JP2791066B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2791066B2
JP2791066B2 JP63287945A JP28794588A JP2791066B2 JP 2791066 B2 JP2791066 B2 JP 2791066B2 JP 63287945 A JP63287945 A JP 63287945A JP 28794588 A JP28794588 A JP 28794588A JP 2791066 B2 JP2791066 B2 JP 2791066B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像の記憶を行なう記録装置に関し、特に入
力画像データをドットのオン、オフを表わす2値化デー
タに2値化処理し、ドットのオン、オフを表わす2値化
データに基づきドットの記録処理を行う記録装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来より画像の記録を行う記録処置として、インクジ
エツト記録装置,熱転写記録装置等が一般に知られてい
る。これらの記録装置における中間調表現法は、一定サ
イズの記録ドツトにより単位面積当たりの記録ドツト数
を制御するドツト密度制御法と、記録ドツトのサイズを
制御するドツト径制御法の2つに大別される。
ここで、ドツト径制御法は記録方式により制約がある
ので一般的にはドツト密度制御法が良く用いられてい
る。ドツト密度制御法に用いる中間調表現の2値化手法
の代表的なもののひとつとして組織的デイザ法がある。
しかしながら、この方法は階調数がマトリクスサイズで
制約される問題、即ち階調数を多くするためにはマトリ
クスサイズを大きくする必要があり、この場合、マトリ
クスで構成される記録画像の1画素が大きくなって解像
力を損なう問題があった。
また、2値化手法のもうひとつの代表的なものとして
誤差拡散法などの条件付決定型デイザ法がある。これは
前記の組織的デイザ法が2値化の決定に際し、入力画素
に無関係な閾値を用いる独立決定型デイザ法であるのに
対し、入力画素の周辺画素を考慮して閾値を変化させた
り、デイザ信号を加えたりする方法である。
この誤差拡散法に代表される条件付決定型デイザ法は
階調性と解像力の両立性が良く、また原画増が印刷画像
の場合、記録画像にモアレパターンが発生することが極
めて少ない長所がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述の誤差拡散法で処理した場合、画
像明部で粒状性ノイズが目立ち易いといった問題があっ
た。この問題は、特に記録密度の低い(例えば300dpi以
下)記録装置において顕著であった。
また、上記の粒状性を目立たなくするために、従来薄
いインクおよび濃いインクをそれぞれ吐出する2個の記
録ヘツドを設け、画像の明部〜中間調部は薄いインクで
記録ドツトを形成し、中間調部〜暗部は濃いインクで記
録ドツトを形成するインクジエツト記録装置がある。し
かしながら、この場合、画像信号処理のアルゴリズムが
複雑になる上に、薄いインクと濃いインクに切替えポイ
ントで滑らかに階調性がつながらず、偽輪郭が生じ易
く、また粒状性や色調も切替えポイントで変化し、不自
然な画像となる問題があった。
また、薄いインクあるいは濃いインクの記録ドツトの
反射濃度を狭い公差内に維持しなければ上記の問題が更
に増大するといった欠点があった。
また、従来、小径ノズルおよび大径ノズルを有する2
個の記録ヘツドを設け、画像の明部〜中間調部は小径ド
ツトで記録を行い、中間調部〜暗部は大径ドツトで記録
を行い粒状性のノイズを目立たなくするインクジエツト
記録装置が提案されているが、小径ドツトと大径ドツト
の切替えポイントで偽輪郭が生じる等、濃淡インクを用
いるインクジエツト記録装置と同様の問題があった。
本発明は上述従来技術の欠点を除去し、画像の明部で
の粒状性ノイズが目立つことを防止できるとともに、偽
輪郭の発生も防止し、滑らかに階調を表現することがで
きる記録装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕 上記目的を達成する為、本発明によれば、入力画像デ
ータをドットのオン、オフを表わす2値化データに2値
化処理し、ドットのオン、オフを表わす2値化データに
基づきドットの記録処理を行う記録装置において、 同一の1画素の入力画像データに対して複数回の2値
化処理を行い複数の2値化データを発生する2値化手段
と、 前記2値化手段にて発生した複数の2値化データを用
いて前記同一の1画素の入力画像データに対し複数回の
ドットの記録処理を行なう記録手段とを有し、 前記2値化手段は前記複数回のドットの記録処理によ
るドットの重なりが少なくなるように2値化処理のパラ
メータを変えて複数回の2値化処理を行ない、 前記記録手段は1画素1回の記録で用いる記録剤より
