JP2539167Y2 - 合成樹脂製チューブ容器 - Google Patents
合成樹脂製チューブ容器Info
- Publication number
- JP2539167Y2 JP2539167Y2 JP1990077113U JP7711390U JP2539167Y2 JP 2539167 Y2 JP2539167 Y2 JP 2539167Y2 JP 1990077113 U JP1990077113 U JP 1990077113U JP 7711390 U JP7711390 U JP 7711390U JP 2539167 Y2 JP2539167 Y2 JP 2539167Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoulder
- mouth
- neck
- synthetic resin
- tube container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は合成樹脂製のチューブ容器に係る。
「従来の技術」 従来の合成樹脂製チューブ容器は、通常その胴部と、
口頚部付き肩部とを別形成し、胴部上端を肩部外周に接
合して形成している。その口頚部は、キャップを嵌合さ
せるため厚肉としてあり、又肩部も口頚部と胴部との間
の中間部分として口頚部側を厚肉とし、外周部側を薄肉
に形成している。
口頚部付き肩部とを別形成し、胴部上端を肩部外周に接
合して形成している。その口頚部は、キャップを嵌合さ
せるため厚肉としてあり、又肩部も口頚部と胴部との間
の中間部分として口頚部側を厚肉とし、外周部側を薄肉
に形成している。
「考案が解決しようとする課題」 チューブ容器は胴部圧搾により収納物を注出するが、
肩部および口頚部を厚肉に形成しているため、それ等部
分の圧搾が困難であり、よって従来は肩部および口頚部
内に収納物を残したまま胴部内収納物がなくなると同時
にチューブ容器を廃棄していた。
肩部および口頚部を厚肉に形成しているため、それ等部
分の圧搾が困難であり、よって従来は肩部および口頚部
内に収納物を残したまま胴部内収納物がなくなると同時
にチューブ容器を廃棄していた。
そのような欠点を除去する方法として、口頚部および
肩部を、胴部と同様に圧搾容易な薄肉に形成することが
考えられるが、このようにすると、口頚部に対するキャ
ップの嵌合が困難となる。
肩部を、胴部と同様に圧搾容易な薄肉に形成することが
考えられるが、このようにすると、口頚部に対するキャ
ップの嵌合が困難となる。
本案は口頚部および肩部内に収納物を残したまま廃棄
していた従来の無駄を、口頚部内径を小径として残存収
納物を減少させると共に肩部は剛性を残したまゝ圧搾可
能に設け、もって上記無駄を減少可能とした合成樹脂製
チューブ容器を提案するものである。
していた従来の無駄を、口頚部内径を小径として残存収
納物を減少させると共に肩部は剛性を残したまゝ圧搾可
能に設け、もって上記無駄を減少可能とした合成樹脂製
チューブ容器を提案するものである。
「課題を解決するための手段」 弾性圧搾可能な胴部２の上端から肩部３を介してキャ
ップ嵌合用口頚部４を起立する合成樹脂製チューブ容器
において、上記口頚部４を小内径とすると共に肩部３上
端部下面へ凹溝６、９を周設した。
ップ嵌合用口頚部４を起立する合成樹脂製チューブ容器
において、上記口頚部４を小内径とすると共に肩部３上
端部下面へ凹溝６、９を周設した。
「作用」 第１図から第４図が示す第１実施例、第５図と第６図
が示す第２実施例および第７図と第８図が示す第３実施
例では、第２図および第５図が示す様な圧搾状態から更
に胴部２の上端部を圧搾したとき、主として肩部３の上
端部下面に周設した凹溝６、９部分の弾性屈曲により、
肩部３上端が、前後左右をはじめ種々の方向から二つ折
り状に屈曲可能であり、かかる屈曲で、その肩部が上端
に至るまでの全域で圧搾可能となり、肩部下内方の収納
物は小内径の口頚部を通ってほぼ完全に注出される。
が示す第２実施例および第７図と第８図が示す第３実施
例では、第２図および第５図が示す様な圧搾状態から更
に胴部２の上端部を圧搾したとき、主として肩部３の上
端部下面に周設した凹溝６、９部分の弾性屈曲により、
肩部３上端が、前後左右をはじめ種々の方向から二つ折
り状に屈曲可能であり、かかる屈曲で、その肩部が上端
に至るまでの全域で圧搾可能となり、肩部下内方の収納
物は小内径の口頚部を通ってほぼ完全に注出される。
「実施例」 第１図から第４図は第１実施例を示す。
１は合成樹脂製のチューブ容器で、該容器は弾性圧搾
可能に設けた胴部２上端から肩部３を介して小内径の口
頚部４を起立する。該口頚部の下部外面にはキャップ螺
合用の螺条５が周設してある。その肩部３の上端部下面
には凹溝６を周設する。図示のようにその凹溝のやゝ下
方に第２凹溝７を周設してもよい。
可能に設けた胴部２上端から肩部３を介して小内径の口
頚部４を起立する。該口頚部の下部外面にはキャップ螺
合用の螺条５が周設してある。その肩部３の上端部下面
には凹溝６を周設する。図示のようにその凹溝のやゝ下
方に第２凹溝７を周設してもよい。
第５図と第６図とが示す第２実施例のように、上記凹
溝のほか、肩部の上端縁から外縁部まで複数の放射状凹
