JPH0615885Y2 - スクイズ容器 - Google Patents
スクイズ容器Info
- Publication number
- JPH0615885Y2 JPH0615885Y2 JP1988134395U JP13439588U JPH0615885Y2 JP H0615885 Y2 JPH0615885 Y2 JP H0615885Y2 JP 1988134395 U JP1988134395 U JP 1988134395U JP 13439588 U JP13439588 U JP 13439588U JP H0615885 Y2 JPH0615885 Y2 JP H0615885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic support
- container
- container body
- piston bottom
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧料、食品、歯磨き等の粘性ある内容物を
気密状態で使用する容器に関する。
気密状態で使用する容器に関する。
従来より、粘性ある内容物を気密状態で使用する容器の
場合には簡便なポンプが付いた容器で容器本体を変形さ
せることなく内容物を吐出できるようにしたものがあ
り、例えば実開昭６１−１５３７７２号公報に記載され
ているものがある。
場合には簡便なポンプが付いた容器で容器本体を変形さ
せることなく内容物を吐出できるようにしたものがあ
り、例えば実開昭６１−１５３７７２号公報に記載され
ているものがある。
これは第５図に示すように、容器本体１の上部に吐出ポ
ンプ部32を設ける一方、この容器本体１の底部にピスト
ン栓31を嵌合した構造になっていて、吐出ポンプ部32を
作動して内容物Ａを吸い上げて吐出させる間にピストン
栓31が上昇するようになっている。
ンプ部32を設ける一方、この容器本体１の底部にピスト
ン栓31を嵌合した構造になっていて、吐出ポンプ部32を
作動して内容物Ａを吸い上げて吐出させる間にピストン
栓31が上昇するようになっている。
しかしながら、前記した従来例では、吐出ポンプ部32で
内容物Ａを吸い上げる為、吐出ポンプ部32の構造が複雑
で高価になり、そして、低粘性のクリームや乳液のよう
な内容物Ａには負圧がかかりにくく、うまくポンプの機
能をはたさない場合もある。
内容物Ａを吸い上げる為、吐出ポンプ部32の構造が複雑
で高価になり、そして、低粘性のクリームや乳液のよう
な内容物Ａには負圧がかかりにくく、うまくポンプの機
能をはたさない場合もある。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、容器の
構造が簡単で内容物を押し上げて吐出を容易にすること
を技術的課題とする。
構造が簡単で内容物を押し上げて吐出を容易にすること
を技術的課題とする。
本考案は、前記の技術的課題を解決するために以下のよ
うな構成とした。
うな構成とした。
即ち、直筒状の可撓性容器本体１の一端に、吐出口５を
形成し且つ内部に逆止弁６を設置した口筒部４を設ける
と共に、他端を開放し、前記容器本体１の内部にピスト
ン底２を摺動自在に設け、前記容器本体１の内部であっ
て前記ピストン底２よりも他端側に逆さ椀形の弾性支持
体３を設け、この弾性支持体３の頂部を前記ピストン底
２の中心部に固着し、弾性支持体３の周端部を容器本体
１の内面に圧接してスクイズ容器とした。
形成し且つ内部に逆止弁６を設置した口筒部４を設ける
と共に、他端を開放し、前記容器本体１の内部にピスト
ン底２を摺動自在に設け、前記容器本体１の内部であっ
て前記ピストン底２よりも他端側に逆さ椀形の弾性支持
体３を設け、この弾性支持体３の頂部を前記ピストン底
２の中心部に固着し、弾性支持体３の周端部を容器本体
１の内面に圧接してスクイズ容器とした。
本考案のスクイズ容器においては、容器本体１の開放側
の端部を外側から内側に向けて押すことにより、弾性支
持体３が、容器本体１の内面に圧接している周端部を内
面に摩擦力で固着させつつ半径方向に撓む。これによっ
て、弾性支持体３の高さが高くなり弾性支持体３の頂部
が上昇してピストン底２を押し上げる。そして、ピスト
ン底２が内容物Ａを押し上げて、内容物Ａは逆止弁６を
開き吐出口５より吐出する。
の端部を外側から内側に向けて押すことにより、弾性支
持体３が、容器本体１の内面に圧接している周端部を内
面に摩擦力で固着させつつ半径方向に撓む。これによっ
て、弾性支持体３の高さが高くなり弾性支持体３の頂部
が上昇してピストン底２を押し上げる。そして、ピスト
ン底２が内容物Ａを押し上げて、内容物Ａは逆止弁６を
開き吐出口５より吐出する。
これとほぼ同時に、弾性支持体３の前記撓みによる反力
と、容器本体１の内面の傾斜により、容器本体１の内面
