JPH06333434A - 電線管通線用複合電線及びそれの通線方法 - Google Patents

電線管通線用複合電線及びそれの通線方法

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JPH06333434A
JPH06333434A JP11674493A JP11674493A JPH06333434A JP H06333434 A JPH06333434 A JP H06333434A JP 11674493 A JP11674493 A JP 11674493A JP 11674493 A JP11674493 A JP 11674493A JP H06333434 A JPH06333434 A JP H06333434A
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JP
Japan
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wire
electric wire
conduit
insulated
cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP11674493A
Other languages
English (en)
Inventor
Akikoe Kuwabara
彰聲 桑原
Takichi Saito
他吉 斎藤
Koichi Yoshida
孝一 吉田
Akira Shibata
昭 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd, Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電線管への押し込みによる通線を容易にする改
良された電線と、この電線の電線管への押し込み通線を
容易にするよう改良された通線方法を提供すること。 【構成】互いに撚り合わせられる複数本の絶縁電線4の
撚り合わせにて隣接する絶縁電線の絶縁被覆同士を接着
剤5で接着一体化して複合電線1を構成した。その複合
電線の通線開始側端部には略釣鐘形の外郭形状を有する
キャップ6を被せ、このキャップを先導としてかかる複
合電線を電線管内に押し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内配線を電線管を利
用して行う場合に有用な複合電線の提供に関し、また、
その複合電線の電線管への通線を有利に行える方法の提
供に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内配線用の絶縁電線は、一般にビニル
絶縁電線(IV)で代表されるような可撓性の良いもの
を用いており、これを細長い電線管内に通線するには、
牽引用ワイヤーで引き込む方法が採用されてきた。
【0003】図5は、電線管内通線による屋内配線の例
について示したもので、天井吊り下げ用の照明器具Lと
壁埋込形スイッチボックスSBとの間を電気配線する場
合であって、天井及び壁を形成するコンクリート部Cに
予め埋設配置された金属製または合成樹脂製の電線管P
(可撓性を有する波付き電線管の場合もある。)に、ビ
ニル絶縁電線IVが通線されており、通線された絶縁電
線IVは、天井側の電線管口出し部Paより引き出され
た一方の端部が管路により保護されて照明器具Lを引っ
掛け接続するシーリングローゼットSRに終端接続させ
る一方、他端がスイッチボックスSB内に引き込んでス
イッチ端子に終端接続させた状況を示している。
【0004】さて、このような屋内配線において、絶縁
電線IVを電線管P内に通線させるには、先ず、鋼線の
如き牽引用ワイヤー(図示せず)を天井側の電線管口出
し部Paより電線管P内に挿入し、スイッチボックスS
B内に引き出したかかる牽引用ワイヤーの先端に絶縁電
線IV′の一端を接続し、そして、牽引用ワイヤーの引
き出しによって絶縁電線IV′を電線管P内に順次引き
込む方法を採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような牽引引
き込み方法では、天井側の電線管口出し部Paからの牽
引ワイヤーの挿入及び引き出し作業と、スイッチボック
スSB側の牽引ワイヤーと絶縁電線との接続作業及び引
き入れ作業とを必要とするために、最低二人の作業者が
いなくてはならず、時間がかかる上に工数の多い作業と
ならざるを得なかった。
【0006】発明者らは、前述した配線作業性の問題点
を解決するため、電線管に対して絶縁電線の押し込みに
より通線する方法について検討した。この押し込みによ
る通線方法は、例えば、スイッチボックスSB側より、
絶縁電線を押し込む作業者つまり一人の作業で行えるの
で、作業工数及び時間の低減に有効であると当初は考え
られたが、実際に検討した結果、絶縁電線IVがその押
し込み途上において電線管Pの曲がり部Pa側に押し出
せない問題があった。これは、絶縁電線の可撓性が災い
してたやすく折れ曲がってしまうことが主因をなし、加
えて電線管に波付け加工が施されていて内面に凹凸を有
することや屈曲部が形成されることが上記の問題を助長
させる原因になるものと考えられる。
【0007】本発明は、前述した従来技術の問題点を解
決するため、電線管への押し込みによる通線を容易にす
る改良された電線と、この電線の電線管への押し込み通
線を容易にするよう改良された通線方法を提供すること
に目的がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する電
線管通線用の電線は、複数本の絶縁電線を互いに撚り合
わせ、この互いに撚り合わせられる複数本の絶縁電線の
撚り合わせにより隣接する絶縁電線の絶縁被覆同士を接
着一体化して構成した複合電線としたものである。
【0009】また、その複合電線を電線管内に押し込む
方法は、かかる複合電線の、通線開始側端部に略釣鐘形
の外郭形状を有するキャップを被せ、そのキャップを先
導として複合電線を電線管に押し込んで通線させる方法
としたものである。
【0010】
【作用】本発明の複合電線によれば、互いに撚り合わせ
られた複数本の絶縁電線の隣接する絶縁被覆同士を接着
一体化しているため、各絶縁電線を単に寄せ集めたもの
よりも曲げ剛性が大きくなり、ひいては電線管内に押し
込んだ際に電線管の曲がりに差し掛かっても座屈するこ
となく、その曲がりに応じて各絶縁電線がばらけること
もなく一体化されたままで同時曲がりで進入することが
でき、また、電線管内面に対して撚り合わせ部のいわば
滑らかな起伏形状の外部表面を接触させるため、滑り抵
抗が小さくて押し込み力が小さくなる。さらに、先端に
被せられたキャップがその略釣鐘形の外郭形状により電
線管内での先導を確実にし、各絶縁電線端部がばらけて
電線管内部に引っ掛かることがなくなる。
【0011】
【実施例】図1ないし図3は、本発明にかかる複合電線
の三様の実施例を示したもので、図1では2本撚りの
例、図2は3本撚りの例、図3は4本撚りの例をそれぞ
れ示す。
【0012】複合電線は、何れの例においても、導体2
上にビニル樹脂の押出しによる絶縁被覆3が施された絶
縁電線4の複数本が互いに撚り合わされており、それら
互いに撚り合わされた絶縁電線4の撚り合わせにて隣接
する絶縁電線4,4の絶縁被覆3,3同士で形成される
螺旋状の谷部に接着剤5が塗布され、もって各絶縁電線
が接着一体化されてなるものである。
【0013】接着剤5は、図示の如く絶縁電線4の撚り
合わせによって形成される螺旋状の延びる絶縁被覆4,
4間の谷に沿って連続して塗布することにより、各絶縁
電線を長手方向に接着一体化させる。
【0014】このように、各絶縁電線4,4同士を撚り
合わせることにより、長手方向に延びる外部形状が滑ら
かな起伏の繰り返しとなるため、これを電線管内に挿入
した場合には、絶縁電線を単に挿入する場合と比して電
線管内面に対する接触抵抗が小さくなり、ひいては電線
管に対する絶縁電線の滑り特性が改善される。そして撚
り合わされた絶縁電線同士が接着一体化されていること
により、これを曲げるときには互いに接着一体化した複
数本の絶縁電線が同時に曲げられることとなるため、曲
げ剛性が複数本の絶縁電線を単に集合した場合よりも大
きくなり、いわゆる腰の強い複合電線となり、軸方向の
力に対して座屈しにくくなる。
【0015】接着剤5は、電線の長手方向に連続して塗
布することなく、間歇的に塗布されていてもよく、その
場合には塗布されていない部分での絶縁電線が曲げに対
してばらけずに撚り合わせ状態が保持される程度に前後
の接着剤塗布間隔を選んで塗布して接着一体化すればよ
い。
【0016】図4は、かかる複合電線の通線開始側端部
を示したもので、複合電線1の端部に被せられたキャッ
プ6は、先端が尖った尖端部7を有する略釣鐘形の外郭
形状をしていて、尖端部7から胴体部8にかけて漸次隆
起する複数の突起9,9・・・が放射状に設けてある。
【0017】このようなキャップ6を端部に被せること
により、複合電線1の端部が電線管内に挿入されて各絶
縁電線4毎にばらけて電線管内面に引っ掛かることが防
止され、また、略釣鐘形の外郭形状によって電線管内へ
の進入がスムーズになり、しかも放射状に隆起する複数
の突起9,9・・・が電線管内へ接触することで通線時
の滑りが改善される。
【0018】なお、キャップ6は、電線管内に押し込む
ときには複合電線1を挿入する方向に押されるため、複
合電線1から外れる心配はないが、万が一に備えて電線
挿入部10から複合電線1にかけて粘着ビニルテープ
(図示せず)を巻き付けて一体化させてもよい。その場
合、挿入部10は、突起9の最大外径よりも小さな外径
にして、粘着ビニルテープが巻かれてもそれが電線管内
面に引っ掛からないようにするとよい。
【0019】複合電線1は、予め電線製造工場において
製造しておき、そして布設現場に搬入して通線開始側端
部にキャップ6を被せた後、既に配備されている電線管
(図5のPを参照)の一端側からキャップ6を先導とし
て順次押し込むことにより、電線管内に簡単に通線する
ことができる。従って、通線時の作業者は電線を押し込
む作業のわずか一人でよくなり、作業時間も従来の牽引
による引き込み通線方法に比し大幅に短縮することがで
きる。
【0020】なお、通線後はキャップ6を取外し、接着
一体化した各絶縁電線4を端末で個々に分離し、そうし
て電気機器への終端接続に供するとよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電線管通
線用複合電線及びその通線方法によれば、電線管内に押
し込んで極めて容易かつ迅速に通線することができ、作
業工数及び時間の低減に寄与し、実用上の効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電線管通線用複合電線の第一実
施例を示す斜視的説明図。
【図2】本発明にかかる電線管通線用複合電線の第二実
施例を示す斜視的説明図。
【図3】本発明にかかる電線管通線用複合電線の第三実
施例を示す斜視的説明図。
【図4】本発明にかかる電線管通線用複合電線の押し込
み開始側端部の例を示す正面説明図。
【図5】従来の電線管への電線の通線状況を示す説明
図。
【符号の説明】
1 複合電線 2 導体 3 絶縁被覆 4 絶縁電線 5 接着剤 6 キャップ 7 尖端部 8 胴体 9 突起 10 挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 孝一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 柴田 昭 大阪府大阪市東区北浜4丁目6番地 日立 電線販売株式会社関西支店内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに撚り合わせられる複数本の絶縁電線
    の撚り合わせにて隣接する絶縁電線の絶縁被覆同士を接
    着一体化したことを特徴とする電線管通線用複合電線。
  2. 【請求項2】隣接する絶縁電線の絶縁被覆同士の接着
    は、電線の長手方向に連続または間歇的になされた請求
    項1記載の電線管通線用複合電線。
  3. 【請求項3】複数本の絶縁電線を互いに撚り合わせると
    ともに撚り合わせにて隣接する絶縁電線の絶縁被覆同士
    を接着一体化した構成の複合電線の、通線開始側端部に
    略釣鐘形の外郭形状を有するキャップを被せ、このキャ
    ップを先導としてかかる複合電線を電線管内に押し込ん
    で通線させることを特徴とする複合電線の電線管への通
    線方法。
  4. 【請求項4】キャップは、その釣鐘形外郭形状の部分に
    尖端部分から胴体部分にかけて漸次径方向に隆起する複
    数本の突起を有した請求項3記載の通線方法。
JP11674493A 1993-05-19 1993-05-19 電線管通線用複合電線及びそれの通線方法 Pending JPH06333434A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147293A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 通線器
KR101240346B1 (ko) * 2011-06-13 2013-03-11 김성환 전선 유도용 요비선

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JP2011147293A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 通線器
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