も濃度の淡い記録剤を用い複数回のドットの記録処理を
行なうことを特徴とする。
この構成により、ドットの重なりが少なくなるように
して、淡い記録剤を用いて複数回のドットの記録を行な
うので、画像明部で粒状性ノイズが目立つことを防止し
画像明部の画質を良好に再現することができる。更に、
1画素1回の記録で用いる記録在よりも濃度の淡い記録
在を用いて複数回のドットの記録を行なうので、濃淡の
記録剤を用いる際の偽輪郭の発生を防止することがで
き、滑らかな中間調画像を再現することができる。
〔実施例〕
(第1の実施例) 第1図は本発明の第1の実施例である、バブルジエツ
ト記録方式を用いたキヤリツジ移動型のフルカラープリ
ンタの斜視図である。
第1図において、キヤリツジ501上にマルチノズル
(例えば128ノズル)の記録ヘツド521〜524を配列して
設けている。記録ヘツド521,522はそれぞれシアン,マ
ゼンタの淡いインク濃度のインクを吐出し、記録ヘツド
523,524はそれぞれイエロー,ブラツクの濃いインク濃
度のインクを吐出する。各記録ヘツドには可撓性パイプ
503をそれぞれ介してインクタンク504から各色のインク
を供給するとともに、多数の導線を配列して埋設した可
撓性絶縁ベルト531〜534を介して駆動信号を供給する。
かかる構成のキヤリツジ1を2本のガイドレール508上
に載せて連結した無端ベルト509をパルスモータ510によ
り駆動してキヤリツジ501をX方向に往復走行させて主
走査を行うとともに、ローラ対513,514を介して展張し
た記録紙512をローラ対514に連結したパルスモータ515
によりY方向に給送して副走査を行う。これにより、記
録紙512上に各記録ヘツド521〜524から吐出させた各色
インクによりフルカラー画像を記録する。
本実施例では1行分の記録が完了した後は、直ちに1
行分の紙送りは行わず、再度キヤリツジを移動させて主
走査を行い、重複(2回)記録を行う。
この重複記録はシアンおよびマゼンタについて淡イン
クを用いて行う。各色共2回の記録それぞれにおいて、
後で詳述する制御方法により記録紙上の画像明部の記録
ドツトが重ならないか、又は重なりが少ないよう制御す
る。一方、イエロー及びブラツクの記録は濃インクを用
いて1回のみ行われる。これは、イエローのインクを画
像の明部で使用しても粒状性ノイズが視覚的に目立たな
いことと、ブラツクのインクは通常、フルカラーのハー
フトーン画像の明部では使用されないので、イエローの
インク同様粒状性ノイズが目立たないためである。
この様に本実施例ではシアン,マゼンタの記録は淡イ
ンクを用いて記録紙上に記録ドツトが重ならない様にし
て、重複記録を行うので濃インクを1回打つ場合に比
べ、粒状性ノイズが目立つことを防止できる。
又、イエローとブラツクのインクに対しては重複記録
を行わないことにより記録紙に記録されるインク量を減
らすことができ、記録紙のインク吸収性の限界を越えた
場合の画像のムラやにじみを防止できる。
第2図は第1図に示したインクジエツトプリンタを制
御するための制御ブロツク図である。ここで100はR
(赤),G(緑),B(青)の3色の画像信号(各色8ビツ
ト)を供給するホストコンピュータ、101は入出力イン
ターフエイスである。尚、このホストコンピユータ100
のかわりに原稿画像を読取りR,G,B3色のデジタル画像信
号を発生する画像読取装置を設けてもよい。ここで、画
像読取装置は従来より公知であるので詳細な説明は省略
する。102は装置全体の制御を行うCPUで、制御プログラ
ム等を格納したROM及びワークエリアとして用いられるR
AMを具備する。103は各種の画像信号処理を行うイメー
ジプロセツサ、104はバスラインである。105はイメージ
プロセツサ103より出力されたY,M,C,K4色に対する2値
データを一時格納するバツフアである。106は第1図の
記録ヘツドを制御するヘツドドライバである。ヘツドド
ライバ106はバツフア105に1ライン分のY,M,C,K4色に対
する2値データが格納されると、その2値データに基づ
きドツトのオン/オフ制御を行い、フルカラーの画像を
記録する。108はキヤリツジ駆動及び記録紙搬送のため
の各モータを制御するモータドライバ、107は入出力イ
ンターフエイスである。
尚、第2図において、CPU102はホストコンピユータ10
0からのR,G,Bの3色の画像データを取り込む制御、取り
込んだ画像データを順次イメージプロセツサへ送出する
制御及びモータドライバ108を駆動する制御を実行す
る。
第3図は第2図のイメージプロセツサの詳細を示した
ブロツク図である。B(青),G(緑),R(赤)の各色8
ビツトの入力信号はバスライン104を介して順次シリア
ルパラレル変換器109に入力される。シリアルパラレル
変換器では順次入力されるシリアルなR,G,B3色のデータ
をパラレルなデータとして入力補正部110へ送出する。
入力補正部110では原稿の輝度信号から画像濃度信号に
