JPH03158247A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH03158247A
JPH03158247A JP29620489A JP29620489A JPH03158247A JP H03158247 A JPH03158247 A JP H03158247A JP 29620489 A JP29620489 A JP 29620489A JP 29620489 A JP29620489 A JP 29620489A JP H03158247 A JPH03158247 A JP H03158247A
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recording
dots
signal
image
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JP29620489A
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Takao Aoki
青木 隆男
Yuji Akiyama
勇治 秋山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は単位面積あたりの記録ドツト数を変化させて中
間調画像を記録可能な記録装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のインクジェット記録方式、熱転写記録方式を採用
して記録紙などに画像の記録を行う記録装置では、一定
サイズの記録ドツトにより単位面積当たりの記録ドツト
数を制御して中間調を表現するドツト密度制御法、ある
いは記録ドツトのサイズを制御して中間調を表現するド
ツト径制御法により、中間調の記録制御を行っている。
ここで、後者のドツト径制御法は、記録ドツトのサイズ
を変更するための制御が必要になるため記録方式により
制約があるので、−船釣には前者のドツト密度制御法が
用いられている。
[発明が解決しようとする課題] このドツト密度側剣法に用いられる中間調表現の2値化
手法の代表的なもののひとつとして、組織的デイザ法が
あるが、この方法は階調数がマトリクスサイズで制約さ
れるという問題がある。即ち、階調数を多くするために
はマトリクスサイズを太き(する必要があるが、マトリ
クスサイズを大きくすると1つのマトリクスで構成され
る記録画像の1画素が大きくなって解像力を損なうなど
の問題があった。
また、2値化手法のもうひとつの代表的なものとして、
誤差拡散法などの条件付決定型デイザ法がある。これは
前述した組織的デイザ法が、入力画素に無関係な閾値を
用いて2値化する独立決定型デイザ法であるのに対し、
入力画素の周辺画素を考慮して閾値を変化させる方法で
ある。この誤差拡散法に代表される条件付決定型デイザ
法は、階調性と解像力の両立性が良く、また原画像が印
刷画像の場合、記録画像にモアレパターンが発生するこ
とが極めて少ないなどの長所がある反面、画像明部で粒
状性が目立ち易く、画質の評価が低(なるという問題が
あった。この問題は、特に記録密度の低い記録装置にお
いて顕著であった。
また上述した粒状性を目立たな(するために、従来のイ
ンクジェット・プリンタでは、色の薄いインクと濃いイ
ンクをそれぞれ吐出する2個の記録ヘッドを設け、画像
の明部から中間調部分は色の薄いインクで記録ドツトを
形成し、中間調部分から暗部までは色の濃いインクで記
録ドツトを形成するようにしたものがある。しかし、こ
のようにすると、画像信号処理のアルゴリズムが複雑に
なる上に、色の薄いインクと濃いインクの切り替え部分
で階調の再現が線形にならず、偽輪郭が生じ易くなって
いた。また、再生された画像の粒状性の変化や色調の変
化がインクの切替え部分で発生して不自然な画像となる
問題があった。なお、この条件付決定型デイザ法を用い
て記録するときは、前述したように色の薄いインクある
いは濃いインクを使用して記録ドツトの反射濃度を公差
内に維持しなければ、上記の問題を更に増大させること
になった。
また、前述したドツト径制御法により記録できるように
、小径ノズルおよび大径ノズルを有する2個の記録ヘッ
ドを設け、画像の明部から中間調部分は小径ドツトで記
録し、中間調部分から暗部は大径ドツトで記録を行ない
、粒状性を目立たな(したインクジェット・プリンタが
提案されている。しかし、この場合も前述したイ農淡イ
ンクを用いたインクジェット・プリンタと同様の問題が
あった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、階調性と
解像力に優れ、かつ粒状性の極めて良好な画像が得られ
る記録装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の記録装置は以下の様
な構成からなる。即ち、 単位面積あたりの記録ドツト数を変化させて中間調画像
を記録可能な記録装置であって、注目画素周辺の所定領
域内に記録されるドツトが存在するか否かを判断する判
定手段と、該判定手段の判定結果に応じて注目画素を2
値化する2値化手段と、単一記録ヘッドによる重複記録
の各記録に対応して、あるいは複数記録ヘッドによる重
複記録に対応して、記録ドツトの重なりを少な(するよ
うに前記2値化手段の2値化条件を変化させる制御手段
とを有する。
[1′乍用] 以上の構成において、注目画素周辺の所定領域内に記録
されるドツトが存在するか否かを判断し、2値化手段は
その判定結果に応じて注目画素を2値化する。そして、
この2値化された画像信号をもとに記録を行う単一記録
ヘッドによる重複記録の各記録に対応して、あるいは複
数記録ヘッドによる重複記録に対応して、記録ドツトの
重なりを少なくするように、2値化手段の2値化条件を
変化させるように動作する。
[実施例] 本発明の好適な実施例を説明する前に、本実施例におけ
る動作原理について説明する。
