JPH0724104Y2 - 浣腸容器 - Google Patents
浣腸容器Info
- Publication number
- JPH0724104Y2 JPH0724104Y2 JP1991009222U JP922291U JPH0724104Y2 JP H0724104 Y2 JPH0724104 Y2 JP H0724104Y2 JP 1991009222 U JP1991009222 U JP 1991009222U JP 922291 U JP922291 U JP 922291U JP H0724104 Y2 JPH0724104 Y2 JP H0724104Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- fold
- enema container
- container
- bellows
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、薬液収納部を収縮自
在のベローズに形成した浣腸容器に関する。
在のベローズに形成した浣腸容器に関する。
【0002】
【従来の技術】浣腸容器は薬液収納部より突出している
注出管を人体の肛門に挿入し、薬液収納部を押圧変形し
て、薬液を体内に注入するものである。そのために薬液
収納部は軽く容易に押圧変形できて、しかも薬液を残ら
ず放出できる浣腸容器が望まれている。更に使用後にコ
ンパクトになる浣腸容器が望まれている。これらの条件
を略備えた浣腸容器として、薬液収納部を複数のひだが
連続したベローズに形成し、ひだの折り重ねにより収縮
を可能にした浣腸容器が用いられている。(例えば特開
昭58-36561号公報)
注出管を人体の肛門に挿入し、薬液収納部を押圧変形し
て、薬液を体内に注入するものである。そのために薬液
収納部は軽く容易に押圧変形できて、しかも薬液を残ら
ず放出できる浣腸容器が望まれている。更に使用後にコ
ンパクトになる浣腸容器が望まれている。これらの条件
を略備えた浣腸容器として、薬液収納部を複数のひだが
連続したベローズに形成し、ひだの折り重ねにより収縮
を可能にした浣腸容器が用いられている。(例えば特開
昭58-36561号公報)
【0003】薬液収納部のベローズを更に完全に収縮す
るように工夫した浣腸容器として、実開昭58-160047 号
公報の如く、ベローズのひだを形成する傾斜部の一方の
幅を他方の幅より狭く形成し、広幅傾斜部に狭幅傾斜部
が折り重なるようにした浣腸容器、実開昭62-180445 号
公報の如く、ベローズ中央部の峰線間に凹曲部を形成
し、該凹曲部の前後に中央峰線より小径の外峰線に連続
する外側壁を設け、凹曲部内に外側壁が折り重なるよう
にした浣腸容器が知られている。
るように工夫した浣腸容器として、実開昭58-160047 号
公報の如く、ベローズのひだを形成する傾斜部の一方の
幅を他方の幅より狭く形成し、広幅傾斜部に狭幅傾斜部
が折り重なるようにした浣腸容器、実開昭62-180445 号
公報の如く、ベローズ中央部の峰線間に凹曲部を形成
し、該凹曲部の前後に中央峰線より小径の外峰線に連続
する外側壁を設け、凹曲部内に外側壁が折り重なるよう
にした浣腸容器が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来技術で述べたベロ
ーズ式浣腸容器の内、前者浣腸容器のベローズにあって
は、一見広幅傾斜部に狭幅傾斜部が折り重なるように見
受けられるが、ベローズのひだは少なくとも3山以上連
続して設けられ、しかも同径に形成されているため、広
幅傾斜部が縮むか狭幅傾斜部が伸びる以外、全ひだの広
幅傾斜部と狭幅傾斜部が完全に重なりあうことはない。
その結果、ベローズを完全に圧縮することができず、ベ
ローズに収納した薬液が残留し、所要量の薬液を注入す
ることができない問題点があった。
ーズ式浣腸容器の内、前者浣腸容器のベローズにあって
は、一見広幅傾斜部に狭幅傾斜部が折り重なるように見
受けられるが、ベローズのひだは少なくとも3山以上連
続して設けられ、しかも同径に形成されているため、広
幅傾斜部が縮むか狭幅傾斜部が伸びる以外、全ひだの広
幅傾斜部と狭幅傾斜部が完全に重なりあうことはない。
その結果、ベローズを完全に圧縮することができず、ベ
ローズに収納した薬液が残留し、所要量の薬液を注入す
ることができない問題点があった。
【0005】又後者浣腸容器のベローズにあっては、中
央部峰線と外側壁峰線の間が谷折りとなるので、外側壁
の折込みは容易であるも、その外側壁を凹曲部の中心部
まで更に挿入するのに強い押圧力を要する問題点があ
る。しかも収縮したベローズが弾力によって復帰するこ
ともあるため、一度体内に注入した薬液が再び収納部に
吸い戻されたり、使用済みの浣腸容器を廃棄する際に嵩
張る問題点もあった。本考案は、従来技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
する所は、ベローズを完全にしかも容易に圧縮し得る浣
腸容器を提供することにある。
央部峰線と外側壁峰線の間が谷折りとなるので、外側壁
の折込みは容易であるも、その外側壁を凹曲部の中心部
まで更に挿入するのに強い押圧力を要する問題点があ
る。しかも収縮したベローズが弾力によって復帰するこ
ともあるため、一度体内に注入した薬液が再び収納部に
吸い戻されたり、使用済みの浣腸容器を廃棄する際に嵩
張る問題点もあった。本考案は、従来技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
する所は、ベローズを完全にしかも容易に圧縮し得る浣
