JPH06336035A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JPH06336035A
JPH06336035A JP5129149A JP12914993A JPH06336035A JP H06336035 A JPH06336035 A JP H06336035A JP 5129149 A JP5129149 A JP 5129149A JP 12914993 A JP12914993 A JP 12914993A JP H06336035 A JPH06336035 A JP H06336035A
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ink
recording
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Fumihiro Gotou
史博 後藤
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Yuji Akiyama
勇治 秋山
Hidehiko Kanda
英彦 神田
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Canon Inc
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同系色について濃度の異なるインクを用いて
記録を行うインクジェット記録装置において、上記濃度
が異なるインクによる同一画素が記録されることに起因
した記録品位劣化を防止する。 【構成】 各インク色について濃,淡2種のインクを用
いる場合、各画素についての多値濃度信号Y37,M37
37,K37は、3値化回路53で“0”,“0.5”,
“1”にそれぞれ3値化される。そして、この3値化さ
れた値が“0”の場合、各色の濃,淡インクの吐出信号
は“0”とされ、“0.5”の場合、淡インクの吐出信
号Yu48 ,Mu48 ,Cu48 またはKu48 が“1”とさ
れ、“1”の場合、濃インクの吐出信号Yk48 ,M
k48 ,Ck48 またはKk48 が“1”とされる。これによ
り、同一画素に濃,淡インクが重ねて吐出されることが
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濃度の異なる同色系のイ
ンクを用いて記録を行うインクジェット記録装置および
インクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置や、ワードプロセッサ,コンピ
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
ない、それらの機器の画像形成(記録)装置の一つとし
て、インクジェット方式による記録ヘッドを用いてデジ
タル画像記録を行うものが急速に普及している。また、
上記情報機器や通信機器における視覚情報の高品位,カ
ラー化に伴ない、記録装置においても高画質化,カラー
化の要望が増しつつある。
【0003】このような記録装置においては、画素の微
細化等のため複数の記録素子を集積配列してなる記録ヘ
ッド(以下、マルチヘッドともいう)として、インク吐
出口および液路を高密度で複数集積したものを用い、さ
らにカラー化のため例えばシアン,マゼンタ,イエロ
ー,ブラックの各インクに対応して複数個の上記マルチ
ヘッドを備えたものが一般的である。
【0004】しかしながら、インク吐出口および液路の
高密度集積化には一定の限界があり、従って、画素の微
細化にも一定の限界がある。このような場合には、各画
素を形成するドットが比較的大きくなるため、濃度の低
い画像ハイライト部等で粒状感を与え画像の高画質化の
面で問題となることがある。
【0005】これに対し、インク吐出口および液路の集
積密度を高くする代わりに、すなわち、1画素のサイズ
を小さくする代わりに、吐出するインクのドットを小さ
くし、1画素を記録濃度に応じた数のインクにより形成
するいわゆるマルチドロップ方式が知られている。マル
チドロップ方式では記録紙上に記録されるインクドット
径を比較的小さくできるのでハイライド部等の低濃度部
における粒状感は改善され得る。しかし、小インク滴を
吐出する場合の吐出の安定化との兼ね合いでインクの微
細化にも一定の限界があり、自ら高画質化にも限界が生
ずる。また、この方式では高濃度程、1画素に吐出する
インクの数が増すため、記録速度の低下を招くことによ
り高画質化と記録速度との相反する関係が発生する。
【0006】吐出口集積密度を高くせずに高画質化を図
る他の手法として、インク濃度の異なる同系色の濃淡イ
ンクを用いる濃淡記録方式が知られている。この方式で
は、ハイライト部等を低濃度の淡インクで記録しインク
ドットによる粒状感を目立たなくするとともに、高濃度
部で濃インクで記録するようにして記録速度の低下を抑
制することができる。
【0007】図1は濃淡記録方式にかかるインクジェッ
ト記録装置の一従来例を示す概略斜視図である。
【0008】この図において、キャリッジ706には、
ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各インクにつ
いて濃および淡インクを貯留した8個のインクタンク7
01および、上記4色の濃および淡のインクをそれぞれ
吐出するための8個のマルチヘッド702が搭載されて
いる。
【0009】これらマルチヘッド702それぞれに配設
される吐出口を1図中z方向(紙面側)から見たものを
図2に示す。
【0010】各インク色についての濃,淡インクKk
u ,Ck ,Cu ,Mk ,Mu ,Yk およびYu それぞ
れの吐出口801は、図中矢印Y方向に沿って平行に配
列されている。この配列は例えば図のXY平面上で多少
の傾きを持っていても良く、この場合には、ヘッド70
2が進行方向Xに進んで行くのに対し、各吐出口の吐出
はそれぞれタイミングをずらしながら行うことになる。
【0011】再び図1を参照する。図において、参照番
号703は紙送りローラを示し補助ローラ704ととも
に記録用紙707に一定の強力を付与しながら図の矢印
の方向に回転し、記録用紙707をy方向に随時搬送す
る。また、参照番号705は給紙ローラを示し記録紙7
07の給紙を行うとともに、ローラ703および704
と同様、記録紙707に一定の強力を付与する機能も果
たす。キャリッジ706は、非記録時あるいはマルチヘ
ッド702の吐出回復処理を行うときには図中破線で示
す位置(ホームポジションh)にあり、キャップ等、不
図示の回復機構によって所定の処置がなされている。
【0012】記録開始前、ホームポジションhにあるキ
ャリッジ706は、記録開始命令があると、キャリッジ
ガイド軸708に沿ってx方向に移動を開始する。この
移動に伴ない、リニアエンコーダ709が読み取るキャ
リッジの位置信号に基づいてマルチヘッド702のn個
