JPH0634063A - 二重ソレノイド弁アクチュエータ - Google Patents

二重ソレノイド弁アクチュエータ

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JPH0634063A
JPH0634063A JP10116093A JP10116093A JPH0634063A JP H0634063 A JPH0634063 A JP H0634063A JP 10116093 A JP10116093 A JP 10116093A JP 10116093 A JP10116093 A JP 10116093A JP H0634063 A JPH0634063 A JP H0634063A
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JP
Japan
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solenoid
core
core means
valve actuator
moving
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Application number
JP10116093A
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English (en)
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Russell J Vanrens
ラッセル、ジェー、バンレンズ
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Outboard Marine Corp
Original Assignee
Outboard Marine Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/16Rectilinearly-movable armatures
    • H01F7/1607Armatures entering the winding
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/0318Processes

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、移動位置に占位している物体を迅
速に静止位置へ戻すことの可能な二重ソレノイド弁アク
チュエータを提供することを目的とする。 【構成】 本発明では、第1コア22を第1の方向へ付
勢する第1ソレノイド18と、第2コア26を所定の位
置において保持する第2ソレノイド20とを設けるとと
もに、第1ソレノイド18の第1コア24が第1の方向
へ付勢された際に、第1コア24を第2コア26に当接
させて第2コア26を第1の方向に移動させてポペット
弁機構14を静止位置から移動させる態様で、第1ソレ
ノイド18と第2ソレノイド20とを支持するフレーム
構造32と、第1コア22を第2コア26から分離させ
る態様で第1コア22を第1の方向に対する反対の第2
の方向へ移動させるコイルバネ60を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソレノイド弁アクチュエ
ータに関し、特に通常付勢されている往復物体を静止位
置と別の位置との間において移動させるのに用いられる
二重ソレノイド弁アクチュエータに関する。また本発明
に関わる二重ソレノイド弁アクチュエータは、本出願人
が本願と同日に提出した特許出願「ダイカスト装置用真
空弁手段の設計方法およびダイカスト装置」、「真空ダ
イカスト用密封ショットスリーブ装置」、「ダイカスト
用真空弁装置」、および「真空ダイカスト法」と関連し
て特に好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】これまで長年にわたって数多くのソレノ
イド設計が成されてきており、各ソレノイドはさまざま
な応答時間と印加力で動作するように設計されている。
また一部のソレノイドは、可動のコアを静止位置へ戻す
ための内部付勢手段を有すると共に、コアなどについて
異なるストローク長さを与えるように設計されている。
さらに一部のソレノイドは、付勢されるとコアを所定の
位置に保持し、消勢されるとコアを解放し静止位置へ戻
すように動作可能である。
【0003】コアが作動位置から静止位置へ移動するの
に必要な時間は、一般に応答時間と呼ばれ、この応答時
間は一般にコアの質量と共に増大する。このため、例え
ばソレノイドが強いバネの抵抗に打ち勝つべく大きい力
を生じるように設計されると、それに応じて大きいコア
が必要となるため、必然的にソレノイドコアの応答時間
およびコアに連結される機構が増大することとなる。ま
た、より大きいバネを採用すれば応答時間は速まるもの
の、バネの抵抗に打ち勝つのにより大きい力が必要にな
るため、バネの力を大きくするのには問題が伴う。
【0004】かかるジレンマは、ダイカスト装置におけ
る溶融金属の真空ダイカスト装置に関連した分野で使わ
れるポペット弁にも存在する。上記真空ダイカスト装置
では、1回分の溶融金属をキャビティ内へ注入する直前
に、ダイキャビティが真空にされる。こうしたダイカス
ト製造法では、一般にプランジャを用いてプランジャ前
方の室内に入れられた1回分の溶融金属の注入を行い、
プランジャが溶融金属をキャビティ内へ非常に高い圧力
で押し込む。この過程は一般に2段操作で行われ、溶融
金属がダイ内のランナーを通過しキャビティへ近づくま
では比較的ゆっくりプランジャが移動され、その後溶融
金属はすばやくキャビティ内に注入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した注
入過程の前にキャビティから排気を行なうことで、より
品質の高い鋳物が得られることが一般に認められてい
る。キャビティを真空とするためには、必然的にキャビ
ティと連通するとともに外表面が注入過程中の金属と接
触する真空機構が使われるが、この際、弁が密封位置に
閉じられることが非常に重要である。
【0006】ここで、従来の真空ダイカスト装置の一部
には、キャビティ内に注入される溶融金属の力を真空弁
を閉じるのに用いたものがあるが、このような構成の装
置では、ダイカスト素材が弁自体内に進入することによ
って、弁が完全に閉じることが妨げられたり、あるいは
その後の弁の適正動作が妨げられるという問題がしばし
ば生じていた。
【0007】このような理由からも、溶融金属がダイキ
ャビティへ達する前に弁を確実に閉じる必要があり、こ
のためには高速で動作する弁が望ましい。しかしなが
ら、この点から信頼できる動作を保証するのに、従来の
空気圧あるいは油圧作動式の一般的なポペット弁では、
動作速度が遅すぎることが認められている。
【0008】本発明は上記実状に鑑みて、構造物内に配
置された物体を静止位置から移動位置へ平行移動させる
装置であって、前記装置が消勢されたときに前記物体を
静止位置へ戻す所定の抵抗を有する付勢手段に抗して前
記物体を移動させる装置を対象とし、移動位置に占位し
ている物体を迅速に静止位置へ戻すことの可能な二重ソ
レノイド弁アクチュエータを提供することを目的とす
る。
【0009】本発明のさらに詳細な目的は、閉位置へと
バネ付勢されているポペット弁を平行移動させる装置を
対象とし、弁バネの付勢力に抗して弁を開くのに有効で
あるとともに、弁をきわめて迅速に閉じることのできる
二重ソレノイド弁アクチュエータを提供することにあ
る。
【0010】また本発明の別の目的は、上記のような種
類の装置において、弁を開いて開状態に保つのに2つの
ソレノイドを用い、各ソレノイドのコア質量を各々のソ
レノイドの力および動作特性を利用するよう定めること
により、ソレノイドが消勢されたときに弁を極めて迅速
に閉鎖させ得る二重ソレノイド弁アクチュエータを提供
することにある。
【0011】本発明のさらに別の目的は、弁を開かせる
非常に強力な第1のソレノイドと、この第1のソレノイ
ドを解除した際に弁を開状態に保つ第2のソレノイドと
を設け、第2のソレノイドにおけるコア質量を小さく設
定することにより、第2のソレノイドが消勢されたとき
に弁を迅速に閉鎖させ得る二重ソレノイド弁アクチュエ
ータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】広義の概念にお
いて、本発明は第1及び第2の位置間で物体を平行移動
あるいは往復移動させる装置に関わり、ポペット弁の場
合には同弁を開及び閉両位置間で移動させる装置に関わ
る。本装置は2つのソレノイドを含み、各ソレノイドが
コアを有し、一方のソレノイドが他方より大きいコアを
有し、より大きい力を与える。一方のソレノイドのコア
が他方のソレノイドのコアと接触するように両ソレノイ
ドは相互に一列状に取り付けられ、他方のソレノイドの
コアが物体あるいはポペット弁に接触する。両ソレノイ
ドの配置と構成は、第1のソレノイドによって発生され
た大きい駆動力が物体に加えられて物体を第1の付勢手
段における付勢力と反対方向に移動させ、また第1のソ
レノイドが消勢されているとき、第2のソレノイドが物
体をその移動位置に保持する。第1ソレノイドのコアに
作用する第2の付勢手段における付勢力が、第1ソレノ
イドの消勢時に第1ソレノイドのコアを静止位置へ戻
す。第1ソレノイドのコアが静止位置にあるとき、第1
ソレノイドのコアは第2ソレノイドのコアとは接触せ
ず、従って第2ソレノイドの消勢時、物体はそれに加わ
る第1の付勢手段による付勢力によって迅速に静止位置
へ移動する。本発明の構成は閉じ方向にバネ付勢されて
いるポペット弁を開くのに特に適するが、本発明を実施
する装置はポペット弁以外にも、逆向きの力に打ち勝ち
第1の位置から第2の位置へ初めに物体を移動するのに
大きい力が必要で、所望時には物体を迅速に第1つまり
静止位置へ戻したいような物体を駆動し保持するのにも
適する。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面を参照しつつ本発明
を説明する。図1には、本発明を実施した装置の全体が
10で示されており、この装置10は構造物としての真
空ダイ12に付設して設けられている。上記真空ダイ1
2は、移動させる物体としての弁を備えて成るポペット
弁機構14を有しており、該ポペット弁機構14はコネ
クタ16を介して装置10と結合されている。上記ポペ
ット弁機構14は、本装置10が動作して弁の閉鎖を可
能としたとき弁を閉じるのに充分な強度を持つ、第1の
付勢手段としての弁バネ15を有している。
【0014】本装置10は、第1のソレノイド手段とし
ての第1ソレノイド18と、第2のソレノイド手段とし
ての第2ソレノイド20とを具備しており、上記第1ソ
レノイド18は第1のコア手段としての第1コア22を
有し、該第1コア22には延長部24が一体に取り付け
られている。また、第2のコア手段としての第2ソレノ
イド20も、延長部28を備えた第2コア26を有して
おり、延長部28の外端はコネクタを介してポペット弁
機構14に結合されている。
【0015】上記第1ソレノイド18と第2ソレノイド
20とは、第1コア22と第2コア26とを相互に心合
わせ状態で一列に配置されており、動作時には第1ソレ
ノイド18における延長部24の外端が、第2ソレノイ
ド20における第2コア26の図中右端に接触する。こ
こで、図1に示した本装置10は静止つまり後退位置に
あり、この位置状態のとき、第1ソレノイド18の延長
部24と第2ソレノイド20の第2コア26との間には
僅かな間隙が存在している。本装置10が動作を開始す
ると、第1コア22が左側に移動して延長部24が第2
コア26と係合し、上記第2コア26が左方へ移動され
ることによって延長部28を介して弁14が開かれる。
【0016】ところで、前述したように単一のソレノイ
ドによって弁を作動するよう構成された一般的な装置で
は、そのソレノイドが電気的に付勢されて弁を押して開
き、その後弁を閉じるときはソレノイドのコアが弁バネ
によって押し戻される。このとき、弁が閉じられるのに
要する時間は、弁バネの力および弁とソレノイドコアと
の合計質量によって決まる。そこで、弁を閉じる時間を
短くしたいときは、弁バネの力を強めるかあるいは弁と
コアとの合計質量を減らすことによって可能である。し
かし弁バネの力を強めると、それに応じて弁バネに打ち
勝つのに必要なソレノイドの作動力が増大し、この高い
作動力を得るにはより重いコアが必要になるため、より
強い弁バネを採用した効果が打ち消されてしまう。
【0017】本発明の重要な特徴によれば、第1ソレノ
イド18における第1コア22の質量が弁から有効に切
り離され、閉弁時に上記第1コア22を移動させる必要
がなくなるため、その分短い閉弁時間が得られることと
なる。一方、弁を移動させる力を与えるのでなく、弁を
開状態に保持するだけの能力を有するソレノイドのコア
は軽くすることができる。これに基づき、第2コア26
は約500グラムの重量を有するのが好ましく、また第
1コア22の重量は約2000グラムの重量を有するの
が好ましく、第1コア22の重量は第2コア26の重量
より約4倍大きい。
【0018】第1ソレノイド18は、図1および図3に
示す如く矩形状の取付フランジ30を有しており、右端
プレート34と左端プレート36を備えて成る、取付け
手段としてのフレーム構造32に取り付けられている。
両プレート34と36とは、4本の溝形鋼38により相
互に結合されており、これら溝形鋼38は両プレート3
4,36に各々溶接されるのが好ましい。
【0019】左端プレート36は、ダイ12のネジ山と
係合すると一対のボルト40によってダイ12に取り付
けられている。各ボルト40は左端プレート36におけ
る孔42の大円形部を通過可能な大径ヘッドを有してい
る一方、孔42の延長部はボルト40のヘッドより小さ
く形成されており、従ってボルト40を完全に取り外す
ことなく装置10をダイ12から取り外すことが可能で
ある。なお、装置10の取り外しは、図3および図4に
おいて装置10を時計方向に回転してから、図1におい
て右方向へ引っ張るだけで行える。
【0020】本発明の別の重要な特徴によれば、4つの
スペーサ44を設けて第2ソレノイド20をダイ12か
