JPH06338478A - 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH06338478A
JPH06338478A JP5152381A JP15238193A JPH06338478A JP H06338478 A JPH06338478 A JP H06338478A JP 5152381 A JP5152381 A JP 5152381A JP 15238193 A JP15238193 A JP 15238193A JP H06338478 A JPH06338478 A JP H06338478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
hydrogen
plasma
substrate
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5152381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2804700B2 (ja
Inventor
Jun Kikuchi
純 菊地
Shuzo Fujimura
修三 藤村
Masao Iga
雅夫 伊賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26415213&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06338478(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority to JP5152381A priority Critical patent/JP2804700B2/ja
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to KR1019940001443A priority patent/KR0126892B1/ko
Priority to FR9400939A priority patent/FR2703510A1/fr
Priority to GB9401772A priority patent/GB2276764B/en
Publication of JPH06338478A publication Critical patent/JPH06338478A/ja
Priority to US08/971,569 priority patent/US5919336A/en
Publication of JP2804700B2 publication Critical patent/JP2804700B2/ja
Application granted granted Critical
Priority to US09/178,489 priority patent/US6024045A/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02043Cleaning before device manufacture, i.e. Begin-Of-Line process
    • H01L21/02054Cleaning before device manufacture, i.e. Begin-Of-Line process combining dry and wet cleaning steps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32357Generation remote from the workpiece, e.g. down-stream
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02043Cleaning before device manufacture, i.e. Begin-Of-Line process
    • H01L21/02046Dry cleaning only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シリコン基板上の自然酸化膜を除去し、更に水
素終端処理をする水素プラズマダウンフロー処理装置に
関し、処理時間の短縮が図れる水素プラズマダウンフロ
ー処理装置の提供する。 【構成】水素含有ガスを導入して該水素含有ガスを活性
化するプラズマ発生部4と、該プラズマ発生部4の下流
に設けられ、前記プラズマ発生部4で活性化された反応
ガスに基板9上の被処理物10を曝して該被処理物10
をエッチングする処理部7と、前記プラズマ発生部4の
下流に設けられてフッ化窒素ガス又はフッ化窒素含有ガ
スのガス導入部6とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術 ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例 (1) 本発明の実施例に係る自然酸化膜の除去装置(図
1) (2) 本発明の実施例に係る自然酸化膜の除去方法 (i) 自然酸化膜の除去及び水素終端処理(図2) (ii)比較例(図3) (iii) 調査実験(図4,図5) (3) 本発明の実施例に係る自然酸化膜除去後の基板の処
理方法 (A) 加熱による方法(図6,図7,図8(a)) (B) 水洗による方法(図7,図8(b) ,図9) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、水素プラズマダウンフ
ロー処理装置及び水素プラズマダウンフロー処理方法に
関し、更に詳しく言えば、シリコン基板上の自然酸化膜
を除去し、更に水素終端処理をする水素プラズマダウン
フロー処理装置及び水素プラズマダウンフロー処理方法
に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、自然酸化膜を除去する処理、また
は水素終端処理をする方法としては、希釈弗酸を用いた
ウエット処理方法(参照資料:G.S.Higashi et al.,J.
Appl.Phys.,56,656,1990 )や水素プラズマを用いたド
ライ処理方法(A.Kishimoto etal.,Jpn. J. Appl. Phy
s.,29,2273,1990 )、水素原子(水素ラジカル)を用い
たドライ処理方法(T.Takahagi et al.,J. Appl. Phy
s.,68,2187,1990 )などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方法のうち、希釈
弗酸を用いたウエット処理方法では、シリコンの(11
1)面に対しては安定な表面が得られるが、(100)
面に対しては安定性が無い。また、ウエット処理である
ため、被処理面にフッ素が残る場合がある。なお、上記
処理はウエット処理であるため、上記処理後、連続して
成膜等のドライ処理を行う場合には、ウエット処理装置
とドライ処理装置との接続が困難な場合があり、好まし
くは、処理装置間の接続性の良いことが望ましい。
【0005】更に、水素プラズマを用いたドライ処理方
法では、イオンや電子等の高エネルギ粒子がシリコン基
板の被処理面に衝突し、ダメージを与える恐れがある。
また、水素原子(水素ラジカル)を用いたドライ処理方
法では、これらの問題はないが、処理速度が遅く、上記
の文献によれば、時間オーダの処理時間を要し、実用的
でない。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
て創作されたものであり、処理時間の短縮が図れる水素
プラズマ処理装置及び水素プラズマ処理方法の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、水
素含有ガスを導入して該水素含有ガスを活性化するプラ
ズマ発生部4と、前記プラズマ発生部4の下流に設けら
れ、前記プラズマ発生部4で活性化された反応ガスに基
板9上の被処理物10を曝して処理する処理部7と、前
記プラズマ発生部4よりも下流に設けられてフッ化窒素
ガス又はフッ化窒素含有ガスを導入するガス導入部6と
を有することを特徴とする半導体装置の製造装置によっ
て達成され、第2に、前記ガス導入部6は、前記プラズ
マ発生部4から発生したプラズマ状態のガスが存在する
領域の外にあることを特徴とする第1の発明に記載の半
導体装置の製造装置によって達成され、第3に、前記処
理部には、前記被処理物10の除去後に前記基板9を加
熱する加熱手段12が設けられていることを特徴とする
第1の発明に記載の半導体装置の製造装置によって達成
され、第4に、プラズマ発生領域で水素含有ガスをプラ
ズマ化して活性化ガスを発生させ、前記プラズマ発生領
域よりもガス下流であってプラズマ状態のガスが存在し
ない領域で前記活性ガスにフッ化窒素ガス又はフッ化窒
素含有ガスを添加し、前記フッ化窒素ガス又は前記フッ
化窒素含有ガスが添加された前記活性化ガスの雰囲気に
基板上の被処理物を曝して処理する水素プラズマダウン
フロー処理工程を含むことを特徴とする半導体装置の製
造方法によって達成され、第5に、前記基板上の前記被
処理物はシリコン基板上のシリコン酸化膜であり、かつ
前記水素含有ガスは水素と水蒸気の混合ガス又は少なく
とも酸素原子を含む分子と水素の混合ガスのいずれかで
あり、前記基板上の前記被処理物の前記処理は前記シリ
コン基板上の自然酸化膜を除去する処理であることを特
徴とする第4の発明に記載の半導体装置の製造方法によ
って達成され、第6に、水素を前記プラズマ発生領域に
導入した後に、前記フッ化窒素ガス又は前記フッ化窒素
含有ガスを前記プラズマ発生領域の下流に供給し、つぎ
に、少なくとも酸素原子を含む分子を該水素に加えて前
記プラズマ発生領域に導入するとともに、前記基板上の
前記被処理物を水素プラズマダウンフロー処理した後に
は、少なくとも酸素原子を含む分子を他のガスよりも早
く停止させることを特徴とする第4の発明に記載の半導
体装置の製造方法によって達成され、第7に、前記基板
上の被処理物を水素プラズマダウンフロー処理した後
に、前記基板を100℃以上に加熱することを特徴とす
る第4の発明に記載の半導体装置の製造方法によって達
成され、第8に、前記加熱は、前記被処理物を不活性ガ
ス雰囲気中に入れて行うことを特徴とする請求項7記載
の半導体装置の製造方法。
【0008】第9に、前記基板上の被処理物を水素プラ
ズマダウンフロー処理した後に、前記基板を水洗するこ
とを特徴とする第4の発明に記載の半導体装置の製造方
法によって達成され、第10に、前記基板を水洗する水
は、溶存酸素の低減処理が行われた純水であることを特
徴とする第9の発明に記載の半導体装置の製造方法によ
って達成される。
【0009】
【作 用】本発明の半導体装置の製造装置は、プラズマ
発生部の下流にフッ化窒素(NF 3 )ガス又はNF3
有ガスのガス導入部を有している。そのガス導入部は、
プラズマ発生部から発生したプラズマ状態のガスが存在
する領域の外にあるので、プラズマ処理されないNF3
ガス又はNF3 含有ガスが活性化ガスに添加され、被処
理物を処理することになる。
【0010】本発明の半導体装置の製造方法において
は、水素含有ガス、例えば水素+水蒸気,又は水素+酸
素の混合ガスの活性化ガスにNF3 ガス又はNF3 含有
ガスを添加して基板上の被処理物を処理している。これ
を、例えばシリコン基板上の自然酸化膜を除去する処理
に適用すると、NF3 ガス又はNF3 含有ガスを添加し
ない従来に比べて、処理時間が短縮されることが実験に
より確かめられた。
【0011】また、プラズマ発生領域のガス下流であっ
てプラズマ状態のガスが存在しない領域で、流れてきた
活性化ガスにNF3 ガス又はNF3 含有ガスを添加して
基板上の被処理物を処理している。従って、被処理物を
処理する反応ガスに高エネルギ粒子が含まれず、基板に
ダメージを与えない。更に、特に、水素+水蒸気,又は
水素+酸素の混合ガスを用いた水素プラズマダウンフロ
ー処理後に、最初に水蒸気又は酸素を停止しているの
で、取り出す直前の基板表面には酸化性ガスが存在しな
い。従って、水素プラズマダウンフロー処理済みの基板
の表面が再酸化するおそれがなくなる。
【0012】なお、上記の水素プラズマダウンフロー処
理により、基板にダメージを与えないで、短時間で自然
酸化膜が除去されるが、自然酸化膜が除去された後の基
板の表面に、自然酸化膜の除去に伴って生じる生成物が
残存する場合がある。この生成物は放置により自然に消
滅するが、放置による基板の表面の酸化を防止するため
或いはスループットを維持するため、基板を加熱した
り、水洗したりして、この生成物を短時間に除去するこ
