JPH06339678A - 活性炭再生式浄水器 - Google Patents

活性炭再生式浄水器

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JPH06339678A
JPH06339678A JP15303393A JP15303393A JPH06339678A JP H06339678 A JPH06339678 A JP H06339678A JP 15303393 A JP15303393 A JP 15303393A JP 15303393 A JP15303393 A JP 15303393A JP H06339678 A JPH06339678 A JP H06339678A
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activated carbon
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water
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Takayuki Otani
孝幸 大谷
Junji Tanaka
順治 田中
Toshinori Okura
利典 大倉
Takafumi Oshima
隆文 大嶋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】活性炭再生式の浄水器において、定期的に活性
炭を再生させ、常に高度に浄化された浄水を供給し、活
性炭カートリッジの寿命を延長させることを目的とす
る。 【構成】浄水器は、活性炭を収容した活性炭カートリッ
ジ(84)と、活性炭カートリッジを加熱する電気ヒータ
ー(158)と、電気ヒーターへの通電を制御する制御手
段(180)とを備え、制御手段は予め設定された活性炭
再生時刻にヒーターへの通電を自動的に開始する。再生
時刻は設定スイッチ(192)により変更することができ
る。また、使用者が手動再生スイッチ(194)を押した
時にも再生は開始される。活性炭再生中は、使用禁止の
表示がなされ、脱着された有害成分を含んだ水を誤って
飲用するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、活性炭を随時加熱する
ことにより活性炭を再生し、長期間にわたって浄化能力
を維持するようになった浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】水道水を活性炭に接触させることによ
り、水道水中に溶存するカルキ臭成分(残留塩素)や人
体に有害な有機塩素化合物(トリハロメタンなど)や黴
くさい臭気物質(2メチルイソボルネオールやジオスミ
ン)を除去するようになった浄水器は知られている。
【0003】特公昭51-23817号には、電気ヒーターを備
えた活性炭再生式の浄水器が記載されている。浄水供給
時には、上水はバルブ7から入って活性炭により浄化さ
れ、バルブ8から浄水となって吐出される。活性炭再生
時には、バルブ8を閉じ、スイッチを入れてヒーター6
に通電すると、浄水器内の水は加熱され、活性炭が煮沸
滅菌されると共に、活性炭に吸着された物質は水蒸気の
作用により脱着され、活性炭が再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公昭51-23817号に記
載された浄水器においては、活性炭の再生時には、バル
ブ7を開けると共にバルブ8を閉じ、スイッチを入れて
ヒーター6に通電しなければならない。また、浄水供給
時にはバルブ7から上水が供給されるので、バルブ7は
ホースなどにより水道管に接続しなければならないもの
と考えられるが、活性炭再生時には、加熱により発生し
た熱水と水蒸気はバルブ7から逆方向に排出されるの
で、ただ単にヒーター6に通電するだけでなく、ホース
を水道管から外し、熱水と水蒸気が流しなどに排出され
るようにしなければならないであろう。このように使用
者自身が再生を開始しなければならないと共に、再生の
準備操作が繁雑であるので、使用者はともすれば活性炭
の再生を怠り或いは忘れがちとなり、浄化の不充分な水
を誤って飲用するおそれがある。また、活性炭の再生を
怠ると、活性炭カートリッジの寿命が損なわれ、高価な
活性炭カートリッジの早期交換が必要となる。
【0005】本発明の目的は、深夜などの非使用時に毎
日定時に活性炭を再生することができ、従って、常に高
