JPH06340094A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JPH06340094A
JPH06340094A JP5129564A JP12956493A JPH06340094A JP H06340094 A JPH06340094 A JP H06340094A JP 5129564 A JP5129564 A JP 5129564A JP 12956493 A JP12956493 A JP 12956493A JP H06340094 A JPH06340094 A JP H06340094A
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JP5129564A
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English (en)
Inventor
Fumihiro Gotou
史博 後藤
Miyuki Matsubara
美由紀 松原
Hidehiko Kanda
英彦 神田
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
Norifumi Koitabashi
規文 小板橋
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Yuji Akiyama
勇治 秋山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40087Multi-toning, i.e. converting a continuous-tone signal for reproduction with more than two discrete brightnesses or optical densities, e.g. dots of grey and black inks on white paper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/205Ink jet for printing a discrete number of tones
    • B41J2/2056Ink jet for printing a discrete number of tones by ink density change

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同色系インクについて異なる濃度の複数のイ
ンクを用いて記録する場合に、低濃度部での濃度ムラを
低減し、良好な画像を得る。 【構成】 記録すべき画像の濃度が、濃淡インクのうち
淡インクのみを用いて記録すべき濃度であるとき、記録
ヘッドの主走査方向と垂直な方向に配設されるインク吐
出口A〜Hにより記録されるドットa〜hのドット面積
を、これらドットa〜hで形成されるカラム1〜21の
それぞれについて不規則に異ならせる(S,Mまたは
L)。これにより、吐出口A〜Hにより記録されるドッ
トにその記録位置やドット面積のばらつきがあっても、
このばらつきが分散される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同色系のインクについて
濃度が異なる複数種類のインクを用いたインクジェット
記録装置およびインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られるインクジェット記録方
法では、記録ヘッドに設けられる複数のインク吐出口か
ら記録データに基づいてインクを吐出し、インク液滴を
用紙等の被記録材に付着させて記録を行う。そして、こ
の記録方法は、例えば、プリンタやファクシミリあるい
は複写機などの記録部に利用されている。
【0003】ここにおいて、インクを吐出させるための
方式としては、吐出口近傍に発熱素子(電気・熱エネル
ギー変換素子)を設け、この発熱素子に電気信号を印加
することによりインクを局所的に加熱して気泡を生成
し、この気泡の状態変化にする圧力変化によってインク
を吐出口から吐出させる方式や圧電素子などの電気・機
械変換素子を用い、機械的変動によるインクの圧力変化
によってインクを吐出する方式が知られている。
【0004】ところで、以上のようなインクジェット記
録方法で、中間調を表現する場合、以下のような方式が
採られることが多い。すなわち、被記録材に形成される
一定サイズのインクドットについてその単位面積当りの
数を制御して中間調を表現するドット密度制御方式、あ
るいはインクドットのサイズを制御して中間調を表現す
るドット径制御方式がインクジェット記録において用い
られる。
【0005】ここで、後者のドット径制御方式は、ドッ
トのサイズを微妙に変更するための複雑な制御が必要と
なるため装置構成上多くの制約があり、一般的には前者
のドット密度制御方式が良く用いられている。
【0006】また、インク吐出に利用されるエネルギー
発生手段として電気・熱エネルギー変換体を用いた方式
は、その製造が容易で高密度化が可能であり解像度の高
い記録が可能である等の利点を有している。しかし、こ
の方式は、本質的に圧力変化量を制御することが困難で
あり、従って、ドット径を変調するドット径制御方式に
は相応しくなく、ドット密度制御方式が用いられること
が多い。
【0007】このドット密度制御方式による中間調表現
において用いる2値化手法の代表的なものの1つとし
て、組織的ディザ法が知られている。しかし、この方法
は、階調数がマトリクスサイズで制限されるという問題
がある。すなわち、階調数を多くするためにはマトリク
スサイズを大きくする必要があるが、マトリクスサイズ
を大きくすると1つのマトリクスで構成される記録画像
の1画素が大きくなり解像度が低下するなどの問題があ
る。
【0008】また、2値化手法の代表的なものの他の手
法として、誤差拡散法などの条件付決定型ディザ法があ
る。これは、前述した組織的ディザ法が、入力画素に無
関係なしきい値を用いて2値化する独立決定型ディザ法
であるのに対し、入力画素の周辺画素を考慮してしきい
値を変化させる方法である。この誤差拡散法に代表され
る条件付決定型ディザ法は、階調性と解像力の両立性が
良く、また原画像が印刷画像の場合、記録画像にモアレ
パターンが発生することが極めて少ないなどの長所があ
る。しかし、その反面、画像明部で粒状性が目立ち易
く、画質の評価が低くなるという問題がある。この問題
は、特に記録密度の低い記録装置において顕著となる。
