JP2002328456A - 感光材料処理装置、及び感光材料処理方法 - Google Patents

感光材料処理装置、及び感光材料処理方法

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JP2002328456A
JP2002328456A JP2001131577A JP2001131577A JP2002328456A JP 2002328456 A JP2002328456 A JP 2002328456A JP 2001131577 A JP2001131577 A JP 2001131577A JP 2001131577 A JP2001131577 A JP 2001131577A JP 2002328456 A JP2002328456 A JP 2002328456A
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photosensitive material
processing
cartridge
transport
processing liquid
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JP2001131577A
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English (en)
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Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
Hideo Iwasaki
秀雄 岩崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の交換等において感光材料を処理する
場所やその周囲に処理液がこぼれたり飛散することがな
く、安定した仕上がり品質の得られる感光材料処理装置
を得ること。 【解決手段】 感光材料処理カートリッジ14は、その
内部に搬送ローラ対を封入していると共に処理液20を
封入しているため、感光材料処理カートリッジ14を持
ち運んでも処理液20が漏れたりこぼれたりしない。し
かも、マグネットカップリングを介して外部のモータの
駆動力を搬送ローラ対に伝えて回転させるため、確実に
処理液20を封入できる。赤外線センサー207及び制
御装置で印画紙40の処理量を検出し、処理量(処理液
20の劣化度合い)に応じて制御装置が光走査装置20
4のビームの強度を制御するので、処理液の使用限界ま
で一定した画像品質を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像露光された感
光材料を処理液によって処理するための感光材料処理装
置、及び感光材料処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂ネガフィルムに形成された画像等が
露光された印画紙等の感光材料は、一般的に発色現像
液、漂白定着液、水洗水等の各種処理液が付着すること
で感光材料が処理される。
【0003】また、近年では、処理液を貯留した処理槽
へ感光材料を自動的に浸漬させて感光材料に対する上記
の各処理液の付着を自動的に行なう自動現像装置もあ
る。
【0004】この種の自動現像装置は、上述した各種の
処理液が貯留された複数の処理槽が処理工程の流れに対
応した順番で並べられている。また、各処理槽には、例
えば、複数の搬送ローラにより構成された搬送ラックが
設けられている。
【0005】この搬送ラックはローラ対で感光材料を挟
持した状態で回転することにより感光材料を搬送できる
ようになっている。この搬送ラックによる感光材料の搬
送経路の途中には上記の処理液の液中が含まれており、
搬送ラックによって搬送された感光材料は搬送途中で処
理液に浸漬され、これにより感光材料に処理液が付着す
るようになっている。
【0006】また、搬送ラックは次処理の処理槽に対応
した搬送ラックへ搬送した感光材料を受け渡すことがで
きるようになっており、したがって、感光材料は各処理
槽の搬送ラックに搬送されることで各処理液に浸漬処理
され、処理液が付着されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の各種
処理液は、使用することで劣化するため、一定期間若し
くは一定量の感光材料の処理が終了した後には、所謂補
充液を処理槽に投入して追加したり、或いは、処理液を
交換したりする必要があった。
【0008】しかしながら、補充液の追加には補充液を
調液して処理槽に入れなくてはならず、補充液の補充の
際に補充液が周囲にこぼれる可能性があった。また、補
充により処理槽からオーバーフローした処理液等は廃液
タンクに貯蔵されるが、オーバーフローした処理液が廃
液タンクに流れる際や、廃液タンクの交換等において廃
液(すなわち、処理液)が周囲にこぼれる可能性があっ
た。このように処理液がこぼれることで周囲が汚れ、ま
た、補充液を調液したり、こぼれた処理液を拭き取った
りした際には作業者の手等も汚れる。さらには、上記の
ような補充液の補充や処理液の交換、廃液タンクの交換
や洗浄等の煩雑な作業を要するため、作業性も悪く、効
率よく作業を行なうには熟練を要することもあった。
【0009】一方、各処理槽に設けられた搬送ラックを
修理や点検等のメンテナンスを行なう際には、処理槽か
ら搬送ラックを取り出すことになるが、感光材料を処理
液に浸漬するために少なくとも搬送ラックの一部は処理
液に浸漬されている。したがって、メンテナンスのため
に搬送ラックを処理槽から取り出すと、搬送ラックに付
着していた処理液が周囲にこぼれてしまう可能性があっ
た。
【0010】さらには、このような処理槽からの搬送ラ
ックの取り出しの際や地震等により自動現像装置が揺れ
たりすると、搬送ラックに付着していた処理液が、他の
種類の処理液を貯留した処理槽に落ち、これにより、異
種の処理液の混入に起因する故障、所謂コンタミ故障が
生じる可能性があった。しかも、このような異種の処理
液が混入した際には、その処理液を全て新液に取り替え
なければならなかった。
【0011】このように、これまでの自動現像装置で
は、処理液の交換や搬送ラックのメンテナンス作業を行
なう場合等に処理液が周囲にこぼれる可能性があるた
め、清潔さを要求される場所には設置しづらく、また、
処理液の補充や交換、その他のメンテナンス等の作業が
煩雑であることから写真店以外の店舗では設置しづらい
という問題があった。
【0012】そこで、カートリッジタンク内に処理液を
封入し、カートリッジ内で感光材料の処理を行い、感光
材料の処理を行って処理液が劣化した場合に処理液の補
充や交換を行わず、新しい処理液の封入されたカートリ
ッジと交換して新しいカートリッジで感光材料の処理を
行うシステムが考えられる。
【0013】しかしながら、感光材料の処理量に応じて
補充液を補充しないシステムでは、感光材料の処理が進
むにしたがって処理液の性能が劣化するため、感光材料
の仕上がり品質も徐々に劣化することが問題となる。
【0014】本発明は、上記事実を考慮して、処理液の
交換等において感光材料を処理する場所やその周囲に処
理液がこぼれたり飛散することがなく、安定した仕上が
り品質の得られる感光材料処理装置、及び感光材料処理
方法を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の感光材
料処理装置は、感光材料の露光を行う露光手段と、感光
材料に付着して当該感光材料を処理する処理液を封入す
ると共に、所定の装着位置へ着脱可能で且つ前記装着位
置から取り外した状態で持ち運び可能な感光材料処理カ
ートリッジと、前記処理液と共に前記感光材料処理カー
トリッジの内部に封入され、駆動力を受けることで前記
感光材料処理カートリッジの内部で前記感光材料を搬送
する搬送手段と、前記感光材料処理カートリッジの外部
若しくは内部に設けられ、前記搬送手段に前記駆動力を
直接或いは間接的に付与する搬送用駆動手段と、前記感
光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、前記処理
量検出手段による検出結果に基づいて前記露光手段を制
御する露光制御手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0016】次に、請求項1に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0017】上記構成の感光材料処理装置では、内部に
搬送手段が封入された感光材料処理カートリッジが所定
の装着位置に装着された状態で感光材料が感光材料処理
カートリッジの内部に引き込まれると、搬送手段によっ
て感光材料がカートリッジ本体内で搬送される。
【0018】また、感光材料処理カートリッジの内部に
は搬送手段と共に処理液が封入されており、感光材料は
感光材料処理カートリッジ内で搬送手段により搬送され
ることで処理液が付着され、これにより感光材料の処理
が行なわれる。
【0019】ところで、本発明では、処理液及び搬送手
段は何れも感光材料処理カートリッジの内部に封入され
る。しかも、感光材料処理カートリッジは所定の装着位
置に対して着脱可能で、装着位置から取り外されたカー
トリッジ本体は持ち運びが可能である。
【0020】したがって、感光材料処理カートリッジを
所定の装着部位から取り外して持ち運んでも、基本的に
処理液がこぼれたり、漏れたりすることはない。
【0021】これにより、仮に処理液の交換や搬送手段
のメンテナンスのような煩雑な作業に不慣れであって
も、感光材料を処理する場所で処理液の交換や搬送手段
のメンテナンスを行なわなくてもよいため、処理液の交
換や搬送手段のメンテナンスの際に感光材料を処理する
場所に処理液をこぼすことがなくなり、感光材料を処理
する場所の清潔性を確保、維持できる。