度に浄化された浄水を供給することの可能な浄水器を提
供することにある。
【0006】他の観点においては、本発明の目的は、活
性炭を定期的に自動再生することにより、活性炭カート
リッジの寿命を延長させ、高度の浄化機能を長期間にわ
たって維持することの可能な浄水器を提供することにあ
る。
【0007】
【発明の構成】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の浄水
器は、上水入口と浄水出口を有し活性炭を収容した活性
炭容器と、活性炭を再生するべく活性炭容器を加熱する
電気ヒーターと、電気ヒーターへの通電を制御する制御
手段とを備えてなり、制御手段は予め設定された活性炭
再生時刻にヒーターへの通電を自動的に開始するように
構成されている。
【0008】このように、本発明の浄水器においては、
毎日定時に自動的に活性炭の再生が行われ、活性炭の浄
化能力が定期的に回復されるので、常に高度に浄化され
た浄水を供給することができ、安心して使用することが
できる。
【0009】再生時刻は制御手段に接続された再生時刻
設定手段により使用者が変更することができ、また、手
動再生スイッチにより再生を開始させることもできる。
【0010】好ましくはこの浄水器には表示手段が設け
てあり、ヒーターへの通電中は再生中であることが表示
され、使用者に使用禁止の警告を提供する。
【0011】この浄水器には活性炭容器の温度を検出す
る温度検出手段を設け、活性炭の再生終了後活性炭容器
の温度が40℃以下に低下した後に表示手段に使用許可
を表示させることができる。
【0012】活性炭再生時刻になっても、前回の再生時
からの浄水器の積算通水量が所定値に達していないとき
には、活性炭の再生を延期させることができる。このよ
うにすれば、活性炭の寿命を延長させることができる。
【0013】好ましくは、この浄水器には活性炭容器へ
の通水を制御する電磁弁を設け、ヒーターへの通電中
や、再生終了後の活性炭冷却中に電磁弁を閉じることに
より、強制的に浄水器の使用を禁止する。
【0014】本発明の他の特徴は、以下の実施例の記載
につれて明らかにする。
【0015】
【実施例】添付図面を参照しながら本発明の浄水器の好
適な実施例を説明する。初めに図1に基づいて本発明の
浄水器の使用例を説明するに、この浄水器10は例えば
流し12を備えた台所カウンター14上に載置して使用
することができる。その場合、流しの既存の任意の水栓
(図示した使用例では、シングルレバー型の湯水混合
栓)16のスパウト18に切換え弁機構を内蔵した蛇口
アダプタ20を取付け、このアダプタ20を上水供給ホ
ース22と浄水吐出ホース24により浄水器10に接続
することができる。アダプタ20のハンドル26を所定
位置に回すと、水栓16からの上水は上水供給ホース2
2により浄水器10に送られ、浄水器で浄化された水は
浄水吐出ホース24からアダプタ20に送られ、その出
口28から吐出される。残留塩素や有害物質や臭気物質
が除去された浄水は飲料水として或いは料理用に使用す
ることができる。ハンドル26を他の位置に回すと、水
栓16からの未処理の上水(又は湯水混合物)は浄水器
を経由することなくアダプタ20の出口28からそのま
ゝ吐出され、野菜や食器の洗浄などの用途に供すること
ができる。図示した使用例では、シングルレバー型湯水
混合栓16には給湯パイプ16Aを介して給湯機(図示
せず)からの湯が供給され、水道管(同じく図示せず)
に接続された給水パイプ16Bから上水が供給されるよ
うになっている。
【0016】次に図2から図5を参照するに、この浄水
器10は、プラスチック製のハウジング30と、このハ
ウジング30にスナップ嵌めされたキャップ32を有す
る。ハウジング30に一体形成された下向きに延長する
例えば6本の脚部34には底板36がねじ38によって
固定してあり、この底板36にねじ止めされた例えば4
個のゴム脚40により浄水器10の荷重は支持される。
【0017】概略的に述べれば、図示した実施例では、
この浄水器10は、水道水中に浮遊する赤錆や微生物な
どの粒子成分を濾過作用により除去するための濾過段4
2と、水道水中に溶存する残留塩素やトリハロメタンや
臭気物質のような有害な或いは不本意な物質を活性炭素
繊維の吸着作用により除去するための吸着段44からな
り、吸着段44の活性炭は電気ヒーターにより随時加熱
され、煮沸滅菌されると共に再生されるようになってい
る。濾過段42は吸着段44の活性炭への粒子成分の負
荷を軽減するためのもので、本発明の目的を達成する上
では不可欠ではなく、省略することができる。
【0018】より詳しくは、濾過段42は複数のねじ4
6によってハウジング30の水平壁48に液密に固定さ
れた逆コップ形のフィルターケース50を有し、このフ
ィルターケース50内には従来型の中空糸膜フィルター
・モジュール52がキャップ54によって位置決めされ
ている。ハウジング水平壁48とこのキャップ54との
間には半径方向分配通路56が確保してあり、この通路
56はハウジング水平壁48に一体形成された下向きに
延長する入口管58に連通している。この入口管58に
は上水供給ホース22が接続されたホース継手60が固
定してあり、上水供給ホース22から入来する上水が分
配通路56内に流入するようになっている。入口管58
には従来型の逆止弁62が配置してあり、中空糸膜フィ
ルター・モジュール52から上水供給ホース22へと上
水が逆流しないようになっている。半径方向分配通路5
6内に流入した上水は、キャップ54の外周に形成され
た星型突起64間の隙間を経て、フィルターケース50
内周と中空糸膜フィルター・モジュール52外周との間
の環状分配通路66に流入し、中空糸膜フィルター・モ
ジュール52の開口68からモジュール52内に入り、
中空糸膜フィルターによって濾過される。濾過された上
水は、キャップ54に形成された出口70から流出す
る。通常の水質条件下で約7年間にわたり交換すること
なく使用することができるようにするため、中空糸膜フ
ィルター・モジュール52は好ましくは約2m2の膜面
積を有する。中空糸膜フィルター・モジュール52に代
えて、他の形式のフィルターを使用してもよい。
【0019】図2および図5からよく分かるように、ハ
ウジング30の水平壁48には、樋形の通路形成部材7
2が液密に固定してあり、水平壁48と協動して上水通
路74を形成している。この通路形成部材72にはドレ
ーンプラグ76が螺合してあり、浄水器10の搬送など
に当りプラグ76を外すことにより通路74の水抜きが
できるようになっている。上水通路74はハウジング3
0と一体形成された上水供給ライザー78に連通してお
り、濾過段42によって濾過された上水はこのライザー
78を介して後段の吸着段44に送られるようになって
いる。図2および図4からよく分かるように、この上水
供給ライザー78は浄水器10の垂直中央面に関して片
側にオフセットしてあり、他方の側には同様にハウジン
グ30と一体形成された浄水吐出ライザー80が配置し
てある。この浄水吐出ライザー80は後述するように吸
着段44の吸着作用によって浄化された浄水を浄水吐出
ホース24に送るためのもので、このライザー80には
ホース継手82が接続してあり、この継手82に浄水吐
出ホース24が装着してある。
【0020】図6および図7を参照するに、吸着段14
は活性炭素繊維が充填された活性炭カートリッジの形の
活性炭容器84を有する。この活性炭カートリッジ84
はステンレス鋼板製の金属缶86からなる。この金属缶
86は、ステンレス鋼板を深絞り成形してなる有底円筒
形の胴体88とステンレス鋼板製の円環形の蓋90から
なり、両者は周縁92に沿って液密に巻締めてある。金
属缶86の耐食性を向上させるため、胴体88と蓋90
の内周面にはテフロンTMがコーティングしてある。蓋9
0には円弧状の複数の上水入口開口94が打ち抜きによ
り形成してあり、ライザー78を介して濾過段42から
送られた水がカートリッジ84内に流入するようになっ
ている。カートリッジ84の中央にはステンレス製の多
孔円筒96が配置してあり、この円筒96の周りには活
性炭素繊維98がバインダーを用いて成型してある。バ
インダー成型の代わりに、活性炭素繊維98の不織布を
ぐるぐると巻き付けて適宜拘束してもよい。さらに、活
性炭素繊維に代えて、粒状活性炭や球状活性炭を使用し
てもよい。活性炭素繊維層98と胴体88との間には上
水入口94に連通する環状の分配通路100が形成して
あり、上水入口94からカートリッジ84内に流入した
上水が多孔円筒96に向かって半径方向内側に活性炭素
繊維層98を通過するようになっている。活性炭素繊維
層98を通過する際、水中に溶存する塩素やトリハロメ
タンや発臭物質は活性炭素繊維に吸着され、除去され
る。活性炭素繊維98によって浄化された浄水は多孔円
筒96内に回収され、カートリッジ84の出口102に
送られる。環状分配通路100と多孔円筒96との間で
流れのショートパスが起こるのを防止するため、活性炭
素繊維充填後、金属缶86の胴体88および蓋90には
環状のV溝型エンボス部104をプレス成形し、これら
のエンボス部104を活性炭素繊維層の上下端面に食い
込ませるのが好ましい。
【0021】図2および図8に示したように、活性炭カ
ートリッジ84はハウジング30の水平壁106に座金
108を介して支持され、マニホールド・アッセンブリ
110によって閉鎖されている。このマニホールド・ア
ッセンブリ110は、上部材112と下部材114に分
割されており、両者は互いに液密に固定されている。下
部材114はライザー78および80の上端に液密に嵌
合されていると共に、それらに支持されている。例えば
7本のねじ116(図4)を用いてハウジング30の水
平壁106に上部材112と下部材114を共締めする
ことにより、マニホールド・アッセンブリ110はハウ
ジング30に固定される。
【0022】図8は図4のVIII−VIII線に沿った断面図
で、図8と図4を参照するに、マニホールド・アッセン
ブリ110の上部材112には細長い膨出部118が形
成してあり、下部材114と協動して上水通路120を
形成している。図8からよく分かるように、この通路1
20は一方においてライザー78に連通していると共
に、他方において下部材114に形成された入口ポート
122に連通している。この入口ポート122は下部材
114とカートリッジ84の蓋90との間に形成された
空間124に開口している。従って、濾過段42の中空
糸膜フィルター・モジュール52によって濾過された上
水は、通路74、ライザー78、通路120、ポート1
22、空間124、金属缶86の上水入口94を介して
環状分配通路100に流入する。
【0023】図2および図4に示したように、マニホー
ルド・アッセンブリ110の上部材112には更に他の
膨出部126が形成してある。この膨出部126には感
温切換え弁128が組み込んであり、従ってこの膨出部
126は感温切換え弁128のハウジングを兼ねてい
る。この膨出部126は、また、マニホールド・アッセ
ンブリ110の下部材114と協動して浄水吐出通路1
30を形成しており、この浄水吐出通路130はライザ
ー80に連通している。
【0024】感温切換え弁128は図9に示したような
感温素子132を有する。この感温素子132は従来型
のもので、熱膨脹性ワックス(図示せず)を収容した本
体133と、2つの弁頭部134および136と、例え
ば3つの摺動ガイド部138と、スピンドル140を有
し、雰囲気温度の上昇に伴いスピンドル140が本体1
33から次第に突出するようになっている。この感温素
子132は図2に示したようにばね受けに作用する復帰
ばね142を介して膨出部126の段付ボアに嵌合さ
れ、そのスピンドル140は膨出部126にねじ止めさ
れたキャップ144に当接させてある。従って、本体1
33と2つの弁頭部134および136との組立体は低
温時には復帰ばね142によって図2において右方に付
勢されているが、温度上昇に伴いスピンドル140が本
体133から突出するにつれてこの組立体は図2におい
て左方に変位する。熱膨脹性ワックスを使用した感温切
換え弁128に代えて、形状記憶合金を使用した感温切
換え弁を用いてもよい。
【0025】マニホールド・アッセンブリ110の上部
材112には活性炭カートリッジ84の出口102に整
列した入口ポート146が形成してあり、活性炭カート
リッジ84から流出する流体に感温素子132が接触す
るようになっている。感温切換え弁128は、流体温度
が50℃以下の時には図2に示したように第1弁頭部1
34により弁座148が閉鎖されると共に第2弁頭部1
36が弁座150を開放し、流体温度が50℃を超える
とスピンドル140の突出に伴い弁座148が開放され
ると共に弁座150が閉鎖されるように設定することが
できる。図4からよく分かるように、感温切換え弁12
8のキャップ144には、スピンドル140から側方に
オフセットした位置において、熱水蒸気排出管152が
形成してあり、この熱水蒸気排出管152は弁座148
(図2)に連通している。図4に示したように、この熱
水蒸気排出管152にはドレーンホース154の一端を
接続することができる。このドレーンホース154はハ
ウジング30の水平壁の開口156を経てライザー80
に沿って下方に延長させ、その他端は図1に示したよう
に流し12まで延長させることができる。
【0026】再び図7を参照するに、活性炭カートリッ
ジ84の缶胴体88の底部には電気ヒーター158が配
置してあり、このヒーターに通電したときに活性炭カー
トリッジ84が底から加熱されるようになっている。ヒ
ーター158としては、ニクロム線を雲母箔で挟んだマ
イカヒーターや、シーズヒータを使用することができ
る。ヒーター158から缶胴体88への熱伝達を向上さ
せるため、ヒーター158と缶胴体88底部との間には
熱伝導性の良いアルミニューム板160を挟持するのが
好ましい。ヒーター158とアルミニューム伝熱板16
0とは、缶胴体88に溶接されたボルト162とナット
164により、アルミニューム放熱板166と共に缶胴
体88に締結されている。
【0027】図7からよく分かるように、缶胴体88の
中央部168は上げ底になっており、この中央上げ底部
168にはその温度検出するためのサーミスタ170が
伝熱関係で接触させてある。サーミスタ170はコイル
ばね172を介して放熱板166に支持されたサーミス
タホルダー174に支持されており、中央上げ底部16
8に弾力接触されている。アルミニューム放熱板166
には、また、クリップにより温度ヒューズ176が伝熱
関係で保持されている。
【0028】再び図2を参照するに、浄水器10のキャ
ップ32の裏には、回路基板178がねじ止めしてあ
り、この回路基板に制御回路180が固定してある。制
御回路180をヒーター158の熱から保護するため、
キャップ32には熱遮蔽板182が装着してある。制御
回路180には電源コード184から交流電力が供給さ
れる。図2に示したように、回路基板178には操作・
表示パネル186が設けてある。
【0029】図10に示したように、サーミスタ170
の出力はリード線188により制御回路180に入力さ
れ、制御回路180は操作・表示パネル186の液晶表
示パネル190とスイッチ192および194に接続す
ることができる。図示した実施例では、制御回路180
はプログラムされたマイクロプロセッサ196を備え、
このマイクロプロセッサ196はソリッド・ステート・
リレー(SSR)198を介してヒーター158への通
電を制御するようになっている。電源回路200の交流
出力は、SSR198、温度ヒューズ176を介して電
気ヒーター158に供給される。
【0030】マイクロプロセッサ196は、予め設定さ
れた所定時刻(好ましくは、深夜の所定時刻)が到来す
ると毎日自動的にヒーター158に通電するようにプロ
グラムされている。図11のフローチャートに示したよ
うに、この時刻は、再生時刻設定スイッチ192を押す
ことにより、例えば1時間単位でインクレメントするこ
とができる。更新された再生時刻は、例えば、“再生ま
で後20時間”のように液晶表示パネル190に表示さ
れる。また、マイクロプロセッサ196は、使用者が手
動再生スイッチ194を押した時にもヒーター158に
通電されるようにプログラムされている。マイクロプロ
セッサ196は、ヒーター158への通電開始後はサー
ミスタ170の出力を監視することによりカートリッジ
84の中央上げ底部168の温度を監視し、この温度に
応じてSSR198と液晶表示パネル190を後述する
ように制御する。
【0031】次に、この浄水器10の作動について説明
するに、浄水供給時には、アダプタ20のハンドル26
を浄水器10側に回して水栓16を開けると、前述した
ように、上水は濾過段42の中空糸膜モジュール52に
より濾過され、次いで吸着段44に送られて活性炭素繊
維98により吸着浄化され、多孔円筒96内に回収され
た浄水は活性炭カートリッジ84の出口102から流出
する。前述したように、感温切換え弁128は出口10
2から流出する流体温度が50℃以下の時には出口10
2を浄水吐出通路130に接続するように設定されてい
るので、多孔円筒96内に回収された浄水は浄水吐出通
路130からライザー80を介して浄水吐出ホース24
に送られてアダプター20の出口28から吐出され、飲
用などに供される。
【0032】活性炭の再生は、所定時刻が到来すると毎
日自動的に行われ、使用者が手動再生スイッチ194を
押した時にはその都度行われる。図12のフローチャー
トに示したように、所定時刻が到来するか手動再生スイ
ッチ194が押されると、マイクロプロセッサ196は
SSR198を励磁し、ヒーター158への通電を開始
させる。同時に、液晶表示パネル190には“再生中”
または“準備中”などの使用禁止表示がなされ、使用者
が誤って浄水器を使用するのを防止する。
【0033】ヒーター158に通電が行われると、活性
炭カートリッジ84の底部は加熱され、活性炭カートリ
ッジ84内に滞留する水は熱水となり、やがて沸騰し始
める。中空糸膜フィルター・モジュール52の入口には
逆止弁62が設けてあるので、活性炭カートリッジ84
内に発生した熱水と水蒸気は、中空糸膜フィルター・モ
ジュール52の方へ逆流することなく、活性炭カートリ
ッジ84の出口102から感温切換え弁128に向かっ
て上昇し、感温素子132に接触する。感温素子132
が50℃以上に加熱されると、弁頭部134と136は
図2において左方に移動し、自動的に浄水吐出通路13
0を閉鎖すると共に、カートリッジ出口102および入
口ポート146を熱水蒸気排出管152に接続するの
で、活性炭カートリッジ84内に発生した熱水と水蒸気
はドレーンホース154を介して流し12に排出され
る。
【0034】活性炭カートリッジ84内に滞留する水が
沸騰するに伴い、活性炭素繊維98は煮沸滅菌されると
共に、活性炭素繊維に吸着された塩素や、沸点が水の沸
点より低いトリハロメタンは熱水と水蒸気の作用により
容易に脱着され、活性炭素繊維が再生される。沸点が水
の沸点より高い2メチルイソボルネオールやジオスミン
のような臭気物質は水蒸気によっては脱着し難い。従っ
て、活性炭素繊維98としては、臭気物質に対する吸着
容量に優れた中心細孔直径2.7nm前後の活性炭素繊
維を使用するのが好ましい。このような活性炭素繊維を
約70g充填すれば、通常の水質条件下で約7年の長期
間にわたり活性炭素繊維カートリッジ84を交換するこ
となく高度の浄化を行うことができる。
【0035】ヒーター158への通電開始後、マイクロ
プロセッサ196はサーミスタ170の出力をチェック
することによりカートリッジ84の温度を監視してお
り、図12のフローチャートに示したようにカートリッ
ジ84の中央上げ底部168の温度が120℃を超える
とヒーター158への通電を終了させる。カートリッジ
84内の滞留水が蒸発するにつれて滞留水の水位が下が
るが、カートリッジ84の中央底部168は上げ底にな
っているので、蒸発と水位低下に伴い先ずこの中央上げ
底部168が滞留水から露出し、他の部分より早く温度
が上昇する。このため、サーミスタ170により検出さ
れる中央上げ底部168の温度が120℃になった時で
も、カートリッジ84の底部には少量の滞留水が残留し
ているので、上げ底部168の温度が120℃になった
時にヒーターへの通電を終了させることにより、活性炭
素繊維の過熱を防止し、活性炭素繊維の焼損と熱劣化を
防止することができる。
【0036】ヒーター158への通電が終了すると、カ
ートリッジ84は放熱により冷却される。感温切換え弁
128の雰囲気温度が50℃以下になると、感温切換え
弁128は自動的にカートリッジ84の出口102を浄
水吐出通路130に接続し、使用時に備える。マイクロ
プロセッサ196は、ヒーター158への通電終了後
も、サーミスタ170の出力をチェックしている。カー
トリッジ84が更に放熱冷却し、サーミスタ170の出
力によりカートリッジ底部168の温度が40℃に低下
したことが検出されると、図12のフローチャートに示
したようにマイクロプロセッサ196は液晶表示パネル
190に“使用可能”又は“READY”と表示させ、浄水
器が使用可能な状態に回復したことを使用者に知らせ
る。
【0037】このように、再生中は、使用者には使用禁
止が表示されるので、活性炭素繊維から脱着された有害
成分を含有した水を使用者が誤って飲用することがな
い。また、活性炭素繊維が充分冷却されるのを待って使
用許可表示がなされるので、活性炭素繊維に対するヒー
トショックを防止することができ、活性炭カートリッジ
84の寿命を延長させることができる。
【0038】図13および図14は、浄水器の第2実施
例を示すもので、第1実施例との相違点は、マイクロプ
ロセッサ196のタイマー機能と流量計202とを利用
し、積算通水量が所定値になっていない場合には、再生
時刻になっても再生を延期しようというものである。流
量計202は羽車の回転によりパルスを発生する公知の
型式のもので、例えば、逆止弁62の近傍に設けること
ができる。図14のフローチャートを参照するに、再生
時刻が到来すると、前回の再生から例えば48時間経過
したかどうかをタイマー機能により判定すると共に、流
量計202によって検出した最新1日の積算通水量が例
えば15リッターを超えているかどうかを判定する。条
件が満たされている場合には、通水量積算値とタイマー
をリセットし、再生を開始する。前回の再生から48時
間経過前であって、最新1日の積算通水量が15リッタ
ー以下である場合には、通水量積算値をリセットし、手
動再生スイッチが押されない限り、再生を延期する。こ
の実施例では、浄水器の使用時間が少ない場合には、再
生頻度が低減されるので、活性炭素繊維の寿命を延長さ
せることができる。流量計202に代えて圧力スイッチ
のような水圧検知手段を配置し、水圧が検出されている
間は浄水器が使用されているとみなし、水圧が検知され
た時間を積算することにより積算通水量を計算してもよ
い。
【0039】図15および図16は、浄水器の第3実施
例を示すもので、第1実施例との相違点は、活性炭再生
中に使用禁止表示をさせる代わりに、電磁弁204によ
り強制的にカートリッジへの通水を遮断しようというも
のである。電磁弁204は、例えば、ライザー78又は
逆止弁62のところに設けることができる。図16のフ
ローチャートを参照するに、ヒーターへの通電が開始さ
れると電磁弁204が閉じられ、カートリッジへの通水
は強制的に遮断される。再生終了後カートリッジの温度
が40℃以下になると電磁弁が開らかれる。
【0040】以上には本発明の特定の実施例について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種
々の設計変更を加えることができる。例えば、図示した
実施例では、制御回路180にはマイクロプロセッサ1
96が使用してあるが、同等の機能を果たすタイマー装
置やサーモスタットを用いてハード結線回路として制御
回路を構成してもよい。また、中空糸膜フィルター・モ
ジュール52は省略することができる。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明は、活性炭
再生式浄水器において、制御回路180のタイマー機能
により電気ヒーターへ158の通電を毎日定時に開始さ
せ、活性炭を自動的に再生するようにしたので、常に高
度に浄化された浄水を供給することができ、安心して使
用することができる。また、活性炭は定期的に自動再生
されるので、活性炭カートリッジの寿命を延長させるこ
とができる。
【0042】また、活性炭再生中は、使用禁止が表示さ
れるので、活性炭素繊維から脱着された有害成分を含有
した水を使用者が誤って飲用することがない。また、活
性炭素繊維が充分冷却されるのを待って使用許可表示が
なされるので、活性炭素繊維に対するヒートショックを
防止することができ、活性炭カートリッジの寿命を延長
させることができる。
【0043】更に、積算通水量を監視し、真に再生が必
要な時だけ再生を行うようにすれば、活性炭カートリッ
ジの寿命を延長させることができる。また、再生中およ
び再生後活性炭が使用可能になるまで電磁弁により通水
を遮断すれば、活性炭カートリッジの寿命をさらに延長
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の浄水器を台所に設置した使用
例を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した浄水器の断面図で、図4
のII−II線に沿った断面を示すもので、中空糸膜モジュ
ールと活性炭カートリッジの半径方向寸法が忠実になる
ように描写してある。
【図3】図3は、図1に示した浄水器の分解斜視図であ
る。
【図4】図4は、図1に示した浄水器の平面図で、キャ
ップを外した所を示す。
【図5】図5は、図1に示した浄水器の底面図で、底板
と活性炭カートリッジを取り外したところを示す。
【図6】図6は、図1に示した浄水器の活性炭カートリ
ッジの平面図である。
【図7】図7は、図1に示した浄水器の活性炭カートリ
ッジの断面図である。
【図8】図8は、図4のVIII−VIII線に沿った断面図で
ある。
【図9】図9は、切換え弁の感温素子組立体の斜視図で
ある。
【図10】図10は、制御回路のブロック図である。
【図11】図11は、図10の制御回路の動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】図12は、図10の制御回路の動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】図13は、第2実施例の制御回路のブロック
図である。
【図14】図14は、図13の制御回路の動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】図15は、第3実施例の制御回路のブロック
図である。
【図16】図16は、図15制御回路の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10: 浄水器 84: 活性炭カートリッジ(活性炭容器) 94: カートリッジの上水入口 102: カートリッジの浄水出口 158: 電気ヒーター 170: サーミスタ(温度検出手段) 180: 制御手段 190: 表示パネル 192: 再生時刻設定スイッチ(再生時刻設定手段) 194: 手動再生スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大倉 利典 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大嶋 隆文 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上水入口と浄水出口を有し活性炭を収容
    した活性炭容器と、活性炭を再生するべく前記活性炭容
    器を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の駆動を制御す
    る制御手段とを備え、前記制御手段は予め設定された活
    性炭再生時刻に加熱手段の駆動を自動的に開始すること
    を特徴とする活性炭再生式浄水器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段に接続された再生時刻設定
    手段を更に備え、使用者が再生時刻を変更するのを可能
    にしたことを特徴とする請求項1に基づく浄水器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段に接続された手動再生スイ
    ッチを更に備え、使用者の意志により再生を開始するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2に基づく浄水
    器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段に制御される表示手段を更
    に備え、加熱手段の駆動中は前記表示手段に浄水器の使
    用禁止を表示させることを特徴とする請求項1から3の
    いづれかに基づく浄水器。
  5. 【請求項5】 前記制御手段に接続され活性炭容器の温
    度を検出する温度検出手段を更に備え、前記制御手段は
    活性炭の再生終了後活性炭容器の温度が40℃以下に低
    下した後に前記表示手段に使用許可を表示させることを
    特徴とする請求項4に基づく浄水器。
  6. 【請求項6】 第1の時間計測手段と流量検出手段を更
    に備え、前記制御手段は、予め設定された活性炭再生時
    刻に積算通水量が所定値に達していないときには、活性
    炭の再生を延期することを特徴とする請求項1から5の
    いづれかに基づく浄水器。
  7. 【請求項7】 前記流量検出手段は流量計であることを
    特徴とする請求項6に基づく浄水器。
  8. 【請求項8】 前記流量検出手段は通水圧力検出手段と
    第2の時間計測手段からなる請求項6に基づく浄水器。
  9. 【請求項9】 前記活性炭は活性炭素繊維からなる請求
    項1から8のいづれかに基づく浄水器。
  10. 【請求項10】 活性炭容器への通水を制御する電磁弁
    を更に備え、前記制御手段は、加熱手段の駆動中は前記
    電磁弁を閉じることを特徴とする請求項1から9のいづ
    れかに基づく浄水器。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、加熱手段の駆動開始
    時に前記電磁弁を閉じ、活性炭の再生終了後活性炭容器
    の温度が40℃以下に低下した時に前記電磁弁を開らく
    ことを特徴とする請求項10に基づく浄水器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051503A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 東洋紡株式会社 水処理装置、水処理システム及び水処理方法

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