JPH05232821A - 湿式現像装置 - Google Patents

湿式現像装置

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JPH05232821A
JPH05232821A JP7120391A JP7120391A JPH05232821A JP H05232821 A JPH05232821 A JP H05232821A JP 7120391 A JP7120391 A JP 7120391A JP 7120391 A JP7120391 A JP 7120391A JP H05232821 A JPH05232821 A JP H05232821A
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JP
Japan
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developing
roller
developer
airtight box
recording sheet
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Withdrawn
Application number
JP7120391A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yagi
厚志 八木
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像ローラと記録シートとの間の現像液膜の形
成を短時間で行う。 【構成】気密箱体20のスリット窓21の両脇にセンサ
34を取り付け、現像ローラ25に形成される現像液膜
を検出するようにする。このセンサ34を制御回路35
に接続し、さらに現像ローラ用モータ駆動回路36を介
して現像ローラ用モータ28に接続し、現像開始前に現
像時の回転数よりも高い回転数で現像ローラ25を回転
させるように制御する。 【効果】画像欠落や画像濃度のムラを生じさせることな
く高速の現像処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜像を有する記録シー
トに現像液を供給して前記潜像を現像する回転可能な現
像ローラを具備する湿式現像装置関する。
【0002】
【従来の技術】上述の湿式現像装置として、例えば、部
分的に現像液面に接触し、回転することにより表面に液
膜を形成する現像ローラの表面に対して、微小なギャッ
プをもってシートを対向させ搬送し、ローラとシートと
の間に現像液を供給してこの現像液を作用させるローラ
式の湿式現像装置が、特開昭60−28678号公報に
開示されている。
【0003】この従来例では、表面が平滑な現像ローラ
が使用されているが、ローラ表面への現像液の付着量を
増やしてローラとシートとの間への現像液の供給を効率
良くするために、現像ローラの表面にスパイラル状の溝
を形成した湿式現像装置が、例えば特公昭51−437
83号公報に開示されているように知られている。図9
に示すようにこの装置においては、現像ローラ100
は、静電潜像を有し搬送ローラ101によって矢印V方
向に搬送される記録シート102へ、現像液供給トレイ
103から現像液104を供給し、潜像をムラなく適性
に現像できるような一定の現像時の回転数で回転する。
この現像ローラ100は、図10に示すような現像液膜
105を形成するために、現像を開始する前に前記現像
時の回転数で一定時間回転する。この後、記録シート1
02が搬送され、現像が開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の湿式現
像装置は、現像ローラの回転数が一定であり、かつ、そ
れが適正な現像のみを考慮して比較的小さいものである
ため、現像を開始するまでに現像液膜を形成するのに時
間がかかり、結果的に現像処理が遅くなる。一方、液膜
を早く形成するために現像ローラの回転数を高めると、
画像のカブリ等の画像欠落や画像濃度のムラが生じるこ
とがある。本発明の目的は、画像欠落や画像濃度のムラ
を生じさせずに、高速の現像処理を可能とする湿式現像
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って本発明の湿式現像
装置においては、潜像を有する記録シートに現像液を供
給して前記潜像を現像する回転可能な現像ローラを具備
するものであり、現像開始前に現像時の回転数よりも高
い回転数で前記現像ローラを回転させることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明の湿式現像装置においては、現像ローラ
は、現像開始前は現像時の回転数よりも高い回転数で回
転し、現像開始後は現像時の回転数で回転する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明による第1実施例の湿式現像
装置を、図1乃至図5を参照して詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、湿式現像装置は、この
装置のハウジングをなす細長の気密箱体20を具備す
る。この気密箱体20は、スリット窓21を構成するよ
うに長手方向に沿って上面が開口した筒形状の中空部材
20aと、この中空部材20aの両端を夫々封止し、後
述の現像ローラ25を支持する封止部材20b,20c
とから構成されている。この気密箱体20のスリット窓
21の長手方向の長さは、静電潜像が形成された記録シ
ートの幅よりも少し短く設定されている。気密箱体20
の一端側の封止部材20b近くの下部には、気密箱体2
0内に現像液を供給するための現像液供給口22が取り
付けられている。この現像液供給口22の上端面は、封
止部材20bの底面と同一面に来るように設置されてい
る。気密箱体20の他端側の封止部材20c近くの下部
には、気密箱体20内の現像液を排出するための現像液
排出口23が取り付けられている。この現像液排出口2
3の上端面は、現像液供給口22の上端面よりも高く設
定されており、気密箱体20内の現像液の液面を一定の
高さに保つ液面規制端24をなしている。前記気密箱体
20内は、記録シートに現像液を供給する導電性の現像