第12図(A)は従来例における記録ドツトの状態を模
式的に示す図、第12図CB)は本実施例における記録
ドツトの状態を模式的に示す図である。これらの図を参
照して、例えばシアンの、農度スケール画像を記録する
場合について説明する。
第12図(A)の従来例において、例えば25611皆
調の画像信号をもとに誤差拡散法により2値化を行ない
、256段階に1農度が線形に変化した濃度スケールを
記録紙上に出力する。第12図(A)のsti〜St4
は、256段階の濃度スケールのうちのハイライト部側
の4段階を示し、ここでは記録紙上の1 mm2当たり
のドツト数を、記録密度が400dpiの場合で示して
いる。なお、ここで1つの記録ドツトの径は約90μm
である。
第12図(A)のStlのドツト数はO(白地)、Si
2は1個、Si2は2個、Si4は3個というように記
録される。ここでシアンの1ドツトの反射濃度(赤フィ
ルター濃度)は1.○〜1.6である。このようにして
記録された記録ドツトは、画像の明部から中間調部分に
かけて粒状があら(見え、特にハイライト部ではノイズ
として目立ち易い。
これに対し、本実施例のドツトの記録状態を第12図(
B)に示すが、ここでは1ドツトの反射濃度が第12図
(A)の従来例の記録ドツト濃度の1/2である薄いシ
アンインクを用いて記録している。ここで、記録ドツト
の分数が良好であれば、記録紙上の1mm2あたりのド
ツト数はSi2で2イ固、Si2で4(固、Si4で6
個となり、それぞれの平均反射濃度は第12図(A)の
Si2、Si2.Si4と同じになる(ドツト径は第1
2図(A)と(B)で同じとする)。
従って、本実施例においては、ドツトの2次元配置にお
ける空間周波数は、第12図(A)の従来例の2倍とな
る。視覚の空間周波数特性において感度のピークは2本
/ m m前後にあるとされているので、例えばSi2
の場合で比較すると、第12図(A)では空間周波数が
2本/ m mとなり粒状性が目立つが、第12図(B
)では4本/mmとなり粒状性が目立たなくなる。また
、第12図CB)のドツトの反射濃度は第12図(A)
の1/2なので、反射濃度振巾の低下によっても粒状性
が目立たなくなる。これにより、第12図(B)のドツ
ト記録によって、空間周波数が増大して濃度振巾の低下
が図られ、相乗効果により粒状性が極めて向上するので
ある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施(夕1を
詳細に説明する。
[第1の実施例 (第1図)] 第1図は本発明の第1の実施例を示すバブルジェット記
録方式を用いたキャリッジ移動型のフルカラープリンタ
の記録部の外観斜視図である。
第1図において、キャリッジ1上にマルチノズル(例え
ば400dpi、128ノズル)の記録ヘッド2A〜2
Dを配列して設け、2A、2Bはそれぞれシアン、マゼ
ンタの薄いインク濃度のインクを、2C,2Dはそれぞ
れイエロー ブラックの濃いインク濃度のインクを吐出
させる。各記録ヘッドには可撓性バイブ3をそれぞれ介
してインクタンク4から各色のインクが供給されている
。また、多数の導線を配列して埋設した可撓性絶縁ケー
ブル5A〜5Dを介して、記録データに対応した駆動信
号が供給される。
かかる構成のキャリッジ1を2本のガイドレール8上に
載せて、キャリッジ1に連結された無端ベルト9をパル
スモータ10により駆動することにより、キャリッジ1
を矢印X方向に往復走行させて主走査を行なう。また、
ローラ対13.14により展張した記録紙12を、ロー
ラ対14に連結したパルスモータ15により矢印Y方向
に給送して副走査を行い、記録紙12上に各記録ヘッド
2A〜2Dより吐出させた各色インクによりフルカラー
のドツト画像を記録する。
本実施例では、1主走査分の記録が完了した後は、直ち
に1主走査分の紙送り(副走査方向)を行わず、再度キ
ャリッジlを主走査方向に移動させて、記録紙12上の
同一位置に2回目の記録を行なう。この後、1主走査分
の紙送りを副走査方向に行なって、次の記録に備える。
上記の重複記録は記録ヘッド2A、2Bによるシアンお
よびマゼンタ画像の記録において行なうが、各色の2回
の記録それぞれにおいて後で詳述する画像処理を行ない
、記録紙上に1回目に記録されたドツト(シアン或はマ
ゼンタ)と2回目に記録されたドツト(シアン或はマゼ
ンタ)とが互いに重ならないか、重なったとしても重な
りが少ないように制御される。
このシアンおよびマゼンタの重複記録の際、記録ヘッド
2C,2Dによるイエロー及びブラックの記録は1回だ
け行われる。これはイエローの粒状性が視覚的に目立た
ないこと、ブラックは通常フルカラーのハーフトーン画
像の明部に配録を行なわないので、やはり目立たないこ
とによる。
これによって、記録紙12に記録されるインク量を減ら
すことにより、記録紙12のインク吸収性の限界を越え
た場合の画像のムラやにじみを防止できる。
なお、本実施例で用いるシアンあるいはマゼンタのイン
クの1ドツトの反射濃度(補色フィルタ濃度)は0.5
〜O38が好ましい。これは重複(2回)記録時のベタ
画像部において、1,1〜1.5の必要十分な反射濃度
が得られる(なお、1回記録のベタ画像部の反射濃度は
0.6〜09である)こと、また粒状性の目立たない1
ドツトの反射濃度が0.8以下(300〜400dpi
の記録密度において)であることが実験的に確かめられ
ていることによる。
なお、イエロー及びブラックのインク濃度は、1回の画
像記録におけるベタ画像部の反射濃度が1.1〜1.5
になる一般的なインクである。
[バブルインクジェット記録装置の説明(第2図、第3
図)] 第2図は本実施例のバブルインクジェット記録装置の概
略構成を示すブロック図である。
ここで、20はR(赤)、G(緑)、B(青)の3色の
画像信号(各色8ビット)を供給するホストコンピュー
タ、21は人出力インタフェース(I /F)で、本実
施例の記録装置とホストコンピュータ20との間でのイ
ンターフェース制御を実行している。22は記録装置全