腸容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における浣腸容器は、薬液収納部に注出口を設
け、収納部を複数のひだが連続したベローズに形成し、
且つひだを形成する傾斜部の一方を平滑に、他方を膨出
するように形成し、膨出傾斜部が平滑傾斜部に反転して
重なりあうようにしたものである。又収納部を形成する
各ひだの峰線と谷線を順に大径となるように形成すると
共に、峰線に外接する外接線角を谷線に内接する内接線
角より大きく形成することが望ましい。
に本考案における浣腸容器は、薬液収納部に注出口を設
け、収納部を複数のひだが連続したベローズに形成し、
且つひだを形成する傾斜部の一方を平滑に、他方を膨出
するように形成し、膨出傾斜部が平滑傾斜部に反転して
重なりあうようにしたものである。又収納部を形成する
各ひだの峰線と谷線を順に大径となるように形成すると
共に、峰線に外接する外接線角を谷線に内接する内接線
角より大きく形成することが望ましい。
【0007】
【実施例】以下、本案浣腸容器の構造を実施例の図面に
より説明すれば、浣腸容器1は薬液収納部2の上部に注
出口6を、下部に充填口7を有するもので、その内、収
納部2は横向きにV字状を成すひだ3を少なくとも三山
以上連続したベローズに形成され、且つひだ3を形成す
る傾斜部4と5の一方を平滑に、他方を平滑傾斜部4に
反転して重なりあうよう膨出し、膨出傾斜部5を平滑傾
斜部4に重なりあうよう反転することにより収納部2が
上下に収縮されるものである。この浣腸容器1は主に透
明質や半透明質の合成樹脂より形成するものである。
より説明すれば、浣腸容器1は薬液収納部2の上部に注
出口6を、下部に充填口7を有するもので、その内、収
納部2は横向きにV字状を成すひだ3を少なくとも三山
以上連続したベローズに形成され、且つひだ3を形成す
る傾斜部4と5の一方を平滑に、他方を平滑傾斜部4に
反転して重なりあうよう膨出し、膨出傾斜部5を平滑傾
斜部4に重なりあうよう反転することにより収納部2が
上下に収縮されるものである。この浣腸容器1は主に透
明質や半透明質の合成樹脂より形成するものである。
【0008】薬液収納部2の上部に設ける注出口6は、
収納部2の天壁2aより上向きに突設し、外周に注出管8
の係止条16を形成している。薬液収納部2の下部に設け
る充填口7は、収納部2の底壁2bより下向きに突設し、
外周に塞蓋9の係止凸条17を形成している。この充填口
7と上記注出口6はひだ3より肉厚に形成し、変形不能
にするものである。
収納部2の天壁2aより上向きに突設し、外周に注出管8
の係止条16を形成している。薬液収納部2の下部に設け
る充填口7は、収納部2の底壁2bより下向きに突設し、
外周に塞蓋9の係止凸条17を形成している。この充填口
7と上記注出口6はひだ3より肉厚に形成し、変形不能
にするものである。
【0009】図2の浣腸容器は、薬液収納部2を形成し
ている各ひだ3の峰線aを、下部より上部に向けて順次
大径となるように形成するか、反対に上部より下部に向
けて順次大径となるように形成するもので、具体的には
各ひだ3の峰線aに外接する外接線角θを、各ひだ3の
谷線bに内接する内接線角αより大きく形成するもので
ある。例えばひだ3を三山連続に形成し、その最大ひだ
3Aの峰線aを73mm、谷線bを48mmに形成すると共に、
最大ひだ3Aの傾斜部4,5の幅を11.2mmに形成し、且
つ膨出傾斜部5を半径32mmで彎曲する収納部2にあって
は、峰線aに外接する外接線角θを5°に、谷線bに内
接する内接線角αを1°に形成すると、最大ひだ3Aに
中間ひだ3Bが重なり、該中間ひだ3Bに最小ひだ3C
が重なって三つ重ねの如くなる。
ている各ひだ3の峰線aを、下部より上部に向けて順次
大径となるように形成するか、反対に上部より下部に向
けて順次大径となるように形成するもので、具体的には
各ひだ3の峰線aに外接する外接線角θを、各ひだ3の
谷線bに内接する内接線角αより大きく形成するもので
ある。例えばひだ3を三山連続に形成し、その最大ひだ
3Aの峰線aを73mm、谷線bを48mmに形成すると共に、
最大ひだ3Aの傾斜部4,5の幅を11.2mmに形成し、且
つ膨出傾斜部5を半径32mmで彎曲する収納部2にあって
は、峰線aに外接する外接線角θを5°に、谷線bに内
接する内接線角αを1°に形成すると、最大ひだ3Aに
中間ひだ3Bが重なり、該中間ひだ3Bに最小ひだ3C
が重なって三つ重ねの如くなる。
【0010】図3の浣腸容器は、充填口7の形成を省略
し、底壁2bにより収納部2の下部を塞ぐもので、注出口
6より収納部2に薬液を充填するものである。
し、底壁2bにより収納部2の下部を塞ぐもので、注出口
6より収納部2に薬液を充填するものである。
【0011】
【考案の効果】本考案の浣腸容器は、上記の通り構成さ
れているので、次に記載する効果を奏する。薬液収納部
は複数のひだを有するベローズに形成され、しかもひだ
の傾斜部は平滑傾斜部とこれに反転して重なりあう膨出
傾斜部より形成されているので、注出口を人差し指と中
指で挾むようにして収納部天壁に手指を掛け、底壁を親
指で天壁に向けて押圧すれば、各ひだの膨出傾斜部は軽
く反転して平滑傾斜部に重なる。特に各ひだの峰線を後
前何れかの方向に向けて順次大径となるように形成した
収納部にあっては、最大ひだに中間ひだが重なり、該中
間ひだに最小ひだが順に重なり、最大ひだの半幅分に全
てのひだが収まるため、薬液の残留が生じないし、収納
部の収縮も一段とコンパクトになる。
れているので、次に記載する効果を奏する。薬液収納部
は複数のひだを有するベローズに形成され、しかもひだ
の傾斜部は平滑傾斜部とこれに反転して重なりあう膨出
