JP2019172347A - 二重容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性が高く、安価な逆流防止弁機能を有する二重容器を提供することを課題とする。【解決手段】可撓性のある外容器(2)と内容器(3)とからなり、外容器が外気の流入のみ可能とする逆流防止弁(21)を有する二重容器(1)において、逆流防止弁が、外容器の内側面に設けた開口孔(211)と、前記開口孔内側周縁に当接する2次湾曲面状に形成されたフィルム(212)と、によって構成されることを特徴とする二重容器。【選択図】図1
Description
本発明は、粘性が高い粘体や粘度の低い液体など、多様な液体を収納し、どこを押しても、安定して注出可能な注出用容器に関する。
主に粘度の低いジュースなどの飲料や醤油、酢、味醂、練辛子、などの液体調味料や、蜂蜜、ドレッシング、ソース、などの液体または粘体の食品を内容物として使用される液体用容器は、内容物を適時・適量注出可能にする為に、可撓性のある容器を使用することが多い。
薄肉のプラスチック容器や、アルミニウム層などをプラスチックなどの層間に挟んだラミネートチューブ容器などは、可撓性があって、内容物を押し出して使用することができる。しかし、内容物を押し出した直後に、注出口から外気が流入するエアバックの現象が発生し、2回目以降に内容物を押し出す時には、内容物を押し出しにくい、内容物が外気で劣化しやすいなどの問題があった。
薄肉のプラスチック容器や、アルミニウム層などをプラスチックなどの層間に挟んだラミネートチューブ容器などは、可撓性があって、内容物を押し出して使用することができる。しかし、内容物を押し出した直後に、注出口から外気が流入するエアバックの現象が発生し、2回目以降に内容物を押し出す時には、内容物を押し出しにくい、内容物が外気で劣化しやすいなどの問題があった。
以上のような、エアバックが発生しないで、2回目以降であっても、容易に、内容物を最後まで押し出すことができる容器が求められる。
このような要望に対し、例えば、特許文献1では、
内容物を収容する収容部と、前記収容部から前記内容物を吐出する口部とを備え、且つ前記収容部及び前記口部が外層と内層とを備え、内容物の減少に伴って前記内層が前記外層から剥離し収縮する容器本体を備える積層剥離容器であって、
前記口部は、前記口部の先端に設けられた拡径部と、前記拡径部よりも前記収容部に近い位置に設けられ且つ前記内層のズレ落ちを抑制する内層支持部とを備える、積層剥離容器を提案している。
このような要望に対し、例えば、特許文献1では、
内容物を収容する収容部と、前記収容部から前記内容物を吐出する口部とを備え、且つ前記収容部及び前記口部が外層と内層とを備え、内容物の減少に伴って前記内層が前記外層から剥離し収縮する容器本体を備える積層剥離容器であって、
前記口部は、前記口部の先端に設けられた拡径部と、前記拡径部よりも前記収容部に近い位置に設けられ且つ前記内層のズレ落ちを抑制する内層支持部とを備える、積層剥離容器を提案している。
この積層剥離容器は、口部にズレ落ちを抑制する内層支持部を備えることによって、内層が外層から剥離しても、内側の容器を支えるようにしている。
しかしながら、内容物の減少に伴って内層が外層から剥離し収縮する積層剥離容器としては、外層の厚みを厚くして一定の形状を保持する剛性も必要である。それと共に、外層の一部に外気導入孔を備え、内容物注出後には外気を入れるが、逆に、注出後には外気導入孔を閉塞して、外層内側の内圧を上げる必要がある。
このような外気導入孔に挿嵌する蓋部や弁部材は、プラスチック射出成形などで成形される部材となるので、構造が複雑で、外層に取り付ける作業も人手や技能に頼ることになり、生産性が低く、高価になるといった問題があった。
しかしながら、内容物の減少に伴って内層が外層から剥離し収縮する積層剥離容器としては、外層の厚みを厚くして一定の形状を保持する剛性も必要である。それと共に、外層の一部に外気導入孔を備え、内容物注出後には外気を入れるが、逆に、注出後には外気導入孔を閉塞して、外層内側の内圧を上げる必要がある。
このような外気導入孔に挿嵌する蓋部や弁部材は、プラスチック射出成形などで成形される部材となるので、構造が複雑で、外層に取り付ける作業も人手や技能に頼ることになり、生産性が低く、高価になるといった問題があった。
そこで、生産性が高く、安価な逆流防止弁機能を有する二重容器を得ることが本発明の課題である。
本発明の口栓は、
可撓性のある外容器と内容器とからなり、
外容器が外気の流入のみ可能とする逆流防止弁を有する二重容器において、
逆流防止弁が、外容器の内側面に設けた開口孔と、前記開口孔内側周縁に当接する2次湾曲面状に形成されたフィルムと、によって構成されることを特徴とする二重容器である。
可撓性のある外容器と内容器とからなり、
外容器が外気の流入のみ可能とする逆流防止弁を有する二重容器において、
逆流防止弁が、外容器の内側面に設けた開口孔と、前記開口孔内側周縁に当接する2次湾曲面状に形成されたフィルムと、によって構成されることを特徴とする二重容器である。
