JP2000174610A - レベルシフタ回路およびそれを用いた半導体装置 - Google Patents

レベルシフタ回路およびそれを用いた半導体装置

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JP2000174610A JP10345261A JP34526198A JP2000174610A JP 2000174610 A JP2000174610 A JP 2000174610A JP 10345261 A JP10345261 A JP 10345261A JP 34526198 A JP34526198 A JP 34526198A JP 2000174610 A JP2000174610 A JP 2000174610A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電位を変化させた場合の動作速度の低下
と貫通電流の増加を抑えることができるレベルシフタ回
路を実現する。 【解決手段】 PチャネルMOSトランジスタ31,3
2と電源線41との間にPチャネルMOSトランジスタ
34を挿入し、電源線41の電位(VDDH)の変化に
応じてPチャネルMOSトランジスタ34のゲート電位
を制御する制御回路81を設けたことにより、電源線4
1の電位を上げた場合でも、PチャネルMOSトランジ
スタ31,32の電流駆動能力とNチャネルMOSトラ
ンジスタ21,22の電流駆動能力の引き合いをより早
く完了させることができ、動作速度の低下と貫通電流の
増加を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号を異なる
振幅の出力信号に変換するレベルシフタ回路およびそれ
を用いた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体論理回路において、低電圧レベル
信号振幅を高電圧レベル信号振幅に変える構成は、低電
圧レベル信号振幅の論理回路により消費電力の削減を行
い、さらに半導体集積回路からの信号出力を半導体集積
回路外部信号振幅規格に合わせるために高電位レベル信
号振幅に変換する場合に使われ、半導体集積回路の低消
費電力化に寄与している。これに用いられる従来のレベ
ルシフタ回路の一例を図13に示す。
【0003】図13において、1,2,11はCMOS
インバータ、21,22はNチャネルMOSトランジス
タ、31,32はPチャネルMOSトランジスタ、41
は高電源電圧VDDHを供給する電源線、42は低電源
電圧VDDLを供給する電源線、43はグラウンド電圧
GNDを供給する電源線であり、VDDH>VDDL>
GNDである。
【0004】この従来のレベルシフタ回路の動作を説明
する。
【0005】インバータ1には、低電源電圧VDDLと
グラウンド電圧GND間の電圧振幅を持つ信号iが入力
される。まず、入力信号iがグラウンド電圧GNDレベ
ルから低電源電圧VDDLレベルに変化した場合、イン
バータ1の出力電圧すなわちインバータ2の入力電圧
は、低電源電圧VDDLレベルからグラウンド電圧GN
Dレベルへ変化する。それと同時にインバータ2の出力
電圧はグラウンド電圧GNDレベルから低電源電圧VD
DLレベルへ変化する。これらの動作により、Nチャネ
ルMOSトランジスタ21はオフからオンへ、Nチャネ
ルMOSトランジスタ22はオンからオフへ変化する。
これにより、NチャネルMOSトランジスタ21のドレ
インはVDDHレベルからGNDレベルへ変化し、Pチ
ャネルMOSトランジスタ32はオフからオンへ変化
し、同時にNチャネルMOSトランジスタ22がオフへ
変化していることからNチャネルMOSトランジスタ2
2のドレイン電圧はVDDHレベルへ変化していく。こ
れによりPチャネルMOSトランジスタ31はオンから
オフへ変化する。そして、NチャネルMOSトランジス
タ21のドレインがGNDレベルになり、NチャネルM
OSトランジスタ22のドレインがVDDHレベルにな
り、NチャネルMOSトランジスタ21のドレインに接
続されたインバータ11からの出力信号oがVDDHレ
ベルになり動作が完了する。
【0006】また、入力信号iがVDDHレベルからG
NDレベルに変化した場合には逆の動作が行われ、出力
信号oがGNDレベルになり動作が完了する。
【0007】以上の動作は、電源線41,42,43か
ら供給される高電源電圧VDDH,低電源電圧VDDL
およびグラウンド電圧GNDが一定で、入力信号iの信
号振幅と出力信号oの信号振幅が一定であることを前提
にMOSトランジスタの設計パラメータ(ゲート長,ゲ
ート幅)を最適化しており、これにより最適な遅延特性
を得ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】レベルシフタ回路の必
要性は前述した通りであるが、消費電力を更に下げる為
に半導体集積回路の動作モードに応じて最適な電圧を与
えることが考えられる。例えば、高速な動作が求められ
る場合には電源電圧を上げ、外部からの信号を待ってい
る等の低速動作が許容されるモードでは電源電圧を低下
させる手法である。しかしながら上記従来の構成では、
例えば電源線42から供給される低電源電圧VDDLが
低下した場合に、NチャネルMOSトランジスタ21及
び22の電流駆動能力が低下し、それぞれのNチャネル
MOSトランジスタ21,22のドレインに接続されて
いるPチャネルMOSトランジスタ31,32からの電
流量が勝ってくることにより信号レベルの変化が遅くな
り、貫通電流が増加する。また、電源線41から供給さ
れる高電源電圧VDDHを上げた場合においても、Pチ
ャネルMOSトランジスタ31,32の電流量が増大
し、NチャネルMOSトランジスタ21,22の電流駆
動能力に勝ることになり、同様に信号変化時間の劣化と
貫通電流の増加が生じる。
【0009】さらに、消費電力を削減するためには使用
しない論理回路ブロックの電源供給を停止する場合があ
る。この場合、電源線41からの電源供給を停止したと
きには問題は生じないが、電源線42からの電源供給を
停止したときには、NチャネルMOSトランジスタ2
1,22のゲート電位が過渡的に不定となり、電源線4
1から電源線43への貫通電流が生じ、また出力信号o
も不定になるという問題がある。
【0010】一方、半導体プロセスの微細化により半導
体集積回路上のトランジスタの増加と処理速度の高速化
により消費電力の増加が問題となっているため、論理回
路ブロック毎に動作上、必要最小限の電源供給により消
費電力を削減する手段が提案されている。論理回路ブロ
ック毎に最適な電源電圧を供給する為にブロック間の信
号振幅が動作モードに応じて変化する場合が懸念され
る。
【0011】また、例えばVDD1(=3.3V)およ
びVDD2(=2.5V)の2電源を用いた機能ブロッ
クの場合、従来、レベルシフタ回路はどちらか一方のブ
ロック内に配置される。これによりレベルシフタ回路を
含むブロックにはVDD1とVDD2の電源配線をブロ
ック内に引き込む必要があり、この電源配線の引き込み
によりレイアウト面積が増加するという問題がある。こ
のように2電源以上のLSIにおいて面積増加が非常に
大きくなり、ブロック内に2電源を入れた場合として、
リアライズ社「低消費電力,高速LSI技術」の109
頁〜114頁の2電源設計技術によれば、機能ブロック
で15%面積が増加することになる。
【0012】本発明の目的は、電源電位を変化させた場
合の動作速度の低下と貫通電流の増加を抑えることがで
きるレベルシフタ回路を提供することである。
【0013】さらには、電源供給を停止したときの貫通
電流を削減でき、また、そのときの出力信号を固定でき
るレベルシフタ回路を提供することである。
【0014】また、論理ブロック内に複数電源を有する
