアップ締結室
26aに供給される締結圧と、中間ライン137及び解
放ライン135を介してロックアップ解放室26bに供
給される解放圧との差圧が調整されて、ロックアップク
ラッチ26が所定のスリップ状態に制御される。
【0040】一方、ロックアップコントロールバルブ8
5の調圧阻止ポート85bに上記調圧阻止ライン139
を介してライン圧が供給されているときには、該コント
ロールバルブ85のスプールが左側に位置した状態で固
定される。従って、ロックアップクラッチ26における
ロックアップ解放室26aの作動圧が、解放ライン13
5、第4シフトバルブ84及び中間ライン137を介し
てロックアップコントロールバルブ85のドレンポート
から排圧されることになり、ロックアップクラッチ26
が完全に締結されたロックアップ状態となる。その場合
に、上記ドレンポートには、径が適切に設定されたオリ
フィスが設けられており、これによって締結ライン13
6を介してロックアップクラッチ26の締結室26bに
供給されている作動油が連通状態のロックアップ解放室
26aに流入したとしても過剰に排出されることはな
い。
【0041】ここでは、上記第1デューティソレノイド
バルブ90の動作特性は、デューティ率Dの増大に伴っ
てデューティ制御圧が減少する特性に設定されている。
つまり、デューティ率Dが100%で、そのドレンポー
トが常時解放された状態となり、オリフィス89よりも
下流側の制御圧ライン138の圧力レベルが0となる。
これに対して、デューティ率Dが0で、ドレンポートが
常時遮断された状態となって上記圧力レベルが最大圧に
保持されることになる。
【0042】さらに、この油圧制御回路60には、上記
レギュレータバルブ61によって調整されるライン圧の
制御用として、スロットルモデュレータバルブ91及び
該バルブ作動用の第2デューティソレノイドバルブ92
が設けられている。
【0043】上記スロットルモデュレータバルブ91に
は、上記ソレイドデューシングバルブ88を介してメイ
ンライン110に通じるライン140が導かれていると
共に、一端側の制御ポート91aには周期的に開閉する
第2デューティソレノイドバルブ92によって調整され
たデューティ制御圧が導入され、このデューティソレノ
ドバルブ92のデューティ率Dに応じたスロットルモデ
ュレータ圧を生成するようになっている。その場合に、
上記デューティ率Dは、例えばエンジンのスロットル開
度等に応じて設定されるようになっており、これに対応
するスロットルモデュレータ圧がライン141を介して
レギュレータバルブ61の第1増圧ポート61aに導入
されることにより、該バルブ61で調整されるライン圧
がスロットル開度の増大に応じて増圧されるようになっ
ている。一方、レギュレータバルブ61に設けられた第
2増圧ポート61bには後退ライン112から分岐され
たライン142が接続されている。これにより、Rレン
ジではライン圧がさらに増圧されることになる。
【0044】そして、この実施例においては、ロックア
ップクラッチ26の締結力調整用の第1デューティソレ
ノイドバルブ90で生成されたデューティ制御圧が、ア
キュムレータ用モデュレータバルブ93の制御ポート9
3aにも供給されるようになっている。このモデュレー
タバルブ93は、メインライン110からライン143
を介して供給されるライン圧を上記第1デューティソレ
ノイドバルブ90からのデューティ制御圧に応じて調整
することによりモデュレータ圧を生成して、そのモデュ
レータ圧をライン144を介してNーRアキュムレータ
83の背圧室83a等に供給するようになっている。
【0045】ここで、3ー4クラッチライン121上の
3−4コントロールバルブ77の制御ポート77aに
は、上記ライン144から分岐されたライン145が接
続されている。従って、第1デューティソレノイドバル
ブ90をデューティ制御すれば、そのデューティ率Dに
応じたモデュレータ圧が上記アキュムレータ用モデュレ
ータバルブ93で生成されて、上記3ー4コントロール
バルブ77の制御ポート77aに導入されることにな
り、これによって該3ー4コントロールバルブ77によ
って調整される油圧(3ー4クラッチ圧)も上記デュー
ティ率Dに対応した値に調整されることになる。
【0046】一方、この3ー4コントロールバルブ77
には、その一端側に調圧(減圧)動作を阻止する調圧阻
止ポート77bが設けられると共に、この調圧阻止ポー
ト77bに切換バルブ94及びライン146を介してメ
インライン110に通じる調圧阻止ライン147が接続
されている。そして、この調圧阻止ライン147が切換
