JPH0633582B2 - 染色方法 - Google Patents
染色方法Info
- Publication number
- JPH0633582B2 JPH0633582B2 JP61145574A JP14557486A JPH0633582B2 JP H0633582 B2 JPH0633582 B2 JP H0633582B2 JP 61145574 A JP61145574 A JP 61145574A JP 14557486 A JP14557486 A JP 14557486A JP H0633582 B2 JPH0633582 B2 JP H0633582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grade
- dyeing
- dyed
- acid
- fastness
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、染色方法に関するものであり更に詳しく
は、分散染料を使用するポリエステル繊維又はこれを用
いてする織布あるいは混織した織布を染色する方法の改
良に係るものである。
は、分散染料を使用するポリエステル繊維又はこれを用
いてする織布あるいは混織した織布を染色する方法の改
良に係るものである。
(従来の技術) ポリエステル系の繊維の染色には通常130℃を必要と
する。高温染色にあっては、アルカリ性が強いとポリエ
ステルにも染料にも好ましくない影響を及ぼすと言われ
ており、酢酸やギ酸が液性の調整に使用されている。更
に染色を終えたあと被染物は、レダクションクリーニン
グ(還元洗浄)に付され、繊維表面の汚染が除かれてい
る。
する。高温染色にあっては、アルカリ性が強いとポリエ
ステルにも染料にも好ましくない影響を及ぼすと言われ
ており、酢酸やギ酸が液性の調整に使用されている。更
に染色を終えたあと被染物は、レダクションクリーニン
グ(還元洗浄)に付され、繊維表面の汚染が除かれてい
る。
このように、還元洗浄工程を必要とするので、薬物だけ
でなく時間的、工程的に改善が計れることが望ましい。
でなく時間的、工程的に改善が計れることが望ましい。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、ポリエステル高温染色過程において、不可欠
とされている還元洗浄工程の省略を目的とするものであ
る。
とされている還元洗浄工程の省略を目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らば、ポリエステルの高温染色に際し、染色浴
中に、金属イオン封鎖能を持っているポリアミノポリカ
ルボン酸(例えばエチレンジアミンテトラアセチックア
シッド、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセチ
ックアシッド、ジエチレントリアミンペンタアセチック
アシッド、ニトリロトリアセチックアシッド、ヒドロキ
シエチルアミノジアセチックアシッドなど)又はそのア
ルカリ金属塩と尿素化合物(例えば、尿素、チオ尿素、
ジメチル尿素、エチルチオイソ尿素など)を共存させる
と、被染物の汚染がなく、良く染まることを見出した。
従って、被染物表面の汚染の除くため従来不可欠とされ
ていた還元洗浄工程を行わずとも、染色浴から被染物を
取り出して、水洗するだけで、その染め上がりは従来か
ら行われている方法によって染色したものと比較して少
しの遜色もなく、良好であることが判った。
中に、金属イオン封鎖能を持っているポリアミノポリカ
ルボン酸(例えばエチレンジアミンテトラアセチックア
シッド、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセチ
ックアシッド、ジエチレントリアミンペンタアセチック
アシッド、ニトリロトリアセチックアシッド、ヒドロキ
シエチルアミノジアセチックアシッドなど)又はそのア
ルカリ金属塩と尿素化合物(例えば、尿素、チオ尿素、
ジメチル尿素、エチルチオイソ尿素など)を共存させる
と、被染物の汚染がなく、良く染まることを見出した。
従って、被染物表面の汚染の除くため従来不可欠とされ
ていた還元洗浄工程を行わずとも、染色浴から被染物を
取り出して、水洗するだけで、その染め上がりは従来か
ら行われている方法によって染色したものと比較して少
しの遜色もなく、良好であることが判った。
ここにおいて用いられる分散染料は、例えばCIディス
パースオレンジ30番、CIディスパースレッド73
番、CIディスパースブルー79番に含まれるものがあ
げられる。染色は浴比が通常通り1:20で、130℃
×30〜90分加熱することによって行なわれる。
パースオレンジ30番、CIディスパースレッド73
番、CIディスパースブルー79番に含まれるものがあ
げられる。染色は浴比が通常通り1:20で、130℃
×30〜90分加熱することによって行なわれる。
かくして得られた被染色物は、洗濯堅牢度、摩擦堅牢
度、昇華堅牢度において、従来の方法によって得られた
ものと比較して遜色ない。
度、昇華堅牢度において、従来の方法によって得られた
ものと比較して遜色ない。
以下実施例を記述して本発明を具体的に説明する。
実施例1 ダイヤニックスブラックBG−FS200%(三菱化成
製品)を被染物重量に対し5%重量部/、エチレンジ
アミンテトラアセチックアシッド4Na2g/、尿素
10g/、サンソルトRM−340(日華化学工業製
品、分散剤)0.5g/から成る染色浴でポリエステ
ル100%不織布を浴比1:20で130℃×60分加
熱染色した。被染物を取り出し水洗し乾燥した。
製品)を被染物重量に対し5%重量部/、エチレンジ
アミンテトラアセチックアシッド4Na2g/、尿素
10g/、サンソルトRM−340(日華化学工業製
品、分散剤)0.5g/から成る染色浴でポリエステ
ル100%不織布を浴比1:20で130℃×60分加
熱染色した。被染物を取り出し水洗し乾燥した。
被染物の堅牢度(等級)は次の通りであった。
1洗濯堅牢度試験(AATCCのIIA法による) アセテート 4級 (5級) 綿 5級 (5級) ナイロン 4級 (5級) シルク 4級 (4級) レーヨン 5級 (5級) ウール 5級 (5級) 2摩擦堅牢度 5級 (5級) 3昇華堅牢度(180℃×30sec) 白布汚染 4級 (3級) ( )内は従来方法における被染物の堅牢度等級を示
す。
す。
Claims (1)
- 【請求項1】分散染料によるポリエステル繊維又はこれ
を用いてする織布あるいは同繊維を混織した織布の染色
において、染色浴中に金属イオン封鎖能を有するポリア
ミノポリカルボン酸又はその塩及び尿素化合物を共存さ
せることを特徴とする染色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61145574A JPH0633582B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61145574A JPH0633582B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 染色方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS636180A JPS636180A (ja) | 1988-01-12 |
JPH0633582B2 true JPH0633582B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=15388255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61145574A Expired - Lifetime JPH0633582B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 染色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633582B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0919353A (ja) * | 1995-07-04 | 1997-01-21 | Yutaka Jisho:Kk | カーテンレール式ハンガー掛け |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5019133A (en) * | 1988-11-25 | 1991-05-28 | Mitsubishi Kasei Corporation | Method for dyeing polyester-containing fibers in an alkaline dyeing bath and dyeing assistant, an amino-acid compound |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP61145574A patent/JPH0633582B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0919353A (ja) * | 1995-07-04 | 1997-01-21 | Yutaka Jisho:Kk | カーテンレール式ハンガー掛け |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS636180A (ja) | 1988-01-12 |
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