場合に、電源配線の引き回しによるレイアウト面積の増
加を抑制できる半導体装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のレベルシ
フタ回路は、第1の電源電位と第1の電源電位より高い
第2の電源電位との差を振幅とする入力信号を、第1の
電源電位と第2の電源電位より高い第3の電源電位との
差を振幅とする出力信号に変換するレベルシフタ回路で
あって、ゲートに入力信号の非反転信号を入力し、ソー
スを第1の電源電位に接続した第1のNチャネルMOS
トランジスタと、ゲートに入力信号の反転信号を入力
し、ソースを第1の電源電位に接続した第2のNチャネ
ルMOSトランジスタと、ゲートを第2のNチャネルM
OSトランジスタのドレインに接続し、ドレインを第1
のNチャネルMOSトランジスタのドレインに接続した
第1のPチャネルMOSトランジスタと、ゲートを第1
のNチャネルMOSトランジスタのドレインに接続し、
ドレインを第2のNチャネルMOSトランジスタのドレ
インを接続した第2のPチャネルMOSトランジスタ
と、ソースを第3の電源電位に接続し、ドレインを第1
と第2のPチャネルMOSトランジスタのソースに接続
した第3のPチャネルMOSトランジスタと、第1のP
チャネルMOSトランジスタのドレイン電位を反転させ
て出力信号として取り出すインバータと、第3のPチャ
ネルMOSトランジスタのゲート電位を第3の電源電位
の変化に応じて制御する制御回路とを設けたことを特徴
とする。
【0016】この構成によれば、第3のPチャネルMO
Sトランジスタと制御回路を設け、制御回路が出力側の
第3の電源電位の変化に応じて第3のPチャネルMOS
トランジスタのゲート電位を制御することにより、第3
の電源電位を上げた場合でも、第1,第2のPチャネル
MOSトランジスタの電流駆動能力と第1,第2のNチ
ャネルMOSトランジスタの電流駆動能力の引き合いを
より早く完了させることができ、動作速度の低下と貫通
電流の増加を抑えることができる。
【0017】請求項2記載のレベルシフタ回路は、第1
の電源電位と第1の電源電位より高い第2の電源電位と
の差を振幅とする入力信号を、第1の電源電位と第2の
電源電位より高い第3の電源電位との差を振幅とする出
力信号に変換するレベルシフタ回路であって、ゲートに
入力信号の非反転信号を入力し、ソースを第1の電源電
位に接続した第1のNチャネルMOSトランジスタと、
ゲートに入力信号の反転信号を入力し、ソースを第1の
電源電位に接続した第2のNチャネルMOSトランジス
タと、ゲートを第2のNチャネルMOSトランジスタの
ドレインに接続し、ドレインを第1のNチャネルMOS
トランジスタのドレインに接続した第1のPチャネルM
OSトランジスタと、ゲートを第1のNチャネルMOS
トランジスタのドレインに接続し、ドレインを第2のN
チャネルMOSトランジスタのドレインを接続した第2
のPチャネルMOSトランジスタと、ソースを第3の電
源電位に接続し、ドレインを第1と第2のPチャネルM
OSトランジスタのソースに接続した第3のPチャネル
MOSトランジスタと、第1のPチャネルMOSトラン
ジスタのドレイン電位を反転させて出力信号として取り
出すインバータと、第3のPチャネルMOSトランジス
タのゲート電位を第2の電源電位の変化に応じて制御す
る制御回路とを設けたことを特徴とする。
【0018】この構成によれば、第3のPチャネルMO
Sトランジスタと制御回路を設け、制御回路が入力側の
第2の電源電位の変化に応じて第3のPチャネルMOS
トランジスタのゲート電位を制御することにより、第2
の電源電位を低下させた場合でも、動作速度の低下と貫
通電流の増加を抑えることができる。
【0019】請求項3記載のレベルシフタ回路は、請求
項1または2記載のレベルシフタ回路において、第3の
電源電位を第2の電源電位より低い電位とし、第2の電
源電位を第1の電源電位より低い電位とし、Nチャネル
MOSトランジスタに代えてPチャネルMOSトランジ
スタを用い、PチャネルMOSトランジスタに代えてN
チャネルMOSトランジスタを用いたものである。
【0020】請求項4記載のレベルシフタ回路は、請求
項1記載のレベルシフタ回路において、制御回路が、ソ
ースを第3の電源電位に接続した第4のPチャネルMO
Sトランジスタと、第4のPチャネルMOSトランジス
タのドレインと第1の電源電位との間に接続した抵抗
と、プラス側入力端に第4のPチャネルMOSトランジ
スタのドレインを接続し、マイナス側入力端に参照電圧
を接続し、出力端を第4のPチャネルMOSトランジス
タのゲートに接続したカレントミラー増幅回路とからな
り、第4のPチャネルMOSトランジスタのゲートを第
3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続した
ことを特徴とする。
【0021】請求項5記載のレベルシフタ回路は、請求
項1記載のレベルシフタ回路において、制御回路が、ソ
ースを第3の電源電位に接続しドレインおよびゲート間
を接続した第4のPチャネルMOSトランジスタと、ド
レインを第4のPチャネルMOSトランジスタのドレイ
ンに接続し、ソースを第1の電源電位に接続し、ゲート
に飽和領域で動作する電圧を印加するようにした第3の
NチャネルMOSトランジスタとからなり、第4のPチ
ャネルMOSトランジスタのゲートを第3のPチャネル
MOSトランジスタのゲートに接続したことを特徴とす
る。
【0022】請求項6記載のレベルシフタ回路は、請求
項2記載のレベルシフタ回路において、制御回路が、ソ
ースを第2の電源電位に接続しドレインおよびゲート間
を接続した第4のPチャネルMOSトランジスタと、ド
レインを第4のPチャネルMOSトランジスタのドレイ
ンに接続し、ソースを第1の電源電位に接続し、ゲート
に飽和領域で動作する電圧を印加するようにした第3の
NチャネルMOSトランジスタと、ソースを第3の電源
電位に接続しゲートを第4のPチャネルMOSトランジ
スタのゲートに接続した第5のPチャネルMOSトラン
ジスタと、ドレインを第5のPチャネルMOSトランジ
スタのドレインに接続し、ソースを第1の電源電位に接
続し、ゲートに飽和領域で動作する電圧を印加するよう
にした第4のNチャネルMOSトランジスタとからな
り、第5のPチャネルMOSトランジスタのドレインを
第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続し
たことを特徴とする。
【0023】請求項7記載のレベルシフタ回路は、請求
項4記載のレベルシフタ回路において、ソースを第3の
電源電位に接続しドレインを第3のPチャネルMOSト
ランジスタのゲートに接続した第5のPチャネルMOS
トランジスタを設け、第2の電源電位の供給を停止する
際に第5のPチャネルMOSトランジスタをオンにする
とともにカレントミラー増幅回路の動作を停止させるよ
うにしたことを特徴とする。
【0024】この構成によれば、第2の電源電位の供給
が停止した場合に、第5のPチャネルMOSトランジス
タをオンすることにより、第3のPチャネルMOSトラ
ンジスタがオフとなり貫通電流を削減できる。
【0025】請求項8記載のレベルシフタ回路は、請求
項7記載のレベルシフタ回路において、カレントミラー
増幅回路が、ソースを第3の電源電位に接続し、ゲート
およびドレイン間を接続した第6のPチャネルMOSト
ランジスタと、ソースを第3の電源電位に接続し、ゲー
トを第6のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接
続し、ドレインをカレントミラー増幅回路の出力端とし
た第7のPチャネルMOSトランジスタと、ドレインを
第6のPチャネルMOSトランジスタのドレインに接続
し、ゲートをカレントミラー増幅回路のプラス側入力端
とした第3のNチャネルMOSトランジスタと、ドレイ
ンを第7のPチャネルMOSトランジスタのドレインに
接続し、ゲートをカレントミラー増幅回路のマイナス側
入力端とした第4のNチャネルMOSトランジスタと、
ドレインを第3および第4のNチャネルMOSトランジ
スタのソースに接続し、ソースを第1の電源電位に接続
した第5のNチャネルMOSトランジスタと、ドレイン
を第3の電源電位に接続した第6のNチャネルMOSト
ランジスタと、第6のNチャネルMOSトランジスタの
ソースと第1の電源電位との間に接続され第5のNチャ
ネルMOSトランジスタのゲートに飽和領域で動作する
電圧を印加するための分圧用の抵抗とからなり、第2の
電源電位の供給を停止する際に第6のNチャネルMOS
トランジスタをオフにしてカレントミラー増幅回路の動
作を停止させるようにしたことを特徴とする。
【0026】請求項9記載のレベルシフタ回路は、請求
項5記載のレベルシフタ回路において、ソースを第3の
電源電位に接続しドレインを第3のPチャネルMOSト
ランジスタのゲートに接続した第5のPチャネルMOS
トランジスタを設け、第2の電源電位の供給を停止する
際に第5のPチャネルMOSトランジスタをオンにする
ことを特徴とする。
【0027】この構成によれば、第2の電源電位の供給
が停止した場合に、第5のPチャネルMOSトランジス
タをオンすることにより、第3のPチャネルMOSトラ
ンジスタがオフとなり貫通電流を削減できる。
【0028】請求項10記載のレベルシフタ回路は、請
求項6記載のレベルシフタ回路において、ソースを第3
の電源電位に接続しドレインを第3のPチャネルMOS
トランジスタのゲートに接続した第6のPチャネルMO
Sトランジスタを設け、第2の電源電位の供給を停止す
る際に第6のPチャネルMOSトランジスタをオンにす
ることを特徴とする。
【0029】この構成によれば、第2の電源電位の供給
が停止した場合に、第6のPチャネルMOSトランジス
タをオンすることにより、第3のPチャネルMOSトラ
ンジスタがオフとなり貫通電流を削減できる。
【0030】請求項11記載のレベルシフタ回路は、請
求項7,8,9または10記載のレベルシフタ回路にお
いて、ソースを第1の電源電位に接続し、ドレインを第
1のPチャネルMOSトランジスタのドレインに接続
し、ゲートを第3のPチャネルMOSトランジスタのゲ
ートに接続した出力固定用のNチャネルMOSトランジ
スタを設けたことを特徴とする。
【0031】この構成によれば、第2の電源電位の供給
が停止した場合に、ソースが第3の電源電位に接続され
ドレインが第3のPチャネルMOSトランジスタのゲー
トに接続されたPチャネルMOSトランジスタがオンす
ることにより、出力固定用のNチャネルMOSトランジ
スタがオンとなり、出力信号を固定することができる。
【0032】請求項12記載の半導体装置は、同じ電源
電圧で動作する複数の論理回路をまとめて共通電源論理
回路ブロックとして配置し、共通電源論理回路ブロック
の周囲に、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10または11記載のレベルシフタ回路を形成した
レベルシフタ回路ブロックを挟んで、共通電源論理回路
ブロックと異なる電源電圧で動作する論理回路ブロック
を配置している。
【0033】この構成によれば、論理ブロック内に複数
電源を有する場合に対して、複数の電源配線を的確に配
置し、電源配線の引回しによるレイアウト面積の増加を
抑制することが可能となる。
【0034】請求項13記載の半導体装置は、異なる電
源電圧で動作する2つの論理回路ブロック間の配線が、
請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10また
は11記載のレベルシフタ回路の入力信号の非反転信号
および反転信号の信号線となるように、レベルシフタ回
路を2つの論理回路ブロック内に分割して配置してい
る。
【0035】この構成により、電源線の引き回しが無
く、レイアウト面積を小さくできる。
【0036】請求項14記載の半導体装置は、同じ電源
電圧で動作する複数の論理回路をまとめて共通電源論理
回路ブロックとして配置し、共通電源論理回路ブロック
の周囲に、レベルシフタ回路を形成したレベルシフタ回
路ブロックを挟んで、共通電源論理回路ブロックと異な
る電源電圧で動作する論理回路ブロックを配置してい
る。
【0037】この構成により、請求項12の特徴に対す
る効果と同様の効果が得られる。
【0038】請求項15記載の半導体装置は、異なる電
源電圧で動作する2つの論理回路ブロック間の配線が、
レベルシフタ回路の入力信号の非反転信号および反転信
号の信号線となるように、レベルシフタ回路を2つの論
理回路ブロック内に分割して配置している。
【0039】この構成により、請求項13の特徴に対す
る効果と同様の効果が得られる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0041】〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1
の実施の形態におけるレベルシフタ回路の第1の構成例
を示す回路図である(請求項1,4に対応)。図1にお
いて、1,2,11はインバータ、21,22は第1,
第2のNチャネルMOSトランジスタ、31,32は第
1,第2のPチャネルMOSトランジスタ、41は高電
源電圧VDDH(第3の電源電位)を供給する電源線、
42は低電源電圧VDDL(第2の電源電位)を供給す
る電源線、43はグラウンド電圧GND(第1の電源電
位)を供給する電源線であり、VDDH>VDDL>G
NDである。以上は図13の従来例と同様である。3
3,34は第4,第3のPチャネルMOSトランジス
タ、61は抵抗、71はカレントミラー増幅回路、81
は電源線41から供給される高電源電圧VDDHのレベ
ル変化に応じてPチャネルMOSトランジスタ34のゲ
ート電位を制御する制御回路である。なお、入力信号i
は低電源電圧VDDLにより動作する第1の信号処理回
路(図示せず)から入力され、出力信号oは高電源電圧
VDDHにより動作する第2の信号処理回路(図示せ
ず)へ出力される。また、インバータ1および2は入力
信号iの反転・非反転回路を構成し、インバータ2の出
力信号は入力信号iの非反転信号であり、インバータ1
の出力信号は入力信号iの反転信号となる。
【0042】この図1の回路は、従来例の図13の回路
に、PチャネルMOSトランジスタ34および制御回路
81が付加された構成である。PチャネルMOSトラン
ジスタ34は、電源線41とPチャネルMOSトランジ
スタ31および32のソースとの間に挿入され、そのゲ
ートに制御回路81の出力(カレントミラー増幅回路7
1の出力)が接続されている。制御回路81は、電源線
41にソースが接続されたPチャネルMOSトランジス
タ33と、PチャネルMOSトランジスタ33のドレイ
ンと電源線43との間に接続された抵抗61と、出力が
PチャネルMOSトランジスタ33,34のゲートに接
続されたカレントミラー増幅回路71とからなる。カレ
ントミラー増幅回路71のプラス(+)側の入力電圧V
+ はPチャネルMOSトランジスタ33と抵抗61との
接続点n(PチャネルMOSトランジスタ33のドレイ
ン)から供給され、マイナス(−)側の入力電圧V-
参照電圧端子51から供給される。
【0043】このように構成される図1のレベルシフタ
回路の動作を、図13の従来例の回路と比較しながら説
明する。
【0044】まず、図13の回路では、電源線41,4
3間の電圧で動作する論理回路ブロックの動作モードに
より電源線41の電位レベルを変化させる場合におい
て、電源線41の電位レベルを上げた場合、Pチャネル
MOSトランジスタ31もしくは32のゲート電圧は、
オンしているときには電源線41と電源線43の間の電