とが好ましい。
【0013】その加熱は酸化性のないガス雰囲気で行
い、その水洗は、溶存酸素量が少なく方が好ましい。
【0014】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)本発明の実施例の自然酸化膜の除去装置 図1は、本発明の実施例に係る水素プラズマダウンフロ
ー処理装置の構成について説明する側面図である。この
装置は、半導体装置の製造に使用される。
【0015】図中符号1は、内径約9mmの円筒状の細長
い石英管からなるチャンバ、2は、水素+水蒸気混合ガ
ス(水素含有ガス)をチャンバ1内に導入する第1のガ
ス導入口である。水蒸気を添加するのは、プラズマ化さ
れたガス中の特に水素ラジカル(H*)がチャンバ1内
を移動する途中で互いに結合して水素分子(H2 )に戻
るのを防止し、水素ラジカルのまま処理部7まで移動さ
せるためである。3は、チャンバ1内を排気して減圧
し、かつ不要なガスを排出するための排気口で、その端
部には図示しない排気装置が接続されている。
【0016】4は、第1のガス導入口2の近くに設けら
れ、水素+水蒸気の混合ガスをプラズマ化するためのプ
ラズマ発生部で、導波管5により導かれた周波数2.4
5GHz,マイクロ波により水素+水蒸気の混合ガスを
プラズマ化する。6は、フッ化窒素(NF3 )ガス又は
NF3 含有ガスをチャンバ1内に導入する第2のガス導
入口(ガス導入部)で、プラズマ発生部4により生じた
プラズマ領域の外にあって、本実施例の場合にはプラズ
マ発生部4により発生したプラズマ領域から約200mm
(L1)の下流に設けられている。これにより上流から
流れてきた水素ラジカルを含む活性化ガスにNF3 ガス
を添加することになる。
【0017】7は、被処理物を処理する処理部で、被処
理物である自然酸化膜10が表面に形成されているシリ
コン基板9が置かれる。また、処理部7は第2のガス導
入口6から約800mm(L2)下流に設けられている。
第2のガス導入口6から処理部7までは、水素ラジカル
とNF3 ガスとが十分に反応して活性化し、かつ活性状
態を維持できるような距離が必要とされる。
【0018】以上のように、本実施例の装置によれば、
ドライ処理を行う装置であるため、多くの他の製造装
置、例えばCVD装置、スパッタ装置等との接続が容易
となり、一連の工程の自動化が容易である。なお、プラ
ズマ発生部4に供給する水蒸気の代わりに、少なくとも
1原子以上の酸素原子を含む分子を導入してもよい。
【0019】また、チャンバ1は、石英管に限らず、酸
化珪素を一部に含む管状の構造であればよい。 (2)本発明の実施例に係る自然酸化膜の除去方法 (i)自然酸化膜の除去及び水素終端処理 図2(a) ,(b) は本発明の実施例に係る水素プラズマダ
ウンフロー処理によりシリコン基板9の上の自然酸化膜
を除去し、更に水素終端処理をする方法について説明す
る断面図である。
【0020】図2(a) は、厚さ13Åの自然酸化膜(被
処理物)10が形成されているシリコン基板9を示す。
このとき、特に、従来例との比較のため、シリコン基板
9の面方位は(111)面を用いている。まず、この状
態のシリコン基板9を図1に示す処理装置の処理部7に
置く。その後、排気口3からチャンバ1内を排気する。
【0021】続いて、排気口3を通してチャンバ1内を
排気しつつ、流量80cc/分の水素ガスを第1のガス
導入口2からチャンバ1内に導入する。次に、周波数
2.45GHzであって20W程度のマイクロ波を導波
管5からプラズマ発生部4に導く。これにより、プラズ
マ発生部4においてガスが放電して水素イオン、電子及
び水素ラジカルが発生する。このとき、プラズマ状態の
ガスはプラズマ発生部4の近傍に局在して存在し、これ
より下流には水素イオン、電子及び水素ラジカルのうち
の水素ラジカルを含む活性化ガスがガスの流れに従って
移動する。
【0022】続いて、プラズマ領域の下流側にある第2
のガス導入口6を通してNF3 ガスを90cc/分の流
量でチャンバ1内に導入して活性化ガスに添加する。こ
の後に、第1のガス導入口2を通して流量20cc/分
の水蒸気を供給し、水素プラズマにH2O を添加する。こ
のとき、チャンバ1内の圧力が約3Torrになるように調
整する。
【0023】H2O が添加されない場合には、その活性化
ガス中には水素イオンや水素ラジカルが再結合すること
により生成した水素分子が含まれる可能性が大きいが、
水蒸気の存在により水素ラジカルの減少はかなり抑えら
れることが確かめられた。また、活性化ガス(反応ガ
ス)とNF3 ガスは処理部7に到達する間に何らかの反
応が生じる。
【0024】この状態を15分間保持すると、図2(b)
に示すように、シリコン基板9上の自然酸化膜10が除
去されるとともに、シリコン基板9の表面のシリコンの
未結合手に水素が結合して水素終端処理が行われる。な
お、自然酸化膜10の有無は、シリコン基板9の表面が
親水性のままか、疎水性になっているかにより判断し
た。親水性のままだと自然酸化膜10は残っており、一
方、疎水性になっていれば、自然酸化膜10は除去され
ていると判断する。
【0025】ついで、水蒸気、NF3 の順序でチャンバ
1内への供給を停止した後に、マイクロ波の印加を止め
て水素のプラズマ化を停止し、ついで水素ガスの導入を
止める。その後、次の工程を行うため、シリコン基板9
を取り出すか、或いは連接された処理装置に搬送する。
以上のように、本発明の実施例の半導体装置の製造方法
によれば、水素と水蒸気の混合ガスの活性化ガスにNF
3 ガスを添加し、このガスによりシリコン基板9上の自
然酸化膜10を除去している。これにより、従来例と比
較して、シリコン基板9上の自然酸化膜10を除去する
ための処理時間が15分以下と分オーダに短縮される。
【0026】また、プラズマ発生部4の下流、かつプラ
ズマ状態のガスが存在する領域より下流で、活性化ガス
にNF3 含有ガスを添加し、NF3 含有ガスが添加され
た活性化ガスに被処理物10を曝して処理している。従
って、ラジカル粒子による化学反応が支配的になり、従
来と異なり、被処理物10を処理する反応ガスに高エネ
ルギー粒子が含まれず、シリコン基板9にダメージを与
えない。
【0027】更に、フッ素ラジカルを含まない雰囲気で
のドライ処理であるので、ウエット処理と異なり、フッ