の吐出口801から記録信号に応じてそれぞれ4色の濃
淡のインクを吐出することにより、記録紙707上に記
録ヘッドの吐出口配列幅Dだけの記録を行う。この記録
走査により記録紙上には、濃ブラックインク,淡ブラッ
クインク,濃シアンインク,淡シアンインク,濃マゼン
タインク、淡マゼンタインク,濃イエローインク,淡イ
エローインクの順でインクが着弾してドットが形成され
る。記録紙の端部までの記録が終了すると、キャリッジ
706は逆方向の移動によってホームポジションhに戻
り、上記と同様にして再びx方向への記録を行う。ま
た、前回の記録が終了してから次の記録が始まる前まで
に、紙送りローラ703が矢印方向への回転することに
より、上記記録幅だけy方向への紙送りが行われる。こ
のようにしてキャリッジ706の1走査毎にマルチヘッ
ドの幅だけの記録と紙送りを繰り返すことにより、記録
紙上の記録が完成する。
【0013】図3は上述のインクジェット記録装置にお
ける画像信号処理回路の一例を示すブロック図である。
【0014】イエロー,マゼンタ,シアンの原画像濃度
信号Y1,M1,C1に、マスキング回路40、下色除
去(UCR)・黒生成回路41でそれぞれ色処理を施
し、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの新たな画
像濃度信号Y36,M36,C36,K36を生成す
る。さらに、γ補正回路42では、図4に示すγ補正テ
ーブルを用いてγ補正を行いこれによって生成された画
像濃度信号Y37,M37,C37,K37は、濃淡振
り分け回路43において染料濃度の高い濃ブラックイン
ク,濃シアンインク,濃マゼンタインク,濃イエローイ
ンクの画像濃度信号Kk38 ,Ck38 ,Mk38 ,Yk38
と、染料濃度の低い淡ブラックインク,淡シアンイン
ク,淡マゼンタインク,淡イエローインクの画像信号K
u38 ,Cu38 ,Mu38 ,Yu38 とに振り分けられる。
【0015】図5は濃淡振り分けテーブルの内容を説明
する線図である。
【0016】入力画像濃度信号レベルに基づいて逐次出
力画像濃度信号に演算しても良いが、処理の高速化のた
め同図に基づいた濃淡振り分けテーブルを用いるのが一
般的である。濃淡振り分けテーブルは画像濃度信号値と
記録後の反射濃度値とが比例関係となるように染料濃度
の比率に応じて設定されている。
【0017】濃淡振り分けの後、2値化回路44で各々
2値化処理が施され8個のマルチヘッド702に転送す
る画像信号Kk39 ,Ku39 ,Ck39 ,Cu39 ,Mk39
u3 9 ,Yk39 ,Yu39 が生成される。
【0018】以上、図1〜図5を参照して説明した構成
によって記録された画像は、その画像ハイライト部等の
低濃度領域が淡インクで記録されてインクのドットを目
立たなくするとともに、濃度の高いダーク部は淡インク
および濃インクで記録される。これにより、マルチドロ
ップ方式に比べて画像品位が高くできる。
【0019】しかしながら、濃淡記録方式では同系色の
濃淡インクを用いて記録することに近するいくつかの問
題が懸念される。例えば、図5に示すような濃淡振り分
けを行うと、入力画像濃度信号レベルが128より高い
領域では、濃淡インクの出力画像濃度信号レベルの合計
は常に255となり、この場合、インク面密度(記録紙
の単位面積あたりのインク量)は100%デューティー
の記録を行う場合と等しくなる。すなわち、濃淡記録で
は濃インクのみを用いた記録に比べ中間調画像における
インク消費量が大きくなるとともに、インク面密度が高
い場合に問題となる記録紙の伸縮(コックリング)や、
定着遅れなど濃インクのみの記録では非常に高濃度の画
像領域のみで問題となっていたものが濃淡記録方式では
ハーフトーン領域でも考慮しなければならなくなる。
【0020】ただし、インク消費量の問題は、画像品位
の向上に対するコストパフォーマンスを考慮すれば大き
な問題とはならず、また、インク面密度が高い場合のコ
ックリング等の問題も100%デューティー画像をハー
フトーン領域でも安定して記録できるように構成すれば
良く、濃インクのみで記録する場合と比較して実質上は
大きな差はない。
【0021】上記2値化処理による疑似中間調処理方法
としてディザ法,誤差拡散法,平均濃度保存法等が知ら
れている。
【0022】ディザ法は、ディザマトリクスによって定
められる各画素毎のしきい値によってそれぞれの画素の
データを2値化するものである。
【0023】誤差拡散法は、例えば文献R.FLOYD
& L.STEINBERG,“AN ADAPTI
VE ALGORITHM FOR SPETIAL
GRAY SCALE”,SID 75 DIGES
T,PP36〜37に記載されている如く、注目画素の
多値画像データを2値化(最濃レベルかまたは最淡レベ
ルに変換)し、前記2値化レベルと2値化前の加算する
ものである。
【0024】また、平均濃度保存法は例えば特開平2−
210962号公報に記載されているように、注目画素
近傍の既に2値化された2値データ、もしくは注目画素
を黒または白に2値化したものを含めたものに基づいて
しきい値を求め、このしきい値により注目画素の画像デ
ータを2値化するものである。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】濃淡記録方式に上記疑
似中間調処理を用いた場合、以下のような問題がある。
【0026】濃度の異なる2種の同系色インクが同一の
画素に記録される場合、それぞれのインクについて独立
に2値化処理を施すため、本来の画像濃度が得られない
場合が生じたり、特有のテクスチャーが発生して画像品
位が劣化することがある。
【0027】これは、インクジェット方式の記録では、
先に着弾されたインクドットの上に別のインクドットを
重ねた場合、その重なり部分では先に着弾されたドット
よりも後に打たれたドットの方がより深く、記録紙に沈
む傾向にあることから発生するものである。例えば、濃
インクを先に着弾させる場合には、濃,淡の出力画像信
号が同一であっても、濃インクと淡インクが同一の画素
に着弾される割合が大きい領域の濃度は、濃淡のインク
が同一の画素に着弾される割合が小さい領域の濃度より
も低くなる。すなわち、濃インクドットに重なる淡イン
クの沈み込みが深く十分な広がりを得られないため、そ
の領域において淡インクの濃度は十分に発揮されず、こ
れによる濃度低下の度合いが、濃淡インクが同一画素に
着弾される割合が大きい領域ほど大きくなる。このよう
な現象が記録領域でまちまちに発生すると、本来均一な
画像濃度が必要とされる記録領域の中で部分的に薄い領
域が発生することになり、それが連なれば特有のテクス
チャーとなって、著しく画質を劣化させることになる。
【0028】また、濃淡各インクについて2値化処理を
独立に行う場合には濃淡インクの重なり方がある画像濃
度で一定であったとしても、画像濃度が段階的に変化す
る画像の場合はその階調の連続性に問題が生ずる場合も
