JPH0633407B2 - 柔軟化洗剤 - Google Patents

柔軟化洗剤

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JPH0633407B2
JPH0633407B2 JP60095704A JP9570485A JPH0633407B2 JP H0633407 B2 JPH0633407 B2 JP H0633407B2 JP 60095704 A JP60095704 A JP 60095704A JP 9570485 A JP9570485 A JP 9570485A JP H0633407 B2 JPH0633407 B2 JP H0633407B2
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    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は柔軟化洗剤に関する。
従来の技術 ドラム洗濯機中での度々の洗濯により、心地良い感触を
有する、特に柔かくかつ厚手の洗濯物は不利な影響を受
ける;感触は特に繰り返し、静止かつ懸吊して乾燥する
場合に硬くなる。これは乾燥の際生じる繊維接着、いわ
ゆる水硬直に帰せられる。
この効果はあび剤の使用により阻止することができる。
このためには、有利に陽イオン界面活性剤、殊に第四ア
ンモニウム化合物が使用される。大体において、柔軟化
作用と織物に対する帯電防止作用とは結合されている。
以下において“柔軟化”とは、織物に対するこのあび作
用を表わし、たとえば水硬度を惹起するカルシウム−お
よびマグネシウムイオンの錯形成による水の軟化を表わ
さない。
陽イオン界面活性剤は通常洗剤において使用される陰イ
オン界面活性剤とは相溶性ではなく、難溶性沈殿物が生
じ、これが洗浄液中の柔軟化陽イオン界面活性剤および
洗浄活性陰イオン界面活性剤の部分的損失をもたらし、
それとともに洗剤の効力を減少する。従つて、陽イオン
試薬を別個のすすぎ工程で使用することは公知である。
他方、1作業工程で清浄化および柔軟化作用を発揮する
柔軟化洗剤も既に公知である。そこで、西ドイツ国特許
第2334899号明細書には、粘度鉱物およびサポー
石、ヘクトライトまたはモンモリロン石を洗剤組成物中
での柔軟化作用物質として使用することが記載されてい
る。同じ目的のために、西ドイツ国特許出願公開第33
12774号明細書ではベントナイトを洗剤に添加す
る。同様に、スメクタイトを柔軟化アンモニウム化合物
(陽イオン界面活性剤)および/またはアミン(たとえ
ばヨーロッパ特許第0076572号明細書および米国
特許第4375416号明細書)の存在で柔軟化洗剤中
へ混和することは公知である。これにより、特にタンブ
ラー洗濯機中で柔軟化および帯電防止作用が達成され
る。陽イオン界面活性剤はスメクタイト(結晶性積層ケ
イ酸アルカリ)中へ混入されるので、該界面活性剤は陰
イオン界面活性剤の存在下でも有効である。スメクタイ
トは、格子電荷を有しかつ水およびアルコールと溶媒和
する場合に膨張する粘土鉱物である。スメクタイトの群
にはモンモリロン石 {(Al1.67 Mg 0.33)(OH)2〔Si4O10〕}Na0.33 ヘクトライト {(Mg 2.67 Li 0.33)(OH,F)2〔Si4O10〕}Na0.33 および場合によりサポー石 {(Mg3-xAlx)(OH)2〔Si4-yAlyO10〕}Naz が属する。ベントナイトとは、特定のモンモリロン石含
有粘土鉱物を表わす。
上述の粘土は通常、不純物の邦入により多かれ少なかれ
着色されている天然の鉱物である;この状態は洗剤中で
の使用には不利である。人造粘土は製造することはでき
るが、価格の理由から経済的に使用可能でない。
発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、上述の欠点を克服する軟化作用物質を
見出すことであつた。
問題点を解決するための手段 驚いたことに、組成:M2SixO2x+1・yH2O x>7;殊に
7.5〜23;y=0〜25;M=Na,K,H の結晶性層状ケイ酸塩はすぐれた触感改良および帯電防
止作用を有することが見出された。この化合物は無色
で、経済的に製造可能であり、ならびにアルカリ土類金
属イオンおよびアルミニウムイオン不含である。その分
子構造は、上述の粘度とは根本的に異なり;本発明によ
り使用すべき層状ケイ酸塩はフイロケイ酸塩の群に加え
ることができかつ付着水および/または結晶水を含有し
うる。
Mは有利にナトリウムであるが、そのつどのpH価に依存
して、部分的に陽子に代えられていてよい。
結晶性層状ケイ酸塩のイオン交換能は、130〜400
ミリモルM+/100g無物質である。このケイ酸塩は、
X線図において3.0〜4.0・10-8cmのd値の範囲
内に石英、リンケイ石およびクリストバル石に所属させ
ることのできない1つまたは若干の反射を有する。
本発明の範囲内で、天然ならびに人造のアルカリケイ酸
塩を使用することができる。天然のアルカリケイ酸塩
は、たとえばマガジライトNa2Si14O29・11H2Oおよび
ケニエイト(Keny-ait)Na2Si22O45・10H2O〔オイグス
ター(H.P.Eugster)、サイエンス(Science)、第
157巻第1177〜1180ページ(1967
年)〕。
人造製造品は、たとえば組成Na2Si8O17,K2Si8O17また
はNa2Si14O29〔イラー(R.K.ller)、ジヤーナル・
オブ・ザ・コロイド・サイエンス(J.Colloid Sc
i.)第29巻第648〜657ページ(1964
年); 西ドイツ国特許第2742912号明細書;ラガリー
(G.Lagaly)等、アム・ミネラル(Am.Mineral.)第6
0巻第642〜649ページ(1975年)〕。
さらに、本発明により使用される結晶性層状ケイ酸およ
びそのアルカリ塩ならびにその製法は西ドイツ国特許出
願第P3400130.1号および同第P340013
2.8号明細書に記載されている。
本発明により使用すべき結晶性層状ケイ酸または層状ケ
イ酸アルカリは混合、噴霧混合方法、噴霧乾燥のような
洗剤製造のための常法を用いて、洗剤中で混入すること
ができる。しかしこれは別個に適用することもできる。
詳細には本発明は、少なくとも1種の界面活性剤5〜7
0重量%、少なくとも1種のビルダー0.5〜50重量
%、少なくとも1種の結晶性層状ケイ酸および/または
相応する層状ケイ酸アルカリ1〜20重量%ならびにそ
の他の洗浄助剤を有する柔軟化洗剤に関し、結晶性層状
ケイ酸またはそのアルカリ塩が一般式: M2SixO2x+1・yH2O〔式中x>7.0であり;M=Na,K
またはHを表わし、y=0〜25を表わす〕を有しかつ
X線図で3.0〜4.0・10-8cmのd値範囲内に、石
英、リンケイ石およびクリストバル石に所属させること
のできない1つまたは若干の反射を有することも特徴と
する。さらに、本発明の柔軟化洗剤は有利にかつ選択的
に、次の特徴を有していてもよい: a)x=7.5〜23である; b)結晶性層状ケイ酸またはそのアルカリ塩は、無水の状
態で、100gにつき130〜400ミリモルMの陽
イオン交換能を有する; c)M=Hに対するX線図は、(3.42±0.1)・1
-8cmに非常に強い最初の線を有し、(18±4)・1
-8cmにその強さが最初の線の強さの最高75%である
もう1つの線を有する; d)M=Naに対するX線図は、(3.42±0.15)・
10-8cmに少なくとも1つの非常に強い線を有し、(2
0±2)・10-8cmに、その強さが最初の線の強さの最
高75%であるもう1つの線を有する。
さらに、結晶性層状ケイ酸またはそのアルカリ塩が、一
般式:M2SixO2x+1・yH2O 〔式中x>7.0、特に7.5〜23であり;M=Na,
KまたはHを表わし、y=0〜25を表わす〕により表
わされかつX線図で3.0〜4.0・10-8cmのd値の
範囲内に、石英、リンケイ石およびクリストバル石に所
属させることのできない1つまたは若干の反射を有する
ことを特徴とする、結晶性層状ケイ酸またはそのアルカ
リ塩を織物の柔軟化すすぎのために使用することも本発
明の範囲内である。
本発明の柔軟化洗剤は、それが顆粒で市販されるかぎ
り、有利に界面活性剤5〜30重量%、ビルダー10〜
40重量%および結晶性層状ケイ酸ないしそのアルカリ
塩1〜15重量%、残り洗浄助剤を含有する。液状で市
販する場合は、有利に界面活性剤10〜55重量%、ビ
ルダー0.5〜25重量%および結晶性層状ケイ酸ない
しはそのアルカリ塩1〜15重量%、残り洗浄助剤を含
有する。本発明の柔軟化洗剤を用いると、非常に良好な
洗濯結果が達成される。本発明の柔軟化剤は、界面活性
剤として、有利に、陰イオン、双性イオン(両性)また
は非イオン性のものを含有する。
陰イオン界面活性剤とは、ここやし油、パーム核油また
は菜種油ならびに獣脂のナトリウム−またはカリウム石
けんのような、高級脂肪酸および樹脂酸の水溶性塩およ
びその混合物を表わす。さらに、これには、アルキル基
中に9〜14のC原子を有するアルキルベンゾールスル
ホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン酸塩、アルキル
トルオールスルホン酸塩、アルキルキシロールスルホン
酸塩またはアルキルフエノールスルホン酸塩のような高
級アルキル置換の芳香族スルホン酸塩;ラウリラ硫酸ア
ルカリ塩またはヘキサデシル硫酸アルカリ塩、トリエタ
ノールアミンラウリル硫酸塩、オレイル硫酸ナトリウム
またはカリウム塩、酸化エチレン2〜6モルでエトキシ
化されたラウリル硫酸のナトリウム−またはアルカリ塩
のような脂肪アルコールエーテル硫酸塩も数えられる。
他の適した陰イオン界面活性剤は、第二線状アルカンス
ルホン酸塩ならびに12〜20のC原子の鎖長を有する
α−オレフインスルホン酸塩である。
非イオンの界面活性剤とは、1つの有機疎水性基ならび
に1つの親水性基を有する化合物、たとえばアルキルフ
エノールまたは高級脂肪アルコールと酸化エチレンとの
縮合生成物、プロピレングリコールと酸化エチレンまた
は酸化プロピレンとの縮合生成物、酸化エチレンと、エ
チレンジアミンおよび酸化プレピレンからの反応生成物
との縮合生成物、ならびに長鎖の第三アミンオキシド である。
最後に双性イオン(両性)の特性を有する界面活性剤は
次の化合物を包含する:8〜18のC原子を有しかつ脂
肪族基中に1つの親水性基を有する脂肪族第二よび第三
アミンまたは第四アンモニウム化合物の誘導体、たとえ
ば3−ドデシルアミノプロピオン酸ナトリウム、3−ド
デシル−アミノプロパンスルホン酸ナトリウム、3−
(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシル−アミノ)−プ
ロパン−1−スルホネートまたは脂肪酸アミノアルキル
−N,N−ジメチル−アセトベタイン(その際脂肪酸は
8〜18のC原子およびアルキル基は1〜3のC原子を
有する)。
本発明による洗剤のビルダーとしては、弱酸性、中性ま
たはアルカリ性の無機塩または有機塩、殊に無機または
有機錯生成剤が適している。
使用できる弱酸性、中性またはアルカリ性の塩は、たと
えばアルカリ金属の重炭酸塩、炭酸塩またはケイ酸塩、
さらにはオルトリン酸モノ−、ジ−またはトリアルカリ
塩である。ピロリン酸のジ−またはテトラアルカリ塩、
錯生成剤として公知のメタリン酸塩、硫酸アルカリなら
びに非毛管活性で1〜8のC原子を有する有機スルホン
酸、カルボン酸およびスルホカルボン酸。これには、た
とえばベンゾール−、トルオール−またはキシロールス
ルホン酸の水溶性塩、スルホ酢酸、スルホ安息香酸の水
溶性塩またはスルホカルボン酸の塩ならびに酢酸、乳
酸、クエン酸、酒石酸、オキシジ酢酸(HOOC-CH2-O-CH2
-COOH)、オキシジコハク酸、1,2,3,4−シクロ
ペンタンテトラカルボン酸、ポリアクリル酸およびポリ
マレイン酸の塩が属する。
錯生成ビルダーとしては、弱酸性のメタリン酸塩ならび
に弱アルカリ性のポリリン酸塩、殊にトリポリリン酸塩
が適している。これらは全部または部分的に有機錯生成
剤に代えることができる。有機錯生成剤には、たとえば
ニトリロトリ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、N−
ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ポリアル
キレン−ポリアミン−N−ポリカルボン酸および他の公
知の有機錯生成剤が属し、その際種々の錯生成剤の組合
せを使用することもできる。本発明による洗濯助剤は、
硫酸、ケイ酸、炭酸、ホウ酸、アルキレン−、ヒドロキ
シアルキレン−またはアミノアルキレンホスホン酸のア
ルカリ−またはアンモニウム塩のような生成物、ならび
に漂白剤、ペルオキシド化合物の安定剤(漂白剤)およ
び水溶性有機錯生成剤を包含する。
詳しくは、漂白剤には、過ホウ酸ナトリウム1−または
4水和物、ペルオキソ−硫酸またはペルオキソニ硫酸の
アルカリ塩、ペルオキソニリン酸(H4P2O8)のアルカリ
塩が属する。これら漂白剤の安定剤としては、たとえば
水溶性の、沈殿法によるケイ酸マグネシウムが作用す
る。有機錯生成剤は、イミノジ酢酸、ニトリロトリ酢
酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、メチレンジホスホン
酸、1−ヒドロキシ−エタン−1,1−ジホスホン酸お
よびニトロニトリルスメチレンホスホン酸のアルカリ塩
である。
カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルでんぷ
ん、メチルセルロースまたは無水マレイン酸とメチルビ
ニルエーテルとのコポリマーのような、浄濯液の汚れを
保持力を高める洗濯助剤、アルキル基中に16〜20の
C原子を有するモノ−およびジアルキル酸エステルのよ
うな抑泡剤ならびにけい光増白剤、殺菌剤および/また
はタンパク質分解酵素は、同様に柔軟化洗剤の付加的成
分であつてよい。
実施例 タオル地織物を、次の両洗剤組成物の一方で5回ずつ洗
濯した(記載値は重量%): 洗剤Aは、混合機中で、本発明により式:Na2Si22O45
yH2O(x=22,y=3〜4)によって示され、X線図
で3.44・10-8cmにd値の範囲内の最も強い線があ
り、19.8・10-8cmにその強さが最初の線の約60
%であるもう1つの線が出現する層状結晶性ケイ酸ナト
リウム(灼熱減量4%(5h/360℃))が混合され
ている市販の洗剤であり;洗剤Bは結晶性の層状ケイ酸
アルミニウムアルカリおよび陽イオン界面活性剤を含有
し、その触感改良作用が広告で示されている市販の洗剤
である。
専門委員会による触感評価で、完全に比較可能な触感改
良作用が判明した。また双方の場合、非常に良好な洗濯
結果が得られた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種の界面活性剤5〜70重量
    %、少なくとも1種のビルダー0.5〜50重量%、少
    なくとも1種の結晶性層状ケイ酸および/または相当す
    るアルカリケイ酸アルカリ1〜20重量%ならびに洗浄
    助剤を有する柔軟化洗剤において、結晶性層状ケイ酸ま
    たはそのアルカリ塩が一般式: M2SixO2x+1・yH2O 〔式中x>7.0;M=Na,KまたはHを表わし、y=
    0〜25を表わす〕を有しかつX線図で3.0〜4.0
    ・10-8cmのd値の範囲内に、石英、リンケイ石、クリ
    ストバル石に所属させることのできない1つまたは若干
    の反射を有することを特徴とする、柔軟化洗剤。
  2. 【請求項2】x=7.5〜23である、特許請求の範囲
    第1項記載の柔軟化洗剤。
  3. 【請求項3】結晶性層状ケイ酸またはそのアルカリ塩
    が、無水状態で100gにつき130〜400ミリモル
    +の陽イオン交換能を有する、特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の柔軟化洗剤。
  4. 【請求項4】M=Hに対するX線図が(3.42±0.
    1)・10-8cmに非常に強い最初の線を有し、(18±
    4)・10-8cmに、その強さが最初の線の強さの最高7
    5%であるもう1つの線を有する特許請求の範囲第1項
    から第3項までのいずれか1項記載の柔軟化洗剤。
  5. 【請求項5】M=Ma に対するX線図が(3.42±
    0.15)・10-8cmに少なくとも1種の非常に強い線
    を有し、(20±2)・10-8cmにその強さが最初の線
    の強さの最高75%であるもう1つの線を有する、特許
    請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の
    柔軟化洗剤。
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JPS60240799A JPS60240799A (ja) 1985-11-29
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