溝８…をそれぞれ対向位置に穿設してもよく、このよう
にすることで既述圧搾の際の二つ折り部分の屈曲を容易
とすることが出来る。
溝のほか、肩部の上端縁から外縁部まで複数の放射状凹
溝８…をそれぞれ対向位置に穿設してもよく、このよう
にすることで既述圧搾の際の二つ折り部分の屈曲を容易
とすることが出来る。
尚通常口頚部４と肩部３とは、胴部２に対して別部材
として形成させておき、パイプ切断により形成させた胴
部一端を肩部外周に溶着してチューブ容器を形成するか
ら既述凹溝等は上記口頚部と肩部とを一体に形成した口
頚部付き肩部材形成時に形成すればよい。
として形成させておき、パイプ切断により形成させた胴
部一端を肩部外周に溶着してチューブ容器を形成するか
ら既述凹溝等は上記口頚部と肩部とを一体に形成した口
頚部付き肩部材形成時に形成すればよい。
第７図と第８図が示す第３実施例は、任意に定めた口
頚部の前後両部分下端に近接する肩部の上端部下面を通
って、肩部の左右両外縁部分下面間に、前後一対をなす
弧状凹溝９、９を、90度角度を異にして二対穿設して、
該二対の凹溝の交差により、肩部３上端部下面に凹溝が
周設された状態となっている。このようにすれば、肩部
圧搾のための折り曲げを前後、左右いずれの方向からで
も行うことが出来る。更に該第３実施例が示すように、
上記二対の弧状凹溝のほか、斜め左右方向への放射状凹
溝10…を併せて穿設してもよく、このようにすること
で、前後左右のほか、更に斜め左右方向からの押圧によ
っても、肩部を折り曲げすることが出来る。
頚部の前後両部分下端に近接する肩部の上端部下面を通
って、肩部の左右両外縁部分下面間に、前後一対をなす
弧状凹溝９、９を、90度角度を異にして二対穿設して、
該二対の凹溝の交差により、肩部３上端部下面に凹溝が
周設された状態となっている。このようにすれば、肩部
圧搾のための折り曲げを前後、左右いずれの方向からで
も行うことが出来る。更に該第３実施例が示すように、
上記二対の弧状凹溝のほか、斜め左右方向への放射状凹
溝10…を併せて穿設してもよく、このようにすること
で、前後左右のほか、更に斜め左右方向からの押圧によ
っても、肩部を折り曲げすることが出来る。
「考案の効果」 本案は既述構成とするものであって、本来肩部３の上
端部は口頚部下端との連続のため厚肉となり、従って圧
搾のために肩部を屈曲させることは困難であるが、肩部
の上端部下面に凹溝６、９を周設して該凹溝を穿設した
肩部分肉厚を薄肉としたから、肩部３上端が、前後左右
をはじめ種々の方向から、容易に二つ折り状に屈曲可能
であり、かかる屈曲で、その肩部が上端に至るまでの全
域で圧搾可能となり、従って肩部下方部分内の収納物を
圧搾して無駄なくほぼ完全に注出することが出来る。
又、口頚部内には収納物が残るが、口頚部内径を小内径
としたからその残量は最小限に止めることが出来る。
端部は口頚部下端との連続のため厚肉となり、従って圧
搾のために肩部を屈曲させることは困難であるが、肩部
の上端部下面に凹溝６、９を周設して該凹溝を穿設した
肩部分肉厚を薄肉としたから、肩部３上端が、前後左右
をはじめ種々の方向から、容易に二つ折り状に屈曲可能
であり、かかる屈曲で、その肩部が上端に至るまでの全
域で圧搾可能となり、従って肩部下方部分内の収納物を
圧搾して無駄なくほぼ完全に注出することが出来る。
又、口頚部内には収納物が残るが、口頚部内径を小内径
としたからその残量は最小限に止めることが出来る。
第１図から第４図は本案容器の第１実施例を示すもの
で、第１図は斜視図、第２図はその容器の肩部をやや押
圧変形させた状態での斜視図、第３図はその容器の縦断
面図、第４図は第３図はIV-IV線の横断面図、第５図と
第６図は第２実施例を示すもので、第５図はその肩部を
やや押圧変形させた状態での斜視図、第６図はその容器
胴部を横断して上方へみた横断面図、第７図と第８図と
は第４実施例を示すもので、第７図はその容器の斜視
図、第８図はその容器胴部を横断して上方へみた横断面
図である。 ２……胴部、３……肩部 ４……口頚部、６……凹溝 ９……弧状凹溝
で、第１図は斜視図、第２図はその容器の肩部をやや押
圧変形させた状態での斜視図、第３図はその容器の縦断
面図、第４図は第３図はIV-IV線の横断面図、第５図と
第６図は第２実施例を示すもので、第５図はその肩部を
やや押圧変形させた状態での斜視図、第６図はその容器
胴部を横断して上方へみた横断面図、第７図と第８図と
は第４実施例を示すもので、第７図はその容器の斜視
図、第８図はその容器胴部を横断して上方へみた横断面
図である。 ２……胴部、３……肩部 ４……口頚部、６……凹溝 ９……弧状凹溝
Claims (1)
- 【請求項１】弾性圧搾可能な胴部２の上端から肩部３を
介してキャップ嵌合用口頚部４を起立する合成樹脂製チ
ューブ容器において、上記口頚部４を小内径とすると共
に肩部３上端部下面へ凹溝６、９を周設したことを特徴
