JPH0633282Y2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH0633282Y2
JPH0633282Y2 JP11046387U JP11046387U JPH0633282Y2 JP H0633282 Y2 JPH0633282 Y2 JP H0633282Y2 JP 11046387 U JP11046387 U JP 11046387U JP 11046387 U JP11046387 U JP 11046387U JP H0633282 Y2 JPH0633282 Y2 JP H0633282Y2
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JP
Japan
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cavity
air passage
humidity sensor
exhaust port
microwave oven
Prior art date
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JP11046387U
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JPS6416514U (ja
Inventor
浩之 上橋
敦 大西
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は電子レンジに関し、さらに詳細にいえば、湿
度センサによる湿度検知と温度プローブによる温度検知
とを、メニューに応じて選択的に行なわせて加熱を制御
する電子レンジに関する。
〈従来の技術〉 従来より、電子レンジとして、調理時間をタイマ等の時
限手段によって制御する方式のものが提供されている。
ところが、この時限制御方式のものについては、食品の
種類、容量、加熱前の初期温度等に応じて、調理時間を
選択する必要があるので、加熱の過不足を生じ易という
欠点がある。
このため、キャビティ(加熱調理室)の排気口に配置さ
れた湿度センサによって調理の終了を検知するもの(例
えば特公昭58-3170号公報参照)、キャビティ内に温度
プローブを挿入することによって調理の終了を検知する
もの、これら湿度センサと温度プローブとを併用するも
の等が提供されている。
上記湿度検知方式のものについては、食品の大半が調理
終了直前において蒸気を急激に放出するという特性を示
す点に着目したものであり、上記水蒸気の放出を湿度セ
ンサによって検出し、当該検出後食品が適切に仕上がる
までの余裕時間を見込んで調理を完了させるものであ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、少なくとも上記湿度センサを装備する電子レ
ンジについては、送風ファンによる風を多数の吸気口を
通してキャビティ内に導入することにより、キャビティ
内に複数の風路を形成し、調理食品が放出した蒸気を上
記複数の風路に乗せて、キャビティ内に滞留させること
なく排出することにより、調理の終了を安定的に検知す
る構成が採用されている。したがって、送風ファンによ
る風を、各吸気口に送るための専用のダクトが必要であ
り、構造が複雑化し、製品コストが高くつくという問題
があった。
〈考案の目的〉 この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
湿度センサと温度プローブとを併用するタイプの電子レ
ンジに適用され、簡単な構造にてキャビティ内に複数の
風路を構成することができ、湿度検知を安定的に行なう
ことができる低コストの電子レンジを提供することを目
的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この考案の電子レンジ
は、湿度センサによる湿度検知と温度プローブによる温
度検知とを、メニューに応じて選択的に行なわせて加熱
を制御する電子レンジであって、送風ファンからの風
を、吸気口を通してキャビティ内に導入した後、キャビ
ティの所定部に形成された排気口を通して排気する主風
路と、温度プローブをキャビティ内に挿入する開口部を
通してキャビティ内に導入した後、上記排気口を通して
排気する補助風路とが設けられており、上記湿度センサ
は、上記主風路中に配置されているものである。
〈作用〉 上記の構成の電子レンジであれば、主風路と補助風路と
による2系統によって、調理食品が放出した蒸気をキャ
ビティ外に排出することができるので、キャビティに蒸
気が滞留するのを防止することができる。しかも、湿度
センサが上記主風路中に配置されているので、当該湿度
センサにより上記調理食品が放出した蒸気を検出するこ
とができ、これにより、調理の終了を安定的に検知する
ことができる。さらに、補助風路が、温度プローブを挿
入するための開口部を利用して構成されているので、補
助風路を付加するためのコストをほとんど不要にするこ
とができる。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第2図はこの考案の電子レンジを示す一部欠截正面図で
あり、本体(1)の内部にキャビティ(2)が形成されてお
り、当該ギャビティ(2)の上部には、スタラー室(10)が
区画されている。さらに、キャビティ(2)の前面に開閉
