JP2530216Y2 - 押出容器 - Google Patents

押出容器

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JP2530216Y2
JP2530216Y2 JP1989095456U JP9545689U JP2530216Y2 JP 2530216 Y2 JP2530216 Y2 JP 2530216Y2 JP 1989095456 U JP1989095456 U JP 1989095456U JP 9545689 U JP9545689 U JP 9545689U JP 2530216 Y2 JP2530216 Y2 JP 2530216Y2
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container
shoulder
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flat
shape
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JP1989095456U
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JPH0335013U (ja
Inventor
巧 山下
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キョーラク 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、液体整髪料、クリーム、乳液等の化粧品
用、ジャム、ソース類等の食品などの粘性物の押出容器
に関する。
[従来の技術] 従来、クリームなどの粘性物の押出容器はブロー成形
により形成されるが、ブロー成形された粘性物の押出容
器は、第6図ないし第9図に示すように、扁平状の胴部
aの扁平最外部bが下部からなだらかな曲線を描いて膨
らみ、さらに上方になだらかな曲線を描いて先細りとな
る曲面をなしており、かつ、成形時に最後に膨出する扁
平状の胴部側面cが薄肉状に形成されているものであっ
た。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように形成されている従来の粘性物の押出容器
では、その胴部aを押圧して収納物を押し出した際に、
第8図および第9図に示すように、胴部aの両側面の最
外部bが角錘状に突っ張る突張dは生じて、押し出し後
に容器が元の形状に戻らず変形したままとなってしま
い、特に押出容器として求められる美観が保たれないう
え、内容物が減少するに従い押し出し性に劣るという欠
点があった。
本考案は、このような従来のものの問題点に鑑み、内
容物の押し出しの際に胴部の両側面に突張が生ぜず、押
し出し後には速やかに元の形状に復元して常に美観が保
たれると共に、内容物が減少してもその押し出しが容易
にできる押出容器を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、その目的を達成するための技術的手段とし
て次のように構成した。
すなわち、扁平筒体状の胴部とこの胴部の上端に口部
に向けて先細り筒状の肩部を、この胴部の下端に向けて
先細り状のスカート状部をそれぞれ一体に延長形成して
なる押出容器であって、胴部をその略全長にわたって横
断面形状が略同形状の楕円形でかつその扁平面の曲率半
径が側面部の曲率半径より大きい扁平筒体状に形成し、
胴部から肩部あるいはスカート状部にかけての両側面に
は横断面形状が小さい曲率半径でしかも肉厚が他の面よ
り大きい復元性が保持できる帯状の張部を容器の長手方
向に形成し、胴部と肩部との間と胴部とスカート状部と
の間には屈折状に連接する二つの屈折部を容器の周面に
形成し、胴部の扁平面を押圧部としたときに良好な復元
性を備えることを特徴とする押出容器としたものであ
る。
[作用] 本考案に係る押出容器は、扁平筒体状の胴部とこの胴
部の上端に口部に向けて先細り筒状の肩部を、この胴部
の下端に向けて先細り状のスカート状部をそれぞれ一体
に延長形成してなる押出容器であって、胴部をその略全
長にわたって横断面形状が略同形状の楕円形でかつその
扁平面の曲率半径が側面部の曲率半径より大きい扁平筒
体状に形成し、胴部から肩部あるいはスカート状部にか
けての両側面には横断面形状が小さい曲率半径でしかも
肉厚が他の面より大きい復元性が保持できる帯状の張部
を容器の長手方向に形成し、胴部と肩部との間と胴部と
スカート状部との間には屈折状に連接する二つの屈折部
を容器の周面に形成されているので、胴部の扁平面は復
元性の大きい張部および屈折部によって囲まれていて、
胴部の扁平面の変形歪は張部および屈折部で止められる
うえ、肩部およびスカート状部はともに胴部からそれぞ
れ先細り状をなしていて胴部の変形歪みはなお一層はる
肩部およびスカート状部には胴部の扁平面の変形歪が波
及しにくく、側面部、肩部およびスカート状部は変形し
ない。このため、胴部の扁平面の押圧を解除した際に
は、張部の大きい復元力によって、胴部がすぐに膨らん
で元の形状に復元し、常に美観が保たれるうえ、内容物
が減少してもその押し出しが容易である。
[実施例] 本考案の実施例を図面について説明する。
第1図ないし第5図には、押出容器としてクリームの
押出容器1が例示されており、2は扁平筒体状の胴部で
あって、この胴部2の一端には口部に向けて先細り筒状
からなる肩部3が一体に延長形成されており、さらに胴
部2の下端には底部に向けて先細り状のスカート状部9
が延長形成されている。肩部3の先端の口部にはキャッ
プ4が装着されている。上記胴部2は、その略全長にわ
たって、第3図に示すように、扁平面5の曲率半径が側
面部6の曲率半径より大きい扁平筒体状に形成されてい
る。また、上記扁平筒体状の胴部2の両側面には張部7
が形成されており、この張部7は、横断面形状が小さい
曲率半径であることと肉厚を他の部分に比べて落とすこ
となく形成することにより他の部分より復元性を大きく
した帯状の部分である。そして、胴部2の張部7に囲ま
れた扁平面5は、その両面が押圧部となっている。8,10
は二つの屈折部であって、その一方の屈折部8は、胴部
2と肩部3との間に胴部2に肩部3を屈折状に連接する
部分をなしており、他方の屈折部10は胴部2とスカート
状部9との間に胴部2にスカート状部9を屈折状の連接
する部分をなしていて、それらは容器の全周にわたって
形成されている。
押出容器1は、ポリエチレン、ポリプロピレン等、可
撓性に富む熱可塑性プラスチック材料を主体とするプラ
スチック材料をブロー成形して製造されるものである。
なお、上記実施例に示す胴部2の両側面および肩部3
の両側面に形成した復元性を大きくした帯状の張部7の
形成は、ブロー成形に供するパリスンの肉厚を当該部分
を大きくすることにより行うことができる。このパリス
ンの厚肉部分は、対向する2箇所に上下にわたり形成す
るものであるので、パリスンの押出時に一方向に屈曲す
ることがない。
以上のように構成された押出容器1において、口部の
キャップ4を外し、胴部2の扁平面5の押出部を押圧し
てクリームを押し出すと、第4図および第5図に示すよ
うに、胴部2の扁平面5が変形してその歪が周辺に波及
するが、胴部2の扁平面5は復元性の大きい張部7およ
び屈折部8によって囲まれていて、胴部2の扁平面の変
形歪は張部7および二つの屈折部8,10で止められるう
え、肩部2およびスカート状部9はともに胴部2からそ
れぞれ先細り状をなしていて胴部2の変形歪みはなお一
層肩部2およびスカート状部9には波及しにくく、側面
部6、肩部2およびスカート状部9は変形しない。この
ため、胴部2の扁平面の押圧を解除した際には、張部7
の大きい復元力によって、胴部2がすぐに膨らんで元の
形状に復元し、常に美観が保たれるうえ、内容物が減少
してもその押し出しが容易にできる。なお、キャップ4
は胴部2が復元した後で装着し、押出容器1を密封す
る。
以下に第1図ないし第9図に示した従来のもの(比較
例)につき、次表に具体例を示す。
なお、上記復元時間は、キャップを除去し、押出容器
が空の状態で胴部の押圧部を押圧し、対向する押圧部が
接触した状態で押圧力を解除し、解除から元の形状に戻
るまでの時間とした。
上表から実施例1および実施例2の押出容器は、容易
に復元することがわかる。
実験によれば、張部を構成するには、胴部の肉厚t1
対して、張部の肉厚tが、t≧0.8t1であり、好ましく
は、t≧0.95t1であることが判明した。
ところで、屈折部は、押圧部の変形を遮断するもので
あり、上記実施例ではリブ状により形成したが、さらに
肩部の肉厚を大とし、胴部の肉厚を小とすることによ
り、肉厚の変化を形成して遮蔽効果をもたせるようにし
てもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、扁平筒体状の胴部の両側面に復元性
の大きい張部が形成されており、しかも、胴部と肩部と
の間に変形歪みを遮断する屈折部を有するうえ、肩部お
よびスカート状部はともに胴部からそれぞれ先細り状を
なしていて、胴部の扁平面の変形歪みは肩部およびスカ
ート状部に波及しにくく、側面部、肩部およびスカート
状部は変形しないので、内容物の押し出しの際に胴部の
両側面に突張が生ぜず、押し出し後には胴部が速やかに
元の形状に復元して常に美観が保たれると共に、内容物
が減少してもその押し出しが容易にできる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示し、第1図
はクリームの押出容器の全体の正面図、第2図は同上側
面図、第3図は第1図におけるIII−III線断面図、第4
図は内容物を押し出した状態を示す正面図、第5図は同
上側面図である。 第6図ないし第9図は従来例を示すものであって、第6
図はクリームの押出容器の全体の正面図、第7図は同上
側面図、第8図は内容物を押し出した状態を示す正面
図、第9図は同上側面図である。 2…扁平筒体状の胴部、3…肩部、5…扁平面、6…側
面部、7…張部、8…屈折部、9…スカート状部、10…
屈折部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扁平筒体状の胴部とこの胴部の上端に口部
    に向けて先細り筒状の肩部を、この胴部の下端に向けて
    先細り状のスカート状部をそれぞれ一体に延長形成して
    なる押出容器であって、胴部をその略全長にわたって横
    断面形状が略同形状の楕円形でかつその扁平面の曲率半
    径が側面部の曲率半径より大きい扁平筒体状に形成し、
    胴部から肩部あるいはスカート状部にかけての両側面に
    は横断面形状が小さい曲率半径でしかも肉厚が他の面よ
    り大きい復元性が保持できる帯状の張部を容器の長手方
    向に形成し、胴部と肩部との間と胴部とスカート状部と
    の間には屈折状に連接する二つの屈折部を容器の周面に
    形成し、胴部の扁平面を押圧部としたときに良好な復元
    性を備えることを特徴とする押出容器。
JP1989095456U 1989-08-14 1989-08-14 押出容器 Expired - Lifetime JP2530216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989095456U JP2530216Y2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 押出容器

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JP1989095456U JP2530216Y2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 押出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0335013U JPH0335013U (ja) 1991-04-05
JP2530216Y2 true JP2530216Y2 (ja) 1997-03-26

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ID=31644716

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JP1989095456U Expired - Lifetime JP2530216Y2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 押出容器

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324378Y2 (ja) * 1980-04-18 1991-05-28
JPS61156642U (ja) * 1985-03-19 1986-09-29

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Publication number Publication date
JPH0335013U (ja) 1991-04-05

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