変換を行うと共に補色のY,M,C信号に変換する。次に色
補正部で原稿読み取り系とインクの分光特性を補正して
忠実な色再現を得るための色補正を行う。次に、黒生成
及びUCR部112ではY,M,Cの3色信号から黒(K)信号を
生成すると共にK信号に相当するY,M,C成分を取り除くU
CR(下色除去)を行う。
次に、出力補正部113でY,M,C,K4色のガンマ特性が補
正された後、多値信号は114の2値化信号処理部へ送ら
れる。2値化信号処理部114ではY,M,C,K各色毎の多値信
号を誤差拡散法により2値化処理する。
この2値化信号処理部114では、入力されたシアン又
はマゼンタの画像データに対して、まず第1回目に第6
図のの誤差拡散マトリクスを用いて誤差拡散法による
2値化処理を行う。次に、2回目の処理として前述1回
目の画像データと同じ画像データに対して第6図のの
誤差拡散マトリクスを用いて誤差拡散法による2値化処
理を行う。第6図のとは周辺画素への誤差を分配す
る際の重み付けが異なっている。
このように、1回目と2回目の2値化処理で誤差拡散
マトリクスを変化させることで、画像を記録する際、記
録ドツトの重なりを防止することができる。
第4図は第3図の2値化信号処理部114の詳細を示し
た図である。尚、第4図の回路は出力補正部113から出
力されるY,M,C,K各色毎に1つずつ備えているものであ
るが、ここでは説明を簡単にするため1色の回路を示し
ている。
出力補正部113から出力された画像データはバツフア
7に格納される。バツフア7は少なくとも1ライン分の
データを格納することができる。
バツフア7から出力された画像データはγ補正回路8
に送られる。ここでは、第5図に示した出力γ補正テー
ブルによって入力データに対する出力データが決定され
る。
本実施例ではバツフア7に格納された画像データに対
して、2度の2値化処理が行われるが、C,Mの画像デー
タに対しては2度とも第5図aの出力γ補正テーブルが
用いられ、Y,Kの画像データに対しては1回目が第5図
a,2回目が第5bの出力γ補正テーブルが用いられる。セ
レクタ6は前述した第7図の誤差配分マトリクス,
を交互に選択する。
ここで、第5図出力γ補正テーブルについて説明す
る。出力γ補正テーブルbは、いかなる信号が入力して
も画像濃度信号は0として出力する。したがって、重複
記録を行う場合、Y,Kの2度目の記録画像は出力γ補正
テーブルbにより画像濃度信号は0に変換されているた
め、2値化処理を行ってもドツトを打たない信号が記録
装置に出力される。又、出力γ補正テーブルaは入力画
像信号をそのまま出力画像信号として出力する。
誤差拡散法は入力画素と出力画素との積算誤差を2次
元的に清算していくもので、入力画像データIxy(8ビ
ットの多値信号)の周辺に生じた2値化合誤差Exyに誤
差配分器1により誤差拡散マトリクスに基づく誤差配分
係数Kklを乗算して重みづけを行い、次式の積算誤差Sxy
を求める。誤差配分係数は、セレクタ6によりまたは
が交互に選択される。
Sxy=(1/ΣKkl)ΣKkl・1Ex−k,y−l (但し、k,lは拡散マトリクス内の座標) 次に積算誤差Sxyを入力補正手段3でIxyに繰入れ、補
正値I′xyを得る。
誤差配分係数Kklは第6図の誤差拡散マトリクスを
例に示すと、 また、補正値I′xyは I′xy=Ixy+Sxyとなる。
周囲の画像データを2値化した際に発生した誤差を加
算した補正値I′xyは比較器4で閾値信号T(T=12
7)と比較される。そして、比較器4はI′xy>Tなら
ば255を、又I′xy<Tならば0をPxyとして出力する。
又、変換器9ではPxyが255なら1に変換してバツフア10
5へ2値データとして出力する。
このときの誤差Exyは差分演算手段5で求められ Exy=I′xy−Pxy となる。
以上の説明はイメージプロセツサ103内の処理をハー
ド回路で行う例を説明したが、次にCPU102の制御により
画像処理を行う場合を説明する。
第7図は、第1図のインクジエツトプリンタを制御す
る制御部の変形例を示した図である。第1図と同一の部
分は同一の番号を付している。尚、第7図において、CP
U102は第1図のイメージプロセツサで行われていた処理
も行うものである。
第8図はCPU102で実行される画像信号処理の制御フロ
ーチヤートである。このフローチヤートはROMに記憶さ
れているものである。
まず、ステツプS101では条件選択信号をリセツトす
る。ステツプS102ではホストコンピユータ100から送ら
れてくるB,G,Rの画像信号を入力し、ステツプS103では
B,G,Rの輝度信号をY,M,Cの画像濃度信号に変換する。ス
テツプS104では色補正が行われ、ステツプS105ではUCR,
黒生成処理が行われ、Y,M,Cの3色信号からY,M,C,Kの4
色信号に変換される。変換されたY,M,C,Kの4色信号は
ステツプS106でバツフアメモリ(RAM)に一時記憶され
る。ステツプS107では選択信号Fが0か否かの判断を行