素が残留することも防止され、また、シリコン基板9の
表面のシリコンの未結合手に水素を結合させる水素終端
処理が行われることにより、処理後の被処理面が化学的
に安定になる。ところで、チャンバ1内へのガスの導
入、停止の順序については、上記したような手順を踏む
ことが好ましい。
【0028】即ち、シリコン基板9の表面の自然酸化膜
10を除去しようとする際には、水素ガスをプラズマ発
生部4に導入した後に、プラズマ発生部4の放電を開始
し、ついで、プラズマ発生領域の下流側にNF3 ガスを
導入した後に、水蒸気をプラズマ発生部4に導入する。
水蒸気を最初に導入すると、上記したような利点が充分
に発揮されない。
【0029】これに対して、自然酸化膜10の除去を終
了した場合には、その反対に、水蒸気の供給を停止した
後にNF3 ガスの導入を止め、ついで、プラズマ発生部
4の放電を止めてから水素ガスを停止する。水蒸気の停
止をNF3 ガス、水素ガスの停止よりも早めにすれば、
自然酸化膜10が除去されたシリコン基板9の表面には
水蒸気による酸化膜が成長するおそれがなくなる。
【0030】なお、プラズマ発生部4に導入する水蒸気
の代わりに酸素を1原子以上含む分子を導入してもよ
い。酸素を導入すれば、プラズマ発生部4の下流側では
水素と酸素が結合してH2O が存在する。これらの場合に
も、酸素を1原子以上含む分子を他のガスより遅くチャ
ンバ1内に導入する一方、水素ダウンフロー処理後には
酸素を1原子以上含む分子の供給を他のガスよりも早め
に停止して、シリコン基板9の表面の酸化を未然に防止
する。
【0031】(ii)比較例(従来例) 図3(a) ,(b) は従来例に係る水素プラズマダウンフロ
ー処理方法について説明する断面図である。上記本発明
の実施例と異なるところは、第2のガス導入口6からN
3 ガスが添加されず、水素ラジカルのみにより、図3
(a) に示すようなシリコン基板9上の自然酸化膜10が
処理されることである。
【0032】NF3 ガスを添加しないこと以外は、前記
本実施例と同様な条件及び方法で処理される。この場
合、プラズマ発生部4から発生したプラズマ状態のガス
の下流には、水素イオン,電子及び水素ラジカルのう
ち、水素ラジカルを多く含む活性化ガスがガスの流れに
従って流れる。活性化ガスは処理部7に到達し、自然酸
化膜10に作用する。しかし、この状態を60分間以上
保持しても、図3(b) に示すように、シリコン基板9上
の自然酸化膜10aは完全に除去されずに残った。
【0033】なお、NF3 ガスをプラズマ発生部4から
導入したところ、前記実施例に示すような作用は得られ
なかった。 (iii)調査実験 上記本発明の実施例と従来例との差異は何に起因してい
るかを調べるため、水素プラズマダウンフロー処理方法
における処理部7での水素原子の量を調査し、比較し
た。
【0034】図4に実験装置の側面図を示す。実験装置
は図1とほぼ同様な構成を有しているが、処理部7にE
SR(electron spin resonance )による測定装置11
を設置していることが異なっている。この測定装置11
で処理部7での水素原子の量を測定した。図中、図1と
同じ符号で示すものは図1と同じものを示す。また、上
記本発明の実施例及び前記比較例で説明したのと同様な
条件及び方法でチャンバ1に各ガスを流した。
【0035】実験結果を、図5(a) ,(b) に示す。図5
(a) は本発明の実施例に係るNF3ガスが添加された場
合、図5(b) はNF3 ガスが添加されない場合を示す。
ともに横軸は磁場の強さ(ガウス)を表し、縦軸は任意
単位を表す。特性曲線の上下のピークの差が水素原子の
量に近似的に比例する。これらによれば、本発明の実施
例の方が比較例よりも処理部7での水素原子の量が多く
なっていることがわかる。これは、本発明の実施例の場
合、水素ラジカルがNF3 ガスと反応し、その過程は明
確ではないが、水素ラジカルをより多くする反応をとも
なったためと考えられる。本発明の実施例の場合、その
反応により自然酸化膜10の除去反応が促進された。
【0036】以上のように、本発明の実施例の処理方法
によれば、水素に水蒸気又は酸素を加えてプラズマ化
し、これを下流のシリコン基板9に導くことにより水素
ラジカルの状態をより長い間維持するとともに、さら
に、水素ラジカルにNF3 ガスを添加することにより反
応性が高められることが確認された。 (3)本発明の実施例に係る自然酸化膜除去後の基板の
処理方法 ところで、上記した実施例にかかる水素プラズマダウン
フロー処理により、シリコン基板9にダメージを与えず
に短時間で自然酸化膜10を除去できるようになった
が、自然酸化膜除去後のシリコン基板9の表面に反応生
成物が存在する場合がある。その反応生成物は、水素、
フッ素等の化合物と考えられる。
【0037】その生成物は、約12時間程度放置してお
くことにより自然に消滅するが、その間に保管環境と反
応生成物の作用によってシリコン基板9表面が再酸化す
ることも考えられ、しかも、スループットを向上させる
必要上から、その反応生成物を短時間に除去することが
好ましい。その反応生成物の除去方法としては、例えば
以下の(A)、(B)に示す2つの方法がある。
【0038】(A)加熱による方法 図6は、シリコン基板9の表面の反応生成物を除去する
装置の一例を示す構成図である。この装置は、チャンバ
1の処理部7の内部又はその外周に加熱手段12を設け
た以外の構成は図1と同じであるので、その説明は省略
する。加熱手段12には、赤外線ランプや高抵抗線を備
えたヒータ、或いはウェハステージにより加熱する方法
などがある。
【0039】次に、その装置を用いて、上記(2)
(i)に示す方法により水素プラズマダウンフロー処理
されたシリコン基板9の後処理方法について説明する。
まず、上記(2)(i)に示す処理と同様な水素プラズ
マダウンフロー処理によってシリコン基板9表面の自然
酸化膜10を除去する。この後に、水蒸気を停止し、つ
いでNF3 ガスの導入を止め、プラズマ発生部4の放電
を止めた後に、水素ガスを停止せずに100cc/min程度
の流量でチャンバ1内に導入し続けるとともに、チャン
バ1内の圧力を1Torrに保持する。そして、加熱手段1
2によりシリコン基板9の温度を100℃程度に上げ、
この状態を3分間程度保持する。加熱手段12が赤外線
ランプである場合には瞬時に100℃まで加熱できる