体の制御を行なうcpu、22aはCPU22の制御プ
ログラムや各種データを記憶しているROM、22bは
CPU20のワークエリアとして使用されるRAMであ
る。23は各種の画像信号処理を行なうイメージプロセ
ッサ(I/P)、24はパスラインである。
イメージプロセッサ23より出力された2値化儒号によ
りバッファ25を介して記録ヘッドドライバ26が駆動
される。また入出力インタフェース(Ilo)27を介
してキャリッジ駆動用モータ10及び記録紙搬送用モー
タ15を駆動するモータドライバ28が制御される。
第3図は第2図のイメージプロセッサ(丁/P)23に
おける画像信号処理の流れを示すブロック図である。
B(青)、G(縁)、R(赤)の各色の人力画像信号(
例えば、各色それぞれ8ビツト)は、入力ガンマ補正部
30で原稿の輝度信号から対数変換により画像濃度信号
に変換されるとともに、補色のY、(イエロー)、M、
(マゼンタ)1C(シアン)信号に変換される。次に色
補正部31で、原稿読取り系とインクの分光特性を補正
して、忠実な色再現を得るための色補正が行なわれる。
次に、黒生成及びUCR部32で、Yo。
Mい1cmの3色信号からK(黒)信号が生成されると
共に、K信号に相当するY、M、C成分が取り除かれる
UCR(下色除去)が行なわれ、各色成分信号Y。+ 
Mn + Cn I Knが出力される。
次に、このU CR処理が施された画像濃度信号は、8
力ガンマ補正部33でガンマ補正テーブルに基づいて、
Y、M、C,にの4色に対しガンマ補正が行なわれる。
こうして、ガンマ補正された画像信号(Y、、M、、C
,、に、)は、中間調処理部34で2値化手法として誤
差拡散法を用いて2値化され、画像信号(Y、M、C,
K)を記録部に出力して画像の記録が行われる。
[中間調処理部の説明 (第4図〜第8図)]第4図は
中間調処理部34の概略構成を示すプロ1ツク図である
。なお、この回路はY、M、CKの各色に対応して、中
間調処理部34に4組設けられている。
入力信号100は閾値設定回路40と2値化回路41と
判定回路42に入力される。閾値設定回40では、判定
回路42かも出力された判定信号400 (ここでは1
ビット信号である)と、入力信号100により2値化の
ための閾値を設定し、閾値信号200を2値化回路41
に出力する。この2値化回路41では、閾値設定回路4
0から出力された閾値信号200により入力信号100
が2値化され、2値信号300を出力する。また、判定
回路42では、2値信号300と入力信号100により
2値化しようとする注目画素周辺の既に2値化した領域
を参照し、その領域中でオンになっているドツトが存在
するか否かが判定され、判定信号400を出力する。2
値化回路41より出力される2値信号300は、記録部
に送られドツトのオン・オフにより画像形成が行なわれ
る。
第5図は第4図に示された閾値設定回路40の詳細を示
したブロック図である。
判定回路42から出力された判定信号400はセレクタ
50に入力され、判定信号400に基づいて閾値200
が設定される。セレクタ5oでは判定信号400が°“
1 ”ならば閾値T、=300を選択し、” o ”で
あれば閾値T2=127を選択して、閾値信号200と
して2値化回路41に出力する。なお、ここではT、=
300としたが、T1は入力信号100の最大値よりも
大きな値であればよく、またT、=127としたが、そ
れ以外の値でもよい。
第6図は第4図の2値化回路41の詳述を示すブロック
図である。この2値化回路41では、第3図の出力ガン
マ補正部33から出力された各色信号を誤差拡散法に基
づいて2値化処理するが、簡単のために1色の2値化信
号処理について説明する。
第6図において、出力ガンマ補正部33より出力された
信号100(注目画素1農度)は、エラーバッファメモ
リ60に保存されている誤差E(注目画素に配分された
誤差の総和)と加算器61で加算され、その結果として
誤差補正済信号210が出力れさる。この誤差補正済信
号210は比較器62に入力され、ここで前述した閾値
設定回路40よりの閾値信号200と比較される。そし
て、誤差補正法信号210が閾値信号200よりも大き
ければ”’l”、小さければ°°0°°が2短信号30
0として出力される。
一方、変換器63では、出力された2短信号300を入
力し、” o ”ならばそのままの値を、また°l°°
ならばD wax”に変換した値を信号220として演
算器64に出力する。この演算器64では、誤差補正法
信号210と信号220を入力し、それら2つの信号差
分を計算して差分信号230(△E、、)として誤差配
分器65に出力する。この差分信号230は誤差配分器
65に入力され、ここで誤差拡散マトリクスに基づく誤
差配分係数α51を乗算して重みづけが行なわれた後、
エラーバッファメモリ60内の所定の画素位置の誤差に
加算される。
誤差配分係数K klは、例えば第7図(A)(B)に
示す2つを用いる。第7図において、Xは注目画素位置
(I、J)に対応している。誤差配分係数KK+は選択
信号Sに従って、セレクタ66により誤差配分係数67
(第7図(A)に相当)または誤差配分係数68(第7
図(B)に相当)が選択される。
以上の操作を繰返すことにより、誤差拡散法により2値
化が行なわれる。本実施例では入力信号100を8ビツ
トで扱っているので、 D□、=255 としているが、入力信号100をmビットで扱うならば
、 D、、、=2m−’ +2°−2+ 2 + ・−−+
 2゜となる。
第8図は第4図に示す判定回路42の概略構成を示すブ
ロック図である。
2値化回路41より出力される2値信号300は、ライ
ンバッファ70にシリアルに入力されると同時に、先頭
の5画素がラッチ75a〜75eにラッチされる。また
ラインバッファ70から読出された信号も、ラインバッ
ファ71に入力されると同時に、ラッチ76a〜76e
にラッチされる。つまり、今から処理しようとする注目
画素の位置を(I、J)とすると、その周辺の画素位置
