JPH063349U - 浣腸容器 - Google Patents

浣腸容器

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JPH063349U
JPH063349U JP922291U JP922291U JPH063349U JP H063349 U JPH063349 U JP H063349U JP 922291 U JP922291 U JP 922291U JP 922291 U JP922291 U JP 922291U JP H063349 U JPH063349 U JP H063349U
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JP
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line
enema container
bellows
storage portion
forming
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JP922291U
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滋 小松
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベローズを完全にしかも容易に収縮し得る浣
腸容器を提供することにある。 【構成】 浣腸容器の薬液収納部2を、複数のひだ3を
連続したベローズに形成すると共に、ひだを形成する傾
斜部4,5の一方を平滑に、他方を反転可能な膨出に形
成し、膨出傾斜部を平滑傾斜部に重なりあうよう反転し
て収納部を収縮するものである。そして各ひだ3の峰線
aと谷線bを、順に大径となるように形成すると共に、
峰線に外接する外接線角θを谷線に内接する内接線角α
より大きく形成することが望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、薬液収納部を収縮自在のベローズに形成した浣腸容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
浣腸容器は薬液収納部より突出している注出管を人体の肛門に挿入し、薬液収 納部を押圧変形して、薬液を体内に注入するものである。そのために薬液収納部 は軽く容易に押圧変形できて、しかも薬液を残らず放出できる浣腸容器が望まれ ている。更に使用後にコンパクトになる浣腸容器が望まれている。これらの条件 を略備えた浣腸容器として、薬液収納部を複数のひだが連続したベローズに形成 し、ひだの折り重ねにより収縮を可能にした浣腸容器が用いられている。(例え ば特開昭58-36561号公報)
【0003】 薬液収納部のベローズを更に完全に収縮するように工夫した浣腸容器として、 実開昭58-160047 号公報の如く、ベローズのひだを形成する傾斜部の一方の幅を 他方の幅より狭く形成し、広幅傾斜部に狭幅傾斜部が折り重なるようにした浣腸 容器、実開昭62-180445 号公報の如く、ベローズ中央部の峰線間に凹曲部を形成 し、該凹曲部の前後に中央峰線より小径の外峰線に連続する外側壁を設け、凹曲 部内に外側壁が折り重なるようにした浣腸容器が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術で述べたベローズ式浣腸容器の内、前者浣腸容器のベローズにあって は、一見広幅傾斜部に狭幅傾斜部が折り重なるように見受けられるが、ベローズ のひだは少なくとも3山以上連続して設けられ、しかも同径に形成されているた め、広幅傾斜部が縮むか狭幅傾斜部が伸びる以外、全ひだの広幅傾斜部と狭幅傾 斜部が完全に重なりあうことはない。その結果、ベローズを完全に圧縮すること ができず、ベローズに収納した薬液が残留し、所要量の薬液を注入することがで きない問題点があった。
【0005】 又後者浣腸容器のベローズにあっては、中央部峰線と外側壁峰線の間が谷折り となるので、外側壁の折込みは容易であるも、その外側壁を凹曲部の中心部まで 更に挿入するのに強い押圧力を要する問題点がある。しかも収縮したベローズが 弾力によって復帰することもあるため、一度体内に注入した薬液が再び収納部に 吸い戻されたり、使用済みの浣腸容器を廃棄する際に嵩張る問題点もあった。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とする所は、ベローズを完全にしかも容易に圧縮し得る浣腸容器を提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における浣腸容器は、薬液収納部に注出口を 設け、収納部を複数のひだが連続したベローズに形成し、且つひだを形成する傾 斜部の一方を平滑に、他方を膨出するように形成し、膨出傾斜部が平滑傾斜部に 反転して重なりあうようにしたものである。又収納部を形成する各ひだの峰線と 谷線を順に大径となるように形成すると共に、峰線に外接する外接線角を谷線に 内接する内接線角より大きく形成することが望ましい。
【0007】
【実施例】
以下、本案浣腸容器の構造を実施例の図面により説明すれば、浣腸容器1は薬 液収納部2の上部に注出口6を、下部に充填口7を有するもので、その内、収納 部2は横向きにV字状を成すひだ3を少なくとも三山以上連続したベローズに形 成され、且つひだ3を形成する傾斜部4と5の一方を平滑に、他方を平滑傾斜部 4に反転して重なりあうよう膨出し、膨出傾斜部5を平滑傾斜部4に重なりあう よう反転することにより収納部2が上下に収縮されるものである。この浣腸容器 1は主に透明質や半透明質の合成樹脂より形成するものである。
【0008】 薬液収納部2の上部に設ける注出口6は、収納部2の天壁2aより上向きに突設 し、外周に注出管8の係止条16を形成している。 薬液収納部2の下部に設ける充填口7は、収納部2の底壁2bより下向きに突設 し、外周に塞蓋9の係止凸条17を形成している。この充填口7と上記注出口6は ひだ3より肉厚に形成し、変形不能にするものである。
【0009】 図2の浣腸容器は、薬液収納部2を形成している各ひだ3の峰線aを、下部よ り上部に向けて順次大径となるように形成するか、反対に上部より下部に向けて 順次大径となるように形成するもので、具体的には各ひだ3の峰線aに外接する 外接線角θを、各ひだ3の谷線bに内接する内接線角αより大きく形成するもの である。例えばひだ3を三山連続に形成し、その最大ひだ3Aの峰線aを73mm、 谷線bを48mmに形成すると共に、最大ひだ3Aの傾斜部4,5の幅を11.2mmに形 成し、且つ膨出傾斜部5を半径32mmで彎曲する収納部2にあっては、峰線aに外 接する外接線角θを5°に、谷線bに内接する内接線角αを1°に形成すると、 最大ひだ3Aに中間ひだ3Bが重なり、該中間ひだ3Bに最小ひだ3Cが重なっ て三つ重ねの如くなる。
【0010】 図3の浣腸容器は、充填口7の形成を省略し、底壁2bにより収納部2の下部を 塞ぐもので、注出口6より収納部2に薬液を充填するものである。
【0011】
【考案の効果】
本考案の浣腸容器は、上記の通り構成されているので、次に記載する効果を奏 する。 薬液収納部は複数のひだを有するベローズに形成され、しかもひだの傾斜部は 平滑傾斜部とこれに反転して重なりあう膨出傾斜部より形成されているので、注 出口を人差し指と中指で挾むようにして収納部天壁に手指を掛け、底壁を親指で 天壁に向けて押圧すれば、各ひだの膨出傾斜部は軽く反転して平滑傾斜部に重な る。特に各ひだの峰線を後前何れかの方向に向けて順次大径となるように形成し た収納部にあっては、最大ひだに中間ひだが重なり、該中間ひだに最小ひだが順 に重なり、最大ひだの半幅分に全てのひだが収まるため、薬液の残留が生じない し、収納部の収縮も一段とコンパクトになる。
【0012】 収縮した薬液収納部の膨出傾斜部は、対を成す平滑傾斜部に反転して重なるた め、収納部の上部に設けた充填口と下部に設けた注出口を握り持ち、これを離反 方向の上下に引張し、反転状態にある膨出傾斜部を強制的に再反転しない限り、 収縮した収納部は弾力で復帰することはない。その結果、収納部を収縮し、注出 口より体内に注入した薬液は再び収納部に吸い戻されことがないし、収納部を収 縮して薬液を放出した後、そのまま浣腸容器を廃棄することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案浣腸容器の一部切欠正面図である。
【図2】類例浣腸容器の一部切欠正面図である。
【図3】類例浣腸容器の一部切欠正面図である。
【図4】本案浣腸容器の使用例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図5】収納部の収縮例を示す要部縦断面図である。
【図6】類例収納部の収縮例を示す要部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 浣腸容器 2 薬液収納部 3 ひだ 4,5 傾斜部 6 注出口 7 充填口 a 峰線 b 谷線 θ 外接線角 α 内接線角

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液収納部(2)に注出口(6)を設
    け、収納部を複数のひだ(3)が連続したベローズに形
    成し、且つひだを形成する傾斜部(4,5)の一方を平
    滑に、他方を反転可能に膨出するように形成し、膨出傾
    斜部を平滑傾斜部に重なるように反転して収納部を収縮
    する合成樹脂製の浣腸容器。
  2. 【請求項2】 薬液収納部(2)を形成している各ひだ
    (3)の峰線(a)と谷線(b)が順に大径となるよう
    に形成すると共に、峰線に外接する外接線角(θ)を谷
    線に内接する内接線角(α)より大きく形成した請求項
    1記載の浣腸容器。
JP1991009222U 1991-01-30 1991-01-30 浣腸容器 Expired - Lifetime JPH0724104Y2 (ja)

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JPH063349U true JPH063349U (ja) 1994-01-18
JPH0724104Y2 JPH0724104Y2 (ja) 1995-06-05

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