ある。
【0029】図6は以上の現象をより具体的に説明する
図である。ここでは説明を簡略化するためブラックの濃
淡インクのみで記録した例を示し、159/255レベ
ルの入力画像濃度信号が振り分けテーブルに入力された
場合に、2値化処理を単純なディザ方式で行う際の濃淡
各々のヘッドでの印字の様子を示している。
【0030】図5に示す濃度振り分けテーブルに基づい
て、淡ヘッド側には191レベル、濃ヘッド側には64
レベルの出力画像濃度信号が振り分けられ、それぞれ独
立に単純なディザ方式で2値化することによって、図6
に示す各々の濃淡インク記録画素配置で記録されること
になる。図に示すように、所定の画素に対して濃インク
ヘッドが淡インクヘッドに先行する形で走査されるので
濃インクが先に着弾してドットを形成し、その次に淡イ
ンクが順次着弾してドットを形成する。この際前述の如
く濃インクに重ねて淡インクが着弾したところ(図6で
黒のドット)では、濃インクの下側へ淡インクが沈み込
むような形で定着するのでその画素のドット濃度は濃イ
ンクのみの場合よりわずかに増加するだけで淡いインク
を独立して記録したドット濃度分の濃度増加は得られな
い。その結果、図6に示すドットの形成では、所望の濃
度よりやや低い出力画像濃度しか得られないことにな
る。
【0031】同様に2値化方式として誤差拡散方法など
その他の周知の方式を用いた場合には、図7に示すよう
に、各々のインクの記録画素配置に規制性がなく、濃淡
のインクの重なりがまちまちで重なった部分と、重なら
ない部分で局所的に濃度差が生じそれらが重なりあって
特有の濃淡ムラ(テクスチャー)を発生する場合があ
る。
【0032】以上説明したように、高画質化が比較的容
易に実現できる濃淡記録方式においても、画像信号処理
手法およびインクジェット記録特有の要因による濃淡イ
ンクの重なり時の問題があり、より高画質化実現のため
改良が必要となっている。
【0033】また、誤差拡散法や平均濃度保存法などの
2値化処理方法においては、注目画素の多値画像データ
と2値化しきい値との誤差が注目画素近傍の画素に振り
分けられるため、上記振り分けテーブルによって得られ
た画像データの2値化処理において誤差の振り分けが大
きくなったり、振り分けられなかったりするので画像デ
ータ本来の画像濃度を得ることが困難である。
【0034】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、濃度の異なる同系色
のインクを用いて記録される画像等における2値化処理
に起因した濃度ムラの発生を防止することが可能なイン
クジェット記録方法およびインクジェット記録装置を提
供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
同色系インクについて濃度の異なる(n−1)種類のイ
ンクを吐出するための記録ヘッドを用い、該記録ヘッド
から被記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット記録装置において、記録に用いられる濃度データ
を当該記録の画素毎にn値化する(nは3以上の整数)
n値化手段と、該n値化手段によりn値化された値に対
応付けられた前記(n−1)種類のインクの中の1のイ
ンクを当該画素について吐出するインクとする吐出デー
タ設定手段と、を具えたことを特徴とする。
【0036】また、被記録媒体にインクを吐出して記録
を行うインクジェット記録方法において、同色系インク
について濃度の異なる(n−1)種類のインクを吐出す
るための記録ヘッドを用意し、記録に用いられる濃度デ
ータを当該記録の画素毎にn値化し、当該n値化された
値に対応付けられた前記(n−1)種類のインクの中の
1のインクを当該画素について吐出するインクとする吐
出データを設定する各ステップを有したことを特徴とす
る。
【0037】
【作用】以上の構成によれば、画像等を記録するために
用いられる濃度データが画素毎にn値化され、同色系イ
ンクの濃度の異なる(n−1)種類のうち、それぞれの
画素についてそのn値化された値に対応する1のインク
が吐出されるよう設定される。
【0038】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0039】図8は本発明の一実施例に関し、濃淡のイ
ンクを吐出する記録ヘッドの構成を示す分解斜視図であ
る。
【0040】配線基板200の一端には、ヒーターボー
ド100の配線部分と相互に接続されるパッドが設けら
れ、また、配線基板200の他端部には、本体装置から
の電気信号を受け入れるための複数個のパッドが設けら
れている。このことにより、本体装置からの電気信号
は、ヒーターボード上のそれぞれの電気熱変換素子に供
給されるようになる。配線基板200の裏面を平面で支
持する金属製の支持体300は、インクジェットユニッ
トの底板となる。押さえばね500は、溝付天板131
0のインク吐出口近傍の領域を線状に弾性押圧するため
に断面略U字形状に折り曲げ形成した部分と、ベースプ
レートに設けた逃げ穴を利用して掛止するための爪と、
このばね500に作用する力をベースプレートで受ける
一対の後脚とを有している。このばね力により、溝付天
板1310をヒーターボード100に圧接している。支
持体300に対する配線基板200の取り付けは、接着
剤などによる貼り付けで行われる。
【0041】インク供給管2200の端部にはフィルタ
ー700が設けられている。インク供給部材600は、
モールド成型で形成され、溝付天板1310には、イン
クを記録ヘッド内へ導くための流路部材1500が一体
的に形成されている。インク供給部材600の支持体3
00に対する固定は、インク供給部材600の裏面側の
2本のピン(不図示)を支持体300の穴1901、1
902にそれぞれ貫通突出させ、これを熱融着すること
により行われる。この際、オリフィスプレート部130
0とインク供給部材600との隙間を封止し、さらに支
持体300に設けられた溝310を通り、オリフィスプ
レート部1300と支持体300前端部との隙間を完全
に封止する。
【0042】図9は、本実施例に用いられる記録ヘッド
の溝付天板1310をヒーターボード100側から見た
斜視図である。
【0043】液室はそれぞれ濃および淡インクに応じて
2室設けられている。各液室には流路部材1500に形
成されるインク供給口20aおよび20bがそれぞれ開
口し、また各液室のオリフィスプレート1300側には
吐出口に対応した液路が設けられている。各液室を隔て
る壁10のヒーターボード100との圧接面には溝30
が設けられる。この溝は、溝付天板1310の外周部と
連通している。溝付天板1310をヒーターボードに圧
接し密着させた後、外周部は、前述したように封止剤で
封止される。この際、上記溝に沿って、封止剤が浸透し
てゆき、溝付天板1310とヒーターボード100の隙
間を埋めていく。このように、従来の記録ヘッドで用い
