JPH06334131A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06334131A
JPH06334131A JP5146683A JP14668393A JPH06334131A JP H06334131 A JPH06334131 A JP H06334131A JP 5146683 A JP5146683 A JP 5146683A JP 14668393 A JP14668393 A JP 14668393A JP H06334131 A JPH06334131 A JP H06334131A
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JP
Japan
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output
mosfet
gate
circuit
type
Prior art date
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Pending
Application number
JP5146683A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Takashima
一雅 高嶋
Kazumasa Yanagisawa
一正 柳沢
Yoshiyuki Okuma
禎幸 大熊
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーシュートの低減と高速動作化を実現
した出力回路を備えた半導体集積回路装置を提供する。 【構成】 回路の接地電位側の出力信号を形成するエン
ハンスメント型出力MOSFETと出力端子との間にゲ
ートとドレインが接続されたディプレッション型MOS
FETを設ける。 【効果】 出力信号の変化に対応してディプレッション
型MOSFETのゲートとソース電圧が変化するので、
その抵抗値も出力信号のレベルに対応して増大してアン
ダーシュートを抑えつつ、出力信号の立ち下がりを高速
にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
に関し、MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタ)により構成された出力回路を備えたものに有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9のようなTTL(トランジスタ・ト
ランジスタ・ロジック)と互換性を持つ、MOS出力回
路においては、リードフレーム等のインダクタンス成分
L3と負荷容量C1とで共振して図10に示すようにロ
ウレベルの出力時においてアンダーシュートを生じる。
このようなアンダーシュートを抑えるために、ロウレベ
ル側の出力MOSFETに対して直列に抵抗を挿入する
ようにすればよいが、出力信号の立ち下がりが遅くなっ
てしまう。
【0003】また、出力回路において回路の接地電位側
に発生するノイズの低減と高速動作化を図るために、特
開昭63−245118号公報に記載されているように
接地電位側の出力MOSFETに対して直列にMOSF
ETを設けて、その駆動能力が高くなるときにゲート電
位を低くするような制御電圧が供給されるMOSFET
を設けるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成は、専らプ
ロセスバラツキや温度変動に対応して出力MOSFET
の駆動能力が目標値より大きくなったときに、それに伴
って回路の接地線に発生するノイズを低減させるもので
ある。それ故、出力信号のダイナミックな変化に対応し
て発生するアンダーシュートに対しては、上記直列抵抗
と基本的には同様であり、出力信号の立ち下がりを犠牲
にするものである。
【0005】この発明の目的は、アンダーシュートの低
減と高速動作化を実現した出力回路を備えた半導体集積
回路装置を提供することにある。この発明の前記ならび
にそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述およ
び添付図面から明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、回路の接地電位側の出力信
号を形成するエンハンスメント型出力MOSFETと出
力端子との間にゲートとドレインが接続されたディプレ
ッション型MOSFETを設ける。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、出力信号の変化に対応
してディプレッション型MOSFETのゲートとソース
電圧が変化するので、その抵抗値も出力信号のレベルに
対応して増大してアンダーシュートを抑えつつ、出力信
号の立ち下がりを高速にすることができる。
【0008】
【実施例】図1には、この発明に係る出力回路の一実施
例の回路図が示されている。同図においては、その回路
動作の理解を容易にするために、本来の回路素子の他に
寄生抵抗成分及びインダクタンス成分も合わせて描かれ
ている。同図の各回路素子は、それが搭載される半導体
集積回路の他の回路とともに、単結晶シリコンのような
1個の半導体基板上において形成される。
【0009】この実施例では、Nチャンネル型のエンハ
ンスメント型MOSFETを2つ直列接続して、プッシ
ュプル形態の出力回路とされる。すなわち、データ出力
動作時において、電源電圧VDD側の出力MOSFET
Q1と、回路の接地電位VEE側の出力MOSFETQ
2とを出力すべき信号に対応して相補的にスイッチング
してハイレベルとロウレベルの出力信号を形成するもの
である。
【0010】出力回路として、上記のようにハイレベル
/ロウレベルの2状態の出力しか行わないものでは、出
力MOSFETQ1のゲートに供給される駆動信号N1
と出力MOSFETQ2のゲートに供給される駆動信号
N2は、図示しない駆動回路により相補的な信号にされ
る。
【0011】これに対して、上記ハイレベル/ロウレベ
ルの他に非動作状態の出力端子をハイインピーダンス状
態にさせる3状態出力機能を持たせるときには、図示し
ない駆動回路に論理ゲート回路が設けられる。この論理
ゲート回路は、出力回路が非動作状態に置かれるときに
は、出力制御信号により内部データ信号に無関係に上記
駆動信号N1とN2を共にロウレベルにする。
【0012】この実施例では、回路の接地電位VEE側
の出力MOSFETQ2に対して直列形態にディプレッ
ション型MOSFETQ3が設けられる。このMOSF
ETQ3の抵抗値を、出力信号レベルに対応して変化さ
せるために、そのゲートとドレインとが共通に接続され
る。
【0013】同図において、R1は電源線の抵抗成分で
あり、L1はインダクタンス成分である。同様に、R2
は回路の接地線の抵抗成分であり、L2はインダクタン
ス成分である。そして、L3は出力端子におけるインダ
クタンス成分である。出力端子における抵抗成分は、電
源線のように長く形成されないから無視できるので省略
させている。キャパシタC1は、出力端子に接続される
負荷容量である。
【0014】図2には、上記ディプレンション型MOS
FETQ3の抵抗値の変化の概略特性図が示されてい
る。上記MOSFETQ3の抵抗値の変化は、そのゲー
トとソース間電圧に対応して変化することから、同図に
は出力信号の変化の概略が点線により合わせて示されて
いる。
【0015】出力信号がハイレベルのときには、MOS
FETのゲートにはそれに対応したハイレベルが供給さ
れている。MOSFETQ2がオン状態となってドレイ
ン電位を回路の接地電位のようなロウレベルに引く抜く
ときには、MOSFETQ3のゲートとソース間にはほ
ぼ上記ハイレベルのような大きな電圧差とされる。これ
により、MOSFETQ3のオン抵抗値は極く小さな抵
抗値になっている。これにより、出力信号は点線で示す
ようにMOSFETQ2の駆動電流に対応して高速にハ
イレベルからロウレベルに引き抜かれる。
【0016】時間経過によって出力信号のレベルが回路
の接地電位に高速に低くされる。上記出力信号のような
ハイレベルからロウレベルに変化する入力信号を受ける
TTL等の入力段回路では、そのレベルが約0.8Vま
で低下するとロウレベルが出力されたと判定される。こ
れに対応して、MOSFETQ3のゲートとソース間に
供給される電圧差も小さくなり、そのオン抵抗値が大き
な抵抗値を持つように変化される。
【0017】そして、出力レベルが約0V付近に到達す
ると、MOSFETQ3のオン抵抗値がいっそう大きく
なり、上記のような共振によって0Vを超えて負電圧に
なるようなアンダーシュートを抑えることができる。
【0018】図3には、図1の実施例回路の出力波形を
コンピュータシュミレーションによって求めたものであ
る。この例では、特に制限されないが、MOSFETQ
1〜Q3は、同じチャンネル幅で、MOSFETQ3の
みがチャンネル長をMOSFETQ1,Q2のよううな
通常の出力MOSFETに対して約3倍の長いチャンネ
ル長さを持つようにされている。そして、分布抵抗R1
とR2は1Ω、インダクタンスL1とL2は、2nH、
L3は4nHとし、負荷容量C1は1pFとするもので
ある。
【0019】MOSFETQ3のしき値電圧は、その絶
対値が出力振幅の1/2以下のような比較的小さなしき
い値電圧を持つようにされる。これは、ゲート,ソース
間電圧の変化の割合が、上記出力振幅の1/2以下で大
きくするようにするものである。言い換えるならば、上
記しきい値電圧の絶対値が大きいとゲート,ソース間電
圧が0V程度になってもMOSFETQ3のオン抵抗値
が大きく、アンダーシュートを抑える効果的な作用を持