が、高抵抗線のヒータの場合には加熱温度を100℃に
上昇させる時間は約30秒程度である。
【0040】このような加熱処理によれば、シリコン基
板9の表面の堆積物は消滅した。図7(a) ,(b) は、シ
リコン基板9の表面の反応生成物の存在と、加熱手段1
2による加熱処理後のシリコン基板9表面の状態を観察
した結果を示す特性図である。表面状態の分析は、FT
−IR(Fourier Transform-Infrared Spectroscopy) 法
(ATR(Attenuated Total Reflection) 法)によって
行われた。
【0041】加熱処理前のシリコン基板9の表面には、
図7(a) に示すように3200〜3600cm-1の波数の
範囲で赤外線吸収強度のピークがあり、反応生成物の存
在が観察された。これに対して、温度100℃、3分程
度の基板の加熱処理を行ったところ、図7(b) に示すよ
うに、そのピークが消失してシリコン基板9上の反応生
成物が除去されたことがわかる。
【0042】これにより短時間で反応生成物が除去され
るので、水素ダウンフロー処理後のスループットが向上
するとともに、基板表面が再酸化するおそれがなくな
る。ここで、水素プラズマダウンフロー処理されたシリ
コン基板9を加熱した後の表面をFT−IR法(ATR
法)により観察したところ、図8(a) のような分析結果
が得られた。
【0043】図8(a) に示す波数・赤外線吸光強度の特
性によれば、2050〜2150cm -1の範囲で赤外線吸
光強度に3つのピークがあることが分かった。ピークは
左側から順にSiH3,SiH2,SiH を示している。3つのピ
ークが存在する理由は、試料のシリコン基板9の表面に
原子層単位の凹凸が生じているからである。これによ
り、加熱処理後のシリコン基板9表面のシリコンの未結
合手が水素と結合していることが明らかになった。しか
も、その分析結果によれば、バックボンドに酸素が結合
したシリコンの存在を示す波数2250cm-1での赤外線
吸収強度のピークがみられず、酸化膜が存在していない
ことがわかる。
【0044】以上の説明では、加熱処理を行うときに、
プラズマ発生部4からチャンバ1内に水素ガスを導入し
てシリコン基板9を水素雰囲気に置くようにしている
が、シリコン基板9を覆うガスは水素に限るものでは
く、シリコン基板9の表面に悪影響を与えない窒素、ア
ルゴン等の酸化性のないガスであればよい。その他に、
チャンバ1内を高真空状態にしてもよい。
【0045】(B)水洗による方法 シリコン基板9に付着した反応生成物は水洗によっても
除去でき、以下にその詳細を説明する。まず、上記
(2)(i)で説明したように、水素プラズマダウンフ
ロー処理によりシリコン基板9上の自然酸化膜10を除
去し、ついで、水蒸気とNF3 の順にガスの供給を停止
し、プラズマ発生部4の放電を止めた後に、水素ガスの
供給を止める。
【0046】次に、シリコン基板9をチャンバ1から取
り出した後に、図9に示すように、純水を貯えた水洗槽
13の中でシリコン基板9を30分以内、例えば2分で
水洗する。その純水の溶存酸素量は例えば80ppb以
下であり、これによれば、純水によってシリコン基板9
の表面が酸化されおそれが大幅に低減する。その純水中
の溶存酸素量が少ないほど酸化速度は遅くなるので、水
洗時にはその量は少ないのが好ましい。一般に、溶存酸
素の低減処理がなされていない純水の溶存酸素量は約1
ppmである。なお、純水の溶存酸素量の要求値は、1
MのDRAMでは50〜100ppbであり、4MのD
RAMでは20〜50ppbである。
【0047】以上のような水洗処理を終えたシリコン基
板9の表面をATR赤外線分光法により観察したとこ
ろ、図7(a),(b) に示すと同様に、ピークで示される水
洗前の反応生成物が消滅した。溶存酸素量の少ない純水
による水洗を2分程度行えば、反応生成物が除去される
ので、シリコン基板9を次の工程に移すまでの時間が短
縮され、スループットが向上するとともに、再酸化の危
険もない。
【0048】ここで、水素プラズマダウンフロー処理さ
れた複数枚のシリコン基板9を水洗した後の表面をFT
−IR法(ATR法)により観察したところ、図8(b)
のような分析結果が得られた。図8(b) に示す波数・赤
外線吸光強度の特性によれば、2050〜210 0cm -1
の範囲で赤外線吸光強度にSiH を示す1つのピークがあ
ることが分かった。なお、図8(a) と異なってピークが
1つだけ存在する理由は、試料のシリコン基板9の表面
に原子層単位の凹凸が存在しないからである。
【0049】これにより、加熱後のシリコン基板9表面
のシリコンの未結合手が水素と結合していることが明ら
かになった。その特性図においては、波数2250cm-1
での赤外線吸収強度のピークが殆どみられず、酸化膜が
殆ど存在していないことがわかる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置の製
造装置及び本発明の半導体装置の製造方法においては、
水素含有ガス、例えば水素+水蒸気,又は水素+酸素の
混合ガスの活性化ガスにフッ化窒素(NF3 )含有ガス
を添加し、このガスに基板上の被処理物を曝して処理し
ている。これにより、例えばシリコン基板上の自然酸化
膜を除去するための処理時間が短縮されることが実験に
より確かめられた。
【0051】また、該プラズマ発生領域のガス下流であ
ってプラズマ状態のガスが存在しない領域で、活性化ガ
スにNF3 含有ガスを添加して被処理物を処理してい
る。これにより、反応ガスに高エネルギ粒子が含まれ
ず、基板にダメージを与えない。更に、フッ素ラジカル
を含まないドライ処理であるので、ウエット処理と異な
り、フッ素の残留が防止され、また、水素終端処理が行
われる。これにより、処理後の被処理面が化学的に安定
になる。しかも、ドライ処理であるため、ウエット処理
と異なり、多くの他の製造装置、例えばCVD装置,ス
パッタ装置等との接続が容易となり、一連の工程の自動
化が容易になる。
【0052】また、水素+水蒸気,又は水素+酸素の混
合ガスを用いた水素プラズマダウンフロー処理後に、最
初に水蒸気、酸素を停止しているので、取り出す直前の
基板表面には酸化性ガスが存在せず、水素プラズマダウ
ンフロー処理済の基板の表面が再酸化するのを防止でき
る。なお、自然酸化膜が除去された後の基板の表面に反