【0022】また、処理液や搬送手段は感光材料処理カ
ートリッジに封入されるため、劣化した処理液や搬送手
段のメンテナンスを要する感光材料処理カートリッジ
を、新しい処理液やメンテナンス済みの搬送手段が封入
された別の感光材料処理カートリッジに交換するだけ
で、引き続き感光材料の処理が行なえるため、交換の手
間や時間を短縮でき、感光材料の処理における作業性が
向上する。
【0023】なお、本感光材料処理装置で処理する感光
材料とは、光によりその表面等に画像(潜像を含む)が
形成される構成であれば、その態様に限定されるもので
はない。したがって、本処理方法にて処理する感光材料
は、所謂、白黒写真やカラー写真で用いられる印画紙や
フィルムの他、リバーサルフィルムやリバーサルペー
パ、X線写真用のフィルム、印刷リスフィルム等のあら
ゆる態様が可能である。
【0024】また、本感光材料処理装置で用いられる感
光材料処理カートリッジ内の処理液に関しても同様であ
り、用いる感光材料によりそれぞれ異なることは言うま
でもない。
【0025】さらに、本感光材料処理装置においては、
感光材料処理カートリッジに1種類の処理液だけを封入
してもよいし、感光材料処理カートリッジの内部空間を
1乃至複数の隔壁で仕切り、この隔壁に仕切られた空間
毎に異なる処理液を入れ、これらの処理液を1個の感光
材料処理カートリッジに封入する構成としてもよい。
【0026】また、本感光材料処理装置では、搬送用駆
動手段に関してその態様をなんら限定するものではな
い。さらに、この搬送用駆動手段から搬送手段への駆動
力の伝達に関してもその態様をなんら限定するものでは
ない。
【0027】したがって、搬送用駆動手段と搬送手段と
を回転シャフト、ギヤ列、ボールねじ、無端ベルト等の
機械的伝達手段によって機械的に連結して搬送用駆動手
段の駆動力を機械的に搬送手段へ伝達してもよいし、誘
導起電力や磁気等による電磁気的伝達手段により、機械
的には搬送用駆動手段と搬送手段とを連結せずに搬送用
駆動手段の駆動力を搬送手段へ伝達する構成であっても
よい。
【0028】また、感光材料の処理が進むと処理液の性
能が劣化して処理不足(例えば、現像不足、定着不足、
水洗不足等)となるが、請求項1に記載の感光材料処理
装置では、処理量検出手段が感光材料の処理量を検出
し、露光制御手段は処理量検出手段による検出結果に基
づいて露光手段を制御する、即ち、処理液の劣化程度に
合わせて露光量を制御することができるので、ある程度
の処理量、即ち、処理液の使用限界まで一定した画像品
質を得ることができる。
【0029】請求項2に記載の感光材料処理装置は、感
光材料に付着して当該感光材料を処理する処理液を封入
すると共に、所定の装着位置へ着脱可能で且つ前記装着
位置から取り外した状態で持ち運び可能な感光材料処理
カートリッジと、前記処理液と共に前記感光材料処理カ
ートリッジの内部に封入され、駆動力を受けることで前
記感光材料処理カートリッジの内部で前記感光材料を搬
送する搬送手段と、前記感光材料処理カートリッジの外
部若しくは内部に設けられ、前記搬送手段に前記駆動力
を直接或いは間接的に付与する搬送用駆動手段と、前記
感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、前記処
理量検出手段による検出結果に基づいて、搬送用駆動手
段を制御する搬送制御手段と、を有することを特徴とし
ている。
【0030】次に、請求項2に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0031】感光材料の処理が進むと処理液の性能が劣
化して処理不足となるが、請求項2に記載の感光材料処
理装置では、処理量検出手段が感光材料の処理量を検出
し、搬送制御手段は処理量検出手段による検出結果に基
づいて搬送用駆動手段を制御する、即ち、処理液の劣化
程度に合わせて感光材料の搬送速度(または、処理時
間)を制御することができるので、ある程度の処理量、
即ち、処理液の使用限界まで一定した画像品質を得るこ
とができる。
【0032】なお、その他の作用は請求項1の感光材料
処理装置と同様であるので、説明は省略する。
【0033】請求項3に記載の感光材料処理装置は、感
光材料に付着して当該感光材料を処理する処理液を封入
すると共に、所定の装着位置へ着脱可能で且つ前記装着
位置から取り外した状態で持ち運び可能な感光材料処理
カートリッジと、前記処理液と共に前記感光材料処理カ
ートリッジの内部に封入され、駆動力を受けることで前
記感光材料処理カートリッジの内部で前記感光材料を搬
送する搬送手段と、前記感光材料処理カートリッジの外
部若しくは内部に設けられ、前記搬送手段に前記駆動力
を直接或いは間接的に付与する搬送用駆動手段と、前記
感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、前記処
理液の温度を検出して前記処理液の温調を行う温調手段
と、前記処理量検出手段による検出結果に基づいて、前
記温調手段を制御する温調制御手段と、を有することを
特徴としている。
【0034】次に、請求項3に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0035】感光材料の処理が進むと処理液の性能が劣
化して処理不足となるが、請求項3に記載の感光材料処
理装置では、処理量検出手段が感光材料の処理量を検出
し、温調制御手段は処理量検出手段による検出結果に基
づいて温調手段を制御する、即ち、処理液の劣化程度に
合わせて感光材料の処理温度を制御することができるの
で、ある程度の処理量、即ち、処理液の使用限界まで一
定した画像品質を得ることができる。
【0036】なお、その他の作用は請求項1の感光材料
処理装置と同様であるので、説明は省略する。
【0037】請求項4に記載の感光材料処理装置は、感
光材料に付着して当該感光材料を処理する処理液を封入
すると共に、所定の装着位置へ着脱可能で且つ前記装着
位置から取り外した状態で持ち運び可能な感光材料処理
カートリッジと、前記処理液と共に前記感光材料処理カ
ートリッジの内部に封入され、駆動力を受けることで前
記感光材料処理カートリッジの内部で前記感光材料を搬
送する搬送手段と、前記感光材料処理カートリッジの外
部若しくは内部に設けられ、前記搬送手段に前記駆動力
を直接或いは間接的に付与する搬送用駆動手段と、前記
感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、前記処
理液の撹拌を行う撹拌手段と、前記処理量検出手段によ
る検出結果に基づいて、前記撹拌手段を制御する撹拌制
御手段と、を有することを特徴としている。
【0038】次に、請求項4に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0039】感光材料の処理が進むと処理液の性能が劣
化して処理不足となる。また、処理液の撹拌を行わない
と、感光材料の通過経路付近の処理液は、感光材料の通
過経路から離れた部分の処理液よりも劣化度合いが大き
い。
【0040】請求項4に記載の感光材料処理装置では、
処理量検出手段が感光材料の処理量を検出し、撹拌制御
手段は処理量検出手段による検出結果に基づいて撹拌手
段を制御する、即ち、処理液の劣化程度に合わせて処理
液の撹拌強度を制御することができるので、劣化の少な
い処理液を感光材料に接触させることができ、ある程度
の処理量、即ち、処理液の使用限界まで一定した画像品
質を得ることができる。
【0041】なお、その他の作用は請求項1の感光材料
処理装置と同様であるので、説明は省略する。
【0042】請求項5に記載の感光材料処理装置は、感
光材料の露光を行う露光手段と、感光材料に付着して当
該感光材料を処理する処理液を封入すると共に、所定の
装着位置へ着脱可能で且つ前記装着位置から取り外した
状態で持ち運び可能な感光材料処理カートリッジと、前
記処理液と共に前記感光材料処理カートリッジの内部に
封入され、駆動力を受けることで前記感光材料処理カー
トリッジの内部で前記感光材料を搬送する搬送手段と、
前記感光材料処理カートリッジの外部若しくは内部に設
けられ、前記搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的
に付与する搬送用駆動手段と、前記処理液の温度を検出
して前記処理液の温調を行う温調手段と、前記処理液の
撹拌を行う撹拌手段と、前記感光材料の処理量を検出す
る処理量検出手段と、前記処理量検出手段による検出結
果に基づいて、前記露光手段、前記搬送手段、前記温調
手段及び前記撹拌手段の内の少なくとも2つ以上を制御
する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0043】次に、請求項5に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0044】感光材料の処理が進むと処理液の性能が劣
化して処理不足となる。
【0045】請求項5に記載の感光材料処理装置では、
処理量検出手段が感光材料の処理量を検出し、制御手段
は処理量検出手段による検出結果に基づいて、露光手
段、搬送用駆動手段、温調手段、及び撹拌手段のうちの
少なくとも2つを制御する、即ち、処理液の劣化程度に
合わせて露光量、感光材料搬送速度、感光材料処理温度
及び処理液の撹拌強度のうちの2つ以上を制御すること
ができるので、ある程度の処理量、即ち、処理液の使用
限界まで一定した画像品質を得ることができる。
【0046】なお、その他の作用は請求項1の感光材料
処理装置と同様であるので、説明は省略する。
【0047】請求項6に記載の発明は、感光材料の露光
を行う露光手段と、感光材料に付着して当該感光材料を
処理する処理液を封入すると共に、所定の装着位置へ着
脱可能で且つ前記装着位置から取り外した状態で持ち運
び可能な感光材料処理カートリッジと、前記処理液と共
に前記感光材料処理カートリッジの内部に封入され、駆