バルブ94を介して上記ライン146に連通していると
きに、メインライン110のライン圧が3ー4コントロ
ールバルブ77の調圧阻止ポート77bに供給されて、
該コントロールバルブ77の調圧動作を阻止するように
なっている。
【0047】つまり、上記切換バルブ94の一端側の制
御ポート94aには、上記制御圧ライン138における
オリフィス89と第1デューティソレノイドバルブ90
との間から分岐されたライン148が接続されると共
に、他端側のバランスポート94bには、上記オリフィ
ス89の上流側で制御圧ライン138から分岐されたラ
イン149が接続されている。そして、第1デューティ
ソレノイドバルブ90で生成されるデューティ制御圧が
所定値以上のときに、上記切換バルブ94におけるスプ
ールが図面上の左側に位置することになって調圧阻止ラ
イン147がメインライン110に通じるライン146
に連通し、該ライン146を介してメインライン110
のライン圧が上記3ー4コントロールバルブ77の調圧
阻止ポート77bに供給されることにより、該コントロ
ールバルブ77の調圧動作が阻止されるのである。一
方、第1デューティソレノドバルブ90で生成されるデ
ューティ制御圧が所定値よりも低下したときには、上記
切換バルブ94のスプールがスプリング力等に打ち勝っ
て右側に移動し、これによって調圧阻止ライン147が
上記ライン146から切り離される。
【0048】ここで、切換バルブ94には、スプールが
右側に位置したときに上記調圧阻止ライン147に連通
されるライン150が接続されている。このライン15
0はロックアップ制御用の第4シフトバルブ84に導か
れて、該シフトバルブ84のスプールが右側に位置する
ときに、ライン133を介してメインライン110に通
じるライン151に連通するようになっている。つま
り、第4ソレノイドバルブ87がONとされて、ロック
アップクラッチ26の締結力が制御可能なときには、メ
インライン110のライン圧が、ライン133、ライン
151、第4シフトバルブ84及びライン150を介し
て調圧阻止ライン147に導かれることになる。尚、第
4シフトバルブ84のスプールが左側に位置するコンバ
ータ状態においては、該シフトバルブ84に設けられた
ドレンポートに対して上記ライン150が連通するよう
になっている。
【0049】また、上記切換バルブ94には、第1シフ
トバルブ63のスプールが右側に位置した状態のとき
に、サーボアプライライン118に連通するドレンライ
ン151が接続されている。そして、このドレンライン
151が絞り量の異なる2つのドレンポートに対して選
択的に連通されるようになっている。尚、この実施例に
おいては、図面上の右側に位置するドレンポートの方が
左側のものよりも小さな絞り量とされている。
【0050】ここで、第1シフトバルブ63には、3ー
4コントロールバルブ用の調圧阻止ライン147から分
岐されたライン152が接続されていると共に、第1ソ
レノイドバルブ66がONして第1シフトバルブ63の
スプールが左側に位置したときに、第1背圧室74aか
らメインライン110のライン圧が常時導入されている
1ー2アキュムレータ74の第2背圧室74bに通じる
ライン153と、上記ライン152とが連通するように
構成されている。従って、調圧阻止ライン147にライ
ン圧が供給されているときには、第1シフトバルブ63
のスプールが左側に位置しているときに限り、このライ
ン圧がライン152及びライン153を介して上記1ー
2アキュムレータ74の第2背圧室74bに導入される
ことになる。
【0051】また、油圧アクチュエータ45aにおける
アプライポート45bに通じるサーボアプライライン1
18から分岐されて、上記アキュムレータ74に通じる
ライン119上に設置されたアキュムカットバルブ73
には、その一端側の制御ポート73aに、3ー4コント
ロールバルブ77の下流側で3ー4クラッチライン12
1から分岐されたライン154が接続されていると共
に、他端側に設けられたアキュムカット阻止ポート73
bには、ボールバルブ95及びライン155を介して上
記ロックアップコントロールバルブ85の調圧阻止用の
調圧阻止ライン139に通じるライン156が接続され
ている。そして、このアキュムカットバルブ73の中間
部分に設けられた中間ポート73cには、第2シフトバ
ルブ64に接続されたライン126から分岐されたライ
ン157が接続されている。
【0052】尚、アキュムカットバルブ73のアキュー
ムカット阻止ポート73bに通じるライン156が接続
された上記ボールバルブ95には、上記切換バルブ94