られていた技術的工程で、液室を完全に分離することが
できる。この溝の構造は封止剤の物性により異なり、そ
れぞれに対応した形状にする必要がある。このように液
室を複数室に分離することにより、各液室に対応したイ
ンク吐出口に異なったインクを吐出させることが可能と
なるので、本実施例では濃および淡のインクを、図9に
示す一体成型のヘッドから吐出させることができる。そ
して、このように一体成型することにより、同系色の濃
淡インク間の相互の吐出口位置の関係を正確に定めるこ
とができ着弾精度を向上させることもできる。
【0044】図10はK,C,M,Yの4色について濃
および淡インクをそれぞれについて図8,図9で示した
記録ヘッドをフレーム枠3000で一体的に組み立てた
4ヘッド一体インクジェットカートリッジの構造を示す
分解斜視図である。
【0045】4つの記録ヘッドはフレーム3000内に
所定の間隔で取り付けられ、また、吐出口列方向の位置
も調整された状態で固定される。本実施例では記録ヘッ
ドの機械的な基準面を用いて調整し色間の相互着弾位置
精度を向上させているが、フレーム枠に記録ヘッドを仮
止めした上で実際に吐出させその着弾位置を測定したデ
ータを基にして色間の相互着弾位置を調整してさらに精
度を高めても良い。
【0046】図において符号3100はフレームのカバ
ーを示し、符号3200は4つの記録ヘッドの配線基板
200に設けられたパッドと記録装置本体からの電気信
号をつなぐためのコネクタを示す。4個の記録ヘッドを
一体的に組み立てることは取り扱い上の優位性に加え
て、前述のごとく記録ヘッド間の相互着弾位置精度を向
上させる利点があるが、記録装置本体との信号線接続数
を少なくできる点でも大きな効果がある。たとえば、G
NDラインなど4つの記録ヘッドに共通の信号線は共通
化して線数をそれだけ減らすことができ、また、一体化
回路基板を設けて記録ヘッド毎に時分割駆動を行うよう
にすれば記録信号線の共通化も可能となる。こうした電
気的接続数の減少は、カラー記録装置や多吐出口の高速
記録装置のように信号線数の多い装置で有効であり、特
に、本例の濃淡インクジェット記録装置に有効である。
【0047】図11は上述の4ヘッド一体インクジェッ
トカートリッジ222を記録走査を行うためのキャリッ
ジに搭載したときの様子を示す斜視図である。
【0048】インクタンク118K,118C,118
M,118Yは仕切り230により上下2室に仕切られ
ており、それぞれ上のインク室に淡インク、下のインク
室に濃インクが充填されている。4色それぞれのインク
タンクはキャリッジ上でインクジェットカートリッジ2
22と結合し、この際、2つのインク供給管2200は
各々2つに分離されたインク室と接続しそれぞれ濃イン
クおよび淡インクの供給が行われる。以上説明したよう
に本実施例では濃淡インクを一体のインクタンクに充填
し、また、4色のインクそれぞれについてこれらのイン
クタンクを一体化したヘッドカートリッジを用いて記録
を行うので濃淡記録に伴う取り扱い上の不便さが解消さ
れる。
【0049】図12は、上記記録ヘッドユニットを用い
たインクジェット記録装置の主要部構成を示す斜視図で
ある。
【0050】この図において、キャリッジ706には、
ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの4色の濃淡イ
ンクがそれぞれ充填された4個のインクタンクと、4色
の濃淡のインクを上下の吐出口列でそれぞれ吐出するた
めの4個の記録ヘッドを一体化したインクジェットカー
トリッジが搭載されている。本実施例のインクジェット
記録装置の基本的動作は従来例で説明した装置と同様の
動作を行うが、ここであらためて説明する。
【0051】参照符号703は紙送りローラを示し、補
助ローラ704とともに記録紙707に張力を付与しな
がら図の矢印の方向に回転し、記録紙707をY方向に
随時搬送する。また、符号705は給紙ローラーを示
し、記録紙の給紙を行うとともに、ローラ703,70
4と同様、記録紙707に張力を付与する機能も果た
す。キャリッジ706は記録を行っていないとき、ある
いは記録ヘッドの吐出回復処理などを行うときには図中
の破線で示した位置のホームポジションhに待機するよ
うに構成される。
【0052】記録開始前、ホームポジションhにあるキ
ャリッジ706は、記録開始命令があると、キャリッジ
ガイド軸708に沿って図中X方向に移動を開始する。
これに伴ない、リニアエンコーダ709の読み取り信号
に基づいて記録ヘッドユニット222の各色上下濃淡の
吐出口列から記録信号に応じて4色それぞれについて濃
淡のインクが吐出され、これにより、記録紙707上に
濃淡それぞれの吐出口列の幅分だけの記録が行われる。
【0053】記録紙の端部までの記録が終了するとキャ
リッジ706は、上記と逆の移動によってホームポジシ
ョンhに戻り、再びX方向へ走査して同様の記録動作を
行う。また、キャリッジ706がホームポジションへ戻
る間に、紙送りローラ703が矢印方向への回転するこ
とにより濃淡合せた吐出口列幅の1/2だけのY方向へ
の紙送りを行う。このようにしてキャリッジ706の1
走査毎に濃淡それぞれ上記吐出口列幅分だけの記録と紙
送りを繰り返えすことにより、所定量の記録が行われ
る。
【0054】(第1実施例)図13を参照し、本発明の
第1実施例にかかる画像処理について説明する。本例
は、濃および淡インクが同一画素に記録される場合の前
述した問題点を回避するため、画像データを3値化し、
同一画素のデータに濃,淡インクのデータが含まれない
ようにするものである。
【0055】図13(A)は入力画像データを示す模式
図であり、詳しくは画素ごとの多値濃度データを一部の
画素について示す図である。図13(A)において、f
(i,j)は3値化しようとする注目画素(i,j)の
多値濃度データを示し、正規化された0〜1の256値
を有する。また、破線より上の画素…(i−2,j−
1)〜(i,j−1)はすでに3値化処理が終了してお
り、注目画素(i,j)の3値化後はf(i,j+
1),f(i,j+2),…と順次同様の3値化処理が
行われる。
【0056】図13(B)は3値化された画像データを
示す模式図であり、B(i,j)は注目画素(i,j)
の3値化後の濃度データ(“0”,“0.5”,“1”
の値とする)を示す。破線により囲まれた部分は注目画
素の処理時にすでに3値化処理の行われた画素データで
あって、注目画素(i,j)の3値化処理に用いられる
データである。
【0057】図13(C)は重み付けマスクを示す模式
図である。図においてRはそれぞれ重み付けする画素に
対応した重みを示し、3×3サイズのマトリクスで表さ
れる。ここで、3値化されてない画素(i,j),
(i,j+1)に対応する重みR(0,0),R(0,
−1)の値は0とし他の重みRについては所定の値が定
められている。
【0058】以下、平均濃度法を用いた本例の3値化処
理について説明する。