応生成物が堆積した場合には、上記の処理の後、基板を
加熱したり、溶存酸素量の小さな純水により水洗するこ
とにより、該反応生成物を短時間に除去することができ
る。これにより、基板の表面を清浄にし、スループット
を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の半導体装置の製造装置の構成
図である。
【図2】本発明の実施例の半導体装置の製造方法につい
て説明する断面図である。
【図3】比較例の半導体装置の製造方法について説明す
る断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る実験装置の構成図であ
る。
【図5】本発明の実施例に係る調査結果について説明す
るESRスペクトル特性図である。
【図6】本発明の実施例の半導体装置の製造装置の構成
図である。
【図7】本発明の実施例に係る調査結果について説明す
るFT−IR特性図(その1)である。
【図8】本発明の実施例に係る調査結果について説明す
るFT−IR特性図(その2)である。
【図9】本発明の実施例の半導体装置の製造方法につい
て説明する断面図である。
【符号の説明】
1 チャンバ、 2 第1のガス導入口、 3 排気口、 4 プラズマ発生部、 5 導波管、 6 第2のガス導入口(ガス導入部)、 7 処理部、 8 連接部、 9 シリコン基板(基板)、 10,10a 自然酸化膜(被処理物)、 11 ESR測定装置、 12 加熱手段、 13 水洗槽。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素含有ガスを導入して該水素含有ガス
    を活性化するプラズマ発生部(4)と、 前記プラズマ発生部(4)の下流に設けられ、前記プラ
    ズマ発生部(4)で活性化された反応ガスに基板(9)
    上の被処理物(10)を曝して処理する処理部(7)
    と、 前記プラズマ発生部(4)よりも下流に設けられてフッ
    化窒素ガス又はフッ化窒素含有ガスを導入するガス導入
    部(6)とを有することを特徴とする半導体装置の製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス導入部(6)は、前記プラズマ
    発生部(4)から発生したプラズマ状態のガスが存在す
    る領域の外にあることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部には、前記被処理物(10)
    の除去後に前記基板(9)を加熱する加熱手段(12)
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 プラズマ発生領域で水素含有ガスをプラ
    ズマ化して活性化ガスを発生させ、 前記プラズマ発生領域よりもガス下流であってプラズマ
    状態のガスが存在しない領域で前記活性ガスにフッ化窒
    素ガス又はフッ化窒素含有ガスを添加し、 前記フッ化窒素ガス又は前記フッ化窒素含有ガスが添加
    された前記活性化ガスの雰囲気に基板上の被処理物を曝
    して処理する水素プラズマダウンフロー処理工程を含む
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基板上の前記被処理物はシリコン基
    板上のシリコン酸化膜であり、かつ前記水素含有ガスは
    水素と水蒸気の混合ガス,又は少なくとも酸素原子を含
    む分子と水素の混合ガスのいずれかであり、前記基板上
    の前記被処理物の前記処理は前記シリコン基板上の自然
    酸化膜を除去する処理であることを特徴とする請求項4
    記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 水素を前記プラズマ発生領域に導入した
    後に、前記フッ化窒素ガス又は前記フッ化窒素含有ガス
    を前記プラズマ発生領域の下流に供給し、つぎに、少な
    くとも酸素原子を含む分子を該水素に加えて前記プラズ
    マ発生領域に導入するとともに、前記基板上の前記被処
    理物を水素プラズマダウンフロー処理した後には、少な
    くとも酸素原子を含む分子を他のガスよりも早く停止さ
    せることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記基板上の前記被処理物を水素プラズ
    マダウンフロー処理した後に、前記基板を100℃以上
    で加熱することを特徴とする請求項4記載の半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記加熱は、酸化性のないガス雰囲気中
    に前記被処理物を入れて行うことを特徴とする請求項7
    記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記基板上の被処理物を水素プラズマダ
    ウンフロー処理した後に、前記基板を水洗することを特
    徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記基板を水洗する水は、溶存酸素の
    低減処理が行われた純水であることを特徴とする請求項
    9記載の半導体装置の製造方法。
JP5152381A 1993-03-31 1993-06-23 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JP2804700B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5152381A JP2804700B2 (ja) 1993-03-31 1993-06-23 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法
KR1019940001443A KR0126892B1 (ko) 1993-03-31 1994-01-27 반도체 장치의 제조장치 및 방법
FR9400939A FR2703510A1 (fr) 1993-03-31 1994-01-28 Appareil et procédé de traitement de la surface d'une couche semiconductrice par plasma.
GB9401772A GB2276764B (en) 1993-03-31 1994-01-31 Apparatus for fabricating semiconductor device and method for fabricating semiconductor device
US08/971,569 US5919336A (en) 1993-03-31 1997-11-17 Apparatus for fabricating semiconductor device and method for fabricating semiconductor device
US09/178,489 US6024045A (en) 1993-03-31 1998-10-26 Apparatus for fabricating semiconductor device and method for fabricating semiconductor device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7407693 1993-03-31
JP5-74076 1993-03-31
JP5152381A JP2804700B2 (ja) 1993-03-31 1993-06-23 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06338478A true JPH06338478A (ja) 1994-12-06
JP2804700B2 JP2804700B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=26415213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5152381A Expired - Lifetime JP2804700B2 (ja) 1993-03-31 1993-06-23 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5919336A (ja)
JP (1) JP2804700B2 (ja)
KR (1) KR0126892B1 (ja)
FR (1) FR2703510A1 (ja)
GB (1) GB2276764B (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5679215A (en) * 1996-01-02 1997-10-21 Lam Research Corporation Method of in situ cleaning a vacuum plasma processing chamber
US6063300A (en) * 1997-03-19 2000-05-16 Fujitsu Limited Method of manufacturing semiconductor device including light etching
US6303044B1 (en) 1997-03-31 2001-10-16 Lam Research Corporation Method of and apparatus for detecting and controlling in situ cleaning time of vacuum processing chambers
US6706334B1 (en) 1997-06-04 2004-03-16 Tokyo Electron Limited Processing method and apparatus for removing oxide film
KR100572880B1 (ko) * 2000-07-14 2006-04-24 엘지전자 주식회사 플라즈마를 이용한 기판의 홀가공방법
US7105101B2 (en) 2002-10-03 2006-09-12 Tokyo Electron Limited Method of removing oxide film on a substrate with hydrogen and fluorine radicals
JP2007201067A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Sekisui Chem Co Ltd 表面処理方法及び装置
JP2008113033A (ja) * 1998-11-11 2008-05-15 Tokyo Electron Ltd 表面処理方法及びその装置
JP2008166848A (ja) * 1998-11-11 2008-07-17 Tokyo Electron Ltd 表面処理方法及びその装置
EP2043138A2 (en) 1997-06-04 2009-04-01 Tokyo Electron Limited Method of processing an object having an oxide film on its surface and apparatus for performing said method
JP2019517743A (ja) * 2016-05-29 2019-06-24 東京エレクトロン株式会社 側壁イメージ転写の方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3328416B2 (ja) * 1994-03-18 2002-09-24 富士通株式会社 半導体装置の製造方法と製造装置
JPH10326771A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Fujitsu Ltd 水素プラズマダウンストリーム処理装置及び水素プラズマダウンストリーム処理方法
US6291868B1 (en) 1998-02-26 2001-09-18 Micron Technology, Inc. Forming a conductive structure in a semiconductor device
KR100542690B1 (ko) * 1998-12-30 2006-03-28 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 실리콘 산화막 형성 방법
KR100322545B1 (ko) * 1999-02-10 2002-03-18 윤종용 건식 세정 공정을 전 공정으로 이용하는 반도체 장치의콘택홀 채움 방법
JP4057198B2 (ja) 1999-08-13 2008-03-05 東京エレクトロン株式会社 処理装置及び処理方法
US6991739B2 (en) * 2001-10-15 2006-01-31 Applied Materials, Inc. Method of photoresist removal in the presence of a dielectric layer having a low k-value
US6680164B2 (en) 2001-11-30 2004-01-20 Applied Materials Inc. Solvent free photoresist strip and residue removal processing for post etching of low-k films
US7556048B2 (en) * 2002-11-15 2009-07-07 Agere Systems Inc. In-situ removal of surface impurities prior to arsenic-doped polysilicon deposition in the fabrication of a heterojunction bipolar transistor
US20050158667A1 (en) * 2004-01-20 2005-07-21 Applied Materials, Inc. Solvent free photoresist strip and residue removal processing for post etching of low-k films
US20060017043A1 (en) * 2004-07-23 2006-01-26 Dingjun Wu Method for enhancing fluorine utilization
WO2006035893A1 (ja) * 2004-09-30 2006-04-06 Hamamatsu Photonics K.K. シリコン基板加工方法
US7789965B2 (en) * 2006-09-19 2010-09-07 Asm Japan K.K. Method of cleaning UV irradiation chamber
US20080289650A1 (en) * 2007-05-24 2008-11-27 Asm America, Inc. Low-temperature cleaning of native oxide
WO2009057223A1 (ja) * 2007-11-02 2009-05-07 Canon Anelva Corporation 表面処理装置およびその基板処理方法
US7871937B2 (en) 2008-05-16 2011-01-18 Asm America, Inc. Process and apparatus for treating wafers
JP6230954B2 (ja) * 2014-05-09 2017-11-15 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法
US20230100863A1 (en) * 2021-09-27 2023-03-30 Applied Materials, Inc. Water vapor plasma to enhance surface hydrophilicity

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751265A (en) * 1980-09-10 1982-03-26 Hitachi Ltd Microwave plasma etching device
US4737379A (en) * 1982-09-24 1988-04-12 Energy Conversion Devices, Inc. Plasma deposited coatings, and low temperature plasma method of making same
KR920004171B1 (ko) * 1984-07-11 1992-05-30 가부시기가이샤 히다찌세이사꾸쇼 드라이에칭장치
JPS61222534A (ja) * 1985-03-28 1986-10-03 Anelva Corp 表面処理方法および装置
JPS62272541A (ja) * 1986-05-20 1987-11-26 Fujitsu Ltd 半導体基板の表面処理方法
US4863561A (en) * 1986-12-09 1989-09-05 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for cleaning integrated circuit wafers
JPS6414218A (en) * 1987-07-06 1989-01-18 Harima Chemicals Inc Production of highly water-absorptive resin
US5298112A (en) * 1987-08-28 1994-03-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for removing composite attached to material by dry etching
JP3001891B2 (ja) * 1987-10-01 2000-01-24 グンゼ株式会社 透明導電膜のエッチング方法及びその装置
US5007983A (en) * 1988-01-29 1991-04-16 The United States Of America As Represented By The Administrator Of National Aeronautics And Space Administration Etching method for photoresists or polymers
JPH01219184A (ja) * 1988-02-26 1989-09-01 Nippon Mining Co Ltd 酸化第二銅粉末の製造方法
US5225036A (en) * 1988-03-28 1993-07-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing semiconductor device
JPH0277124A (ja) * 1988-06-29 1990-03-16 Tokyo Electron Ltd ドライエッチング方法
EP0406434B1 (en) * 1988-11-18 1996-07-17 Kabushiki Kaisha Shibaura Seisakusho Dry-etching method
US5030319A (en) * 1988-12-27 1991-07-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of oxide etching with condensed plasma reaction product
JP2890432B2 (ja) * 1989-01-10 1999-05-17 富士通株式会社 有機物の灰化方法
JPH03129732A (ja) * 1989-07-19 1991-06-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体の処理方法
US4992134A (en) * 1989-11-14 1991-02-12 Advanced Micro Devices, Inc. Dopant-independent polysilicon plasma etch
US5002632A (en) * 1989-11-22 1991-03-26 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for etching semiconductor materials
JP2673380B2 (ja) * 1990-02-20 1997-11-05 三菱電機株式会社 プラズマエッチングの方法
US5089441A (en) * 1990-04-16 1992-02-18 Texas Instruments Incorporated Low-temperature in-situ dry cleaning process for semiconductor wafers
JP2920850B2 (ja) * 1991-03-25 1999-07-19 東京エレクトロン株式会社 半導体の表面処理方法及びその装置
JP3371143B2 (ja) * 1991-06-03 2003-01-27 ソニー株式会社 ドライエッチング方法
US5326406A (en) * 1991-07-31 1994-07-05 Kawasaki Steel Corporation Method of cleaning semiconductor substrate and apparatus for carrying out the same
JP3084497B2 (ja) * 1992-03-25 2000-09-04 東京エレクトロン株式会社 SiO2膜のエッチング方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5679215A (en) * 1996-01-02 1997-10-21 Lam Research Corporation Method of in situ cleaning a vacuum plasma processing chamber
US6063300A (en) * 1997-03-19 2000-05-16 Fujitsu Limited Method of manufacturing semiconductor device including light etching
US6303044B1 (en) 1997-03-31 2001-10-16 Lam Research Corporation Method of and apparatus for detecting and controlling in situ cleaning time of vacuum processing chambers
US6706334B1 (en) 1997-06-04 2004-03-16 Tokyo Electron Limited Processing method and apparatus for removing oxide film
US6776874B2 (en) 1997-06-04 2004-08-17 Tokyo Electron Limited Processing method and apparatus for removing oxide film
EP2043138A2 (en) 1997-06-04 2009-04-01 Tokyo Electron Limited Method of processing an object having an oxide film on its surface and apparatus for performing said method
JP2008113033A (ja) * 1998-11-11 2008-05-15 Tokyo Electron Ltd 表面処理方法及びその装置
JP2008166848A (ja) * 1998-11-11 2008-07-17 Tokyo Electron Ltd 表面処理方法及びその装置
JP2008205452A (ja) * 1998-11-11 2008-09-04 Tokyo Electron Ltd 表面処理方法及びその装置
EP1981073A2 (en) 1998-11-11 2008-10-15 Tokyo Electron Limited Surface treatment method and surface treatment apparatus
EP1981077A2 (en) 1998-11-11 2008-10-15 Tokyo Electron Limited Surface treatment method and surface treatment apparatus
EP1983565A2 (en) 1998-11-11 2008-10-22 Tokyo Electron Limited Surface treatment method and surface treatment apparatus
JP2009071334A (ja) * 1998-11-11 2009-04-02 Tokyo Electron Ltd 表面処理方法及びその装置
JP4612063B2 (ja) * 1998-11-11 2011-01-12 東京エレクトロン株式会社 表面処理方法及びその装置
KR100572880B1 (ko) * 2000-07-14 2006-04-24 엘지전자 주식회사 플라즈마를 이용한 기판의 홀가공방법
US7105101B2 (en) 2002-10-03 2006-09-12 Tokyo Electron Limited Method of removing oxide film on a substrate with hydrogen and fluorine radicals
JP2007201067A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Sekisui Chem Co Ltd 表面処理方法及び装置
JP2019517743A (ja) * 2016-05-29 2019-06-24 東京エレクトロン株式会社 側壁イメージ転写の方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR2703510B1 (ja) 1997-02-21
KR940022731A (ko) 1994-10-21
US6024045A (en) 2000-02-15
KR0126892B1 (ko) 1998-04-02
GB2276764A (en) 1994-10-05
FR2703510A1 (fr) 1994-10-07
GB9401772D0 (en) 1994-03-23
GB2276764B (en) 1996-11-20
US5919336A (en) 1999-07-06
JP2804700B2 (ja) 1998-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2804700B2 (ja) 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法
JP3328416B2 (ja) 半導体装置の製造方法と製造装置
JP3533583B2 (ja) 水素プラズマダウンフロー装置の洗浄方法
JPH09509531A (ja) Hf及びカルボン酸の混合物を用いた半導体処理の方法
JPH056880A (ja) 表面処理方法
KR100566472B1 (ko) 표면 처리 방법 및 장치와, 처리 방법
JPH08330248A (ja) 半導体装置の製造方法
EP0605785A2 (en) Cleaning agents for removing metal-containing contaminants from integrated circuit assemblies and process for using the same
JP3133054B2 (ja) 基板の洗浄処理方法及び洗浄処理装置
JP5152851B2 (ja) 半導体装置の製造方法
Kaneko et al. Low Temperature Silicon Surface Cleaning by HF Etching/Ultraviolet Ozone Cleaning (HF/UVOC) Method (II)–in situ UVOC
JPH0496226A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10163127A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2632261B2 (ja) 基板表面の酸化膜の除去方法
JP2001250785A (ja) 炭化ケイ素が被覆された半導体熱処理用部材の洗浄方法
JPH03204932A (ja) シリコン層上の被膜除去方法
JPH0897206A (ja) 熱酸化膜形成方法
JPS6345822A (ja) クリ−ニング方法および装置
JP2001110785A (ja) 処理方法
JPH09106977A (ja) プラズマ処理方法
WO1996020498A1 (fr) Couche d'oxyde, son procede de formation et dispositif a semi-conducteurs
JP2001102345A (ja) 表面処理方法および装置
JPH06349801A (ja) 表面処理方法
US20020185554A1 (en) Method for treating a gas dispensing device and device treated
JPS59195831A (ja) 半導体基板の表面処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980707

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100717

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100717

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term