JP2753315B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2753315B2
JP2753315B2 JP1063645A JP6364589A JP2753315B2 JP 2753315 B2 JP2753315 B2 JP 2753315B2 JP 1063645 A JP1063645 A JP 1063645A JP 6364589 A JP6364589 A JP 6364589A JP 2753315 B2 JP2753315 B2 JP 2753315B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路に係り、特に半導体集積回路
内の信号を比較的高い電流駆動能力で集積回路外部に送
出するための出力バッファ回路を具備する半導体集積回
路に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は電子情報通信学会創立70周年記念総合全
国大会(昭和62年)予稿集P.2〜218に記載のものがあ
る。本従来例では、出力端子を一定の中間レベルにプリ
セットする機能を有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕 出力端子を多数個有する半導体集積回路においては、
出力バッファが多数個同時に動作した場合、一度に大き
な電流が流れるために、電源線の寄生抵抗、寄生インダ
クタンスにより大きなノイズが発生する問題があった。
また、出力端子にデータを出力する場合、出力端子を
“H"レベルから“L"レベル、又は“L"レベルから“H"レ
ベルに変化させる時に大きな遅延を生じてしまうという
問題があった。
上記従来技術はデータを出力する前に出力端子を中間
レベルにプリセットすることにより、その後データを出
力する時に出力端子の電圧振幅を小さくして電流をへら
し、また出力電圧判定レベルまでの電位差が小さくなる
ので高速にデータを出力することが可能である。
しかしながら、上記従来技術は、データを出力する前
に出力端子を一定の中間電位に保持しようとするため、
データを出力するための2つの出力MOSトランジスタの
ゲート間に2つの制御MOSトランジスタのドレイン・ソ
ース経路を接続し、この2つの制御MOSトランジスタの
共通接続点をデータ出力端子に接続し、この2つの制御
MOSトランジスタのゲートにプリセットのための制御信
号を印加するものである。
しかしながら、本願発明者等の検討により、上記従来
技術は下記の如き問題点を有することが明らかとなっ
た。
すなわち、プリセット制御信号によって2つの制御MO
Sトランジスタを導通することによって2つの出力MOSト
ランジスタのゲートのハイレベルとローレベルとの間の
中間電位が得られ、これがデータ出力端子から得られ
る。データ出力端子に中間電位を高速に得るためには、
データ出力端子の出力容量と制御MOSトランジスタのON
抵抗によって形成される時定数を小さな値に設定しなけ
ればならない。
しかし、二つの制御MOSトランジスタのON抵抗を小さ
な値に設定すると、2つの出力MOSトランジスタのゲー
トのハイレベルとローレベルとの間の電位差によって二
つの制御MOSトランジスタのドレイン・ソース経路に流
れる貫通電流が大きな値となり、消費電力が増大すると
言う問題点が明らかとされた。
本発明の目的は上記従来例の問題を解決し、貫通電流
を低減して出力端子にデータを出力する前にそのレベル
を一定の電位に保持する機能をそなえ、低ノイズ、かつ
高速の出力回路を提供することにある。
〔発明が解決しようとする手段〕
上記目的は、以下のように達成される。
2つの電位VH,VLを設定し、この電位はVH>VLなる関
係を持っているが、出力端子が最初VHより高い電位の
“1"レベルにある場合には出力端子から低電位側の低電
位側の電源へ電流を流す素子のみを導通させることによ
って出力端子をVHにする。逆に出力端子が最初VLより低
い電位の“0"レベル場合には、高電位の電源から出力端
子に電流を流す素子のみを導通させることによって出力
端子をVLにすることである。
〔作用〕
上記手段において、出力端子をVHより高い電位の“1"
レベルからVHにする際には低電位電源側の素子にしか電
流が流れず、出力端子をVLより低い電位の“0"レベルか
らVLにする際には高電位電源側の素子にしか電流が流れ
ないために、いずれの場合にも貫通電流が流れることは
ない。
また、差動増幅器の一方の入力に基準電位を他方の入
力に出力端子を接続して出力端子の電位をフィードバッ
クさせることができる。このことにより、出力端子の電
位を設定された電位にすることが可能になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図により説明する。第1図
(A)および(B)はそれぞれ本発明の原理的実施例の
ブロック図と動作波形を示す図である。図において、1
はデータ出力端子、2はVcc電源端子、3はVss電源端
子、4はVcc電源端子2から出力端子1に電流を流して
出力端子1の電位を引き上げるための素子であり、5は
出力端子からVss電源端子3に電流を流して出力端子1
の電位を引きさげるための素子である。また、6は素子
4を駆動する回路であり、7は素子5を駆動するための
回路である。本発明においては、駆動回路6及び7は、
本実施例が第1図(B)のように動作するように構成さ
れる。すなわち出力端子1が最初VHよりも高い電位の
“1"レベルにある場合、素子5を導通させて出力端子を
VHにする。また出力端子がVLよりも低い電位の“0"レベ
ルにある場合、素子4を導通させて出力端子をVLにす
る。この時、出力端子の電位がVH及びVLになると4及び
5の素子の電流がカットされて出力端子の電位が安定す
るような機能を有する。
第2図(A)および(B)は、本発明の具体的実施例
の回路構成図と動作波形をそれぞれ示したものである。
第2図(A)において、1はデータ出力端子、11,12は
NチャネルMOSFET、15、16は差動増幅器、17,18は基準
電圧である。17,18は電子回路を用いて発生させたもの
でもよい。19,20はそれぞれ15,16なる差動増幅器を動作
させるためのスイッチである。第2図(B)は動作波形
を示しており、同図は内部のV0,V13,V14の電圧波形、
同図はiH,iLの電流波形を示している。本実施例の動作
を本図を用いて説明する。まずV0が最初VHより高い場
合、差動増幅器のスイッチ19,20がONされると、差動増
幅器16の入力にはV0−VH>0の差動入力が入り、これが
増幅されてV14には高電位になる。一方、差動増幅器15
の入力にはVL−VH<0の差動入力が入るので、V13は接
地電位に保たれる。その結果NMOSFET12のみ電流(iL
が流れてV0の電圧を下げ、やがてV0とVHの電位が一致す
るとV14はほぼ接地電位となりV0の電位が安定する。一
方、最初V0がVLより小さい場合には、差動入力の符号が
逆になり、V13の電位だけが上昇してNMOSFET11のみの電
流(iH)が流れV0の電位を上げ、V0がVLになると電位が
安定することになる。本実施例において、もし先に述べ
た従来例のごとく最終的に定まる電位を一つのある電位
にすると、すなわちVM=VH=VLとした場合には、V0=VM
になった時V13,V14にNMOSFET11及び12をONするに十分
な電位が発生するので、貫通電流が流れたり、回路の不
安定性を引き起こす問題が生じる。したがって本発明で
はVH>VLとすることが必要条件である。
第3図(A)および(B)は、それぞれ本発明のより
具体的な実施例による回路図およびその動作を説明する
波形図である。
第3図(A)の回路図において、ドライバ11はX系の
アドレス信号X1,X2……Xnに応答してワード線Wを選択
するワードドライバ、他のドライバ12はY系のアドレス
信号Y1,Y2……Ynに応答してデータ線D,を選択するカ
ラム系ドライバ、メモリセル14はワード線Wとデータ線
D,とに接続されたSRAMセル、NチャネルMOSトランジ
スタM1,M2はカラム系ドライバ12により駆動されること
によってデータ線D,の相補信号をコモンデータ線CDL,
▲▼に伝達するためのトランジスタ、センスアン
プSAはコモンデータ線CDL,▲▼の相補信号を増幅
して相補増幅信号VD,▲▼を発生する増幅手段、ア
ドレス遷移検出回路13はX系のアドレス信号X1,X2……
XnまたはY系のアドレス信号Y1,Y2……Ynのレベル変化
に応答して所定期間ハイレベルの制御信号Vφを発生す
る発生手段、電源V1は低めの設定電位VLを発生する電
源、電源V2は高めの設定電位VHを発生する電源、電圧比
較器COMP1はその非反転入力+に低めの設定電位VLが印
加され、その反転入力−に出力端子1の出力電圧V0が印
加されることによってその出力に比較出力V3を発生する
手段、電圧比較器COMP2はその非反転入力+に高めの設
定電位VHが印加され、その反転入力−に出力端子1の出
力電圧V0が印加されることによってその出力に比較出力
V4を発生する手段、インバータINV1は電圧比較器COMP1
の比較出力V3を反転するための手段、インバータINV2は
アドレス遷移検出回路13よりの制御信号Vφを反転する
ための手段、ゲートGATE1はその入力にセンスアンプSA
の増幅信号▲▼が供給されその出力がNチャネルMO
SトランジスタN42のゲートに接続されたインバータタイ
プの信号伝達手段、ゲートGATW2はその入力にインバー
タINV1の出力信号が供給されその出力がNチャネルMOS
トランジスタN42のゲートに接続されたインバータタイ
プの信号伝達手段、ゲートGATE3はその入力に電圧比較
器COMP2の比較出力V4が供給されその出力がNチャネルM
OSトランジスタN41のゲートに接続されたインバータタ
イプの信号伝達手段、ゲートGATE4はその入力にセンス
アンプSAの増幅信号VDが供給されその出力がNチャネル
MOSトランジスタN41のゲートに接続されたインバータタ
イプの信号伝達手段、NチャネルMOSトランジスタN42は
充電電流iHを流すことにより出力端子1の出力電圧を上
昇させるための手段、NチャネルMOSトランジスタN41は
放電電流iLを流すことにより出力端子1の出力電圧を下
降させるための手段である。尚、ゲートGATE1〜GATE4は
黒丸で示した上側制御入力にローレベルが印加され、白
丸で示した下側制御入力にハイレベルが印加された場合
に、入力から出力へのデータ信号伝達が許可された状態
(through)となり、逆の場合はこのデータ信号伝達が
禁止された状態(non−through)となる。
次に第3図(B)を参照して、第3図(A)の回路の
動作を説明する。時間Aにおいて、センスアンプSAの出
力からそれぞれハイレベル、ローレベルの相補信号VD
▲▼が読み出され、出力端子1の出力信号V0がハイ
レベルとなっていると仮定すると、COMP1、COMP2の比較
出力V3、V4はともにローレベルである。この時、制御信
号Vφがローレベルであるため、GATE1,GATE4がthrough
状態、GATE2、GATE3がnon−through状態となっている。
従って、GATE1を介して相補信号▲▼と逆相の信号
がハイレベル電圧V5としてNチャネルMOSトランジスタN
42のゲートに供給され、GATE4を介して相補信号VDと逆
相の信号がローレベル電圧V6としてNチャネルMOSトラ
ンジスタN42のゲートに供給される。しかし、この時、
出力端子1の充電は既に完了しているため、Nチャネル
MOSトランジスタN42の充電電流iHは零となっている。
X系のアドレス信号X1、X2……XnまたはY系のアドレ
ス信号Y1、Y2……Ynにレベル変化が生じると、時間Bで
制御信号Vφはローレベルからハイレベルに変化するの
で、GATE1,GATE4がnon−through状態、GATE2,GATE3がth
routh状態となる。従って、インバータINV1とゲートGAT
E2とを介してV3と同相のローレベル電圧V5がNチャネル
MOSトランジスタ42のゲートに供給され、このトランジ
スタ42はオフ状態となる。一方、ゲートGATE3を介してV
4と逆相のハイレベル電圧V6がNチャネルMOSトランジス
タ41のゲートに供給され、このトランジスタ41はオン状
態となる。かくして、このトランジスタ41に放電電流iL
が流れ始め、出力端子1の出力電圧V0は低下し始める。
時間B′で、トランジスタ41による放電によって出力
端子1の出力電圧V0が高めの設定電位VHにほぼ等しい値
まで低下すると、電圧比較器COPM2の比較出力V4はロー
レベルからハイレベルに変化する。すると、ゲートGATE
3を介して比較出力V4と逆相のローレベル電圧V6がNチ
ャネルMOSトランジスタN41のゲートに供給され、放電電
流iLは零となって、出力端子1の出力電圧V0は高めの設
定電位VHにほぼ等しい値に保持される。この保持の間
に、メモリセル14からのデータ読み出しに応答して、セ
ンスアンプSAの相補増幅信号VD、▲▼はそれぞれロ
ーレベル、ハイレベルに変化する。
時間Cで、制御信号Vφがローレベルとなると、GATE
1、GATE4がthrough状態、GATE2、GATE3がnon−through
状態となる。従って、ゲートGATE1を介してセンスアン
プSAの増幅信号▲▼と逆相のローレベル電圧V5がN
チャネルMOSトランジスタN42のゲートに供給され、この
トランジスタN42はオフ状態を維持する。一方、ゲートG
ATE4を介してセンスアンプSAの増幅信号VDと逆相のハイ
レベル電圧V6がNチャネルMOSトランジスタN41のゲート
に供給され、このトランジスタN41はオン状態となる。
すると、このトランジスタN41に放電電流iLが流れ始
め、出力端子1の出力電圧V0は低下し始める。この放電
が完了すると、放電電流iLは零となる。尚、出力端子1
の出力電圧V0が低めの設定電位VLとほぼ等しい値まで低
下すると、電圧比較器COPM1の比較1出力V3はハイレベ
ルに向かって上昇し始める。この出力端子1のローレベ
ル出力電圧V0は、メモリセル14よりの有効読み出し出力
データとなる。
時間Dより前に、X系のアドレス信号X1……Xnまたは
Y系のアドレス信号Y1、Y2……Ynに再びレベル変化が生
じると、時間Dで制御信号Vφはローレベルからハイレ
ベルに変化するので、GATE1、GATE4がnon−through状
態、GATE2、GATE3がthrough状態となる。従って、イン
バータINV1とゲートGATE2とを介してV3と同相のハイレ
ベル電圧V5がNチャネルMOSトランジスタ42のゲートに
供給され、このトランジスタ42はオン状態となる。一
方、ゲートGATE3を介してV4と逆相のローレベル電圧V6
がNチャネルMOSトランジスタ41のゲートに供給され、
このトランジスタ41はオフ状態となる。かくして、この
トランジスタ42に充電電流iHが流れ始め、出力端子1の
出力電圧V0は上昇し始める。
時間D′で、トランジスタ42による充電によって出力
端子1の出力電圧V0が低めの設定電位VLにほぼ等しい値
まで上昇すると、電圧比較器COPM1の比較出力V3はハイ
レベルからローレベルに変化する。すると、インバータ
INV1とゲートGATE2を介して比較出力V3と同相のローレ
ベル電圧V5がNチャネルMOSトンジスタN42のゲートに供
給され、充電電流iHは零となって、出力端子1の出力電
圧V0は低めの設定電位VLにほぼ等しい値に保持される。
この保持の間に、メモリセル14からのデータ読み出しに
応答して、センスアンプSAの相補増幅信号VD、▲▼
はそれぞれハイレベル、ローレベルに変化する。
時間Eで、制御信号Vφがローレベルとなると、GATE
1、GATE4がthrough状態、GATE2、GATE3がnon−through
状態となる。従って、ゲートGATE1を介してセンスアン
プSAの増幅信号▲▼と逆相のハイレベル電圧V5がN
チャネルMOSトランジスタN42のゲートに供給され、この
トランジスタN42はオン状態となる。一方、ゲートとGAT
E4を介してセンスアンプSAの増幅信号VDと逆相のローレ
ベル電圧V6がNチャネルMOSトランジスタN41のゲートに
供給され、このトランジスタN41はオフ状態となる。す
ると、このトランジスタN42に充電電流iHが流れ始め、
出力端子1の出力電圧V0は上昇し始める。この充電が完
了すると、充電電流iHは零となる。尚、出力端子1の出
力電圧V0が高めの設定電位VHとほぼ等しい値まで上昇す
ると、電圧比較器COPM2の比較出力V4はローレベルに向
かって低下し始める。この出力端子1のハイレベル出力
電圧V0は、メモリセル14よりの有効読み出し出力データ
となる。
以上説明したように、第3図(A)および(B)の実
施例においては、出力端子1の出力電圧V0がハイレベル
からローレベルに変化する際に一度高めの設定電位VH
保持された後最終的にローレベルになるので、大きな放
電電流iLが急激に流れることが防止され、また出力端子
1の出力電圧V0がローレベルからハイレベルに変化する
際に一度低めの設定電位VLに保持された後最終的にハイ
レベルになるので、大きな充電電流iHが急激に流れるこ
とが防止される。
第4図は、第3図(A)の回路の電圧比較器COPM1、C
OPM2、インバータINV1、INV2、ゲートGATE1〜GATE4をP
およびNチャネルOSトランジスで具体的に構成するとと
もに、必要な時以外は電圧V1、V2、V3、V4を零電圧とし
て無駄な電力消費を削減した改良型の実施例回路を示し
ている。
第5図は、第4図の実施例回路の動作を示したもので
ある。
時間AではVDが“High"、▲▼が“Low"となって
いる。まず、制御信号Vφ。がローレベルであるため、
PチャネルMOSトランジスタP2とNチャネルMOSトランジ
スタN6から構成されたインバータの出力は“High"とな
るので、基準電圧発生回路(N1〜N5、P1)のPチャネル
MOSトランジスタP1、ソースフォロワ回路(N11,N12)の
NチャネルMOSトランジスタN11、ソースフォロワ回討
(N13,N14)のNチャネルMOSトランジスタN13、差動増
幅器(N21,N22,P21,P22,P25)のPチャネルMOSトランジ
スタP25,差動増幅器(N23,N24,P23,P24,P26)のPチャ
ネルMOSトランジスタP26は全て非導通となるので、ソー
スフォロワ出力V1,V2および差動幅器の出力V3,V4はす
べて接地電圧となり、PチャネルMOSトランジスタP27と
NチャネルMOSトランジスタN27から構成されたインバー
タの出力は“High"となる。この時、▲▼が“Lo
w"、Vφが“Low"であるため、マルチプレクサのPチャ
ネルMOSトランジスタP36,P38が導通しており、このマル
チプレクサの出力V5は“High"となっている。また、VD
が“High"、PチャネルMOSトランジスタP2とNチャネル
MOSトランジスタN6から構成されたインバータの出力が
“High"であるため、マルチプレクサのNチャネルMOSト
ランジスタN33,N34が導通しており、このマルチプレク
サの出力V6は“Low"となっている。従って、出力端子1
の出力電圧V0は“High"となっているが、この出力端子
1の負荷容量は既に充電が完了しているので、出力のN
チャネルMOSトランジスタの電流iHは零となっている。
時間Bで、制御信号Vφがローレベルからハイレベル
に変化すると、PチャネルMOSトランジスタP2とNチャ
ネルMOSトランジスタN6から構成されたインバータの出
力は“Low"となるので、基準電圧発生回路(N1〜N5、P
1)のPチャネルMOSトランジスタP1、ソースフォロワ回
路(N11,N12)のNチャネルMOSトランジスタN11、ソー
スフォロワ回路(N13,N14)のNチャネルMOSトランジス
タN13、差動増幅器(N21,N22,P21,P25)のPチャネルMO
SトランジスタP25、差動増幅器(N23,N24,P23,P24,P2
6)のPチャネルMOSトランジスタP26は全て導通状態と
なる。従って、ソースフォロワ出力V1は低めの設定電位
VLとなり、他のソースフォロワ出力V2は高めの設定電位
VHとなる。この時、出力端子1の出力電圧V0はこれらの
設定電位VL、VHよりはるかに高い値のため、差動増幅器
の出力V3、V4は接地電圧を保持し、PチャネルMOSトラ
ンジスタP27とNチャネルMOSトランジスタN27から構成
されたインバータの出力は“High"となっている。この
時、制御信号Vφがハイレベルとなっており、Pチャネ
ルMOSトランジスタP2とNチャネルMOSトランジスタN6か
ら構成されたインバータの出力が“Low"であるため、マ
ルチプレクサのNチャネルMOSトランジスタN35,37が導
通状態、他のマルチプレクサのPチャネル出力V5、V6
それぞれ“Low"、“High"に変化する。従って、出力の
NチャネルMOSトランジスタN42、N41はそれぞれ非導通
状態、導通状態となって、NチャネルMOSトランジスタN
41に放電電流iLが流れ、出力端子1の出力電圧V0が低下
し始める。低下中の出力端子1の出力電圧V0が高めの設
定電位V2に近くなると、差動増幅器のPチャネルMOSト
ランジスタP22が導通を開始し、この差動増幅器の出力V
4も“High"に向かって急激に上昇を開始する。従って、
マルチプレクサのPチャネルMOSトランジスタP31が非導
通状態となって、このマルチプレクサの出力V6も“Low"
に変化し、NチャネルMOSトランジスタN41の放電電流iL
の零となり、出力端子1の出力電圧V0が高めの設定電位
V2(VH)にほぼ等しく設定される。
時足Cにおいて、制御信号Vφがハイレベルからロー
レベルに変化し、VDが“High"から“Low"、▲▼が
“Low"から“High"に変化するので、PチャネルMOSトラ
ンジスタP2とNチャネルMOSトランジスタN6から構成さ
れたインバータの出力は“High"となり、基準電圧発生
回路(N1〜N5、P1)のPチャネルMOSトランジスタP1、
ソースフォロワ回路(N11,N12)のNチャネルMOSトラン
ジスタ11、ソースフォロワ回路(N13,N14)のNチャネ
ルMOSトランジスタN13、差動増幅器(N21,N22,P21,P2
5)のPチャネルMOSトランジスタP25、差動増幅器(N2
3,N24,P23,P24,P26)のPチャネルMOSトランジスタP26
は全て非導通となるので、ソースフォロワ出力V1,V2
よび差動増幅器の出力V3,V4はすべと接地電圧となる。
また、VDおよびVφが“Low"であることによって、マル
チプレクサのPチャネルMOSトランジスタp33,P34が導通
状態となって、このマルチプレクサの出力V6は“High"
となる。従って、出力のNチャネルMOSトランジスタN41
が導通状態となることによって、放電電流iLが流れ始め
出力端子1の出力電圧V0が低下する。尚、出力端子1の
出力電圧V0が接地電位まで低下すると、NチャネルMOS
トランジスタN41に流れる放電電流iLは零となる。
時間DでVφが“Low"から“High"に変化すると、P
チャネルMOSトランジスタP2とNチャネルMOSトランジス
タN6から構成されたインバータの出力は“Low"となるの
で、基準電圧発生回路(N1〜N5、P1)のPチャネルMOS
トランジスタP1、ソースフォロワ回路(N11,N12)のN
チャネルMOSトランジスタN11、ソースフォロワ回路(N1
3、N14)のNチャネルMOSトランジスタN13、差動増幅器
(N21,N22,P21,P22,P25)のPチャネルMOSトランジスタ
P25、差動増幅器(N23,N24,P23,P24,P26)のPチャネル
MOSトランジスタP26は全て導通状態となる。従って、ソ
ースフォロワ出力V1は低めの設定電位VLとなり、他のソ
ースフォロワ出力V2は高めの設定電位VHとなる。この
時、出力端子1の出力電圧V0はこれらの設定電位VL、VH
よりはるかに低い値となり、差動増幅器のPチャネルMO
SトランジスタP22,P24は導通状態となり、差動増幅器の
出力V3、V4は接地電圧から急激に“High"に上昇する。
従って、インバータ(P27,N27)の出力は“Low"となっ
て、マルチプレクサのPチャネルMOSトランジスタP35,P
37が導通状態となる。かくして、このマルチプレクサの
出力V5は“High"となって、出力のNチャネルMOSトラン
ジスタN42に充電電流iHが流れ始め、出力端子1の出力
電圧V0が接地電位から“High"に向かって上昇し始め
る。出力端子1の出力電圧V0が設定電位V1(VL)に向か
って上昇すると、差動増幅器の出力V3は急激に“Low"に
低下し始め、インバータ(P27,N27)の出力は“High"と
なる。従って、マルチプレクサのNチャネルMOSトラン
ジスタN35、N37が導通状態となって、このマルチプレク
サの出力V5が“Low"、出力のNチャネルMOSトランジス
タN42の充電電流iHが零となって、出力端子1の出力電
圧V0は低めの設定電位V1(VL)に保持される。
一方、差動増幅器のPチャネルMOSトランジスタP21の
ゲートには高めの設定電位V2(VH)が印加され、他のP
チャネルMOSトランジスタP22のゲートには低めの設定電
位V1(VL)と等しい出力端子1の出力電圧V0が印加され
ているので、PチャネルMOSトランジスタP22が導通し、
この差動増幅器の出力V4は“High"に固定され、マルチ
プレクサのNチャネルMOSトランジスタN31が導通する。
一方、“High"のVφによって、このマルチプレクサの
出力V6が“Low"となって、出力のNチャネルMOSトラン
ジスタN41には放電電流iLが流れない。
一方、時間Eにおいて、Vφが“High"から“Low"に
変化すると、PチャネルMOSトランジスタP1,P25,P26お
よびNチャネルMOSトランジスタN11,N12が全て非導通と
なって、V1,V2,V3,V4は“Low"となる。これと、ほぼ
同等にVDが“Low"から“High"、▲▼が“High"から
“Low"に変化するので、マルチプレクサのPチャネルMO
SトランジスタP36,38が導通して、このマルチプレクサ
の出力V5が“High"となる。従って、出力のNチャネルM
OSトランジスタN42に充電電流iHが流れ、出力端子1の
出力電圧V0が上昇する。この出力端子1の充電が完了す
ると、NチャネルMOSトランジスタN42に流れる充電電流
iHは零となる。
第6図は本発明の変形実施例を示したものである。本
発明は以前の実施例のように出力MOSをNMOSFETだけでな
く、本図のようにNMOSFETとPMOSFETを組み合わせたCMOS
FETの場合でも適用可能である。この場合は第2図の実
施例と比べて15の差動増幅器の入力の符号が逆になるこ
とが特徴である。
第7図は本発明をバイポーラトランジスタの出力段を
持つ回路に適用した変形実施例であるが、この場合、1
5,16なる差動増幅はバイポーラトランジスタ又は、MOSF
ET又はその複合した回路であってもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、貫通電流を流す
ことなく、出力電圧を設定した電位にすることができる
ため、低ノイズ、高速のデータ出力回路を実現すること
ができる。この時、ノイズは従来の方法の約1/2、デー
タ出力速度は従来の方法の約3倍の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)は本発明の原理的実施例のブ
ロック図と動作波形とをそれぞれ示し、第2図(A)お
よび(B)は本発明の具体的実施例のブロック図と動作
波形とをそれぞれ示し、第3図(A)および(B)は本
発明のより具体的な実施例のブロック図と動作波形とを
それぞれ示し、第4図および第5図は本発明の改良型の
実施例のブロック図と動作波形とをそれぞれ示し、第6
図および第7図はそれぞれ本発明の変形実施例のブロッ
ク図を示す。 1……データ出力端子、2……Vcc電源端子、3……Vcc
電源端子、4,5……半導体素子、6,7……制御手段。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路であって、 (1)データ出力端子と; (2)制御入力端子を有するとともに、その出力電流経
    路が第1動作電位点と上記データ出力端子との間に接続
    された第1半導体素子と; (3)制御入力端子を有するとともに、その出力電流経
    路が上記データ出力端子と第2動作電位点との間に接続
    された第2半導体素子と; (4)上記第1半導体素子の上記制御入力に接続された
    第1制御手段と; (5)上記第2半導体素子の上記制御入力に接続された
    第2制御手段と; (6)第1の所定電圧を発生する第1発生手段と; (7)上記第1の所定電圧より高い第2の所定電圧を発
    生する第2発生手段とを具備してなり、 上記データ出力端子の電圧が上記第2の所定電圧より高
    い場合に、上記第1制御手段の出力は上記第1半導体素
    子の上記出力電流経路に流れる電流を実質的に零とする
    如く上記第1半導体素子の上記制御入力を制御し、上記
    第2制御手段の出力は上記第2半導体素子の上記出力電
    流経路に第2の所定の電流が流れる如く上記第2半導体
    素子の上記制御入力を制御して、上記データ出力端子の
    上記電圧を上記第2の所定電圧と実質的に等しい電圧ま
    で低下せしめ、 上記データ出力端子の電圧が上記第1の所定電圧より低
    い場合に、上記第1制御手段の出力は上記第1半導体素
    子の上記出力電流経路に第1の所定の電流が流れる如く
    上記第1半導体素子の上記制御入力を制御し、上記第2
    制御手段の出力は上記第2半導体素子の上記出力電流経
    路に流れる電流を実質的に零とする如く上記第2半導体
    素子の上記制御入力を制御して、上記データ出力端子の
    上記電圧を上記第1の所定電圧と実質的に等しい電圧ま
    で上昇せしめることを特徴とする半導体発積回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体集積回路あって、 上記第1制御手段は上記データ出力端子の電圧と上記第
    1の所定電圧とを比較する電圧比較を実行し、 上記第2制御手段は上記データ出力端子の電圧と上記第
    2の所定電圧とを比較する電圧比較を実行することを特
    徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の半導体集積回路であって、 (8)上記第1半導体素子の上記制御入力端子に第1の
    信号を伝達するための第1ゲート手段と; (9)上記第1半導体素子の上記制御入力端子に上記第
    1制御手段の上記出力を伝達するための第2ゲート手段
    と; (10)上記第2半導体素子の上記制御入力端子に上記第
    2制御手段の上記出力を伝達するための第3ゲート手段
    と; (11)上記第2半導体素子の上記制御入力端子に上記第
    1の信号と逆相の第2の信号を伝達するための第4ゲー
    ト手段とをさらに具備してなることを特徴とする半導体
    集積回路。
  4. 【請求項4】請求項3記載の半導体集積回路であって、 上記第1と第2の信号は半導体集積回路中のメモリセル
    から読み出された相補信号であることを特徴とする半導
    体集積回路。
  5. 【請求項5】請求項4記載の半導体集積回路であって、 (12)アドレス信号に応答して上記半導体集積回路中の
    上記メモリセルをアクセスするためのアドレス選択手段
    と; (13)上記アドレス信号の変化に応答して所定期間に所
    定のレベルを有する制御パルスを発生するアドレス遷移
    検検出手段とをさらに具備してなり、 上記制御パルスが上記所定のレベルの間に上記第2と第
    3ゲート手段の信号伝達を許可する一方、上記第1と第
    4ゲート手段の信号伝達を禁止すること半導体集積回
    路。
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