JPH06340251A - アンチロック装置及びトラクション・コントロール装置を有する特に自動車用の油圧式ブレーキ装置 - Google Patents

アンチロック装置及びトラクション・コントロール装置を有する特に自動車用の油圧式ブレーキ装置

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JPH06340251A
JPH06340251A JP32728591A JP32728591A JPH06340251A JP H06340251 A JPH06340251 A JP H06340251A JP 32728591 A JP32728591 A JP 32728591A JP 32728591 A JP32728591 A JP 32728591A JP H06340251 A JPH06340251 A JP H06340251A
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valve
pressure
piston
brake
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JP32728591A
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Guenter Schmitz
シュミット ギュンター
Wolfgang Bernhardt
ベルンハルト ヴォルフガング
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
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    • B60T8/48Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition connecting the brake actuator to an alternative or additional source of fluid pressure, e.g. traction control systems
    • B60T8/4809Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems
    • B60T8/4827Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems
    • B60T8/4863Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems closed systems
    • B60T8/4872Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems closed systems pump-back systems
    • B60T8/4881Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems closed systems pump-back systems having priming means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 公知の油圧式ブレーキ装置の蓄圧器の場合、
トラクション・コントロール時に、磁力によるピストン
の駆動装置が故障で働かない場合、圧力媒体が吐出でき
ない。この欠点を解消するため、トラクション・コント
ロール時にブレーキ圧を生じさせるポンプ用に圧力媒体
のストックを用意する。 【構成】 ブレーキ装置10が、入口側に蓄圧器75の
接続された高圧発生用ポンプ56を有し、ポンプ56は
出口側がブレーキパイプと接続されている。蓄圧器75
は蓄圧室76を制限するピストン78を有し、ピストン
78には圧力媒体吐出用の、予圧を与えられたばね80
が作用している。ピストン78は、充てん位置では、ば
ね力に抗して拘束され、トラクション・コントロール時
には解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1記載の種類の
油圧式ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】蓄圧器が蓄圧室内に圧縮ばねを有している
形式の自動車用ブレーキ装置は既に提案されている(ド
イツ特許出願P4015945.0)。この圧縮ばね
は、ピストンを一方の終位置、すなわち充てん位置に移
動させ、その位置に維持することができる。この位置で
は蓄圧器に圧力媒体が充てん状態となる。トラクション
・コントロール時に、充てんされている圧力媒体を吐出
するため、蓄圧室を取囲む電気コイルが備えられてお
り、これによって磁場が発生可能である。この磁場の力
がばね力に抗してピストンに作用し、ピストンを他方の
終位置方向へ移動させる。この終位置では蓄圧室は空の
状態となる。この蓄圧器は、圧縮ばねがピストンを充て
ん位置に保持するため、自動的に空になることは防止さ
れている。ところが、磁力による駆動が故障で働かない
場合には、蓄圧器は圧力媒体を吐出不能となる。
【0003】
【発明の効果】請求項1に記載の特徴を有する本発明の
ブレーキ装置の場合は、これに対し、蓄圧器内の圧力媒