ら離間させることにより、第2ソレノイド20を冷却す
るために左端プレート36とダイ12間での空気の流れ
を可能としている。
【0021】一方、フレーム構造32における両プレー
ト34と36とは、両ソレノイド18,20におけるコ
ア22,26の延長部24,28が通過するのを可能と
する大きい開口46を有しているとともに、両ソレノイ
ド18,20を図1に示すように各々プレート34,3
6へ取り付ける取付ボルトを受け入れるのに適切な孔も
有しており、これらの孔に応じて、第1ソレノイド18
はボルト48によりフランジ30を介して左端プレート
34に取り付けられ、また第2ソレノイド20はボルト
52により正方形状の取付フランジ50を介して右端プ
レート36に取り付けられている。
【0022】第1ソレノイド18として、 Trombetta社
製の大型ソレノイドである型式 No.Q515-A17 を採用す
る一方、第2ソレノイド20には同社製小型ソレノイド
の型式 No. Q513-A1を採用することが好ましい。上記第
1ソレノイド18と第2ソレノイド20との動作特性
は、次の点で異なっている。すなわち、第1ソレノイド
18は付勢されると、第1コア22とその延長部24を
左方に移動して第2ソレノイド20の第2コア26に接
触させ、こののち第2コア26とその延長部28を介し
てポペット弁機構14を左方へ駆動して弁を開く。一
方、第2ソレノイド20は第2コア26とその延長部2
8を左方に移動する力を与えないが、ストローク移動が
全開位置に達すると、第1ソレノイド18が消勢された
とき弁を開状態に保つのに充分な保持力を与える型のも
のである。
【0023】上記第2ソレノイド20における取付フラ
ンジ50(底板)には、第2ソレノイド20における第
2コア26の延長部28を受け入れるのには充分、かつ
第2コア26の端部27を通すのには充分でない大きさ
の孔を有する。従って装置の動作時、図1中を左方へ移
動する第2コア26は、図2に示すように端部27が取
付フランジ50(底板)に当接した位置で停止する。な
お、第2ソレノイド20の配置は、該第2ソレノイド2
0が最大保持力を生じるように決めるのが望ましい。
【0024】本発明の別の重要な特徴によれば、第1ソ
レノイド18における延長部24には、該延長部24の
径方向に沿って広がる延出部としての環状プレート56
を有しており、この環状プレート56はナット58等の
手段によって延長部24に取り付けられ該延長部24と
一緒に移動する。また、上記環状プレート56と第2ソ
レノイド20の右端との間には、第2の付勢手段として
のコイルバネ60が介装されており、第1ソレノイド1
8が消勢されると、上記コイルバネ60が延長部24と
第1コア22とを右方へ向けて所定の静止位置まで移動
させる。この移動は、第1コア22と延長部24との質
量を第2コア26と延長部28およびポペット弁機構1
4の質量から切り離すことにより、ポペット弁機構14
における弁バネ15の付勢力によって弁を迅速に閉じる
ことができるという効果を有する。
【0025】上述した構成では、コイルバネ60が第2
ソレノイド20の右端に当接して環状プレート56を右
方へ付勢することにより、延長部24を第2コア26か
ら切り離す付勢力を与えているが、図6に示すように第
1ソレノイド18’に複動式ソレノイドを採用した場合
には、上記プレート56およびバネ60等の部品を省く
ことができる。この場合には、まず第1ソレノイド1
8’を付勢して第1コア22を左方に移動させ、次いで
第2ソレノイド20によって弁を開位置に保持したの
ち、上記第1ソレノイド18’を先とは逆方向へ付勢し
て第1コア22と延長部24とを右方に移動させること
により、該延長部24を第2ソレノイド20の第2コア
26から離反させることができる。
【0026】金属のダイカスト作業において、溶融金属
がランナーを通ってキャビティへ近づくまでの初期スト
ローク時における溶融金属の移動速度は毎秒ほぼ15イ
ンチで、その後キャビティに達すると溶融金属は毎秒ほ
ぼ75〜80インチの高速で移動することから、作業を
信頼できるものとするには、ストロークの最後の部分で
溶融金属がダイを満たすのに要する時間のほぼ半分であ
る約10〜15ミリ秒の極く短時間で弁を閉じる必要が
ある。一方、弁は全開位置と全閉位置との間でほぼ半イ
ンチ移動する必要があることから、本発明で実施される
装置においては、溶融金属が弁へ達する前に弁の確実な
閉鎖が保証される。
【0027】また、さらに別の実施例では、図7に示す
ように、2つのソレノイド18と20の代わりに、1つ
の複動式ソレノイド18”を用いることもできる。この
実施例では、弁機構14のバネ15も除去可能となる
が、第1コア22と延長部24を右方へ移動させるソレ
ノイド18”の付勢で弁が閉じるように、弁コネクタを