ローラ25が封止部材20b,20cにより回転可能に
支持されている。
【0009】この現像ローラ25は、一端側に駆動側ロ
ーラ軸26を、他端側に支持側ローラ軸27を夫々有す
る。この駆動側ローラ軸26は、気密箱体20の外側で
現像ローラ用モータ28の回転シャフトに接続されてお
り、現像ローラ25はこのモータ28によって回転され
る。この駆動側ローラ軸26は封止部材20b中に設け
られたベアリング29によって支持されている。駆動側
ローラ軸26と封止部材20bとの間には、シールリン
グ30が、これらの間を通る気密箱体20内への空気の
侵入を防止するように設けられている。このベアリング
29の外側は押え部材31によって押さえられている。
前記支持側ローラ軸27は封止部材20c中で軸受けブ
ッシュ28によって軸止されている。
【0010】前記現像液供給口22には、現像液が収納
された現像液容器32が配管34aによって接続されて
いる。又、現像液排出口23には、気密箱体20内の空
気及び現像液を吸引する吸引ポンプ33が配管34bに
よって接続されている。前記現像液容器32と吸引ポン
プ33とは、配管34cによって接続されている。
【0011】図2に示すように、前記気密箱体20に
は、現像ローラ25上に形成される現像液膜を検出する
透過型センサ34が埋設されている。このセンサ34
は、発光素子34a及び受光素子34bよりなる。この
センサ34は、これの信号を受け取って後述の3つの駆
動回路に制御信号を送る制御回路35に接続されてい
る。この制御回路35は、現像ローラ用モータ駆動回路
36を介して現像ローラ用モータ28に、搬送モータ駆
動回路37を介して図示しない記録シート用の搬送モー
タに、吸引ポンプ駆動回路38を介して吸引ポンプ33
に、夫々接続されている。
【0012】前記現像ローラ25には、図3に示すよう
な螺旋状の溝が形成されている。この溝は、図4に示す
ように、幅1.0ミリメートル、深さ0.8ミリメート
ルの断面形状を有している。なお、山の部分の幅は1.
4ミリメートルである。
【0013】この様に構成された本発明による第1実施
例の湿式現像装置の作用を以下に説明する。まず、一様
な電位で静電潜像が記録されている記録シートを、気密
箱体20のスリット窓21を覆うように気密箱体20上
に載置する。この状態で吸引ポンプ33を作動させる
と、この吸引ポンプ33は気密箱体20内の空気を現像
液排出口23より吸引するので、記録シートがスリット
窓21の縁に密着する。
【0014】さらに吸引ポンプ33が気密箱体20内の
空気を吸引して気密箱体20内の圧力が低くなると、こ
の負圧により、配管34aを介して現像液容器32から
現像液が気密箱体20内に流入する。そのまま現像液の
流入が続くと、液面が現像液排出口23の液面規制端2
4まで上昇する。液面が液面規制端24を越えると、現
像液と気密箱体20内の空気とが現像液排出口23から
排出され、液面の高さは一定に保たれる。そして、記録
シートとスリット窓21との間から侵入してくる空気の
量と現像液排出口23から排出される空気の量とのバラ
ンスが取れると、気密箱体20内の圧力が一定に保たれ
るので、現像液は安定した状態で循環され、前記記録シ
ートは気密箱体20内の負圧により気密箱体20内に引
き込まれるように撓む。
【0015】この後、現像ローラ用モータ28を現像時
よりも高い回転数で回転させ、現像ローラ25上に現像
液膜を形成する。液膜が形成されて記録シートと現像ロ
ーラ25との間に現像液が供給されると、気密箱体20
の内部のセンサ34が液膜を検出する。センサ34の検
出信号を受けた制御回路35は、現像ローラ用モータ駆
動回路36を介して現像ローラ25の回転数を現像時の
回転数まで低下させる。そして記録シートの搬送を開始
させ、記録シートの潜像を順次現像する。
【0016】次に、上述の動作の時間的な流れを図5を
用いて説明する。時間t1で吸引ポンプ33は運転を開
始する。図示しない記録シート用の搬送モータは、時間
t2で動作を開始する。現像ローラ25は時間t1で回
転を開始し、時間t1からt2までは高速で回転し時間
t2からは回転数を下げ、記録シート上の潜像を現像す
る所定の回転数で回転を続ける。センサ34の検出信号
は、時間t2で現像液膜を検出するとレベルが変化す
る。実際に現像が可能なのは時間t2以降である。
【0017】現像ローラ用モータ28の回転数は種々の
方法によって調整が可能である。直流モータのように電
圧で回転数を変化させるモータである場合には、駆動電
源の電圧を変更すればローラの回転数を変化させること
ができる。又、現像ローラ用モータ28がインダクショ
ンモータのように電圧ではほとんど回転数を変更できな
いタイプでは、モータとローラとの間にメカニカルな変
速機構を設けることで、ローラの回転速度を変更するこ
とが可能である。次に、本発明による第2実施例の湿式
現像装置を図6を用いて説明する。なお、第1実施例と
同一の部材は同一の符号で示し、異なるところのみを説
明する。
【0018】本実施例の装置においては、第1実施例の
センサ34を、発光素子と受光素子とが組み込まれた反
射型センサ40としたものである。この反射型センサ4
0は気密箱体20の上部の片側のみに設けられている。
このように発光素子と受光素子とを一体化したセンサを
用いれば、気密箱体の片側のみにセンサを設ければ良
く、気密箱体の構造を簡易にすることができる。
【0019】次に本発明による第3実施例の湿式現像装
置を図7及び図8を用いて説明する。なお、本実施例に
おいては、第2実施例と同様に、第1実施例と異なると
ころのみを説明する。第1実施例では、気密箱体のスリ
ット窓を記録シートで覆い吸引ポンプで負圧を発生させ
て現像液の循環を行っていたが、本実施例では負圧を発
生させずに、現像液ポンプ50で現像液を気密箱体20
内に送り込み、さらに、現像ローラ25の上方に対向ロ
ーラ52を設けたものである。
【0020】図7に示すように、前記現像液ポンプ50
は、配管53aによって現像液供給口22に接続され、
配管53bによって現像液容器32に接続されている。
この現像液容器32は、配管53cによって現像液排出
口23に接続されている。又、前記現像液ポンプ50
は、現像液駆動ポンプ51を介して制御回路35に接続
されている。
【0021】図8に示すように、前記対向ローラ52