体を吐出するには、ばねに貯えられたエネルギーで十分
である。加えて、ピストンを拘束しておくことによっ
て、2つのトラクション・コントロール段階の間、たと
えチャージパイプ途中のチャージ弁が完全に密閉されて
いない場合でも、蓄圧室からは圧力媒体が自発的に流出
することは有りえない。トラクション・コントロール装
置の作動確実性は極めて高い。
【0004】請求項2以下の各項に記載の措置によっ
て、請求項1に記載の特徴を有するブレーキ装置は、更
に効果的に構成され、改善される。
【0005】請求項2に開示された構成により、蓄圧器
の再充てんが補助され、かつまた(もしくは)戻しポン
プの入口側への蓄圧室からの吐出が加速され、この結
果、トラクション・コントロール装置が極めて迅速にト
ラクション・スリップの発生に対し応動することができ
る。
【0006】請求項3に記載の措置によって、簡単化さ
れた制御装置を有する小型電動モータの使用が可能とな
った。これは、ピストンが一方の終位置に到達すると、
駆動トレーンがクラツチにより分離可能となるか、もし
くは少なくとも減力されるからである。
【0007】請求項4に記載の構成によれば、電動モー
タの精確な切換えが可能である。特に、ピストンロッド
が相応の接点を操作すると、電動モータは、トラクショ
ン・コントロール時以外に蓄圧器を再充てんするために
簡単に起動できる。この再充てんは、蓄圧器が、ブレー
キ回路内での漏れ損失により、場合によっては徐々に空
になることがあるために必要となる。
【0008】請求項5に記載の構成により、トラクショ
ン・コントロール時以外のときに、ピストンを充てん位
置に拘束できるので、蓄圧器からの圧力媒体損失が防止
される。
【0009】請求項6に記載の措置により、一方では、
少数の可動部品を介してピストンを確実に拘束すること
ができ、他方では、電気的な短い切換えパルスで十分
に、圧縮ばねに貯えられたエネルギーを、蓄圧器からの
圧力媒体吐出のために働かせることができる。加えて、
永久磁石と、電気コイルにより生ぜしめられる磁力との
協働によって、接極子板とピストンとの引戻しが補助さ
れる。
【0010】請求項7に開示された本発明の更に別の構
成は、次の効果を有している。すなわち、ピストンを充
てん位置へ戻すさいに、蓄圧器の環状室内に吸込まれた
圧力媒体が、トラクション・コントロール時に蓄圧室か
らの圧力媒体に加えてチャージパイプ内へ放出され、ブ
レーキ装置の液密でない弁により発生することのある漏
れ損失を補償する効果である。トラクション・コントロ
ールの後にブレーキ回路から蓄圧室へ圧力媒体が戻され
るさいには、したがって、ピストンが充てん位置へ確実
に戻される。
【0011】請求項8に記載の措置により、簡単な手段
で、一方では、トラクション・コントロール時にブレー
キパイプ内に十分な高さのブレーキ圧が生ぜしめられ、
他方では、トラクション・コントロール終了時に蓄圧室
の再充てんが戻しポンプによって確実に行なわれる。
【0012】請求項9に記載の構成によれば、トラクシ
ョン・コントロール時にブレーキ回路内に場合によって
生じる漏れ損失の補償が、蓄圧器内で簡単に達成され
る。これは、各平常制動時に少量の圧力媒体がブレーキ
パイプから蓄圧器内へ流入するからである。そのさいに
は、流量制御弁により流量が絞られる。また、蓄圧器の
ピストンがモータにより充てん位置へ戻されるさい、逆
止め弁を克服することによりブレーキパイプから圧力媒
体を吸込むことができる。
【0013】請求項10に記載の措置により、蓄圧室再
充てん時に、戻しポンプから送られる圧力媒体による蓄
圧器の過負荷が防止される。
【0014】更に、請求項11に示した措置によって、
トラクション・コントロール時に蓄圧器から吐出される
圧力媒体は、戻しポンプの入口側にのみ到達し、許容さ
れないトラクション・スリップの生じたホイールのホイ
ールブレーキ内の増圧に利用される。
【0015】
【実施例】次に添付図面につき本発明の3つの実施例を
説明する。
【0016】図1に示した第1実施例は、アンチロック
装置及びトラクション・コントロール装置11を有する
自動車用油圧式ブレーキ装置である。ブレーキ装置10
は、ブレーキペダル12により操作可能な、圧力媒体リ
ザーバ14を有する複数回路ブレーキ・マスターシリン
ダ13を有している。ブレーキ回路Iは、マスターシリ
ンダ13から出ているブレーキパイプ15を有し、この
ブレーキパイプ15が2つのブレーキパイプ16,17
に分岐している。ブレーキパイプ16ないし17は、図
示されていない車軸の被駆動輪のホイールブレーキ18
ないし19へ通じている。ブレーキパイプ16ないし1
7には、ブレーキ圧調整用の各1つの弁装置20ないし
21が配属されている。各弁装置20ないし21は、相
応のブレーキパイプ16ないし17内に配置された入口
弁22を有している。この入口弁は、ばねにより動作す
る開位置22aと電磁式に切換え可能の遮断位置22b
とを有する2ポート2位置方向制御弁として構成されて
いる。各入口弁22にと並列的に逆止め弁24を有する
分岐パイプ23が設けられている。この逆止め弁24
は、各ホイールブレーキ18ないし19からブレーキ・
マスターシリンダ13への通過方向を有している。
【0017】弁装置20,21は、加えて入口弁28を
有している。この弁28は、相応のブレーキパイプ16
ないし17から、それもホイールブレーキ18ないし1