と第4シフトバルブ84との間に介設されたライン15
0から分岐されたライン158も接続されている。
【0053】以上の構成に加えて、この油圧制御回路6
0には、主として変速タイミングの調整用に使用される
第5シフトバルブ96は、サーボアプライライン118
上のオリフィス72をバイパスする第1バイパスライン
160と、リバースクラッチライン130上のワンウェ
イバルブ82をバイパスする第2バイパスライン161
と、ロックアップコントロールバルブ85の調圧阻止ポ
ート85bに導かれるロックアップ用調圧阻止ライン1
39とに跨がって設置されていると共に、一端側の制御
ポート96aにはメインライン110から分岐された制
御圧ライン162が導かれている。そして、この制御圧
ライン162に設置された第5ソレノイドバルブ97を
ON,OFFすることにより、上記第5ソレノイドバル
ブ97のスプールの位置が切り替わって、上記第1及び
第2バイパスライン160,161及び調圧阻止ライン
139が開通若しくは遮断されるようになっている。
【0054】つまり、上記第5ソレノイドバルブ97が
OFFで、第5シフトバルブ96のスプールが図面上の
右側に位置するときには、第1バイパスライン160及
び調圧阻止ライン139がそれぞれ開通される一方にお
いて、第2バイパスライン161が遮断される。このと
き、第2バイパスライン161の下流部分はオリフィス
80及びワンウェイオリフィス81が設けられたライン
129に連通して、該ライン129を介してリバースク
ラッチライン130乃至後退ライン112に連通され
る。一方、第5ソレノイドバルブ97がONして、第5
シフトバルブ96のスプールが図面上の左側に移動した
ときには、第1バイパスライン160及び調圧阻止ライ
ン139がそれぞれ遮断され、また、第2バイパスライ
ン161が開通される。
【0055】また、上記第1バイパスライン160に
は、第5シフトバルブ96よりも下流側に位置して、作
動油の供給方向に絞り作用を行うワンウェイオリフィス
98が設けられていると共に、第5シフトバルブ96よ
りも上流側には通常のオリフィス99が設けられてい
る。そして、このオリフィス99の上流側で上記第1バ
イパスライン160から分岐された分岐ライン163に
は、該オリフィス99よりも小さな絞り量に設定された
オリフィス100と、作動油の供給方向の通過を阻止す
るワンウェイバルブ101とが設けられている。そし
て、この分岐ライン163が、第5ソレノイドバルブ9
7がONして、第5ソレノイドバルブ97がONして、
第5シフトバルブ96のスプールが左側に位置したとき
に、該バルブ96よりも下流側で第1バイパスライン6
0に合流されるようになっている。
【0056】そして、この自動変速機10には、図5に
示すように、変速制御用の第1〜第3ソレノドバルブ6
6〜68、ロックアップ用の第4ソレノイドバルブ87
及び第1デューティソレノドバルブ90、ライン圧調整
用の第2デューティソレノドバルブ92並びに第5ソレ
ノイドバルブ97の作動を制御するコントローラ200
が設けられている。このコントローラ200は、当該自
動車の車速を検出する車速センサ201からの信号、当
該自動変速機10に設けられたシフトレバーの位置(レ
ンジ)を検出するシフト位置センサ203からの信号、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ204
からの信号、トルクコンバータ20のタービン回転数を
検出するタービン回転数センサ205からの信号、作動
油の油温を検出する油温センサ206からの信号等を入
力し、これらの信号によって示される運転状態や運転者
の要求に応じて上記各ソレノイドバルブの作動を制御す
る。 具体的には、コントローラ200は、図6に示す
ように、例えば、スロットル開度センサ202の出力を
受け、変速時に、スロットル開度(エンジン負荷)に対
応して変速時の棚圧の初期値を設定する棚圧初期値設定
手段200Aと、タービン回転数センサ205の出力を
受けタービン回転数に対応する遠心力油圧を検出する遠
心力油圧検出手段200Bと、棚圧初期値設定手段20
0A及び遠心力油圧検出手段200Bの出力を受けスロ
ットル開度に対応して設定された棚圧の初期値から摩擦
要素の回転数に対応する遠心力油圧を減少補正した補正
値を棚圧の初期値とする第1棚圧初期値補正手段200
Cと、該第1棚圧初期値補正手段200Cよりの出力を
受け、補正値が、ドリフトオンボールの作動のための油
圧低下下限値Wより低くなる場合には、油圧低下下限値
Wを棚圧の初期値とする第2棚圧初期値補正手段200
Dを備え、変速時に、遠心力油圧の影響を受けることな
く、常に最適な棚圧の初期値(補正値)が設定され、第
1デューティソレノドバルブ90がデューティ制御さ
れ、また、遠心力油圧補正に当たり、補正値がドリフト
オンボールの作動のための油圧低下下限値Wより常に高
くなるように設定され、ドリフトオンボールの作動が確
実とされるようになっている。
【0057】上記自動変速機10は、3ー4クラッチ4
3がタービンシャフト27上に設けられており、遠心力
油圧を生ずるほど高回転である。以下、本発明に係る制
御の流れについて2→3変速を例にとって説明する。
【0058】今、当該自動車の2速において、ロックア
ップクラッチ26の動作モードがコンバータモードに設
定されているとすると、ロックアップ用の第4シフトバ
ルブ84の作動を制御する第4ソレノイドバルブ87が
OFFとされ、これに伴って、図7に示すように、第4
シフトバルブ84のスプール84bが図面上の左側に位
置することになる。この状態では、切換バルブ94から
第4シフトバルブ84に導かれたライン150が、該第
4シフトバルブ84に設けられたドレンポート84cに
連通される。
【0059】このとき、第1デューティソレノイドバル
ブ90が休止しているものとすると、制御圧ライン13
8の圧力レベルが最大圧に保持された状態となり、切換
バルブ94のスプール94cに図面上の右側から作用す
るスプリング力に制御ポート94aから導入される油圧
による押付け力が重畳されることにより、該スプール9
4cが図面上の左側から作用する油圧による押付け力に
抗して左側に位置した状態に保持されることになる。こ
の状態では、3ー4コントロールバルブ77の調圧阻止
ポート77bに通じる調圧阻止ライン147が、メイン
ライン110に通じるライン146が連通していること
から、メインライン110のライン圧が、ライン146
及び調圧阻止ライン147を介して上記調圧阻止ポート
77bに導入される。そして、このライン圧によって3
ー4コントロールバルブ77に内蔵されたプラグ77c
が図面上の左側に押圧され、スプール77dもプラグ7
7cで押されて、図面上の左側に位置した状態で保持さ
れることになる。これにより、3ー4コントロールバル
ブ77の入力ポート77eと出力ポート77fとが完全
に連通した状態となる。
【0060】このような状態において、運転状態が変化
して変速段を2速から3速にシフトアップさせる2→3
変速が発生したとすると、第2シフトバルブ64の作動
を制御する第2ソレノドバルブ67が、前述の表2に示
すところに従ってONからOFFに切換えられ、それに
伴なって第2シフトバルブ64のスプール64bが図の
状態から左側に移動することになるのであるが、その際
に、第1デューティソレノイドバルブ90のデューティ
制御圧として、所定圧P0 より小さく後述するように遠
心力油圧補正されたデューティ制御信号がコントローラ
200から第1デューティソレノイドバルブ90に対し
て出力される。これにより、切換バルブ94におけるバ
ランスポート94bから導入される圧力が、制御ポート
94aから導入される圧力よりも相対的に大きくなり、
該切換バルブ94のスプール94cが右側から作用する
スプリング力等による押付け力に抗して右側に移動する
ことになる。
【0061】従って、図8に示すように、上記3ー4コ
ントロールバルブ77の調圧阻止ポート77bに通じる
調圧阻止ライン147が、メインライン110に通じる
ライン150に連通することになる。このため、3ー4
コントロールバルブ77の調圧阻止ポート77bに供給
されていたライン圧が、調圧阻止ライン147及びライ
ン150を介して第4シフトバルブ84のドレンポート
84cから排圧されることになり、これによって3ー4
コントロールバルブ77のプラグ77cが、スプール7
7dとの間に配置したスプリング77gによって押し戻
されて右側に移動し、該3ー4コントロールバルブ77
の調圧(減圧)動作が可能となる。
【0062】そして、第1デューティソレノイドバルブ
90を所定のデューティ率Dでデューティ制御すれば、
そのデューティ率Dに応じたモデュレータ圧が上記アキ
ュムレータ用モデュレータバルブ93で生成されて、上
記3ー4コントロールバルブ77の制御ポート77aに
導入される共に、該バルブ77の入力ポート77eに供
給されるライン圧が上記モデュレータ圧に応じた圧力に
調整された上で、3ー4クラッチ圧として3ー4クラッ
チ43に供給されることになるのである。
【0063】その場合に、後述するように遠心力油圧補
正がなされたデューティ率Dで第1デューティソレノイ