い、選択信号Fが“0"の場合には第5図の出力γ補正テ
ーブルaが選択され、Y,M,C,Kの信号に対し、入出力の
補正を行う。ステツプS111では選択信号に応じて誤差配
分係数の異なる誤差拡散マトリクスを選択する。ここで
は選択信号が“0"であるので、第6図の誤差拡散マト
リクスを選択する。ステツプS112では、このマトリクス
を用いて誤差拡散法による2値化処理が行われる。ステ
ツプS113ではデータはバツフア105に出力される。バツ
フア105では1ライン分のデータが格納されるとヘツド
ドライバ106を駆動して1回目の記録を行う。ステツプS
114では選択信号を“1"とし、ステツプS115の判断にし
たがって次の処理へ進む。ステツプS107で、F=1と判
別するとステツプS108に進む。ステツプS108では画像信
号がY,Kの場合には第5図の出力γ補正テーブルbが選
択され、M,Cの場合には出力γ補正テーブルaが選択さ
れ、ステツプS106でRAMに記憶しておいたデータの出力
γ補正処理が行われる。
ステツプS111では選択信号が“1"であるので、第6図
の誤差拡散マトリクスを選択する。ステツプS112では
このマトリクスを用いた誤差拡散法による2値化処理が
行われ、ステツプS113で2度目の画像データがバツフア
105に出力される。バツフア105では1ライン分のデータ
が格納されるとヘツドドライバ106を駆動して2度目の
記録を行う。ステツプS114で選択信号が“2"となるため
ステツプS115の判定にしたがってステツプS116へ進む。
ステツプS116では画像データが終了したか否かの判断が
行われ、全ての画像データが修了するとENDへ進む。
第9図に従来の印字例と第1の実施例における印字例
を示す。第9図は一例としてシアンの濃度スケール画像
を記録したものである。
第9図aは従来の印字例を示したもので、例えば256
階調の画像信号をもとに誤差拡散法により2値化を行
い、記録紙上に256段階の濃度スケールを濃度変化の直
線性が得られるように出力したものである。第9図aの
st1〜st4は256段階の濃度スケールのハイライト部側の
4段階における記録紙上の1mm2当りのドツト数を記録密
度が400dpiの場合について示したものである。ドツト径
は約90μmである。
第9図aのst1のドツト数は0(白地)、stは1個、s
tは2個、stは3個というように記録される。ここで、
シアンの1ドツトの反射濃度(赤フイルター濃度)は1.
0〜1.6である。
上記の記録ドツトは画像の明部から中間調にかけて粒
状性があらく見え、特にハイライト部ではノイズとして
目立ち易い。
次に、第1の実施例におけるドツトの記録状態を第9
図bに示すが、これは1ドツトの反射濃度が第9図aの
従来例の1/2になる薄いシアンインクを用いて記録した
ものである。記録ドツトの分散が良好であれば記録紙上
の1mm2あたりのドツト数はst2で2個、st3で4個、st4
で6個となり、それぞれの平均反射濃度は第9図aのst
2,st3,st4と同じになる(ドツト径はaとbで同じとす
る)。
従って、第9図bにおいてはドツトの2次元配置にお
ける空間周波数は従来例の2倍となる。視覚の空間周波
数特性において感度のピークは2本/mm前後にあるとさ
れているので、例えばst3で比較するとaでは空間周波
数が2本/mmとなり、粒状性が目立つがbでは4本/mmと
なり、粒状性のノイズが目立たなくなる。
また、bのドツトの反射濃度はaの1/2なので、反射
濃度振巾の低下によっても粒状性が向上する。
従って、bのドツト記録によって空間周波数の増大と
濃度振巾の低下が図られ、相乗効果により粒状性を極め
て向上させることができる。
本実施例で用いるシアンあるいはマゼンタのインクは
1ドツトの反射濃度が約0.7(ベタ画像部の反射濃度が
約0.8)のものである。これは、重複(2回)記録時の
ベタ画像部において必要十分な反射濃度(約1.4)が得
られること、また粒状性の目立たない1ドツトの反射濃
度が実験的に0.8以下(300〜400dpiの記録密度におい
て)であることが確かめられていることによる。
また、イエローおよびブラツクのインクは1ドツトの
反射濃度(青フイルター濃度および視覚濃度による)は
約1.2(ベタ画像部の反射濃度が約1.4)のものである。
なお、実施例におけるシアン画像の入出力特性(入力
信号レベルに対する記録画像濃度特性)を第10図に示
す。
第10図のaは1回記録による特性、bは2回記録によ
る特性である。また、マゼンタ画像の入出力特性も同様
である。
ここで、従来例においては記録ドツト径は小さすぎる
と暗部でドツト間に隙間ができることにより画像濃度の
低下や白スジが発生し、大きすぎると記録紙のインク吸
収性が飽和して、画像濃度ムラや定着不足が発生したり
する。従って、最適な記録ドツト径はドツトピツチをP
とすると従来例では1.2P〜1.5Pであるが、本実施例の2
回記録においては0.9P〜1.2Pの範囲であることが好まし
い。