【0059】まず、注目画素(i,j)の近傍における
3値画像の重み付き平均濃度がm(i,j)として次式
で求められる。
【0060】
【数1】
【0061】次に、注目画素(i,j)の多値データf
(i,j)は上記(1)式で求めた平均濃度m(i,
j)をしきい値とし、それまでの3値化処理で生じた誤
差に基づく3値化補正値E(i,j)を用いて次に示す
一連の式(2)に従い3値化される。
【0062】
【数2】 f(i,j)+E(i,j)≧0.5 の場合 f(i,j)+E(i,j)≧m(i,j)のときB(i,j)=1 f(i,j)+E(i,j)<m(i,j)のときB(i,j)=0.5 f(i,j)+E(i,j)<0.5 の場合 f(i,j)+E(i,j)≧m(i,j)のときB(i,j)=0.5 f(i,j)+E(i,j)<m(i,j)のときB(i,j)=0 err =f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) e1(i,i+1)=K1×err e2(i+i,j)=K2×err e3(i+i, j+1)=K3×err ここで、E(i,j)=e1(i,j) +e2(i,j) +e3(i,j) K1+K2+K3=1 (2) 図14(A)〜(D)は、上述した一連の(2)式によ
る演算をそれぞれ条件毎に示す説明図である。
【0063】式(2)において、E(i,j)は、注目
画素(i,j)の処理にかかる1画素前つまり画素
(i,j−1)の多値濃度データf(i,j−1)を3
値化した際に発生する誤差e1(i,j)と、1ライン
前つまり画素(i−1,j)の多値濃度データf(i−
1,j)を3値化した際に発生する誤差e2(i,j)
と、その画素の1画素前つまり画素(i−1,j−1)
の多値濃度データf(i−1,j−1)を3値化した際
に発生する誤差e3(i,j)との和で表わされる。
【0064】この3値化誤差E(i,j)を注目画素
(i,j)の多値濃度データf(i,j)に加えて補正
した値を3値化することにより、入力画像全域にわたっ
てその平均濃度として3値化後の画像濃度を保存するこ
とができる。
【0065】また、式(2)において、誤差errを隣
接する3画素に分配する際に用いる分配率K1,K2,
K3は、あらかじめ用意した1/4,1/4,1/2の
内から、例えば乱数によって、画素毎にランダムに変更
して用い、これにより、3値化画像上で周期性が発生す
ることを防止できる。
【0066】また、3値化誤差errは、
【0067】
【数3】 |f(i,j) +E(i,j)−m(i,j)| >α (αは所定の定数) (3) の場合、err=0とし、上記以外の場合には、
【0068】
【数4】 err =f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) (4) とする。
【0069】これにより、3値化処理時の平均濃度mと
E(i,j)によって補正された注目画素濃度(以下、
補正注目画素濃度という)との比較において、補正注目
画素濃度が平均濃度mに近い値をとる所定範囲内(平均
濃度mと補正注目画素濃度との誤差の絶対値が上記の以
下の範囲)であれば、上記式(4)に従って、補正注目
画素濃度と平均濃度との差分が次の画素の3値化処理時
の補正値(分配率K1,K2,K3に応じる)として割
り付けられる。
【0070】一方、所定範囲外、すなわち補正注目画素
濃度と平均濃度との誤差が十分に大きい(誤差の絶対値
がαより大)場合には、誤差errを0として、次の画
素の3値化処理時の補正値は0とされる。
【0071】以上について換言すれば、誤差を補正する
場合(前者の場合)は、注目画素近傍の画像の濃度変化
が小さい場合であり、従って、この場合は3値化するこ
とによって発生する平均濃度との誤差分を次の画素で補
正して濃度を保存し、これにより画像濃度の滑らかな変
化を忠実に再現した疑似中間処理が可能となる。
【0072】一方、誤差を補正しない場合(後者の場
合)は、文字,線画等におけるエッジ部分、つまり注目
画素が近傍画像濃度に比べて急激に変化していると判断
でき、その場合の画素に対しては補正値を0として濃度
が保存されることによる解像力の低下を抑制する。これ
により、エッジ部分における解像度を向上させることが
できる。
【0073】以上説明したように、各画素に対して3値
化処理を行うことによりそれぞれの画素は0,0.5,
1のいずれかの3値化データを有することになり、その
値に対応した染料濃度のインクのドットを記録媒体に打
ち込むことにより画像を形成していく。このとき濃淡2
種のインクはそれぞれ3値化処理結果が“1”の場合に
は濃インクのドットを打ち込み、“0.5”の場合には
淡インクのドットの打ち込むことにより画像を形成す
る。
【0074】図15は、上述した3値化処理にかかる画
像処理回路のブロック図であり、図3に示した回路と同
様の回路には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0075】所定の色処理、γ補正が施された各インク
色について画素毎の多値濃度信号Y37,M37,C37およ
びK37は、3値化回路53に入力し、上記式(1)〜
(4)に示される処理が行われ、各画素について
“0”,“0.5”または“1”の3値化画像データが
得られる。そして、この得られた3値化画像データが
“0”にの場合、濃,淡インクの吐出信号(Yk48 ,Y
u48 ),(Mk48 ,Mu48 ),(Ck48 ,Cu48 )また
は(Kk48 ,Ku48 )を“0”とする。また、3値化画
像データが“0.5”の場合、淡インクの吐出信号Y
u48 ,Mu48 ,Cu48 またはKu48 を“1”とし、濃イ
ンクの吐出信号を“0”とする。さらに、3値化画像デ
ータが“1”の場合、濃インクの吐出信号Yk48 ,M
k48 ,Ck48 またはKk48 を“1”とし、淡インクの吐
出信号を“0”とする。
【0076】以上の処理を行う3値化回路53は、例え
ば本例のインクジェット記録装置の制御部を構成するC
PUによって構成することができる。
【0077】図16は、上記処理によって得られた吐出
データに基づく記録を説明する模式図である。
【0078】本例のインクジェットカートリッジ222
は、各インク色毎にそれぞれ紙送り方向において淡イン
ク吐出口群および濃インク吐出口群を同一直線状に配設
するものであり、従って、紙送りは各インク色の全吐出
口幅の1/2づつ行われる。図に示す第2走査の前の走
査では、記録紙の第1画像領域に濃インクが吐出されて
対応する画素に濃インクのドットが形成される。このと
き、淡インク吐出口に対する画像領域は未だない。
【0079】次に、各インク色の全吐出口列幅の1/2
の紙送りの後の図に示す第2走査では、第1画像領域に
対して淡インクが吐出されて対応する画素にそれぞれの
ドットが形成される。
【0080】図16から明らかなように、前述した3値
化処理によって濃,淡インクのドットは同一画素には形