自在な扉(3)が設けられている。また、本体(1)の右側内
部には、マイクロ波を発振するマグネトロン(4)が設け
られており、その下方には高圧トランス(5)が設けられ
ており、上記マグネトロン(4)の背後には、送風ファン
(6)が設けられている。
第3図〜第5図も参照して、上記本体(1)の内部には、
送風ファン(6)によって発生させた風のうちの、マグネ
トロン(4)の周囲を通過した風を、第1の吸気ダクト(7)
に集め、上記スタラー室(10)の前面寄り右側面(10b)お
よび前面寄り右上面(10c)にそれぞれ形成された複数の
透孔からなる吸気口(8)(9)を通してスタラー室(10)に導
くとともに、スタラー室(10)の上面左側に形成された複
数の透孔からなる排気口(11)、およびキャビティ(2)の
左側壁(2a)と本体(1)の左側壁(1a)との隙間を通して本
体(1)の底板(1b)に形成された排気口(12)に導く第1の
風路(A)と、マグネトロン(4)と高圧トランス(5)との間
を透過した風を、吸気ダクト(13)、およびキャビティ
(2)の前面寄り右側面に設けられた吸気口(14)を通して
キャビティ(2)の内部へ導くとともに、キャビティ(2)の
左側壁(2a)の内奥部に設けられた排気口(15)、および該
排気口(15)から本体(1)の底板(1b)側にかけて設けられ
た排気通路(16)を通して底板(1b)の排気口(12)に導く第
2の風路(B)と、上記送風ファン(6)に近接させてキャビ
ティ(2)の右側壁(2b)に形成された開口部(18)を通し
て、当該送風ファン(6)からの風をキャビティ(2)の内部
へ導くとともに、上記キャビティ(2)の排気口(15)およ
び排気通路(16)を通して底板(1b)の排気口(12)に導く第
3の風路(C)が形成されている(特に第1図参照)。な
お、上記吸気口(8),(9)および(14)、並びに排気口(11)
および(15)は、パンチング穴により構成されている。上
記第2の風路(B)および第3の風路(C)は、キャビティ
(2)内に風を導入して排出する主風路、補助風路をそれ
ぞれ構成するものである。
したがって、上記第1の風路(A)を通る風によって、マ
グネトロン(4)を冷却することができるとともに、スタ
ラー室(10)のスタラー(10a)を回転させることができ
る。また、第2の風路(B)および第3の風路(C)を通る風
によって、食品から発生する水蒸気を底板(1b)の排気口
(12)から排気することができる。
上記補助風路としての第3の風路(C)を構成するための
開口部(18)は、図示しない温度プローブをキャビティ
(2)内に挿入したり、キャビティ(2)内から抜脱するため
の開口部を兼ねるものであり、このように、第3の風路
(C)を構成するための開口部(18)と、温度プローブ用の
開口部とを兼用することにより、第3の風路(C)を簡単
かつコスト的負担なしに構成することができる。
一方、前記排気通路(16)は、本体(1)の左側壁(1a)、キ
ャビティ(2)の左側壁(2a)、本体(1)の背面壁(1c)、およ
び上記本体(1)の左側壁(1a)とキャビティ(2)の左側壁(2
a)との間に介在された通風ガイド板(17)等によって構成
されているものであり、その底板(1b)側の所定部には、
第6図に示すように、排気中の絶対湿度を検出する絶対
湿度センサ(20)が配置されている。この絶対湿度センサ
(20)は、乾球感温素子(20a)と湿球感温素子(20b)とを有
するものであり、これら温素子(20a)(20b)は金網(20c)
によって覆われている。また、上記絶対湿度センサ(20)
の端子部(20d)は、シールドカバー(20e)によって覆われ
ているとともに、リード線としてシールド線(20f)が用
いられており、漏洩マイクロ波によるノイズの影響をよ
り少なくできるように配慮されている。
また、上記絶対湿度センサ(20)は、底板(1b)に取付けら
れた台状の支持部材(21)によって浮揚状態に支持されて
おり、排気通路(16)は上記支持部材(21)によって断面積
が絞られている。即ち、上記支持部材(21)は、湿度検知
に好適な排気流を得るための整風板としての機能の兼ね
備えている。
さらに、上記絶対湿度センサ(20)は、乾球感温素子(20
a)と湿球感温素子(20b)のそれぞれの中心を結ぶ線(X)
が、本体(1)の底板(1b)およびキャビティ(2)の左側壁(2
a)に対して平行になるように配置されている。これは、
排気通路(16)のうち、本体(1)の左側壁(1a)側とキャビ
ティ(2)の左側壁(2a)側とでは、排気の風速が異なるこ
とから、上記乾球感温素子(20a)と湿球感温素子(20b)に
対して風を均一に当てるべく配慮したものである。ま
た、底板(1b)の排気口(12)は、通風ガイド板(17)よりも
前面寄りに形成されていることから、排気通路(16)のう
ち、本体(1)の背面壁(1c)側の風速が、通風ガイド板(1
7)よりも速くなる。したがって、第7図に示すように、
絶対湿度センサ(20)は、湿度検知をより迅速に行なわせ
るべく、通風ガイド板(17)寄りに配置されている。
以上の構成であれば、主として第2の風路(B)によっ
て、キャビティ(2)内の前面側の水蒸気を排気し、第3
の風路(C)によってキャビティ(2)の内奥部側の水蒸気を
排気することができる。したがって、キャビティ(2)内
の略全域から水蒸気を集めて排気することができるの