動力を受けることで前記感光材料処理カートリッジの内
部で前記感光材料を搬送する搬送手段と、前記感光材料
処理カートリッジの外部若しくは内部に設けられ、前記
搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的に付与する搬
送用駆動手段と、前記処理液の状態を検出する処理液状
態検出手段と、前記処理液状態検出手段による検出結果
に基づいて前記露光手段を制御する露光制御手段と、を
有することを特徴としている。
【0048】次に、請求項6に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0049】請求項1に記載の感光材料処理装置では、
感光材料の処理量に応じて露光手段を制御したが、請求
項6に記載の感光材料処理装置では、処理液状態検出手
段により処理液の状態を直接検出し、処理液状態検出手
段による検出結果に基づいて露光制御手段が露光量を制
御する。
【0050】したがって、請求項6に記載の感光材料処
理装置においてもある程度の処理量、即ち、処理液の使
用限界まで一定した画像品質を得ることができる。
【0051】なお、その他の作用は第1の実施形態と同
様である。
【0052】請求項7に記載の発明は、感光材料を搬送
する搬送手段並びに前記感光材料の処理に要する処理液
を予め封入し、所定の装着位置に着脱可能で且つ前記所
定の装着位置から取り外した状態で持ち運び可能な感光
材料処理カートリッジの内部に前記搬送手段で前記感光
材料を通過させつつ、前記感光材料処理カートリッジ内
部で前記処理液を前記感光材料に付着させる感光材料処
理方法であって、感光材料の処理量及び処理液の状態の
少なくとも一方に基づいて、感光材料への露光量、感光
材料の搬送速度、処理液の温度及び処理液の撹拌強度の
内の少なくとも一つを制御することを特徴としている。
【0053】次に、請求項7に記載の感光材料処理方法
では、感光材料処理カートリッジ内へ感光材料が引き込
まれると、感光材料処理カートリッジ内に封入された搬
送手段によって感光材料処理カートリッジ内で感光材料
が搬送される。また、感光材料処理カートリッジ内で感
光材料が搬送されることで、感光材料処理カートリッジ
内に封入された処理液が感光材料に付着され、これによ
り感光材料が処理される。
【0054】ここで、本処理方法においては、所定の装
着位置に装着される感光材料処理カートリッジに処理液
と搬送手段が予め封入されるため、感光材料処理カート
リッジを所定の装着部位から取り外して持ち運んでも、
基本的に処理液がこぼれたり、漏れたりすることはな
い。
【0055】このように、処理液をこぼすことなく感光
材料処理カートリッジを移動させることができるため、
処理液の交換や搬送手段のメンテナンス等を別の場所で
行なうことができる。
【0056】これにより、仮に処理液の交換や搬送手段
のメンテナンスのような煩雑な作業に不慣れであって
も、劣化した処理液や搬送手段のメンテナンスを要する
感光材料処理カートリッジを、新しい処理液やメンテナ
ンス済みの搬送手段が封入された別の感光材料処理カー
トリッジに交換するだけで、引き続き感光材料の処理が
行なえるため、感光材料の処理における作業性が向上す
る。
【0057】なお、本感光材料処理方法で処理する感光
材料とは、光によりその表面等に画像(潜像を含む)が
形成される構成のものであれば、その態様に限定される
ものではない。
【0058】したがって、本処理方法にて処理する感光
材料は、所謂、白黒写真やカラー写真で用いられる印画
紙やフィルムの他、リバーサルフィルムやリバーサルペ
ーパ、X線写真用のフィルム、印刷リスフィルム等のあ
らゆる態様が可能である。
【0059】また、本感光材料処理方法で用いられる感
光材料処理カートリッジ内の処理液に関しても同様であ
り、用いる感光材料によりそれぞれ異なることは言うま
でもない。
【0060】さらに、本感光材料処理方法で用いられる
感光材料処理カートリッジに1種類の処理液だけを封入
してもよいし、感光材料処理カートリッジ内を1乃至複
数の隔壁で仕切り、この隔壁に仕切られた空間毎に異な
る処理液を入れ、これらの処理液を1個の感光材料処理
カートリッジに封入する構成としてもよい。
【0061】また、感光材料を複数の感光材料処理カー
トリッジを順番に通過させて処理しても良い。
【0062】ところで、感光材料の処理が進むと処理液
の性能が劣化して処理不足となる。
【0063】本感光材料処理方法では、感光材料の処理
量及び処理液の状態の少なくとも一方に基づいて、即
ち、処理液の劣化程度に合わせて感光材料への露光量、
感光材料の搬送速度、処理液の温度及び処理液の撹拌強
度の内の少なくとも一つを制御することができるので、
ある程度の処理量、即ち、処理液の使用限界まで一定し
た画像品質を得ることができる。
【0064】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>図2には、本
実施形態の感光材料処理装置8の構成の概略が正面断面
図によって示されている。
【0065】この感光材料処理装置8は、自動現像装置
(プロセッサ)10とプリンタ200とを備えた、所謂
プリンタプロセッサである。<プリンタ>図2に示すよう
に、プリンタ200は、ロール状に巻かれたカラー用の
印画紙40を収容したマガジン201を装填する装填部
202、ロール状の印画紙40を所定の大きさにカット
する電動カッター203、カットされた印画紙40を露
光する露光手段としての光走査装置204、モータ20
5で駆動され印画紙40を搬送する搬送ローラ206、
印画紙40を検知可能な赤外線センサー207等を備え
ている。
【0066】また、装置内部を遮光すると共に、所定の
設置場所に載置される略箱形状のフレーム12には、マ
ガジン201を出し入れ可能とするドア209が設けら
れている。
【0067】なお、本実施形態の印画紙40はカラー画
像用であり、青色波長域の光で感光される青感性感光
層、緑色波長域の光で感光される緑感性感光層、及び赤
色波長域の光で感光される赤感性感光層を備えている。
【0068】図6に示すように、モータ205はモータ
ドライバ205Aを介して電源(図示省略)へ接続され
ており、電源からの電力の供給によって出力軸を回転さ
せる。
【0069】また、モータドライバ205Aはフレーム
内に設けられた制御装置220に接続されており、制御
装置220はモータ205の回転を制御できるようにな
っている。
【0070】なお、電動カッター203、光走査装置2
04、赤外線センサー207等も制御装置220に接続
されている。
【0071】図5に示すように、光走査装置204は、
R(赤)、G(緑)、B(青)の各色光を発光するレー
ザーダイオード(LD)214a、14b及び14cを
備えた光源部210と、走査手段としてのポリゴンミラ
ー234とを備えている。
【0072】光源部210の各LED214a、214
b及び214cとポリゴンミラー234との間には、光
ビームを平行光にするコリメータレンズ236a、23
6b、及び236c、ビームを整形するビーム補正光学
系238a、238b、及び238c、及び副走査方向
にレンズパワーを備えた面倒れ補正用のシリンドリカル
レンズ240a、240b、及び240cが各々配置さ
れ、ポリゴンミラー234の光反射方向には、fθレン
ズ242、及びシリンドリカルレンズ等を備えたレンズ
群244が配置されている。
【0073】レンズ群244を透過した光は、ポリゴン
ミラー234によって印画紙40上に主走査(X)さ
れ、印画紙40の搬送により副走査(Y)され、これに
より2次元走査される。
【0074】なお、制御装置220には、図示しないス
キャナーから送信された画像データや、フロッピー(登
録商標)ディスク、CD−R、ICメモリ等の記録媒体
からの画像データ等が入力される。
【0075】R、G、B各色毎の画像データが変調駆動
回路232に入力されると、画像データの階調情報に応
じた個数のパルスを備えたパルス信号がPWMジェネレ
ータから出力される。
【0076】例えば、記録する1画素の濃度が最大の場
合には、主走査方向に1画素を形成する時間幅あたり、
8個のパルスを有するパルス信号が出力される。
【0077】このパルス信号に基づいて光源部210の
LED214a、214b、及び214cが各々駆動さ
れ、各LEDから直接変調された光ビーム212a、2
12b、及び212cが各々発光される。
【0078】直接変調された光ビーム212aは、コリ
メータレンズ236aによって平行光にされた後、ビー
ム補正光学系238aによりビーム整形され、シリンド
リカルレンズ240aにより、ポリゴンミラー234の
反射鏡面234a上で主走査方向に延びる線像を結ぶよ
うに副走査方向に集光されて、ポリゴンミラー234に
入射する。
【0079】ポリゴンミラー234の回転軸234b
は、モータの回転軸(図示せず)に連結されており、モ
ータの駆動によりポリゴンミラー234が高速回転する
ように構成されている。
【0080】光ビーム212aは、高速回転するポリゴ
ンミラー234によって反射されると共に偏向される。
【0081】なお、光ビーム212aがシリンドリカル
レンズ240aにより上述のように集光されて、ポリゴ
ンミラー234の面倒れの補正がなされる。
【0082】偏向された光ビーム212aは、fθレン
ズ242を通過し、シリンドリカルレンズ等のレンズ群
244により主走査方向に集光されて印画紙40に入射
し、主走査する。
【0083】一方、印画紙40が、駆動手段(図示せ
ず)の駆動力により所定速度で主走査方向と直交する矢
印Y方向に搬送されて副走査がなされ、印画紙40が2
次元的に走査露光される。
【0084】光ビーム212b及び光ビーム212cに
ついても同様に主走査方向に集光されて印画紙40に入
射され、印画紙40が2次元的に走査される。
【0085】これにより、各色の画像データに応じて印
画紙40が露光され、カラー画像が記録される。<自動