成されず、濃,淡インクが重なることによる濃度ムラ等
の発生を回避することができる。
【0081】なお、図16は、説明の簡略化のため1色
のインクでドット形成を行った場合について示すが、実
際の記録では他の色のインクのドットも記録データに応
じて形成されることは勿論である。
【0082】以上のように、本例によれば、従来行われ
ていたような染料濃度の異なる同色系インクを同一画素
に打ち込むことによって生じる画像濃度の低下やテクス
チャーが無くなり、また各画素の画像濃度の階調性をよ
り忠実に再現させるような補正を行うため濃度の異なる
同色系インクを用いることによる階調再現性を良好に保
持することが可能となる。
【0083】上記実施例では同系色インクについて濃お
よび淡の濃度の異なる2種類のインクを用いた場合に、
3値化処理によって2種類のインクが同一画素に吐出さ
れない構成について説明したが、本発明は一般にk種類
の濃度の異なるインクを用いる場合にも適用可能であ
る。
【0084】染料濃度の異なる同色系インクをk種類用
いる場合のk+1値化処理によるk+1値化データB
(i,j)のとる値は、例えば“0”,“1/k”,
“2/k”,…,“1”とすることができ、このとき、
しきい値、すなわち平均濃度m(i,j)は
【0085】
【数5】
【0086】となる。注目画素(i,j)の多値濃度デ
ータf(i,j)は、上記平均濃度m(i,j)および
すでにk+1値化された画素の誤差に基づくk+1値化
補正値E(i,j)を用いて次に示す一連の式に従いk
+1値化される。
【0087】
【数6】 f(i,j)+E(i,j)≧(k−1)/kの場合 f(i,j)+E(i,j)≧m(i,j)のとき B(i,j)=1 f(i,j)+E(i,j)<m(i,j)のとき B(i,j)=(k−1)/k (k−1)/k>f(i,j)+E(i,j)≧(k−2)/kの場合 f(i,j)+E(i,j)≧m(i,j)のとき B(i,j)=(k−1)/k f(i,j)+E(i,j)<m(i,j)のとき B(i,j)=(k−2)/k ・・・・・・・・・・・・ f(i,j)+E(i,j)<1/k の場合 f(i,j)+E(i,j)≧m(i,j)のとき B(i,j)=1/k f(i,j)+E(i,j)<m(i,j)のとき B(i,j)=0 err =f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) e1(i,j+1)=K1×err e2(i+1,j)=K2×err e3(i+1, j+1)=K3×err ただし、E(i,j)=e1(i,j) +e2(i,j) +e3(i,j) K1+K2+K3=1 (6) (第1実施例の変形例)本変形例では、3値化の演算を
以下のようにして行う。
【0088】すなわち、注目画素(i,j)の多値濃度
データf(i,j)は、平均濃度m(i,j)およびす
でに3値化処理が施された画素における誤差に基づく3
値化補正値E(i,j)を用いて次に示す一連の式
(7)および(8)に従い3値化される。
【0089】
【数7】 f(i,j)+E(i,j)≧0.5 かつ m(i,j)≧0.5 の場合 f(i,j)+E(i,j)≧m(i,j)のときB(i,j)=1 f(i,j)+E(i,j)<m(i,j)のときB(i,j)=0.5 err =f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) f(i,j)+E(i,j)<0.5 かつ m(i,j)<0.5 の場合 f(i,j)+E(i,j)≧m(i,j)のときB(i,j)=0.5 f(i,j)+E(i,j)<m(i,j)のときB(i,j)=0 err =f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) f(i,j)+E(i,j)≧0.5 かつ m(i,j)<0.5 の場合 B(i,j)=0.5 err =f(i,j)+E(i,j)−0.5 f(i,j)+E(i,j)≧0.5 かつ m(i,j)<0.5 の場合 B(i,j)=0.5 err =f(i,j)+E(i,j)−0.5 e1(i,j+1)=K1×err e2(i+1,j)=K2×err e3(i+1, j+1)=K3×err ただし、E(i,j)=e1(i,j) +e2(i,j) +e3(i,j) K1+K2+K3=1 (7) 図17(A)〜(F)は上述した一連の式(7)の演算
を模式的に示す。
【0090】上述した一連の式(7)の処理は、次の条
件式(8)を満たすときにおいて行い、その条件を満た
さないときは、上記第1実施例に示した式(2)により
3値化処理を行う。
【0091】
【数8】 |f(i,j) +E(i,j)−m(i,j)| >β (βは定数) (8) 本例によれば、βの値を適切に定めることにより画像濃
度が0.5近傍の値をとる濃度の階調再現性が増す。ま
た、3値化誤差errは、第1実施例と同様
【0092】
【数9】 |f(i,j) +E(i,j)−m(i,j)| >α (αは定数) (9) の場合には、err=0とし、上記以外の場合には、
【0093】
【数10】 err =f(i,j)+E(i,j)−m(i,j) (10) とする。
【0094】なお、上記実施例およびその変形例では、
3値化もしくはn+1値化する場合の手法として、平均
濃度法を用いたが、他の手法、例えばディザ法や誤差拡
散法によって3値化もしくはn+1値化してもよい。
【0095】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0096】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0097】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0098】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0099】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0100】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0101】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置とすることもで
きる。
【0102】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0103】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0104】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであっても良い。
【0105】図18は本発明の記録装置をワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。図中、5201