とする合成樹脂製チューブ容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990077113U JP2539167Y2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 合成樹脂製チューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990077113U JP2539167Y2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 合成樹脂製チューブ容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0435549U JPH0435549U (ja) | 1992-03-25 |
| JP2539167Y2 true JP2539167Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=31619197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990077113U Expired - Fee Related JP2539167Y2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 合成樹脂製チューブ容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2539167Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4270683B2 (ja) * | 1998-11-20 | 2009-06-03 | 大日本印刷株式会社 | チューブ容器 |
| JP4270679B2 (ja) * | 1999-10-22 | 2009-06-03 | 大日本印刷株式会社 | チューブ容器 |
| JP2002053151A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-19 | Yoshida Industry Co Ltd | チューブ容器 |
| JP4558159B2 (ja) * | 2000-08-11 | 2010-10-06 | 吉田プラ工業株式会社 | チューブ容器 |
| JP2009126559A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Ajiya Aluminum Kk | チューブ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4925846U (ja) * | 1972-06-07 | 1974-03-05 | ||
| JPS573536A (en) * | 1980-06-06 | 1982-01-09 | Fuji Electric Co Ltd | Remote operatin display type switch |
| JPS6171471U (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-15 |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP1990077113U patent/JP2539167Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0435549U (ja) | 1992-03-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2539167Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
| JPH0231392Y2 (ja) | ||
| JP3268087B2 (ja) | プラスチックボトル | |
| JP4346050B2 (ja) | 樹脂製ボトル | |
| JPH0210271U (ja) | ||
| JP3323841B2 (ja) | 薄肉容器 | |
| JPS6090122A (ja) | 弾性変形自在な合成樹脂製容器 | |
| JPH0737948U (ja) | チューブ容器 | |
| JP2535554Y2 (ja) | 合成樹脂製チューブ容器 | |
| JPS5993659A (ja) | 金属切り取り式キヤツプ | |
| JPS6119735Y2 (ja) | ||
| JP3841916B2 (ja) | チューブ容器 | |
| JP2595278Y2 (ja) | チューブ容器 | |
| JP2595279Y2 (ja) | チューブ容器 | |
| JP2605233Y2 (ja) | チューブ容器 | |
| JPH0437082Y2 (ja) | ||
| JPH072254U (ja) | 液体注出容器 | |
| JPS638585Y2 (ja) | ||
| JPS6126172Y2 (ja) | ||
| JP3463414B2 (ja) | プラスチックボトル | |
| JPH01100723U (ja) | ||
| JP2606215Y2 (ja) | チューブ容器 | |
| JPH0737946U (ja) | チューブ容器 | |
| JPH0740480U (ja) | チューブ容器 | |
| JPH0224759Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |