JPH063394B2 - 表面汚れを抑えた液面検出回路 - Google Patents

表面汚れを抑えた液面検出回路

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JPH063394B2
JPH063394B2 JP61027472A JP2747286A JPH063394B2 JP H063394 B2 JPH063394 B2 JP H063394B2 JP 61027472 A JP61027472 A JP 61027472A JP 2747286 A JP2747286 A JP 2747286A JP H063394 B2 JPH063394 B2 JP H063394B2
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level detection
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surface contamination
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和弘 菅原
博哲 洪
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カラー静止画像信号からカラーハードコピ
ーを得るようにしたカラー画像記録装置の自動現像装置
などに適用して好適な表面汚れを抑えた液面検出回路に
関する。
[従来の技術] テレビ受像機、VTR、ビデオディスクなどから得られ
るカラー静止画像をハードコピー化する画像記録装置は
種々提案されている。
第12図はその一例を示す内部を省略した概略構成図で
あって、10は画像記録装置のプリンタ部、100は自
動現像装置、200は記録された感光紙の乾燥室であ
る。また、30はビデオカラー画像の表示部で、その画
面には所望のカラー画像をスチル表示することができる
タイプのものが使用される、400はこのスチル画像を
印画紙に記録できる信号形態に変換するための信号処理
部である。どのようなスチル画像を記録するかは操作部
500からのキー入力によって選択することができる。
プリンタ部10では、スチルカラー画像を所定の印画紙
に露光するための露光処理部が内蔵され、露光処理され
た印画紙は自動現像装置100に搬送されて、現像、定
着などの通常必要とされる化学処理がなされた上で乾燥
室20側に搬送され、印画紙が乾燥された状態で得られ
る。
ところで、このようにハードコピーを得るための画像記
録装置では、上述したように、自動現像装置10におい
て、ここに搬送された印画紙を化学処理するため、複数
の処理槽が設けられている。
この例では、第12図に示すように4つの槽が印画紙の
搬送方向に向って順に配置されている。110は発色現
像槽であり、現像処理された印画紙は次の漂白定着槽1
20において、定着処理がなされ、その後第1及び第2
の安定槽130に搬送されて水洗あるいは安定化処理が
なされる。そのため、これら各槽には所定の化学反応処
理を遂行させるために必要な処理液が満たされている。
第13図は発色現像槽110の一例を示すもので、槽内
には所定量の現像液が貯溜されている。発色現像槽13
0には現像液を攪拌するために、循環ポンプPが設けら
れると共に、その吸入口側に取り付けられたパイプ4A
が発色現像槽130の側面底部側に液密的に嵌着され、
吐出口側に取り付けられたパイプ4Bが側面頂部側に、
同様に液密的に嵌着される。
循環ポンプPを駆動することにより槽内の上部と下部の
液が循環する。これによって槽内の液濃度が均一化され
ると共に、後述すいる槽内液温が一様化される。
さて、上述の処理液は印画紙に対する化学反応を最も起
こしやすい状態にするため、各槽110〜140は夫々
所定の温度(一定値)に保持する必要がある。
例えば、発色現像槽110の液温は39.8±0.5℃
に保持し、漂白定着槽120は34.0±4℃に保持
し、第1及び第2の安定槽130、140はそれぞれ2
0〜35℃に保持する必要がある。
そのため、これらの各槽110〜140には各槽ごとに
個別的に同一構成の液温調整のための温度制御装置が付
設されている。
発色現像槽110の槽内燃機関には槽内液温を検出する
ための温度センサ160と、ヒータ170が液密的に取
付けられると共に、槽の外部には温度制御回路(図示せ
ず)が設けられている。
温度センサ160で検出された液温によって温度制御回
