JPH0591138U - 海底ケーブルの接続部 - Google Patents

海底ケーブルの接続部

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JPH0591138U
JPH0591138U JP3760292U JP3760292U JPH0591138U JP H0591138 U JPH0591138 U JP H0591138U JP 3760292 U JP3760292 U JP 3760292U JP 3760292 U JP3760292 U JP 3760292U JP H0591138 U JPH0591138 U JP H0591138U
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bonding wire
wire
metal
anticorrosion layer
conductor
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JP3760292U
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由明 中尾
明年 渡辺
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 海底ケーブルの金属シースと金属線がい装と
を接続するボンディングワイヤ20の導体22の周りに
は、防食層と同一材質の防食層24を設けておいて、接
続部の防食層30と一体化させている。従来のボンディ
ングワイヤ20は断面形状が円形であったため、金属シ
ース14との間にボイドが発生し、絶縁性能、機械性能
を低下させることがあった。この課題を解決する。 【構成】 ボンディングワイヤ20の断面形状(防食層
24も含めた)を四角にする。こうすると、接続部への
巻付け時の密着性が向上してボイドを巻き込まなくな
る。また幅を大き目にすることができるため、巻付けが
しやすく、作業性が向上し、かつ融着作業時に浮上るこ
とも無くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、海底電力ケーブルや海底通信ケーブル等の接続部に関するもので 、特に鉛被等のケーブルシースと金属線がい装とを電気的に接続するボンディン グワイヤの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3に、単心海底電力ケーブルの断面を模型的に示した。 10はケーブル導体、12はケーブル絶縁体、14は金属シースで鉛被などか らなる。16はポリエチレンなどからなるケーブル防食層、18は金属線からな るがい装である。 このような単心海底電力ケーブルの接続部においては、帰路電流および充電電 流を流れ易くするため、接続部において、金属シース14と金属線がい装18と をボンディングワイヤにより接続している。
【0003】 図4に、その様子を模型的に示した。20がボンディングワイヤである。これ は、一端を金属シース14に接続し、金属シース14に巻き付けてから接続部防 食層30の外側まで引出し、金属線がい装18と接続するようにしている。
【0004】 ボンディングワイヤ20には、図5のように、導体22(鉄線もしくは銅線) の周りに、あらかじめ防食層と同一材質のポリエチレン等からなる防食層24が 施してある。 こうすることによって、接続部の防食層30を形成する際に、この部分を貫通 して外部へ引出されるボンディングワイヤ20と防食層とが一体化する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のボンディングワイヤ20は、図5のように、断面形状が円形であった。 そのため、金属シース14上に巻き付けたとき、金属シース14との間に断面 が鋭角の隙間ができ、接続部の防食層30と一体化させたときに、図6のように 、融着界面(特にボンディングワイヤ20の下側)でボイド32が発生しやすか った。そしてその結果、絶縁性能、機械性能を低下させてしまうことがあり、問 題となっていた。
【0006】 なお、図7のように、防食層テープ34で押さえてゆくことも考えられるが、 表面が凸凹になってしまうという欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1のように、ボンディングワイヤ20の断面形状(防食層24も含めた)を 四角にする。
【0008】
【作用】
ボンディングワイヤの断面形状を四角にしたことにより、 ボンディングワイヤの接続部防食層へのおさまりが良くなって、接続部への巻 付け時の密着性が向上する。 幅も大き目にすることができて、融着作業時の浮上りが低減される。
【0009】
【実施例】
図1の場合、ボンディングワイヤ20の導体22は従来の場合と同じく断面が 円形であるが、防食層24を長方形としている(a)。 このボンディングワイヤ20を巻き付けた状態を、同図(b)に模型的に示し た。ボンディングワイヤ20は金属シース14上に密着し、図6の場合のように シース14との間に断面が鋭角の隙間ができなくなり、ボイドが低減できる。
【0010】
【ボンディングワイヤ20の別の態様について】 ボンディングワイヤ20の外形(防食層24の外形)は上記のように四角であ るが、導体22の形状は、たとえば図2の(a)〜(i)のように変化させるこ とができる。 (a)導体22を平角線またはテープで構成する。 (b)導体22を角の丸い平角線とする。 これら(a)(b)および図1に示したものは、製造が容易である。
【0011】 (c)導体22を、2本の金属線23とそれらの間を接続する金属線(またはテ ープ)25とで構成する。 (d)上記(c)のものを複数組入れる。 (e)導体22を、孔26の明いた平角線またはテープとする。 これら(c)〜(e)のものは、引抜き強度等が大幅に向上する。
【0012】 (f)導体22を、波付け処理した平角線またはテープとする。 (g)断面が楕円または円形の金属線27の両側にテープ状のフランジ28を設 けたもので導体22を構成する。 (h)断面が楕円または円形の金属線27の両側に線状の突出物29を設けたも ので導体22を構成する。 (i)導体22をスネークさせる。 これら(f)〜(i)のようにすることでも、引張り強度の向上が図られる。
【0013】
【考案の効果】
ボンディングワイヤ(防食処理部を含めた)断面形状が四角であるので、 密着性が向上し、ボイドの巻込みが低減される。 巻付けがしやすく、作業性が向上する。 内部の導体22の加工が上記図2のように可能となり、機械特性(引抜き強度 )の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に関するもので、(a)はボン
ディングワイヤ20の説明図、(b)はボンディングワ
イヤ20を金属シース14上に巻き付けた状態の模型的
説明図。
【図2】本考案で用いるボンディングワイヤ20の各種
変形例の説明図。
【図3】海底電力ケーブルの断面の模型的説明図。
【図4】ボンディングワイヤを金属シース14に巻き付
けてから接続部の防食層30の外側に引き出した状態の
説明図。
【図5】従来のボンディングワイヤの説明図。
【図6】従来のボンディングワイヤの場合にボイドがで
き易いことを示す説明図。
【図7】従来のボンディングワイヤ上に防食テープを巻
いた状態の説明図。
【符号の説明】
10 ケーブル導体 12 ケーブル絶縁体 14 ケーブル金属シース 16 ケーブル防食層 18 がい装 20 ボンディングワイヤ 22 ボンディングワイヤの導体 23,27 金属線 24 ボンディングワイヤの防食層 25 金属線(またはテープ) 26 孔 28 フランジ 29 突出物 30 接続部の防食層 32 ボイド 34 防食テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属シースを有し、その外方にプラスチ
    ックからなる防食層を有し、その外方に金属線がい装を
    有する海底ケーブルの接続部であって、当該接続部にお
    いては、導体上に防食層を施したボンディングワイヤに
    より、前記金属シースと金属線がい装とを電気的に接続
    しているものにおいて、 前記ボンディングワイヤの防食層を含む断面形状が四角
    になっている、海底ケーブルの接続部。
JP1992037602U 1992-05-08 1992-05-08 海底ケーブルの接続部 Expired - Fee Related JP2574632Y2 (ja)

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JPH0591138U true JPH0591138U (ja) 1993-12-10
JP2574632Y2 JP2574632Y2 (ja) 1998-06-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325440A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Viscas Corp 電力用直流同軸ケーブルの帰路導体接続方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007325440A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Viscas Corp 電力用直流同軸ケーブルの帰路導体接続方法

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