JP3841916B2 - チューブ容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,肩部に剛性があり、バリアー性を有するチューブ容器でありながら、最後まで内容物を容易に絞りだせる押し出しチューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来のチューブ容器20の説明図である。図3(a)は、ヘッド部の断面図であり、図3、(b)は最後まで内容物を押し出す場合に行われている方法の説明図である。
これまで、化粧品、トイレタリー、医薬品等に使用するためのバリアー性を保有するラミネートチューブ容器、多層押し出しチューブ容器は、積層材からなる筒状の胴部3に対して肩部1と口頚部2からなるヘッド部Hが取り付けられて一体化されたものである。
ヘッド部Hは、一般に胴部3と同様に、内容物に応じたバリアー性を保有させる必要がある。ヘッド部をプラスチック単体で構成する場合は、内容物に応じてて適度な剛性とバリアー性を有する高密度ポリエチレンのようなプラスチックが一般的に使用されている。また、特に優れたバリアー性を要求される場合は、図3(a)で示すように、アルミニュームや特殊プラスチックによるバリアー層9を別途設けることがある。
従来のチューブ容器20は、胴部は比較的フレキシブルであるがヘッド部は剛性のあるものが多く、押し出しの最後の段階で、ヘッド部H内に内容物が残り易い。この残っている内容物を押し出すには、図3(b)に示すように、胴部3の上端もフラットに折り畳み、指先で矢印方向に圧を加える方法がある。
また、この剛性のあるヘッド部H内に残った内容物を最後まで押し出して使用するための考案として、実開昭58−136448号公報には、肩部の内側の形状と同一な形状と胴部内径と同一な直径を有するスライダーを胴部内壁に沿って移動させるチューブ容器が提案されている。
また、実開昭63−1743号公報には、胴部3の横位置に口頚部2を取り付けたもの、実開昭64−35848号公報には、最終的に折り畳み可能に設計された胴部3にヘッド2を取り付けたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、これまでのラミネートチューブ容器や多層押し出しチューブ容器のヘッド部Hに残った内容物を最後まで押し出そうとして、図3(b)によって説明した方法をとろうとしても、胴部の積層構成によっては、胴部を折り畳めないケースが多い。また、例え折り畳まれた胴部材料を矢印方向に均等に押し込もうとしても、その周辺から内容物が逆流したりして、内部に残ってしまい、内容物を最後までスムーズに絞り出すことは難しい。
また、前記のスライダーを移動させる方法はスライダーとそれを最初の時点で収納する胴部3の下部に余分な胴部材料を必要とし、製造コストが高くなり、押し出し時の作業性も悪くなり、使いにくくなるいという問題がある。
また、胴部横位置にヘッド部Hを取り付けたチューブ容器は物流上の問題があり、やはり使いにくくなり、また折り畳まれる胴部3にヘッド部Hを取り付けたものは、胴部形状がシンプルな円筒状にならず、美観を失い、取り付け方法も複雑となるという問題がある。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたもので、形状はあくまで従来の円筒状の胴部3の上に剛性のあるヘッド部Hが熱融着されたものでありながら、内容物を最後まで押し出すことができるチューブ容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためになされた本発明は、
円筒状の胴部と円筒状の口頚部と前記胴部の上端と前記口頚部の下端部を繋ぐ円錐台形状の肩部からなるチューブ容器の前記肩部の表面において、前記口頚部周辺を通過する2本の溝が、前記肩部の中心軸に対して対称に設けられ、前記2本の溝によって区画される外側の領域に、前記肩部の中心軸からの放射方向に複数本の溝を設ける。
前記2本の溝を並列して平行に設けて、その中間に少なくとも一本の溝を設け。
また前記2本の溝の両端部同志を、前記肩部外周において一点で交差させるか、若しくは、接近させる。
前記肩部において、前記溝の最深部よりも内側にバリアー層を設けてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明を図面等を用いて、更に詳しく説明する。
図1は、本発明によるチューブ容器の実施例1の説明図である。
図1(a)は、ヘッド部Hの平面図である。 図1(b)は、最終の絞り方法の説明図である。
図1に示すように、本発明によるチューブ容器10−1の肩部1には、肩部1を内側に折り畳み易くする複数の溝が設けられている。
まず、口頚部2周辺を通過する並列する2本の溝4が、肩部1の中心軸8に対して対称に設けられている。そして、その中間には一本の溝6が設けられている。
また、この2本の溝4で区画される外側の領域には、片側で2本、計4本の溝7が、肩部1の中心軸8から放射する方向に設けられている。
図1(b)は、図1(a)のx−x’断面図である。当図に示すように、以上の3本の溝は、いずれもV形で、それらの深さは肩部1の厚みの半分以上に達している。
実施例1の場合の絞り方法は、図1(c)に示すように、口頚部2周辺を通過する2本の溝4の両側を指で挟んで両方から矢印の方向に押し込めばよく、肩部1は、設けられているすべての溝において応力の作用する方向に折り曲げられ、最終的に図1(c)の右図に示すように胴部3と同じく略フラットに折り畳まれることによって、肩部1の中の内容物が絞り出される。
この場合の溝7の作用は、折り曲げを単に容易にする溝4、6と異なり肩部1の曲面をフラットに近づけるように作用する。
【0006】
図2は、本発明によるチューブ容器の実施例2の説明図である。
図2(a)は、ヘッド部Hの平面図である。 図2(b)は、実施例2の最終の絞り方法の説明図である。
図2に示すように、本発明によるチューブ容器10−2の肩部1には、肩部1を内側に折り畳み易くする溝が設けられている。
まず、口頚部2周辺を通過する2本の溝5が、肩部1の中心軸8に対して対称に設けられ、この2本の溝5は両端部同志が、肩部1外周において一点で交差するか、若しくは、接近するように設けられている。
また、この2本の溝5で区画される外側の領域には、片側で2本、計4本の溝7が、肩部3の中心軸から放射する方向に設けられている。
実施例2の場合の絞り方法は、図2(b)で示すように、口頚部2周辺を通過する2本の溝5の両側を指で挟んで両方から矢印の方向に押し込めばよく、肩部1は、総ての溝において、応力の作用する方向に折り曲げられ、最終的に図2(b)の右図に示すように、胴部3と同じくフラットに近く折り畳まれることによって、肩部1の内容物が絞り出される。
【0007】
以上の溝の数は多いほど折り畳み易さを与える点で好ましいが、肩部1にバリアー性を持たせ内容物を保護する必要性のある場合には、必要十分な本数に控えるべきである。
さらに、溝の断面形状は、V字形、U字形あるいはその他の形状でもよく、また、溝の深さは、別途バリアー層9が設けられる場合には、バリアー層9にまで達しないことが肝要である。
このような溝の形成は、ヘッド部H成形時の金型のキャビティ側に加工を施すことによって容易に達成できる。
肩部1上に設けられた溝は、折り畳みによって、場所によっては、溝6のように大きく開くものと、溝7のように逆に溝の開口幅が狭まるものとがある。
本発明によるチューブ容器10−1、10−2は、良好な内容物の押し出し適性に加えて、図1(b)に示すように、略フラットな状態に折り畳まれるので、減容化されて、使用後の廃棄性が改善される。
【0008】
【実施例】
本発明によるチューブ容器10−1、10−2の実施例サンプルを次の仕様で試作した。
チューブ容積: 180CC
ヘッド部直径: 45mmφ
口頚部直径: 15mmφ
胴部積層構成:LDPEF120/LDPE30/EVOH15/LDPE3
0/LDPEF120
LDPEF 低密度ポリエチレンフィルム
HDPE 高密度ポリエチレン
EVOH エチレン・ビニルアルコールコポリマー
以上の数字の単位はμmである。
肩部素材にはHDPE(高密度ポリエチレン)単体を使用し、厚みは、場所によって異なるが、1.5〜2.0mmの範囲とした。溝の幅は0.5〜1.5mmの範囲に収め、深さは、肩部内面と溝の最深部との間に0.5〜1.0mmの範囲の厚みが残るようにした。
以上の仕様で試作した実施例1と実施例2のサンプルに、市販の薬用歯磨きを詰め替えて充填し、また、肩部には前記の加工を全く施していない従来の市販の薬用歯磨きチューブを比較例として、両者の絞り出しテストを行ったところ、本発明によるチューブ容器においては、チューブ内残量を従来の1/5〜1/10に減らすことができた。
【0009】
本発明によるチューブ容器は、実施例の記載に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、並列して設けられる前記溝4は、平行でなくともよい。また、胴部3、肩部1の水平断面形状は、円形でなくともよく楕円形であってもよい。さらに、肩部表面は円錐台形の曲面でなくともよく、緩い球面状を呈していてもよい。
【0010】
【発明の効果】
本発明によるチューブ容器10−1、10−2によれば、肩部1の表面側から口頚部2周辺を通過する2本の溝4、5、その中間を通る溝6、その外側に放射状に拡がる溝7を組み合わせることによって、肩部1を略フラットに折り畳むことができ、肩部内の内容物を絞り出すことができる。また、減容化されるので使用後の廃棄性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチューブ容器の実施例1の説明図
【図2】本発明によるチューブ容器の実施例2の説明図
【図3】従来のチューブ容器の説明図
【符号の説明】
1 肩部
2 口頚部
3 胴部
4〜7 溝
8 中心軸
9 バリアー層
10−1 本発明によるチューブ容器の実施例1
10−2 本発明によるチューブ容器の実施例2
20 従来のチューブ容器
H ヘッド部

Claims (3)

  1. 円筒状の胴部と円筒状の口頚部と前記胴部の上端と前記口頚部の下端部を繋ぐ円錐台形状の肩部からなるチューブ容器の前記肩部の表面において、前記口頚部周辺を通過する2本の溝が、前記肩部の中心軸に対して対称に設けられ、前記2本の溝によって区画される外側の領域に、前記肩部の中心軸からの放射方向に複数本の溝が設けられ、かつ、前記肩部において、前記溝の最深部よりも内側にバリアー層が設けられたことを特徴とするチューブ容器。
  2. 前記2本の溝が並列して設けられ、その中間に少なくとも一本の溝が設けられたことを特徴とする請求項1記載のチューブ容器。
  3. 前記2本の溝の両端部同志が、前記肩部外周において一点で交差するか、若しくは、接近するように設けられたことを特徴とする請求項1記載のチューブ容器。
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