路が作動することによりヒータ170への通電が制御さ
れる結果、液温が所定の温度に常時保持される。
発色現像槽110の上部側面における同一水平面内には
一対の液面検出センサ5A,5Bが設けられる。これ
は、現像処理によって減少した現像液を補充したり、水
を補給したりするために必要なセンサで所定水位の位置
に配設される。そのため、常時は液内に浸漬された状態
にある。
液面を検出する検出回路は各槽ごとに夫々別個に設けら
れるものであって、この検出回路155の従来例を第1
4図及び第15図に示す。
第14図において、一方の検出センサ5Aは所定の抵抗
値を有する抵抗器Rを介して電源+Vに接続されると共
に、出力端子6に接続される。他方の検出センサ5Bは
接地される。
一対の検出センサ5A、5Bが液面の内部に位置すると
きは、現像液の抵抗値γによって検出センサ5A,5B
の両端が接続されたのと等価になる。従って、この場合
には、Rとγとによって分圧された電圧が検出電圧とな
る。
これに対し、液面が検出センサ5A,5Bより低下する
と、検出センサ5A,5B間は電気的に開放された状態
となるので、この場合には電源電圧+Vが検出電圧とな
る。
従って、この検出電圧レベルの大小によって、液面が最
小水位以下に下がったことが検出されるものである。
第15図は直流電源+Vと抵抗器Rとの間にスイッチ7
が接続されている他は、第14図と同様な構成となり、
この場合も上述と同様な理由に基づき液面の降下を検出
することができる。スイッチ7は、例えば、液面検出が
必要となる水位以下のとき常時オンになされる。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、第14図に示した液面検出回路155におい
ては、現像液が最小水位以下まで下がらない限り、その
抵抗値γを介して常に所定の直流電流が流れている。一
方、上述した現像液を始めとする薬品は夫々電解質を含
む溶液であるから現像液が満たされた状態にあるときに
は、この現像液の電解質が電気分解し、その金属イオン
が検出センサ5A,5Bの周囲に付着して析出すること
になる。そのため、長時間に亙る自動現像処理を行なう
と、検出センサ5A,5Bの周囲が汚れ、最悪の場合は
析出された金属によって液面を確実に検出できないとう
問題点がある。
これに対して、第15図の場合は、必要時にオンとされ
るスイッチ7があるために、第14図の場合よりも汚れ
率等が減少する。しかし、スイッチ7がオン状態にある
ときには所定の直流電流が流れ続けることには変りない
から、金属の付着進行速度は遅いものの、第14図と同
様な欠点を潜在的に持つことになる。
そこで、この発明はこのような従来の問題点を解決した
ものであって、電気分解される量及び時間を大幅に少な
くして検出センサの寿命を伸ばすことができるようにし
た表面汚れを抑えた液面検出回路を提案するものであ
る。
[問題点を解決するための技術的手段] 上述の問題点を解決するため、この発明では、電界質を
含む溶液の貯溜槽の一部に第1及び第2の液面検出セン
サが取付けられ、上記夫々の検出センサとこの検出セン
サを通して流れる電流通路内に第1及び第2のスイッチ
が接続され、これら第1及び第2の検出センサは所定の
高周波信号に基づいて相補的にスイッチング制御され、
上記一方の検出センサから出力された検出電圧によって
液面の有無を検出するようにしたものである。
[実施例] 以下、この発明に係る表面汚れを抑えた液面検出回路を
上述した画像記録装置の自動現像装置に適用した場合に
ついて説明する。
この発明の説明に先立ち、まず上述した画像記録装置の
具体例を第10図を参照して説明する。
この第10図において、乾燥室200の右端上面側には
印画紙の排紙孔201が設けられ、これより画像記録さ
れた印画紙が排紙される。
乾燥室200の一方の側面側には、印画紙を現像するた
めに必要な種類の異なる複数の薬品を補充する補充液を
夫々別々に貯溜する槽610〜630が設けられてい
る。各槽610〜630に貯溜される薬品は上述した通
りであって、各槽610〜630間には、補充水槽64
0〜660が設けられている。
第10図のB−B線上の断面図を第11図に示す。
同図において、供給マガジン11に収納されたカラー印
画紙(シート状をなす例えばハロゲン化銀を主成分とす
るカラー感光材料印画紙)(以下単に印画紙という)1
2が露光手段1によって露光される。
露光手段1にはカラー画像信号(スチル信号)が供給さ
れるから、このカラー画像信号に基づいて印画紙が露光
される。露光手段1としては例えば公知のファイバー・
チューブ形CRT(FOT)を使用することができる。
このFOTは所定数のファイバー束で構成され、カラー
画像信号に応じて水平、垂直方向に所定量走査されるも
のである。
露光された印画紙12は、搬送経路ROを構成するUタ
ーンガイドRO1及びS字状ガイドRO2を経て自動現
像装置100の入口eに搬送される。
搬送された印画紙12は、現像処理槽110、漂白定着
層120、第1〜第3の安定浴槽(リンス層)130〜
150(第3の安定浴槽150は必要に応じて設けられ
る)を経て乾燥室200に送られ、搬送出口201より
排出された印画紙12は受台202上に載せられる。
一連の動作中、すなわち、装置が正常で、記録が行な
われているとき、供給マガジン11から搬送出口201
まですべて自動的に印画紙12が搬送される。
なお乾燥室200の上部は搬送状態を確認するため、一
部透明構造にされてもよいが、供給マガジン11から安
定槽130〜150で安定処理が終了するまで、印画紙
12は必要露光光以外、特に外部からの光から遮光され
るように構成されている。外光遮光は主として外函2,
101によってなされる。
従って、操作者は印画紙12をまずセットし、次に操作
部500に設けられたスイッチを操作して付属の表示部
300にビデオ信号を静止画像として表示することによ
り、所望の静止画像が選択される。その後、適宜のスイ
ッチをオンするだけで上述した一連の動作が行なわれ、
これによって所望のカラー画像が印紙面12上にハード
コピーされることになる。
なお、露光動作の開始後には、表示部300上に次のカ
ラー静止画像を選択するための画像を表示するようにし
てもよい。
プリンタ部10は次のように構成されている。
20は架台(レール)であり、この架台20の上には着
脱自在の供給マガジン11が載せられるようになってい
る。この供給マガジン11は、開口部21を閉じる蓋2
2が設けられ、またその内部にはスプリング23の弾発
力を受けて装填した印画紙12に圧力を加える押板24
が設けられている。印画紙12はその感光面が開口部2
1側を向くようにして装填される。25は印画紙12の
取り出し時に、2枚以上同時に出ないようにするための
サバキ板である。26は印画紙12を押える押えローラ
であり、これによってこの部分で印画紙12が曲がるの
でサバキが良くなり、また後述する吸盤のストロークを
減少させることができる。
30は印画紙12を取り出す取出装置であって、枠板3
1には吸盤取付体32が取付けられている。そしてその
吸盤取付体32には、スプリング33によって上方向へ
の弾発力が与えられるように2個の吸盤34が取付けら
れている。また、吸盤取付体32は、その内部がホース
35を介して逆止弁36に連通している。36aは押え
られることにより逆止弁36を開く突起である。吸盤取
付体32は、その両側において各々2本のアーム38,
39を介してスライド板40の立上辺41に連結されて
いる。42はスライド板40に設けられたローラであ
り、枠板31の下辺に形成されたガイド長穴31bに係
合されている。
なお、枠板31の先端の立上辺31cには逆止弁36の
突起36aが当接する突起31dが設けられている。
給紙モータ50は減速機構を内蔵し、架台51を介して
枠板31に固定され、その出力軸52には円盤54が固
定され、この円盤54の外周部にアーム55が枢支さ
れ、このアーム55はスライド板40に植設したピン5
7に枢支されている。
この取出装置30においては、給紙モータ50が回転し
て円盤54が1回転するごとにアーム55で連結された
スライド板40が矢印C方向に1往復する。この往復動
時に、吸盤取付体32はスライド板40の移動をアーム
38,39を介して受けるので、吸盤取付体32は矢印
F方向に、つまりL字状に上下前後方向に1往復する。
そして、吸盤34は最前位置に戻ったときに、逆止弁3
6の突起36aが突起31dに当接して内部が大気と連
通する。このときの給紙モータ50の回転位置がホーム
ポジションである。
従って、取出装置30では吸盤34が最も上位置に昇っ
たときに、吸盤34が供給マガジン11の開口21側か
ら印画紙12に当接し、この当接によって吸盤34で押
し上げて印画紙12が変形し、印画紙12を負圧吸着す
る。
そして、吸盤34が下方向に移動する際に、印画紙12
はサバキ板25でさばかれて、1枚のみが取り出され