9と入口弁22との間の個所から分岐している戻しパイ
プ29ないし30内に配置されている。出口弁28も、
同様に2ポート2位置方向制御弁として構成されている
が、この場合は、遮断位置28aがばねにより操作さ
れ、開位置28bが電磁操作式である。双方の弁装置2
0,21の出口弁28の後方では、戻しパイプ29,3
0が、共通の戻しパイプ31に接続されている。戻しパ
イプ31には、ホイールブレーキ18,19から取出さ
れた圧力媒体を受入れる溜め室32が接続されている。
戻しパイプ31内にはピストンポンプ形式の、高圧を発
生させる戻しパイプ33が配置されている。このポンプ
は電動モータ34により駆動可能である。戻しポンプ3
3の入口側には、第1逆止め弁36が配置され、出口側
37には第2逆止め弁38が配属されている。逆止め弁
36,38は、戻しポンプ33の構成要素をなしてい
る。戻しパイプ31には、更に、送り方向に減衰室39
と、圧力制限弁41を有する絞り40とが設けられてい
る。戻しパイプ31は、ブレーキパイプ16に、それも
弁装置20とマスターシリンダ13との間の個所に合流
している。
【0018】ブレーキ回路IIも、同様にマスターシリ
ンダ13から出るブレーキパイプ45を有し、このパイ
プ45が2個のブレーキパイプ46,47に分岐してい
る。ブレーキパイプ46,47は、同じく図示されてい
ない車軸の駆動輪のホイールブレーキ48ないし49へ
通じている。ブレーキパイプ46ないし47には、ブレ
ーキ圧調整用の弁装置50ないし51が、それぞれに配
属されている。弁装置50ないし51は、分岐パイプ2
3及び逆止め弁24を有する入口弁22と、ブレーキパ
イプ46ないし47から出ている戻しパイプ52ないし
53内の出口弁28とを、それぞれ有している。戻しパ
イプ52,53は、溜め室55が接続された戻しパイプ
54に合流している。戻しパイプ54内には、同様に、
入口側57に前置された逆止め弁58と、出口側59に
後置された逆止め弁68とを有する、高圧を発生する戻
しポンプ56が配置されている。これらの逆止め弁は、
ピストンポンプとして構成された戻しポンプ56の構成
要素となっている。戻しポンプ56は、同じく電動モー
タ34により駆動される。戻しパイプ54は、更に、減
衰室61と、圧力制限弁63を有する絞り62とを有し
ている。また、戻しパイプ54は、ブレーキパイプ54
に接続されている。この接続個所は、弁装置50ないし
51と、マスターシリンダ13との間の個所である。以
上の点では、双方のブレーキ回路IとIIは同一の構成
を有している。
【0019】駆動輪のブレーキ回路IIは、付加的に次
の諸構成要素を有している:戻しパイプ54内には、入
口側の逆止め弁58と溜め室55の接続部との間に、戻
しポンプ56から溜め室55への流れを遮断する逆止め
弁68が配置されている。ブレーキパイプ45内には、
マスターシリンダ13と戻しパイプ54の接続部との間
に、2ポート2位置方向制御弁形式の遮断弁69が配置
されている。この弁の開位置69aは、ばね操作式であ
り、遮断位置69bは電磁操作式である。遮断弁69と
並列的に分岐パイプ70が設けられ、この分岐パイプ7
0には、マスターシリンダからホイールブレーキ48,
49へ圧力媒体を流過させる逆止め弁71が配置されて
いる。
【0020】ブレーキ装置10のブレーキ回路IIに
は、加えて、容量変更可能な蓄圧室76を有する蓄圧器
75が配属されている。シールリング77で圧力媒体密
にシールされピストンロッド79を有するピストン78
は、外気に対して蓄圧室76を密閉している。ピストン
78の、蓄圧室76とは反対の側には、予圧を与えられ
た圧縮ばね80が作用している。蓄圧器76から突出し
ているピストンロッド79は、一部がラック81として
構成されている。このラック81はピニオン82と協働
する。ピニオン82は、電動式又は機械式のクラッチ8
4や減速ギャ85を間そうして、電動モータ83により
駆動できる。ピストンロッド79はカム86を有し、こ
のカム86は、ピストン78が空位置方向へ移動する
と、電気接点87を操作できる。第2の接点88は、ピ
ストン78が充てん位置をとると、言いかえれば蓄圧室
76が圧力媒体の最大容量になると、ピストンロッド7
9により操作可能になる。ピストンロッド79には、更
に、掛け外し可能の爪90を有する電磁操作式ロック機
構89が配属されている。爪90は、ピストン78の充
てん位置では、ピストンロッド79の鼻状部91に係止
でき、ピストン78を圧縮ばね80の力に抗して、この
充てん位置に拘束しておくことができる。
【0021】蓄圧器75は、戻しポンプ56へ蓄圧室7
6から圧力媒体を放出するために、チャージパイプ95
を介して戻しパイプと接続されている。この接続個所
は、戻しポンプ56の入口側57と逆止め弁68との間
の個所である。
【0022】チャージパイプ95の途中には2ポート2
位置弁として構成されたチャージ弁96が配置されてい
る。この弁は、ばね操作式の遮断位置96aと電磁切換
え式の開位置96bを有している。蓄圧室76に圧力媒
体を充てんするため、蓄圧器75からは、戻しパイプ5
4と遮断弁69との間でブレーキパイプ45に接続され
る充てんパイプ97が出ている。充てんパイプ97の途
中には、ブレーキパイプ45から蓄圧器75への圧力媒
体流を通す圧力制限弁98が配置されている。この弁9
8は、たとえば100バールの応動圧を有している。充
てんパイプ97からは、それも蓄圧器75と圧力制限弁
98との間の個所から、逃がしパイプ99が出ている。
この逃がしパイプ99は、遮断弁69とマスターシリン
ダ13との間でブレーキパイプ45に接続している。こ
の逃がしパイプ99も圧力制限弁100を有している。
この制限弁100は、たとえば20バールの応動圧力を
有し、蓄圧器75の破裂防止に役立ち、ブレーキパイプ
45へ圧力媒体流を送っている。
【0023】ブレーキ装置10の、ブレーキ回路I,I
I内に、それもマスターシリンダ13とホイールブレー
キ18,19,48,49との間に配置された構成要素
は、破線で示した油圧集合装置103内にまとめられて
いる。更に、アンチロック装置及びトラクション・コン
トロール装置11は、電子制御装置104を装備し、こ
の電子制御装置104が、車輪の回転挙動を監視する回
転数センサからの信号を分析評価し、所定の調整アルゴ
リズムに従って、アンチロック装置及びトラクション・
コントロール装置11の弁やモータの切換え信号に変換
する。
【0024】この油圧式ブレーキ装置10は次の作用形
式を有する:平常運転時には、どの弁も図1に示した位
置をとっている。モータ34,83はカットオフの状態
である。蓄圧器75の蓄圧室76は最大容量の状態で、
ピストン78は、ロック機構89の爪90がピストンロ
ッド79の鼻状部91に係止されていることで、圧縮ば
ね80の力に抗して、充てん位置に拘束されている。
【0025】平常の制動時には、ブレーキペダル12を
踏込むことで圧力が発生し、圧力媒体が、ブレーキ回路
Iのブレーキパイプ15,16,17と、ブレーキ回路
IIのブレーキパイプ45,46,47とを介して、そ
れぞれホイールブレーキ18,19と48,49とへ圧
送される。ブレーキペダル12を離すことにより圧力媒
体はマスターシリンダ13へ戻る。
【0026】この制動のさい、たとえば、ホイールブレ
ーキ48に配属された車輪がロックしかけると、制御装
置104が回転数センサ105の信号を介して検知す
る。制御装置104は、それにより、ホイールブレーキ
48内が減圧されるように弁装置50を減圧位置へ切換
え、弁装置51にはホイールブレーキ49内の圧力を維
持せしめる。加えて、戻しポンプ56の駆動モータ34
がカットインされる。弁装置50の減圧位置では、その
入口弁22は遮断位置22bをとり、その出口弁28は
開位置28bをとる。圧力媒体は、ホイールブレーキ4
8から戻しパイプ52,54を介して溜め室55へ流入
する。溜め室55からは、戻しポンプ56を介して吸出
され、ブレーキパイプ45を介して戻される。弁装置5
1の圧力維持位置では、その入口弁22は遮断位置22
bをとり、その出口弁28も遮断位置28aをとるの
で、戻しポンプ56により生じる圧力はホイールブレー
キ49内のブレーキ圧を増圧することはない。減圧段階
に続いて、ホイールブレーキ48内の圧力維持段階と増
圧段階が生じ、この段階は、配属されている車輪が定的
な回転挙動を示すまで続く。圧力維持段階のさい、弁装
置50の入口弁22と出口弁28とは、それぞれ遮断位
置22bないし28aをとる。増圧時には、弁装置50
の入口弁22は開位置22aをとり、出口弁28は遮断
位置28aをとる。このようなアンチロック・コントロ
ールは、図示されていない車軸の片方又は両方の車輪に
ロックの危険が生じた場合、ブレーキ回路Iにおいても
可能である。
【0027】車両の始動時や加速時に、たとえば、ホイ
ールブレーキ49に配属された駆動輪が、許容しえない
ほど著しくトラクション・スリップを生じかけた場合に
は、同じく制御装置104は回転数センサ105の信号
により検知する。制御装置104は、その場合、遮断弁
69を遮断位置69bへ切換え、弁装置50の入口弁2
2を遮断位置22bへ、またチャージ弁96を開位置2
6bへ、それぞれ切換える。加えて、ロック機構89の
爪90が外されて、ピストン78が解放され、戻しポン
プ56の駆動モータ34がカットインされる。蓄圧器7
5の圧縮ばね80が、これによって、ピストン78を充
てん位置から空位置方向へ移動させる。この結果、10
バールまでの圧力を有する、蓄圧室76内の圧力媒体が
チャージパイプ95を介して戻しポンプ56の入口側5
7へ流出することができる。戻しポンプ56は、100
バールまでの圧力を有する圧力媒体をブレーキパイプ4
5,47を介してホイールブレーキ49へ圧送する。ブ
レーキ圧増圧のこの段階に続いて、圧力維持とブレーキ
圧減圧の段階が、ホイールブレーキ49に配属された駆
動輪が安定するまで続く。このトラクション・コントロ
ールの間にホイールブレーキ49に受入れられなかった
圧力媒体は、充てんパイプ97と圧力制限弁98とを介
して蓄圧器75の蓄圧室76ないしは戻しポンプ56の
入口側57へ送られる。
【0028】トラクション・コントロールが終ると、弁
装置51の入口弁22が遮断位置22bへ、また出口弁
28が開位置28bへ切換えられる。加えて、制御装置
104がチャージ弁96を遮断位置96aへ切換える。
これにより、戻しポンプ56が、ホイールブレーキ49
から溜め室55へ送られていた圧力媒体を吸出して、充
てんパイプ97を介して蓄圧器75の蓄圧室76へ戻
す。そのさい、ピストン78は、圧縮ばね80の力に抗
して充てん位置へ押戻され、その位置でピストンロッド
79が接点88を閉じ、ロック機構89を介してピスト
ン78がロックされる。これにより、さきに蓄圧室76
から取出された圧力媒体は、ホイールブレーキ49の圧
力が逃がされることによって完全に蓄圧室75へ戻され
る。トラクション・コントロールが終ると、制御装置1
04は駆動モータ34をカットオフし、アンチロック兼
トラクション・コントロール装置11の各弁を図1に示
した位置へ切換える。
【0029】トラクション・コントロール時に圧力媒体
が、液密でない遮断弁69又は圧力制限弁100を介し
てマスターシリンダ13へ逃げない限りにおいて、この
ブレーキ装置10は閉じたブレーキシステムである。ト
ラクション・コントロール時の複数段階の合間に蓄圧室
76からは、ブレーキシステム内の漏れによる圧力媒体
が流出することはありえない。ピストン78は充てん位
置に引止められるからである。生じるのは圧力損失のみ
である。次のトラクション・コントロール時には、蓄圧
室76の全容量の圧力媒体が利用できる。これに対し、
トラクション・コントロール時に圧力媒体損失が生じた
場合は、蓄圧器75の再充てん時に接点88が操作され
ないため、制御装置104により検知される。制御装置
104は、その場合、電動モータ83をカットインし、
モータ83がピストン78を充てん位置まで移動させ
る。チャージ弁96が開位置96bに、また弁装置50
又は51の少なくとも一方の弁装置の遮断弁28が開位
置28bに切換えられると、ピストン78は、チャージ
パイプ95、戻しパイプ54,52,53のすべて又は
いずれか、ブレーキパイプ46,47の双方又は一方と
ブレーキパイプ45を介して圧力媒体を圧力媒体リザー
バ14から吸出す。蓄圧室76からの圧力媒体の吐出及
び(又は)蓄圧室76への戻しは、正常なトラクション
・コントロール時にも電動モータ83により補助でき
る。この目的のために、モータ83は1つ又は2つの回
転方向を有している。ピストン78が充てん位置に達す
る場合、電動モータ83は、既述のように、接点88を
介してカットオフされるか、もしくはクラッチ84を介
して切断されることができる。クラッチ84は、たとえ
ば分離クラッチ又はスリッパクラッチとして構成してお
くことができる。制御装置104は、その場合、電動モ
ータ83を時間に応じてカットオフすることができる。
各弁の漏れにより蓄圧室76からの緩慢な圧力媒体損失
が生じる場合、この損失発生は、接点88の開によるも
のは別として、ピストンロッド79に設けられたカム8
6による接点87の操作によっても検知できる。制御装
置104は、その場合、電動モータ83をカットイン
し、ピストン78の後吸込行程を生ぜしめる。ラック8
1とピニオン82の代りに、ウォーム駆動装置(図示せ
ず)又は摩擦ギャ(図示せず)によるピストン78の駆
動も可能である。また、圧縮ばね80を用いる代りに、
蓄圧室76内に、ピストン78を吐出位置へ移動させる
ことのできる引張りばねを配置することもできる。
【0030】図2に示した、蓄圧器75の第2実施例
は、充てん位置へピストン78を戻す駆動装置と、充て
ん位置にピストンを引止める措置との点で、第1実施例
と異なっている。すなわち、圧縮ばね80が配置された
室内に、永久磁石111を内蔵し、電気コイル112を
有するヨーク110が配置されている。図2に示したよ
うに、永久磁石111の磁力により電磁石の接極子板1
13がヨーク110に保持され、接極子板113には予
圧を与えられた圧縮ばね80が作用している。ピストン
78は蓄圧室76内に配置された戻しばね114の作用
を受けている。予圧を与えられた戻しばね114の力
は、少なくとも、蓄圧室76をシールするシールリング
77の摩擦力を克服するだけの力を有している。しか
し、戻しばね114の力は、圧縮ばね80の力よりも小
さくしておく。
【0031】加えて、第1実施例と異なる点は、分岐パ
イプ116が、充てんパイプ97の途中の第1圧力制限
弁98と並列的に延びている点である。この分岐パイプ
116は、流量制御弁117と、ブレーキパイプ45か
ら蓄圧器75への流過方向を有する逆止め弁118とを
有している。流量制御弁117の流量は、戻しポンプ5
6のそれの約1/4に調節しておく。加えて、逆止め弁
118は極めて低い開弁圧を有している。
【0032】この蓄圧器75の作用形式は次の通りであ
る:トラクション・コントロールが開始されると、制御
装置104は、ヨーク110内のコイルに通電させる。
この結果、コイルの磁場が永久磁石111の磁場作用を
弱める。このため、予圧を与えられた圧縮ばね80が、
ヨーク110から接極子板113を引離し、ピストン7
8を充てん位置から移動させ、圧力媒体が蓄圧室76か
らチャージパイプ95内へ吐出される。カットインされ
た戻しポンプ56は、既述のように、圧力媒体を、トラ
クション・スリップの生じた車輪のホイールブレーキへ
通じるブレーキパイプ45内へ送入する。そのさい、戻
しポンプ56から吐出される供給量の一部は、充てんパ
イプ97、分岐パイプ116、更には分岐パイプ116
に設けられた弁117,118を介してチャージパイプ
95へ戻される。戻しポンプ56の給送量のうちの、ホ
イールブレーキへ送られる部分量は、しかし、トラクシ
ョン・スリップを制限するのに必要なブレーキ圧を生ぜ
しめるのに十分な量である。
【0033】トラクション・コントロールの終了時に
は、戻しポンプ56は、その全供給量を充てんパイプ9
7へ吐出する。充てんパイプ97内の圧力媒体は、一部
は第1圧力制限弁98を介し、一部は分岐パイプ116
の流量調整弁117と逆止め弁118とを介して、蓄圧
器75へ戻される。チャージ弁96が遮断位置をとる
と、蓄圧室76内へ入る圧力媒体は、ピストン78を、
圧縮ばね80の力に抗してその充てん位置へ移動させ
る。制御装置104が、その間にコイル112をカット
オフしたことにより、永久磁石111は、既にピストン
行程の一部において接極子板113を圧縮ばね80の作
用に抗してヨーク80に引付けることができる。ピスト
ン78は、したがって、圧縮ばね80の反力なしに蓄圧
室76内の圧力媒体により充てん位置へ戻されることが
可能である。ピストン78は、戻しばね114の作用に
よりこの充てん位置に保持される。電磁石の接極子板1
13の戻しは、しかし、またピストン78の、はるかに
少ない戻り行程で達成することもできる。すなわち、制
御装置104がコイル112を極性を逆転してカットイ
ンし、その磁場が永久磁石111の磁場作用を増強する
ようにするのである。
【0034】蓄圧器75のこの第2実施例の場合も、ピ
ストン78をその充てん位置に引止めておくことによ
り、蓄圧室76からの圧力媒体損失は、トラクション・
コントロールの複数段階の合間が比較的長くとも、生じ
ることはない。蓄圧器75の出口側で弁96,98,1
00,118のいずれかに漏れが生じても、蓄圧室76
内の圧力損失が生じるだけである。これは、ピストン7
8が充てん位置に拘束されているため、圧力媒体損失は
生じないからである。トラクション・コントロール時に
蓄圧室75から取出される圧力媒体のうちの、各弁の漏
れにより閉システムから逃げる部分は、後続する平常の
制動時に補償される。すなわち、マスターシリンダ13
からブレーキパイプ45に放出される圧力媒体の一部
は、充てんパイプ97、分岐パイプ116、流量調整弁
117、逆止め弁118を介して蓄圧室76へ、不足が
補償されるまで流入する。戻しばね114が十分な力を
有する場合、蓄圧器75は、ピストン78が充てん位置
へ戻る場合、自動的に蓄圧室76内の圧力媒体不足を補
償することもできる。すなわち、トラクション・コント
ロール終了後、制御装置104は、遮断弁69が開位置
69aに切換えるので、蓄圧室76内に生じる負圧によ
り、分岐パイプ116の逆止め弁118を克服して、ブ
レーキパイプ45、充てんパイプ97、分岐パイプ11
6を介してマスターシリンダ13の圧力媒体リザーバ1
4から圧力媒体を吸出すことができる。トラクション・
コントロールの次の段階には、したがって、蓄圧室76
内の十分な量の圧力媒体を利用することができる。
【0035】図3に示した、蓄圧器75の第3実施例
は、ピストン78が、圧縮ばね80とは反対側の環状端
面121を有する段付きピストンとして構成されている
点で、第2実施例と実質的に異なっている。環状端面1
21は、したがって、圧縮ばね側で環状室122を制限
しており、この環状室122は、ピストン78が充てん
位置を占めると、図示のように、その大きさが最大とな
る。環状室122はその環状端面121の側がピストン
78の第2のシールリング123によりシールされてい
る。
【0036】環状室122は、マスターシリンダ13と
遮断弁69との間の供給パイプ124を介してブレーキ
パイプ45と接続されている。供給パイプ124には、
ブレーキパイプ45から環状室122へ通過させる第1
逆止め弁125が設けられている。加えて、環状室12
2からは、吐出パイプ126が出て、蓄圧室76とチャ
ージ弁96との間に延びるチャージパイプ95に接続さ
れている。吐出パイプ126には、環状室122からチ
ャージパイプ95へ通過させる第2の逆止め弁127が
配置されている。
【0037】トラクション・コントロール装置の終了時
にピストン78を充てん位置へ戻す場合、圧力媒体も、
第1逆止め弁125の僅かな開弁圧を克服して、供給パ
イプ124を介してブレーキパイプ45から環状室12
2内へ吸込まれる。トラクション・コントロールの次の
段階が導入されると、環状室122に含まれていた圧力
媒体量が蓄圧室76から吐出される圧力媒体に付加し
て、吐出パイプ126を介してチャージパイプ95内へ
圧入され、ブレーキ圧を生ぜしめるために戻しポンプ5
6に利用される。この付加的な圧力媒体量は、トラクシ
ョン・コントロール時に場合によって生じる圧力媒体損
失に等しい。この損失は、ブレーキ回路II内の、完全
に液密に閉じられない弁により生じるものである。加え
て、平常の制動時に環状室122には、場合によって圧
力媒体が充てんされる。トラクション・スリップの終了
時には、この付加的圧力媒体量のため、蓄圧室76の受
容容積を上回ることがある。この余剰圧力媒体は、しか
しながら、第2圧力制限弁100を克服して、逃がしパ
イプ99を介し戻しポンプ56により、マスターシリン
ダ13の圧力媒体リザーバ14へ戻される。この蓄圧室
75の第3実施例を用いた場合、ブレーキパイプII
は、トラクション・コントロール時に完全に閉じたシス
テムとはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓄圧器の第1実施例を有するアンチロック兼ト
ラクション・コントロール装置を装備した自動車用油圧
式ブレーキの回路図。
【図2】蓄圧器の第2実施例の原理図。
【図3】蓄圧器の第3実施例の原理図。
【符号の説明】
10 油圧式ブレーキ装置 11 アンチロック兼トラクション・コントロール装
置 12 ブレーキペダル 13 ブレーキのマスターシリンダ 14 圧力媒体リザーバ 15,16,17 ブレーキパイプ 18,19 ホイールブレーキ 20,21 ブレーキ圧調整用弁装置 22 入口弁 22a 開位置 22b 遮断位置 23 分岐パイプ 24 逆止め弁 28 出口弁 28a 遮断位置 28b 開位置 29,30,31 戻しパイプ 32,55 溜め室 33 戻しポンプ 34 電動モータ 35 戻しポンプ入口側 36 第1逆止め弁 37 戻しポンプ出口側 38 第2逆止め弁 39 減衰室 40 絞り 41 圧力制限弁 45,46,47 ブレーキパイプ 48,49 ホイールブレーキ 50,51 ブレーキ圧調整用弁装置 52,53,54 戻しパイプ 56 戻しポンプ 57 入口側 58 逆止め弁 59 出口側 61 減衰室 62 絞り 63 圧力制限弁 68 逆止め弁 69 遮断弁 69a 開位置 69b 遮断位置 70 分岐パイプ 75 蓄圧器 76 蓄圧室 77 シールリング 78 ピストン 79 ピストンロッド 80 圧縮ばね 82 ピニオン 83 電動モータ 84 クラッチ 85 減速ギャ 87 接点 88 第2接点 89 ロック機構 90 爪 91 鼻状部 95 チャージパイプ 96 チャージ弁 97 充てんパイプ 98 圧力制限弁 99 逃がしパイプ 100 圧力制限弁 104 制御装置 110 ヨーク 112 コイル 114 戻しばね 116 分岐パイプ 117 流量調整弁 118 逆止め弁 121 環状端面 122 環状室 124 供給パイプ 125 第1逆止め弁 126 吐出パイプ 127 第2逆止め弁
フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ベルンハルト ドイツ連邦共和国 コルンタール トゥー ビツェルシュトラーセ 21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンチロック装置及びトラクション・コ
    ントロール装置(11)を有する油圧式ブレーキ装置
    (10)であって、マスターシリンダ(13)と、ブレ
    ーキパイプ(47)に配属されたブレーキ圧調整用弁装
    置(51)と、戻しパイプ(54)に設けられた戻しポ
    ンプ(56)と、遮断弁(69)と、蓄圧器(75)
    と、チャージ弁(96)とを備えており、マスターシリ
    ンダ(13)からは、ブレーキ回路(たとえばII)
    の、少なくとも1つのブレーキパイプ(たとえば45,
    47)が1つの駆動輪のホイールブレーキ(49)へ通
    じており、弁装置(51)が、増圧、圧力維持、減圧の
    各位置を有し、しかも減圧用の切換え位置では圧力媒体
    量をホイールブレーキ(49)から戻しパイプ(53,
    54)へ放出可能であり、戻しポンプ(56)はアンチ
    ロック及びトラクション・コントロールの操作時にカッ
    トイン可能であり、この戻しパイプ(54)は、戻しポ
    ンプの出口側が、マスターシリンダ(13)と弁装置
    (51)との間でブレーキパイプ(45)に接続されて
    おり、また、遮断弁(69)は、マスターシリンダ(1
    3)と、ブレーキパイプ(45)への戻しパイプ(5
    4)の接続部との間でブレーキパイプ内に配置されてお
    り、更にこの遮断弁(69)は、トラクション・コント
    ロール時には遮断位置(69b)へ切換え可能であり、
    更にまた、蓄圧器(75)は、充てんパイプ(95)を
    介して戻しポンプ(56)の入口側で戻しパイプ(5
    4)に接続され、ブレーキ回路(II)から戻しポンプ
    (56)により圧力媒体をトップアップすることがで
    き、予圧を与えられたばね(80)の作用下にある、こ
    の蓄圧器のピストン(78)は、トラクション・コント
    ロール時には蓄圧室(76)から圧力媒体を吐出するた
    めに駆動可能であり、更に、チャージ弁(96)が蓄圧
    器(75)と戻しポンプ(56)の入口側(57)との
    間に配置され、トラクション・コントロール時には開位
    置(96b)に切換え可能である形式のものにおいて、
    ピストン(78)に作用するばね力(圧縮ばね80)
    が、ピストン(78)をその吐出位置へ移動させること
    ができ、かつまたピストン(78)は、その充てん位置
    では、ばね力に抗して引止められることができ、トラク
    ション・コントロール時には解放可能であることを特徴
    とする油圧式ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 ピストン(78)がピストンロッド(7
    9)を有し、このピストンロッド(79)に対し電動モ
    ータ(83)が間接的に作用し、ピストンを圧縮ばね
    (80)のばね力に抗して充てん位置へ移動させること
    ができ、かつまた(もしくは)ばね力を補助してピスト
    ンを充てん位置から移動させうることを特徴とする、請
    求項1記載の油圧式ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 場合によっては回転方向を逆転可能に構