で、絶対湿度センサ(20)による湿度検知を確実かつ安定
的に行なわせることができる。しかも、第3の風路(C)
を構成するための開口部(18)が、送風ファン(6)に近接
する位置に設けられているので、当該開口部(18)が温度
プローブ挿入用の比較的小さい孔径のものであっても、
かなり強い風圧が得られることになり、キャビティ(2)
の内奥部に水蒸気が停滞するのを確実に防止することが
できる。
さらに、絶対湿度センサ(20)が、漏洩マイクロ波による
影響を受け難い本体(1)の底部側に配置されているの
で、漏洩マイクロ波によって湿度検知誤差が生じるのを
効果的に防止することができる。また、上記底部側は、
加熱調理時において温度が上昇し難いことから、絶対湿
度センサ(20)の温度特性に起因して出力誤差を生じるの
を防止することができる。しかも、絶対湿度センサ(20)
の配置箇所は、キャビティ(2)の排気口(15)から離反し
ており、排気の風向や風速が比較的安定しているので、
これら風速等の変化に起因して湿度センサの出力ドリフ
トが生じるのを抑制することができる。
なお、この考案の電子レンジは、上記実施例に限定され
るものでなく、例えば、絶対湿度センサ(20)を図示した
位置以外の排気通路中に設けること、絶対湿度センサ(2
0)に代えて、相対湿度センサ等の他の湿度センサを採用
すること等、この考案の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことができる。
〈考案の効果〉 以上のようにこの考案の電子レンジによれば、主風路と
補助風路とによって、キャビティ内に蒸気が滞留するの
を防止することができるので、湿度センサによる調理の
終了を確実かつ安定的に検知することができる。しか
も、補助風路が、温度プローブを挿入するための開口部
を利用して構成されているので、補助風路を付加するた
めのコスト的負担がほとんどなくなる。
したがって、簡単な構造にて、湿度検知を安定的に行な
うことができる低コストの電子レンジを提供することが
できるという特有の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電子レンジの内部構成を示す概略斜
視図、 第2図は一部欠截正面図、 第3図は一部欠截右側面図、 第4図は一部欠截左側面図、 第5図は一部欠截平面図、 第6図および第7図は要部断面図。 (2)……キャビティ、(18)……開口部、 (20)……絶対湿度センサ、 (B)……主風路としての第2の風路、 (C)……補助風路としての第3の風路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】湿度センサによる湿度検知と温度プローブ
    による温度検知とを、メニューに応じて選択的に行なわ
    せて加熱を制御する電子レンジにおいて、 送風ファンからの風を、吸気口を通してキャビティ内に
    導入した後、キャビティの所定部に形成された排気口を
    通して排気する主風路と、 温度プローブをキャビティ内に挿入する開口部を通して
    キャビティ内に導入した後、上記排気口を通して排気す
    る補助風路とが設けられており、 上記湿度センサは、上記主風路中に配置されていること
    を特徴とする電子レンジ。
JP11046387U 1987-07-17 1987-07-17 電子レンジ Expired - Lifetime JPH0633282Y2 (ja)

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JP11046387U JPH0633282Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17 電子レンジ

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JP11046387U JPH0633282Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17 電子レンジ

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JPS6416514U JPS6416514U (ja) 1989-01-27
JPH0633282Y2 true JPH0633282Y2 (ja) 1994-08-31

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JP11046387U Expired - Lifetime JPH0633282Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17 電子レンジ

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JP2584053B2 (ja) * 1989-04-19 1997-02-19 松下電器産業株式会社 自動加熱装置
JP5994107B2 (ja) * 2012-10-02 2016-09-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 高周波加熱調理器

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