ド90を駆動させるようにしているので、変速時に、遠
心力油圧の影響を受けることなく、常に最適な棚圧の初
期値が設定され、3ー4クラッチ43が、変速ショック
生じることなく短時間の間に完全締結状態となる。
【0064】そして、3ー4クラッチ43が完全に締結
し、先行して解放動作が進行する2ー4ブレーキ45が
完全に解放されることにより、3速への変速動作が完了
したときには、第1デューティソレノドバルブ90に対
してデューティ制御圧が所定値P0 以上になるようなデ
ューティ制御信号が出力される。従って、図面上の右側
に位置している切換バルブ94のスプール94cが左側
に移動し、これに伴ってメインライン110に通じるラ
イン146が再び調圧阻止ライン147に連通する。こ
のため、メインライン110のライン圧が、ライン14
6及び調圧阻止ライン147を介して3ー4コントロー
ルバルブ77の調圧阻止ポート77aに供給されること
となり、これによって該バルブ77のプラグ77cが左
側に移動すると共に、前述のように入力ポート77eと
出力ポート77fとが完全に連通させた状態となるよう
にスプール77dを保持することになる。これによっ
て、第2シフトバルブ64から3ー4クラッチ121を
介して3ー4コントロールバルブ77に供給される前進
ライン111からのライン圧が、減圧されることなく、
3ー4クラッチ43に供給されることになって、該クラ
ッチ43が確実に締結されることになる。
【0065】このように、3ー4コントロ−ルバルブ7
7のバランスポート77bに通じる調圧阻止ライン14
7と、メインライン110に通じるライン146との間
に介設した切換バルブ94を、その制御ポート94aに
導入される第1デューティソレノイドバルブ90からの
デューティ制御圧が所定の値P0 以上のときに上記調圧
阻止ライン147とライン146とが連通するように構
成したことにより、3ー4クラッチ43の締結圧が、第
1デューティソレノイドバルブ90によって調整される
デューティ制御圧に対して、図9に示すような特性で変
化することになる。つまり、デューティ制御圧が所定値
P0 よりも小さい領域Xの範囲で変速時における締結圧
が可変制御されると共に、該制御圧が所定値P0 を越え
る領域Yにおいては、3ー4コントロールバルブ77の
調圧動作が阻止されることにより、ライン圧と等しい最
大締結圧が得られることとなる。従って、デューティ制
御圧が所定値P0 よりも小さい領域Xにおける制御レン
ジRを小さく設定することができ、変速時における締結
圧を運転状態に反映させて緻密に制御することが可能と
なる。
【0066】一方、上述したように3ー4クラッチ43
が締結されている状態において、ロックアップクラッチ
の制御モードがコンバータモードからスリップモードに
切換えられたとすると、第4及び第5ソレノイドバルブ
87,97がそれぞれONとされて、図2〜図4の油圧
制御回路60における第4シフトバルブ84及び第5シ
フトバルブ96の各スプールが、それぞれ右側、左側に
移動することになる。従って、図10に示すように、第
4シフトバルブ84に導かれているコンバータライン1
32が、ロックアップクラッチ26の締結室26bに通
じる締結ライン136に連通される一方において、ロッ
クアップコントロールバルブ85に通じる解放ライン1
37が、ロックアップクラッチ26の解放室26aに通
じる解放ライン135に連通される。このとき、ロック
アップコンバータ85の調圧阻止ポート85bに前進ラ
イン111のライン圧を供給している調圧阻止ライン1
39が上記第5シフトバルブ96で遮断されて、下流側
の作動油が該シフトバルブ96のドレンポートから排出
されることになる。従って、上記調圧阻止ポート85b
に対してスプール85cを挾んで反対側に位置する制御
ポート85aに供給する制御圧を第1デューティソレノ
ドバルブ90を用いてデューティ制御することにより、
このロックアップコントロールバルブ85に導かれてい
るコンバータライン132の作動圧が、デューティ制御
圧に対応した圧力に調整された上で中間ライン137に
出力され、その出力圧が中間ライン137、第4シフト
バルブ84及び解放ライン135を介してロックアップ
クラッチ26の解放室26aに解放圧として供給される
のである。これに対して、ロックアップクラッチ26の
締結室26bには、第4シフトバルブ84に導かれたコ
ンバータライン132の作動圧が、締結圧として締結ラ
イン136を介してダイレクトに供給されることにな
る。従って、両者の差圧(締結圧ー解放圧)に応じてロ