本発明の二重容器は、外容器に開口孔を設け、その開口孔内側周縁に当接する2次湾曲面状に形成されたフィルムを備えるだけの構造なので、機械化しやすく、その為、生産性が高く、かつ、安価に製造できる。
以下、本発明の二重容器の実施形態例について、図を用いて詳細に説明する。
本発明の二重容器1は、図1−1の縦断面図に示すように、可撓性のある外容器2と内容器3とからなり、外容器2が外気の流入のみ可能とする逆流防止弁21を有する二重容器1である。
外容器2と内容器3とは、少なくとも注出口4で繋がっており、内容器3と注出口4とは連通し、かつ、外容器2と注出口4との間は、内容器3が隔離膜のようになって、完全に隔離されている。
また、逆流防止弁21は、拡大図で示すように、外容器2の側面に設けた開口孔211と、前記開口孔内側周縁に当接するフィルム212と、によって構成されている。
本発明の二重容器1は、図1−1の縦断面図に示すように、可撓性のある外容器2と内容器3とからなり、外容器2が外気の流入のみ可能とする逆流防止弁21を有する二重容器1である。
外容器2と内容器3とは、少なくとも注出口4で繋がっており、内容器3と注出口4とは連通し、かつ、外容器2と注出口4との間は、内容器3が隔離膜のようになって、完全に隔離されている。
また、逆流防止弁21は、拡大図で示すように、外容器2の側面に設けた開口孔211と、前記開口孔内側周縁に当接するフィルム212と、によって構成されている。
図1−2は、二重容器1を逆流防止弁21の位置(X−X断面)で切った横断面図で、二重容器1を外側から押して内容物を押し出す工程を示す横断面図である。
外容器2の側面を強く押すと、外側と唯一の通路となっている逆流防止弁21は閉じると共に、外容器2が可撓性の容器の為、外容器2は変形し、外から掛かる外容器2への変形圧力が、外容器2の内側に気圧の上昇となって、内圧を高くすることができる。
外容器2の内圧が高くなると同時に、その圧力が内容器3の外面にも掛かる状態とすることができる。
外容器2の側面を強く押すと、外側と唯一の通路となっている逆流防止弁21は閉じると共に、外容器2が可撓性の容器の為、外容器2は変形し、外から掛かる外容器2への変形圧力が、外容器2の内側に気圧の上昇となって、内圧を高くすることができる。
外容器2の内圧が高くなると同時に、その圧力が内容器3の外面にも掛かる状態とすることができる。
この時、逆流防止弁にも内側から圧力が掛かるが、開口孔211内側周縁に、次湾曲面状に形成されたフィルム212が当接しているので、フィルム212は、より強く、開口孔内側周縁に当接し、密封が高まる。
しかも、内容器3は、外側から圧力を受けると、可撓性がある為、その圧力に応じて変形し、内容器3の内側も圧力が上昇する。
内容器3の内圧が外気の圧力よりも上昇すると、注出口4が開口していれば、圧の平衡を保つように、内容物を押し出して、内容器の容積を減少させて内圧を下げ、圧の均衡を図るように作用する。
しかも、内容器3は、外側から圧力を受けると、可撓性がある為、その圧力に応じて変形し、内容器3の内側も圧力が上昇する。
内容器3の内圧が外気の圧力よりも上昇すると、注出口4が開口していれば、圧の平衡を保つように、内容物を押し出して、内容器の容積を減少させて内圧を下げ、圧の均衡を図るように作用する。
図1−3は、二重容器1を逆流防止弁21の位置(X−X断面)で切った横断面図で、二重容器1を外側から押すのを止めて、外容器2と内容器3との間に、外気5を吸引する工程を示す横断面図である。
内容器3が内容物を押し出して、内容器の容積を減少させた状態で、注出口をキャップ等で閉め、外容器2の外側の押圧を停止すると、外容器2は元の容器の形状に戻ろうとする
。
しかし、内容器3には外気が入らないとすると、容積を減少した状態のままとなる。
この為、外容器と内容器3との空間では、大きな陰圧状態となる。
このような状態では、逆流防止弁21において、フィルム212の外側が外気の一気圧であるのに対し、内部が一気圧よりも低い陰圧になっているので、フィルム212は、内側に押され、外容器側面の内壁との間に隙間が生じる。
フィルム212と外容器内壁との隙間からは、内圧が外圧と同じ気圧になるまで、外気が流入する。
内容器3が内容物を押し出して、内容器の容積を減少させた状態で、注出口をキャップ等で閉め、外容器2の外側の押圧を停止すると、外容器2は元の容器の形状に戻ろうとする
。
しかし、内容器3には外気が入らないとすると、容積を減少した状態のままとなる。
この為、外容器と内容器3との空間では、大きな陰圧状態となる。
このような状態では、逆流防止弁21において、フィルム212の外側が外気の一気圧であるのに対し、内部が一気圧よりも低い陰圧になっているので、フィルム212は、内側に押され、外容器側面の内壁との間に隙間が生じる。
フィルム212と外容器内壁との隙間からは、内圧が外圧と同じ気圧になるまで、外気が流入する。
図2−1は、本発明の二重容器における逆流防止弁の開口孔211の形状例を示す図である。
開口孔211は、外容器の側面の壁に設けるのが一般的であるが、内容器との間に隙間を充分に設けることができ、その隙間で、開口孔211周縁全周の内面にフィルム212を隙間無く当接可能なであれば、どこでもかまわない。
開口孔211の形状は、図2−1で示す円形開口孔A、四角開口孔B、スリット状長円開口孔Cのいずれでもかまわない。この他、三角形状の開口孔であっても、楕円であっても、フィルムが開口孔211の周縁内面に当接可能であれば、どのような形状であってもかまわない。できれば、周縁の角が曲線になって、均一に抜き加工可能な形状であることが望ましい。
開口孔211は、外容器の側面の壁に設けるのが一般的であるが、内容器との間に隙間を充分に設けることができ、その隙間で、開口孔211周縁全周の内面にフィルム212を隙間無く当接可能なであれば、どこでもかまわない。
開口孔211の形状は、図2−1で示す円形開口孔A、四角開口孔B、スリット状長円開口孔Cのいずれでもかまわない。この他、三角形状の開口孔であっても、楕円であっても、フィルムが開口孔211の周縁内面に当接可能であれば、どのような形状であってもかまわない。できれば、周縁の角が曲線になって、均一に抜き加工可能な形状であることが望ましい。
図2−2は、本発明の二重容器における逆流防止弁21の、フィルム212からなる弁体のシール形状の実施形態例を示す図である。
フィルム212は、外容器2の内壁が、一般的に2次彎曲面になっているので、それに当接しやすいように、2次彎曲面状に形成されたフィルムが好ましい。
特に、腰があって、押されたりして多少力が加わっても、変形せず、形状記憶可能なフィルムで、かつ、外容器に融着可能なフィルムが良い。
もし、融着できない場合には、粘着剤で固定してもかまわない。
図の接着面213は、開口孔211の周縁からフィルム212の接着面213がフィルム212の外形の辺にない場所を、少なくとも1箇所は設ける必要がある。2辺の例イ、3辺の例ロ、1辺の例ハを記載してみた。
フィルム212は、外容器2の内壁が、一般的に2次彎曲面になっているので、それに当接しやすいように、2次彎曲面状に形成されたフィルムが好ましい。
特に、腰があって、押されたりして多少力が加わっても、変形せず、形状記憶可能なフィルムで、かつ、外容器に融着可能なフィルムが良い。
もし、融着できない場合には、粘着剤で固定してもかまわない。
図の接着面213は、開口孔211の周縁からフィルム212の接着面213がフィルム212の外形の辺にない場所を、少なくとも1箇所は設ける必要がある。2辺の例イ、3辺の例ロ、1辺の例ハを記載してみた。
図3は、本発明の二重容器に使用する外容器の製造工程の一で、ラミネートチューブのような、フィルム積層原反を使用して筒状にシールして、製造する実施形態例を示す図である。
図3-1は原反をスリットし、図3−2で、開口孔211を開口する。
図3−3では、開口孔211の内面側に、フィルム212を接着し、図3−4で、セーラー等を使用して円筒状に丸めて、左右両端を重ねた状態でシールし、筒状に成形する。
これを切断して、内容器を融着した注出口の外側に重ねるようにシールし、底部もシールすれば、図1−1に示すような二重容器が製造できる。
外容器は、この他、ブロー成形容器であっても、インジェクションブロー容器であってもかまわない。
完全な断面が円形のチューブ容器でなくても、フィルムを筒状にシールしたパウチに、舟形融着部を有する注出口を融着し、その周囲に外容器を融着した容器であってもかまわない。
図3-1は原反をスリットし、図3−2で、開口孔211を開口する。
図3−3では、開口孔211の内面側に、フィルム212を接着し、図3−4で、セーラー等を使用して円筒状に丸めて、左右両端を重ねた状態でシールし、筒状に成形する。
これを切断して、内容器を融着した注出口の外側に重ねるようにシールし、底部もシールすれば、図1−1に示すような二重容器が製造できる。
外容器は、この他、ブロー成形容器であっても、インジェクションブロー容器であってもかまわない。
完全な断面が円形のチューブ容器でなくても、フィルムを筒状にシールしたパウチに、舟形融着部を有する注出口を融着し、その周囲に外容器を融着した容器であってもかまわない。
図4は、本発明の二重容器の実施形態の一例を示す図である。
注出口4に、舟形融着部41を有する注出口4を使用し、内容器3、外容器2共、フィルム容器で構成されたパウチの実施形態例である。
この場合、外容器2はできるだけ、内容量の大きいように、胴部を膨らませて成形しておくことが好ましい。その為、背シール214し、左右両端は折り曲げた辺にして、外容器
2のエアバック性を出し易くしている。
このような容器は、逆流防止弁21が注出口4から離れた所にあっても、均等に内容器3から内容物を押し出すことができるので、どこを押しても内容物を最後まで出すことが容易な容器にすることができる。
注出口4に、舟形融着部41を有する注出口4を使用し、内容器3、外容器2共、フィルム容器で構成されたパウチの実施形態例である。
この場合、外容器2はできるだけ、内容量の大きいように、胴部を膨らませて成形しておくことが好ましい。その為、背シール214し、左右両端は折り曲げた辺にして、外容器
2のエアバック性を出し易くしている。
このような容器は、逆流防止弁21が注出口4から離れた所にあっても、均等に内容器3から内容物を押し出すことができるので、どこを押しても内容物を最後まで出すことが容易な容器にすることができる。
本発明の注出口に使用する材料は、容器本体の最内層のシーラント層に融着可能な樹脂であれば、どのような樹脂でもかまわないので、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが好ましいが、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などを用いても良い。
そして、これらを用い、注出口の製造は、スライド機構を有する射出成形金型を用い、一般的な射出成形機で量産することができる。
そして、これらを用い、注出口の製造は、スライド機構を有する射出成形金型を用い、一般的な射出成形機で量産することができる。
本発明の内容器に使用するフィルムは、最外層と最内層を融着可能な樹脂にする必要がある。この為、最外層と最内層は、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが好ましいが、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などを用いても良い。中間層には柔軟性があり、バリア性のあるポリアミドなどのような材料があれば、より好ましい。ただ、あまり剛性が高くなり過ぎないように、薄いフィルム構成とすることが好ましい。
そして、これらの樹脂を用い、Tダイ共押出機や、インフレーション共押出機によって生産できるし、接着剤を用いてラミネーション機によって積層フィルムを貼り合せたり、エクストルーダーラミネーション機によって貼り合せたりして量産することもできる。
そして、これらの樹脂を用い、Tダイ共押出機や、インフレーション共押出機によって生産できるし、接着剤を用いてラミネーション機によって積層フィルムを貼り合せたり、エクストルーダーラミネーション機によって貼り合せたりして量産することもできる。
本発明の外容器に使用するフィルムは、最内層を融着可能な樹脂にする必要がある。この為、最内層は、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが好ましいが、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などを用いても良い。中間層や最外層には可撓性があり、かつ、エアバックしやすい剛性を有するフィルムが好ましい。例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリアミド、ポリプロピレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体などが使用できる。
そして、これらを用い、Tダイを持った共押出機や、インフレーションの共押出機によって生産できるし、接着剤を用いてラミネーション機によって積層フィルムを貼り合せて量産することもできる。
そして、これらを用い、Tダイを持った共押出機や、インフレーションの共押出機によって生産できるし、接着剤を用いてラミネーション機によって積層フィルムを貼り合せて量産することもできる。
本発明の逆流防止弁に使用するフィルムは、最外層を融着可能な樹脂にする必要がある。この為、最外層は、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが好ましいが、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などを用いても良い。また、粘着剤を用いれば、粘着剤によく接着する樹脂であってもかまわない。
逆流防止弁に使用するフィルムは、2次湾曲面状に形成するので、中間層や最内層には可撓性があり、かつ、バネ性を持たせる為に、剛性を有するフィルムが好ましい。例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリアミド、ポリプロピレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体などの他、2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムや2軸延伸ポリアミドフィルムなどが使用できる。
そして、これらを用い、接着剤を用いてドライラミネーション機やエクストラミネーション機によって積層フィルムを貼り合せて量産することもできる。
また、2軸延伸フィルム以外の樹脂であれば、Tダイを持った共押出機や、インフレーションの共押出機によって量産することもできる。
逆流防止弁に使用するフィルムは、2次湾曲面状に形成するので、中間層や最内層には可撓性があり、かつ、バネ性を持たせる為に、剛性を有するフィルムが好ましい。例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリアミド、ポリプロピレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体などの他、2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムや2軸延伸ポリアミドフィルムなどが使用できる。
そして、これらを用い、接着剤を用いてドライラミネーション機やエクストラミネーション機によって積層フィルムを貼り合せて量産することもできる。
また、2軸延伸フィルム以外の樹脂であれば、Tダイを持った共押出機や、インフレーションの共押出機によって量産することもできる。
本発明の二重容器は、以上のようなもので、安価な逆流防止弁機能を有する二重容器で、内容器が均等に押されて内容物を出すことが出来るので、容器のどこを押しても内容物を押出すことができる。
さらに、外容器に開口孔を設け、その開口孔内側周縁に当接する2次湾曲面状に形成されたフィルムを備えるだけの構造なので、通常の量産機で生産でき、自動化しやすい。その為、生産性が高く、かつ、安価に製造できるなど、本発明のメリットは大きい。
さらに、外容器に開口孔を設け、その開口孔内側周縁に当接する2次湾曲面状に形成されたフィルムを備えるだけの構造なので、通常の量産機で生産でき、自動化しやすい。その為、生産性が高く、かつ、安価に製造できるなど、本発明のメリットは大きい。
1・・・・・・・・二重容器
2・・・・・・・・外容器
21・・・・・・・逆流防止弁
211・・・・・・開口孔
212・・・・・・フィルム
213・・・・・・接着面
214・・・・・・背シール
3・・・・・・・・内容器
4・・・・・・・・注出口
41・・・・・・・舟形融着部
5・・・・・・・・外気
2・・・・・・・・外容器
21・・・・・・・逆流防止弁
211・・・・・・開口孔
212・・・・・・フィルム
213・・・・・・接着面
214・・・・・・背シール
3・・・・・・・・内容器
4・・・・・・・・注出口
41・・・・・・・舟形融着部
5・・・・・・・・外気
Claims (3)
- 可撓性のある外容器と内容器とからなり、
外容器が外気の流入のみ可能とする逆流防止弁を有する二重容器において、
逆流防止弁が、外容器の側面に設けた開口孔と、前記開口孔内側周縁に当接する2次湾曲面状に形成されたフィルムと、によって構成されることを特徴とする二重容器。 - 内容器の注出口根元に、外容器が融着、あるいは接着して、注出口近傍で外容器の通気を阻止し、逆流防止弁を除き、外容器が密封した容器としたことを特徴とする請求項1に記載の二重容器。
- 外容器が、フィルムから形成されたフィルム製容器としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の二重容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064822A JP2019172347A (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 二重容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064822A JP2019172347A (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 二重容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019172347A true JP2019172347A (ja) | 2019-10-10 |
Family
ID=68169408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018064822A Pending JP2019172347A (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 二重容器 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2019172347A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021224995A1 (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | 花王株式会社 | シート材容器の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04267727A (ja) * | 1991-02-05 | 1992-09-24 | Keisuke Ito | 多層成形容器及びその製造方法 |
JP2002179099A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-26 | Lion Corp | 詰め替えパック用注出容器 |
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-
2018
- 2018-03-29 JP JP2018064822A patent/JP2019172347A/ja active Pending
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Legal Events
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