現像装置>図2に示すように、フレーム12上には、感
光材料処理カートリッジとしての複数の処理カートリッ
ジ14、16、18が一列に並んで配置されている。
【0086】なお、これらの処理カートリッジ14〜1
8はその内部に貯留される処理液20の種類が異なるだ
けで、構造自体は基本的に全て同一であるため、以下、
処理カートリッジ14の構成の説明を以って処理カート
リッジ16、18の説明は省略する。
【0087】なお、処理カートリッジ14に貯留されて
いる処理液20は発色現像液とされ、処理カートリッジ
16に貯留されている処理液20は漂白定着液とされて
いる。また、処理カートリッジ18に貯留されている処
理液20は水洗水とされている。
【0088】図1及び図3に示されるように、処理カー
トリッジ14は上方へ向けて開口した略箱形状のカート
リッジ本体22を備えている。
【0089】このカートリッジ本体22の上方開口端に
は平面視略矩形状の平板上に形成された蓋24が設けら
れている。
【0090】蓋24はねじ等の締結手段によってカート
リッジ本体22の上方開口端へ一体的に固定されてお
り、カートリッジ本体22の上方開口端を封止してお
り、これによって、カートリッジ本体22の内部に処理
液20が封入される。
【0091】この蓋24のカートリッジ本体22とは反
対側の端面上には一対の縦壁26が蓋24の長手方向に
沿って互いに対向する如く設けられている。
【0092】これらの縦壁26の間には連結板28が設
けられており、両縦壁26を一体的に連結している。
【0093】連結板28の蓋24側には蓋24の幅方向
に沿って貫通する貫通孔30が形成されており、例え
ば、この貫通孔30に手の指を貫通させた状態で連結板
28を握ることで蓋24、ひいては蓋24が一体的に固
定されたカートリッジ本体22を持ち上げることができ
るようになっている。
【0094】一方、図1に示されるように、処理カート
リッジ14〜18の配列方向(図2参照)に沿って互い
に対向するカートリッジ本体22の側壁32、34のう
ち、側壁32には引込孔36が形成されており、側壁3
4には引出孔38が形成されている。
【0095】引込孔36は側壁32の上端部近傍に形成
されており、この引込孔36を介してカートリッジ本体
22の外部から感光材料としての印画紙40をカートリ
ッジ本体22の内部に引き込むことができるようになっ
ている。
【0096】この引込孔36に対応して側壁32には開
口封止手段としてのブレード42が設けられている。
【0097】ブレード42は、ゴム材若しくはゴム材程
度の弾性を有する合成樹脂材により形成された板材で、
幅方向が概ねカートリッジ本体22の上下方向に沿い、
且つ、厚さ方向が概ね側壁32と側壁34との対向方向
に沿うようにカートリッジ本体22の内側に配置されて
いる。
【0098】このブレード42の幅方向下端部は引込孔
36よりも下方で側壁32に固定されている。
【0099】これに対し、ブレード42の幅方向上端部
は自由端とされており、引込孔36よりも上方でカート
リッジ本体22に固定された誘導ブロック44に当接し
ている。
【0100】ここで、ブレード42は幅方向上端部が誘
導ブロック44に干渉されることで幅方向中間部よりも
上端側が自らの弾性に抗して側壁34側へ湾曲してお
り、ブレード42は自らの復元力によって幅方向上端部
が誘導ブロック44に密着している。
【0101】引出孔38は側壁34の上端部近傍に形成
されており、この引出孔38を介してカートリッジ本体
22の内部から印画紙40をカートリッジ本体22の外
部へ引き出すことができるようになっている。
【0102】この引出孔38に対応して側壁34には開
口封止手段としてのブレード46が設けられている。ブ
レード46は、ゴム材若しくはゴム材程度の弾性を有す
る合成樹脂材により形成されたブレード42と同様の板
材で、幅方向下端部が引出孔38よりも下方で側壁34
に固定されている。
【0103】これに対し、ブレード46の幅方向上端部
は自由端とされており、引出孔38の上側内周部に当接
している。
【0104】ブレード46は幅方向上端部が引出孔38
の上側内周部に干渉されることで幅方向中間部よりも上
端側が自らの弾性に抗してブレード42と同様に湾曲し
ており、ブレード46は自らの復元力によって幅方向上
端部が引出孔38の上側内周部に密着している。
【0105】また、ブレード42よりも側壁34側に
は、搬送手段を構成する搬送ローラ対50が設けられて
いる。
【0106】搬送ローラ対50は、上述した蓋24の平
面視長手方向に沿って軸方向とされた一対のローラ52
とローラ54とにより構成されている。
【0107】ローラ52とローラ54とは、各々の回転
半径方向に沿って互いに隣接しており、各ローラ52、
54の軸方向一方の端部は蓋24の長手方向一方の側で
のカートリッジ本体22の側壁56に形成された軸受部
58、60(図3参照)に回転自在に軸支され、各ロー
ラ52、54の軸方向他方の端部は蓋24の長手方向他
方の側でのカートリッジ本体22の側壁62に形成され
た軸受部64、66(図3参照)に回転自在に軸支され
ている。
【0108】搬送ローラ対50は、引込孔36から引き
込まれた印画紙40が上述した誘導ブロック44からの
干渉でローラ52とローラ54との間に誘導されると、
ローラ52とローラ54とで印画紙40を挟持し、更
に、印画紙40の挟持状態でローラ52が所定方向へ回
転し、ローラ54がローラ52とは反対方向へ回転する
ことにより、搬送ローラ対50を介して引込孔36とは
反対側へ印画紙40を搬送する。
【0109】さらに、搬送ローラ対50よりも側壁34
側には、搬送手段を構成する誘導ローラ68が設けられ
ている。
【0110】この誘導ローラ68の軸方向はローラ52
の軸方向と同方向とされており、軸方向両端部は側壁5
6、62の各々に形成された軸受部(図示省略)へ回転
自在に軸支されている。
【0111】この誘導ローラ68は、ローラ52と同方
向へ回転することで、搬送方向先端部若しくは厚さ方向
一方の面が誘導ローラ68の外周面へ接触した印画紙4
0をカートリッジ本体22の下方側へ誘導する。
【0112】また、この誘導ローラ68の下方には誘導
壁70が設けられており、ローラ54の下方には誘導壁
72が設けられている。
【0113】これらの誘導壁70、72よりも下方に
は、搬送手段を構成する搬送ローラ対74が設けられて
いる。
【0114】搬送ローラ対74は、軸方向が上述したロ
ーラ52の軸方向と同方向とされると共に各々の回転半
径方向に沿って互いに隣接した一対のローラ76、78
により構成されている。
【0115】ローラ76の軸方向両端部は側壁56、6
2に形成された軸受部(図示省略)に回転自在に軸支さ
れており、ローラ78の軸方両端部は側壁56、62に
形成された軸受部80、82(図3参照)に回転自在に
軸支されている。
【0116】搬送ローラ対74は、誘導壁70と誘導壁
72との間を通過した印画紙40がローラ76とローラ
78との間に誘導されると、ローラ76とローラ78と
により印画紙40を挟持し、更に、印画紙40の挟持状
態でローラ76がローラ52と同方向へ回転し、ローラ
78がローラ76とは反対方向へ回転することにより、
搬送ローラ対74を介して誘導壁70、72とは反対側
へ印画紙40を搬送する。
【0117】また、このローラ76の下方には誘導壁8
4が設けられており、ローラ78の下方には誘導壁86
が設けられている。
【0118】さらに、これらの誘導壁84、86の下方
には搬送手段を構成する搬送ローラ対88が設けられて
いる。
【0119】搬送ローラ対88は、軸方向が上述したロ
ーラ52の軸方向と同方向とされると共に各々の回転半
径方向に沿って互いに隣接した一対のローラ90、92
により構成されている。
【0120】ローラ90の軸方向両端部は側壁56、6
2に形成された軸受部(図示省略)へ回転自在に軸支さ
れており、ローラ92の軸方向両端部は側壁56、62
(図3参照)に形成された軸受部94、96へ回転自在
に軸支されている。
【0121】搬送ローラ対88は、誘導壁84と誘導壁
86との間を通過した印画紙40がローラ90とローラ
92との間に誘導されると、ローラ90とローラ92と
により挟持し、更に、印画紙40の挟持状態でローラ9
0がローラ52と同方向へ回転し、ローラ92がローラ
90とは反対方向へ回転することにより、搬送ローラ対
88を介して誘導壁84、86とは反対側へ印画紙40
を搬送する。
【0122】この搬送ローラ対88の下方では、誘導ブ
ロック102がカートリッジ本体22の底部よりも上方
で側壁32と側壁34に固定されている。
【0123】この誘導ブロック102は上端面に誘導面
104が形成されている。
【0124】誘導面104はローラ52の軸方向と同方
向の仮想軸線周りに所定の局率で上方へ向けて開口した
略凹形状に湾曲した曲面で、搬送ローラ対88から送り
出された印画紙40の搬送方向側端部及び厚さ方向他方
の面に誘導面104が干渉することで、印画紙40の搬
送方向が略上方へ変更する。
【0125】さらに、側壁32と側壁34との対向方向
に沿ったカートリッジ本体22の中心部分を介して搬送
ローラ対88の反対側には搬送手段を構成する搬送ロー
ラ対106が設けられている。
【0126】搬送ローラ対106は、軸方向が上述した
ローラ52の軸方向と同方向とされると共に各々の回転
半径方向に沿って互いに隣接した一対のローラ108、
110により構成されている。ローラ108、110の
各軸方向両端部は側壁56、62に形成された軸受部
(図示省略)へ回転自在に軸支されている。
【0127】搬送ローラ対106は、誘導ブロック44
の誘導面104に干渉されることで搬送方向を変更した
印画紙40がローラ108とローラ110との間に誘導
されると、ローラ108とローラ110とにより挟持
し、更に、印画紙40の挟持状態でローラ108がロー
ラ52と同方向へ回転し、ローラ110がローラ108
とは反対方向へ回転することにより、搬送ローラ対10