上記の記録ドツト径で良好な画質が得られる理由は重
複記録により記録ドツトの重なりが増加する中間調〜暗
部において、先に記録されたドツトの径が後から重なっ
て記録されるドツトにより30%前後拡がるからであり、
これにより重なった部分のドツト径が最適化されて画像
濃度ムラや定着不良を防止できる。
また、本実施例において、重複(2回)記録を行うイ
ンクの1ドツトの反射濃度は0.5〜0.8が好ましい。この
とき、1回記録のベタ画像部の反射濃度は0.6〜0.9であ
る。また、重複(2回)記録後のベタ画像部の反射濃度
は1.1〜1.5になる。
また、本実施例においては、シアンの重複記録に用い
た2つの誤差拡散マトリクスをマゼンタの重複記録にも
用いたが、シアンとマゼンタの記録の際、異なるマトリ
クスを用いてもよい。これにより、シアンとマゼンタの
記録ドツトの重なりが少なくなり、粒状性,色再現性の
点で良好な画質が得られる。
又、同じ理由からイエローとブラツクの記録における
2値化処理に用いる誤差拡散マトリクスをシアンおよび
マゼンタと異なるものにして記録ドツトの分散を行って
もよい。
なお、本実施例では2回の重複記録を行っているが、
これを3回の重複記録に応用することは容易である。こ
のとき、シアンあるいはマゼンタのインクは1ドツトの
反射濃度が0.4〜0.6のものを用いる。また、記録ドツト
径は0.7P〜Pの範囲であることが好ましい。また、シア
ンあるいはマゼンタの3回の記録それぞれに対応して誤
差拡散マトリクスの3つの係数が選択される。
この3回の重複記録では、2回の重複記録よりさらに
粒状性に優れた良好な画質が得られる。
以上説明した第1の実施例によれば、画像の明部で比
較的目立ちやすいシアン,マゼンタのデータに対し、淡
インクで重複記録を行う事で画像のハイライト部の画像
を著しく向上することができる。しかも、シアン,マゼ
ンタのデータに対しては淡インクのみを用い、イエロ
ー,ブラツクのデータに対しては濃インクのみを用いる
ので、一つのインクに対して濃淡インクを用いる際に発
生していたインクの変わり目で縞が発生することを防止
できる。更に、本実施例ではデータの色に応じて濃淡イ
ンクを使い分ける構成であるが、2値化処理はデータの
色に応じて変化させる事が不要となり、ハード規模又は
コンピユータプログラムの簡素化に役立つ。
(第2の実施例) 第11図は本発明の第2の実施例であるバブルジエツト
記録方式によるキヤリツジ移動型のフルカラープリンタ
の斜視図である。
第11図において、キヤリツジ501上にマルチノズル
(例えば、128ノズル)の記録ヘツド521〜526を配列し
て設けている。記録ヘツド521,522はシアン、記録ヘツ
ド523,524はマゼンタのそれぞれ薄いインク濃度のイン
クを吐出し、記録ヘツド525はイエロー、526はブラツク
のそれぞれ濃いインク濃度のインクを吐出する。
本実施例では、第1図示装置における重複記録は行わ
ず、キヤリツジの1回の移動による記録(主走査)によ
りシアンおよびマゼンタのそれぞれ薄いインクを記録紙
上に同時記録する。ここで、同一色の薄いインクを吐出
させる2個の記録ヘツドはシアンおよびマゼンタに限っ
ている理由は第1の実施例で述べたものと同じである。
第11図示装置の制御は第7図のブロツク図と同様のも
のを用いて行われる。
また、シアンあるいはマゼンタの2個の記録ヘツドそ
れぞれに対応して、第1の実施例で示したものと同様に
誤差配分係数の異なる誤差拡散マトリクスが選択され、
2値化信号処理が行われる。こうして、同時記録を行っ
た記録ドツトは画像明部で重ならないか重なりが少ない
ように制御される。
また、本実施例において、同一色のインクを吐出する
各記録ヘツドによる1ドツトの反射濃度は若干相違して
いても問題はないが、良好な画質を得るには反射濃度の
違いは約0.3以下に抑えることが好ましい。
第12図に第11図の装置における画像信号処理のフロー
チヤートを示す。
ステツプS201〜S206は第8図の説明にあるステツプS1
01〜S106に対応する。ステツプS207で選択信号が“0"の
場合には、Y,M,C,Kの4色のデータは第5図aのγ補正
テーブルで補正され、それぞれステツプS211で2値化処
理が行われる。2値化結果はステツプS212でRAMに格納
される。ステツプS207で選択信号が“1"の場合、つまり
2回目の処理の場合にはY,Kのデータは2値化処理を行
わず、M,Cのデータについてのみ2値化処理を行う。こ
の時、S210では1回目の誤差拡散マトリクスとは異なる
マトリクスが選択される。2値化処理された結果はS212
でRAMに格納される。2回処理が終了すると2値データ
はステツプS215でRAMからバツフア105へ出力される。バ
ツフア105は1ライン分の2値データが格納されると対
応する記録ヘツドに駆動信号を供給する。
これにより、M,Cの2値データについては、それぞれ
2本の淡インクの記録ヘツドを用いた記録が行われ、Y,
Kの2値データについては、それぞれ1本の濃インクの
記録ヘツドを用いた記録が行われる。
(第3の実施例) 第3の実施例においては、第2の実施例装置において
シアンあるいはマゼンタの各々2個の記録ヘツドに対応
する2値化処理に用いた2つの係数の異なる誤差拡散マ
トリクスに代えて、第13図,に示すマトリクスサイ
ズと誤差配分係数が異なる2つの誤差拡散マトリクスを
用いた場合を説明する。
第14図は本実施例の中間調表現に用いる誤差拡散処理
の説明図である。第4図を一部変更したものである。第
4図に示した誤差拡散法と同様に2値化処理を行うが、
ここでは異なる機能の部分のみ説明する。又、第14図は
1色の回路を示しているが、他の3色についても同様の
回路を有している。
選択信号Sにより、セレクタ16が誤差配分係数また
はを選択する。本実施例においては、拡散マトリクス
のサイズが異なり、必要なバツフアメモリも変化するた
め、選択信号Sによりセレクタ17で拡散マトリクスサイ
ズに対応する誤差バツフアメモリまたはを選択す
る。
入力補正手段13で必要な信号Sxyも同様に選択信号S
にしたがいセレクタ18でS(1)xy,S(2)xyのいずれ
かを選択する。
上記説明のごとく、誤差拡散マトリクスのサイズ及び
係数を変えることでドツトが重なることを更に防ぐこと
ができ、粒状性に優れた良好な画質を与える信号の処理
を行うことができる。
尚、第14図において、C,Mの信号に対して、第1回目
の処理は誤差配分係数(第13図),誤差バツフアメ
モリ,S(1)xyが選択され、第2回目の処理は誤差配
分係数(第13図),誤差バツフアメモリ,S(2)
xyが選択される。
(第4の実施例) 次に第4の実施例装置について説明する。第4の実施
例装置の図面は第11図及び第2図と同じなので省略す
る。
第4の実施例装置に用いる画像信号処理を行うイメー
ジプロセツサのブロツク図(部分図)を第15図に示す。
尚、第15図において第3図と同一の部分は同一の符号を
付す。
第15図において、黒(K)信号生成及びUCRが行われ
た後のY,M,C,Kの4色の多値信号は120の出力補正部で出
力ガンマが補正される。このときC及びMについてはシ
アン及びマゼンタの各色2個づつの記録ヘツドに対応し
て出力ガンマが設定できるようになっており、出力補正
部120から出力されるC(×2),M(×2),Y(×1),
K(×1)の計6つの多値信号は121の2値化信号処理部
で2値化される。
ここで、シアンあるいはマゼンタの2個の記録ヘツド
のそれぞれで記録される画像の入出力特性は第16図の
とに示すようにガンマが異なるようにする。こうする
ことによって、同一信号入力に対してそれぞれの記録ヘ
ツドに対応する出力補正部の出力信号レベルは異なるも
のとなる。従って、2値化信号処理部121における誤差
拡散マトリクスの誤差配分係数やマトリクスサイズの2
値化パラメータが同一であっても、2値化信号処理部か
らの出力に基づいて記録されたドツトは画像明部で重な
らないか重なりの少ないものとなる。
第16図の,に示す入出力特性に代えて第17図の
,に示す入出力特性を用いても良い。この他、種々
の入出力特性の変形を用いることができる。
以下に、第4の実施例をCPUで制御する場合を説明す
る。
第18図に本実施例の画像信号処理のフローチヤートを
示す。尚、このフローチヤートは第7図のROMに格納さ
れており、CPU102により実行される。画像信号処理の流
れは第4図とほぼ同様であるため、異なる部分のみ説明
する。
ステツプS307で選択信号が“0"か“1"かにより第16図
又は第17図の出力γの補正テーブルを選択する。このと
き、選択信号が“1"でY,Kの画像信号の場合には2値化
処理を行わない。
(第5の実施例) 第19図は本発明の第5の実施例であり、バブルジエツ
ト記録方式を用いたラインプリント型のフルカラープリ
ンタに本発明を適用したものである。
201〜206は1ライン分のインク吐出口が配列された固
定の記録ヘツドであり、201,202はシアン、203,204はマ
ゼンタのそれぞれ薄いインク濃度のインクを吐出させ、
205はイエロー、206はブラツクのそれぞれ濃いインク濃
度のインクを吐出させる。211〜216は記録ヘツド201〜2
06に駆動信号を供給するための接続ケーブルである。ま
た、222は記録材であり、搬送ローラ対223,224により矢
印方向に搬送される。
上記の実施例装置において用いるイメージプロセツサ
は第2図及び第3図示と同様なものを用いて、誤差拡散
法により2値化信号処理が行われる。
第20図に本実施例に用いる誤差拡散法による2値化処
理のブロツク図を示す。尚、第20図は1色分の回路を示
しているが、他の3色についても同様の回路構成で実現
することができる。セレクタ36は選択信号Sにより、シ
アンあるいはマゼンタの各2個の記録ヘツドそれぞれに
対応して2つの閾値レベル(0〜255レベルのうち、例
えば64と192のレベル)を選択する。この選択された閾
値により2値化信号処理が行われ、これによって各色2