は装置全体の制御を行なう制御部で、マイクロプロセッ
サ等のCPUや各種I/Oポートを備え、各部に制御信
号やデータ信号等を出力したり、各部よりの制御信号や
データ信号を入力して制御を行なっている。5202は
ディスプレイ部で、この表示画面には各種メニューや文
書情報およびびイメージリーダ5207で読み取ったイ
メージデータ等が表示される。5203はディスプレイ
部5202上に設けられた透明な感圧式のタッチパネル
で、指等によりその表面を押圧することにより、ディス
プレイ部5202上での項目入力や座標位置入力等を行
なうことができる。
【0106】5204はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部5210や外部記憶装置52
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部5204からの電気信号はスピーカ部5205に
より可聴音に変換される。プリンタ部5206はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明に係る記録装置
が適用されたものである。
【0107】5207は原稿データを光電的に読み取っ
て入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に
設けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他、各
種原稿の読み取りを行う。5208はイメージリーダ部
や5207で読み取った原稿データのファクシミリ送信
や、送られてきたファクシミリ信号を受信して復号する
ファクシミリ送受信部であり、外部とのインターフェー
ス機能を有する。5209は通常の電話機能や留守番電
話機能等の各種電話機能を有する電話部である。521
0はシステムプログラムやマネージャプログラムおよび
その他のアプリケーションプログラム等や文字フォント
および辞書等を記憶するROMや、外部記憶装置521
2からロードされたアプリケーションプログラムや文字
情報を記憶するためのRAM、さらにはビデオRAM等
を含むメモリ部である。
【0108】5211は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。5212はフロッピィディ
スクやハードディスク等を記憶媒体とする外部記憶装置
で、この外部記憶装置5212には文字情報や音楽ある
いは音声情報,ユーザのアプリケーションプログラム等
が格納される。
【0109】図19は図18に示す情報処理装置の外観
図である。図中、5301は液晶等を利用したフラット
パネルディスプレイで、各種メニューや図形情報および
文書情報等を表示する。このディスプレイ5301上に
はタッチパネルが設置されており、このタッチパネルの
表面を指等で押圧することにより座標入力や項目指定入
力を行うことができる。5302は装置が電話機として
機能するときに使用されるハンドセットである。
【0110】キーボード5303は本体と脱着可能にコ
−ドを介して接続されており、各種文字情報や各種デー
タ入力を行うことができる。また、このキーボード53
03には各種機能キー5304等が設けられている。5
305はフロッピィディスクの挿入口である。
【0111】5307はイメージリーダ部5207で読
み取られる原稿を載置する用紙載置部で、読み取られた
原稿は装置後部より排出される。またファクシミリ受信
等においては、インクジェットプリンタ5306により
記録される。
【0112】なお、上記ディスプレイ5301はCRT
でもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプレイ
等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加え軽
量化が図れるからである。上記情報処理装置がワードプ
ロセッサとして機能する場合、図18においてキーボー
ド部5211から入力された文字情報が制御部5201
により文書処理プログラムに従って処理され、プリンタ
部5206に画像として出力される。上記情報処理装置
がパーソナルコンピュータとして機能する場合、キーボ
ード部5211から入力された各種データが制御部52
01によりアプリケーションプログラムに従って計算処
理され、プリンタ部5206に計算結果が画像として出
力される。ファクシミリ装置の受信機として機能する場
合、通信回線を介してファクシミリ送受信部5208か
ら入力したファクシミリ情報が制御部5201により所
定のプログラムに従って受信処理され、プリンタ部52
06に受信画像として出力される。
【0113】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部5207によって原稿を読取り、読み取ら
れた原稿データが制御部5201を介してプリンタ部5
206に複写画像として出力される。なお、ファクシミ
リ装置の送信機として機能する場合、イメージリーダ部
5207によって読み取られた原稿データは、制御部5
201により所定のプログラムに従って送信処理された
後、ファクシミリ送受信部5208を介して通信回線に
送信される。なお、上述した情報処理装置は図20に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図19と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付した。
【0114】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を得ることができるため、上記情報処理装置の機能を
さらに向上させることが可能となる。
【0115】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば画像等を記録するために用いられる濃度データ
が画素毎にn値化され、同色系インクの濃度の異なる
(n−1)種類のうち、それぞれの画素についてそのn
値化された値に対応する1のインクが吐出されるよう設
定される。
【0116】この結果、濃度の異なる同色系のインクは
同一画素に重ねて吐出されず、これにより濃度の異なる
インクを重ねることに起因した濃度ムラを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の一従来例を示す概略
斜視図である。
【図2】上記装置で用いられるインクジェットカートリ
ッジの吐出口配列を示す模式図である。
【図3】上記装置における画像処理の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3に示すγ補正回路を模式的に示す線図であ
る。
【図5】図3に示す濃度振り分け回路を模式的に示す線
図である。
【図6】濃,淡インクが同一画素で重なる場合の問題点
を説明するための模式図である。