ックアップラッチ26がスリップ制御されることにな
る。
【0067】このとき、第4シフトバルブ84のスプー
ル84bが右側に位置しているので、ライン133を介
してメインライン110に通じるライン151が、切換
バルブ94に通じるライン150に連通することにな
る。従って、スリップ制御のために第1デューティソレ
ノイドバルブ90のデューティ制御圧が所定値P0 より
も低下し、図10のように切換バルブ94のスプール9
4cが右側に位置したとしても、上記ライン151に供
給されているメインライン110のライン圧が、ライン
150、切換バルブ94及び調圧阻止ライン147を介
して3ー4コントロールバルブ77の調圧阻止ポート7
7cに供給されることとなり、スプール27dの移動に
よる減圧動作が阻止される。これにより、3ー4クラッ
チ43が確実に締結された状態で保持されることにな
る。
【0068】そして、上述したところの遠心力油圧補正
は次のようにして行われる(図11参照)。
【0069】まず、タービン回転数センサ205により
タービン回転数(TREV)が読み込まれ(ステップS1
)、それに対応するピストン回転数に応じて、遠心力
油圧Prが、図12に示すマップ1より計算される(ス
テップS2 )。
【0070】そして、油温センサ206よりATF油温
(OILTEMP )を読み込み(ステップS3 )、読み込まれ
たTREV及びOILTEMP を用いて、図13に示すマップ2よ
り、それらに対応しドリフトオンボールが作動するのに
必要な圧力であるドリフトオンガード値Pd (油圧低下
下限値)を求め(ステップS4 )、タイマーTm をリセ
ットする(ステップS5 )。
【0071】それから、スロットル開度TV0 を読み込み
(ステップS6 )、スロットル開度TV0 をベースとする
油圧Pv を、図14に示すマップ3より計算する(ステ
ップS7 )。
【0072】そして、次の式に基づいて必要油圧Pa を
求める(ステップS8 )。
【0073】Pa =Pv −Pr +Tm ×β β:油温上昇率 そして、演算された必要油圧Pa がドリフトオンガード
値Pd よりも大きいか否かを判断し(ステップS9 )、
大きい場合には制御油圧Pc を必要油圧Pa とする(ス
テップS10)一方、大きくない場合は、圧力が正常に上
昇せず変速が終了しないおそれがあるので、制御油圧P
c をドリフトオンガード値Pd とする(ステップS1
1)。
【0074】このように、必要油圧Pa とドリフトオン
ガード値Pd とを比較して、制御油圧Pc を常にドリフ
トオンガード値Pd よりも大きくしているのは、クラッ
チピストンには通常ドリフトオンボールが設けられ、該
ドリフトオンボールによってクラッチが解放時に内部の
油を逃し、遠心力油圧でクラッチが作動しないようにし
ているため、締結時にはある値(ドリフトオンガード値
Pd )以上の油圧を供給しないと、ドリフトオンボール
は作動しないからである。
【0075】その後、3−4クラッチ圧が制御油圧Pc
となるデューティ率Dc を演算し(ステップS12)、デ
ューティソレノイドバルブ90にデューティ率Dc を信
号として出力する(ステップS13)。これによって、図
15に示すように、棚圧初期値P1 に対応するデューテ
ィ率から変速が開始する。
【0076】それから、変速終了か否かを判定し(ステ
ップS14)、変速終了であればそのまま終了し、3−4
クラッチ圧についてライン圧と等しい最大締結圧P2 が
得られる。一方、変速終了でなければ、タイマーTm に
1を加算して(ステップS15)、ステップS6 に戻る。
これによって、変速が終了するまでの間、油圧はタイマ
ーTm を用いて一定割合(即ち油圧上昇率β)でもって
上昇するようにリニア制御される(図15参照)。
【0077】上記実施例では、3−4クラッチ43の差
動圧の制御に適用した例について説明したが、そのほ
か、変速時に回転変化を生じる摩擦要素の作動圧の制御
であれば、同様に適用することができる。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、エン
ジン負荷に対応して設定した棚圧の初期値から摩擦要素
の回転数に対応する遠心力油圧を減少補正した補正値を
棚圧の初期値として設定するようにしているので、変速
時のエンジン負荷の変化にかかわらず、遠心力油圧の影
響を受けることなく、常に最適な棚圧の初期値を設定す
ることができ、変速ショックを少なくすることができ
る。
【0079】請求項2の発明は、遠心力油圧補正に当た
り、制御油圧がドリフトオンボールの作動のための油圧