傾斜部より形成されているので、注出口を人差し指と中
指で挾むようにして収納部天壁に手指を掛け、底壁を親
指で天壁に向けて押圧すれば、各ひだの膨出傾斜部は軽
く反転して平滑傾斜部に重なる。特に各ひだの峰線を後
前何れかの方向に向けて順次大径となるように形成した
収納部にあっては、最大ひだに中間ひだが重なり、該中
間ひだに最小ひだが順に重なり、最大ひだの半幅分に全
てのひだが収まるため、薬液の残留が生じないし、収納
部の収縮も一段とコンパクトになる。
【0012】収縮した薬液収納部の膨出傾斜部は、対を
成す平滑傾斜部に反転して重なるため、収納部の上部に
設けた充填口と下部に設けた注出口を握り持ち、これを
離反方向の上下に引張し、反転状態にある膨出傾斜部を
強制的に再反転しない限り、収縮した収納部は弾力で復
帰することはない。その結果、収納部を収縮し、注出口
より体内に注入した薬液は再び収納部に吸い戻されこと
がないし、収納部を収縮して薬液を放出した後、そのま
ま浣腸容器を廃棄することもできる。
成す平滑傾斜部に反転して重なるため、収納部の上部に
設けた充填口と下部に設けた注出口を握り持ち、これを
離反方向の上下に引張し、反転状態にある膨出傾斜部を
強制的に再反転しない限り、収縮した収納部は弾力で復
帰することはない。その結果、収納部を収縮し、注出口
より体内に注入した薬液は再び収納部に吸い戻されこと
がないし、収納部を収縮して薬液を放出した後、そのま
ま浣腸容器を廃棄することもできる。
【図1】本案浣腸容器の一部切欠正面図である。
【図2】類例浣腸容器の一部切欠正面図である。
【図3】類例浣腸容器の一部切欠正面図である。
【図4】本案浣腸容器の使用例を示す一部切欠正面図で
ある。
ある。
【図5】収納部の収縮例を示す要部縦断面図である。
【図6】類例収納部の収縮例を示す要部縦断面図であ
る。
る。
1 浣腸容器 2 薬液収納部 3 ひだ 4,5 傾斜部 6 注出口 7 充填口 a 峰線 b 谷線 θ 外接線角 α 内接線角
Claims (1)
- 【請求項1】 薬液収納部(2)に注出口(6)を設
け、収納部(2)を複数のひだ(3)が連続したベロー
ズに形成し、各ひだ(3)の峰線(a)と谷線(b)を
前部に向けて順次大径に、且つ峰線(a)に外接する外
接線角(θ)が谷線(b)に内接する内接線角(α)よ
り大きく形成し、ひだ(3)を形成する傾斜部(4,
5)の一方を平滑に、他方を反転可能に膨出に形成し、
各ひだ(3)の平滑傾斜部(4)の内側に膨出傾斜部
(5)が反転して重なり、天壁(2a)に連続する平滑
傾斜部に、後続部を折畳み得るようにした合成樹脂製の
浣腸容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009222U JPH0724104Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 浣腸容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009222U JPH0724104Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 浣腸容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063349U JPH063349U (ja) | 1994-01-18 |
JPH0724104Y2 true JPH0724104Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=11714403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991009222U Expired - Lifetime JPH0724104Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 浣腸容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724104Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4668510B2 (ja) * | 2001-09-29 | 2011-04-13 | 持田製薬株式会社 | 可撓性容器入り局所止血用医薬組成物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4893193A (ja) * | 1972-03-09 | 1973-12-03 | ||
JPS506240U (ja) * | 1973-05-15 | 1975-01-22 | ||
JPS6015559A (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-26 | Shiraimatsu Shinyaku Kk | アポリポ蛋白−bの酵素免疫測定試薬 |
JPH0236518U (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-09 |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP1991009222U patent/JPH0724104Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH063349U (ja) | 1994-01-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |