JPH06333302A - 磁気テープ再生装置 - Google Patents
磁気テープ再生装置Info
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- JPH06333302A JPH06333302A JP5121262A JP12126293A JPH06333302A JP H06333302 A JPH06333302 A JP H06333302A JP 5121262 A JP5121262 A JP 5121262A JP 12126293 A JP12126293 A JP 12126293A JP H06333302 A JPH06333302 A JP H06333302A
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- Japan
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- tape
- magnetic tape
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープ長が未知のテープにおいてサーチ動作
と終端での減速を行う際に、終端近傍の予測を、既知の
速度でのテープ走行によるテープ長計測を行わずに実現
する。 【構成】 符号化した主情報を複数のトラックに記録し
符号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁
気テープ1の再生において、補助情報を記録したトラッ
クの再生信号をエンベロープ検波手段8によりエンベロ
ープを検出し、その検波出力信号の周期をエンベロープ
周期計測手段9により計測し磁気テープの走行速度を検
出する。一方、供給側リール回転周期測定手段6は供給
側リール3の回転周期を検出する。テープ残量算出手段
10はエンベロープ周期計測手段9の出力と供給側リー
ル回転周期測定手段6の出力に基づき磁気テープ1の残
量を算出し、その残量算出出力に応じて巻き取り側リー
ル2を駆動する。
と終端での減速を行う際に、終端近傍の予測を、既知の
速度でのテープ走行によるテープ長計測を行わずに実現
する。 【構成】 符号化した主情報を複数のトラックに記録し
符号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁
気テープ1の再生において、補助情報を記録したトラッ
クの再生信号をエンベロープ検波手段8によりエンベロ
ープを検出し、その検波出力信号の周期をエンベロープ
周期計測手段9により計測し磁気テープの走行速度を検
出する。一方、供給側リール回転周期測定手段6は供給
側リール3の回転周期を検出する。テープ残量算出手段
10はエンベロープ周期計測手段9の出力と供給側リー
ル回転周期測定手段6の出力に基づき磁気テープ1の残
量を算出し、その残量算出出力に応じて巻き取り側リー
ル2を駆動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに記録され
たデジタル信号を再生する磁気テープ再生装置に関する
ものである。
たデジタル信号を再生する磁気テープ再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気テープに記録されたデジタル
信号を再生し、従来に比べ高音質な音響信号の再生を可
能とする磁気テープ再生装置が普及してきた。
信号を再生し、従来に比べ高音質な音響信号の再生を可
能とする磁気テープ再生装置が普及してきた。
【0003】以下に、従来の磁気テープ再生装置につい
て説明する。図4は磁気テープ再生装置の従来例の構成
を示すブロック図である。図4において、1は磁気テー
プ、2は巻き取り側リール、3は供給側リール、4は再
生ヘッド、5はモータ、6は巻き取り側リール回転周期
測定手段、7は供給側リール回転周期測定手段、11は
テープ巻き半径比算出手段、12はテープ終端検出手
段、13はピンチローラ、14はキャプスタンである。
図5は磁気テープ1に記録された信号の構成を示す説明
図、図6はモータ5の回転速度の変化を示すグラフ、図
7は磁気テープ1の巻き取られた状態を示す略式平面図
である。
て説明する。図4は磁気テープ再生装置の従来例の構成
を示すブロック図である。図4において、1は磁気テー
プ、2は巻き取り側リール、3は供給側リール、4は再
生ヘッド、5はモータ、6は巻き取り側リール回転周期
測定手段、7は供給側リール回転周期測定手段、11は
テープ巻き半径比算出手段、12はテープ終端検出手
段、13はピンチローラ、14はキャプスタンである。
図5は磁気テープ1に記録された信号の構成を示す説明
図、図6はモータ5の回転速度の変化を示すグラフ、図
7は磁気テープ1の巻き取られた状態を示す略式平面図
である。
【0004】以上のように構成された従来の磁気テープ
再生装置について、以下その動作について説明する。
再生装置について、以下その動作について説明する。
【0005】まず、磁気テープ1に記録された信号につ
いて図5を参照しながら述べる。図5(a)に示すよう
に磁気テープ1には、18の異なるトラックに信号が記
録される。このうち上下9トラックずつが再生時のテー
プ走行方向により選択され再生される。9トラックの
内、磁気テープ1の外側に位置するトラックが補助情報
を記録するトラックであり、残りのトラックが主情報を
記録するトラックである。主情報記録用トラックには、
符号化された音響信号等に誤り訂正用の符号を付加し記
録される。補助情報記録用トラックには、時間情報,楽
曲番号等が符号化され記録される。また、補助情報は図
5(b)に示すように間欠的に、記録部と未記録部が等
間隔で磁気テープ1上の長さがLaとなるように記録さ
れる。また、楽曲の開始点等では、記録部の長さが通常
よりも長くなるように記録される。これは、磁気テープ
1を高速で、楽曲の開始点等にすばやく送る際に、補助
信号に記録された情報を復号化すること無く、記録部の
長さを測定することにより、楽曲の開始点等を容易に検
出することができるようにするためである。
いて図5を参照しながら述べる。図5(a)に示すよう
に磁気テープ1には、18の異なるトラックに信号が記
録される。このうち上下9トラックずつが再生時のテー
プ走行方向により選択され再生される。9トラックの