個の記録ヘツドによる記録ドツトが画像明部で重ならな
いか重なりが少ないように制御され、粒状性に優れた良
好な画質を得ることができる。
(第6の実施例) 第21図は本発明の第6の実施例装置であり、バブルジ
エツト記録方式を用いたシリアルスキヤン型のフルカラ
ープリンタ(主要部分のみ示す)に本発明を適用したも
のである。
第21図において、キヤリツジ310上にマルチノズルの
記録ヘツド301〜308を配列して設け、301,302,303はシ
アン、304,305,306はマゼンタのそれぞれ薄いインク濃
度のインクを吐出させ、307はイエロー、308はブラツク
のそれぞれ濃い濃度のインクを吐出させる。
上記の実施例装置に用いるイメージプロセツサのブロ
ツク図を第22図に示す。第22図において、出力補正部32
0から出力されたY,M,C,Kの多値信号は321の2値化信号
処理部で誤差拡散法を用いて2値化される。尚、シリア
ルパラレル変換器109〜黒生成及びCUR部は第3図及び第
15図と同一であるので省略している。
第23図に本実施例における誤差拡散法による2値化処
理のブロック図を示す。尚、第23図は1色分の回路しか
示していないが、他の3色についても同様の回路で実現
することができる。
乱数発生手段46により乱数閾値を設定することによ
り、シアンあるいはマゼンタの3個の記録ヘツドによる
記録ドツトは画像明部で重ならないか重なりが少ないよ
うに制御される。
ここで、シアンあるいはマゼンタの記録ヘツドで記録
される1ドツトの反射濃度(補色フイルター濃度)は約
0.5に設定され、ベタ画像部の反射濃度は約1.4になる。
ここで、本実施例で用いるシアンあるいはマゼンタの
インクの1ドツトの反射濃度は0.4〜0.6が好まし。この
とき、シアンあるいはマゼンタの各3個の記録ヘツドに
より同時記録されたベタ画像部の反射濃度は1.2〜1.5に
なる。
この第6の実施例装置では第1〜第5の実施例装置に
較べ、さらにキメの細かい滑らかな粒状性が得られる。
(第7の実施例) 第24図は本発明の第7の実施例装置であり、ライン型
サーマルヘツドを用いた面順次方式の熱転写記録装置に
本発明を適用したものである。
401はサーマルヘツド、402は3色のインクシート、40
3は記録紙、404はプラテンローラである。402のインク
シートはフルカラー1ページ分の記録に対しシアンがC1
とC2、マゼンタがM1とM2、イエローがY(図示せず)の
5ページ相当のインク転写面を有する。シアンC1,C2お
よびマゼンタM1,M2のインクシートは記録紙に転写され
た1ドツトの反射濃度が約0.8になるものを、またイエ
ローYのインクシートは同様に1ドツトの反射濃度が約
1.4になるものを用いる。
フルカラー記録を行う場合は、第1の実施例と同様に
信号源から各色の画像信号に基づイメージプロセツサに
より誤差拡散法によるシアンの2値データを作成する。
この2値データは重複記録の際の1回目と2回目で記録
ドツトの重なりが少なくなるように乱数閾値を用いる。
上記データに基づき、記録紙403の記録面とインクシー
ト402のシアンC1を重ねて送りながら、記録ヘツド401で
1回目の記録を1ページ分行ったのち、1ページ分記録
紙403を元の位置に戻し、記録面とインクシート402のシ
アンC2を重ねて送りながら記録ヘツド401で2回目の記
録を1ページ分行う。
次いで、マゼンタについて同様の重複記録を行う。イ
エローについては目立たない色なので重複記録は行わず
1回のみの記録を行う。
これによって、記録紙上に粒状性の良いフルカラー画
像が得られる。
以上、前述の実施例では2値化処理方法として誤差拡
散法(実質的に平均誤差最小法と同じ)を用いた例を説
明したが、本発明はこれに限ることなくメツシユ内画素
分配法,多段分割量子化法,MECCA法,CAPIX法などにも適
用できるのは勿論である。
また、本実施例では、上記の誤差拡散法を用いて同一
色のインクを吐出する複数の記録ヘツドに対し、画像明
部の記録ドツトが重ならないか重なりが少ないようにす
るため、前述の実施例で説明した如く以下の方法のひと
つあるいはこれらを組合わせた方法を用いている。
誤差拡散マトリクスの誤差配分係数あるいはサイズの
パラメータを変化させる。
2値化閾値に乱数を用いる。
2値化閾値のレベルを変化させる。
同一色の各記録ヘツドに対して、出力補正部において
γ(ガンマ)を個別に変化させる。
以上説明した如く、本発明の実施例によれば、画像の
明部で比較的目立ちやすいシアン,マゼンタのデータに
対し、淡インクで重複記録を行う事で画像のハイライト
部の画像を著しく向上することができる。しかも、シア
ン,マゼンタのデータに対しては淡インクのみを用い、
イエロー,ブラツクのデータに対しては濃インクのみを
用いるので、一つのインクに対して濃淡インクを用いる
際に発生していたインクの変わり目で縞が発生すること
を防止できる。更に、本実施例ではデータの色に応じて
濃淡インクを使い分ける構成であるが、2値化処理はデ
ータの色に応じて変化させる事なく固定閾値で行うこと
ができ、ハード規模又はコンピユータプログラムの簡素
化に役立つ。
尚、本実施例では画像入力装置としてホストコンピユ
ータ、又、カラー原稿を読み取るイメージスキヤナを例
に説明したが、本発明はフイルムプロジエクタ等を用い
てカラーフイルムのデータを読み取る構成、又はスチル
ビデオから静止画のデータを入力する構成としてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、複数回のドットの
記録処理によるドットの重なりが少なくなるように2値
化処理のパラメータを変えて複数回の2値化処理を行な
い、その結果に基づき濃度の淡い記録剤を用い複数回の
ドットの記録処理を行なうので、画像明部で粒状性ノイ
ズが目立つことを防止し画像明部の画質を良好に再現す
ることができる。更に、本発明によれば、1画素1回の
記録で用いる記録在よりも濃度の淡い記録剤を用いて複
数回の記録を行なうので、濃淡の記録剤を用いる際の偽
輪郭の発生を防止することができ、滑らかな中間調画像
を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例であるキヤリツジ移動型
のフルカラーインクジエツト記録装置の斜視図。 第2図は第1図示時装置の制御回路のブロツク図。 第3図は第1図示装置の画像信号処理部のブロツク図。 第4図は第3図の2値化信号処理部で行われる誤差拡散
法による処理ブロツク図。 第5図はガンマ補正テーブルを示した図。 第6図は誤差拡散マトリクスの一例を示した図。 第7図は第1図の装置の制御回路の変形例を示したブロ
ツク図。 第8図は第7図のCPUで実行される画像信号処理のフロ
ーチヤート図。 第9図は従来例と本実施例における記録ドツトの状態を
示した図。 第10図は第1図示装置によるシアン画像の入出力特性を
示した図。 第11図は本発明の第2の実施例であるキヤリツジ移動型
のフルカラーインクジエツト記録装置の斜視図。 第12図は第11図示装置の画像信号処理のフローチヤート
図。 第13図は第11図示装置の2値化信号処理に用いる誤差拡
散マトリクスを示した図。 第14図は第3の実施例における2値化信号処理に用いる
誤差拡散法のブロツク図。 第15図は第4の実施例における画像信号処理のブロツク
図。 第16図,第17図は第4の実施例装置のシアン画像の入出
力特性の説明図。 第18図は第4の実施例装置の画像信号処理のフローチヤ
ート図。 第19図は第5の実施例であるラインプリント型のフルカ
ラーインクジエツト記録装置の概略斜視図。 第20図は第19図示装置の2値化信号処理に用いる誤差拡
散法のブロツク図。 第21図は本発明の第6の実施例であるキヤリツジ移動型
のフルカラーインクジエツト記録装置の概略斜視図。 第22図は第21図示装置の画像信号処理のブロツク図。 第23図は第21図示装置の2値化信号処理に用いる誤差拡
散法のブロツク図。 第24図は本発明の第7の実施例装置の斜視図である。 100……ホストコンピユータ 101,107……入出力インターフエース 102……CPU 103……イメージプロセツサ 104……バスライン 105……バツフア 106……ヘツドドライバ 108……モータドライバ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−161975(JP,A) 特開 昭62−220072(JP,A) 特開 昭63−40477(JP,A) 特開 昭63−109059(JP,A) 特開 昭59−11067(JP,A) 特開 昭61−5677(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/52 B41J 2/205 B41J 2/21 H04N 1/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像データをドットのオン、オフを表
    わす2値化データに2値化処理し、ドットのオン、オフ
    を表わす2値化データに基づきドットの記録処理を行う
    記録装置において、 同一の1画素の入力画像データに対して複数回の2値化
    処理を行い複数の2値化データを発生する2値化手段
    と、 前記2値化手段にて発生した複数の2値化データを用い
    て前記同一の1画素の入力画像データに対し複数回のド
    ットの記録処理を行なう記録手段とを有し、 前記2値化手段は前記複数回のドットの記録処理による
    ドットの重なりが少なくなるように2値化処理のパラメ
    ータを変えて複数回の2値化処理を行ない、 前記記録手段は1画素1回の記録で用いる記録剤よりも
    濃度の淡い記録剤を用い複数回のドットの記録処理を行
    なうことを特徴とする記録装置。
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