6を介して誘導ブロック102とは反対側へ印画紙40
を搬送する。
【0128】このローラ108の上方には誘導壁112
が設けられており、ローラ110の上方には誘導壁11
4が設けられている。
【0129】さらに誘導壁112の上方には軸方向両端
部が側壁56、62に形成された軸受部(図示省略)に
軸支されたローラ116が設けられている。
【0130】このローラ116はローラ76を介してロ
ーラ78とは反対側に設けられており、ローラ76と共
に搬送ローラ対118を構成している(すなわち、ロー
ラ76は搬送ローラ対74を構成するのみならず搬送ロ
ーラ対118も構成している)。
【0131】搬送ローラ対106は、誘導壁112、1
14に誘導されつつ誘導壁112、114を通過した印
画紙40がローラ76とローラ116との間に誘導され
ると、ローラ76とローラ116とにより挟持し、更
に、印画紙40の挟持状態でローラ76がローラ52と
同方向へ回転し、ローラ116がローラ76とは反対方
向へ回転することにより、搬送ローラ対106を介して
誘導壁112、114とは反対側へ印画紙40を搬送す
る。
【0132】また、ローラ76の上方には誘導壁120
が設けられており、ローラ116の上方には誘導壁12
2が設けられている。
【0133】さらに、誘導壁120の上方には誘導ロー
ラ124が設けられている。
【0134】この誘導ローラ124の軸方向はローラ5
2の軸方向と同方向とされており、軸方向両端部は側壁
56、62の各々に形成された軸受部(図示省略)へ回
転自在に軸支されている。
【0135】この誘導ローラ124は、ローラ52と同
方向へ回転することで、搬送方向先端部若しくは厚さ方
向一方の面が誘導ローラ68の外周面へ接触した印画紙
40をカートリッジ本体22の上方側へ誘導する。
【0136】この誘導ローラ124と引出孔38との間
には、搬送手段を構成する搬送ローラ対126が設けら
れている。
【0137】搬送ローラ対126は、軸方向が上述した
ローラ52の軸方向と同方向とされると共に各々の回転
半径方向に沿って互いに隣接した一対のローラ128、
130により構成されている。ローラ128、130の
各軸方向両端部は側壁56、62に形成された軸受部
(図示省略)へ回転自在に軸支されている。
【0138】搬送ローラ対126は、誘導ローラ124
によって印画紙40がローラ128とローラ130との
間に誘導されると、ローラ128とローラ130とによ
り挟持し、更に、印画紙40の挟持状態でローラ128
がローラ52と同方向へ回転し、ローラ130がローラ
128とは反対方向へ回転することにより、搬送ローラ
対126を介して誘導ローラ124とは反対側へ印画紙
40を搬送する。
【0139】さらに、ローラ128と引出孔38との間
で且つ引出孔38よりも上方側では、側壁34に誘導ブ
ロック132が固定されており、搬送ローラ対126か
ら送り出された印画紙40の搬送方向先端部に干渉する
ことで印画紙40を引出孔38へ誘導する。
【0140】さらに、上述したこれらのローラ52〜1
30の軸方向一端部は、側壁56の外側へ突出してお
り、側壁56の外側で無端ベルト134やギヤ列(図示
省略)により構成される回転力伝達機構によって機械的
に連結されており、上述したローラ76が回転すること
でローラ76を除いたローラ52〜130に連動して回
転するようになっている。
【0141】さらに、図3に示されるように、側壁56
の外側にはカバー136が設けられている。このカバー
136の内側には側壁56から突出したローラ52〜1
30の軸方向一端部が収容されている。
【0142】また、図3、詳細には図4に示されるよう
に、カバー136には有底円筒状のマグネット収容部1
38が側壁56とは反対側へ突出する如く形成されてい
る。
【0143】このマグネット収容部138は、ローラ7
6と略同軸的に形成されており、その内側には駆動力伝
達手段としての円柱形状の内部マグネット140が収容
されている。
【0144】内部マグネット140は軸芯を介して半径
方向の一方の側がN極で他方の側がS極となる極性を有
しており、ローラ76の軸方向一端部へ同軸的に固定さ
れている。
【0145】一方、カバー136の外側には、ローラ7
6と同軸の出力軸を有する搬送用駆動手段としてのモー
タ142が配置されている。
【0146】図6に示すように、モータ142はモータ
ドライバ142Aを介して電源(図示省略)へ接続され
ており、電源からの電力の供給によって出力軸を回転さ
せる。
【0147】また、モータドライバ142Aはフレーム
内に設けられた制御装置220に接続されており、制御
装置220はモータ142の回転を制御できるようにな
っている。
【0148】なお、制御装置220には、電源スイッ
チ、操作スイッチ、装置の状態を表示する表示装置等を
備えたコントロールパネル145が接続されている。
【0149】図4に示すように、モータ142の出力軸
には略有底円筒形状のマグネット保持台143が同軸的
且つ一体的に取り付けられている。
【0150】このマグネット保持台143はモータ14
2とは反対側の端部が開口した筒状でこの開口端側には
略円筒形状の外部マグネット144が同軸的且つ一体的
に固定されている。
【0151】この外部マグネット144は軸芯を介して
半径方向の一方の側がN極で他方の側がS極となる極性
を有している。
【0152】また、外部マグネット144の内径寸法は
マグネット収容部138の外径寸法よりも僅かに大き
く、マグネット収容部138が外部マグネット144の
内側に位置するように外部マグネット144が配置され
る。
【0153】したがって、この状態では、内部マグネッ
ト140の外周部と外部マグネット144の内周部とが
半径方向に沿い且つマグネット収容部138を介して対
向する。
【0154】図3に示すように、カートリッジ本体22
の底部にはポンプカバー146が固定されている。
【0155】ポンプカバー146は上壁部によって軸方
向上端部が閉止された円筒形状に形成されている。
【0156】このポンプカバー146の内側には自らの
軸の外周部に複数の羽根が形成されたインペラ148が
収容されている。
【0157】このインペラ148は軸方向上端部がポン
プカバー146の上壁部に回転自在に軸支されている。
【0158】インペラ148の側方では図示しない筒状
のインレットがポンプカバー146の内外を連通するよ
うにポンプカバー146に形成されており、インペラ1
48が所定方向へ回転すると、カートリッジ本体22内
に封入されや処理液20(図2参照)がこのインレット
からポンプカバー146内へ吸入される。
【0159】一方、ポンプカバー146には筒状のアウ
トレット150がポンプカバー146の内外を連通する
ようにポンプカバー146に形成されており、インペラ
148が所定方向へ回転すると、ポンプカバー146内
の処理液20がアウトレット150からポンプカバー1
46外へ排出される。
【0160】また、図3に示されるように、アウトレッ
ト150には、ホース152の一端が接続されている。
【0161】さらに、図1に示されるように、ホース1
52の他端は誘導壁114に設けられたチャンバ154
に接続されており、ホース152を通過した処理液20
はチャンバ154から誘導壁112と誘導壁114との
間を通過する印画紙40に処理液20を吹き付けられ
る。
【0162】また、図1に示されるように、インペラ1
48の下側にはカートリッジ本体22の底部にマグネッ
ト収容部156が形成されている。
【0163】このマグネット収容部156はインペラ1
48と同軸の有底円筒形状でその内側には円柱形状に形
成された内部マグネット158が収容されている。
【0164】内部マグネット158は軸芯を介して半径
方向の一方の側がN極で他方の側がS極となる極性を有
しており、インペラ148の軸方向下端部にインペラ1
48に対して同軸的且つ一体的に連結されている。
【0165】一方、カートリッジ本体22の下方では、
出力軸が上方へ延出されたモータ160がフレーム12
の内部に収容されている。
【0166】図6に示すように、モータ160はモータ
ドライバ163を介して電源(図示省略)へ接続されて
おり、電源からの電力の供給によって出力軸を回転させ
る。
【0167】また、モータドライバ163は制御装置2
20に接続されており、制御装置220はモータ160
の回転を制御できるようになっている。
【0168】図1に示すように、モータ160の出力軸
には略有底円筒形状のマグネット保持台161が同軸的
且つ一体的に取り付けられている。
【0169】このマグネット保持台161はモータ16
0とは反対側の端部が開口した筒状でこの開口端側には
略円筒形状の外部マグネット162が同軸的且つ一体的
に固定されている。
【0170】この外部マグネット162は軸芯を介して
半径方向の一方の側がN極で他方の側がS極となる極性
を有している。
【0171】また、外部マグネット162の内径寸法は
マグネット収容部156の外径寸法よりも僅かに大き
く、マグネット収容部156が外部マグネット162の
内側に位置するように外部マグネット162が配置され
る。
【0172】したがって、この状態では、内部マグネッ
ト158の外周部と外部マグネット162の内周部とが
半径方向に沿い且つマグネット収容部156を介して対
向する。
【0173】また、図3に示されるように、カートリッ
ジ本体22の底部には、ステンレスにより形成された加
熱板164が配置されている。
【0174】さらに、カートリッジ本体22の底部の下
方には加熱板164と対向するように、誘導コイル16
6が配置されている。
【0175】図6に示すように、誘導コイル166は高
周波電源167に接続されている。
【0176】誘導コイル166に高周波電流が流される
と周囲に交流磁界を形成し、加熱板164に誘導渦電流
が流れて加熱板164を加熱し、更に、カートリッジ本
体22内に封入された処理液20を加熱する。