る、吸盤34が最も下まで降下すると今度は前進し、逆
止弁36の突起36aが突起31dに当接することにな
るから、その逆止弁36内には外部から空気が流入し
て、吸盤34における負圧吸着が解除される。その結
果、印画紙12が吸盤34から剥離される。
このように、吸盤34の1往復毎に印画紙12が1枚づ
つ給紙されることになる。
給紙ローラ60は、取出装置で吸着されて取り出された
印画紙12を更に給送するためのものである。給紙ロー
ラ60の出口側には、給紙センサ61が設けられ、印画
紙12が給紙ローラ60に食い込んだか否かが検知され
る。63は印画紙12の搬送をガイドするガイド板であ
る。
ガイド板63の下方には露光手段1が設けられている。
露光手段1の前面65と対向する位置には印画紙12を
前面65に圧着させた状態で搬送できるようにするため
の押し板67が取り付けられ、そのため、この押し板6
7にはスプリング68の弾発力が付与される。
搬送ローラ70は前面65側に送給された印画紙12を
正確に下方向へ搬送させるためのもので、搬送ローラ7
0の下方には排紙の有無を検出する排紙センサ71が設
けられている。
排紙センサ71を通過した印画紙12は、、回転するロ
ーラ対72a。〜72dによって搬送経路ROのガイド
RO1,RO2を通って自動現像装置100の入口eへ
搬送される。ローラ対間は印画紙12の長さより小さく
されることが望ましい。
プリンタ部10から送られてくる印画紙12は、入口e
から現像槽110内へ搬送される。図中の一点鎖線は印
画紙12の搬送経路を示す。現像槽110の上部には、
印画紙受入用ローラ112と送り出し兼スクイズ用ロー
ラ113とがあり、現像槽110内には複数のガイドロ
ーラ111が回転駆動されている。その結果、印画紙1
2は槽内に収容されている現像液Dに浸漬されて、一定
時間の移動中に現像されたのち、次の漂白定着槽120
へ搬送される。
漂白定着槽120には、印画紙受入兼送り出し用のロー
ラ121と、ガイドローラ122とがあり、現像処理さ
れた印画紙12は、この漂白定着槽120内の定着液F
によって定着されながら搬送される。
定着された印画紙12は、引続き第1〜第3の安定槽1
30〜150に導かれる。これらの安定槽内には水Wま
たは安定液Sが収容されていて、印画紙12はこの各槽
内を浸漬通過することにより、漂白定着液Fを洗浄除去
し安定化された画像が得られる。
安定処理を終えた印画紙12は、最終のローラ151に
よってスクイズ。送出されることによって、次の乾燥室
200に送りこまれす。室内には搬送用ローラ群があっ
て、安定処理を終えた印画紙12を挟持・搬送する。安
定処理を終えて湿った印画紙12は乾燥室200内を搬
送・通過するとき、温風流によって乾燥される。そのた
め、乾燥室200内には、ヒータ部Hと送風ファン21
2が設けられている。
乾燥室200を通過して搬送された印画紙12は、搬送
出口201から外部へ排出され、受台202上に載置さ
れて、プロセスを終了する。
さて、第1図はこの発明に係る液面検出回路の一例を示
す要部の接続図であって、第1の検出センサ5Aと接地
との間には、所定の抵抗値Rを有する抵抗器R1が接続
され、またこの第1の検出センサ5Aは第1のスイッチ
S1を介して電源+Vに接続される。
同様に、第2の検出センサ5Bと接地との間には、上述
と同一の抵抗値Rを有する抵抗器R2が接続され、また
この第2の検出センサ5Bは第2のスイッチS2を介し
て電源+Vに接続される。
第1のスイッチS1には発振器OSCから得られる所定
の周波数(例えば10KHz)の高周波信号(以下スイ
ッチング信号という)が供給される。スイッチング信号
は例えば10KHz程度の周波数に選定されたデュテー
50%の高周波信号が使用される。
これに対し、第2のスイッチS2には、このスイッチン
グ信号がインバータIで位相反転されたものが供給され
る。第2の検出センサ5Bから得られる出力電圧は電圧
比較器8に供給されてその基準電圧VREFと比較され
る。
基準電圧VREFは、現像液の抵抗値をγとすれば、 0<VREF≦γ/(γ+R) (1) のように選定されるものである。
このように構成された液面検出回路の動作を第2図及び
第3図を参照して説明する。第2図は液面が検出センサ
5A,5B以下であるときの動作であって、第1と第2
のスイッチS1、S2は同図A及びBに示すように、相
補的にスイッチング制御されることから、点a,bの電
圧Va及びVbは同図C,Dのようになる。これは、液
