JPH06333823A - 多結晶シリコン膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法及びリモートプラズマ装置 - Google Patents
多結晶シリコン膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法及びリモートプラズマ装置Info
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- JPH06333823A JPH06333823A JP14252993A JP14252993A JPH06333823A JP H06333823 A JPH06333823 A JP H06333823A JP 14252993 A JP14252993 A JP 14252993A JP 14252993 A JP14252993 A JP 14252993A JP H06333823 A JPH06333823 A JP H06333823A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多結晶シリコンを半導体活性層とした薄膜ト
ランジスタの水素化処理方法において、薄膜トランジス
タに損傷を与えることなく水素化効率を向上させること
を目的とする。 【構成】 絶縁性基板1上に非晶質シリコン膜21を成
膜する第1の工程と、水素プラズマ中若しくは水素プラ
ズマを含む雰囲気中で前記非晶質シリコン膜21にレー
ザビームを照射して多結晶シリコン膜22に再結晶させ
る第2の工程と、を具備することにより、非晶質シリコ
ン膜21を再結晶させて多結晶シリコン膜22とすると
同時に膜内のダングリングボンドを水素で終端させる。
ランジスタの水素化処理方法において、薄膜トランジス
タに損傷を与えることなく水素化効率を向上させること
を目的とする。 【構成】 絶縁性基板1上に非晶質シリコン膜21を成
膜する第1の工程と、水素プラズマ中若しくは水素プラ
ズマを含む雰囲気中で前記非晶質シリコン膜21にレー
ザビームを照射して多結晶シリコン膜22に再結晶させ
る第2の工程と、を具備することにより、非晶質シリコ
ン膜21を再結晶させて多結晶シリコン膜22とすると
同時に膜内のダングリングボンドを水素で終端させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多結晶シリコン膜及び薄
膜トランジスタの製造方法に係り、特に、多結晶シリコ
ンから成る半導体層に水素原子を拡散させて多結晶シリ
コンのトラップ密度の低減を図る水素化処理の方法、及
び前記方法において使用するリモートプラズマ装置に関
する。
膜トランジスタの製造方法に係り、特に、多結晶シリコ
ンから成る半導体層に水素原子を拡散させて多結晶シリ
コンのトラップ密度の低減を図る水素化処理の方法、及
び前記方法において使用するリモートプラズマ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、アクテイブ型の液晶ディスプレイ
やマトリックス駆動型の密着型イメージセンサの駆動回
路のスイッチング素子としては、薄膜積層構造の薄膜ト
ランジスタ(TFT)が用いられている。薄膜トランジ
スタは、例えば図4に示すように、絶縁性基板11上に
堆積された半導体膜をパターニングして島状の半導体層
12を形成し、該半導体層12上にゲート絶縁膜13及
び島状のゲート電極14を形成し、ゲート電極14の下
方に位置する半導体層12をトランジスタのチャネルと
なる活性層領域12aとし、ゲート電極14をマスクと
してイオン注入を行なうことにより、前記活性層領域1
2aを挟むようにソース領域12b及びドレイン領域1
2cを形成し、ソース領域12b及びドレイン領域12
cは前記ゲート絶縁膜13及び層間絶縁膜15に穿孔さ
れたコンタクト孔16を介して配線電極17,17に接
続して成る電界効果型のトランジスタから構成されてい
る。前記薄膜トランジスタの活性層としては、非晶質シ
リコン(a−Si)や多結晶シリコン(Poly-Si)が
用いられるが、駆動回路を一体化する場合、動作速度の
速い多結晶シリコン膜で形成する必要がある。
やマトリックス駆動型の密着型イメージセンサの駆動回
路のスイッチング素子としては、薄膜積層構造の薄膜ト
ランジスタ(TFT)が用いられている。薄膜トランジ
スタは、例えば図4に示すように、絶縁性基板11上に
堆積された半導体膜をパターニングして島状の半導体層
12を形成し、該半導体層12上にゲート絶縁膜13及
び島状のゲート電極14を形成し、ゲート電極14の下
方に位置する半導体層12をトランジスタのチャネルと
なる活性層領域12aとし、ゲート電極14をマスクと
してイオン注入を行なうことにより、前記活性層領域1
2aを挟むようにソース領域12b及びドレイン領域1
2cを形成し、ソース領域12b及びドレイン領域12
cは前記ゲート絶縁膜13及び層間絶縁膜15に穿孔さ
れたコンタクト孔16を介して配線電極17,17に接
続して成る電界効果型のトランジスタから構成されてい
る。前記薄膜トランジスタの活性層としては、非晶質シ
リコン(a−Si)や多結晶シリコン(Poly-Si)が
用いられるが、駆動回路を一体化する場合、動作速度の
速い多結晶シリコン膜で形成する必要がある。
【0003】多結晶シリコンを活性層とする薄膜トラン
ジスタにおいては、多結晶シリコンの結晶粒界のシリコ
ンの未結合手によるトラップ準位が存在するので、キャ
リアの捕獲が発生して粒界に沿った障壁ポテンシャルが
形成され、トランジスタ特性の一つであるキャリア移動
度が低下するという欠点があった。
ジスタにおいては、多結晶シリコンの結晶粒界のシリコ
ンの未結合手によるトラップ準位が存在するので、キャ
リアの捕獲が発生して粒界に沿った障壁ポテンシャルが
形成され、トランジスタ特性の一つであるキャリア移動
度が低下するという欠点があった。
【0004】上記欠点を除くため、従来、薄膜トランジ
スタの作製後に多結晶シリコンの結晶粒界に水素原子を
導入し、シリコンの未結合手と結合させてトラップ密度
を低減させる水素化処理が行なわれていた。上記水素化
処理の具体的な方法としては、例えば、特開昭64ー5
3553号公報に示されるように、前記図4に示すよう
な薄膜トランジスタの作製後に、水素雰囲気中で、20
0〜600℃,10気圧程度の加圧,加熱処理により水
素原子を拡散させることが提案されている。
スタの作製後に多結晶シリコンの結晶粒界に水素原子を
導入し、シリコンの未結合手と結合させてトラップ密度
を低減させる水素化処理が行なわれていた。上記水素化
処理の具体的な方法としては、例えば、特開昭64ー5
3553号公報に示されるように、前記図4に示すよう
な薄膜トランジスタの作製後に、水素雰囲気中で、20
0〜600℃,10気圧程度の加圧,加熱処理により水
素原子を拡散させることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記処
理方法によれば、熱拡散により水素を層間絶縁膜15及
び配線電極17を介して半導体層12中に導入するた
め、水素処理効率が低いという問題点がある。また、容
器中にて水素の加圧,加熱処理を行なうので、容器に些
細なきずが存在する場合においても、水素が大気中に漏
れる可能性があり、実用上問題があった。
理方法によれば、熱拡散により水素を層間絶縁膜15及
び配線電極17を介して半導体層12中に導入するた
め、水素処理効率が低いという問題点がある。また、容
器中にて水素の加圧,加熱処理を行なうので、容器に些
細なきずが存在する場合においても、水素が大気中に漏
れる可能性があり、実用上問題があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、多結晶シリコンを半導体活性層とした薄膜トランジ
スタの水素化処理方法において、薄膜トランジスタに損
傷を与えることなく水素化効率を向上させることができ
る多結晶シリコン膜の製造方法及びその方法で使用する
リモートプラズマ装置を提供することを目的とする。
で、多結晶シリコンを半導体活性層とした薄膜トランジ
スタの水素化処理方法において、薄膜トランジスタに損
傷を与えることなく水素化効率を向上させることができ
る多結晶シリコン膜の製造方法及びその方法で使用する
リモートプラズマ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
消するため、請求項1に記載された多結晶シリコン膜の
製造方法は、絶縁性基板上に非晶質シリコン膜を成膜す
る第1の工程と、水素プラズマ中若しくは水素プラズマ
を含む雰囲気中で前記非晶質シリコン膜にレーザビーム
を照射して多結晶シリコン膜に再結晶させる第2の工程
と、を具備することを特徴としている。
消するため、請求項1に記載された多結晶シリコン膜の
製造方法は、絶縁性基板上に非晶質シリコン膜を成膜す
る第1の工程と、水素プラズマ中若しくは水素プラズマ
を含む雰囲気中で前記非晶質シリコン膜にレーザビーム
を照射して多結晶シリコン膜に再結晶させる第2の工程
と、を具備することを特徴としている。
【0008】請求項2に記載された薄膜トランジスタの
製造方法は、次の各工程を具備することを特徴としてい
る。第1の工程として、絶縁性基板上に非晶質シリコン
膜を成膜する。第2の工程として、水素プラズマ中若し
くは水素プラズマを含む雰囲気中で前記非晶質シリコン
膜を水素プラズマで表面処理する。第3の工程として、
前記第2の工程に連続して水素プラズマ中若しくは水素
プラズマを含む雰囲気中で非晶質シリコン膜にレーザビ
ームを照射して多結晶シリコン膜に再結晶させる。第4
の工程として、前記多結晶シリコン膜をパターニングし
て半導体層を形成する。第5の工程として、前記半導体
層を被覆するゲート絶縁膜を形成する。第6の工程とし
て、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する。第7
の工程として、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注
入を行ない前記半導体層にソース,ドレイン領域を形成
する。
製造方法は、次の各工程を具備することを特徴としてい
る。第1の工程として、絶縁性基板上に非晶質シリコン
膜を成膜する。第2の工程として、水素プラズマ中若し
くは水素プラズマを含む雰囲気中で前記非晶質シリコン
膜を水素プラズマで表面処理する。第3の工程として、
前記第2の工程に連続して水素プラズマ中若しくは水素
プラズマを含む雰囲気中で非晶質シリコン膜にレーザビ
ームを照射して多結晶シリコン膜に再結晶させる。第4
の工程として、前記多結晶シリコン膜をパターニングし
て半導体層を形成する。第5の工程として、前記半導体
層を被覆するゲート絶縁膜を形成する。第6の工程とし
て、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する。第7
の工程として、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注
入を行ない前記半導体層にソース,ドレイン領域を形成
する。
【0009】請求項3に記載されたリモートプラズマ装
置は、プラズマ発生部と、該プラズマ発生部に連通する
導入管部と、該導入管部に連通する方形又は円形の環状
管部と、を有し、前記環状管部の環状中心側に複数の孔
を形成したことを特徴としている。
置は、プラズマ発生部と、該プラズマ発生部に連通する
導入管部と、該導入管部に連通する方形又は円形の環状
管部と、を有し、前記環状管部の環状中心側に複数の孔
を形成したことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明方法によれば、水素プラズマ中
でレーザアニールすることにより、非晶質シリコン膜を
再結晶させて多結晶シリコン膜とすると同時に膜内のダ
ングリングボンドを水素で終端させる。
でレーザアニールすることにより、非晶質シリコン膜を
再結晶させて多結晶シリコン膜とすると同時に膜内のダ
ングリングボンドを水素で終端させる。
【0011】請求項2の発明方法によれば、第2の工程
において、水素プラズマによって非晶質シリコン膜の表
面処理を行なうことにより、非晶質シリコン膜の表面に
形成された自然酸化膜を還元し、膜中の酸素濃度を低減
させることにより、後の工程のレーザアニール時におけ
る膜内への酸素の混入を防止する。また、ゲート絶縁膜
の形成前に、水素プラズマ雰囲気中でのレーザアニール
照射により半導体層の水素化処理を行なうので、半導体
層への水素原子の導入は直接行なわれ、水素化処理を効
率よく行なうことができる。
において、水素プラズマによって非晶質シリコン膜の表
面処理を行なうことにより、非晶質シリコン膜の表面に
形成された自然酸化膜を還元し、膜中の酸素濃度を低減
させることにより、後の工程のレーザアニール時におけ
る膜内への酸素の混入を防止する。また、ゲート絶縁膜
の形成前に、水素プラズマ雰囲気中でのレーザアニール
照射により半導体層の水素化処理を行なうので、半導体
層への水素原子の導入は直接行なわれ、水素化処理を効
率よく行なうことができる。
【0012】請求項3の発明によれば、方形又は円形の
環状管部を設けているので、環状管部の内側に絶縁性基
板を配置すれば、プラズマ雰囲気をつくりだす際に、環
状管部の孔からプラズマが流出し、絶縁性基板面におい
て均一にプラズマを導入させることができる。
環状管部を設けているので、環状管部の内側に絶縁性基
板を配置すれば、プラズマ雰囲気をつくりだす際に、環
状管部の孔からプラズマが流出し、絶縁性基板面におい
て均一にプラズマを導入させることができる。
【0013】
【実施例】本発明に係る薄膜トランジスタの製造方法の
一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1
及び図2は、本発明方法を適用した薄膜トランジスタの
製造工程断面説明図である。ガラス基板上に二酸化シリ
コンをECR−CVD法により5000オングストロー
ムの膜厚に堆積して絶縁基板1を形成し、この絶縁基板
1にLPCVD法,PECVD法,ECR−CVD法,
スパッタ法,真空蒸着法等により1000オングストロ
ームの膜厚に非晶質シリコン膜21を堆積する(図1
(a))。
一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1
及び図2は、本発明方法を適用した薄膜トランジスタの
製造工程断面説明図である。ガラス基板上に二酸化シリ
コンをECR−CVD法により5000オングストロー
ムの膜厚に堆積して絶縁基板1を形成し、この絶縁基板
1にLPCVD法,PECVD法,ECR−CVD法,
スパッタ法,真空蒸着法等により1000オングストロ
ームの膜厚に非晶質シリコン膜21を堆積する(図1
(a))。
【0014】次に、BHF処理を施し、前記非晶質シリ
コン膜21上に形成された自然酸化膜の除去を行なう。
次に、図3(a)及び(b)に示すようなレーザアニー
ル用のチャンバ50内に絶縁基板1を挿入する。チャン
バ50内には、絶縁基板1を保温するヒータ部51が形
成され、また、上面に石英窓部52が形成されている。
チャンバ50上方にはエキシマレーザ装置53が設置さ
れ、エキシマレーザ装置53から出射されたレーザビー
ム54は、ホモジナイザ55を通って整形されたレーザ
ビーム56となり、前記石英窓部52を介してチャンバ
50内に導かれ、ヒータ部51上に載置された絶縁基板
1の表面を照射するようになっている。
コン膜21上に形成された自然酸化膜の除去を行なう。
次に、図3(a)及び(b)に示すようなレーザアニー
ル用のチャンバ50内に絶縁基板1を挿入する。チャン
バ50内には、絶縁基板1を保温するヒータ部51が形
成され、また、上面に石英窓部52が形成されている。
チャンバ50上方にはエキシマレーザ装置53が設置さ
れ、エキシマレーザ装置53から出射されたレーザビー
ム54は、ホモジナイザ55を通って整形されたレーザ
ビーム56となり、前記石英窓部52を介してチャンバ
50内に導かれ、ヒータ部51上に載置された絶縁基板
1の表面を照射するようになっている。
【0015】また、チャンバ50内には、リモートプラ
ズマ装置60の方形環状管部61が配置されている。方
形環状管部61の各管61a,61b,61c,61d
は、断面が長方形状に形成され、ヒータ部51に載置さ
れる絶縁基板1の各辺に沿うように配置されている。ま
た、各管の環状中心方向側の側面には、図3(c)に示
すように複数の孔62が穿孔され、この孔62よりプラ
ズマが流出するようになっている。前記方形環状管部6
1の管部61cは、その中央部において、チャンバ50
の外部に設置したプラズマ発生部63に導入管部64を
介して連結されている。また、チャンバ50の内部は、
排気部57に連通されている。
ズマ装置60の方形環状管部61が配置されている。方
形環状管部61の各管61a,61b,61c,61d
は、断面が長方形状に形成され、ヒータ部51に載置さ
れる絶縁基板1の各辺に沿うように配置されている。ま
た、各管の環状中心方向側の側面には、図3(c)に示
すように複数の孔62が穿孔され、この孔62よりプラ
ズマが流出するようになっている。前記方形環状管部6
1の管部61cは、その中央部において、チャンバ50
の外部に設置したプラズマ発生部63に導入管部64を
介して連結されている。また、チャンバ50の内部は、
排気部57に連通されている。
【0016】上記したチャンバ50の内部を真空に引い
た後、チャンバ50内部と連結されたリモートプラズマ
装置60のプラズマ発生部63より水素プラズマを導入
し、前記絶縁基板1を10分間水素プラズマに曝すこと
により表面処理を行ない、チャンバ内部に絶縁基板1を
移動する際に生じた自然酸化膜を完全に還元する(図1
(b))。水素プラズマの流出は、前記した方形環状管
部61の孔62より絶縁基板1の周囲からなされるの
で、絶縁基板1の表面に水素プラズマの水素ラジカル
を、その寿命中に効率よく且つ均一に導入させることが
できる。また、この表面処理を行なう際、プラズマパワ
ーが高すぎる場合や、処理時間が長いと非晶質シリコン
膜21に水素が拡散してしまい、後述のレーザアニール
時に水素が爆発的に噴出し、著しく表面性を劣化させて
しまうので注意する必要がある。
た後、チャンバ50内部と連結されたリモートプラズマ
装置60のプラズマ発生部63より水素プラズマを導入
し、前記絶縁基板1を10分間水素プラズマに曝すこと
により表面処理を行ない、チャンバ内部に絶縁基板1を
移動する際に生じた自然酸化膜を完全に還元する(図1
(b))。水素プラズマの流出は、前記した方形環状管
部61の孔62より絶縁基板1の周囲からなされるの
で、絶縁基板1の表面に水素プラズマの水素ラジカル
を、その寿命中に効率よく且つ均一に導入させることが
できる。また、この表面処理を行なう際、プラズマパワ
ーが高すぎる場合や、処理時間が長いと非晶質シリコン
膜21に水素が拡散してしまい、後述のレーザアニール
時に水素が爆発的に噴出し、著しく表面性を劣化させて
しまうので注意する必要がある。
【0017】続いて、リモートプラズマ装置60から水
素プラズマを導入したままで、絶縁基板1の非晶質シリ
コン膜21の表面に、エキシマレーザ装置53により発
生させたKrFエキシマレーザ光(λ=248nm)を
450mJ/cm2の密度で照射し、レーザアニールを
行なう(図1(c))。このレーザアニールにより非晶
質シリコン膜21は溶解し、また、水素プラズマ雰囲気
中で行なわれるので、冷却される際に結晶化と同時に水
素プラズマによるダングリングボンドの水素終端(水素
化処理)が行なわれた多結晶シリコン膜22が形成され
る(図1(d))。すなわち、多結晶シリコン膜22に
おいて、粒界のシリコン・ダングリングボンド(シリコ
ンの未結合手)に水素を結合させることにより不活性化
させ、電気的に中性化してトラップ密度を低減させる。
素プラズマを導入したままで、絶縁基板1の非晶質シリ
コン膜21の表面に、エキシマレーザ装置53により発
生させたKrFエキシマレーザ光(λ=248nm)を
450mJ/cm2の密度で照射し、レーザアニールを
行なう(図1(c))。このレーザアニールにより非晶
質シリコン膜21は溶解し、また、水素プラズマ雰囲気
中で行なわれるので、冷却される際に結晶化と同時に水
素プラズマによるダングリングボンドの水素終端(水素
化処理)が行なわれた多結晶シリコン膜22が形成され
る(図1(d))。すなわち、多結晶シリコン膜22に
おいて、粒界のシリコン・ダングリングボンド(シリコ
ンの未結合手)に水素を結合させることにより不活性化
させ、電気的に中性化してトラップ密度を低減させる。
【0018】次いで、フォトリソグラフィー及びエッチ
ング法により前記多結晶シリコン膜22を島状にパター
ニングして半導体層2を形成する。次に、ECR−CV
D法,PE−CVD法やスパッタ法等により室温で二酸
化シリコンを堆積して膜厚1000オングストロームの
ゲート絶縁膜3を形成する。続いて、例えばLPCVD
法によりポリシリコン膜を成膜し、このポリシリコン膜
をフォトリソ法によりパターニングしてゲート電極4を
形成する(図2(a))。
ング法により前記多結晶シリコン膜22を島状にパター
ニングして半導体層2を形成する。次に、ECR−CV
D法,PE−CVD法やスパッタ法等により室温で二酸
化シリコンを堆積して膜厚1000オングストロームの
ゲート絶縁膜3を形成する。続いて、例えばLPCVD
法によりポリシリコン膜を成膜し、このポリシリコン膜
をフォトリソ法によりパターニングしてゲート電極4を
形成する(図2(a))。
【0019】ゲート電極4をマスクとして前記半導体層
2にイオンドープ法により不純物(リン若しくはボロ
ン)の導入を行ない、ゲート電極4を挟んで対峙する半
導体層2にソース領域2b及びドレイン領域2cを形成
し、レーザアニールを行なってソース領域2b・ドレイ
ン領域2cに導入されたドーパントを活性化する(図2
(b))。ソース領域2bとドレイン領域2cとの間の
半導体層2部分は、薄膜トランジスタのチャネル部分と
なる活性領域2aが形成されている。また、前記ドーパ
ントの活性化は、レーザアニールにより行なうので、プ
ロセス温度を370℃以下とすることができる。
2にイオンドープ法により不純物(リン若しくはボロ
ン)の導入を行ない、ゲート電極4を挟んで対峙する半
導体層2にソース領域2b及びドレイン領域2cを形成
し、レーザアニールを行なってソース領域2b・ドレイ
ン領域2cに導入されたドーパントを活性化する(図2
(b))。ソース領域2bとドレイン領域2cとの間の
半導体層2部分は、薄膜トランジスタのチャネル部分と
なる活性領域2aが形成されている。また、前記ドーパ
ントの活性化は、レーザアニールにより行なうので、プ
ロセス温度を370℃以下とすることができる。
【0020】その後、導入した水素原子が逃げないよう
に、300〜350℃程度の基板温度でシリコン酸化膜
等を堆積して層間絶縁膜5を形成する(図2(c))。
そして、ソース領域2b及びドレイン領域2c上に位置
するゲート絶縁膜3及び層間絶縁膜5にコンタクト孔6
を穿孔し、アルミニウム等の金属膜を着膜及びパターニ
ングして配線電極7を形成する(図2(d))。
に、300〜350℃程度の基板温度でシリコン酸化膜
等を堆積して層間絶縁膜5を形成する(図2(c))。
そして、ソース領域2b及びドレイン領域2c上に位置
するゲート絶縁膜3及び層間絶縁膜5にコンタクト孔6
を穿孔し、アルミニウム等の金属膜を着膜及びパターニ
ングして配線電極7を形成する(図2(d))。
【0021】従来例の水素化処理方法によれば、層間絶
縁膜15及びゲート絶縁膜13を通して水素を拡散させ
ていたのに対し、上記実施例によれば、ゲート絶縁膜3
及び層間絶縁膜5の形成前に、半導体層2の水素化処理
を、水素雰囲気中でのレーザビームの照射と同時に行な
うので、半導体層2への水素原子の導入は直接行なわ
れ、水素化処理効率の向上を図ることができる。従っ
て、H+プラズマパワーを低く設定することが可能とな
り、チャネル領域2aとゲート絶縁膜3との界面等に発
生する固定電荷を少なくすることができ、しきい値電圧
Vthを安定させることができる。また、半導体層2には
チャネル領域2a,ソース領域2b,ドレイン領域2c
を問わず均一に水素を導入することができる。
縁膜15及びゲート絶縁膜13を通して水素を拡散させ
ていたのに対し、上記実施例によれば、ゲート絶縁膜3
及び層間絶縁膜5の形成前に、半導体層2の水素化処理
を、水素雰囲気中でのレーザビームの照射と同時に行な
うので、半導体層2への水素原子の導入は直接行なわ
れ、水素化処理効率の向上を図ることができる。従っ
て、H+プラズマパワーを低く設定することが可能とな
り、チャネル領域2aとゲート絶縁膜3との界面等に発
生する固定電荷を少なくすることができ、しきい値電圧
Vthを安定させることができる。また、半導体層2には
チャネル領域2a,ソース領域2b,ドレイン領域2c
を問わず均一に水素を導入することができる。
【0022】また、多結晶シリコン膜22を形成するレ
ーザアニール前に、水素プラズマにより非晶質シリコン
膜21の表面処理を行なうことにより自然酸化膜を還元
し、多結晶シリコン膜22に含まれる酸素の量が減少す
ることによりトラップ準位が減少する。その結果、次工
程のレーザアニール時における膜内への酸素の混入を防
止して、薄膜トランジスタの特性を向上させることがで
きる。また、ゲート絶縁膜3の堆積、ソース・ドレイン
領域2b,2cの形成等においては、プロセス温度を低
く抑えることができる方法を使用しているので、プロセ
スの最高温度を水素の脱離する370℃より低く抑える
ことができ、チャネル領域2aのダングリングボンドか
ら水素が脱離することを防止でき、薄膜トランジスタの
しきい値電圧を良好な値とすることができる。更に、プ
ロセス温度を低く抑えることにより、絶縁基板1として
ガラス基板を用いた場合のガラスの歪や伸縮の発生を防
止することができる。
ーザアニール前に、水素プラズマにより非晶質シリコン
膜21の表面処理を行なうことにより自然酸化膜を還元
し、多結晶シリコン膜22に含まれる酸素の量が減少す
ることによりトラップ準位が減少する。その結果、次工
程のレーザアニール時における膜内への酸素の混入を防
止して、薄膜トランジスタの特性を向上させることがで
きる。また、ゲート絶縁膜3の堆積、ソース・ドレイン
領域2b,2cの形成等においては、プロセス温度を低
く抑えることができる方法を使用しているので、プロセ
スの最高温度を水素の脱離する370℃より低く抑える
ことができ、チャネル領域2aのダングリングボンドか
ら水素が脱離することを防止でき、薄膜トランジスタの
しきい値電圧を良好な値とすることができる。更に、プ
ロセス温度を低く抑えることにより、絶縁基板1として
ガラス基板を用いた場合のガラスの歪や伸縮の発生を防
止することができる。
【0023】上記実施例においては、リモートプラズマ
装置60により水素プラズマを発生させたが、例えば、
プラズマ発生部を有するチャンバを使用し、チャンバ内
部に直接水素プラズマを発生させてもよい。再結晶化の
ためのレーザは、XeCl,XeF,ArF等のエキシ
マレーザ、Arレーザ等、レーザアニールに使用される
レーザであればいずれのレーザであってもよい。また、
ゲート絶縁膜3を形成する二酸化シリコンは、ECR−
CVD法,PE−CVD法やスパッタ法等により堆積し
たが、370℃以下の温度で堆積可能であれば、その他
の方法で行なってもよい。また、ゲート電極4はポリシ
リコン膜の他に、アルミニウム(Al),モリブデン
(Mo),クロム(Cr),チタン(Ti)等の金属
膜、或いは、PtSi,TiSi,MoSi等のシリサ
イド膜で形成してもよい。
装置60により水素プラズマを発生させたが、例えば、
プラズマ発生部を有するチャンバを使用し、チャンバ内
部に直接水素プラズマを発生させてもよい。再結晶化の
ためのレーザは、XeCl,XeF,ArF等のエキシ
マレーザ、Arレーザ等、レーザアニールに使用される
レーザであればいずれのレーザであってもよい。また、
ゲート絶縁膜3を形成する二酸化シリコンは、ECR−
CVD法,PE−CVD法やスパッタ法等により堆積し
たが、370℃以下の温度で堆積可能であれば、その他
の方法で行なってもよい。また、ゲート電極4はポリシ
リコン膜の他に、アルミニウム(Al),モリブデン
(Mo),クロム(Cr),チタン(Ti)等の金属
膜、或いは、PtSi,TiSi,MoSi等のシリサ
イド膜で形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1の方法によれば、半導体層の水
素化処理を、非晶質シリコン膜を水素プラズマ中でレー
ザアニールすることにより、再結晶化と同時に水素化処
理して多結晶シリコン膜を得る際に行なっているので、
半導体層への水素原子の導入は直接行なわれ、水素化処
理を効率良く行なって処理時間を短縮することができ
る。
素化処理を、非晶質シリコン膜を水素プラズマ中でレー
ザアニールすることにより、再結晶化と同時に水素化処
理して多結晶シリコン膜を得る際に行なっているので、
半導体層への水素原子の導入は直接行なわれ、水素化処
理を効率良く行なって処理時間を短縮することができ
る。
【0025】請求項2の方法によれば、更に、レーザア
ニール前に非晶質シリコン膜を水素プラズマ処理して表
面酸化膜を還元することができるので、トラップ準位を
減少させて、次工程のレーザアニール時における膜内へ
の酸素の混入を防止し、薄膜トランジスタの特性の向上
を図ることができる。また、多結晶シリコン膜の形成時
に同時に水素化処理を行なうので、薄膜トランジスタの
配線電極等への損傷を生じさせることがなく、スループ
ットの向上を図ることができる。
ニール前に非晶質シリコン膜を水素プラズマ処理して表
面酸化膜を還元することができるので、トラップ準位を
減少させて、次工程のレーザアニール時における膜内へ
の酸素の混入を防止し、薄膜トランジスタの特性の向上
を図ることができる。また、多結晶シリコン膜の形成時
に同時に水素化処理を行なうので、薄膜トランジスタの
配線電極等への損傷を生じさせることがなく、スループ
ットの向上を図ることができる。
【0026】請求項3の装置によれば、方形又は円形の
環状管部を設けているので、環状管部の内側に基板を配
置すれば、プラズマ雰囲気をつくりだす際に、環状管部
の孔からプラズマが流出し、環状管部の内側に設置され
た絶縁基板面において均一にプラズマを導入させること
ができ、前記方法において適したプラズマ雰囲気を作成
することができる。
環状管部を設けているので、環状管部の内側に基板を配
置すれば、プラズマ雰囲気をつくりだす際に、環状管部
の孔からプラズマが流出し、環状管部の内側に設置され
た絶縁基板面において均一にプラズマを導入させること
ができ、前記方法において適したプラズマ雰囲気を作成
することができる。
【図1】 (a)ないし(d)は、本発明の一実施例に
よる薄膜トランジスタの製造方法を示す製造工程図であ
る。
よる薄膜トランジスタの製造方法を示す製造工程図であ
る。
【図2】 (a)ないし(d)は、本発明の一実施例に
よる薄膜トランジスタの製造方法を示す製造工程図であ
る。
よる薄膜トランジスタの製造方法を示す製造工程図であ
る。
【図3】 (a)及び(b)は、上記実施例を実施する
ための装置の概要説明図、(c)はリモートプラズマ装
置の方形環状管の一部分の斜視説明図である。
ための装置の概要説明図、(c)はリモートプラズマ装
置の方形環状管の一部分の斜視説明図である。
【図4】 薄膜トランジスタの断面説明図である。
1…絶縁基板、 2…半導体層、 2a…活性領域、
2b…ソース領域、2c…ドレイン領域、 3…ゲート
絶縁膜、 4…ゲート電極、 5…層間絶縁膜、 6…
コンタクト孔、 7…配線電極、 21…非晶質シリコ
ン膜、 22…多結晶シリコン膜、 60…リモートプ
ラズマ装置、 61…方形環状管部、62…孔、 63
…プラズマ発生部、 64…導入管部
2b…ソース領域、2c…ドレイン領域、 3…ゲート
絶縁膜、 4…ゲート電極、 5…層間絶縁膜、 6…
コンタクト孔、 7…配線電極、 21…非晶質シリコ
ン膜、 22…多結晶シリコン膜、 60…リモートプ
ラズマ装置、 61…方形環状管部、62…孔、 63
…プラズマ発生部、 64…導入管部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336 29/784
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁性基板上に非晶質シリコン膜を成膜
する第1の工程と、水素プラズマ中若しくは水素プラズ
マを含む雰囲気中で前記非晶質シリコン膜にレーザビー
ムを照射して多結晶シリコン膜に再結晶させる第2の工
程と、を具備することを特徴とする多結晶シリコン膜の
製造方法。 - 【請求項2】 絶縁性基板上に非晶質シリコン膜を成膜
する第1の工程と、水素プラズマ中若しくは水素プラズ
マを含む雰囲気中で前記非晶質シリコン膜を水素プラズ
マで表面処理する第2の工程と、前記第2の工程に連続
して水素プラズマ中若しくは水素プラズマを含む雰囲気
中で非晶質シリコン膜にレーザビームを照射して多結晶
シリコン膜に再結晶させる第3の工程と、前記多結晶シ
リコン膜をパターニングして半導体層を形成する第4の
工程と、該半導体層を被覆するゲート絶縁膜を形成する
第5の工程と、該ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成す
る第6の工程と、該ゲート電極をマスクとしてイオン注
入を行ない前記半導体層にソース,ドレイン領域を形成
する第7の工程と、を具備することを特徴とする薄膜ト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項3】 プラズマ発生部と、該プラズマ発生部に
連通する導入管部と、該導入管部に連通する方形又は円
形の環状管部と、を有し、前記環状管部の環状中心側に
複数の孔を形成したことを特徴とするリモートプラズマ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14252993A JPH06333823A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 多結晶シリコン膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法及びリモートプラズマ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14252993A JPH06333823A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 多結晶シリコン膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法及びリモートプラズマ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333823A true JPH06333823A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15317485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14252993A Pending JPH06333823A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 多結晶シリコン膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法及びリモートプラズマ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06333823A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997028559A1 (fr) * | 1996-01-30 | 1997-08-07 | Seiko Epson Corporation | Dispositif permettant d'obtenir un corps d'une energie elevee, procede de formation d'un film cristallin, et procede de fabrication d'un composant electronique possedant un film fin |
US5739043A (en) * | 1992-03-25 | 1998-04-14 | Kanegafuchi Chemical Industry Co., Ltd. | Method for producing a substrate having crystalline silicon nuclei for forming a polysilicon thin film |
KR100291234B1 (ko) * | 1996-11-20 | 2001-08-07 | 나까무라 규조 | 다결정실리콘의형성방법및형성장치 |
US6444506B1 (en) * | 1995-10-25 | 2002-09-03 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing silicon thin film devices using laser annealing in a hydrogen mixture gas followed by nitride formation |
US6657154B1 (en) | 1996-05-31 | 2003-12-02 | Nec Corporation | Semiconductor manufacturing apparatus and manufacturing method for thin film semiconductor device |
US6933182B1 (en) | 1995-04-20 | 2005-08-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing a semiconductor device and manufacturing system thereof |
KR100512397B1 (ko) * | 2001-05-16 | 2005-09-07 | 엔이씨 엘씨디 테크놀로지스, 엘티디. | 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법 |
JP2005277371A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-10-06 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の製造方法 |
US7154147B1 (en) * | 1990-11-26 | 2006-12-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electro-optical device and driving method for the same |
JP2007116187A (ja) * | 2006-12-11 | 2007-05-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体の作製方法 |
US8193533B2 (en) | 1997-02-24 | 2012-06-05 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device having thin film transistors |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14252993A patent/JPH06333823A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007116187A (ja) * | 2006-12-11 | 2007-05-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体の作製方法 |
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