【0009】インクジェット記録方式において、上述し
た粒状性を目立たなくするための構成として、同色系イ
ンクについて濃,淡のインクをそれぞれ吐出する2個の
記録ヘッドを設け、画像の明部から中間調部分は色の淡
いインクでインクドットを形成し、中間調部分から暗部
までは色の濃いインクでインクドットを形成するような
記録方法が提案されている。
【0010】図1は濃淡インクを用いたシリアルプリン
ト形式の従来のカラーインクジェット記録装置の要部構
成を示す斜視図である。
【0011】キャリッジ706には、濃ブラックのイン
クを貯留するインクタンクBkk,淡ブラックのインク
を貯留するインクタンクBku,濃シアンのインクを貯
留するインクタンクCk,淡シアンのインクを貯留する
インクタンクCu,濃マゼンタのインクを貯留するイン
クタンクMk,淡マゼンタのインクを貯留するインクタ
ンクMu,濃イエローのインクを貯留するインクタンク
Ykおよび淡イエローのインクを貯留するインクタンク
Yuが装着される。これら各インクタンクには、記録ヘ
ッド702が一体に取付けられている。
【0012】記録用紙やプラスチック薄板等からなる被
記録材707は一対の搬送ローラ705および排紙ロー
ラ703,704に挾持され、不図示の搬送モータの駆
動により図中矢印方向に送られる。
【0013】キャリッジ706の移動は、ガイドシャフ
ト708に案内され、不図示の駆動ベルトを介したキャ
リッジモータの駆動により行われる。
【0014】前述の記録ヘッド702のインク吐出口
(不図示)の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネル
ギーを発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)
が設けられている。
【0015】キャリッジ706の移動に伴なうエンコー
ダ709の読取りタイミングに従い、上記発熱素子を記
録信号に基づいて駆動し、濃ブラック,淡ブラック,濃
シアン,淡シアン,濃マゼンタ,淡マゼンタ,濃イエロ
ー,淡イエローの順に被記録材上にインク液滴を吐出,
付着させることで画像を形成することができる。
【0016】記録領域外に選定されたキャリッジのホー
ムポジションhには、キャップ等を備えた回復ユニット
が配設されインク吐出の安定性を保つよう構成される。
【0017】以上のような従来のインクジェット記録装
置では、吐出口毎にそのインク滴によって記録されるド
ットの面積や形成位置にばらつきを生じることが知られ
ている。このような場合、記録画像情報によっては、筋
状のムラが発生することがある。
【0018】この現象を、図2ないし図4を参照して説
明する。
【0019】図2は50%のハーフトーンの基本的な画
像情報が、均一な面積と正確な位置のドットにより記録
された画像を示す。
【0020】図3は吐出口Cからのインクによって記録
されるドットcの面積が基準よりも大きく、また吐出口
Fからのインクによって記録されるドットfの面積が基
準よりも小さい場合の50%のハーフトーンの記録画像
である。このようなドットにより構成された画像は、ド
ットf付近では白味を帯びて白がちに、ドットc付近で
は黒味を帯びて黒がちになり、この現象が連続して起き
るために筋状のムラが発生する。
【0021】図4は全吐出口(A〜H)からのインクに
より記録されるドットの面積は均一であるが、吐出口B
からのインクによって記録されるドットbと吐出口Dか
らのインクによって記録されるドットdが、吐出口Cか
らのインクによって記録されるドットcの側にずれて記
録される場合の50%のハーフトーンの記録画像であ
る。この場合はドットbとドットcおよびドットcとド
ットdの間隔が正常な場合(ドットe〜f)より狭いた
め黒がちになり、またドットaとドットbおよびドット
dとドットeの間隔が正常な場合より広いため白がちに
なり、これによりこの場合も筋状のムラが生じる。
【0022】これら現象は解像度を高めると吐出口等の
僅かな構造のばらつきにより生じ製造上の改善では解決
はほとんど困難であり、また、吐出口等の経時的な劣化
に伴なう吐出口間のばらつきを制御して同じ条件にする
ことも困難な場合が多い。
【0023】以上の吐出口に起因して生じる濃度ムラ
を、目立たなくさせる画像形成方法として、同一の吐出
口によってドットが形成される方向、すなわち、主走査
方向のドットの面積等の条件を、主走査方向に垂直な方
向に配列する複数吐出口で形成されるドット群(以下、
カラムという)毎に不規則に形成させていく方法が提案
されている。この方法によりドット面積のばらつきに対
しては、ドット面積の分布が離散的になり筋状のムラが
目立ち難くなる。また同時にドットの間隔も離散的にな
るため、ドット位置のばらつきによって生じる筋状のム
ラも目立ち難くなる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、濃度の異な
る複数の同系色インクを用いて記録を行うインクジェッ
ト記録装置においては、高濃度のダーク部は一般に濃度
の異なる2つの同色系インクにより画像が形成されるた
め、インク打ち込み量はほぼ100%となり記録媒体表
面を覆いつくすため吐出口の構造上および配置など記録
ヘッドの構造に関する濃度ムラや紙送りなどの記録装置
本体のメカ精度により生じる濃度ムラはほとんど現れな
い。しかしながら、低濃度のハイライト部においては従
来と同様に濃度ムラが現れる。
【0025】また、前述の例のように8つの記録ヘッド
を配列して記録を行うような場合、記録ヘッド間でのレ
ジストレーションを合わせること、すなわち位置合わせ
は非常に困難であり、レジストレーションのずれも濃度
ムラの大きな原因の1つである。
【0026】そして、この濃度ムラは、2値で記録する
場合に比較して、各画素に階調を持たせた多値での記録
では画像がより滑らかに表現されるために同様の濃度ム
ラであっても2値の画像劣化に比べ多値の画像劣化の方
がより顕著になって現れ、極端な画像劣化を招くことも
ある。
【0027】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、同色系インクについて異なる濃度の複数の
インクを用いて記録する場合に低濃度部での濃度ムラを
低減し、良好な画像を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
複数の吐出口を有し、該吐出口からそれぞれ同色系イン
クについて濃度の異なる複数のインクを吐出する記録ヘ
ッドを用い、該記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、記