低下下限値よりも小さくならないようにしているので、
ドリフトオンボールの作動が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機の概略構成図である。
【図2】自動変速機の油圧制御回路を示す回路図であ
る。
【図3】図2に示す油圧制御回路の左半分の拡大図であ
る。
【図4】図2に示す油圧制御回路の右半分の拡大図であ
る。
【図5】図2の油圧制御回路における各バルブに対する
制御システム図である。
【図6】図2の油圧制御回路における第1デューティソ
レノイドバルブに対する制御システム図である。
【図7】2速状態における油圧制御回路の要部の拡大図
である。
【図8】2ー3変速中における油圧制御回路の要部の拡
大図である。
【図9】第1デューティソレノイドバルブによるデュー
ティ制御圧と3ー4クラッチ圧との関係を示す特性図で
ある。
【図10】ロックアップクラッチのスリップ制御状態に
おける油圧制御回路の要部の拡大図である。
【図11】遠心力油圧補正の制御の流れを示すフローチ
ャート図である。
【図12】ピストン回転数と遠心力油圧との関係を示す
図である。
【図13】タービン回転数とドリフトオンガード値との
関係を示す図である。
【図14】スロットル開度とスロットル開度を基準とし
た制御油圧との関係を示す図である。
【図15】変速中の3−4クラッチ圧の変化を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 自動変速機 20 トルクコンバータ 26 ロックアップクラッチ 43 3ー4クラッチ 77 3ー4コントロールバルブ 87 第4ソレノイドバルブ 90 第1デューティソレノドバルブ 200 コントローラ(制御手段) 200A 棚圧初期値設定手段 200B 遠心力油圧検出手段 200C 第1棚圧初期値補正手段 200D 第2棚圧初期値補正手段
フロントページの続き (72)発明者 中原 祐治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 中野 紳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 丸末 敏久 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 安部 充俊 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 松本 裕之 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速時に回転変化を生じる摩擦要素の作
    動圧をリニア制御する制御手段を備えた自動変速機の油
    圧制御装置であって、 エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 該エンジン負荷検出手段の出力を受け、上記摩擦要素を
    作動させる変速時に、エンジン負荷に対応して変速時の
    棚圧の初期値を設定する棚圧初期値設定手段と、 上記摩擦要素の回転数を検出する回転数検出手段と、 該回転数検出手段の出力を受け上記摩擦要素の回転数に
    対応する遠心力油圧を検出する遠心力油圧検出手段と、 上記棚圧初期値設定手段及び遠心力油圧検出手段の出力
    を受けエンジン負荷に対応して設定された棚圧の初期値
    から摩擦要素の回転数に対応する遠心力油圧を減少補正
    した補正値を棚圧の初期値とする第1棚圧初期値補正手
    段とを備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装
    置。
  2. 【請求項2】 第1棚圧初期値補正手段よりの出力を受
    け、補正値が、ドリフトオンボールの作動のための油圧
    低下下限値より低くなる場合には、油圧低下下限値を棚
    圧の初期値とする第2棚圧初期値補正手段を備えるとこ
    ろの請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295531A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Komatsu Ltd インチング用油圧クラッチの制御装置
KR20030089855A (ko) * 2002-05-20 2003-11-28 현대자동차주식회사 차량용 자동 변속기의 킥 다운 4 - 2 변속 제어 방법

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