面が検出センサに接していないため、その両端が開放さ
れた状態になるからである。
従って、比較出力は第2図Dに示すものと同一の波形を
もつ出力となる。
これに対し、第1及び第2の検出センサが液面に接して
いる場合には、第1のスイッチS1がオンすると、この
第1のスイッチS1を介して夫々の検出センサ5A,5
Bに接続された抵抗器R1,R2に所定の電流が分流す
る。その結果、出力電圧Vbはγ/(γ+R)となり、
第3図Dに示すような電圧波形が得られる。
一方、比較器8の基準電圧は(1)式のように選定され
ていることから、この場合の比較出力は常時“H”のレ
ベルとなつて得られる。
従って、これらの比較出力の相違から液面の低下を検出
することができる。
第4図は第1図の変形例であり、第5図は液面が非接触
のときの動作説明の波形図であり、第6図は接触時のと
きの動作説明図である。
この例では、第1及び第2の検出センサ5A,5Bを夫
々接地側に設けた場合である。第1及び第2の検出セン
サ5A,5Bが液面に接触していない状態では、検出電
圧Vbは第5図に示すように第2のスイッチS2に供給
されるスイッチング信号とは逆相の電圧となって得ら
れ、触接続状態では第6図に示すようにスイツチング周
期で繰り返される階段波状の出力が得られる。従って、
電圧比較器8に供給される基準電圧VREFとして、 (γ/γ+R)V<VREF)<V (2) に設定することによって、触接状態のとき所定レベルの
比較出力(DC)が得られるため、この比較出力の相違
によって液面検出が可能になる。
なお、この実施例の場合も、スイツチング信号として
は、10KHz程度の高周波信号が使用される。
上掲したスイッチング信号の周波数は一例に過ぎず、1
〜100KHz程度の範囲内の高周波信号であれば、い
ずれも使用することができる。
ところで、第1図及び第4図に示した実施例はともにデ
ューテー50%のスイツチング信号S1、S2を使用し
た場合である。
第7図に示す例は、デューテーを50%以下にして上述
の場合よりも通電期間が短くなるようにしたものであ
る。
第8図及び第9図は回路動作の説明図であって、第8図
は液面非接触時の、第9図は接触時の各部の波形を示
す。
第7図において、第1及び第2の検出センサ5A,5B
と第1及び第2のスイッチS1,S2との接続関数は第
4図と同様であるので、その説明は省略する。この例で
は、1Hz程度のものが用いられる。1Hzの場合1秒に1
回、0.5Hzの場合は2秒に1回、第1及び第2の検出
センサ5A,5Bを動作させる。発振器OSCの発振周
波数は必要に応じて変えることができる。この出力パル
スが第1のモノマルチバイブレータ(以下モノマルチと
いう)MM1に供給されて、第8図Bに示す所定幅の第
1のモノマルチ出力Saが形成される。この第1のモノ
マルチ出力Saが第1のスイッチS1に対する第1のス
イッチング信号として供給される。
第1のモノマルチ出力Saはさらに、第1のモノマル
チMM1と同一に構成され、パルスの立上りで動作する
第2のモノマルチMM2に供給されて、第8図Cに示す
第2のモノマルチ出力Sbが形成される。この第2のモ
ノマルチ出力Sbが第2のスイッチS2に対するスイツ
チング信号として供給される。第1及び第2のモノマル
チ出力Sa,Sbのパルス幅はともに1msec以下が望
ましい。
第1のモノマルチ出力Saは検出電圧Vbをラッチする
ラッチ回路Lにラッチパルスとしても供給される。
さて、このように構成した場合、第1及び第2のスイッ
チS1,S2のオン,オフタイミングが夫々異なること
から、液面が第1及び第2の検出センサ5A,5Bに接
触していない状態では、現像液を通して流れる電流通路
が形成されないため、点a,bの検出電圧Va,Vbは
ともに第8図D,Eとなる。
これに対して、第1及び第2の検出センサ5A,5Bが
液面に接触しているときは次のようになる。
すなわち、第1のスイッチS1がオンのときは、第7図
の矢印x方向に電流が流れ、第2のスイッチS2がオン
のときには、矢印y方向に電流が流れるために、検出電
圧Va,Vbは第9図D,Eとなる。従って、基準電圧
VREFを、(1)式のように設定すると共に。ラッチ回
路Lのラッチタイミングをスイッチング信号Saに同期
させれば、液面非接触時は、“H”のラッチ出力が得ら
れ、液面接触時には“L”のラッチ出力が得られること
になり、ラッチ出力のレベル判別で液面検出が可能にな
る。
この構成によれば、発振器OSCの発振周期によつて動