は、その表面に記録シート54を巻き付けたときに、現
像ローラ25と記録シート54とが所定の間隔になるよ
うに回転可能に取り付けられている。前記所定の間隔と
しては、0.1ミリメートルから0.5ミリメートルま
での範囲が好ましい。
【0022】前記発光素子34a及び受光素子34bよ
りなるセンサ34は、第1実施例と同様に制御回路35
に接続されているが、気密箱体20の内部ではなく、ス
リット窓21の両脇に取り付けられている。この様に構
成された第3実施例の装置の作用を説明する。
【0023】図8に示すように対向ローラ52に記録シ
ート54を巻き付けた状態で現像液ポンプ51を作動さ
せると、図7に示す現像液容器32から現像液が吸い上
げられる。現像液は、現像液ポンプ51の作用によって
現像液供給口22を通って気密箱体20の内部に流入す
る。現像液面が上昇して現像液面規制端24の高さを越
えると、現像液は現像液排出口24から流出し、現像液
容器32へ流入する。その他の構成及び作用、並びに動
作のタイミング等は、第1実施例と同様である。本発明
は上記実施例のみに限定されるものではなく、数多の実
施例、変形例が可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、画像欠落や画像濃度の
ムラを生じさせずに、高速の現像処理を可能とする湿式
現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例の湿式現像装置を
現像ローラの回転軸に沿って切断した断面図である。
【図2】図2は、図1における装置を、現像ローラの回
転軸に直交する方向に沿って切断した断面図である。
【図3】図3は、図1における現像ローラを示す側面図
である。
【図4】図4は、図3における現像ローラをA−A線で
切断して現像ローラの溝の形状を示す断面図である。
【図5】図5は、図1における装置の各部材の時間的な
動作の流れを示すタイムチャートである。
【図6】図6は、本発明による第2実施例の湿式現像装
置を現像ローラの回転軸に直交する方向に沿って切断し
た断面図である。
【図7】図7は、本発明による第3実施例の湿式現像装
置を現像ローラの回転軸に沿って切断した断面図であ
る。
【図8】図8は、図7における装置を現像ローラの回転
軸に直交する方向に沿って切断した断面図である。
【図9】図9は、従来の湿式現像装置の現像ローラの回
転軸に直交する方向に沿って切断した断面図である。
【図10】図10は、図9において現像ローラと記録シ
ートとが最も近接する部分を拡大した拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
25…現像ローラ、34…センサ、34a…発光素子、
34b…受光素子、35…制御回路、40…反射型セン
サ、54…記録シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を有する記録シートに現像液を供給
    して前記潜像を現像する回転可能な現像ローラを具備す
    る湿式現像装置において、現像開始前に現像時の回転数
    よりも高い回転数で前記現像ローラを回転させることを
    特徴とする湿式現像装置。
JP7120391A 1991-04-03 1991-04-03 湿式現像装置 Withdrawn JPH05232821A (ja)

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JP7120391A JPH05232821A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 湿式現像装置

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JP7120391A JPH05232821A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 湿式現像装置

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JPH05232821A true JPH05232821A (ja) 1993-09-10

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JP7120391A Withdrawn JPH05232821A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 湿式現像装置

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JP (1) JPH05232821A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5933685A (en) * 1997-07-16 1999-08-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for detecting concentration of developer by measurement of optical transmissivity
KR100433536B1 (ko) * 2002-02-06 2004-05-31 삼성전자주식회사 습식 전자사진방식 인쇄기의 화상농도 제어장치
US7403736B2 (en) 2003-08-20 2008-07-22 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus, image forming system, and image forming method

Cited By (4)

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US7403736B2 (en) 2003-08-20 2008-07-22 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus, image forming system, and image forming method
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19980711