たなくなるからである。逆に、上記しきい値電圧の絶対
値が小さすぎると、信号電圧の低下に伴いオン抵抗値が
大きくなりすぎて出力信号の立ち下がりを遅くしてしま
うからである。
【0020】図4には、この発明に係る出力回路の他の
一実施例の回路図が示されている。この実施例では、電
源電圧側の出力MOSFETが前記図1のようなNチャ
ンネル型MOSFETQ1に代えてPチャンネル型MO
SFETQ4とされる。このようなCMOS構成で、ハ
イレベルとロウレベルの出力信号を形成するものでは、
出力MOSFETQ2とQ4のゲートとが共通化されて
入力信号INが供給される。もしも、前記のように出力
ハイインピーダンス状態を含む3状態出力機能を持たせ
る場合には、出力制御信号によりゲートが制御されるゲ
ート回路を設けて出力ハイインピーダンス状態にすると
きには、MOSFETQ4のゲートをハイレベルに、M
OSFETQ2のゲートをロウレベルにすればよい。
【0021】この実施例では、Pチャンネル型MOSF
ETQ4を用いてハイレベル側の出力信号を形成するも
のであるので、ハイレベルの出力電圧は電源電圧VDD
にまで達する。それ故、CMOS構成の出力回路は、約
3Vのような比較的低い電源電圧VDDのときに有効な
ものとなる。
【0022】上記のようなCMOS回路によりハイレベ
ルの出力信号を形成するときには、ハイレベル側におい
て逆にオバーシュートが発生してしまう。そこで、前記
同様に回路の接地電位VEE側の出力MOSFETQ2
に直列形態にされるディプレッション型MOSFETQ
3に対応して、電源電圧VDD側の出力MOSFETQ
4にもディプレッション型MOSFETQ5が直列形態
にされる。このMOSFETQ5のゲートとドレインが
前記同様に接続されている。
【0023】この構成においても、前記同様に出力信号
が回路の接地電位のようなロウレベルであるとき、Pチ
ャンネル型MOSFETQ4がオン状態となって電源電
圧VDDのようなハイレベルに立ち上げるとき、上記M
OSFETQ4のオン状態によってゲートとソース間は
上記出力信号のハイレベルのような大きな電圧差とな
る。これにより、MOSFETQ5は、小さなオン抵抗
値しかもたないので出力信号をロウレベルからハイレベ
ルに高速に立ち上げる。出力信号が電源電圧DD付近ま
で立ち上がり、次段の回路ではハイレベルが出力された
と判定された後には、上記MOSFETQ5のオン抵抗
値が大きくなって前記同様な共振によるオーバーシュー
トを抑制する。
【0024】図5には、前記エンハンスメント型MOS
FET(EMOS)とディプレッション型MOSFET
(DMOS)の製造方法の一実施例を説明するための概
略工程断面図が示されいてる。同図においては、(A)
ないし(E)からなる代表的な製造工程が示されてい
る。
【0025】工程(A)では、半導体基板上において、
選択酸化技術により素子形成領域にはゲート電極となる
ような薄い酸化膜が形成され、それ以外にはフィールド
絶縁膜となる厚い酸化膜(LOCOS)が形成される。
【0026】工程(B)では、DMOS領域にはマスク
が形成されてEMOS領域のみにエンハンスメント型M
OSFETのしきい値電圧を制御する不純物NEがイオ
ン打ち込み技術により導入される。
【0027】工程(C)では、EMOS領域にはマスク
が形成されてDMOS領域のみにディプレッション型M
OSFETのしきい値電圧を制御する不純物NDがイオ
ン打ち込み技術により導入される。
【0028】工程(D)では、EMOS領域及びDMO
S領域の双方において、ゲート絶縁膜上にゲート電極が
形成される。
【0029】工程(E)では、上記ゲート電極及びフィ
ールド絶縁膜をマスクとしてソース,ドレインS,D形
成するためにN型の不純物がイオン打ち込み技術により
導入される。
【0030】図6には、上記図1の出力回路の一実施例
のレイアウト図が示されている。MOSFETQ1とQ
2は、共に同じサイズにより形成される。これに対し
て、可変抵抗素子として作用させられるディプレッショ
ン型MOSFETQ3は、そのゲート長が、上記のよう
な通常の出力MOSFETのゲート長に比べて大きく形
成される。MOSFETQ3のゲートとドレインは共通
に出力端子OUT側に接続される。
【0031】上記の実施例では、理解を容易するため
に、MOSFETQ1〜Q3のソース,ドレインを分け
て描いており、しかも、MOSFETQ2のドレインと
MOSFETQ3のソース及びMOSFETQ3のドレ
インとMOSFETQ1のソースとの間が配線により接
続されるように描かれている。しかしながら、実際には
MOSFETQ1のソースとMOSFETQ3のドレイ
ンは共通の半導体領域により構成し、MOSFETQ3
のソースとMOSFETQ2のドレインも共通の半導体
領域により構成できる。
【0032】図7には、この発明に係る出力回路が用い
られたスタティック型RAMの一実施例の概略回路図が
示されている。同図には、読み出し系の概略回路が例示
的に示されている。
【0033】入力端子INには、アドレス信号が供給さ
れる。同図には、1つのアドレス端子INが代表として
例示的に示されており、入力バッファIBFを介して取
り込まれる。複数からなる他のアドレス信号も同様に入
力バッファを通して取り込まれ、プリデコーダPDに供
給される。プリデコーダPDには、複数ビットからなる
アドレス信号が供給され、それを解読してメインワード
ドライバMWDに選択信号を伝える。メインワードドラ
イバは、複数のワード線に対応したメインワード線に選
択信号を伝える。サブワードドライバSWDは、上記メ
インワード線の選択信号と、他のデコード信号によりワ
ード線の選択信号を形成する。
【0034】ワード線には、スタティック型メモリセル
MCのアドレス選択端子が接続される。メモリセルは、
特に制限されないが、2つのCMOSインバータ回路の
入力と出力とが交差接続されてなるCMOSラッチ回路
と、その一対の入出力ノードと一対の入出力端子との間
に設けられた一対の伝送ゲートMOSFETから構成さ
れる。これらの伝送ゲートMOSFETのゲートがアド
レス選択端子とされる。上記メモリセルの一対の入出力
端子は、上記ワード線と直交するよう配置された一対の
相補データ線DLT,DLBに接続される。上記相補デ
ータ線DLTとDLBは、他の同様な複数からなる相補
データ線とともに、上記ワード線の選択回路と類似のデ
ータ線選択回路により形成された選択信号によりスイッ
チ制御されるカラムスイッチYSをそれぞれ通して共通
相補データ線CDLT,CDLBに接続される。
【0035】共通相補データ線CDLT,CDLBの読
み出し信号は、プリアンプPAによって増幅される。こ
のプリアンプPAの出力信号は、センスアンプSAによ
り更に増幅されてデータ出力回路QBFの入力に伝えら
れる。データ出力回路QBFは、前記図1又は図4のよ
うな回路から構成され、上記センスアンプSAの出力信
号を電力増幅して、前記のような負荷容量を駆動して読
み出し信号に対応したハイレベル/ロウレベルの出力信
号を送出させる。
【0036】この実施例のような出力回路を用いたスタ
ティック型RAMでは、信号の変化が速く、かつアンダ
ーシュートやオーバーシュートが大幅に低減されている
ので信号の確定を速くでき、高速なメモリアクセスが可
能となる。
【0037】図8には、この発明に係る出力回路を持つ
複数の半導体集積回路装置の接続関係のブロック図が示
されている。この実施例のようにTTL互換性を持つ出
力回路では、それに出力ハイインピーダンス状態を含む
3状態出力機能が持たされて入出力端子I/Oとして相
互に接続される。この場合、終端抵抗(ターミネータ)
無しの構成にでき、ECL回路におけるターミネータの
ように定常的に電流が流れることがないから、低消費電
力化が要求される電池駆動されるシステムにおいて有効
なものとなる。
【0038】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 回路の接地電位側の出力信号を形成するエンハ
ンスメント型出力MOSFETと出力端子との間にゲー
トとドレインが接続されたディプレッション型MOSF
ETを設けることにより、出力信号の変化に対応してデ
ィプレッション型MOSFETのゲートとソース電圧が
変化するので、その抵抗値も出力信号のレベルに対応し
て増大してアンダーシュートを抑えつつ、出力信号の立
ち下がりを高速にすることができるという効果が得られ
る。
【0039】(2) CMOS出力回路では、Pチャン
ネル型MOSFET側にも同様なディプレッション型M
OSFETを設けることにより、オーバーシュートも同
様に抑えることができるという効果が得られる。
【0040】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図1
の実施例において、電源電圧側の出力MOSFETQ1
を駆動する駆動信号N1は、ブートストラップ回路によ
り電源電圧VDD以上に昇圧された電圧とするものであ
ってもよい。この場合には、出力レベルが電源電圧VD
Dまで高くできるからCMOS回路のようにオーバーシ
ュートが生じる可能性がある。そのため、電源電圧側の
出力MOSFETQ1のゲートに昇圧された駆動電圧を
供給するものでは、この出力MOSFETQ1にもCM
OS回路と同様にディプレョション型MOSFETを設
けるものとしてもよい。また、上記MOSFETQ1の
ゲートに供給される駆動信号N1は、昇圧電圧発生回路
により形成された昇圧電圧により動作する駆動回路によ
り形成するものであってもよい。
【0041】逆に、出力MOSFETQ1を省略したオ
ープンドレイン構成の出力回路としてもよい。この場合
には、出力回路において、他の半導体集積回路装置の同
様な出力回路とによりワイヤードオア論理を採ることが
できる。そして、このようなオープンドレイン構成の出
力回路では、信号バスにプルアップの終端抵抗が設けら
れる。この発明は、MOSFET出力回路を備えた半導
体集積回路装置に広く利用することができる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、回路の接地電位側の出力信
号を形成するエンハンスメント型出力MOSFETと出
力端子との間にゲートとドレインが接続されたディプレ
ッション型MOSFETを設けることにより、出力信号
の変化に対応してディプレッション型MOSFETのゲ
ートとソース電圧が変化するので、その抵抗値も出力信
号のレベルに対応して増大してアンダーシュートを抑え
つつ、出力信号の立ち下がりを高速にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る出力回路の一実施例を示す回路
図である。
【図2】図1のディプレッション型MOSFETQ3の
抵抗値の変化を示す概略特性図である。
【図3】図1の出力回路の出力波形図である。
【図4】この発明に係る出力回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図5】上記エンハンスメント型MOSFET(EMO
S)とディプレッション型MOSFET(DMOS)の
製造方法の一実施例を説明するための概略工程断面図で
ある。
【図6】図1の出力回路の一実施例を示すレイアウト図
である。
【図7】この発明に係る出力回路が用いられたスタティ
ック型RAMの一実施例を示す概略回路図である。
【図8】この発明に係る出力回路を持つ複数の半導体集
積回路装置の接続関係を示すブロック図である。
【図9】従来技術の一例を示す回路図である。
【図10】図9の出力回路のの出力波形図である。
【符号の説明】
Q1〜Q5…MOSFET、L1〜L3…インダクタン
ス成分、R1,R2…抵抗成分、C1…負荷容量、LO
COS…フィールド絶縁膜、G…ゲート、S,D…ソー
ス,ドレイン、IBF…入力バッファ、PD…プリデコ
ーダ、MWD…メインワードトライバ、SWD…サブワ
ードドライバ、DLT,DLB…相補データ線、CDL
T,CDLB…共通相補データ線、MC…メモリセル、
YS…カラムスイッチ、PA…プリアンプ、SA…セン
スアンプ、QBF…出力回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンハンスメント型出力MOSFETと
    出力端子との間にゲートとドレインが接続されたディプ
    レッション型MOSFETが設けられた出力回路を備え
    てなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記出力MOSFETは、出力端子と回
    路の接地電位との間に設けられたものであり、出力端子
    と電源電圧との間にはデータ出力時において上記出力M
    OSFETと相補的に動作させられるエンハンスメント
    型MOSFETが設けられるものであることを特徴とす
    る請求項1の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記電源電圧側に設けられたエンハンス
    メント型出力MOSFETはPチャンネル型MOSFE
    Tからなり、上記接地電位側に設けられたエンハンスメ
    ント型出力MOSFETはNチャンネル型MOSFET
    からなるものであり、上記Pチャンネル型の出力MOS
    FETと出力端子との間にもゲートとドレインが接続さ
    れたディプレッション型MOSFETが設けられるもの
    であることを特徴とする請求項2の半導体集積回路装
    置。
JP5146683A 1993-05-27 1993-05-27 半導体集積回路装置 Pending JPH06334131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016508671A (ja) * 2013-01-30 2016-03-22 マイクロチップ テクノロジー インコーポレイテッドMicrochip Technology Incorporated Esd自己保護を有するdmos半導体デバイスおよびそれを備えたlinバスドライバ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016508671A (ja) * 2013-01-30 2016-03-22 マイクロチップ テクノロジー インコーポレイテッドMicrochip Technology Incorporated Esd自己保護を有するdmos半導体デバイスおよびそれを備えたlinバスドライバ

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