【図7】同様の問題点を説明するための模式図である。
【図8】本発明の一実施例にかかる記録ヘッドの分解斜
視図である。
【図9】図8に示す天板1310を裏側から視た斜視図
である。
【図10】図8に示す記録ヘッドを各インク色に対応し
て備えたインクジェットユニットの分解斜視図である。
【図11】図10に示すインクジェットユニットとイン
クタンクとからなるインクジェットカートリッジを示す
斜視図である。
【図12】本発明の一実施例に係り、図11に示すイン
クジェットカートリッジを用いたインクジェット記録装
置を示す概略斜視図である。
【図13】(A),(B)および(C)は、本発明の一
実施例にかかる3値化処理を説明するためのそれぞれ多
値濃度データ,3値化画像データおよび重み付けマスク
の模式図である。
【図14】(A),(B),(C)および(D)は、本
発明の一実施例にかかる3値化処理を説明する説明図で
ある。
【図15】上記3値化処理を含む画像処理の構成を示す
ブロック図である。
【図16】上記3値化処理によって得られた吐出データ
に基づく記録例を示す模式図である。
【図17】(A),(B),(C),(D),(E)お
よび(F)は、本発明の他の実施例にかかる3値化処理
を説明する説明図である。
【図18】本発明を適用したインクジェット記録装置を
用いて構成される情報処理システムを示すブロック図で
ある。
【図19】上記システムにおける情報処理装置の一例を
示す斜視図である。
【図20】上記情報処理装置の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
40 マスキング回路 41 UCR・黒生成回路 42 γ補正回路 53 3値化回路 222 記録ヘッドユニット 230 インクタンク 703 紙送りローラ 705 給紙ローラ 706 キャリッジ 707 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 B 9068−5C (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 秋山 勇治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 神田 英彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同色系インクについて濃度の異なる(n
    −1)種類のインクを吐出するための記録ヘッドを用
    い、該記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録装置において、 記録に用いられる濃度データを当該記録の画素毎にn値
    化する(nは3以上の整数)n値化手段と、 該n値化手段によりn値化された値に対応付けられた前
    記(n−1)種類のインクの中の1のインクを当該画素
    について吐出するインクとする吐出データ設定手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記n値化手段によってn値化されるこ
    とが可能なn種類の値のうち(n−1)種類の値は前記
    (n−1)種類のインクにそれぞれ対応付けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を生成させ、該気泡の生成に基づいて
    インクを吐出することを特徴とする請求項1または2に
    記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 被記録媒体にインクを吐出して記録を行
    うインクジェット記録方法において、同色系インクにつ
    いて濃度の異なる(n−1)種類のインクを吐出するた
    めの記録ヘッドを用意し、 記録に用いられる濃度データを当該記録の画素毎にn値
    化し、 当該n値化された値に対応付けられた前記(n−1)種
    類のインクの中の1のインクを当該画素について吐出す
    るインクとする吐出データを設定する各ステップを有し
    たことを特徴とするインクジェット記録方法。
  5. 【請求項5】 前記n値化のステップによってn値化さ
    れることが可能なn種類の値のうち(n−1)種類の値
    は前記(n−1)種類のインクにそれぞれ対応付けられ
    たことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記
    録方法。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を生成させ、該気泡の生成に基づいて
    インクを吐出することを特徴とする請求項4または5に
    記載のインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 被記録媒体にインクを吐出して記録を行
    うインクジェット記録方法において、 記録に用いられる濃度データの、当該記録の画素毎の濃
    度分布を保存し、かつ同色系インクについての濃度の異
    なるインクは同一画素に吐出されないようにしたことを
    特徴とするインクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載のインクジェット記録方
    法によって記録されたことを特徴とする記録物。
JP5129149A 1993-04-28 1993-05-31 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Pending JPH06336035A (ja)

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US08/901,957 US5825377A (en) 1993-04-28 1997-07-29 Method and apparatus for ink-jet recording with inks having different densities
US08/905,781 US6109720A (en) 1993-04-28 1997-07-29 Method and apparatus for ink-jet recording with inks having different densities

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006444A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
JP2006334947A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびプログラム

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