に圧接している弾性支持体３の周端部が上昇する。
と、容器本体１の内面の傾斜により、容器本体１の内面
に圧接している弾性支持体３の周端部が上昇する。
なお、弾性支持体３をてこの原理を利用して撓ませてい
るので、非常に小さな操作力で内容物に大きな加圧力を
付与することができる。
るので、非常に小さな操作力で内容物に大きな加圧力を
付与することができる。
容器本体１の開放側の端部を押圧することをやめると、
逆止弁６が閉じ、容器本体１は元の形状に復元し、弾性
支持体３も押圧前の位置に戻ることなく元の形状に復元
する。
逆止弁６が閉じ、容器本体１は元の形状に復元し、弾性
支持体３も押圧前の位置に戻ることなく元の形状に復元
する。
以下、本考案による実施例について第１図乃至第４図を
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
このスクイズ容器は、直筒状の可撓性容器本体１の一端
に吐出口５を形成する口筒部４を設けると共に他端を開
放している。この口筒部４内に逆止弁６を設けてある。
そして、前記容器本体１の内面にピストン底２を摺動自
在に密接して設けている。ピストン底２の下方に逆さ椀
形の弾性支持体３を設け、この弾性支持体３はポリエチ
レン、ポリプロピレン、各種エラストマー等の弾性を有
する樹脂で成形してある。そして、弾性支持体３の頂部
には空気抜き栓3cを内嵌している軸筒3bが立設してい
る。そして、この軸筒3bがピストン底２の中心部に固着
している。さらに、弾性支持体３の下部の周端部の圧接
部3aが容器本体１内面に圧接した構造になっている。
に吐出口５を形成する口筒部４を設けると共に他端を開
放している。この口筒部４内に逆止弁６を設けてある。
そして、前記容器本体１の内面にピストン底２を摺動自
在に密接して設けている。ピストン底２の下方に逆さ椀
形の弾性支持体３を設け、この弾性支持体３はポリエチ
レン、ポリプロピレン、各種エラストマー等の弾性を有
する樹脂で成形してある。そして、弾性支持体３の頂部
には空気抜き栓3cを内嵌している軸筒3bが立設してい
る。そして、この軸筒3bがピストン底２の中心部に固着
している。さらに、弾性支持体３の下部の周端部の圧接
部3aが容器本体１内面に圧接した構造になっている。
内容物Ａの充填の際には容器本体１を倒立状態で充填
し、空気抜き栓3cの嵌合していない弾性支持体３とピス
トン底２を上方から挿入して容器本体１内に残った空気
を軸筒3b内より抜く。容器本体１内の空気が完全に抜け
たところで空気抜き栓3cを軸筒3b内に嵌合して容器本体
１内を気密状態とする。容器本体１内には内容物Ａを満
杯にするのでなく容器本体１の外側を押圧して変形させ
ることのできるよう開放縁部を残しておく。
し、空気抜き栓3cの嵌合していない弾性支持体３とピス
トン底２を上方から挿入して容器本体１内に残った空気
を軸筒3b内より抜く。容器本体１内の空気が完全に抜け
たところで空気抜き栓3cを軸筒3b内に嵌合して容器本体
１内を気密状態とする。容器本体１内には内容物Ａを満
杯にするのでなく容器本体１の外側を押圧して変形させ
ることのできるよう開放縁部を残しておく。
このスクイズ容器を使用するには、容器本体１の開放側
の端部を外側から内側に向けて押す。これによって、弾
性支持体３が、圧接部3aを容器本体１の内面に摩擦力で
固着させつつ半径方向に撓む。その結果、弾性支持体３
の高さが高くなり弾性支持体３の頂部が上昇してピスト
ン底２を押し上げる。そして、ピストン底２が内容物Ａ
を押し上げて、内容物Ａは逆止弁６を開き吐出口５より
吐出する。
の端部を外側から内側に向けて押す。これによって、弾
性支持体３が、圧接部3aを容器本体１の内面に摩擦力で
固着させつつ半径方向に撓む。その結果、弾性支持体３
の高さが高くなり弾性支持体３の頂部が上昇してピスト
ン底２を押し上げる。そして、ピストン底２が内容物Ａ
を押し上げて、内容物Ａは逆止弁６を開き吐出口５より
吐出する。
これとほぼ同時に、弾性支持体３の前記撓みによる反力
と、容器本体１の内面の傾斜により、容器本体１の内面
に圧接する弾性支持体３の圧接部3aが上昇する。
と、容器本体１の内面の傾斜により、容器本体１の内面
に圧接する弾性支持体３の圧接部3aが上昇する。
容器本体１の開放側の端部の押圧をやめると、逆止弁６
が閉じ、容器本体１は元の形状に復元し、弾性支持体３
も押圧前の位置に戻ることなく元の形状に復元する。
が閉じ、容器本体１は元の形状に復元し、弾性支持体３
も押圧前の位置に戻ることなく元の形状に復元する。
なお、弾性支持体３をてこの原理を利用して撓ませてい
るので、非常に小さな操作力で内容物に大きな加圧力を
付与することができる。
るので、非常に小さな操作力で内容物に大きな加圧力を
付与することができる。
なお、内容物Ａの状態をよく観察できるように容器本体
１を透明にし、かつその中に内容物Ａとして色模様や線
状模様を描いた化粧料を充填した場合このような化粧料
を下方から押し上げて吐出するので模様を崩さず上部か
ら少量づつ吐出することができる。
１を透明にし、かつその中に内容物Ａとして色模様や線
状模様を描いた化粧料を充填した場合このような化粧料
を下方から押し上げて吐出するので模様を崩さず上部か
ら少量づつ吐出することができる。
以上説明したように、本考案によるスクイズ容器は、容
器本体１の開放側の端部をスクイズすることにより弾性
支持体３を撓ませてピストン底２を上げることができ構
造が簡単で部品点数が少ないので低コストで製作が可能
である。
器本体１の開放側の端部をスクイズすることにより弾性
支持体３を撓ませてピストン底２を上げることができ構
造が簡単で部品点数が少ないので低コストで製作が可能
である。
また、前記弾性支持体３をてこの原理を利用して撓ませ
ているので、非常に小さな操作力で内容物に大きな加圧
力を付与することができる。
ているので、非常に小さな操作力で内容物に大きな加圧
力を付与することができる。
第１図乃至第４図は本考案による一実施例を示し、第１
図は縦断面図、第２図は弾性支持体を押圧した際の縦断
面図、第３図は弾性支持体の押圧力を除いた際の縦断面
図、第４図は第１図のIV−IV線より見た平面図、第５図
は従来例の縦断面図である。 １……容器本体、２……ピストン底、 ３……弾性支持体、４……口筒部、 ５……吐出口、６……逆止弁。
図は縦断面図、第２図は弾性支持体を押圧した際の縦断
面図、第３図は弾性支持体の押圧力を除いた際の縦断面
図、第４図は第１図のIV−IV線より見た平面図、第５図
は従来例の縦断面図である。 １……容器本体、２……ピストン底、 ３……弾性支持体、４……口筒部、 ５……吐出口、６……逆止弁。
Claims (1)
- 【請求項１】直筒状の可撓性容器本体１の一端に、吐出
口５を形成し且つ内部に逆止弁６を設置した口筒部４を
設けると共に、他端を開放し、前記容器本体１の内部に
ピストン底２を摺動自在に設け、前記容器本体１の内部
であって前記ピストン底２よりも他端側に逆さ椀形の弾
性支持体３を設け、この弾性支持体３の頂部を前記ピス
トン底２の中心部に固着し、弾性支持体３の周端部を容
器本体１の内面に圧接したスクイズ容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988134395U JPH0615885Y2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | スクイズ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988134395U JPH0615885Y2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | スクイズ容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0256182U JPH0256182U (ja) | 1990-04-24 |
| JPH0615885Y2 true JPH0615885Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=31393116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988134395U Expired - Lifetime JPH0615885Y2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | スクイズ容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615885Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2433486B (en) * | 2005-12-10 | 2008-07-09 | William Arthur Bell | Deformable dispensing tube |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5763083U (ja) * | 1980-09-27 | 1982-04-14 |
-
1988
- 1988-10-14 JP JP1988134395U patent/JPH0615885Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0256182U (ja) | 1990-04-24 |
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