物理的に延長部24へ結合する必要がある。同時にソレ
ノイド18”は、弁を指定された時間内で開閉する所要
の動作特性を有していなければならない。
【0028】以上、本発明を図示した各種実施例に基づ
いて説明したが、上記実施例に示された以外の種々の代
替物、代用物および等価物も使用可能であり、本発明は
特許請求の範囲の記載及びそれと等価の内容によっての
み制限されることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上の詳細な説明から明らかなように、
本発明に関わる二重ソレノイド弁アクチュエータでは、
移動可能な第1のコア手段を有するとともに該第1のコ
ア手段を第1の方向へ付勢する第1のソレノイド手段
と、移動可能な第2のコア手段を有するとともに該第2
のコア手段を所定の位置において保持する第2のソレノ
イド手段とを設け、さらに前記第1のソレノイド手段に
おける第1のコア手段が第1の方向へ付勢された際に前
記第1のコア手段を前記第2のコア手段に当接させて前
記第2のコア手段を前記第1の方向に移動させることに
より前記物体を静止位置から移動させる態様で前記第1
のソレノイド手段と第2のソレノイド手段とを支持する
取付け手段と、前記第1のコア手段を前記第2のコア手
段から分離させる態様で前記第1のコア手段を前記第1
の方向に対する反対の第2の方向へ移動させる第2の付
勢手段とを設けている。上記構成によれば、第1のソレ
ノイド手段が物体を第1の付勢手段における付勢力に抗
して移動位置へ移動させる一方、第1のソレノイド手段
が消勢されているときには第2のソレノイド手段が物体
を移動位置に保持する。第1のソレノイド手段が消勢さ
れて第1のコアが静止位置にあるとき、第1のコアは第
2のソレノイド手段における第2のコアとは接触しない
ので、第2のソレノイド手段を消勢すると、物体は第1
の付勢手段における付勢力によって迅速に静止位置へ移
動されることとなる。すなわち、本発明に関わる二重ソ
レノイド弁アクチュエータによれば、2つのソレノイド
の新規な使用によって弁の有効な開放が可能になるとと
もに、第2ソレノイドが弁を開状態に保持している間
に、第1ソレノイドのコアを第2ソレノイドのコアとの
接触から離反するように移動させることにより、第1の
付勢手段によって極めて迅速に弁を閉鎖させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる二重ソレノイド弁アクチュエー
タを示す断面側面図であり、各ソレノイドコアが静止位
置にある状態を示す。
【図2】本発明に関わる二重ソレノイド弁アクチュエー
タを示す断面側面図であり、各ソレノイドコアが伸張位
置にある状態を示す。
【図3】本発明に関わる二重ソレノイド弁アクチュエー
タの端面図。
【図4】本発明に関わる二重ソレノイド弁アクチュエー
タを図1中の4−4線に沿って見た端面図。
【図5】本発明に関わる二重ソレノイド弁アクチュエー
タにおけるフレーム構造の全体側面図。
【図6】本発明他の実施例を示す断面側面図。
【図7】本発明のさらに更に他の実施例を示す断面側面
図。
【符号の説明】
10…装置(二重ソレノイド弁アクチュエータ)、 12…真空ダイ(構造物)、 14…ポペット弁機構(物体)、 15…弁バネ(第1の付勢手段)、 18、18’…第1ソレノイド(第1のソレノイド手
段)、 20…第2ソレノイド(第2のソレノイド手段)、 22…第1コア(第1のコア手段)、 26…第2コア(第2のコア手段)、 32…フレーム構造(取付け手段)、 56…環状プレート(延出部)、 60…コイルバネ(第2の付勢手段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物内に配置された物体を静止位置か
    ら移動位置へ平行移動させる装置であり、前記装置が消
    勢されたときに前記物体を静止位置へ戻す所定の抵抗を
    有する第1の付勢手段に抗して前記物体を移動させる装
    置において、 移動可能な第1のコア手段を有するとともに、該第1の
    コア手段を第1の方向へ付勢する第1のソレノイド手段
    と、 移動可能な第2のコア手段を有するとともに、該第2の
    コア手段を所定の位置において保持する第2のソレノイ
    ド手段と、 前記第1のソレノイド手段における第1のコア手段が第
    1の方向へ付勢された際、前記第1のコア手段を前記第
    2のコア手段に当接させて、前記第2のコア手段を前記
    第1の方向に移動させることにより、前記物体を静止位
    置から移動させる態様で、前記第1のソレノイド手段と
    第2のソレノイド手段とを支持する取付け手段と、 前記第1のコア手段を前記第2のコア手段から分離させ
    る態様で、前記第1のコア手段を前記第1の方向に対す
    る反対の第2の方向へ移動させる第2の付勢手段と、 を備えて成ることを特徴とする二重ソレノイド弁アクチ
    ュエータ。
  2. 【請求項2】 前記取付け手段は、前記構造物に対して
    取り外し可能に取り付けられているとともに、前記第1
    のソレノイド手段と前記第2のソレノイド手段とが取り
    付けられており、さらに前記第1のコア手段と前記第2
    のコア手段とが通過可能な孔を有することを特徴とする
    請求項1記載の二重ソレノイド弁アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記第1のコア手段の質量が、前記第2
    のコア手段の質量より大きく設定されていることを特徴
    とする請求項1記載の二重ソレノイド弁アクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記第1のコア手段は、前記第2のコア
    手段と接触するのに充分な長さを有し前記第1のソレノ
    イド手段が付勢されたときに前記第2のコア手段と前記
    物体とを移動させるとともに、前記第2のコア手段を前
    記第2のソレノイド手段がほぼ最大の保持力を位置に移
    動させることを特徴とする請求項3記載の二重ソレノイ
    ド弁アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記第1のコア手段が、前記第1のソレ
    ノイド手段から前記第1の方向に延出した部位に径方向
    に展開された延出部を備え、前記第2の付勢手段が前記
    延出部と前記取付け手段、前記第1のソレノイド手段お
    よび前記第2のソレノイド手段のうち1つと接触し、前
    記第1のコア手段を前記第2の方向に移動させることを
    特徴とする請求項4記載の二重ソレノイド弁アクチュエ
    ータ。
  6. 【請求項6】 前記第2の付勢手段は、前記第1の付勢
    手段の付勢力より小さい付勢力を有するコイルバネから
    成り、かつ前記第1のソレノイド手段が付勢されてない
    とき前記第1のコア手段を前記第2の方向に移動させる
    のに充分な力を有することを特徴とする請求項5記載の
    二重ソレノイド弁アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記第1のソレノイド手段は、付勢され
    たときに前記第1のコア手段、前記第2のコア手段およ
    び前記物体を移動させるのに充分な付勢力を発生するこ
    とを特徴とする請求項4記載の二重ソレノイド弁アクチ
    ュエータ。
  8. 【請求項8】 前記第2のソレノイド手段は、該第2の
    ソレノイド手段が付勢されているとともに前記第1のソ
    レノイド手段が付勢されていないとき、前記第2のコア
    手段および前記物体を前記移動位置に止めるのに充分な
    保持力を発生することを特徴とする請求項7記載の二重
    ソレノイド弁アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記物体がポペット弁手段であり、前記
    第1のソレノイド手段が付勢されたとき、前記第1のソ
    レノイド手段は前記第1のコア手段、前記第2のコア手
    段および前記ポペット弁手段を移動させるのに充分な付
    勢力を発生し、また前記第2のソレノイド手段が付勢さ
    れているとともに前記第1のソレノイド手段が付勢され
    てないとき、前記第2のソレノイド手段は前記第2のコ
    ア手段と前記ポペット弁手段を前記移動位置に止めるの
    に充分な保持力を発生することを特徴とする請求項1記
    載の二重ソレノイド弁アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記第1のソレノイド手段が、前記第
    1のコア手段を第1および第2の方向に強制的に移動さ
    せる複動式ソレノイドから成り、前記第1のコア手段を
    前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させて前記第
    1のコア手段を前記第2のコア手段から分離する前記第
    2の付勢手段が、前記第1のソレノイド手段を付勢しか
    つ前記第1のコア手段を前記第2の方向に移動させる手
    段から成ることを特徴とする請求項1記載の二重ソレノ
    イド弁アクチュエータ。
JP10116093A 1992-04-27 1993-04-27 二重ソレノイド弁アクチュエータ Pending JPH0634063A (ja)

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