【0177】高周波電源167は制御装置220に接続
されており、制御装置220は誘導コイル166に流す
電流を制御できるようになっている。
【0178】さらに、制御装置220には、処理カート
リッジ14に貯留されている処理液20の温度を検出す
る赤外線温度センサー168が接続されている。
【0179】図7に示すように、カートリッジ本体22
には、熱伝達率の高い材料(例えば、薄いステンレス板
等)で形成された窓174が設けられており、カートリ
ッジ本体22から少し離れた場所に配置された赤外線温
度センサー168で窓174の温度を計測することによ
り処理液20の温度を間接的に計測することができる。
【0180】なお、フレーム12の上部には、処理カー
トリッジ14〜18を出し入れ可能とするドア190が
設けられている。
【0181】また、処理カートリッジ18よりも印画紙
40の搬送方向下流側には、印画紙40を搬送する搬送
ローラ300、温風を吹き出すドライヤー302を備え
た乾燥部304が設けられている。
【0182】図6に示すように、搬送ローラ300を駆
動するモータ306はモータドライバ308を介して電
源(図示省略)へ接続されており、電源からの電力の供
給によって出力軸を回転させる。
【0183】また、モータドライバ308は制御装置2
20に接続されており、制御装置220はモータ306
の回転を制御できるようになっている。
【0184】なお、ドライヤー302も制御装置220
に接続されている。
【0185】なお、乾燥部304の処理カートリッジ1
8側には印画紙40を検知可能な赤外線センサー310
が設けられており、乾燥部304よりも印画紙40の搬
送方向下流側には乾燥された印画紙40をストックする
受け皿307が設けられている。
【0186】なお、赤外線センサー310は、制御装置
220に接続されている。
【0187】<実施の形態の作用、効果>次に、本実施
形態の感光材料処理装置8の作用並びに効果について説
明する。
【0188】コントロールパネル145からの処理スタ
ート信号が制御装置220に入ると、マガジン201に
収容された印画紙40が引き出されて電動カッター20
3で所定のサイズにカットされ、所定のサイズにカット
された印画紙40が搬送ローラ206で上方に搬送され
る。
【0189】一定速度で搬送される印画紙40には、光
走査装置204から出射された光ビーム212a、21
2b、及び212cが照射され、各色の画像データに応
じて印画紙40が露光され、カラー画像(潜像)が形成
される。
【0190】(自動現像装置10の動作)露光済み40
の印画紙40が プリンタ200の出口近傍に設けられ
た赤外線センサー207で検出されると、各処理カート
リッジ14〜18の各々に対応したモータ142が駆動
され、各モータ142の出力軸に設けられた外部マグネ
ット144が回転する。
【0191】ここで、上述したように、外部マグネット
144の内側にはマグネット収容部138を介して内部
マグネット140が設けられている。
【0192】外部マグネット144と内部マグネット1
40は共に軸芯を介して半径方向一方の側と他方の側と
で極性が異なるように形成されているため、外部マグネ
ット144と内部マグネットとの間には、磁気的な吸引
力と反発力が作用する。この磁気的な吸引力と反発力と
によって外部マグネット144が回転すると内部マグネ
ット140が自らの軸周りに回転する。
【0193】この内部マグネット140の回転力でロー
ラ76が回転し、更に、このローラ76に対して無端ベ
ルト134やギヤ列を介して連結されているローラ76
を除いた他のローラ52〜130が回転する。
【0194】このように、本実施の形態では、モータ1
42の駆動力が磁気的な吸引力及び反発力によって内部
マグネット140に伝達されることでローラ52〜13
0に回転力が付与されるため、モータ142とカートリ
ッジ本体22内部とを側壁56及びカバー136とによ
って確実に隔絶できる(換言すれば、確実に処理液20
をカートリッジ本体22内に封入でき、処理液20の漏
れを防止できる。)このため、発色現像液、漂白定着
液、及び水洗液等の処理液20がモータ142に付着す
ることがなく、これらの処理液20がモータ142に付
着することによる動作不良や故障を防止できる。
【0195】また、モータ142に防水構造等の特別な
構造を適用する必要がないため、モータ142のコスト
を安価にでき、ひいては本自動現像装置10の製造コス
トを安価にできる。
【0196】一方、このように、ローラ52〜130が
回転を開始した状態で予め画像が露光された印画紙40
が先ず処理カートリッジ14の引込孔36から処理カー
トリッジ14内に引き込まれる。
【0197】ここで、引込孔36に対応してブレード4
2がカートリッジ本体22に設けられており、ブレード
42が誘導ブロック44に密着していることで引込孔3
6を介したカートリッジ本体22内外の連通が遮断され
る。
【0198】しかしながら、ブレード42は弾性を有し
ており、しかも、ブレード42の上端側はカートリッジ
本体22の内方へ向けて湾曲している。
【0199】このため、印画紙40の搬送方向端部がブ
レード42を押圧することでブレード42が更に湾曲
し、引込孔36を介したカートリッジ本体22内外の連
通が再開放され、これによって、印画紙40がその搬送
方向側端部から処理カートリッジ14のカートリッジ本
体22内に引き込まれる。
【0200】カートリッジ本体22内に引き込まれた印
画紙40は、搬送ローラ対50のローラ52、54に挟
持されてカートリッジ本体22の下方側へ送り出される
と、更に、誘導ローラ68、搬送ローラ対74、及び搬
送ローラ対88によってカートリッジ本体22の下方側
へ印画紙40が送られて処理カートリッジ14に封入さ
れた処理液20(発色現像液)に印画紙40が浸漬され
る。
【0201】さらに、搬送ローラ対88から送り出され
た印画紙40は、誘導ブロック102の誘導面104に
よって印画紙40の搬送方向が上方へ変更され、搬送ロ
ーラ対106、118、誘導ローラ124によってカー
トリッジ本体22の上方へ印画紙40が搬送される。
【0202】さらに、搬送ローラ対126によって印画
紙40が引出孔38に送られる。
【0203】ここで、引出孔38の内周上端部にはブレ
ード46の上端部が密着しているため、引出孔38は閉
止されているが、ブレード46は弾性を有しており、し
かも、ブレード46の上端側はカートリッジ本体22の
外方へ向けて湾曲しているため、印画紙40の搬送方向
端部がブレード46を押圧することでブレード46が更
に湾曲して引出孔38が開放される。
【0204】これによって、印画紙40がその搬送方向
側端部から処理カートリッジ14の外側へ引き出され
る。
【0205】次いで、処理カートリッジ14の引出孔3
8から印画紙40は、処理カートリッジ14に隣接する
処理カートリッジ16の引込孔36から処理カートリッ
ジ14の場合と同様に処理カートリッジ16内に引き込
まれる。
【0206】処理カートリッジ16内に引き込まれた印
画紙40は、処理カートリッジ14内と同様に処理カー
トリッジ16内で搬送されつつ、処理液20(漂白定着
液)に浸漬された後に引出孔38から引き出される。
【0207】さらに、処理カートリッジ16の引出孔3
8から印画紙40は、処理カートリッジ16に隣接する
処理カートリッジ18の引込孔36から処理カートリッ
ジ14、16の場合と同様に処理カートリッジ18内に
引き込まれる。
【0208】処理カートリッジ18内に引き込まれた印
画紙40は、処理カートリッジ14、16内と同様に処
理カートリッジ18内で搬送されつつ、処理液20(水
洗液)に浸漬された後に引出孔38から引き出され、こ
のようにして、各処理液20での処理が終了する。
【0209】ここで、本実施の形態では、上記のように
印画紙40からのブレード42、46に押圧力が作用し
ない限り、ブレード42が引込孔36を介したカートリ
ッジ本体22内外の連通を遮断し、ブレード46が引出
孔38を介したカートリッジ本体22内外の連通を遮断
する。
【0210】このため、引込孔36及び引出孔38を介
した処理液20の漏れ等が防止できる。
【0211】これにより、処理カートリッジ14〜18
を自動現像装置10から取り外して処理カートリッジ1
4を持ち運んでも処理液20がこぼれることはない。 (自動現像装置10の撹拌系に関する動作)次に、本自
動現像装置10の撹拌系に関する動作を説明する。
【0212】本自動現像装置10では、ローラ駆動用の
モータ142が駆動すると共に撹拌用のモータ160が
駆動する。
【0213】モータ160が駆動されると、各モータ1
60の出力軸に設けられた外部マグネット162が回転
する。
【0214】ここで、上述したように、外部マグネット
162の内側にはマグネット収容部156を介して内部
マグネット158が設けられている。
【0215】外部マグネット162と内部マグネット1
58は共に軸芯を介して半径方向一方の側と他方の側と
で極性が異なるように形成されているため、外部マグネ
ット162と内部マグネットとの間には、磁気的な吸引
力と反発力が作用する。この磁気的な吸引力と反発力と
によって外部マグネット162が回転すると内部マグネ
ット158が自らの軸周りに回転する。
【0216】内部マグネット158が回転すると、内部
マグネット158に一体的且つ同軸的に固定されたイン
ペラ148が回転する。
【0217】インペラ148が回転すると、ポンプカバ
ー146のインレットから処理液20がポンプカバー1
46内に吸入される。
【0218】さらに、インペラ148によって吸入され
た処理液20は、インペラ148によってがアウトレッ
ト150側へ送給され、更に、アウトレット150から
ホース152を介してチャンバ154へ送られる。
【0219】チャンバ154へ送られた処理液20は誘
導壁112と誘導壁114の間を通過する印画紙40に
吹き付けられると共に、ポンプカバー146よりも上方
で処理液20が送られ、これにより処理液20が撹拌さ