位がかかっており、電源線41の電位を上げる前に比べ
て電流駆動能力が上がっていることになる。そこに信号
の変化があった場合、NチャネルMOSトランジスタ2
1もしくは22は以前と同じゲート電圧レベルによりこ
の電流に勝り、ドレイン側の電位を下げることになる。
【0045】これに対して、図1の回路では、Pチャネ
ルMOSトランジスタ34により電流を制限することに
よりNチャネルMOSトランジスタ21もしくは22の
電流によりドレイン側の電位を速やかに低下させる。P
チャネルMOSトランジスタ34の制御回路81によ
り、電源線41の電位が上昇した場合にはPチャネルM
OSトランジスタ34のゲート電位を上昇させ、電源線
41の電位が降下した場合にはPチャネルMOSトラン
ジスタ34のゲート電位を降下させる。
【0046】制御回路81において、参照電圧端子51
から入力される参照電圧V- は一定電圧とする。電源線
41の電位が下降すると、PチャネルMOSトランジス
タ33のゲート・ソース電圧の低下によりノードnの電
位が下降する。これにより、カレントミラー増幅回路7
1の出力は下降し、PチャネルMOSトランジスタ34
のゲート・ソース間電位差が大きくなる。PチャネルM
OSトランジスタ34のドレイン電流は入力信号iの信
号変化時により電流を流すことで、電源線41とPチャ
ネルMOSトランジスタ34のドレインとの電位差を小
さくし、PチャネルMOSトランジスタ31,32のソ
ース・ドレイン間電圧が上昇する。電源線41の電位が
上昇した場合には、上記と逆の動作によりPチャネルM
OSトランジスタ31,32のソース・ドレイン間電圧
は下降する。
【0047】このように、図1の回路では、Pチャネル
MOSトランジスタ31,32と電源線41との間にP
チャネルMOSトランジスタ34を挿入し、電源線41
の電位(VDDH)の変化に応じてPチャネルMOSト
ランジスタ34のゲート電位を制御する制御回路81を
設けたことにより、電源線41の電位を上げた場合で
も、PチャネルMOSトランジスタ31,32の電流駆
動能力とNチャネルMOSトランジスタ21,22の電
流駆動能力の引き合いをより早く完了させることがで
き、動作速度の低下と貫通電流の増加を抑えることがで
きる。
【0048】また、図2は本発明の第1の実施の形態に
おけるレベルシフタ回路の第2の構成例を示す回路図で
ある(請求項1,5に対応)。図2において、24はゲ
ート端子53の印加電圧により制御され定電流源として
用いられる第3のNチャネルMOSトランジスタ、33
は第4のPチャネルMOSトランジスタ、82は電源線
41から供給される高電源電圧VDDHのレベル変化に
応じてPチャネルMOSトランジスタ34のゲート電位
を制御する制御回路であり、その他の図1と対応する部
分には同一符号を付し、説明を省略する。
【0049】この図2の回路は、PチャネルMOSトラ
ンジスタ34を付加したことは図1の回路と同じである
が、図1の制御回路81に代えて制御回路82を設けて
いる。この制御回路82は、電源線41にソースが接続
されたPチャネルMOSトランジスタ33と、ドレイン
がPチャネルMOSトランジスタ33のドレインと接続
されソースが電源線43と接続されたNチャネルMOS
トランジスタ24とからなり、PチャネルMOSトラン
ジスタ33のゲートとドレインが共通接続されてPチャ
ネルMOSトランジスタ34のゲートに接続されてい
る。
【0050】このように構成される図2のレベルシフタ
回路の動作を説明する。
【0051】図2の回路も図1の回路同様、電源線41
の電位を変化させる場合を想定した回路である。Nチャ
ネルMOSトランジスタ24は定電流源として使用する
ものであり、ゲート端子53にはNチャネルMOSトラ
ンジスタ24が飽和領域で動作する電圧が印加される。
電源線41の電位レベルを上昇させた場合に、Pチャネ
ルMOSトランジスタ33は、NチャネルMOSトラン
ジスタ24の定電流源により電流量が制限されている為
にドレイン電位が上昇する。これによりPチャネルMO
Sトランジスタ34のゲート電位も上昇し、Pチャネル
MOSトランジスタ34を流れる電流が制限される。な
お、電源線41の電位レベルを低下させた場合には逆の
動作が行われる。
【0052】このように、図2の回路でも、図1の回路
同様、PチャネルMOSトランジスタ31,32と電源
線41との間にPチャネルMOSトランジスタ34を挿
入し、電源線41の電位(VDDH)の変化に応じてP
チャネルMOSトランジスタ34のゲート電位を制御す
る制御回路82を設けたことにより、電源線41の電位
を上げた場合でも、PチャネルMOSトランジスタ3
1,32の電流駆動能力とNチャネルMOSトランジス
タ21,22の電流駆動能力の引き合いをより早く完了
させることができ、動作速度の低下と貫通電流の増加を
抑えることができる。
【0053】また、図2の回路では、図1の回路のよう
にカレントミラー増幅回路71を設けた場合よりも素子
数を削減することができる。
【0054】図3は本発明の第1の実施の形態における
レベルシフタ回路の第3の構成例を示す回路図である
(請求項2,6に対応)。図3において、23,24は
ゲート端子52,53の印加電圧により制御され定電流
源として用いられる第3,第4のNチャネルMOSトラ
ンジスタ、33,35は第4,第5のPチャネルMOS
トランジスタ、83は電源線42から供給される低電源
電圧VDDLのレベル変化に応じてPチャネルMOSト
ランジスタ34のゲート電位を制御する制御回路であ
り、その他の図1と対応する部分には同一符号を付し、
説明を省略する。
【0055】この図3の回路は、PチャネルMOSトラ
ンジスタ34を付加したことは図1の回路と同じである
が、図1の制御回路81に代えて制御回路83を設けて
いる。この制御回路83は、電源線42にソースが接続
されたPチャネルMOSトランジスタ33と、ドレイン
がPチャネルMOSトランジスタ33のドレインと接続
されソースが電源線43と接続されたNチャネルMOS
トランジスタ24と、電源線41にソースが接続された
PチャネルMOSトランジスタ35と、ドレインがPチ
ャネルMOSトランジスタ33のドレインと接続されソ
ースが電源線43と接続されたNチャネルMOSトラン
ジスタ23とからなり、PチャネルMOSトランジスタ
33のゲートとドレインが共通接続されてPチャネルM
OSトランジスタ35のゲートに接続され、Pチャネル
MOSトランジスタ35のドレインがPチャネルMOS
トランジスタ34のゲートに接続されている。
【0056】このように構成される図3のレベルシフタ
回路の動作を説明する。
【0057】図3の回路は、図1や図2の回路とは異な
り、電源線42の電位を変化させる場合を想定した回路
である。NチャネルMOSトランジスタ23,24は定
電流源として使用するものであり、ゲート端子52,5
3にはNチャネルMOSトランジスタ23,24が飽和
領域で動作する電圧が印加される。電源線42の電位を
低下させた場合には、定電流源として使用しているNチ
ャネルMOSトランジスタ24とそのドレイン側に接続
されているPチャネルMOSトランジスタ33とによ
り、PチャネルMOSトランジスタ35のゲート電位は
低下する。これにより定電流源として使用しているNチ
ャネルMOSトランジスタ23の電流より小さくなると
PチャネルMOSトランジスタ34のゲート電位は上昇
し、結果としてPチャネルMOSトランジスタ34の電
流駆動能力は削減される。したがって、電源線42の電
位を低下させた場合に、NチャネルMOSトランジスタ
21,22のゲート電位が低下して電流駆動能力が低下
し、PチャネルMOSトランジスタ31,32の電流駆
動能力が相対的に大きくなることはPチャネルMOSト
ランジスタ34の電流駆動能力の削減により実際は生じ
