JP3738405B2 - ケーブル入り電線管 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケーブル入り電線管に関するものであり、より詳細には、径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の内部空間を有する電線管と、この内部空間に内装されたケーブルとからなるケーブル入り電線管であって、電線管の内部空間内で前記ケーブルが絡み合ったり重合することを防止すべく、当該ケーブルが、内部空間の長径方向に波打った状態に屈曲され、内装されているところに構成特徴を有するケーブル入り電線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線管を配設した後においてケーブルの引込作業を不要とすべく、予め電線管に電線・ケーブルを内装したケーブル入り電線管としては、例えば実開昭59−119731号公報等に記載のものが公知であり、これを図5に示す。
【0003】
図において、このケーブル入り電線管20は、管21内に電線・ケーブル22を螺旋状に挿通したものである。よって、この電線管21を所望する任意長さに切断しても、当該電線管21の長さより長いケーブル22が螺旋状に内装されており且つ切断された電線管21の両端の夫々からケーブル22の端部を露出させることができるため、この端部を摘んで引っ張ることにより当該ケーブル22を伸長させ、これにより所定長さを引出しできる。
【0004】
前記ケーブル入り電線管と同様な作用効果を得るべく、管内に電線・ケーブルを蛇行させて挿通したものも公知である(実開昭58−108719号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のケーブル入り電線管20は、当該電線管21を所望する任意長さに切断しても、接続すべきケーブル22を伸長させて切断端部から所定長さを引出しできるものの、ケーブル22を螺旋状に若しくは蛇行して収納するための内部空間の寸法形状等に配慮がなされていないため、これを搬送する時、配管作業等を行なう時、或いは一度引き出したケーブル22を内部に押し込んだりする時に、電線管21内でケーブル22が重合し易く(図6)、このため、図7に示すように、電線管21内でケーブル22が絡み合うことがあり、そして、管21内でケーブル22が絡み合うと、接続すべきケーブル22を伸長させて切断端部から所定長さを引出し難いという問題があった。
【0006】
また、管21内でケーブル22が重合した箇所が切断されると、複数のケーブル端が存在することになり、この場合には、該複数のケーブル端のうちどのケーブル端が目的のケーブル端であるかを正しく認識し判断できないため、間違えて接続されることがあるという問題があった。
【0007】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電線管の内部空間でケーブルが絡み合ったり重合することを防止したケーブル入り電線管を提供せんとするところにあり、より詳しくは、径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の内部空間を有する電線管と、この内部空間に内装されたケーブルとからなるケーブル入り電線管であって、当該ケーブルが、内部空間の長径方向に波打つた形状に屈曲された状態で内装されているところに構成特徴を有するケーブル入り電線管を提供せんとするところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明が採った手段は、叙上の特許請求の範囲に記載のとおりである。
【0009】
すなわち、請求項1の発明の要旨とするところは、「部空間11を有する電線管12と、該内部空間11に内装されたケーブル13とから構成されるケーブル入り電線管10であって、前記内部空間11で前記ケーブル13が絡み合ったり重合することを防止すべく、前記電線管12が、その径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の内部空間11を有する一方、前記ケーブル13が前記内部空間11の長径方向に対して波打った形状且つ前記電線管12の伸張方向に対して戻りのない形状であって連続若しくは間欠的に屈曲された状態で内装されるとともに、その幅が、前記内部空間11の短径方向の長さと略同一とされていることを特徴とするケーブル入り電線管10」にある。
【0010】
このケーブル入り電線管10によれば、これらを搬送する時や配管作業等を行なう時、或いは一度引き出したケーブル13を内部11に押し込んだりする時に、管12内でケーブル13が重合し難く、このため、管12内でケーブル13が絡み合うことがないという作用が得られる。すなわち、このケーブル入り電線管10を所望する任意長さに切断しても、接続すべきケーブル13を間違えることがなく、端部14を摘んで引っ張ることによって接続すべきケーブル13を確実に伸長させることができ、そして、切断端部から所定長さを引出しできる。更に、電線管の内面とケーブルの外面との間の隙間を介して当該ケーブルが移動することを防止できる構成になっているため、これにより、前記内部空間で前記電線管が絡み合ったり重合すること完全に防止できる。
【0011】
つぎに、請求項2の発明の要旨とするところは、「前記ケーブル入り電線管において、前記波打った状態に屈曲されたケーブルの振幅が前記内部空間の長径方向の長さと略同一であることを特徴とする請求項1記載のケーブル入り電線管」にある。
【0012】
請求項2のケーブル入り電線管によれば、請求項1のケーブル入り電線管の具有する作用に加えて、電線管の内面とケーブルの外面との間の隙間を介して当該ケーブルが移動することを防止できる構成になっているため、これにより、前記内部空間で前記電線管が絡み合ったり重合すること完全に防止できる。
【0013】
請求項3の発明の要旨とすることろは、「電線管が、その径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の外面形状を有していることを特徴とする請求項1又は2ケーブル入り電 線管」にある。
【0014】
請求項3のケーブル入り電線管によれば、請求項1又は2のケーブル入り電線管の具有する作用に加えて、前記電線管の外面形状が、径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状に形成されていると、埋設される壁材の埋設スペースの節減が図れ、従来の電線管によるよりも、電線菅埋設位置周辺の当該壁材の強度補強が図れる。
0015
また、本発明のケーブル入り電線管によれば、電線管を配設した後においてケーブルの引込作業を不要とすることができ、かかる作業性の向上が図れる。
0016
【発明の実施の形態】
本発明に係るケーブル入り電線管の実施の形態を、実施例に基いてさらに詳細に説明するが、これは代表的なものを示したものであり、その要旨を越えない限り、以下の実施例によって本発明が限定されるものではない。
0017
ところで、この明細書において、ケーブルとは、絶縁被覆電導線1の単独からなるもの(図1)や、複数の絶縁被覆電導線1、1、1をスパイラル形状に結束してなるケーブル2(図2)、その他これらに類するものをすべて含む広い意味の概念である。但し以下では、便宜上、ケーブルは主としてその外観形状が偏平な条形状である絶縁被覆電導線1の単独を例に挙げて説明する。
0018
図3は本発明に係わる一実施例のケーブル入り電線管10を説明するために示す縦断面図、図4は横断面図である。
0019
図において、この実施例のケーブル入り電線管10は、径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の内部空間11を有する電線管12と、この内部空間11に内装されたケーブル13とから構成されており、該ケーブル13が内部空間11の長径方向に連続して波打つた形状に屈曲された状態で内装されているところにその構成特徴を有するものである。
0020
前記電線管12は可撓性を有するポリプロピレン製であるが、径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の内部空間11を有する形状に形成できかつ可撓性を有するるものであるれば特にその素材をポリプロピレン樹脂に限定するものではないが、電線管12が可撓性を有すると配管可能な場所の拡大が図れるので好ましく、さらに、加工性と生産コストの観点からは、合成樹脂製であることが好ましい。
0021
前記ケーブル13は、偏平な条形状に形成された絶縁被覆電導線1の単独であり、前記内部空間11の長径方向に波打つた形状に屈曲された状態で内装されており、これにより、ケーブル13は電線管12の長手方向に伸長可能であるものの、従来のものより、電線管12の径方向には移動し難くなっている。なお、このケーブル13は、その全体形状が一定間隔毎に屈曲する形状に内装されていても構わない。
0022
このように構成されたケーブル入り電線管10は、叙上の如く構成されているから、次のように作用する。まず、この電線管12を所望する任意長さに切断しても、当該電線管12の長さより長いケーブル13が屈曲された状態で内装されており、且つ切断された電線管12の両端の夫々からケーブル13の端部を露出させることができるため、この端部を摘んで引っ張ることにより当該ケーブル13を伸長させ、これにより所定長さを引出しできる。
0023
つぎに、前記内部空間11に内装されたケーブル13は、電線管12の長手方向に伸長可能であるものの、従来のものより、電線管の12径方向には移動し難くなっているから、これを搬送する時、配管作業等を行なう時、或いは一度引き出したケーブル13を内部に押し込んだりする時に、管12内でケーブル13が重合し難いので、これにより、管12内でケーブル13が絡み合い難く、したがって、この絡み合いに起因する従来の接続すべきケーブル13を伸長させて切断端部から所定長さを引出し難いとか、管12内でケーブル13が重合した箇所が切断されこれにより切断面に複数のケーブル端14が存在することになる、すなわち、複数のケーブル端14のうちどのケーブル端が目的のケーブル端であるかを正しく認識し判断できないという問題を解消でき、間違えて接続されることがない。
0024
ところで、前記ケーブル入り電線管10において、前記波打った状態に屈曲されたケーブル13の振幅が前記内部空間11の長径方向の長さと略同一となるように構成されていたり、或いは、前記ケーブル13の幅が、前記内部空間11の短径方向の長さと略同一となるように構成したりすると、電線管12の内面とケーブル13の外面との間の隙間を介して当該ケーブル13が移動することを防止できるため、これにより、前記内部空間11で前記ケーブル13が絡み合ったり重合することを確実に防止できるから、極めて好適である。
0025
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のケーブル入り電線管によれば、電線管を配設した後においてケーブルの引込作業を不要とすることができ、かかる作業性の向上が図れる、という格別顕著な作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 絶縁被覆電導線の単独からなるケーブルの破断斜視図である。
【図2】 複数の絶縁被覆電導線をスパイラル形状に結束してなるケーブルの破断斜視図である。
【図3】 本発明に係わる一実施例のケーブル入り電線管を説明するために示す縦断面図である。
【図4】 図3に示した一実施例のケーブル入り電線管の横断面図ある。
【図5】 従来のケーブル入り電線管を説明するために示す縦断面図であり、ケーブルは破断表示されていない。
【図6】 従来のケーブル入り 電線管内でケーブルが重合している様子を模式的に示す縦断面図であり、ケーブルは破断表示されていない。
【図7】 従来のケーブル入り電線管内でケーブルが絡み合っている様子を模式的に示す縦断面図り、ケーブルは破断表示されていない。
【符号の説明】
1…絶縁被覆電導線
2…スパイラル形状に結束してなるケーブル
10…本発明の一実施例のケーブル入り電線管
11…内部空間
12…電線管
13…ケーブル
14…ケーブル端
20…従来のケーブル入り電線管
21…電線管
22…電線・ケーブル

Claims (3)

  1. 内部空間を有する電線管と、この内部空間に内装されたケーブルとから構成されるケーブル入り電線管であって、
    前記内部空間で前記ケーブルが絡み合ったり重合することを防止すべく、前記電線管が、その径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の内部空間を有する一方、前記ケーブルが、前記内部空間の長径方向に対して波打った形状且つ前記電線管の伸張方向に対して戻りのない形状であって連続若しくは間欠的に屈曲された状態で内装されるとともに、その幅が、前記内部空間の短径方向の長さと略同一とされていることを特徴とするケーブル入り電線管。
  2. 波打った状態に屈曲されたケーブルの振幅が内部空間の長径方向の長さと略同一であることを特徴とする請求項1記載のケーブル入り電線管。
  3. 電線管が、その径方向の切断面が偏平な略方形乃至楕円形状の外面形状を有していることを特徴とする請求項1又は2ケーブル入り電線管。
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