れる。
【0220】このように、処理液20が撹拌されること
で、処理液20の温度や濃度、劣化度等が均一になり、
各処理液20で処理された印画紙40の画像の品質を安
定させることができる。
【0221】ここで、本実施の形態では、モータ160
の駆動力が磁気的な吸引力及び反発力によって内部マグ
ネット158に伝達されることでローラ52〜130に
回転力が付与されるため、モータ160とカートリッジ
本体22内部とを側壁56及びカバー136とによって
確実に隔絶できる(換言すれば、確実に処理液20をカ
ートリッジ本体22内に封入でき、処理液20の漏れを
防止できる)。
【0222】このため、発色現像液、漂白定着液、及び
水洗液等の処理液20がモータ160に付着することが
なく、これらの処理液20がモータ160に付着するこ
とによる動作不良や故障を防止できる。また、モータ1
60に防水構造等の特別な構造を適用する必要がないた
め、モータ160のコストを安価にでき、ひいては本自
動現像装置10の製造コストを安価にできる。 (印画紙40の乾燥)処理カートリッジ18から排出さ
れた印画紙40の先端が赤外線センサー310で検出さ
れると、搬送ローラ300が駆動されると共にドライヤ
ー302より温風が吹き出され、搬送ローラ300で搬
送される印画紙40に温風が吹き付けられて印画紙40
の乾燥が行われる。
【0223】なお、乾燥した印画紙40は、受け皿30
7に排出される。また、印画紙40の後端が赤外線セン
サー310で検出されると、搬送ローラ300及びドラ
イヤー302の作動が停止する。 (処理が進行した際の動作)ところで、印画紙40の処
理を行うと、処理量(処理面積)に応じて処理液(発色
現像液、漂白定着液、及び水洗液)20が劣化する。
【0224】本実施形態の感光材料処理装置8では、印
画紙40の処理量(処理面積)は、予め制御装置220
に記憶させておいた印画紙40の幅と、印画紙40の搬
送速度、及び赤外線センサー207(または310)で
検出可能な印画紙40の通過時間等から計算して求める
ことができる。即ち、制御装置220と赤外線センサー
207(または310)とで、処理量検出手段が構成さ
れている。
【0225】そこで、この感光材料処理装置8では、劣
化した処理液20で印画紙40を処理した場合であって
も、新しい処理液20で処理した場合と同様の画像品質
が得られるように、印画紙40の処理条件を変更する。
【0226】処理条件の変更としては、例えば、光走査
装置204のレーザーダイオード214a、14b及び
14cの出力を増す、処理カートリッジ14〜18にお
いて印画紙40の搬送速度を遅くする、処理液20の温
度を上げる、撹拌強度を上げる等があり、これらの内の
少なくとも一つを実施することにより、劣化した処理液
20でも新しい処理液20で処理した時と同様の画像品
質が得られる。
【0227】具体的には、制御装置220に印画紙40
の処理量(処理液20の劣化度合い)に応じた処理条件
(露光強度、搬送速度、処理液温度、撹拌強度等)を予
め記憶しておき、印画紙40の処理量に応じて処理条件
を自動的に変更すれば、劣化した処理液20であって
も、一定期間は新しい処理液20で処理した時と同様の
画像品質が得られる。
【0228】なお、赤外線温度センサー168、加熱板
164、誘導コイル166、高周波電源167及び制御
装置220によって本発明の温調手段が構成されてい
る。また、制御手段200は、本発明の露光制御手段、
搬送制御手段、温調制御手段、撹拌制御手段に相当する
ものである。
【0229】制御装置220は、処理液20の性能が限
界に来る直前、即ち、予め設定した処理量に達したら、
コントロールパネル145に処理カートリッジ14〜1
8の交換を促すメッセージを表示させることもでき、次
の処理カートリッジ交換までに処理可能な印画紙40の
枚数等を処理のコントロールパネル145に表示させる
こともできる。
【0230】また、カラー画像の場合、処理液20の劣
化により各色の画像濃度、即ち、カラーバランスが崩れ
る場合が考えられる。このような場合には、カラーバラ
ンスを保つように、レーザーダイオード214a、14
b及び14cの各々の出力を個別に変更すれば良い。こ
の場合には、制御装置220に、処理量(処理液20の
劣化度合い)に応じたレーザーダイオード214a、1
4b及び14cの各々の出力を記憶しておき、処理量に
応じてレーザーダイオード214a、14b及び14c
の各々の出力を変更すれば良い。 (処理カートリッジ14〜18の効果)ところで、上述
したように、処理液20は引込孔36や引出孔38等か
らこぼれたり漏れたりすることなく、確実に各処理カー
トリッジ14〜18に封入される。
【0231】このため、処理カートリッジ14〜18を
フレーム12から取り外して容易に持ち運ぶことができ
る。
【0232】これにより、例えば、フレーム12が載置
されている場所(すなわち、印画紙40の処理を行なう
場所)から別の場所へ処理カートリッジ14〜18を持
ち運び、例えば、カートリッジ回収センターのような専
用の場所で処理液20の交換や搬送ローラ対50〜12
6等の点検、修理等を行なうことができる。
【0233】これにより、処理液20の交換や搬送ロー
ラ対50〜126等の点検、修理等によってフレーム1
2が載置されている場所(すなわち、印画紙40の処理
を行なう場所)に処理液20がこぼれるようなことはな
く、フレーム12が載置されている場所の清潔さを確
保、維持できる。
【0234】また、上記のように処理液20は処理カー
トリッジ14〜20に封入されているため、フレーム1
2が載置されている場所における処理液20の交換は、
実質的に劣化した処理液20を封入した処理カートリッ
ジ14〜20から新たな処理液20を封入した処理カー
トリッジ14〜20への交換となる。
【0235】このように、処理液20の交換作業が処理
カートリッジ14〜20の交換作業に置き換えられるこ
とで作業が容易になるため、作業効率が向上する。
【0236】しかも、処理カートリッジ14〜20の交
換作業後には印画紙40の処理を再開できるため、印画
紙40の処理効率も向上する。
【0237】<第2の実施形態>次に、本発明の感光材
料処理装置8の第2の実施形態を図8にしたがって説明
する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を
付し、その説明は省略する。
【0238】第1の実施形態では、印画紙40の処理量
に応じて処理条件を変更したが、本実施形態では、処理
液20の状態を直接検出して処理条件を変更するもので
ある。
【0239】図8に示すように、カートリッジ本体22
の内部には、処理液20の状態(PH:ペーハー)を検
出するPHセンサー170が設けられている。PHセン
サー170は、配線172を介して制御装置220(図
示せず)に接続されている。なお、配線172の途中に
は、コネクター176が設けられている。
【0240】本実施形態では、処理液20の劣化により
処理液20のペーハーが変化することを利用しており、
制御装置220はペーハーの値に応じて第1の実施形態
と同様に印画紙40の処理条件(露光強度、搬送速度、
処理液温度、撹拌強度等)を変更している。
【0241】なお、変更する処理条件としては、露光強
度、搬送速度、処理液温度、撹拌強度の内の少なくとも
一つを変更すれば良いが2つ以上変更しても良く、これ
ら全てを変更しても良いのは勿論である。
【0242】本実施形態では、処理液20の状態を直接
検出するので、処理液の自然劣化も検出でき、精度良く
処理条件を変更することができる。この場合、カートリ
ッジ本体22の内部に一対の電極を配置し、処理液20
を流れる電流を計測すれば良い。
【0243】なお、本実施形態では、処理液20のペー
ハーを検出することで処理液の劣化度合いを検出した
が、処理液20の電気伝導度によって処理液20の劣化
を検出することができる。また、この他に、酸化還元電
位、電量測定、PAgなどの各種イオン濃度、現像主薬
量、濃度測定など、物理、化学、光学的指標で計測する
こともできる。
【0244】なお、本実施形態のPHセンサー170及
び制御装置220が、本発明の処理液状態検出手段に相
当する。 <その他の実施形態>なお、上記実施形態では、各処理
カートリッジ14〜18毎にモータ142やモータ16
0を設けた構成であったが、例えば、各処理カートリッ
ジ14〜18毎に設けられた外部マグネット144をギ
ヤ列等で機械的に連結し、1個のモータ142の駆動力
で全ての外部マグネット144を回転させる構成として
もよい(モータ160及び外部マグネット162に関し
ても同様である)。
【0245】また、カートリッジ本体22に印画紙搬送
用のモータが設けられていても良く、撹拌用のモータが
設けられていても良い。
【0246】また、上記実施形態では、カラー写真用の
印画紙40を感光材料としたが、感光材料は光によりそ
の表面等に画像(潜像を含む)が形成される構成であれ
ば、その態様に限定されるものではない。
【0247】したがって、印画紙40以外にも、白黒写
真用の印画紙やフィルム、カラー写真用のフィルム、リ
バーサルフィルムやリバーサルペーパ、X線写真用のフ
ィルム、印刷リスフィルム等のあらゆる感光材料を適用
できる。
【0248】また、処理液20に関しても同様であり、
処理液20は用いる感光材料の種類によってそれぞれ異
なることは言うまでもない。
【0249】また、上記実施形態では、印画紙40の露
光にレーザーダイオード214a、14b及び14cを
用いたが、本発明はこれに限らず、発光ダイオード、C
RT等の他の光源を用いても良い。
【0250】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理装置及び感光材料処理方法によれば、感光材料を処
理する場所やその周囲に処理液がこぼれたり飛散するこ
とがなく、また、安定した仕上がり品質が得られる、と
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る感光材料処理
装置に用いる感光材料処理カートリッジの構成の概略を
示す正面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る感光材料処理
装置の構成の概略を示す正面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る感光材料処理
装置の構成の概略を示す側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る感光材料処理
装置の搬送用駆動手段の構成を示す拡大側面断面図であ
る。
【図5】光走査装置の概略構成を示す斜視図である。
【図6】制御装置及びこれに連結される電気系を示すブ
ロック図である。
【図7】処理カートリッジ及び赤外線センサーの斜視図
である。
【図8】第2の実施形態に係る感光材料処理装置に用い
る感光材料処理カートリッジの構成の概略を示す正面断
面図である。
【符号の説明】
8 感光材料処理装置 10 自動現像装置 14 処理カートリッジ(感光材料処理カートリッ
ジ) 16 処理カートリッジ(感光材料処理カートリッ
ジ) 18 処理カートリッジ(感光材料処理カートリッ
ジ) 20 処理液 22 カートリッジ本体 50 搬送ローラ対(搬送手段) 74 搬送ローラ対(搬送手段) 88 搬送ローラ対(搬送手段) 106 搬送ローラ対(搬送手段) 118 搬送ローラ対(搬送手段) 126 搬送ローラ対(搬送手段) 140 内部マグネット(駆動力伝達手段) 142 モータ(搬送用駆動手段) 144 外部マグネット(搬送用駆動手段、磁界形成
手段) 146 ポンプカバー(撹拌手段) 148 インペラ(撹拌手段) 160 モータ(撹拌手段) 164 加熱板(温調手段) 166 誘導コイル(温調手段) 167 高周波電源(温調手段) 170 PHセンサー(処理液状態検出手段) 204 光走査装置(露光手段) 207 赤外線センサー(処理量検出手段) 220 制御装置(温調手段、処理量検出手段、露光
制御手段、搬送制御手段、温調制御手段、撹拌制御手
段、処理液状態検出手段、制御手段) 310 赤外線センサー(処理量検出手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料の露光を行う露光手段と、 感光材料に付着して当該感光材料を処理する処理液を封
    入すると共に、所定の装着位置へ着脱可能で且つ前記装
    着位置から取り外した状態で持ち運び可能な感光材料処
    理カートリッジと、 前記処理液と共に前記感光材料処理カートリッジの内部
    に封入され、駆動力を受けることで前記感光材料処理カ
    ートリッジの内部で前記感光材料を搬送する搬送手段
    と、 前記感光材料処理カートリッジの外部若しくは内部に設
    けられ、前記搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的
    に付与する搬送用駆動手段と、 前記感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、 前記処理量検出手段による検出結果に基づいて前記露光
    手段を制御する露光制御手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 感光材料に付着して当該感光材料を処理
    する処理液を封入すると共に、所定の装着位置へ着脱可
    能で且つ前記装着位置から取り外した状態で持ち運び可
    能な感光材料処理カートリッジと、 前記処理液と共に前記感光材料処理カートリッジの内部
    に封入され、駆動力を受けることで前記感光材料処理カ
    ートリッジの内部で前記感光材料を搬送する搬送手段
    と、 前記感光材料処理カートリッジの外部若しくは内部に設
    けられ、前記搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的
    に付与する搬送用駆動手段と、 前記感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、 前記処理量検出手段による検出結果に基づいて、搬送用
    駆動手段を制御する搬送制御手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 感光材料に付着して当該感光材料を処理
    する処理液を封入すると共に、所定の装着位置へ着脱可
    能で且つ前記装着位置から取り外した状態で持ち運び可
    能な感光材料処理カートリッジと、 前記処理液と共に前記感光材料処理カートリッジの内部
    に封入され、駆動力を受けることで前記感光材料処理カ
    ートリッジの内部で前記感光材料を搬送する搬送手段
    と、 前記感光材料処理カートリッジの外部若しくは内部に設
    けられ、前記搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的
    に付与する搬送用駆動手段と、 前記感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、 前記処理液の温度を検出して前記処理液の温調を行う温
    調手段と、 前記処理量検出手段による検出結果に基づいて、前記温
    調手段を制御する温調制御手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 感光材料に付着して当該感光材料を処理
    する処理液を封入すると共に、所定の装着位置へ着脱可
    能で且つ前記装着位置から取り外した状態で持ち運び可
    能な感光材料処理カートリッジと、 前記処理液と共に前記感光材料処理カートリッジの内部
    に封入され、駆動力を受けることで前記感光材料処理カ
    ートリッジの内部で前記感光材料を搬送する搬送手段
    と、 前記感光材料処理カートリッジの外部若しくは内部に設
    けられ、前記搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的
    に付与する搬送用駆動手段と、 前記感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、 前記処理液の撹拌を行う撹拌手段と、 前記処理量検出手段による検出結果に基づいて、前記撹
    拌手段を制御する撹拌制御手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 感光材料の露光を行う露光手段と、 感光材料に付着して当該感光材料を処理する処理液を封
    入すると共に、所定の装着位置へ着脱可能で且つ前記装
    着位置から取り外した状態で持ち運び可能な感光材料処
    理カートリッジと、 前記処理液と共に前記感光材料処理カートリッジの内部
    に封入され、駆動力を受けることで前記感光材料処理カ
    ートリッジの内部で前記感光材料を搬送する搬送手段
    と、 前記感光材料処理カートリッジの外部若しくは内部に設
    けられ、前記搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的
    に付与する搬送用駆動手段と、 前記処理液の温度を検出して前記処理液の温調を行う温
    調手段と、 前記処理液の撹拌を行う撹拌手段と、 前記感光材料の処理量を検出する処理量検出手段と、 前記処理量検出手段による検出結果に基づいて、前記露
    光手段、前記搬送手段、前記温調手段及び前記撹拌手段
    の内の少なくとも2つ以上を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  6. 【請求項6】 感光材料の露光を行う露光手段と、 感光材料に付着して当該感光材料を処理する処理液を封
    入すると共に、所定の装着位置へ着脱可能で且つ前記装
    着位置から取り外した状態で持ち運び可能な感光材料処
    理カートリッジと、 前記処理液と共に前記感光材料処理カートリッジの内部
    に封入され、駆動力を受けることで前記感光材料処理カ
    ートリッジの内部で前記感光材料を搬送する搬送手段
    と、 前記感光材料処理カートリッジの外部若しくは内部に設
    けられ、前記搬送手段に前記駆動力を直接或いは間接的
    に付与する搬送用駆動手段と、 前記処理液の状態を検出する処理液状態検出手段と、 前記処理液状態検出手段による検出結果に基づいて前記
    露光手段を制御する露光制御手段と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  7. 【請求項7】 感光材料を搬送する搬送手段並びに前記
    感光材料の処理に要する処理液を予め封入し、所定の装
    着位置に着脱可能で且つ前記所定の装着位置から取り外
    した状態で持ち運び可能な感光材料処理カートリッジの
    内部に前記搬送手段で前記感光材料を通過させつつ、前
    記感光材料処理カートリッジ内部で前記処理液を前記感
    光材料に付着させる感光材料処理方法であって、 感光材料の処理量及び処理液の状態の少なくとも一方に
    基づいて、感光材料への露光量、感光材料の搬送速度、
    処理液の温度及び処理液の撹拌強度の内の少なくとも一
    つを制御することを特徴とする感光材料処理方法。
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WO2013046877A1 (ja) 2011-09-30 2013-04-04 富士フイルム株式会社 機上現像型の平版印刷版原版を用いる印刷方法

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