ない。これらのことにより、動作速度の低下と貫通電流
の増大を避けることができる。
【0058】このように、図3の回路では、Pチャネル
MOSトランジスタ31,32と電源線41との間にP
チャネルMOSトランジスタ34を挿入し、電源線42
の電位(VDDL)の変化に応じてPチャネルMOSト
ランジスタ34のゲート電位を制御する制御回路83を
設けたことにより、電源線42の電位を低下させた場合
でも、動作速度の低下と貫通電流の増加を抑えることが
できる。
【0059】なお、図7は、図1〜図3の説明において
電源線41や電源線42の電位を変化させる場合の構成
例を示す図であり、44は所定の電位を供給する電源
線、101,121は論理回路ブロック、130は電源
電圧変換回路である。図8はその電源電圧変換回路13
0の回路例を示す図であり、37はPチャネルMOSト
ランジスタ、44,45は電源線、54は制御端子、6
4は抵抗、72はカレントミラー増幅回路である。この
電源電圧変換回路130は、PチャネルMOSトランジ
スタ37,抵抗64およびカレントミラー増幅回路72
で構成されている。
【0060】図7,図8の構成により、論理回路ブロッ
ク101には電源線44の電位が供給されるが、論理回
路ブロック121には電源線44の電位を電源電圧変換
回路130により変化させて供給することができる。図
8の回路で示される電源電圧変換回路130は、端子5
4に参照電圧が印加され、この参照電圧は動作モードに
応じて変更されるものである。端子54に印加される参
照電圧が下がると、カレントミラー増幅回路72の出力
電圧が上昇し、PチャネルMOSトランジスタ37のド
レイン電圧すなわち論理回路ブロック121の電源電圧
が下がることになる。
【0061】なお、図1,図2,図3の回路において、
(電源線41の電位)<(電源線42の電位)<(電源
線43の電位)とし、NチャネルMOSトランジスタに
代えてPチャネルMOSトランジスタを用い、Pチャネ
ルMOSトランジスタに代えてNチャネルMOSトラン
ジスタを用いるようにしてもよい。
【0062】〔第2の実施の形態〕図4は本発明の第2
の実施の形態におけるレベルシフタ回路の第1の構成例
を示す回路図である(請求項1,4,7,8,11に対
応)。図4において、28は出力固定用のNチャネルM
OSトランジスタ、36は第5のPチャネルMOSトラ
ンジスタ、91は制御線であり、その他の図1と対応す
る部分には同一符号を付し、説明を省略する。また、図
4中に示したカレントミラー増幅回路71aの内部詳細
図において、25,26,27,40は第3,第4,第
5,第6のNチャネルMOSトランジスタ、38,39
は第6,第7のPチャネルMOSトランジスタ、62,
63は抵抗であり、G33/G34はPチャネルMOS
トランジスタ33と34のゲートに接続されることを示
す。
【0063】この図4の回路は、図1の構成に加えて、
ソースを電源線41に接続し、ドレインをPチャネルM
OSトランジスタ34のゲートに接続したPチャネルM
OSトランジスタ36を設け、電源線42の電源供給が
停止した場合に、PチャネルMOSトランジスタ36の
ゲートに接続された制御線91に所定の制御電圧を印加
することによりPチャネルMOSトランジスタ36をオ
ンにするとともに、制御線91に印加される所定の制御
電圧によりカレントミラー増幅回路71aの動作を停止
させるようにしている。そしてさらに、ドレインをPチ
ャネルMOSトランジスタ31のドレインに接続し、ソ
ースを電源線43に接続し、ゲートをPチャネルMOS
トランジスタ36のドレイン(あるいはPチャネルMO
Sトランジスタ34のゲート)に接続したNチャネルM
OSトランジスタ28を設け、電源線42の電源供給が
停止した場合に出力信号oを固定するようにしている。
【0064】このように構成される図4のレベルシフタ
回路の動作を、図1と異なる部分について説明する。
【0065】ある論理回路ブロックが動作上必要でない
場合は前述したように電源供給を停止する場合があり、
図1の回路の場合、図13に示す従来例の場合と同様、
電源線41の電源供給が停止した場合は問題は生じない
が、電源線42の電源供給が停止した場合にはNチャネ
ルMOSトランジスタ21,22のゲート入力が過渡的
に不定となり、電源線41から電源線43への貫通電流
が生じ、また出力信号oが不定となってしまう。
【0066】そこで、図4の回路では、電源線42の電
源供給が停止した場合に、制御線91に所定の制御電圧
を印加することにより、カレントミラー増幅回路71a
のNチャネルMOSトランジスタ40がオフし、Nチャ
ネルMOSトランジスタ27がオフとなりカレントミラ
ー増幅回路71aの動作が停止する。同時に制御線91
に所定の制御電圧が印加されることにより、Pチャネル
MOSトランジスタ36がオンとなり、PチャネルMO
Sトランジスタ34のゲートに電源線41の電位が印加
され、PチャネルMOSトランジスタ34がオフするこ
とにより貫通電流を削減できる。また、PチャネルMO
Sトランジスタ36がオンすることにより、Nチャネル
MOSトランジスタ28がオンしてインバータ11の入
力がグラウンド電圧GNDレベルに固定され、その結
果、出力信号oが高電源電圧VDDHレベルに固定され
る。この電源線42の電源供給が停止した場合に制御線
91に印加される所定の制御電圧はグラウンド電圧GN
Dレベルであり、制御線91への信号入力は、電源供給
が停止するのと同時もしくはそれ以前である。次に電源
供給が開始されるのと同時もしくはそれ以降に制御線9
1の制御電圧を高電源電圧VDDHレベルに固定する。
【0067】なお、電源供給の停止が無い場合には、制
御線91には、PチャネルMOSトランジスタ36がオ
フするとともにNチャネルMOSトランジスタ40がオ
ンするための制御電圧が印加されている。この電源供給
の停止が無い場合の制御電圧は、高電源電圧VDDHレ
ベルである。また、この場合、NチャネルMOSトラン
ジスタ27のゲートには飽和領域で動作する電圧が印加
されるように抵抗62,63の抵抗値を設定している。
【0068】なお、図1の回路におけるカレントミラー
増幅回路71は、図4のカレントミラー増幅回路71a
において、制御線91の入力信号により動作するNチャ
ネルMOSトランジスタ40が不要である。
【0069】この図4の回路では、電源線42の電源供
給が停止した場合に、制御線91に所定の制御電圧を印
加することにより、PチャネルMOSトランジスタ36
をオンし、PチャネルMOSトランジスタ34をオフさ
せて貫通電流を削減できる。また、PチャネルMOSト
ランジスタ36がオンすることにより、NチャネルMO
Sトランジスタ28をオンし、出力信号oを高電源電圧
VDDHレベルに固定することができる。
【0070】つぎに、図5は本発明の第2の実施の形態
におけるレベルシフタ回路の第2の構成例の要部を示す
回路図である(請求項1,5,9,11に対応)。図5
において、36は第5のPチャネルMOSトランジス
タ、91は制御線であり、その他の図2と対応する部分
には同一符号を付し、説明を省略する。
【0071】図4の回路が図1の回路に対してPチャネ
ルMOSトランジスタ36および出力固定用のNチャネ
ルMOSトランジスタ28を設けてあるのと同様に、図
5の回路は、図2の回路に対してPチャネルMOSトラ
ンジスタ36および出力固定用のNチャネルMOSトラ
ンジスタ28(図4参照)を設けたものである。
【0072】また、図6は本発明の第2の実施の形態に
おけるレベルシフタ回路の第3の構成例の要部を示す回
路図である(請求項2,6,10,11に対応)。図6
において、36は第6のPチャネルMOSトランジス
タ、91は制御線であり、その他の図3と対応する部分
には同一符号を付し、説明を省略する。
【0073】図4の回路が図1の回路に対してPチャネ
ルMOSトランジスタ36および出力固定用のNチャネ
ルMOSトランジスタ28を設けてあるのと同様に、図
6の回路は、図3の回路に対してPチャネルMOSトラ
ンジスタ36および出力固定用のNチャネルMOSトラ
ンジスタ28(図4参照)を設けたものである。
【0074】図5および図6の回路においても、Pチャ
ネルMOSトランジスタ36および出力固定用のNチャ
ネルMOSトランジスタ28(図4参照)を設けたこと
により、図4の回路と同様の効果を得ることができる。
【0075】〔第3の実施の形態;請求項12,14に
対応〕図9は第3の実施の形態における半導体装置のレ
イアウト図である。図9において、103,104は論
理回路ブロック、111はGND配線、112〜115
はそれぞれGND以外の異なる電位を供給する電源配
線、122は共通電源論理回路ブロック、131はレベ
ルシフタ回路ブロックである。
【0076】共通電源論理回路ブロック122は、同じ
電源電圧で動作する複数の論理回路を1まとまりとした
ブロックであり、論理回路ブロック103,104は共
通電源論理回路ブロック122とは異なる電源電圧で動
作する論理回路のブロックである。レベルシフタ回路ブ
ロック131には、第1の実施の形態や第2の実施の形
態で説明したレベルシフタ回路が形成されている。本実
施の形態では、同じ電源電圧で動作する複数の論理回路
をまとめて共通電源論理回路ブロック122とし、この
共通電源論理回路ブロック122の周囲に、レベルシフ
タ回路ブロック131を挟んで論理回路ブロック10
3,104等を配置している。
【0077】それぞれのレベルシフタ回路ブロック13
1は、共通電源論理回路ブロック122とそれぞれの論
理回路ブロック103,104等との間の信号振幅を変
換するものである。例えば、共通電源論理回路ブロック
122はGND配線111および電源配線112により
供給される電圧により動作する回路であり、論理回路ブ
ロック103はGND配線111および電源配線113
により供給される電圧により動作する回路であるため、
共通電源論理回路ブロック122と論理回路ブロック1
03との間のレベルシフタ回路ブロック131には、G
ND配線111の他に電源配線112と電源配線113
とが配置されている。同様に、論理回路ブロック104
はGND配線111および電源配線114により供給さ
れる電圧により動作する回路であるため、共通電源論理
回路ブロック122と論理回路ブロック103との間の
レベルシフタ回路ブロック131には、GND配線11
1の他に電源配線112と電源配線114とが配置され
ている。
【0078】また、図10は、図4,図5,図6の第2
の実施の形態のレベルシフタ回路を用いた場合に、電源
供給停止時の制御線91をレベルシフタ回路ブロック1
31内に配置したことを示すレイアウト図である。
【0079】本実施の形態によれば、同じ電源電圧で動
作する複数の論理回路を共通電源論理回路ブロック12
2としてまとめ、その周囲に、各レベルシフタ回路ブロ
ック131を挟んで各論理回路ブロック103,104
等を配置することにより、複数の電源配線が的確に配置
され、電源配線の引回しによるレイアウト面積の増加を
回避することができる。
【0080】なお、第3の実施の形態におけるレイアウ
トは、従来のレベルシフタ回路を用いた半導体装置にも
適用でき、それによる同様の効果を得ることができる。
【0081】〔第4の実施の形態;請求項13,15に
対応〕図11は第4の実施の形態における半導体装置の
レイアウト図である。図11において、201,20
2,203は異なる電源電圧で動作する論理回路ブロッ
ク204と論理回路ブロック205との間の配線であ
り、それぞれの配線201,202,203は、例えば
図11(b)に示すように、レベルシフタ回路のインバ
ータ1と2の出力信号線で構成される。
【0082】本実施の形態は、第3の実施の形態のよう
に共通電源論理回路ブロック122およびレベルシフタ
回路ブロック131を設けずに、2つの論理回路ブロッ
ク204,205内にレベルシフタ回路を分割して組み
込んだものである。一方の論理回路ブロック204には
レベルシフタ回路のインバータ1,2を配置し、他方の
論理回路ブロック205にはインバータ1,2以外のレ
ベルシフタ回路の構成要素を配置し、インバータ1,2
の出力信号線が例えばブロック間の配線201となって
いる。なお、本実施の形態では、図4〜図6で示される
第2の実施の形態におけるレベルシフタ回路を用いてお
り、図11では制御線91が論理回路ブロック205内
に配置されることが示されている。
【0083】本実施の形態によれば、電源配線の引き回
しが無く、レイアウト面積を小さくできる。ただし、論
理回路ブロック205に差動信号(インバータ1,2の
出力信号)を入力するタイミングが同一であることが求
められるためにブロック204,205間の配線距離が
短く、お互いの端子配置が明確である必要がある。これ
らの条件を満たした場合には最も効率が良い配置配線と
なる。
【0084】なお、論理回路ブロック204には、レベ
ルシフタ回路の入力信号iを出力する第1の信号処理回
路が複数設けられ、論理回路ブロック205には、レベ
ルシフタ回路の出力信号oを入力する第2の信号処理回
路が複数設けられており、それぞれの第1の信号処理回
路とそれと対応する第2の信号処理回路との間にレベル
シフタ回路が設けられている。したがって、ここでは配
線201,202,203が3組あるということは、そ
れに対応する第1の信号処理回路,第2の信号処理回路
およびレベルシフタ回路がそれぞれ3個ずつ配置されて
いることを示している。
【0085】また、図9,図10に示される第3の実施
の形態でも同様に、共通電源論理回路ブロック122お
よび論理回路ブロック103には複数の第1および第2
の信号処理回路が設けられ、レベルシフタ回路ブロック
131には複数のレベルシフタ回路が設けられている。
【0086】なお、第4の実施の形態におけるレイアウ
トは、第1の実施の形態におけるレベルシフタ回路を用
いた半導体装置にも適用できるし、従来のレベルシフタ
回路を用いた半導体装置にも適用でき、それによる同様
の効果を得ることができる。図12に、図13に示す従
来のレベルシフタ回路を用いた半導体装置に本実施の形
態のレイアウトを適用した例を示しておく。図12にお
いて、図11および図13と対応する部分には同一符号
を付している。
【0087】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第3のP
チャネルMOSトランジスタと制御回路を設け、制御回
路が出力側の第3の電源電位の変化に応じて第3のPチ
ャネルMOSトランジスタのゲート電位を制御すること
により、第3の電源電位を上げた場合でも、動作速度の
低下と貫通電流の増加を抑えることができる。
【0088】また、本発明によれば、第3のPチャネル
MOSトランジスタと制御回路を設け、制御回路が入力
側の第2の電源電位の変化に応じて第3のPチャネルM
OSトランジスタのゲート電位を制御することにより、
第2の電源電位を低下させた場合でも、動作速度の低下
と貫通電流の増加を抑えることができる。
【0089】さらに、ソースを第3の電源電位に接続し
ドレインを第3のPチャネルMOSトランジスタのゲー
トに接続したPチャネルMOSトランジスタを設け、こ
のトランジスタを第2の電源電位の供給を停止した場合
にオンにすることにより、第3のPチャネルMOSトラ
ンジスタがオフとなり貫通電流を削減できる。
【0090】さらに、出力固定用のNチャネルMOSト
ランジスタを設け、第2の電源電位の供給が停止した場
合に、出力固定用のNチャネルMOSトランジスタをオ
ンさせて出力信号を固定することができる。
【0091】また、本発明によれば、同じ電源電圧で動
作する複数の論理回路をまとめて共通電源論理回路ブロ
ックとして配置し、共通電源論理回路ブロックの周囲
に、レベルシフタ回路を形成したレベルシフタ回路ブロ
ックを挟んで、共通電源論理回路ブロックと異なる電源
電圧で動作する論理回路ブロックを配置することによ
り、複数の電源配線を的確に配置し、電源配線の引回し
によるレイアウト面積の増加を抑制することが可能とな
る。
【0092】また、本発明によれば、異なる電源電圧で
動作する2つの論理回路ブロック間の配線が、レベルシ
フタ回路の入力信号の非反転信号および反転信号の信号
線となるように、レベルシフタ回路を2つの論理回路ブ
ロック内に分割して配置してすることにより、電源線の
引き回しが無く、レイアウト面積を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるレベルシフ
タ回路の第1の構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるレベルシフ
タ回路の第2の構成例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるレベルシフ
タ回路の第3の構成例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるレベルシフ
タ回路の第1の構成例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるレベルシフ
タ回路の第2の構成例の要部を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるレベルシフ
タ回路の第3の構成例の要部を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態において電源の電位
を変化させる場合の構成例を示す図である。
【図8】図7における電源電圧変換回路の回路例を示す
図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における半導体装置
のレイアウト図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における半導体装
置のレイアウト図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における半導体装
置のレイアウト図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を従来のレベルシ
フタ回路を用いた半導体装置に適用したレイアウト図で
ある。
【図13】従来のレベルシフタ回路の回路図である。
【符号の説明】
1,2,11 インバータ 21〜28,40 NチャネルMOSトランジスタ 31〜39 PチャネルMOSトランジスタ 41,42,43 電源 51 参照電圧端子 52,53 ゲート端子 61,62,63 抵抗, 71,71a カレントミラー増幅回路 81,82,83 制御回路 91 制御線 101,103,104,204,205 論理回路ブ
ロック 111 GND配線 112,113,114,115 電源配線 122 共通電源論理回路ブロック 131 レベルシフタ回路ブロック 201,202,203 ブロック間の配線

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源電位と前記第1の電源電位よ
    り高い第2の電源電位との差を振幅とする入力信号を、
    前記第1の電源電位と前記第2の電源電位より高い第3
    の電源電位との差を振幅とする出力信号に変換するレベ
    ルシフタ回路であって、 ゲートに前記入力信号の非反転信号を入力し、ソースを
    前記第1の電源電位に接続した第1のNチャネルMOS
    トランジスタと、 ゲートに前記入力信号の反転信号を入力し、ソースを前
    記第1の電源電位に接続した第2のNチャネルMOSト
    ランジスタと、 ゲートを前記第2のNチャネルMOSトランジスタのド
    レインに接続し、ドレインを前記第1のNチャネルMO
    Sトランジスタのドレインに接続した第1のPチャネル
    MOSトランジスタと、 ゲートを前記第1のNチャネルMOSトランジスタのド
    レインに接続し、ドレインを前記第2のNチャネルMO
    Sトランジスタのドレインを接続した第2のPチャネル
    MOSトランジスタと、 ソースを前記第3の電源電位に接続し、ドレインを前記
    第1と第2のPチャネルMOSトランジスタのソースに
    接続した第3のPチャネルMOSトランジスタと、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレイン電
    位を反転させて前記出力信号として取り出すインバータ
    と、 前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲート電位
    を前記第3の電源電位の変化に応じて制御する制御回路
    とを設けたことを特徴とするレベルシフタ回路。
  2. 【請求項2】 第1の電源電位と前記第1の電源電位よ
    り高い第2の電源電位との差を振幅とする入力信号を、
    前記第1の電源電位と前記第2の電源電位より高い第3
    の電源電位との差を振幅とする出力信号に変換するレベ
    ルシフタ回路であって、 ゲートに前記入力信号の非反転信号を入力し、ソースを
    前記第1の電源電位に接続した第1のNチャネルMOS
    トランジスタと、 ゲートに前記入力信号の反転信号を入力し、ソースを前
    記第1の電源電位に接続した第2のNチャネルMOSト
    ランジスタと、 ゲートを前記第2のNチャネルMOSトランジスタのド
    レインに接続し、ドレインを前記第1のNチャネルMO
    Sトランジスタのドレインに接続した第1のPチャネル
    MOSトランジスタと、 ゲートを前記第1のNチャネルMOSトランジスタのド
    レインに接続し、ドレインを前記第2のNチャネルMO
    Sトランジスタのドレインを接続した第2のPチャネル
    MOSトランジスタと、 ソースを前記第3の電源電位に接続し、ドレインを前記
    第1と第2のPチャネルMOSトランジスタのソースに
    接続した第3のPチャネルMOSトランジスタと、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレイン電
    位を反転させて前記出力信号として取り出すインバータ
    と、 前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲート電位
    を前記第2の電源電位の変化に応じて制御する制御回路
    とを設けたことを特徴とするレベルシフタ回路。
  3. 【請求項3】 第3の電源電位を第2の電源電位より低
    い電位とし、前記第2の電源電位を第1の電源電位より
    低い電位とし、NチャネルMOSトランジスタに代えて
    PチャネルMOSトランジスタを用い、PチャネルMO
    Sトランジスタに代えてNチャネルMOSトランジスタ
    を用いた請求項1または2記載のレベルシフタ回路。
  4. 【請求項4】 制御回路は、 ソースを第3の電源電位に接続した第4のPチャネルM
    OSトランジスタと、 前記第4のPチャネルMOSトランジスタのドレインと
    第1の電源電位との間に接続した抵抗と、 プラス側入力端に前記第4のPチャネルMOSトランジ
    スタのドレインを接続し、マイナス側入力端に参照電圧
    を接続し、出力端を前記第4のPチャネルMOSトラン
    ジスタのゲートに接続したカレントミラー増幅回路とか
    らなり、 前記第4のPチャネルMOSトランジスタのゲートを第
    3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続した
    ことを特徴とする請求項1記載のレベルシフタ回路。
  5. 【請求項5】 制御回路は、 ソースを第3の電源電位に接続しドレインおよびゲート
    間を接続した第4のPチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第4のPチャネルMOSトランジスタの
    ドレインに接続し、ソースを第1の電源電位に接続し、
    ゲートに飽和領域で動作する電圧を印加するようにした
    第3のNチャネルMOSトランジスタとからなり、 前記第4のPチャネルMOSトランジスタのゲートを第
    3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続した
    ことを特徴とする請求項1記載のレベルシフタ回路。
  6. 【請求項6】 制御回路は、 ソースを第2の電源電位に接続しドレインおよびゲート
    間を接続した第4のPチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第4のPチャネルMOSトランジスタの
    ドレインに接続し、ソースを第1の電源電位に接続し、
    ゲートに飽和領域で動作する電圧を印加するようにした
    第3のNチャネルMOSトランジスタと、 ソースを第3の電源電位に接続しゲートを前記第4のP
    チャネルMOSトランジスタのゲートに接続した第5の
    PチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第5のPチャネルMOSトランジスタの
    ドレインに接続し、ソースを前記第1の電源電位に接続
    し、ゲートに飽和領域で動作する電圧を印加するように
    した第4のNチャネルMOSトランジスタとからなり、 前記第5のPチャネルMOSトランジスタのドレインを
    第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続し
    たことを特徴とする請求項2記載のレベルシフタ回路。
  7. 【請求項7】 ソースを第3の電源電位に接続しドレイ
    ンを第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接
    続した第5のPチャネルMOSトランジスタを設け、第
    2の電源電位の供給を停止する際に前記第5のPチャネ
    ルMOSトランジスタをオンにするとともにカレントミ
    ラー増幅回路の動作を停止させるようにしたことを特徴
    とする請求項4記載のレベルシフタ回路。
  8. 【請求項8】 カレントミラー増幅回路は、 ソースを前記第3の電源電位に接続し、ゲートおよびド
    レイン間を接続した第6のPチャネルMOSトランジス
    タと、 ソースを前記第3の電源電位に接続し、ゲートを前記第
    6のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続し、
    ドレインを前記カレントミラー増幅回路の出力端とした
    第7のPチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第6のPチャネルMOSトランジスタの
    ドレインに接続し、ゲートを前記カレントミラー増幅回
    路のプラス側入力端とした第3のNチャネルMOSトラ
    ンジスタと、 ドレインを前記第7のPチャネルMOSトランジスタの
    ドレインに接続し、ゲートを前記カレントミラー増幅回
    路のマイナス側入力端とした第4のNチャネルMOSト
    ランジスタと、 ドレインを前記第3および第4のNチャネルMOSトラ
    ンジスタのソースに接続し、ソースを第1の電源電位に
    接続した第5のNチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第3の電源電位に接続した第6のNチャ
    ネルMOSトランジスタと、 前記第6のNチャネルMOSトランジスタのソースと前
    記第1の電源電位との間に接続され前記第5のNチャネ
    ルMOSトランジスタのゲートに飽和領域で動作する電
    圧を印加するための分圧用の抵抗とからなり、 第2の電源電位の供給を停止する際に前記第6のNチャ
    ネルMOSトランジスタをオフにして前記カレントミラ
    ー増幅回路の動作を停止させるようにしたことを特徴と
    する請求項7記載のレベルシフタ回路。
  9. 【請求項9】 ソースを第3の電源電位に接続しドレイ
    ンを第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接
    続した第5のPチャネルMOSトランジスタを設け、第
    2の電源電位の供給を停止する際に前記第5のPチャネ
    ルMOSトランジスタをオンにすることを特徴とする請
    求項5記載のレベルシフタ回路。
  10. 【請求項10】 ソースを第3の電源電位に接続しドレ
    インを第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに
    接続した第6のPチャネルMOSトランジスタを設け、
    第2の電源電位の供給を停止する際に前記第6のPチャ
    ネルMOSトランジスタをオンにすることを特徴とする
    請求項6記載のレベルシフタ回路。
  11. 【請求項11】 ソースを第1の電源電位に接続し、ド
    レインを第1のPチャネルMOSトランジスタのドレイ
    ンに接続し、ゲートを第3のPチャネルMOSトランジ
    スタのゲートに接続した出力固定用のNチャネルMOS
    トランジスタを設けたことを特徴とする請求項7,8,
    9または10記載のレベルシフタ回路。
  12. 【請求項12】 同じ電源電圧で動作する複数の論理回
    路をまとめて共通電源論理回路ブロックとして配置し、
    前記共通電源論理回路ブロックの周囲に、請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8,9,10または11記載
    のレベルシフタ回路を形成したレベルシフタ回路ブロッ
    クを挟んで、前記共通電源論理回路ブロックと異なる電
    源電圧で動作する論理回路ブロックを配置した半導体装
    置。
  13. 【請求項13】 異なる電源電圧で動作する2つの論理
    回路ブロック間の配線が、請求項1,2,3,4,5,
    6,7,8,9,10または11記載のレベルシフタ回
    路の入力信号の非反転信号および反転信号の信号線とな
    るように、前記レベルシフタ回路を前記2つの論理回路
    ブロック内に分割して配置した半導体装置。
  14. 【請求項14】 同じ電源電圧で動作する複数の論理回
    路をまとめて共通電源論理回路ブロックとして配置し、
    前記共通電源論理回路ブロックの周囲に、レベルシフタ
    回路を形成したレベルシフタ回路ブロックを挟んで、前
    記共通電源論理回路ブロックと異なる電源電圧で動作す
    る論理回路ブロックを配置した半導体装置。
  15. 【請求項15】 異なる電源電圧で動作する2つの論理
    回路ブロック間の配線が、レベルシフタ回路の入力信号
    の非反転信号および反転信号の信号線となるように、前
    記レベルシフタ回路を前記2つの論理回路ブロック内に
    分割して配置した半導体装置。
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