JP3872651B2 - 二重容器の中容体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、潰れ変形自在な薄壁容器である中容体を、スクイズ変形可能な外容体内に組付け、この外容体の減容変形に従った中容体の減容変形により内容物を中容体から注出し、外容体の原形復帰により、外容体と中容体との間に外気を吸引して、中容体を減容変形させたままとする二重容器における、合成樹脂製の中容体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
潰れ変形自在な薄壁容器である中容体を、スクイズ変形可能な外容体内に組付け、この外容体の減容変形に従った中容体の減容変形により内容物を中容体から注出し、外容体の原形復帰により、外容体と中容体との間に外気を吸引して、中容体を減容変形させたままとする二重容器として、実開平7−22951号公報に開示された技術が知られている。
【0003】
この従来技術は、外容体と中容体とを結合固定し、中容体内の内容物の注出通路を形成する注出キャップに、中容体内からの内容物の通過は許すが、外気の中容体内への侵入は阻止する第一の逆止弁と、外容体と中容体との間への外気の通過は許すが、外容体と中容体との間に侵入した外気の排出は阻止する第二の逆止弁とを設けて構成されている。
【0004】
この従来技術における中容体は、図示(従来技術公報の図6参照)されているように、胴部が全体的に萎み状に減容変形するものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のこの種の二重容器の中容体は、その胴部を萎み変形させて減容変形するものとなっているのであるが、内容物の重量の作用により、減容程度が進むに従って、萎み変形が胴部の上半部分に集中して発生し、このため胴部の下部の内容物を注出できなくなることがある、と云う問題があった。
【0006】
また、中容体の萎み変形の形態は、この萎み変形発生時の容器の姿勢に従って定まるものであるので、内容物の安定した注出を達成できる形態に一定化させることができず、このため萎み変形の形態によっては、内容物の注出が不良もしくは不能となることがある、と云う問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく発明されたもので、二重容器の減容変形する中容体の減容変形形態を一定化させることを技術的課題とし、もって容器の使用形態に影響されることなく、内容物の確実で安定した注出動作を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
内容物を直接収納する、潰れ変形自在な薄壁容器である中容体を、スクイズ変形可能な外容体内に組付け、この外容体の減容変形に従った中容体の減容変形により内容物を注出し、外容体の原形復帰により、この外容体と中容体との間に外気を吸引して、中容体を減容変形させたままとする二重容器の合成樹脂製中容体であること、
有底筒形状をした胴部に、この胴部の少なくとも径方向への潰れ変形を一定形態に規制する骨機能形成部を形成すること、
にある。
【0009】
中容体の胴部に、骨機能形成部により形成された骨機能部は、それ自体が変形し難い部分となっているので、周囲の残部が、この骨機能部を骨材として潰れ変形することになり、このため胴部の潰れ変形は、骨機能部に規制されて一定した形態となる。
【0010】
骨機能形成部が形成する骨機能部は、中容体の胴部の径方向の潰れ変形を一定形態に規制するので、胴部全体が完全に潰れ変形するまで、胴部の全高さ範囲にわたった連通が確保される。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に、骨機能形成部を、陥没して平行に縦長となった複数の縦凹面部で構成した、ことを加えたものである。
【0012】
この請求項2記載の発明にあっては、骨機能形成部である縦凹面部は、湾曲して陥没した壁構造となっているので、他の胴部部分よりも外圧により陥没変形し易い構造となっており、そしてこの縦凹面部の両側近部分が変形し難い骨機能部として機能する。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明に、骨機能形成部を、複数の平行に設けられた縦溝部で構成した、ことを加えたものである。
【0014】
この請求項3記載の発明にあっては、骨機能形成部である縦溝部は、それ自体が骨機能部を形成し、縦溝部間の胴部部分を、陥没状に潰れ変形させる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明に、骨機能形成部を、螺旋に沿って断続配列された複数の傾斜凹凸条片部で構成した、ことを加えたものである。
【0016】
この請求項4記載の発明にあっては、骨機能形成部であり、それ自体が骨機能部を構成する複数の傾斜凹凸条片部が、螺旋に沿って断続配列されているので、胴部は、傾斜凹凸条片部間の壁部分を陥没させて捩れながら潰れ変形し、この潰れ変形に際して、傾斜凹凸条片部が断続配列されているので、縮径しながらの潰れ変形が円滑に達成される。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明に、骨機能形成部を、螺旋状に形成された螺旋凹凸条部で構成した、ことを加えたものである。
【0018】
この請求項5記載の発明にあっては、骨機能形成部であり、それ自体が骨機能部を構成する螺旋凹凸条部が、連続した螺旋条構造となっているので、胴部は、螺旋凹凸条部間の壁部分を陥没させて捩れながら潰れ変形し、この潰れ変形に際して、螺旋凹凸条部が、縮径捩れ変形に対して僅かに抵抗するので、この抵抗により、胴部内は全高さ範囲にわたって連通が確保されると共に、その捩れ潰れ変形の変形形態が安定して一定したものとなる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明に、骨機能形成部を、多数の短い横条片を千鳥足状に配置した千鳥足状凹凸条片部で構成した、ことを加えたものである。
【0020】
この請求項6記載の発明にあっては、骨機能形成部である千鳥足状凹凸条片部が、それ自体で骨機能部を構成するので、この千鳥足状凹凸条片部間の胴部壁部分が陥没して、胴部の潰れ変形が達成されるのであるが、千鳥足状凹凸条片部が千鳥足状に配置されているので、上下に隣接した陥没変形部分は、必ず周方向に位置がずれることになり、これにより潰れ変形状態が、不都合に一方向に偏ると云うことがない。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明に、骨機能形成部を、複数の肉厚な縦条を平行に配置した肉厚縦条部で構成した、ことを加えたものである。
【0022】
この請求項7記載の発明にあっては、骨機能形成部である肉厚縦条部が、それ自体で骨機能部を構成するので、この肉厚縦条部間の胴部壁部分が、全高さ範囲にわたって連続した状態で陥没して、胴部の潰れ変形が達成されるので、胴部の全高さ範囲にわたった連通は、胴部が完全に潰れるまで確保される。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明に、骨機能形成部を、胴部の周長の半分以下の大きな幅で縦長に肉厚に成形された肉厚縦長壁部で構成した、ことを加えたものである。
【0024】
この請求項8記載の発明にあっては、骨機能形成部である肉厚縦長壁部が、それ自体で骨機能部を構成するので、この肉厚縦長壁部以外の胴部壁部分の全部が陥没状に潰れ変形することになり、これにより胴部の潰れ変形が略完全に達成できることになる。
【0025】
請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明に、壁を、耐内容物性を高める積層構造とした、ことを加えたものである。
【0026】
この請求項9記載の発明にあっては、中容体に、収納する内容物に適応した耐内容物性を付与することができるので、内容物が安全に収納保持される。
【0027】
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明に、透明な外容体と組み合わさった、ことを加えたものである。
【0028】
この請求項10記載の発明にあっては、内容物の消費に伴う中容体の減容程度(潰れ変形程度)を、外容体外から目視により観察でき、この観察した中容体の減容程度により、内容物の残量をほぼ正確に知ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
本発明の中容体1は、上端に外鍔状の口鍔部2を連設した口部3の下端に縮径した首部5を介して有底筒状の胴部6を連設し、この胴部6に骨機能形成部7を形成すると共に、口鍔部2下面から口部3外周面にかけて通気溝4を刻設して構成され、低密度ポリエチレン樹脂等の軟質合成樹脂材料により、充分な薄壁構造に成形されている。
【0030】
この中容体1の壁は、単一樹脂材料による単層構造であっても良いが、内容物の酸性、アルカリ性等の物性に応じて、耐内容物性を高める積層構造としても良く、この場合は、内容物の収納能力を低下させることなく、中容体1の薄壁化をより促進させることが可能となる。
【0031】
中容体1を挿入組付けする外容体15は、中容体1の口部3がほぼピッタリと嵌入する口筒部16の下端に、拡径した肩部を介して有底筒状の胴筒部17を連設して構成され、ポリエチレン樹脂等のスクイズ性を付与することのできる樹脂材料で成形されており、透明として中容体1を目視により観察できるようにすることもできる。
【0032】
この中容体1と外容体15とは、中容体1を外容体15内に挿入して、中容体1の口鍔部2を外容体15の口筒部16上に載置させた状態で、外容体15の口筒部16に外装螺合する注出キャップ18により、締め付け固定されて、その組付きが確保されている。
【0033】
注出キャップ18は、外容体15の口筒部16に外装螺合する組付き筒19の上端に肩筒21を介して、ロングノズル状の注出筒22を組付けて構成され、組付き筒19の一部に通気孔20を開設している。
【0034】
注出筒22が形成する注出通路の下端には、外気の侵入を阻止する第一逆止弁23が設けられており、また組付き筒19の上部に開設された通気孔20の内側開口部には、中容体1と外容体15との間に侵入した外気の排出を阻止する第二逆止弁24が設けられている。
【0035】
それゆえ、外容体15の胴筒部17を押圧してスクイズ変形させると、中容体1の胴部6も潰れ状に減容変形しながら、内容物を、第一逆止弁23を開いて、注出筒22を通して注出し、外容体15の胴筒部17の押圧を解除すると、外容体15のスクイズ変形が復元しながら、第二逆止弁24を開いて、通気孔20を通して外気を中容体1ち外容体15との間に吸入すると共に、第一逆止弁23が閉じて、中容体1の潰れ変形状態を維持する。
【0036】
図3は、中容体1の胴部6に形成した骨機能形成部7の第1の実施例を示すものであるが、中容体1自体の構造は、図3に示す自立機能を有するものに限定されることはなく、図4に示した、自立機能を持たない球弧殻状の底構造となったものであってもよい。
【0037】
図3および図4に示した骨機能形成部7は、胴部6の略全高さ範囲にわたって縦長にかつ比較的幅広に設けられた、複数の湾曲陥没壁構造の縦凹面部8で構成されており、この縦凹面部8が湾曲陥没変形し易いとなっているので、この縦凹面部8の両側近部分が骨機能部に形成されることになる。
【0038】
図5は、二つの縦凹面部8を前後に配置形成した構成例を示すもので、胴部6は、図5の点線図示のように、略X字状に潰れ変形して減容化し、図6は、三つの縦凹面部8を等間隔に並列配置した構成例を示すもので、胴部6は、図6の点線図示のように、略三つ葉状に潰れ変形して減容化し、図7は、四つの縦凹面部8を等間隔に並列配置した構成例を示すもので、胴部6は、図7の点線図示のように、×印状に潰れ変形して減容化し、図8は、五つの縦凹面部8を等間隔に並列配置した構成例を示すもので、胴部6は、図8の点線図示のように、略ヒトデ状に潰れ変形して減容化する。
【0039】
図9は、骨機能形成部7の第2の実施例を示すもので、胴部6の略全高さ範囲にわたって設けられた複数の縦溝部9で構成されており、この縦溝部9自体が骨機能部を構成している。
【0040】
図10は、三つの縦溝部9を等間隔に並列配置した構成例を示すもので、胴部6は、図10の点線図示のように、三角星状に潰れ変形して減容化する。
【0041】
図11は、骨機能形成部7の第3の実施例を示すもので、それ自体が骨機能部を構成する複数の傾斜凹凸条片部10を、螺旋に沿って断続配列して構成されており、各傾斜凹凸条片部10は、胴部6の前後と左右に、千鳥足状に配置されている。
【0042】
図12は、図11に示した実施例の潰れ減容化形態を図示したもので、胴部6は、各傾斜凹凸条片部10が形成する螺旋にガイドされた状態で、捻り潰し状に減容化する。
【0043】
図13は、骨機能形成部7の第3の実施例の別の構成例を示すもので、それ自体が骨機能部を構成する二本の螺旋凹凸条部11を、二重螺旋状に配列形成して構成されており、その潰れ減容化形態は、図14に示すように、図12に示した第一の構成例の場合と略等しいものとなる。
【0044】
図15は、骨機能形成部7の第4の実施例を示すもので、それ自体が骨機能部を構成する複数の千鳥足状凹凸条片部12を、前後と左右に千鳥足状に配置して構成されており、その潰れ減容化形態は、図16および図17に示すように、千鳥足状凹凸条片部12以外の胴部6部分が前後および左右方向から交互に潰れ変形したものとなる。
【0045】
図18は、骨機能形成部7の第5の実施例を示す、胴部6の平断面図で、それ自体が骨機能部を構成する二本の肉厚縦条部13を、胴部6の両側部内側に略全高さ範囲にわたって平行に縦条設して構成されており、その潰れ減容化形態は、図19に示すように、肉厚縦条部13以外の胴部6部分が前後から潰れ変形するものとなる。
【0046】
図20は、骨機能形成部7の第5の実施例の別の構成例を示すもので、三本の肉厚縦条部13を、等間隔に胴部6の略全高さ範囲にわたって平行に縦条設して構成されており、その潰れ減容化形態は、図21に示すように、三本の肉厚縦条部13を残して、胴部6の残部が三角骨組み状に陥没潰れ変形したものとなる。
【0047】
図22は、骨機能形成部7の第5の実施例のさらに別の構成例を示すもので、四本の肉厚縦条部13を、等間隔に胴部6の略全高さ範囲にわたって平行に縦条設して構成されており、その潰れ減容化形態は、図23に示すように、四本の肉厚縦条部13を残して、胴部6の残部が十字状に陥没潰れ変形したものとなる。
【0048】
図24は、骨機能形成部7の第6の実施例の構成例を示すもので、胴部6の周長の四分の一の幅で、胴部6の略全高さ範囲にわたって縦長に肉厚に成形された肉厚縦長壁部14で構成されており、その潰れ減容化形態は、図25に示すように、肉厚縦長壁部14を不動部として、胴部6の残部の半周分部分が陥没湾曲反転変形して、半円弧状に潰れ変形したたものとなる。
【0049】
図26は、骨機能形成部7の第6の実施例の別の構成例を示すもので、胴部6の周長の半分の幅で、胴部6の略全高さ範囲にわたって縦長に肉厚に成形された肉厚縦長壁部14で構成されており、その潰れ減容化形態は、図27に示すように、図24および図25の示した実施例と同じであるが、肉厚縦長壁部14全体が胴部6の残部の陥没湾曲反転変形をガイドすることになるので、胴部6の半円弧状への潰れ変形が、安定して円滑に達成されることになる。
【0050】
中容体1と外容体15と注出キャップ18との組合せで構成される容器は、各種のスクイズ容器として利用することが可能で、図1に示した通常の注出容器として利用するのとは別に、注出筒22部分を櫛付き構造とすることにより、毛染め容器として好適に利用することができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、胴部の径方向の潰れ変形が、骨機能形成部により一定形態に規制されるので、胴部の減容化変形形態を、全高さ範囲にわたって略均等に発生させることができ、これにより胴部の下部に注出不能に内容物が残留する不都合の発生が全くなく、もって収納された内容物を最後まで確実にかつ円滑に注出使用することができる。
【0052】
また、骨機能形成部により、胴部の径方向の潰れ変形が一定に規制されているので、内容物注出時の容器の姿勢に関わりなく、胴部の減容化変形形態は略一定しており、もって内容物注出時の容器の姿勢により、内容物の注出が不良もしくは不能となると云う不都合の発生はなく、常に安定して安全な注出動作を得ることができる。
【0053】
請求項2記載の発明にあっては、骨機能形成部が、骨機能部を隣接形成した状態で、陥没変形し易い部分を形成するので、胴部の減容化変形が一定して速やかにそして確実に得ることができる。
【0054】
請求項3記載の発明にあっては、骨機能形成部自体が骨機能部を形成することにより、骨機能部を簡単にかつ安定的に形成することができ、胴部の減容化変形をより一定化させることができる。
【0055】
請求項4記載の発明にあっては、骨機能部を形成する骨機能形成部が、配列された螺旋に従って絞り状に潰れ変形するので、確実で速やかな胴部の減容化変形を得ることができる。
【0056】
請求項5記載の発明にあっては、骨機能部を形成する骨機能形成部が、螺旋条を構成するので、胴部を絞り状に潰れ変形させるものの、潰れ変形に対して多少の抵抗を発揮するので、胴部の潰れ変形形態を全高さ範囲にわたって均一化させることができ、もって最後まで内容物の安定した注出動作を維持できる。
【0057】
請求項6記載の発明にあっては、胴部の潰れ変形する部分を、胴部全体に細かく分散させることになるので、胴部の一部が大きく陥没変形することがなく、もって胴部の潰れ変形を、全体的に均一に発生、進行させることができる。
【0058】
請求項7記載の発明にあっては、骨機能形成部である肉厚縦条部が骨機能部として機能するので、安定した骨機能部を得ることができ、もって胴部の高さ方向に沿った均等な潰れ変形を確実に得ることができる。
【0059】
請求項8記載の発明にあっては、陥没潰れ変形する胴部部分を、全高さ範囲に連続した一か所に集中させることになるので、胴部の減容化変形形態を常に、一体化させることができ、またより完全な潰れ変形を得ることができる。
【0060】
請求項9記載の発明にあっては、中容体の耐内容物性を適正に高めることができると共に、中容体の薄壁化を充分に促進させることがでい、内容物の安全で良好な収納と、合成樹脂材料の省資源化を達成することができる。
【0061】
請求項10記載の発明にあっては、中容体の減容化程度を、容器外から目視により観察できるので、内容物の残量を簡単に認識することができ、これにより内容物が使用途中で無くなる、と云う不都合の発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を組付けた、二重容器の半縦断正面図。
【図2】図1に示した構成例の、要部拡大半縦断面図。
【図3】本発明の第1の実施例の、全体外観正面図。
【図4】本発明の第1の実施例の、他の全体外観正面図。
【図5】本発明の第1の実施例の、第一の例の平断面図。
【図6】本発明の第1の実施例の、第二の例の平断面図。
【図7】本発明の第1の実施例の、第三の例の平断面図。
【図8】本発明の第1の実施例の、第四の例の平断面図。
【図9】本発明の第2の実施例の、全体外観正面図。
【図10】本発明の第2の実施例の、平断面図。
【図11】本発明の第3の実施例の、第一の例の全体外観正面図。
【図12】図11に示した実施例の、潰れ変形形態を示す全体正面図。
【図13】本発明の第3の実施例の、第二の例の全体外観正面図。
【図14】図13に示した実施例の、潰れ変形形態を示す全体正面図。
【図15】本発明の第4の実施例の、全体外観正面図。
【図16】図15に示した実施例の、潰れ変形形態を示す全体正面図。
【図17】図16中、X−X線に沿って切断矢視した、平断面図。
【図18】本発明の第5の実施例の、第一の例の胴部の平断面図。
【図19】図18に示した実施例の、潰れ変形した胴部の平断面図。
【図20】本発明の第5の実施例の、第二の例の胴部の平断面図。
【図21】図20に示した実施例の、潰れ変形した胴部の平断面図。
【図22】本発明の第5の実施例の、第三の例の胴部の平断面図。
【図23】図22に示した実施例の、潰れ変形した胴部の平断面図。
【図24】本発明の第6の実施例の、第一の例の胴部の平断面図。
【図25】図24に示した実施例の、潰れ変形した胴部の平断面図。
【図26】本発明の第6の実施例の、第二の例の胴部の平断面図。
【図27】図26に示した実施例の、潰れ変形した胴部の平断面図。
【符号の説明】
1 ; 中容体
2 ; 口鍔部
3 ; 口部
4 ; 通気溝
5 ; 首部
6 ; 胴部
7 ; 骨機能形成部
8 ; 縦凹面部
9 ; 縦溝部
10; 傾斜凹凸条片部
11; 螺旋凹凸条部
12; 千鳥足状凹凸条片部
13; 肉厚縦条部
14; 肉厚縦長壁部
15; 外容体
16; 口筒部
17; 胴筒部
18; 注出キャップ
19; 組付き筒
20; 通気孔
21; 肩筒
22; 注出筒
23; 第一逆止弁
24; 第二逆止弁
Claims (10)
- 内容物を直接収納する、潰れ変形自在な薄壁容器である中容体(1) を、スクイズ変形可能な外容体(15)内に組付け、該外容体(15)の減容変形に従った前記中容体(1) の減容変形により内容物を注出し、前記外容体(15)の原形復帰により、該外容体(15)と中容体(1) との間に外気を吸引して、前記中容体(1) を減容変形させたままとする二重容器の前記合成樹脂製中容体であって、有底筒形状をした胴部(6) に、該胴部(6) の少なくとも径方向への潰れ変形を一定形態に規制する骨機能形成部(7) を形成した二重容器の中容体。
- 骨機能形成部(7) を、陥没して平行に縦長となった複数の縦凹面部(8) で構成した請求項1記載の二重容器の中容体。
- 骨機能形成部(7) を、複数の平行に設けられた縦溝部(9)で構成した請求項1記載の二重容器の中容体。
- 骨機能形成部(7) を、螺旋に沿って断続配列された複数の傾斜凹凸条片部(10)で構成した請求項1記載の二重容器の中容体。
- 骨機能形成部(7) を、螺旋状に形成された螺旋凹凸条部(11)で構成した請求項1記載の二重容器の中容体。
- 骨機能形成部(7) を、多数の短い横条片を千鳥足状に配置した千鳥足状凹凸条片部(12)で構成した請求項1記載の二重容器の中容体。
- 骨機能形成部(7) を、複数の肉厚な縦条を平行に配置した肉厚縦条部(13)で構成した請求項1記載の二重容器の中容体。
- 骨機能形成部(7) を、胴部(6) の周長の半分以下の大きな幅で縦長に肉厚に成形された肉厚縦長壁部(14)で構成した請求項1記載の二重容器の中容体。
- 壁を、耐内容物性を高める積層構造とした請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の二重容器の中容体。
- 透明な外容体(15)と組み合わさった請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の二重容器の中容体。
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