録に際して前記記録ヘッドを前記被記録媒体に対して相
対的に走査させる走査手段と、前記濃度の異なる複数の
インクのうち少なくとも最低濃度のインクのみを用いて
記録するとき、前記走査手段による前記記録ヘッドの走
査に伴ない当該記録ヘッドから吐出されるインクにより
被記録媒体上に記録されるドットの面積をドット毎に不
規則に異ならせるよう制御する制御手段と、を具えたこ
とを特徴とする。
【0029】また、被記録媒体にインクを吐出して記録
を行うインクジェット記録方法において、複数の吐出口
を有し、該吐出口からそれぞれ同色系インクについて濃
度の異なる複数のインクを吐出する記録ヘッドを用い、
記録に際して前記記録ヘッドを前記被記録媒体に対して
相対的に走査させ、前記濃度の異なる複数のインクのう
ち少なくとも最低濃度のインクのみを用いて記録すると
き、前記走査手段による前記記録ヘッドの走査に伴ない
当該記録ヘッドから吐出されるインクにより被記録媒体
上に記録されるドットの面積をドット毎に不規則に異な
らせるよう制御する、各ステップを有したことを特徴と
する。
【0030】
【作用】以上の構成によれば、低濃度のインクを吐出す
る際は、複数の吐出口それぞれからの吐出インクによっ
て記録されるドットの面積が吐出口毎に不規則に変化す
るため、上記複数の吐出口間に吐出インク量等のばらつ
きがあっても、これらばらつきは分散される。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0032】本実施例は記録方式としてインクジェット
方式を採用している。以下に、インクジェット方式を用
いた記録装置,記録ヘッドの構造,ドット面積変調方法
等を説明した上で、本発明を用いた記録方法を説明す
る。図5は、本発明のより好ましい記録方法による記録
結果の一例を示す図であり、このような結果を可能とす
る本発明の実施例を以下に説明する。
【0033】(インクジェット記録装置)図6は、本実
施例によるドット配置を説明する説明図である。
【0034】本例では、それぞれのインク色について同
一の記録ヘッドから濃,淡それぞれのインクを吐出する
構成とし、また、各インク色について濃,淡インクのド
ットが同一画素に重ならないよう、カラー記録のための
ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの4色の濃淡ヘ
ッドを並列配置して記録走査を行うものである。
【0035】すなわち、記録ヘッドの1走査毎に、吐出
口配列幅の1/2に相当する紙送りを行い、図12,図
13で後述される画像処理を行うことにより所定画像領
域を濃インク,淡インクの順で記録し互いのドットが同
一画素に吐出されないようにする。
【0036】図7は本発明の一実施例に関し、濃淡のイ
ンクを吐出する記録ヘッドの構成を示す分解斜視図であ
る。
【0037】配線基板200の一端には、ヒーターボー
ド100の配線部分と相互に接続されるパッドが設けら
れ、また、配線基板200の他端部には、本体装置から
の電気信号を受け入れるための複数個のパッドが設けら
れている。このことにより、本体装置からの電気信号
は、ヒーターボード上のそれぞれの電気熱変換素子に供
給されるようになる。配線基板200の裏面を平面で支
持する金属製の支持体300は、インクジェットユニッ
トの底板となる。押さえばね500は、溝付天板131
0のインク吐出口近傍の領域を線状に弾性押圧するため
に断面略U字形状に折り曲げ形成した部分と、ベースプ
レートに設けた逃げ穴を利用して掛止するための爪と、
このばね500に作用する力をベースプレートで受ける
一対の後脚とを有している。このばね力により、溝付天
板1310をヒーターボード100に圧接している。支
持体300に対する配線基板200の取り付けは、接着
剤などによる貼り付けで行われる。
【0038】インク供給管2200の端部にはフィルタ
ー700が設けられている。インク供給部材600は、
モールド成型で形成され、溝付天板1310には、イン
クを記録ヘッド内へ導くための流路部材1500が一体
的に形成されている。インク供給部材600の支持体3
00に対する固定は、インク供給部材600の裏面側の
2本のピン(不図示)を支持体300の穴1901、1
902にそれぞれ貫通突出させ、これを熱融着すること
により行われる。この際、オリフィスプレート部130
0とインク供給部材600との隙間を封止し、さらに支
持体300に設けられた溝310を通り、オリフィスプ
レート部1300と支持体300前端部との隙間を完全
に封止する。
【0039】図8は、本実施例に用いられる記録ヘッド
の溝付天板1310をヒーターボード100側から見た
斜視図である。
【0040】液室はそれぞれ濃および淡インクに応じて
2室設けられている。各液室には流路部材1500に形
成されるインク供給口20aおよび20bがそれぞれ開
口し、また各液室のオリフィスプレート1300側には
吐出口に対応した液路が設けられている。各液室を隔て
る壁10のヒーターボード100との圧接面には溝30
が設けられる。この溝は、溝付天板1310の外周部と
連通している。溝付天板1310をヒーターボードに圧
接し密着させた後、外周部は、前述したように封止剤で
封止される。この際、上記溝に沿って、封止剤が浸透し
てゆき、溝付天板1310とヒーターボード100の隙
間を埋めていく。このように、従来の記録ヘッドで用い
られていた技術的工程で、液室を完全に分離することが
できる。この溝の構造は封止剤の物性により異なり、そ
れぞれに対応した形状にする必要がある。このように液
室を複数室に分離することにより、各液室に対応したイ
ンク吐出口に異なったインクを吐出させることが可能と
なるので、本実施例では濃および淡のインクを、図8に
示す一体成型のヘッドから吐出させることができる。そ
して、このように一体成型することにより、同系色の濃
淡インク間の相互の吐出口位置の関係を正確に定めるこ
とができ着弾精度を向上させることもできる。
【0041】図9はK,C,M,Yの4色について濃お
よび淡インクをそれぞれについて図7,図8で示した記
録ヘッドをフレーム枠3000で一体的に組み立てた4
ヘッド一体インクジェットカートリッジの構造を示す分
解斜視図である。
【0042】4つの記録ヘッドはフレーム3000内に
所定の間隔で取り付けられ、また、吐出口列方向の位置
も調整された状態で固定される。本実施例では記録ヘッ
ドの機械的な基準面を用いて調整し色間の相互着弾位置
精度を向上させているが、フレーム枠に記録ヘッドを仮
止めした上で実際に吐出させその着弾位置を測定したデ
ータを基にして色間の相互着弾位置を調整してさらに精
度を高めても良い。
【0043】図において符号3100はフレームのカバ
ーを示し、符号3200は4つの記録ヘッドの配線基板
200に設けられたパッドと記録装置本体からの電気信
号をつなぐためのコネクタを示す。4個の記録ヘッドを
一体的に組み立てることは取り扱い上の優位性に加え
て、前述のごとく記録ヘッド間の相互着弾位置精度を向
上させる利点があるが、記録装置本体との信号線接続数
を少なくできる点でも大きな効果がある。たとえば、G
NDラインなど4つの記録ヘッドに共通の信号線は共通
化して線数をそれだけ減らすことができ、また、一体化
回路基板を設けて記録ヘッド毎に時分割駆動を行うよう
にすれば記録信号線の共通化も可能となる。こうした電
気的接続数の減少は、カラー記録装置や多吐出口の高速
記録装置のように信号線数の多い装置で有効であり、特
に、本例の濃淡インクジェット記録装置に有効である。
【0044】図10は上述の4ヘッド一体インクジェッ
トカートリッジ222を記録走査を行うためのキャリッ
ジに搭載したときの様子を示す斜視図である。
【0045】インクタンク118K,118C,118
M,118Yは仕切り230により上下2室に仕切られ
ており、それぞれ上のインク室に淡インク、下のインク
室に濃インクが充填されている。4色それぞれのインク
タンクはキャリッジ上でインクジェットカートリッジ2
22と結合し、この際、2つのインク供給管2200は
各々2つに分離されたインク室と接続しそれぞれ濃イン
クおよび淡インクの供給が行われる。以上説明したよう
に本実施例では濃淡インクを一体のインクタンクに充填
し、また、4色のインクそれぞれについてこれらのイン
クタンクを一体化したヘッドカートリッジを用いて記録
を行うので濃淡記録に伴う取り扱い上の不便さが解消さ
れる。
【0046】図11は、上記記録ヘッドユニットを用い
たインクジェット記録装置の主要部構成を示す斜視図で
ある。
【0047】この図において、キャリッジ706には、
ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの4色の濃淡イ
ンクがそれぞれ充填された4個のインクタンクと、4色
の濃淡のインクを上下の吐出口列でそれぞれ吐出するた
めの4個の記録ヘッドを一体化したインクジェットカー
トリッジが搭載されている。本実施例のインクジェット
記録装置の基本的動作は従来例で説明した装置と同様の
動作を行うが、ここであらためて説明する。
【0048】参照符号703は紙送りローラを示し、補
助ローラ704とともに記録紙707に張力を付与しな
がら図の矢印の方向に回転し、記録紙707をY方向に
随時搬送する。また、符号705は給紙ローラーを示
し、記録紙の給紙を行うとともに、ローラ703,70
4と同様、記録紙707に張力を付与する機能も果た
す。キャリッジ706は記録を行っていないとき、ある
いは記録ヘッドの吐出回復処理などを行うときには図中
の破線で示した位置のホームポジションhに待機するよ
うに構成される。
【0049】記録開始前、ホームポジションhにあるキ
ャリッジ706は、記録開始命令があると、キャリッジ
ガイド軸708に沿って図中X方向に移動を開始する。
これに伴ない、リニアエンコーダ709の読み取り信号
に基づいて記録ヘッドユニット222の各色上下濃淡の
吐出口列から記録信号に応じて4色それぞれについて濃
淡のインクが吐出され、これにより、記録紙707上に
濃淡それぞれの吐出口列の幅分だけの記録が行われる。
【0050】記録紙の端部までの記録が終了するとキャ
リッジ706は、上記と逆の移動によってホームポジシ
ョンhに戻り、再びX方向へ走査して同様の記録動作を
行う。また、キャリッジ706がホームポジションへ戻
る間に、紙送りローラ703が矢印方向への回転するこ
とにより濃淡合せた吐出口列幅の1/2だけのY方向へ
の紙送りを行う。このようにしてキャリッジ706の1
走査毎に濃淡それぞれ上記吐出口列幅分だけの記録と紙
送りを繰り返えすことにより、所定量の記録が行われ
る。
【0051】(画像処理)図12は本実施例にかかる画
像処理の構成を示すブロック図であり、R,G,Bの輝
度信号からC,M,Y,Bkの濃インクで記録する2値
データと淡インクで記録する2値データを生成する画像
信号処理の流れの一例を示すものである。
【0052】この図において、入力γ補正回路41はレ
ッドの輝度信号R,グリーンの輝度信号G,ブルーの輝
度信号Bを入力装置の特性に合わせ、シアンの画像濃度
信号C,マゼンタの画像濃度信号M,イエローの画像濃
度信号Yに変換する。
【0053】色補正(マスキング)回路42,黒生成・
UCR(下色除去)回路43はγ補正されたC,M,Y
の濃度信号を入力画像と出力画像のマッチングを取るた
めC,M,Y,Bkの濃度信号に変換する色処理を行
う。
【0054】テーブル変換回路44は色処理されたC,
M,Y,Bkの濃度信号を出力装置(出力媒体)の特性
に合わせ、C,M,Y,Bkの濃度信号に変換する。
【0055】2値化処理回路45はテーブル変換された
多値のC,M,Y,Bkの濃度信号をC,M,Y,Bk
の2値信号に変換する部分である。
【0056】2値データ反転回路46はC,M,Y,B
kの2値信号の値を反転した2値信号を生成する部分で
ある。
【0057】2値・反転2値分配回路47は色処理され
たC,M,Y,Bkの濃度信号の値を参照し、その値が
所定の値以上であれば2値化されたC,M,Y,Bkの
2値信号とそれを反転させた2値信号を濃インクに対す
る記録データと淡インクに対する記録データとに分配
し、所定の値未満であれば2値化されたC,M,Y,B
kの2値信号と2値信号‘0’(以下、ドットを打たな
い2値信号を‘0’とする)を濃インクに対する記録デ
ータと淡インクに対する記録データとに分配する。
【0058】この処理中のテーブル変換は、図13に示
されるように入力画像濃度信号レベルを出力画像濃度信
号レベルに変換するものである。この図に示されるよう
に、入力濃度信号レベル0から128に対しては淡イン
クのみで記録するようなデータの変換を行い、入力濃度
信号レベル129から255に対しては淡インクおよび
濃インクで記録するような変換を行う。しかし、129
から255のそれぞれの入力信号に対する淡インクの出
力濃度信号レベルと濃インクの出力濃度信号レベルを加
えた信号値は常に255となるため、淡インクの出力濃
度信号レベルを2値化した2値信号を反転させたものが
濃インクの2値信号となり、その逆に濃インクの出力濃
度信号レベルを2値化した2値信号を反転させたものが
淡インクの2値信号となる。そのために、入力濃度信号
レベル129から255に対しては淡インクの入力濃度
信号レベルに対するテーブル変換、もしくは濃インクの
入力濃度信号レベルに対するテーブル変換のみを行うこ
とにより、濃インクに対する印字データと淡インクに対
する記録データとを生成することができる。
【0059】上述したように、濃度の異なる同系色のイ
ンク2種を用いて記録を行う入力画像信号レベルに対し
てはどちらか一方のインクに対する入力画像信号レベル
を用いて出力画像信号を演算し、その出力画像信号に対
し2値化処理を行った結果をそのインクに対する出力2
値信号とし、その出力2値信号を反転させた2値信号を
もう一方インクの出力2値信号とする。これにより、濃
度の異なる同系色のインク2種を用いて記録を行う領域
において、どのような2値化処理手法を用いてもそれら
2種のインクが同じ位置に重ならず、2つの濃度の異な
るインクを用いて記録する濃度領域においては打ち込み
量が100%となり濃度ムラはほとんど目立たなくな
る。図6において説明したように、まず濃インク吐出口
が淡インク吐出口に先行する形で画像領域を主走査し、
濃インクが吐出されて紙面上に先に着弾してドットが形
成される。次に紙が紙送り方向に4画素相当紙送りさ
れ、先に濃インク吐出口により主走査された画像領域を
淡インク吐出口が主走査して淡インクが吐出されて紙面
上に着弾してドットが形成される。この際、先に着弾す
る濃インクの記録画素配置と後から着弾する淡インクの
記録画素配置は前述の画像信号処理がなされているため
に互いに補完の関係にあり、同一画素に着弾することは
ない。このため紙面上において一様は画像を得ることが
できる。
【0060】(インク設定)濃度の異なる同系色のイン
クを用いて記録を行う場合のそれぞれのインクの染料濃
度の設定は画像上での濃度が最も高くなるときの染料濃
度を決定し、その後画像上での濃度変化が一定になるよ
うな染料濃度が選択され決定される。
【0061】所定条件での染料濃度とそれによって記録
される画像の光学濃度とは図14に示されるような関係
にあり、ある染料濃度bを越えると光学濃度はほぼ一定
となり染料濃度を上げていっても光学濃度にはほとんど
影響しなくなる。そのため、インク設定における最も濃
度の高いインクの設定は染料濃度を上げても画像濃度が
上がらなくなるような染料濃度bに決定される。
【0062】他の濃度のインクの設定は例えば濃淡2種
類のインクを用いる場合、淡インクにより、濃インクで
記録した画像濃度の半分の画像濃度まで表現しようとす
る場合、淡インクは染料濃度cに決定される。
【0063】図15は、吐出量のばらつきに応じた染料
濃度と光学濃度との関係を示す線図である。
【0064】この図から解るように染料濃度bにおいて
は吐出量のばらつきによる光学濃度の変化はそれほどな
いが、染料濃度cにおいては吐出量のばらつきによる光
学濃度の変化は比較的大きなものとなる。
【0065】そこで、吐出量のばらつきが光学濃度の大
きなばらつきとなる領域での染料濃度のインクを吐出す
る場合、後述されるような画像形成方法をとることによ
って濃度ムラの無い一様な画像を得るようにする。
【0066】(吐出口間ムラ発生要因)上述した記録ヘ
ッドの製造上のばらつきの要因について以下説明する。
【0067】まず、記録ヘッドの発熱素子において抵抗
値,表面状態等にばらつきが生じる。抵抗値がばらつく
とヒータの発熱温度に差が生じることになり、個々の吐
出口毎にインクの発泡の仕方が異なってくるためインク
吐出量および吐出速度等のばらつきが生じ、形成される
ドット面積,形状がばらつくことになる。
【0068】また、ヒータの表面の微細な凹凸のでき方
により、インクの発泡開始段階での多数の微小発泡の位
置および微小発泡の位置における発泡開始時間のばらつ
きが生じ、最終的にドット形状等に差が生じる。
【0069】さらに、吐出口の形状,口径等にばらつき
があると、形状が異なる場合には吐出方向にばらつきが
生じ、また、口径が異なる場合には、吐出量および吐出
速度等にばらつきが生じる。
【0070】加えて、発熱素子が形成されるヒータボー
ドと天板の関係において、発熱素子の位置と吐出口等の
位置のばらつきによる吐出方向のばらつき,密着状態の
ばらつきによる発泡時の液路内の高圧状態に伴なう吐出
口間相互干渉のばらつきによる吐出条件のばらつきが生
じることもある。
【0071】次に、記録ヘッドの使用に伴なって生じる
吐出口間の状態のばらつきの要因について以下に説明す
る。
【0072】使用に伴ない吐出口,液路等を構成する物
質とインクとの濡れ性が変化していき徐々に吐出口等が
インクに馴染むようになり吐出特性が向上する。これに
より使用頻度が高い吐出口と低い吐出口とでドット径や
着弾位置などに差が生じて濃度ムラを生じることがあ
る。また、記録ヘッドを使用していくに従ってヒータ表
面にインクが焦げ付いたり、消泡時のキャビテーション
によるストレスがヒータ表面に加わることで表面の劣化
が生じることがあり、このような場合には、劣化状態に
差が生じることで吐出量にばらつきが生じる。
【0073】以上のような経時的な吐出口のばらつきに
対して、吐出制御によって吐出ばらつきを調整すること
は困難なことである。
【0074】(ドット面積変調方法)後述の画像形成方
法で用いられるドット面積変調方法について以下に説明
する。
【0075】ドット面積は吐出されるインク量によって
定まる。さらに、この吐出量はインクの発泡体積により
変化させることができ、発泡体積は一般に加熱によって
相転移を起こすインク分子数が多い程大きくなる。この
分子数を効率よく増す吐出駆動として、発熱素子に、発
泡を起こさない程度の熱エネルギーを発生するようなパ
ルス(プレパルス)を与え、その熱が他のインクに拡散
する時間(パルスのオフタイム)をおくことにより相転
移を起こしやすいインク分子数を増し、次に、吐出可能
な熱エネルギーを発生するパルス(メインパルス)を与
えることで発泡体積の増したインク吐出を行うことがで
きる。以上から明らかなように、主にプレパルスとメイ
ンパルスの間のオフタイムを変化させることで相転移を
起こしやすいインク分子の増減を制御し、インク吐出量
を変化させることができる。
【0076】図16は、このオフタイムと吐出量との相
関を示す図であり、これからわかるように、オフタイム
を長くすると吐出量は増加することになる。
【0077】(画像形成方法)本実施例における画像形
成方法を以下説明する。
【0078】本実施例では、淡インクのみを用いて記録
する場合、すなわち、入力画像濃度信号レベルが0〜1
28の領域の記録を行う場合、記録の1カラム、すなわ
ち、記録ヘッドの主走査方向に垂直な方向に配列する吐
出口からのインクにより記録されるドット群毎にドット
面積を不規則変動させて画像を形成する。
【0079】図17は図3に示したドットのばらつき方
を起こす記録ヘッドを用いた場合に、1カラム毎に、ド
ット面積が基準より大きくなるカラムL,ドット面積が
基準より小さくなるカラムS,ドット面積が基準の大き
さであるカラムMを不規則に配列するよう記録したもの
である。図に示す例では1〜21の21カラムを次のよ
うにドット面積の不規則な配列で構成させている。1カ
ラムから、順に SLMKLMSSMSLMMLSLMMLL の配列とする。この画像形成法によれば、ドットばらつ
きの連続性がなくなり、見た目の筋ムラが認識し難くな
る。また異なる面積のドットが不規則に現れるため、記
録濃度に応じたどんな間引き方の画像においても同じ面
積のドットが主走査方向に連続して形成されることがな
くなる。
【0080】図18はムラの発生要因の1つである吐出
口毎のドット面積の分布を3つの吐出口について示した
ものである。
【0081】図において曲線bは従来の駆動方法で記録
した場合のドット面積の分布を示す。この場合、図から
わかるように、吐出口間で同じ面積のドットがでてくる
頻度が各々の吐出口のドット面積の中心値の頻度に比べ
極端に少ない。これが濃度ムラの発生の原因である。
【0082】これに対し、本実施例のように不規則にド
ット面積を変えることにより、図中曲線aに示す分布と
なり、吐出口間で同じ面積のドットがでてくる頻度が相
対的に増すことになる。この場合吐出口間での濃度ムラ
が拡散されることになり目立ちにくくなる。すなわち、
カラム毎のドット面積をばらつかせる範囲は、吐出口間
での同じ面積のドットがでてくる頻度の重なり合い方
と、全吐出口によるドット面積のばらつく範囲とのバラ
ンスを考慮して設計することが必要である。
【0083】なお、上記画像形成方法が不規則にドット
面積を変化させたために生じた画像のがさつき感を、ド
ット面積の不規則な変化の態様に一定の制限を加えるこ
とで画像の質感を向上させることもできる。このような
規制方法としては例えばカラム毎のドット面積変調をn
段階のランクに変化させる場合に、nカラムからなるカ
ラムの1単位内でn段階のカラム所定の組合せを定め、
このようなカラムの1単位を不規則に並べ代えるものと
することができる。
【0084】図19は、この不規則変化態様に一定の制
限を加えた場合における3段階のランクを有したドット
面積変調を、図3に示したドットのばらつき方を起こす
記録ヘッドに適用したときに記録される画像を示す。
【0085】本図においてもドット面積が基準より大き
くなるカラムをL、ドット面積が基準より小さくなるカ
ラムをS、ドット面積が基準の大きさとなるカラムをM
としてある。3段階の組合せを次の6種類とすることに
より上記制限を加え、SML,SLM,MSL,ML
S,LSM,LMSこの6種類を不規則に発生させるも
のとする。図に示す例では、1カラムより、順に SML,LMS,MLS,LSM,MSL,SLM,L
SM の順番で画像を形成した。
【0086】また、図4に示すようにドットの着弾位置
にばらつきがある場合、上記制限を加えた画像形成を行
うと、図20に示すように筋状のムラがさらに目立ち難
くなる。
【0087】図21は上記制限を加えない方法の画像処
理を図4に示すばらつき特性のある記録ヘッドに適用し
た場合を示す。この場合は、制限を加える方法と比べ
て、がさつき感を生じる。
【0088】上述の各実施例は、淡インクの記録ヘッド
上の全ての吐出口を同時に駆動する一括駆動について述
べてきたものである。しかし本発明の適用はこれに限ら
れず、以下のような分割駆動についても適用することが
できる。
【0089】図22(a)および(b)は記録ヘッドを
吐出口配設面側より見たときの図であり、各吐出口をB
Ei1,BEi2,BEi3,BEi4の4つのブロッ
クに分割し、各吐出口にはその符号が付してある。図2
2(c)はBEi1,BEi2,BEi3,BEi4で
示される各ブロック毎に吐出口に対して供給される駆動
信号のタイミングチャートである。
【0090】記録ヘッド上の吐出口をBEi1,BEi
2,BEi3,BEi4の4つのブロックに分割してそ
れぞれのブロック内で同時に駆動するブロック駆動(図
22(b))や分割駆動(図22(a))などに対し
て、各ブロックの駆動パルスのオフタイムを不規則にす
ることにより、副走査方向に対してもブロック毎に面積
等が不規則なドットを形成することができ濃度ムラをよ
りいっそう目立たなくすることができる。
【0091】さらには、各吐出口毎に不規則な駆動パル
スを与えれば画像上の全てに対して面積等が不規則にな
り、濃度ムラがブロック駆動や分割駆動よりもいっそう
目立たなくなる。図5はこのように吐出口毎に25%,
50%,75%のドットを不規則に形成したときの記録
画像を示す図である。
【0092】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0093】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0094】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0095】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0096】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0097】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0098】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置とすることもで
きる。
【0099】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0100】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0101】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであっても良い。
【0102】図23は本発明の記録装置をワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータータ、ファクシミリ装
置、複写装置としての機能を有する情報処理装置に適用
した場合の概略構成を示すブロック図である。図中、5
201は装置全体の制御を行なう制御部で、マイクロプ
ロセッサ等のCPUや各種I/Oポートを備え、各部に
制御信号やデータ信号等を出力したり、各部よりの制御
信号やデータ信号を入力して制御を行なっている。52
02はディスプレイ部で、この表示画面には各種メニュ
ーや文書情報およびびイメージリーダ5207で読み取
ったイメージデータ等が表示される。5203はディス
プレイ部5202上に設けられた透明な感圧式のタッチ
パネルで、指等によりその表面を押圧することにより、
ディスプレイ部5202上での項目入力や座標位置入力
等を行なうことができる。
【0103】5204はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部5210や外部記憶装置52
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部5204からの電気信号はスピーカ部5205に
より可聴音に変換される。プリンタ部5206はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明に係る記録装置
が適用されたものである。
【0104】5207は原稿データを光電的に読み取っ
て入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に
設けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他、各
種原稿の読み取りを行う。5208はイメージリーダ部
や5207で読み取った原稿データのファクシミリ送信
や、送られてきたファクシミリ信号を受信して復号する
ファクシミリ送受信部であり、外部とのインターフェー
ス機能を有する。5209は通常の電話機能や留守番電
話機能等の各種電話機能を有する電話部である。521
0はシステムプログラムやマネージャプログラムおよび
その他のアプリケーションプログラム等や文字フォント
および辞書等を記憶するROMや、外部記憶装置521
2からロードされたアプリケーションプログラムや文字
情報を記憶するためのRAM、さらにはビデオRAM等
を含むメモリ部である。
【0105】5211は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。5212はフロッピィディ
スクやハードディスク等を記憶媒体とする外部記憶装置
で、この外部記憶装置5212には文字情報や音楽ある
いは音声情報,ユーザのアプリケーションプログラム等
が格納される。
【0106】図24は図23に示す情報処理装置の外観
図である。図中、5301は液晶等を利用したフラット
パネルディスプレイで、各種メニューや図形情報および
文書情報等を表示する。このディスプレイ5301上に
はタッチパネルが設置されており、このタッチパネルの
表面を指等で押圧することにより座標入力や項目指定入
力を行うことができる。5302は装置が電話機として
機能するときに使用されるハンドセットである。
【0107】キーボード5303は本体と脱着可能にコ
−ドを介して接続されており、各種文字情報や各種デー
タ入力を行うことができる。また、このキーボード53
03には各種機能キー5304等が設けられている。5
305はフロッピィディスクの挿入口である。
【0108】5307はイメージリーダ部5207で読
み取られる原稿を載置する用紙載置部で、読み取られた
原稿は装置後部より排出される。またファクシミリ受信
等においては、インクジェットプリンタ5306により
記録される。
【0109】なお、上記ディスプレイ5301はCRT
でもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプレイ
等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加え軽
量化が図れるからである。上記情報処理装置がワードプ
ロセッサとして機能する場合、図23においてキーボー
ド部5211から入力された文字情報が制御部5201
により文書処理プログラムに従って処理され、プリンタ
部5206に画像として出力される。上記情報処理装置
がパーソナルコンピュータとして機能する場合、キーボ
ード部5211から入力された各種データが制御部52
01によりアプリケーションプログラムに従って計算処
理され、プリンタ部5206に計算結果が画像として出
力される。ファクシミリ装置の受信機として機能する場
合、通信回線を介してファクシミリ送受信部5208か
ら入力したファクシミリ情報が制御部5201により所
定のプログラムに従って受信処理され、プリンタ部52
06に受信画像として出力される。
【0110】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部5207によって原稿を読取り、読み取ら
れた原稿データが制御部5201を介してプリンタ部5
206に複写画像として出力される。なお、ファクシミ
リ装置の送信機として機能する場合、イメージリーダ部
5207によって読み取られた原稿データは、制御部5
201により所定のプログラムに従って送信処理された
後、ファクシミリ送受信部5208を介して通信回線に
送信される。なお、上述した情報処理装置は図25に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図24と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付した。
【0111】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を得ることができるため、上記情報処理装置の機能を
さらに向上させることが可能となる。
【0112】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば低濃度のインクを吐出する際は、複数の吐出口
それぞれからの吐出インクによって記録されるドットの
面積が吐出口毎に不規則に変化するため、上記複数の吐
出口間に吐出インク量等のばらつきがあっても、これら
ばらつきは分散される。
【0113】この結果、記録画像のハイライト部等の低
濃度部で黒スジや白スジ等の濃度ムラが目立たなくな
り、良好な記録画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】濃淡インクを用いたシリアルプリント形式の従
来のカラーインクジェット記録装置の要部構成を示す概
略斜視図である。
【図2】理想的なドット構成による50%デューティー
の記録画像を示す模式図である。
【図3】従来の画像形成方法によりドット径にばらつき
がある場合に記録する50%デューティー記録画像の模
式図である。
【図4】従来の画像形成方法によりドット着弾位置にば
らつきがある場合に記録する50%デューティー記録画
像の模式図である。
【図5】本発明の一実施例の画像形成方法による記録画
像の模式図である。
【図6】本発明の一実施例における記録状態を説明する
説明図である。
【図7】本発明の一実施例に用いる記録ヘッドの構成を
示す分解斜視図である。
【図8】上記記録ヘッドの溝付天板をヒータボードとの
接合面側から見た斜視図である。
【図9】上記記録ヘッドを4色インクについて一体に構
成したヘッドユニットの分解斜視図である。
【図10】上記ヘッドユニットとインクタンクをキャリ
ッジに搭載した状態で示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施例に用いたインクジェット記
録装置の概略斜視図である。
【図12】上記装置における画像信号処理の流れを示す
ブロック図である。
【図13】図12のテーブル変換の内容を示す線図であ
る。
【図14】インクの染料濃度と100%デューティー記
録画像の光学濃度との関係を示す線図である。
【図15】吐出量の異なる記録ヘッドそれぞれについて
インクの染料濃度と100%デューティー記録画像の光
学濃度との関係を示す線図である。
【図16】本発明の一実施例で用いる記録ヘッドの駆動
波形における波形オフタイムとインク吐出量との関係を
示す線図である。
【図17】上記駆動方法を用いた本発明の一実施例にか
かる記録方法を図3に示す特性の記録ヘッドに適用した
場合の記録画像を示す模式図である。
【図18】本発明の一実施例の効果を吐出口毎のドット
面積のばらつきの分布によって説明する線図である。
【図19】図16に示す駆動方法を用いた本発明の他の
実施例にかかる記録方法を図3に示す特性の記録ヘッド
に適用した場合の記録画像を示す模式図である。
【図20】図16に示す駆動方法を用いた本発明のさら
に他の実施例にかかる記録方法を図4に示す特性の記録
ヘッドに適用した場合の記録画像を示す模式図である。
【図21】図16に示す駆動方法を用いた本発明のさら
に他の実施例にかかる記録方法を図4に示す特性の記録
ヘッドに適用した場合の記録画像を示す模式図である。
【図22】(a)および(b)は記録ヘッドの吐出口を
4分割する場合の分割例を示し、(c)はこれら分割ブ
ロックを駆動するときの不規則波形の駆動信号を示す説
明図である。
【図23】本発明を適用したインクジェット記録装置を
用いて構成される情報処理システムを示すブロック図で
ある。
【図24】上記システムにおける情報処理装置の一例を
示す斜視図である。
【図25】上記情報処理装置の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
41 入力γ補正回路 42 色補正回路 43 UCR・黒生成回路 44 テーブル変換回路 45 2値化処理回路 46 2値データ反転回路 47 2値・反転2値分配回路 222 記録ヘッドユニット 230 インクタンク 703 紙送りローラ 705 給紙ローラ 706 キャリッジ 707 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/07 B41M 5/00 A 8808−2H B41J 3/04 103 B 104 H (72)発明者 平林 弘光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小板橋 規文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 秋山 勇治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吐出口を有し、該吐出口からそれ
    ぞれ同色系インクについて濃度の異なる複数のインクを
    吐出する記録ヘッドを用い、該記録ヘッドから被記録媒
    体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装
    置において、 記録に際して前記記録ヘッドを前記被記録媒体に対して
    相対的に走査させる走査手段と、 前記濃度の異なる複数のインクのうち少なくとも最低濃
    度のインクのみを用いて記録するとき、前記走査手段に
    よる前記記録ヘッドの走査に伴ない当該記録ヘッドから
    吐出されるインクにより被記録媒体上に記録されるドッ
    トの面積をドット毎に不規則に異ならせるよう制御する
    制御手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置
  2. 【請求項2】 前記被記録媒体上に記録されるドットの
    面積が、前記複数の吐出口の配列方向については同一と
    なるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を生じさせ該気泡の生成に伴なってイ
    ンクを吐出することを特徴とする請求項1または2に記
    載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 被記録媒体にインクを吐出して記録を行
    うインクジェット記録方法において、 複数の吐出口を有し、該吐出口からそれぞれ同色系イン
    クについて濃度の異なる複数のインクを吐出する記録ヘ
    ッドを用い、 記録に際して前記記録ヘッドを前記被記録媒体に対して
    相対的に走査させ、 前記濃度の異なる複数のインクのうち少なくとも最低濃
    度のインクのみを用いて記録するとき、前記走査手段に
    よる前記記録ヘッドの走査に伴ない当該記録ヘッドから
    吐出されるインクにより被記録媒体上に記録されるドッ
    トの面積をドット毎に不規則に異ならせるよう制御す
    る、 各ステップを有したことを特徴とするインクジェット記
    録方法。
  5. 【請求項5】 前記被記録媒体上に記録されるドットの
    面積が、前記複数の吐出口の配列方向については同一と
    なるよう制御することを特徴とする請求項4に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のインクジェット記録方
    法により記録された記録物。
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