作するパルス幅の短いスイツチング信号Sa.Sbによ
って液面を検出するようにしたから、通電期間が大幅に
短縮され、その結果、第1図及び第4図の場合よりも、
さらに電気分解による金属析出量、消費電力の削減を図
ることができる。
なお、上述では、この発明を画像記録装置の自動現像装
置に使用される液面検出回路に適用した例を示したが、
この発明が適用される技術分野は上述の例に限られるも
のではなく、電解質を含む溶液の貯溜槽において、その
液面状態を検出する必要があるようなときにも適用でき
るは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、高周波信号に
基づいて間欠的に液面状態を検出するようにしたから溶
液中を流れる電流量を従来よりも格段に減少させること
ができる。その結果、電気分解されて析出される金属量
を大幅に低減でき、一対の検出センサ5A,5Bの表面
の汚れを効果的に抑えることができる。このことから、
液面検出が不可能になるような最悪の状態を未然に回避
することができる。
従って、この発明によれば、検出センサ5A,5Bの長
寿命化及び消費電力の節減化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る液面検出回路の一例を示す接続
図、第2図及び第3図は夫々その動作説明に供する波形
図、第4図はこの発明に係る液面検出回路の他の例を示
す接続図、第5図及び第6図はその動作説明に供する波
形図、第7図はこの発明に係る液面検出回路のさらに他
の例を示す接続図、第8図及び第9図はその動作説明に
供する波形図、第10図はこの発明を適用できる画像記
録装置の部分的斜視図、第11図はそのB−B線上に断
面図、第12図は画像記録装置の概要を示す正面図、第
13図はこの画像記録装置に使用される貯溜槽の斜視
図、第14図及び第15図は夫々、この画像記録装置に
適用される液面検出回路の従来例を示す接続図である。 1・・・・・露光手段 12・・・・・印画紙 110・・・・・発色現像槽 20・・・・・漂白定着槽 130〜150・・第1〜第3の安定槽 5A,5B・・・第1及び第2の検出センサ γ・・・・・溶液の抵抗値 S1,S2・・・第1及び第2のスイッチ OSC・・・・・発振器 8・・・・・電圧比較器 R1,R2・・・抵抗器 Sa,Sb・・・スイツチング信号 MM1,MM2・・第1及び第2のモノマルチバイブレ
ータ L・・・・・ラッチ回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電界質を含む溶液の貯溜槽の一部に第1及
    び第2の液面検出センサが取付けられ、上記それぞれの
    検出センサとこの検出センサを通して流れる電流通路内
    に第1及び第2のスイッチが接続され、これら第1及び
    第2の検出センサは所定の高周波信号に基づいて相補的
    にスイッチング制御され、上記一方の検出センサから出
    力された検出電圧によって液面の有無を検出するように
    したことを特徴とする表面汚れを抑えた液面検出回路。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2のスイッチは上記検出セ
    ンサと電源との間に接続されるようになされたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の表面汚れを抑えた
    液面検出回路。
  3. 【請求項3】上記第1及び第2のスイッチは上記検出セ
    ンサと接地間に接続されるようになされたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の表面汚れを抑えた液面
    検出回路。
  4. 【請求項4】上記第1及び第2のスイッチが同期してそ
    のオン、オフが制御されるようになされたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の表
    面汚れを抑えた液面検出回路。
  5. 【請求項5】上記第1及び第2のスイッチが非同期状態
    でそのオン、オフが制御されるようになされたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載
    の表面汚れを抑えた液面検出回路。
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