内、磁気テープ1の外側に位置するトラックが補助情報
を記録するトラックであり、残りのトラックが主情報を
記録するトラックである。主情報記録用トラックには、
符号化された音響信号等に誤り訂正用の符号を付加し記
録される。補助情報記録用トラックには、時間情報,楽
曲番号等が符号化され記録される。また、補助情報は図
5(b)に示すように間欠的に、記録部と未記録部が等
間隔で磁気テープ1上の長さがLaとなるように記録さ
れる。また、楽曲の開始点等では、記録部の長さが通常
よりも長くなるように記録される。これは、磁気テープ
1を高速で、楽曲の開始点等にすばやく送る際に、補助
信号に記録された情報を復号化すること無く、記録部の
長さを測定することにより、楽曲の開始点等を容易に検
出することができるようにするためである。
【0006】次に、磁気テープ1の走行について再生時
と高速で送るときの2つの場合を図4を参照しながら説
明する。再生時に磁気テープ1は、ピンチローラ13と
キャプスタン14によって挟まれ、キャプスタン14が
一定回転速度で回転することによって送り出される。ま
た、モータ5により巻き取り側リール2を回転し、送り
出された磁気テープ1を巻き取る。再生ヘッド4は、磁
気テープ1に記録された磁気信号を電気信号に変換し再
生信号を得る。磁気テープ1を高速で送る場合は、ピン
チローラ13は磁気テープ1に圧着せず、モータ5によ
り巻き取り側リール2を回転することにより、磁気テー
プ1を巻き取る。磁気テープ1をテープ始端からテープ
終端まで高速で送るときの、モータ5の回転速度の変化
を図6に示す。モータ5の回転速度は早送り開始後、所
定の速度で回転し磁気テープ1が終端近傍に近づいた所
で減速し終端で停止する。終端近傍でモータ5の回転速
度を落とすのは、終端において磁気テープ1に急激な力
が加わることにより、磁気テープ1の損傷を防ぐため
と、巻き取り側リール2にモータ5の回転を伝達する図
示しないギアの損傷を防ぐためである。
と高速で送るときの2つの場合を図4を参照しながら説
明する。再生時に磁気テープ1は、ピンチローラ13と
キャプスタン14によって挟まれ、キャプスタン14が
一定回転速度で回転することによって送り出される。ま
た、モータ5により巻き取り側リール2を回転し、送り
出された磁気テープ1を巻き取る。再生ヘッド4は、磁
気テープ1に記録された磁気信号を電気信号に変換し再
生信号を得る。磁気テープ1を高速で送る場合は、ピン
チローラ13は磁気テープ1に圧着せず、モータ5によ
り巻き取り側リール2を回転することにより、磁気テー
プ1を巻き取る。磁気テープ1をテープ始端からテープ
終端まで高速で送るときの、モータ5の回転速度の変化
を図6に示す。モータ5の回転速度は早送り開始後、所
定の速度で回転し磁気テープ1が終端近傍に近づいた所
で減速し終端で停止する。終端近傍でモータ5の回転速
度を落とすのは、終端において磁気テープ1に急激な力
が加わることにより、磁気テープ1の損傷を防ぐため
と、巻き取り側リール2にモータ5の回転を伝達する図
示しないギアの損傷を防ぐためである。
【0007】次に磁気テープ1を高速で送る際に、終端
近傍で減速動作をするための終端近傍の検出方法につい
て図4を参照しながら述べる。
近傍で減速動作をするための終端近傍の検出方法につい
て図4を参照しながら述べる。
【0008】まず、再生時の動作により磁気テープ1を
走行させる。磁気テープ1は、所定の再生時の走行速度
Vtで走行する。このとき、巻き取り側リール回転周期
測定手段6は巻き取り側リール2の回転周期T1を測定
する。回転周期は、巻き取り側リール2にその回転数に
応じた周波数を発生する周波数発生器等を設けることに
よりパルスを発生させ、その周期を測定する。同様にし
て、供給側リール回転周期測定手段7は供給側リール3
の回転周期T2を測定する。テープ巻き半径比算出手段
11では、巻き取り側リール回転周期測定手段6の出
力、供給側リール回転周期測定手段7の出力、及びテー
プ速度入力値から、磁気テープ1が終端まで巻き取られ
たときの、巻き取り側リール2と供給側リール3のそれ
ぞれの回転周期を算出する。この方法について図7を参
照しながら説明する。図7(a)は、磁気テープ1が巻
き取り側ハブ21と供給側ハブ31のそれぞれに巻き取
られた状態を示す。図7(a)において、R0は供給側
ハブ及び巻き取り側ハブの半径であり、磁気テープ1の
種類にかかわらず既知の一定の値である。R1は巻き取
り側ハブ21に巻き取られた磁気テープ1の半径、R2
は供給側ハブ31に巻き取られた磁気テープ1の半径、
Vtは磁気テープ1の走行速度を表す。このときR1は
(数1)で、R2は(数2)で算出できる。
走行させる。磁気テープ1は、所定の再生時の走行速度
Vtで走行する。このとき、巻き取り側リール回転周期
測定手段6は巻き取り側リール2の回転周期T1を測定
する。回転周期は、巻き取り側リール2にその回転数に
応じた周波数を発生する周波数発生器等を設けることに
よりパルスを発生させ、その周期を測定する。同様にし
て、供給側リール回転周期測定手段7は供給側リール3
の回転周期T2を測定する。テープ巻き半径比算出手段
11では、巻き取り側リール回転周期測定手段6の出
力、供給側リール回転周期測定手段7の出力、及びテー
プ速度入力値から、磁気テープ1が終端まで巻き取られ
たときの、巻き取り側リール2と供給側リール3のそれ
ぞれの回転周期を算出する。この方法について図7を参
照しながら説明する。図7(a)は、磁気テープ1が巻
き取り側ハブ21と供給側ハブ31のそれぞれに巻き取
られた状態を示す。図7(a)において、R0は供給側
ハブ及び巻き取り側ハブの半径であり、磁気テープ1の
種類にかかわらず既知の一定の値である。R1は巻き取
り側ハブ21に巻き取られた磁気テープ1の半径、R2
は供給側ハブ31に巻き取られた磁気テープ1の半径、
Vtは磁気テープ1の走行速度を表す。このときR1は
(数1)で、R2は(数2)で算出できる。
【0009】
【数1】
【0010】
【数2】
【0011】また、磁気テープ1の総面積Sは(数3)
で近似的に算出される。
で近似的に算出される。
【0012】
【数3】
【0013】図7(b)は、磁気テープ1が終端まで巻
き取られた状態を示す。このとき磁気テープ1は巻き取
り側ハブ21に全て巻き取られており、その半径をR1