(I−2,J−2)   (1−1,J−2)(I、J
−2)   (I+l  J−2)、(I+2、J−2
)、(I−2,J−1)、(I−IJ−1)   (I
、J−1)   (I+l、J−1)、(I+2.J−
1)   Cl−2,J)、(I−1,J)の12画素
分の2値化済データが各ラッチ回路にラッチされること
になる。
こうしてラッチされた12画素分のデータはOR回路7
2に入力される。ここで12画素分のデータの論理和か
取られ、その結果が信号520として出力される。
入力信号100は比較器62に入力されて閾値D=20
と比較され、信号100が閾値りよりも大きいならば1
” または小さいならば°゛O″が選択信号510とし
てセレクタ73に出力される。これにより画像の濃淡が
判別されて閾値設定回路40に出力される。以下、この
動作について説明する。
セレクタ73では選択信号510の値により、選択信号
510が°°0゛ならばOR回路72よりの信号520
を、” l ”ならば信号530を選択して、判別信号
400として出力する。但し、セレクタ73に入力され
ている信号530の値は” o ”である。つまり、画
像濃度の低い画素に対しては、注目画素周辺の2値化済
データを調べ、その中にドツトをオン(” l ” )
にする信号があればOR回路72の出力信号520は°
゛1゛°となるので、閾値設定回路40への判別信号4
00は°゛1°゛となる。これにより第5図に示すよう
に、閾値設定回路4oでは閾値”r、=300を選択す
るので、注目画素のドツトは必ずオフとなる。また、こ
の時、注目画素の周囲にドツトをオンする信号がなけれ
ば信号520は°゛O″となるので、閾値設定回路40
では閾値T2=127を選択して2値化処理が行われる
また、画像濃度の高い画素に対しては、セレクタ73に
より信号530 (=O)が選択されるため、閾値設定
回路40では閾値T2=127を選択して2値化処理が
行われる。
[バブルインクジェット記録装置の動作説明(第9図〜
第11図)コ 第9図に本実施例のバブルインクジェット記録装置にお
ける画像信号処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップ5101でフラグFを0°°にリセット
する。次いで、ステップ5102でRG、Bの3色の画
像信号を入力し、ステップ5103でR,G、Bの輝度
信号をC,M、Yの画像濃度信号に変換する。ステップ
5104で色補正を行ない、ステップ5105で黒生成
およびUCR処理を行なう。これにより、C,M、Yの
3色信号からC,M、Y、にの4色信号に変換される。
この4色信号はステップ5106でバッファメモリ25
に一時記憶される。
ステップ5107でフラグFが0°°の場合(重複記録
における1回目の記録の場合)、ステップ5107の判
別によりステップ5109において第10図(A)で示
された特性を有するデータによりガンマ補正が行なわれ
ろ。次にステップ5illで選択信号Sに応じて誤差配
分係数が選択されるが、最初は選択信号SがフラグFに
対応して°“0′°であるので、第7図<A)の誤差配
分係数67が選択される。ステップ5112では、この
誤差配分係数67を用いた2値化処理が行なわれ、ステ
ップ5113でC,M、Y、にの4色の2値化信号を記
録部に出力して、重複記録の1回目の記録を行なう。
次いで、ステップSl 14でフラグFが+1されてl
゛となり、重複記録の2回目の記録工程に入る。次に、
ステップ5115の判別に従ってステップ5107へ進
み、ステップ5107の判別においてフラグFが°1°
゛なのでステップ5108へ進む。ステップ5108で
画像信号かC2M色の場合には、ステップ5109で第
10図(A)の特性を有するガンマ補正テーブルが選択
される。一方、ステップ5108で画像信号がY、に色
の場合にはステップ5110で第10図(B)の特性を
有するガンマ補正テーブル(入力画像の濃度信号に関わ
らず出力画像濃度1号が°°○゛°)が選択される。こ
のようにしてステップ5109とSl 10で、ステッ
プ5106でバッファ25に記憶された画像信号に対す
る出力ガンマ補正が行なわれる。
次にステップ5111において、選択信号SをフラグF
に対応して1゛°とし、第7図(B)の誤差配分係数6
8が選択する。ステップ5112では、この係数を用い
た2値化処理が行なわれ、ステップSl 13でC,M
、Y、にの4色の2値化信号が記録部に出力され、重複
記録の2回目の記録を行なう。ここでY、には第10図
(B)に示された特性を有するガンマ補正テーブルによ
り出力画像濃度信号が“0゛に変換されているので、実
際には記録されることはない。
次いで、ステップ5114でフラグFが+1されて”2
°°となってステップ5115よりステップ5116に
進み、ステップ8116の判別に従って画像信号が終了
していなければステップ5101に戻る。
以上の処理は画像信号が終了するまで行なわれる。
本実施例におけるシアンあるいはマゼンタ画像の人出力
特性(画像濃度信号レベルに対する記録画像濃度(0,
D値)特性)を第11図に示す。
第11図のaは1回記録による記録濃度(0,D値)特
性、bは2回記録によるO、D値特性を示している。
本実施例における画像信号処理のフローチャートは、第
1の実施例の第9図のフローチャートにおいて、ステッ
プ5111の誤差配分係数を選択する処理がない点を除
き、同様な画像処理が行なわれる。
以上のような画像信号処理により、シアンあるいはマゼ
ンタの記録において、記録紙12の同一位置を2回主走
査記録する際、各記録走査に対応して誤差配分係数が選
択され、2値化処理が行なわれる。これにより、重複記
録された記録ドラ)・が互いに画像明部で重ならないが
、重なりが少ないように制御される。
また本実施例においては、注目画素の周囲の2値化済デ
ータを調べることにより、画像の濃度の低い部分で周囲
にドツトがある場合に強制的にドツトをオフとするので
、ドツトとドツトが近接して打たれる現象を防止するこ
とができる。これにより、画像の品位を向上できるばか
りでな(、上述したように、重複記録のドツトが重なら
ないか重なりが少ないように制御するために多大の効果
がある。
なお、本実施例においてはシアンとマゼンタの重複記録
に同一の誤差配分係数を用いたが、シアンとマゼンタの
記録ドツトの重なりが少なくなるような異なる誤差配分
係数な各色毎に設けた方が粒状性2色再現性の点で良好
な画質が得られる。
また、イエローとブラックの記録に用いられる誤差配分
係数も、同様の理由により他の色と異なるものを用いた
方が好ましい。
なお、本実施例では2回の重複記録を行なっているが、
これを3回の重複記録に応用することは容易である。こ
のとき、シアンあるいはマゼンタのインクとして、1ド
ツトの反射濃度が0.4〜0.6のものを用いる。また
この場合、シアンあるいはマゼンタの3回の記録それぞ
れに対応して3つの誤差配分係数が選択されることにな
り、これら3回の重複記録では2回の重複記録よりさら
に粒状性に優れた良好な画質が得られる。
[第2の実施例 (第13図〜第14図)]この第2の
実施例では、第1の実施例と異なる部分についてのみ説
明する。第13図は第2の実施例の閾値設定回路40a
の概略構成を示すブロック図である。
判定回路42から出力された判定信号400と入力信号
100はROM80に入力される。このROM80は判
定信号400が”Oooで、カッ信号100が“1”以
上゛5”未満の場合°°0°゛を出力し、判定信号40
0が0゛°で、かつ信号100が5”以上°゛15°゛
15°゛未満1 ”を出力している。さらに、判定信号
400が“0゛°でかつ信号100が゛°15°°以上
“°30”未満の場合には°2°°を、判定信号400
が“°0゛°で、かつ信号100が°”30°°以上の
場合゛3°°を出力している。また、判定信号400が
°゛1゛°の場合は、信号100の値に拘らず“4°°
を信号110として出力する。
こうしてROM80から出力された信号110はセレク
タ81に入力され、信号110の値により、信号110
が“0”ならばRAM82からの信号120が、信号1
10が°゛0”ならばRAM83からの信号130が、
信号110が°゛2゛°ならばRAM84からの信号1
40が、信号110が“3°°ならば信号150が、信
号110が4”ならば信号160が選択され、閾値信号
200として2値化回路41aに出力される。
ここで、RAM82には20”以上パ230゛以下の一
様乱数列(整数)が格納され、同様にRAM83には“
°30”以上” 220°°以下、RAM84には°’
 50 ”以上” 200°゛以下、RAM85には°
’ 80 ”以上”170’“以下の一様乱数列(整数
)が格納されている。また信号160の値は“255“
°としている。
上記のように、画像濃度が低い部分では乱数の発生範囲
を広くし、濃度が上るにしたがって乱数の発生範囲を狭
(していったほうがよい。また、信号160は°゛25
5”以上の値であれば良い。
また、画像濃度が°0°°の部分はドツトの発生を防ぐ
ために、濃度が°°O゛°ならば、固定閾値(例えば1
27)を閾値信号200とする。
これにより、例えば文字部分の背景部で発生するドツト
を防止できる。
以上のような構成において、画像濃度の低い部分で、あ
る確立で2値化の閾値を下げることにより、画像濃度の
低い部分で発生していたドツトが打たれず白く抜ける現
象を防止できる。さらに、画像濃度に応じて閾値の大き
さを制御することで、文字部分の劣化を抑制でき、また
画像の滑らかさも保つことができる。
更に、閾値に乱数を用いているので2値化後の画像濃度
の低い部分の均一性が増す。
第14図は第2の実施例の2値化回路41aの概略構成
を示すブロック図である。
この2値化回路4Laでは誤差拡散法に基づき2値化を
行なうが、第6図に示す第1の実施例の2値化回路41
と異なる点は、誤差配分係数は1種類(例えば第7図(
A)の67を用いる)のみで第6図のセレクタ66によ
る誤差配分係数の選択は行なわない点にある。
この実施例において、シアン(あるいはマゼンタ)の重
複記録の各記録走査において、画像明部で記録ドツトが
互いに重ならないか、重なりが少なくなるのは閾値に乱
数を用いているためである。これにより、誤差配分係数
を共通して用いても重複記録後、記録紙12の同一位置
にドツトが重なって記録される確率は少なくなる。
以上のような画像信号処理により、第1の実施例と同様
に、重複記録された記録ドツトが互いに画像明部で重な
らないか、重なりが少ないようにIII i卸される。
また、この実施例では従来の誤差拡散法の問題点のひと
つである画像濃度の低い部分で全くドツトが打たれない
部分が発生(第15図に説明図を示す)する問題を解消
すると共に、注目画素の周囲の2値化済データを調べる
ことにより、画像の濃度の低い部分で発生するドツトと
、ドツトに近接して打たれる現象を防止することができ
る。これにより、画像品位を向上できるばかりでな(、
重複記録のドツトが重ならないか、重なりが少ないよう
に制御するのに多大の効果がある。
従来の誤差拡散法の問題の1つとして、画像濃度が低い
場合に、第15図に示すように、ドツトが全く打たれな
い白抜は部分が発生し、それが画像の品位を著しく低下
させるという欠点があった。この原因としては、誤差拡
散法により画像濃度の低い部分く輝度信号が大きい部分
)を2値化し、た場合、2値化時の周囲に拡散される正
の誤差が小さいため、注目画素に集まる正の誤差も小さ
くなり、注目画素がなかなか2値化の閾値を越えるよう
な値にならないためである。
よって、この第2の実施例では、画像濃度の低い部分で
全くドツトが打たれない部分が発生する問題を解消する
とともに、注目画素の周囲の2値化済みデータを調べる
ことにより、画像濃度の低い部分で発生するドツトとド
ツトとが近接して打たれる現象を防止することができる
。このため、画像品位を向上できるばかりでなく、重複
記録のドツトが重ならないか、重なりが少ないように制
(卸できるという効果がある。
(以下余白) [第3の実施例 (第16図〜第17図)コ第16図は
本発明の第3の実施例を示し、バブルジェット記録方式
によるキャリッジ移動型のフルカラープリンタの記録部
の外観斜視図を示している。
第16図に示す記録部を制用するための制御ブロック図
は前述の第2図に示し、画像信号処理の流れは第3図の
ブロック図で示されている。また、中間調処理部の構成
は前述した第4図に、閾値設定回路のブロック図は第5
図に22値化回路のブロック図は第6図に、誤差配分係
数は第7図に、判定回路のブロック図は第8図に、出力
ガンマ補正に用いるガンマ補正テーブルは第10図にそ
れぞれ示された構成と同じであるため、その説明を省略
する。
第16図において、キャリッジ1上にマルチノズル(例
えば128ノズル)の記録ヘッド3A〜3Fを配列して
設け、3A、3Bはシアン、3C,3Dはマゼンタのそ
れぞれ薄いインク濃度のインクを吐出させ、3Eはイエ
ロー、3Fはブラックのそれぞれ濃いインク濃度のイン
クを吐出させる。50A〜50Fのそれぞれは、対応す
る各記録ヘッドを画像信号に応じて駆動するための電気
信号を供給するケーブルである。
本実施例では、第1図示装置における重複記録は行なわ
ず、キャリッジの1回の移動による記録(主走査)によ
りシアンおよびマゼンタのそれぞれ薄いインクを記録紙
上に同時記録する。ここで、同一色の薄いインクを吐出
させる2個の記録ヘッドを、シアンおよびマゼンタ色の
ヘッドに限っている理由は第1の実施例で述べたものと
同じである。
第17図に第16図に示すバブルインクジェット記録装
置における画像信号処理のフローチャートを示す。
ステップ8201〜206は第9図の説明にあるステッ
プ8101〜106に対応しているため説明を省略する
ステップ5207でフラグFが“°0゛°の場合には、
Y、M、C,にの4色の画像信号について2値化処理を
行ない、対応する記録ヘッドに信号を出力する。ステッ
プ5207でフラグFが°゛llパ合には、Y、にの画
像信号は2値化処理を行なわず、M、Cの画像信号につ
いてのみ2値化処理を行なって対応する記録ヘッドに信
号を出力する。したがって、YKの画像データは各1色
でM、Cの画像データはそれぞれ異なる2種類のデータ
で記録紙12上に記録される。なお、ステップ5210
では、フラグFの値に対応して選択信号Sを出力しくF
=OならばS=O,F≠0ならば5=1)、この選択信
号Sの値に対応して誤差配分係数が選択される。
この第3の実施例では、第1の実施例のような重複記録
を行なわないので、従来例と同じ記録速度が得られると
共に、第1の実施例で得られる画質と同等の粒状性に優
れた高品位な記録画像が得られる。
[第4の実施例 (第18図)] 第4の実施例のインクジェット記録装置の記録部の構成
は、第16図に示す第3図の実施例のフルカラープリン
タと同じである。また第3の実施例の場合と同様に、こ
の装置を制(耳するための制御ブロック図は第2図に、
画像信号処理のブロック図は第3図に、中間調処理部を
詳述するブロック図は第4図に、判定回路のブロック図
は第8図に、aカガンマ補正に用いるガンマ補正テーブ
ルは第10図にそれぞれ示された構成と同じであるため
、それらの説明を省略する。
第3の実施例と異なる点は、本実施例に用いる閾値設定
回路のブロック図が第18図に示すもので、セレクタ5
2は選択信号Sにより、シアンあるいはマゼンタの各2
個の記録ヘッドそれぞれに対応して閾値T、=64ある
いはT a = 192を選択する。この選択された閾
値と閾値T、=300のいずれかが判定信号400によ
り更に選択され、閾値信号200が2値化回路53に出
力される。また、2値化回路のブロック図は第14図と
同じものを用い、誤差配分係数は例えば第7図(A)の
誤差配分計数67を用いる。
また、画像信号処理のフローチャートは一部を除いて第
3の実施例における第17図のフローチャートと同じに
なり、この第4の実施例では第17図のステップ521
0の誤差配分係数の選択かない点のみが異なる。
[第5の実施例 (第19図〜第22図)]本実施例の
記録装置の記録部の構成は、第16図に示す第3の実施
例のフルカラープリンタと同じであり、制御ブロック図
は第2図と、中間調処理部は第4図と、閾値設定回路を
詳述するブロック図は第5図と、2値化回路のブロック
図は第6図と同じであり、誤差配分係数は第7図(A)
の67と、判定回路42のブロック図は第8図と同じで
あるため、それらの説明を省略する。
前述した第1〜第4の実施例と異なる点は、第3図の画
像信号処理の出力補正部33と中間調処理部34ブロッ
ク図の一部が第19図に示すブロツク図のようになって
いる点と、出力ガンマ補正部35で用いるガンマ補正テ
ーブルが第20図に示すガンマの異なる2つのテーブル
を有する点である。
第19図において、黒(K)信号生成およびUCRが行
なわれた後のY、M、C,にの4色の画像濃度信号(y
u〜に、)は、出力ガンマ補正部35でガンマ補正が行
なわれる。このときシアンの2個の記録ヘッド(3A、
3B)それぞれに対、窓して、第20図に示す■または
■のガンマ補正テーブルが用いられる。マゼンタについ
ても同様である。また、イエロー及びブラックの記録ヘ
ッド(3E、3F)については第20図の■のガンマ補
正テーブルが用いられる。こうしてガンマ補正された4
色分、計6種類の画像、農産信号(Yo、MMo“、c
o、co”、に。)は、中間調処理部36で誤差拡散法
を用いて2値化され、後段の記録部に出力されて記録さ
れる。
本実施例においては、シアン(あるいはマゼンタ)の2
 ([!itの記録ヘッドそれぞれに異なるガンマ補正
テーブルを対応させて、同一レベルの入力画像濃度信号
に対して各記録ヘッドの出力画像cR度傷信号レベルを
異ならせたものである。これによって、中間調処理部3
6において誤差配分係数や誤差拡散マトリクスサイズと
いった2値化パラメータが同一であっても、中間調処理
部36からの2値化信号出力により記録されたシアン(
あるいはマゼンタ)の2(固の言己録ヘッドによるドツ
トが、画像明部で重ならないか、重なりの少ないものと
なる。
本実施例において、第20図の■、■のガンマ補正テー
ブルに代えて第21図の■、■に示すガンマ補正テーブ
ルを用いても良い。この他種々の変(列が用いられる。
第22図は第5の実施例の画1&信号処理を示すフロー
チャートである。
画像信号処理の流れは第4図とほぼ同様であるため、異
なる部分のみ説明する。
ステップ5307でフラグF(選択信号Sに対応してい
る)が°゛0°°か°゛l“°かにより出力ガンマ補正
テーブルを選択する。このとき選択信号が°゛1°゛で
、Y、にの画像信号の場合にはステップ5308からス
テップ5314に進み、2値化処理を行なわず記録部に
も信号を転送しない。
[第6の実施例 (第23図)] 第23図は本発明の第6の実施例の記録部の構成を示す
図で、ライン型のサーマルヘッドを用いた面順次方式の
熱転写記録装置に本発明を適用したちのである。
第23図において、230はライン型のサーマルヘッド
、231は3色のインクシート、232は記録紙、23
3はプラテンローラである。インクシート231はフル
カラー1ページ分の記録に対し、シアンが01と02、
マゼンタがMlと〜I2、イエローがY、ブラックがK
で示された、合計6ペ一ジ分のインク転写面を有する。
シアンC1、C2及びマゼンタMl、M2のインクが塗
布されたインクシート部分は、記録紙232に転写され
た1ドツトの反射濃度が約0.8になるように構成され
ている。また、イエローY及びブランクにのインクが塗
布されたインクシート部分は、同様に1ドツトの反射濃
度が約1.4になるように構成されている。
第23図において、例えばシアン画像の記録の際には、
先ず記録紙232の記録面とインクシート231のシア
ンC1を重ねて送りながら、記録ヘッド230によりシ
アンC1に対応する2値化信号に基づき1回目の記録を
1ペ一ジ分行なう。
その後、1ペ一ジ分記録紙232を元の位置に戻し、記
録紙232の記録面とインクシート231のシアンC2
を重ねて送りながら、記録ヘッド230でシアンC2に
対応する2値化信号に基づき2回目の記録を1ペ一ジ分
行なう。以下、マゼンタMl、M2、イエローY、ブラ
ックにの記録も同様にして行なう。
このようにして記録紙232上に、粒状性に優れたフル
カラー画像を得ることができる。
第23図に示す記録部を制御するための制御ブロック図
は第2図に示し、画像信号処理のブロック図は第9図、
中間調処理部を詳述するブロック図は第4図、閾値設定
回路を詳述するブロック図は第13図、2値化回路のブ
ロック図は第14図とそれぞれ同じなので、それらの説
明を省略する。
第24図に第23図の装置における画像信号処理のフロ
ーチャートを示す。
ステップ5301−3305は第9図のフローチャート
のステップ8101〜5105に対応する。ステップ5
306でC,M、Y、にの4色信号は、それぞれ最適な
出力ガンマ補正が行なわれた後、ステップ5307で4
色分のページメモリ(バッファ25)に−時記録される
次いで、ステップ5308でバッファ25のページメモ
リから読出されたシアンCの画像濃度信号は、第13図
に示す閾値設定回路を用いて、第14図に示す2値化回
路により2値化処理が行われて、2短信号に変換される
次にステップ5309でシアンC1の2値化信号が第2
3図に示す記録部へ出力され、シアン01画像の記録が
行なわれる。シアンC1の画像信号の記録が終了すると
ステップ5310の判別に従ってステップ5311へ進
み、フラグFの値が“1°°となり、シアンC2の記録
工程へ入る。
フラグFが1゛のときステップ5307においてページ
メモリから読出されたCの画像濃度信号の場合と同様に
2値化処理が行なわれ、シアンC2の2値化信号として
記録部へ出力され、シアンC2画像の記録が行なわれる
以下同様にして、フラグFが°゛2“°のときマゼンタ
M1、” 3 ”のときマゼンタM2、” 4 ”のと
きイエローY、” 5 ”のときブラックにの画像記録
が行なわれる。
こうして、ステップ$312でフラグFが” 6 ”に
なると画像信号処理が終了する。
以上、本実施例に適用する2値化処理方法は、前述のよ
うに条件付決定型デイザ法が好適であるが、このなかで
も誤差拡散法(平均誤差最小法と同じ)が最適である。
この他メツシュ内画素配分法、多段分割量子化法、ME
CCA法 CAPIX法なども適用できるのは勿論であ
る。
また本実施例において、単一記録ヘッドによる重複記録
の各記録に対応して、あるいは複数記録ヘッドによる同
時記録における各記録ヘッドの記録に対応して、2値化
処理条件を変化させることにより、同一色の薄いインク
により重ね記録されたドツトが互いに少なくとも画像明
部で重ならないか、重なりが少ないようにしている。上
記の2値化処理条件は以下の方法の1つ或いは組み合わ
せを用いる。
■誤差拡散マトリクスの誤差配分係数あるいはサイズを
変化させる。
■閾値に乱数を用いる。
■固定閾値のレベルを変化させる。
■出力ガンマ補正部においてガンマを変化させる。
以上の説明したように本実施例によれば、中間調記録画
像の明部、特にハイライト部において粒状性が極めて良
好で、かつ階調性および解像力に優れた記録画像が得ら
れる効果がある。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、階調性と解像度に
優れ、かつ粒状性の極めて良好な画像が得られる効果か
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例であるキャリッジ移動型
のフルカラーインクジェット記録装置の記録部の外観斜
視図、 第2図は第1図示の装置の制御部の概略構成を示すブロ
ック図、 第3図は第1図示の装置の画像信号処理を示すブロック
図、 第4図は第3図の中間調処理部の詳細構成を示すブロッ
ク図、 第5図は第4図の閾値設定回路の詳細構成を示すブロッ
ク図、 第6図は第4図および第5図の2値化回路の詳細構成を
示すブロック図、 第7図(△)(B)は誤差配分係数の具体例を示す図、 第8図は第4図の判定回路の詳細構成を示すブロック図
、 第9図は第1の実施例の画像信号処理を示すフローチャ
ート、 第10図(A)(B)は出力ガンマ補正に用いるガンマ
補正テーブルのデータ例を示す図、第11図は第1の実
施例のシアンあるいはマゼンタ画像の入圧力特性を示す
図、 第12図(A)従来例の記録ドツトの状態を説明するた
めの図、第12図(B)は本実施例における記録ドツト
の状態の説明するための図、第13図は第2の実施例に
おける閾値設定回路のブロック図、 第14図は第2の実施例における2値化回路のブロック
図、 第15図は従来の問題点を説明するための図、第16図
は第3の実施例であるキャリッジ移動型のフルカラーイ
ンクジェット記録装置の記録部の外観斜視図、 第17図は第3の実施例の画像信号処理を示すフローチ
ャー1・、 第18図は第4の実施例の閾値設定回路のブロック図、 第19図は第5の実施例の画像信号処理部の構成を示す
ブロック図、 第20図は第19図の出力ガンマ補正に用いるガンマ補
正テーブルのデータ例を示す図、第21図は第20図と
異なるガンマ補正テーブルのデータ例を示す図、 第22図は第5図の実施例における画像信号処理を示す
フローチャート、 第23図は第6の実施例である面順次方式の熱転写記録
装置の記録部の外観斜視図、そして第24図は第6の実
施例の画像信号処理を示すフローチャートである。 図中、1・・・キャリッジ、2,300・・・記録ヘッ
ド、4・・・インクタンク、12・・・記録紙、10・
・・キャリッジモータ、20・・・ホストコンピュータ
、21・・・インターフェース部、22・・・CPU、
25・・・バッファ、26・・・ヘッドドライバ、30
・・・入力補正、31・・・色補正、32・・・黒生成
及びUCR133,35・・・出力ガンマ補正、34.
36・・・中間調処理、40・・・閾値設定回路、41
.41a・・・2値化回路、42・・・判定回路、50
・・・セレクタ、62・・・比較器、63・・・変換器
、64・・・演算器、65・・・誤差配分器、67.6
8・・・誤差配分係数、65a・・・重み付は回路、2
30・・・サーマルヘッド、231・・・インクシート
、232・・・記録紙、233・・・プラテンローラで
ある。 第2因 第3図 第4図 第5 第7図 CB) 第10図 (△) 第10図 (e) 第 Sr T2 mm 第 2図 4日−イ(運1)1Eイ嘘シ−51 1図 Sで3 t4 第13図 諷峨−判j 第19図 )−,1五1L良厘俸今 第20図 x i JL (*5Lft e! 第21因

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単位面積あたりの記録ドット数を変化させて中間
    調画像を記録可能な記録装置であつて、注目画素周辺の
    所定領域内に記録されるドットが存在するか否かを判断
    する判定手段と、 該判定手段の判定結果に応じて注目画素を2値化する2
    値化手段と、 単一記録ヘッドによる重複記録の各記録に対応して、あ
    るいは複数記録ヘッドによる重複記録に対応して、記録
    ドットの重なりを少なくするように前記2値化手段の2
    値化条件を変化させる制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. (2)単位面積あたりの記録ドット数を変化させて中間
    調画像を記録可能な記録装置であつて、入力画像情報の
    画像濃度に応じて2値化処理の閾値を設定する設定手段
    と、 前記設定手段により設定された閾値を用いて前記入力画
    像情報を2値化する2値化手段と、単一記録ヘッドによ
    る重複記録の各記録に対応して、あるいは複数記録ヘッ
    ドによる重複記録に対応して、前記2値化手段の2値化
    条件を変化させて記録ドットの重なりを少なくするよう
    に制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  3. (3)単位面積あたりの記録ドット数を変化させて中間
    調画像を記録可能な記録装置であつて、注目画素周辺の
    所定領域内に記録されるドットが存在するか否かを判断
    する判定手段と、 前記判定手段から出力された判定信号と、入力画像信号
    の濃度とに応じて2値化処理のための閾値を設定する設
    定手段と、 前記閾値を用いて前記入力画像信号を2値化する2値化
    手段と、 単一記録ヘッドによる重複記録の各記録に対応して、あ
    るいは複数記録ヘッドによる同時重複記録における各記
    録ヘッドの記録に対応して、前記2値化手段の2値化処
    理条件を変化させて記録ドットの重なりを少なくするよ
    うに制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  4. (4)前記2値化手段は誤差拡散法を用いて前記入力画
    像信号を2値化するようにしたことを特徴とする請求項
    第1項乃至第3項のいずれかに記載の記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2103441A2 (en) 2008-03-20 2009-09-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print data generating apparatus, method to generate print data, and computer program product therefor
JP2010241053A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法
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