    成された電動モータ(83)が、減速ギャ(85)、ク
    ラッチ(88)、たとえばスリッパクラッチ又は分離ク
    ラッチその他、歯車伝動装置(ピニオン82、ラック8
    1)、摩擦駆動装置、ウォーム駆動装置のいずれかを間
    そうして、ピストン(78)のピストンロッド(79)
    に作用することを特徴とする、請求項2記載の油圧式ブ
    レーキ装置。
  4. 【請求項4】 ピストンロッド(79)に少なくとも1
    個の接点(87,88)が配属され、この接点が、蓄圧
    器(75)の充てん位置及び(又は)吐出位置へ電動モ
    ータ(83)を切換えることを特徴とする、請求項2又
    は3記載の油圧式ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 ピストン(78)を、解離可能なロック
    機構(89)、たとえばピストンロッド(79)に係止
    される爪(90)により引止めうることを特徴とする、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の油圧式ブレー
    キ装置。
  6. 【請求項6】 圧縮ばね(80)として構成された、蓄
    圧器(75)のばねが、ピストン側で電磁石の接極子板
    (113)に作用し、この接極子板(113)が、ばね
    側に配置された定置ヨーク(110)のところに、永久
    磁石(111)により生ぜしめられる磁場の作用を受け
    て保持されており、更に、このヨーク(110)が電気
    コイル(112)を保持し、このコイル(112)を介
    して永久磁石(111)の磁場作用力が弱められ、ピス
    トン(78)に対して接極子板(113)がレリーズさ
    れたり、場合によっては、磁場の作用力が強められて接
    極子板(113)が引戻されたりし、更にまた、ピスト
    ン(78)は、蓄圧室(76)内に配置された戻しばね
    (114)の作用を受けて充てん位置へ戻ることがで
    き、その場合、電磁石の接極子板(113)はヨーク
    (110)に引付けられることを特徴とする、請求項1
    記載の油圧式ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 蓄圧室(75)のばねが圧縮ばね(8
    0)として構成され、この圧縮ばねがピストン(78)
    の、蓄圧室(76)とは反対の側に作用しており、更
    に、ピストン(78)が、圧縮ばね(80)とは反対の
    側に設けられた環状端面(121)を有する段付きピス
    トンとして構成されており、この環状端面(121)に
    は、ブレーキのマスターシリンダ(13)と遮断弁(6
    9)との間でブレーキパイプに接続され第1の逆止め弁
    (125)を有する供給パイプ(124)を介して圧力
    媒体を負荷可能であり、圧力媒体は、圧縮ばね(80)
    のレリーズ時に蓄圧器の環状室(122)から、逆止め
    弁(127)を有する吐出パイプ(126)を介してチ
    ャージパイプ(95)内へ放出されうることを特徴とす
    る、請求項1から6までのいずれか1項記載の油圧式ブ
    レーキ装置。
  8. 【請求項8】 蓄圧器(75)が、充てんパイプ(9
    7)を介し戻しパイプ(54)の接続部と遮断弁(6
    9)との間でブレーキパイプ(45)に接続されてお
    り、充てんパイプ(97)が、蓄圧器(75)へ圧力媒
    体流を通す圧力制限弁(98)を有することを特徴とす
    る、請求項1から7までのいずれか1項記載の油圧式ブ
    レーキ装置。
  9. 【請求項9】 流量調整弁(117)と逆止め弁(11
    8)とを有する分岐パイプ(116)が、充てんパイプ
    (97)から分岐し、圧力制限弁(98)と並列的に配
    置されており、しかも、流量調整弁(118)の流量
    が、戻しポンプ(56)の給送量の半分以下であること
    を特徴とする、請求項8記載の油圧式ブレーキ装置。
  10. 【請求項10】 充てんパイプ(97)から、それも蓄
    圧器(75)と圧力制限弁(98)との間の個所から逃
    がしパイプ(99)が出ており、この逃がしパイプ(9
    9)が、遮断弁(69)とブレーキのマスターシリンダ
    (13)との間のところでブレーキパイプ(45)に接
    続されており、ブレーキパイプ(45)方向へ開いてい
    る第2の圧力制限弁(100)を有していることを特徴
    とする、請求項8又は9記載の油圧式ブレーキ装置。
  11. 【請求項11】 戻しパイプ(54)の途中に、それも
    戻しポンプ(56)の入口側(57)と弁装置(たとえ
    ば51)との間の個所に、逆止め弁(68)が配置され
    ていることを特徴とする、請求項1から10までのいず
    れか1項記載の油圧式ブレーキ装置。
JP32728591A 1990-12-12 1991-12-11 アンチロック装置及びトラクション・コントロール装置を有する特に自動車用の油圧式ブレーキ装置 Pending JPH06340251A (ja)

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