maxとすると、R1maxは(数4)で算出される。
き取られた状態を示す。このとき磁気テープ1は巻き取
り側ハブ21に全て巻き取られており、その半径をR1
maxとすると、R1maxは(数4)で算出される。
【0014】
【数4】
【0015】終端における巻き取り側リール2と供給側
リール3の回転周期の比は、終端における巻き取り側ハ
ブ21と供給側ハブ31の半径の比に等しい。従って、
終端における巻き取り側リール2と供給側リール3の回
転周期の比は、(数5)で算出される。
リール3の回転周期の比は、終端における巻き取り側ハ
ブ21と供給側ハブ31の半径の比に等しい。従って、
終端における巻き取り側リール2と供給側リール3の回
転周期の比は、(数5)で算出される。
【0016】
【数5】
【0017】上記した算出方法により、テープ巻き半径
比算出手段11では、磁気テープを再生動作により既知
のテープ速度Vtにて走行させ、巻き取り側リール2の
回転周期、供給側リール3の回転周期、及びテープ速度
入力値としてVtを入力することにより、磁気テープ1
の終端における巻き取り側リール2と供給側リール3の
回転周期の比を算出する。
比算出手段11では、磁気テープを再生動作により既知
のテープ速度Vtにて走行させ、巻き取り側リール2の
回転周期、供給側リール3の回転周期、及びテープ速度
入力値としてVtを入力することにより、磁気テープ1
の終端における巻き取り側リール2と供給側リール3の
回転周期の比を算出する。
【0018】早送り時には、テープ終端検出手段12に
おいて、巻き取り側リール回転周期測定手段6の出力と
供給側リール回転周期測定手段7の出力から、巻き取り
側リール2と供給側リール3の回転周期の比を逐次算出
し、テープ巻き半径比算出手段11において算出された
終端における回転周期の比と比較する。両者の比の値の
差が所定の値以下になったときを終端近傍として制御信
号をモータ5に出力し、モータ5の回転速度を遅くす
る。このようにして終端近傍において磁気テープ1の走
行速度が減速される。
おいて、巻き取り側リール回転周期測定手段6の出力と
供給側リール回転周期測定手段7の出力から、巻き取り
側リール2と供給側リール3の回転周期の比を逐次算出
し、テープ巻き半径比算出手段11において算出された
終端における回転周期の比と比較する。両者の比の値の
差が所定の値以下になったときを終端近傍として制御信
号をモータ5に出力し、モータ5の回転速度を遅くす
る。このようにして終端近傍において磁気テープ1の走
行速度が減速される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、終端における回転周期の比を算出するた
めに、予め再生動作により磁気テープ1を走行させる必
要がある。これは、終端における回転周期の比を求める
ためには、磁気テープ1を既知の走行速度で走行させる
必要があるが、磁気テープ1を高速で送る場合には、モ
ータ5の回転数を一定にしても、磁気テープ1の巻き取
られた量により、テープ走行速度は一定にならないから
である。また、再生動作で終端における回転周期の比を
正確に求めるためには、磁気テープ1のたるみや巻き緩
みの影響を除去するためのテープ走行を行う必要があ
り、通常、数秒間の時間を必要とする。従って、高速に
磁気テープ1を送る前に、一旦、再生動作で測定するこ
ととなり、その分、時間がかかることになる。
来の構成では、終端における回転周期の比を算出するた
めに、予め再生動作により磁気テープ1を走行させる必
要がある。これは、終端における回転周期の比を求める
ためには、磁気テープ1を既知の走行速度で走行させる
必要があるが、磁気テープ1を高速で送る場合には、モ
ータ5の回転数を一定にしても、磁気テープ1の巻き取
られた量により、テープ走行速度は一定にならないから
である。また、再生動作で終端における回転周期の比を
正確に求めるためには、磁気テープ1のたるみや巻き緩
みの影響を除去するためのテープ走行を行う必要があ
り、通常、数秒間の時間を必要とする。従って、高速に
磁気テープ1を送る前に、一旦、再生動作で測定するこ
ととなり、その分、時間がかかることになる。
【0020】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、予め、磁気テープ1の走行速度が既知の再生動作に
より終端における回転周期の比を求めること無く、終端
近傍を検出し、磁気テープ1を高速で送る場合に終端近
傍で減速することのできる磁気テープ再生装置を提供す
ることを目的とする。
で、予め、磁気テープ1の走行速度が既知の再生動作に
より終端における回転周期の比を求めること無く、終端
近傍を検出し、磁気テープ1を高速で送る場合に終端近
傍で減速することのできる磁気テープ再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気テープ再生装置は、 (1) 符号化した主情報を複数のトラックに記録し符
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号のエンベロープを検出するエンベロープ検
波手段と、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期
を計測することにより前記磁気テープの走行速度を検出
するエンベロープ周期計測手段と、供給側リールの回転
周期を検出する供給側リール回転周期測定手段と、前記
エンベロープ周期計測手段の出力と前記供給側リール回
転周期測定手段の出力に基づき、前記磁気テープの残量
を算出するテープ残量算出手段と、前記テープ残量算出
手段の出力に応じて巻き取り側リールを駆動するモータ
とを備えている。 (2) 符号化した主情報を複数のトラックに記録し符
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号のエンベロープを検出するエンベロープ検
波手段と、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期
を計測することにより前記磁気テープの走行速度を検出
するエンベロープ周期計測手段と、巻き取り側リールの
回転周期を検出する巻き取り側リール回転周期測定手段
と、供給側リールの回転周期を検出する供給側リール回
転周期測定手段と、前記エンベロープ周期計測手段の出
力と前記巻き取り側リール回転周期測定手段の出力と前
記供給側リール回転周期測定手段の出力に基づき、前記
磁気テープの終端における前記巻き取り側リールと前記
供給側リールの回転周期の比を算出するテープ巻き半径
算出手段と、前記巻き取り側リール回転周期測定手段の
出力と前記供給側リール回転周期測定手段の出力と前記
テープ巻き半径比算出手段の出力に基づき終端近傍を検
出するテープ終端検出手段と、前記テープ終端検出手段
の出力に基づき巻き取り側リールを駆動するモータとを
備えている。
に本発明の磁気テープ再生装置は、 (1) 符号化した主情報を複数のトラックに記録し符
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号のエンベロープを検出するエンベロープ検
波手段と、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期
を計測することにより前記磁気テープの走行速度を検出
するエンベロープ周期計測手段と、供給側リールの回転
周期を検出する供給側リール回転周期測定手段と、前記
エンベロープ周期計測手段の出力と前記供給側リール回
転周期測定手段の出力に基づき、前記磁気テープの残量
を算出するテープ残量算出手段と、前記テープ残量算出
手段の出力に応じて巻き取り側リールを駆動するモータ
とを備えている。 (2) 符号化した主情報を複数のトラックに記録し符
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号のエンベロープを検出するエンベロープ検
波手段と、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期
を計測することにより前記磁気テープの走行速度を検出
するエンベロープ周期計測手段と、巻き取り側リールの
回転周期を検出する巻き取り側リール回転周期測定手段
と、供給側リールの回転周期を検出する供給側リール回
転周期測定手段と、前記エンベロープ周期計測手段の出
力と前記巻き取り側リール回転周期測定手段の出力と前
記供給側リール回転周期測定手段の出力に基づき、前記
磁気テープの終端における前記巻き取り側リールと前記
供給側リールの回転周期の比を算出するテープ巻き半径
算出手段と、前記巻き取り側リール回転周期測定手段の
出力と前記供給側リール回転周期測定手段の出力と前記
テープ巻き半径比算出手段の出力に基づき終端近傍を検
出するテープ終端検出手段と、前記テープ終端検出手段
の出力に基づき巻き取り側リールを駆動するモータとを
備えている。
【0022】
【作用】本発明は上記した構成により、 (1) エンベロープ検波手段により、補助情報の再生
信号のエンベロープを検出し、エンベロープ周期計測手
段によりエンベロープ周期を計測することによりテープ
速度を算出し、この算出したテープ速度と供給側リール
回転周期測定手段により測定した供給側リール回転周期
から磁気テープの終端近傍をテープ残量算出手段により
検出することにより、予め、再生動作で終端における回
転周期の比を求めること無く終端近傍を検出し、減速す
ることができる。 (2) エンベロープ検波手段により、補助情報の再生
信号のエンベロープを検出し、エンベロープ周期計測手
段によりエンベロープ周期を計測することによりテープ
速度を算出し、この算出したテープ速度と巻き取り側リ
ール回転周期測定手段により測定した巻き取り側リール
回転周期と供給側リール回転周期測定手段により測定し
た供給側リール回転周期から磁気テープの終端における
巻き取り側リールと供給側リールの回転周期の比をテー
プ巻き半径比算出手段において算出し、巻き取り側リー
ル回転周期測定手段と供給側リール回転周期測定手段に
より測定した回転周期の比を、テープ巻き半径算出手段
において算出した磁気テープ終端における回転周期の比
を逐次比較することにより、予め、再生動作で終端にお
ける回転周期の比を求めること無く、また終端近傍で未
記録の磁気テープにおいても終端近傍を検出し、減速す
ることができる。
信号のエンベロープを検出し、エンベロープ周期計測手
段によりエンベロープ周期を計測することによりテープ
速度を算出し、この算出したテープ速度と供給側リール
回転周期測定手段により測定した供給側リール回転周期
から磁気テープの終端近傍をテープ残量算出手段により
検出することにより、予め、再生動作で終端における回
転周期の比を求めること無く終端近傍を検出し、減速す
ることができる。 (2) エンベロープ検波手段により、補助情報の再生
信号のエンベロープを検出し、エンベロープ周期計測手
段によりエンベロープ周期を計測することによりテープ
速度を算出し、この算出したテープ速度と巻き取り側リ
ール回転周期測定手段により測定した巻き取り側リール
回転周期と供給側リール回転周期測定手段により測定し
た供給側リール回転周期から磁気テープの終端における
巻き取り側リールと供給側リールの回転周期の比をテー
プ巻き半径比算出手段において算出し、巻き取り側リー
ル回転周期測定手段と供給側リール回転周期測定手段に
より測定した回転周期の比を、テープ巻き半径算出手段
において算出した磁気テープ終端における回転周期の比
を逐次比較することにより、予め、再生動作で終端にお
ける回転周期の比を求めること無く、また終端近傍で未
記録の磁気テープにおいても終端近傍を検出し、減速す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施例における磁気
テープ再生装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1は磁気テープ、2は巻き取り側リール、3は
供給側リール、4は再生ヘッド、5はモータ、7は供給
側リール回転周期測定手段、13はピンチローラ、14
はキャプスタンであり、これらは従来例と同じものであ
る。8はエンベロープ検波手段、9はエンベロープ周期
測定手段、10はテープ残量算出手段である。図2はエ
ンベロープ検波手段8の入出力信号を示す波形図であ
る。
テープ再生装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1は磁気テープ、2は巻き取り側リール、3は
供給側リール、4は再生ヘッド、5はモータ、7は供給
側リール回転周期測定手段、13はピンチローラ、14
はキャプスタンであり、これらは従来例と同じものであ
る。8はエンベロープ検波手段、9はエンベロープ周期
測定手段、10はテープ残量算出手段である。図2はエ
ンベロープ検波手段8の入出力信号を示す波形図であ
る。
【0025】以上のように構成された本実施例の磁気テ
ープ再生装置について、以下その動作について説明す
る。
ープ再生装置について、以下その動作について説明す
る。
【0026】磁気テープ1に記録された信号は、従来例
において図5を参照して説明したものと同じであり、ま
た、磁気テープ1の走行についても従来例と同じであ
る。
において図5を参照して説明したものと同じであり、ま
た、磁気テープ1の走行についても従来例と同じであ
る。
【0027】磁気テープ1を高速で送る際に、終端近傍
で減速動作をするための終端近傍の検出方法について述
べる。磁気テープ1を高速で送るときには、ピンチロー
ラ13は磁気テープ1に圧着せず、モータ5で巻き取り
側リール2を回転することにより磁気テープ1を巻き取
る。再生ヘッド4は磁気テープ1に記録された磁気信号
を電気信号に変換し再生信号を得る。エンベロープ検波
手段8の動作について、図2を参照しながら説明する。
図2(a)は、再生ヘッド4の出力信号のうち補助情報
が記録されたトラックの再生信号であり、エンベロープ
検波手段8に入力する信号である。補助情報は間欠的
に、記録部と未記録部が等間隔に記録されている。エン
ベロープ検波手段8では、低域通過フィルタ等により入
力した信号の包絡線を検出し、2値化することによっ
て、図2(b)に示す信号を出力する。こうして記録部
と未記録部を検出することができる。エンベロープ周期
測定手段9は、エンベロープ検波手段8の出力信号の立
ち上がりを検出し、カウンタ等で時間間隔を計測するこ
とによって図2(b)に示す周期Taを測定する。この
ときの測定は、数回測定した後の平均の値を用いること
により、磁気テープ1の走行むら等による誤差を排除で
きる。また、補助情報は、楽曲の開始点等では、記録部
の長さが通常よりも長くなるように記録されているが、
このときのエンベロープ検波手段8の出力に基づき磁気
テープ1の走行速度を算出すると誤りを生じる。従っ
て、周期測定を数回行う際に値の判定を行い区別する必
要がある。記録部の長さが通常よりも長くなる場合に
は、2倍以上の長さになるため十分識別が可能である。
ここで、磁気テープ1に記録された補助情報の記録部の
長さの測定結果が図5(b)に示すようにLaであると
すると、磁気テープ1の走行速度Vtは(数6)で算出
される。
で減速動作をするための終端近傍の検出方法について述
べる。磁気テープ1を高速で送るときには、ピンチロー
ラ13は磁気テープ1に圧着せず、モータ5で巻き取り
側リール2を回転することにより磁気テープ1を巻き取
る。再生ヘッド4は磁気テープ1に記録された磁気信号
を電気信号に変換し再生信号を得る。エンベロープ検波
手段8の動作について、図2を参照しながら説明する。
図2(a)は、再生ヘッド4の出力信号のうち補助情報
が記録されたトラックの再生信号であり、エンベロープ
検波手段8に入力する信号である。補助情報は間欠的
に、記録部と未記録部が等間隔に記録されている。エン
ベロープ検波手段8では、低域通過フィルタ等により入
力した信号の包絡線を検出し、2値化することによっ
て、図2(b)に示す信号を出力する。こうして記録部
と未記録部を検出することができる。エンベロープ周期
測定手段9は、エンベロープ検波手段8の出力信号の立
ち上がりを検出し、カウンタ等で時間間隔を計測するこ
とによって図2(b)に示す周期Taを測定する。この
ときの測定は、数回測定した後の平均の値を用いること
により、磁気テープ1の走行むら等による誤差を排除で
きる。また、補助情報は、楽曲の開始点等では、記録部
の長さが通常よりも長くなるように記録されているが、
このときのエンベロープ検波手段8の出力に基づき磁気
テープ1の走行速度を算出すると誤りを生じる。従っ
て、周期測定を数回行う際に値の判定を行い区別する必
要がある。記録部の長さが通常よりも長くなる場合に
は、2倍以上の長さになるため十分識別が可能である。
ここで、磁気テープ1に記録された補助情報の記録部の
長さの測定結果が図5(b)に示すようにLaであると
すると、磁気テープ1の走行速度Vtは(数6)で算出
される。
【0028】
【数6】
【0029】こうして、磁気テープ1が高速で送られて
いるときの磁気テープ1の走行速度を得ることができ
る。エンベロープ周期測定手段9は、入力した信号の周
期Taを計測し、磁気テープ1の走行速度Vtを算出し
出力する。供給側リール回転周期測定手段7は供給側リ
ール3の回転周期T2を測定する。回転周期は、供給側
リール3にその回転数に応じた周波数を発生する周波数
発生器等を設けることによりパルスを発生させ、その周
期を測定する。テープ残量算出手段10は、エンベロー
プ周期測定手段9の出力と供給側リール回転周期測定手
段7の出力から終端近傍を検出する。テープ残量算出手
段10の動作を、従来例での説明に用いた図7を用いて
説明する。供給側ハブ31に巻き取られた磁気テープ1
の半径R2は、エンベロープ周期測定手段9で測定され
た磁気テープ1の走行速度Vtと、供給側リール回転周
期測定手段7により測定された供給側リール3の回転周
期T2から(数2)で算出される。
いるときの磁気テープ1の走行速度を得ることができ
る。エンベロープ周期測定手段9は、入力した信号の周
期Taを計測し、磁気テープ1の走行速度Vtを算出し
出力する。供給側リール回転周期測定手段7は供給側リ
ール3の回転周期T2を測定する。回転周期は、供給側
リール3にその回転数に応じた周波数を発生する周波数
発生器等を設けることによりパルスを発生させ、その周
期を測定する。テープ残量算出手段10は、エンベロー
プ周期測定手段9の出力と供給側リール回転周期測定手
段7の出力から終端近傍を検出する。テープ残量算出手
段10の動作を、従来例での説明に用いた図7を用いて
説明する。供給側ハブ31に巻き取られた磁気テープ1
の半径R2は、エンベロープ周期測定手段9で測定され
た磁気テープ1の走行速度Vtと、供給側リール回転周
期測定手段7により測定された供給側リール3の回転周
期T2から(数2)で算出される。
【0030】こうして算出した、供給側ハブ31に巻き
取られた磁気テープ1の半径R2と、予め既知の値であ
る供給側ハブ側31の半径R0とを比較し、R2とR0
の差が所定の値以下になったときに制御信号をモータ5
に出力する。モータ5は、テープ残量算出手段10の制
御信号に基づき、回転速度を遅くする。このようにし
て、磁気テープ1が高速に送られているときに終端近傍
において磁気テープ1の走行速度を減速することができ
る。
取られた磁気テープ1の半径R2と、予め既知の値であ
る供給側ハブ側31の半径R0とを比較し、R2とR0
の差が所定の値以下になったときに制御信号をモータ5
に出力する。モータ5は、テープ残量算出手段10の制
御信号に基づき、回転速度を遅くする。このようにし
て、磁気テープ1が高速に送られているときに終端近傍
において磁気テープ1の走行速度を減速することができ
る。
【0031】次に、本発明の第2の実施例について述べ
る。図3は本発明の第2の実施例における磁気テープ再
生装置のブロック図である。図3において、1は磁気テ
ープ、2は巻き取り側リール、3は供給側リール、4は
再生ヘッド、5はモータ、6は巻き取り側リール回転周
期測定手段、7は供給側リール回転周期測定手段、11
はテープ巻き半径比算出手段、12はテープ終端検出手
段、13はピンチローラ、14はキャプスタンであり、
これらは従来例と同じものである。8はエンベロープ検
波手段、9はエンベロープ周期測定手段であり、これら
は第1の実施例と同じものである。
る。図3は本発明の第2の実施例における磁気テープ再
生装置のブロック図である。図3において、1は磁気テ
ープ、2は巻き取り側リール、3は供給側リール、4は
再生ヘッド、5はモータ、6は巻き取り側リール回転周
期測定手段、7は供給側リール回転周期測定手段、11
はテープ巻き半径比算出手段、12はテープ終端検出手
段、13はピンチローラ、14はキャプスタンであり、
これらは従来例と同じものである。8はエンベロープ検
波手段、9はエンベロープ周期測定手段であり、これら
は第1の実施例と同じものである。
【0032】以上のように構成された本実施例の磁気テ
ープ再生装置について説明する。磁気テープ1に記録さ
れた信号は、従来例において図5を参照して説明したも
のと同じであり、また、磁気テープ1の走行についても
従来例と同じである。
ープ再生装置について説明する。磁気テープ1に記録さ
れた信号は、従来例において図5を参照して説明したも
のと同じであり、また、磁気テープ1の走行についても
従来例と同じである。
【0033】磁気テープ1を高速で送る際に、終端近傍
で減速動作をするための終端近傍の検出方法について述
べる。磁気テープ1を高速で送るときには、ピンチロー
ラ13は磁気テープ1に圧着せず、モータ5で巻き取り
側リール2を回転することにより磁気テープ1を巻き取
る。再生ヘッド4は磁気テープ1に記録された磁気信号
を電気信号に変換し再生信号を得る。エンベロープ検波
手段8、及びエンベロープ周期測定手段9の動作は、第
1の実施例において、図2を参照しながら説明したもの
と同じである。磁気テープ1を高速で送るときの再生ヘ
ッド4の出力信号から、エンベロープ検波手段8、及び
エンベロープ周期測定手段9により、磁気テープ1の走
行速度Vtを得る。巻き取り側リール回転周期測定手段
6は巻き取り側リール2の回転周期T1を測定する。回
転周期は、巻き取り側リール2にその回転数に応じた周
波数を発生する周波数発生器等を設けることにより測定
する。同様にして、供給側リール回転周期測定手段7は
供給側リール3の回転周期T2を測定する。テープ巻き
半径比算出手段11では、巻き取り側リール回転周期測
定手段6、供給側リール回転周期測定手段7の出力、及
びテープ速度入力値から、磁気テープ1が終端まで巻き
取られたときの、巻き取り側リール2と供給側リール3
のそれぞれの回転周期を算出する。この方法について
は、従来例において図7を参照しながら説明したのと同
様である。終端における巻き取り側リール2と供給側リ
ール3の回転周期の比は、(数5)で算出され、テープ
巻き半径比算出手段11では、エンベロープ周期測定手
段9にて算出されたテープ速度と、巻き取り側リール2
の回転周期と、供給側リール3の回転周期より、巻き取
り側リール2と供給側リール3の終端における回転周期
の比を算出する。
で減速動作をするための終端近傍の検出方法について述
べる。磁気テープ1を高速で送るときには、ピンチロー
ラ13は磁気テープ1に圧着せず、モータ5で巻き取り
側リール2を回転することにより磁気テープ1を巻き取
る。再生ヘッド4は磁気テープ1に記録された磁気信号
を電気信号に変換し再生信号を得る。エンベロープ検波
手段8、及びエンベロープ周期測定手段9の動作は、第
1の実施例において、図2を参照しながら説明したもの
と同じである。磁気テープ1を高速で送るときの再生ヘ
ッド4の出力信号から、エンベロープ検波手段8、及び
エンベロープ周期測定手段9により、磁気テープ1の走
行速度Vtを得る。巻き取り側リール回転周期測定手段
6は巻き取り側リール2の回転周期T1を測定する。回
転周期は、巻き取り側リール2にその回転数に応じた周
波数を発生する周波数発生器等を設けることにより測定
する。同様にして、供給側リール回転周期測定手段7は
供給側リール3の回転周期T2を測定する。テープ巻き
半径比算出手段11では、巻き取り側リール回転周期測
定手段6、供給側リール回転周期測定手段7の出力、及
びテープ速度入力値から、磁気テープ1が終端まで巻き
取られたときの、巻き取り側リール2と供給側リール3
のそれぞれの回転周期を算出する。この方法について
は、従来例において図7を参照しながら説明したのと同
様である。終端における巻き取り側リール2と供給側リ
ール3の回転周期の比は、(数5)で算出され、テープ
巻き半径比算出手段11では、エンベロープ周期測定手
段9にて算出されたテープ速度と、巻き取り側リール2
の回転周期と、供給側リール3の回転周期より、巻き取
り側リール2と供給側リール3の終端における回転周期
の比を算出する。
【0034】この回転周期の比の値の算出は、磁気テー
プ1を高速で送る間に1度行えばよく、磁気テープ1が
走行中に常時行う必要はない。テープ巻き半径比算出手
段11において、巻き取り側リール2と供給側リール3
の終端における回転周期の比が算出された後、テープ終
端検出手段12では、巻き取り側リール回転周期測定手
段6の出力と供給側リール回転周期測定手段7の出力か
ら、巻き取り側リール2と供給側リール3の回転周期の
比を逐次算出し、テープ巻き半径比算出手段11におい
て算出された終端における回転周期の比と比較する。両
者の値の差が所定の値以下になったとき制御信号をモー
タ5に出力する。モータ5は、テープ終端検出手段12
の制御信号に基づき、回転速度を遅くする。このように
して、磁気テープ1が高速に送られているときに終端近
傍において磁気テープ1の走行速度を減速することがで
きる。
プ1を高速で送る間に1度行えばよく、磁気テープ1が
走行中に常時行う必要はない。テープ巻き半径比算出手
段11において、巻き取り側リール2と供給側リール3
の終端における回転周期の比が算出された後、テープ終
端検出手段12では、巻き取り側リール回転周期測定手
段6の出力と供給側リール回転周期測定手段7の出力か
ら、巻き取り側リール2と供給側リール3の回転周期の
比を逐次算出し、テープ巻き半径比算出手段11におい
て算出された終端における回転周期の比と比較する。両
者の値の差が所定の値以下になったとき制御信号をモー
タ5に出力する。モータ5は、テープ終端検出手段12
の制御信号に基づき、回転速度を遅くする。このように
して、磁気テープ1が高速に送られているときに終端近
傍において磁気テープ1の走行速度を減速することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、 (1) 符号化した主情報を複数のトラックに記録し符
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号の包絡線をエンベロープ検波手段により検
出し、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期をエ
ンベロープ周期計測手段により測定することにより、前
記磁気テープの走行速度を検出し、供給側リール回転周
期測定手段により測定した供給側リールの回転周期と、
前記エンベロープ周期計測手段で検出した前記磁気テー
プ走行速度に基づき、前記磁気テープの残量をテープ残
量算出手段により算出することにより、前記磁気テープ
の残量が所定の値以下になったときに巻き取り側リール
を駆動するモータの回転速度を遅くすることにより、予
め、再生動作で終端における回転周期の比を求めること
無く終端近傍を検出し、減速することができる。 (2) 符号化した主情報を複数のトラックに記録し符
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号の包絡線をエンベロープ検波手段により検
出し、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期をエ
ンベロープ周期計測手段により測定することにより、前
記磁気テープの走行速度を検出し、巻き取り側リール回
転周期測定手段と供給側リール回転周期測定手段により
両リールの回転周期を測定し、テープ巻き半径算出手段
により、前記両リールの回転周期と前記エンベロープ周
期計測手段で検出した前記磁気テープ走行速度に基づ
き、前記磁気テープの終端における前記巻き取り側リー
ルと前記供給側リールの回転周期の比を算出し、この算
出した終端における回転周期の比と、前記巻き取り側リ
ール回転周期と前記供給側リール回転周期の比を逐次比
較することにより、両者の比の値の差が所定の値以下に
なったときに巻き取り側リールを駆動するモータの回転
速度を遅くすることにより、予め、再生動作で終端にお
ける回転周期の比を求めること無く、また、終端近傍に
おいて未記録部となり再生信号が無い場合においても、
終端近傍を検出し、減速することができる。
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号の包絡線をエンベロープ検波手段により検
出し、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期をエ
ンベロープ周期計測手段により測定することにより、前
記磁気テープの走行速度を検出し、供給側リール回転周
期測定手段により測定した供給側リールの回転周期と、
前記エンベロープ周期計測手段で検出した前記磁気テー
プ走行速度に基づき、前記磁気テープの残量をテープ残
量算出手段により算出することにより、前記磁気テープ
の残量が所定の値以下になったときに巻き取り側リール
を駆動するモータの回転速度を遅くすることにより、予
め、再生動作で終端における回転周期の比を求めること
無く終端近傍を検出し、減速することができる。 (2) 符号化した主情報を複数のトラックに記録し符
号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録した磁気
テープの再生において、前記補助情報を記録したトラッ
クの再生信号の包絡線をエンベロープ検波手段により検
出し、前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期をエ
ンベロープ周期計測手段により測定することにより、前
記磁気テープの走行速度を検出し、巻き取り側リール回
転周期測定手段と供給側リール回転周期測定手段により
両リールの回転周期を測定し、テープ巻き半径算出手段
により、前記両リールの回転周期と前記エンベロープ周
期計測手段で検出した前記磁気テープ走行速度に基づ
き、前記磁気テープの終端における前記巻き取り側リー
ルと前記供給側リールの回転周期の比を算出し、この算
出した終端における回転周期の比と、前記巻き取り側リ
ール回転周期と前記供給側リール回転周期の比を逐次比
較することにより、両者の比の値の差が所定の値以下に
なったときに巻き取り側リールを駆動するモータの回転
速度を遅くすることにより、予め、再生動作で終端にお
ける回転周期の比を求めること無く、また、終端近傍に
おいて未記録部となり再生信号が無い場合においても、
終端近傍を検出し、減速することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における磁気テープ再生
装置の構成を示すブロック図
装置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例におけるエンベロープ検波手段
の入出力信号を示す波形図
の入出力信号を示す波形図
【図3】本発明の第2の実施例における磁気テープ再生
装置の構成を示すブロック図
装置の構成を示すブロック図
【図4】従来例における磁気テープ再生装置の構成を示
すブロック図
すブロック図
【図5】同従来例における磁気テープの記録信号の構成
を示す説明図
を示す説明図
【図6】同従来例におけるモータの回転速度の変化を示
す特性図
す特性図
【図7】同従来例における磁気テープの巻き取られた状
態を示す略式平面図
態を示す略式平面図
1 磁気テープ 2 巻き取り側リール 3 供給側リール 4 再生ヘッド 5 モータ 6 巻き取り側リール回転周期測定手段 7 供給側リール回転周期測定手段 8 エンベロープ検波手段 9 エンベロープ周期測定手段 10 テープ残量算出手段 11 テープ巻き半径比算出手段 12 テープ終端検出手段 13 ピンチローラ 14 キャプスタン
Claims (2)
- 【請求項1】 符号化した主情報を複数のトラックに記
録し符号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録し
た磁気テープを再生する磁気テープ再生装置であって、 前記補助情報を記録したトラックの再生信号のエンベロ
ープを検出するエンベロープ検波手段と、 前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期を計測する
ことにより前記磁気テープの走行速度を計測するエンベ
ロープ周期計測手段と、 供給側リールの回転周期を測定する供給側リール回転周
期測定手段と、 前記エンベロープ周期計測手段の出力と前記供給側リー
ル回転周期測定手段の出力に基づきテープ残量を算出す
るテープ残量算出手段と、 前記テープ残量算出手段の出力に応じて巻き取り側リー
ルを駆動するモータとを有し、 前記テープ残量検出手段においてテープ残量が所定の値
以下になったことを検知し前記モータの回転速度を遅く
する磁気テープ再生装置。 - 【請求項2】 符号化した主情報を複数のトラックに記
録し符号化した補助情報を1つのトラックに間欠記録し
た磁気テープを再生する磁気テープ再生装置であって、 前記補助情報を記録したトラックの再生信号のエンベロ
ープを検出するエンベロープ検波手段と、 前記エンベロープ検波手段の出力信号の周期を計測する
ことにより前記磁気テープの走行速度を計測するエンベ
ロープ周期計測手段と、 供給側リールの回転周期を測定する供給側リール回転周
期測定手段と、 巻き取り側リールの回転周期を測定する巻き取りリール
回転周期測定手段と、 前記エンベロープ周期計測手段の出力と前記供給側リー
ル回転周期測定手段の出力と前記巻き取り側リール回転
周期測定手段の出力に基づき前記両リールのテープの巻
き半径比の最大値を算出するテープ巻き半径比算出手段
と、 前記テープ巻き半径比算出手段の出力と前記供給側リー
ル回転周期測定手段の出力と前記巻き取り側リール回転
周期測定手段の出力に基づきテープ終端を検出するテー
プ終端検出手段と、 前記テープ終端検出手段の出力に応じて巻き取り側リー
ルを駆動するモータとを有し、 前記テープ終端検出手段において前記供給側リール回転
周期測定手段の出力と前記巻き取り側リール回転周期測
定手段の出力から算出したテープの巻き取り比と前記テ
ープ巻き半径比算出手段の出力とを比較し所定の値以下
になったことを検知し前記モータの回転速度を遅くする
磁気テープ再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121262A JPH06333302A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 磁気テープ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121262A JPH06333302A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 磁気テープ再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333302A true JPH06333302A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14806905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5121262A Pending JPH06333302A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 磁気テープ再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06333302A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487788B1 (ko) * | 2002-03-07 | 2005-05-06 | 엘지전자 주식회사 | 자기기록재생기 고속감기모드의 테이프감속제어방법 |
JP2013530483A (ja) * | 2010-07-23 | 2013-07-25 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | テープ・ドライブの速度制御 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5121262A patent/JPH06333302A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100487788B1 (ko) * | 2002-03-07 | 2005-05-06 | 엘지전자 주식회사 | 자기기록재생기 고속감기모드의 테이프감속제어방법 |
JP2013530483A (ja) * | 2010-07-23 | 2013-07-25 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | テープ・ドライブの速度制御 |
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